温森おかゆ(まんじゅう)さんの日記
温森おかゆ(まんじゅう)さんが書いた日記の一覧を閲覧できます。
日記一覧
温森おかゆ(まんじゅう) | |
2025/01/05 00:29[web全体で公開] |
温森おかゆ(まんじゅう) | |
2025/01/04 23:52[web全体で公開] |
😶 ブラッドパス【Bloody night begins】 いやぁブラッドパスの体験卓を立ててみたけどやっぱり楽しいなぁ! プレイヤーが良かったのが一番大きいけど、コンセプトがうまく伝わって、それに乗っかってもらって楽しいなあ! 楽しいなあ! ブラッドパスは毎回ステキなバディを見られて嬉しいなあ! だけどやっぱり、吸血鬼モノのシステムなら、吸血鬼PCを体験できるシナリオがあったほうがいいのでは? じゃあどうするか? もう一本書くでしょ。 ……というわけで、ふたたびパッションで吸血鬼PC体験用のシナリオを作って募集をかけて「今度こそ来んやろ、ガハハ」してたら、なんと【愛・殺♡アンブッシュ!】でご一緒していたフライングカキフライさんが飛び込みで参加してくださったので、こちらも開催することができた。 こっちに出てくるのは、社会に馴染めず他者への他責思考と傲慢、復讐心だけを育て続けて悲しき怪物と化した、ちょっと生々しい小物悪党である。 今回は「ブッ飛ばして気持ちいい敵を作ることに定評のある」デ〇ズニー映画の分かりやすい悪役テイストから着想を得ている。 実際プレイしてみると、気持ちよくぶっ飛ばすにも種類があるなあと感じた。器の小ささを突きつけながらブッ飛ばすか、憐れみすらかけながら倒すかは人によって好みが分かれるところだろうから、ヴェクターの演じ方、そして倒され方は卓によって違いそうだ。 体験シナリオは、楽しいに越したことはない。楽しんでもらえれば、一緒に遊べる仲間が増えるかもしれないのだ。システムの雰囲気を知ってもらうことも大事だし、それはそれとして、ゲームである以上、楽しんでナンボだと思う。 【愛・殺♡アンブッシュ!】で体験し、なんとルールブックまで携えて再び卓に入って頂けたのは、私にとって無上の喜びだった。ついでに、シナリオコンセプトは分かりやすいに越したことはないな、という気づきもあった。 今回のバディは、美女に見まごう美貌を持つやんごとなき吸血鬼のお兄さんと、ヘタレだが正義感は人一倍の青年のペア! 背景に華が散るような美男子と、一般人的目線で物語を紡ぐ狂言回しのような助手的存在。 こちらもハンコ押しのようなお約束バディの形式だが、お約束ということは、誰もが愛した形でもあるということだ。 男の友情と正義と誇りの物語! こういうのも大好きだ! ◆人鬼血盟RPG ブラッドパスとは 同じ時間は生きられない、人間と吸血鬼のバディやチームとなって、吸血鬼を超えた敵、“業血鬼(ごうけつき)”と戦う吸血鬼モノTRPG。吸血シーンが必ずできるのは、吸血鬼モノ好きにはたまらないオマケ要素だろう。 ゲームに使用するのはトランプのため、少し特殊で、また見た目がいい。ロールプレイにもいくらか比重を置いたシステムなので、カッコいい、エモい掛け合いもどしどしできると素晴らしいシステムだ。 ◆シナリオトレーラー 極東の大都市、東京。 素知らぬ顔で行き交う人の群れ、その足元を塵が踊る、コンクリートジャングル。 あなたはまだ知らない。 息を潜めて生きていても、運命はすぐそこまで迫っていることを。 ある日、狂気の業血鬼ヴェクターが街に毒を撒いた。 その毒に侵された人間たちは軒並み倒れ伏し、その惨状の中生き残っていたのは、あなたを含め2人だけだった。 生き残ったあなたの体もまたヴェクターの毒に侵され、死へのカウントダウンは着々と迫る。 このまま為す術もなく死ぬ非情な宿命(さだめ)を課せられたあなたに、手を差し伸べたのは……。 人鬼血盟RPG [ブラッドパス] 「Bloody night begins」 ──血の軛(くびき)こそ、汝らの宿命(さだめ)。 ◆シャルマン・フォン・ツェルネ PL:フライングカキフライ 「緊張を自覚できているなら、君は上等な部類だ。それを自覚できなくなったとき、それが最も危険な状態だ。覚えておくといい」 「私の『親』は、私を愛した。私が、私自身の中にある闇と向き合い、それを受け入れるまでの時間をくれた。それが、つまるところ、彼と私の違いだろう」 透き通るほどに白い肌、細くたおやかな手足。一見して女性と見まごうばかりの美貌を持つ、誇り高き吸血鬼。 19世紀末に生を受け、愛を受けて育ったが、心無い盗人の手にかかり、愛する父母を亡くしてしまった。そのまま父母とともに殺される運命だったが、そんな彼を救った吸血鬼がいた。以来、彼はその吸血鬼の『子』として育てられ、弱き者たちを守るために東京の夜を駆けている。 吸血鬼になる前は溢れる愛を受けて育ち、愛を知っていたが……吸血鬼になったことで、『愛』という感情を忘れてしまった。定義は理解できても、実感したことはない。 優しい家族と過ごした大昔の時間は彼にとっては支えであり、宝物であるようだ。 プレイヤーのフライングカキフライさんは、今回はなんと! 【愛・殺♡アンブッシュ!】での体験からルールブックを買っていただき、ルールブックを携えてのご参加となった。ブラッドパスのセッションへの参加はこれで2回目ということもあり、序盤のシーンは寧ろGMの代わりにチュートリアルをしていただいたくらいである。 そして、【愛・殺♡アンブッシュ!】でもそうだったが、毎秒ロールプレイがカッコいい! そして、とても褒め上手で、GMとしても嬉しくなりながら、気持ちよくセッションをさせていただいた。 ◆森田 衛(もりた まもる) 「明日を掴むためだけじゃない……沢山の人の命がかかってるんです」 「オレの力は……守るためにあるんだっ!!」 新米のSID課員で、もともと警察官だったところを情熱を見込まれ、対鬼組織に異動となった。 かなりのヘタレで頼りないが、内に秘めた正義感は本物である。 彼には、憧れの先輩がいたのだが……その先輩は、ヴェクターとの戦いで命を落とす。彼はその先輩の持っていた武器と、シャルマンから授かった力を手に、ヴェクターと戦うこととなる。 まさに伝承から形を持ったような吸血鬼のシャルマンさんと対照的に、どこにでもいそうな日本の一般男性を据え置くことで、対比を作ったが、シャルマンさんがそんな必要なかったくらい素晴らしいキャラクターだったので、衛も引き立てられて素晴らしいセッションとなった。 いいキャラクターというのは、自分だけでなく、周りのキャラクターも魅力的にしていくものだと学ばせていただいた。
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2025/01/04 00:44[web全体で公開] |
😶 SW2.5【はじめてのおしごと】 初めてというのは、何事もフレッシュなものだ。初心者卓というのは、そういったフレッシュな気持ちを思い出し、初心に帰って楽しむことができるセッションである。 かつ、自分が先達から受け継いできた知識を、初心者と共有してもしもそれが役に立てたのなら、それは喜びにもなる。 今回参加した、この【はじめてのおしごと】も、そういった気持ちを楽しめる卓となっていた。 ◆トレーラー 冒険者となった君たちは、冒険者登録にたまたま居合わせた4人でパーティーを組んだ。 近隣地域を悩ませている蛮族退治の依頼を受けて調査に向かったところ、運悪く深い穴に落ちてしまい…… GMシマエナガさんの主催する今回の初心者対応卓。キャラクターは初期作成、シナリオ内容もある程度初心者向けに調整されているが、ところどころで行為判定やトラップのチュートリアルが挟まる、拡張性の高いシナリオだった。 初心者用シナリオとして、非常に完成度が高いのと、毎回の説明が丁寧なのは、流石シマエナガさんといったところ。 私はこの卓に、経験者枠としてご招待いただき、これを体験することができた。とはいってもソード・ワールドは未だに自信が無いので、初心者の皆さんと一緒に頭を悩ませつつ、失敗しつつ、プレイしていた。 ◆クグロフ PL:おかゆ エルフの妻を探して、世界を旅するドワーフの神官戦士。プリースト/ファイターという、ルールブックのサンプルキャラクターそのままの構成のため、薬草すら買うお金が残らないのと、探索技能がないのがネックだが、戦闘ではその防護点の高さで前線を守る、安定したアタッカーである。 殴られるのが仕事という、神官戦士の仕事は、きっちり果たすことができたと思う。ゴブリンの出目が良く、少数精鋭だったようで、ちょこちょこ死にかけた場面も散見されたが……。 ◆ココ・タピ PL:海洋鳥類 ギャルマインドでしたたかに生きる、グラスランナーのシューター/スカウト。 百発百中の自負は伊達ではない。安定した命中力と、クリティカルを見せる威力で、どんどんと敵の数を減らしていく後方アタッカーとしての役割をキッチリとこなす。また、スカウトとしての探索や、罠の解除などでも活躍していた。 ◆リノ・レッカー PL:ねあど 人間のコンジャラー/セージ/レンジャー。セージとして敵の弱点を見抜き、探索でも戦闘でも安定した活躍を見せる。コンジャラーの回復と支援にしっかりと頼らせていただいた。冒険中はとても仲間思いで優しい一面を見せるなど、微笑ましい癒しキャラクターでもあった。 ◆マキ・エスプレッサ PL:もみじ 高い回避力とフェンサー特有の火力のポテンシャルを遺憾なく発揮し、クグロフが庇い立つ影から鋭い一撃を敵に浴びせるエルフの軽戦士。RPGでも鉄板の重戦士と軽戦士の連携で、敵をなぎ倒していく。 キャラクターもココと並んで楽観的で明るい性格で、ガンコなクグロフおじさんと引っ込み思案のリノを引っ張る縁の下の力持ち的存在でもある。
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2024/12/30 00:17[web全体で公開] |
😶 動物への尊敬 不機嫌でシャーシャー言ってても、言葉ひとつで次の瞬間にはからっと機嫌を直せるこの切り替えの速さである。 旧ツイッターではよく動物園の動物の動画や画像をリポストしているので、日常的に動物は見ている。 そして、動物に対してなかなか真似出来ないな、と尊敬すら覚えるのは、朝機嫌が悪くても夕方にはすっかり忘れていそうな切り替えの速さと、欲望に忠実で言葉が通じなくても分かりやすい意思表示。 人間というものは、複雑すぎて時折こういった簡単なことすらできないこともあるのだ。 付き合うには動物くらいからっとした人間が付き合いやすかろうな、と、いつも思う。 そして、実際に実践していきたいのだ。
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2024/12/29 16:32[web全体で公開] |
😶 GMをやってみよう! ……と、YouTubeでF.E.A.R.が言ってた。 GMという役に抵抗がある人もいるだろうが、万事案ずるより産むが易し、それほど難しい事でもない。 しかしそう言うだけでは抵抗が拭えないのだろうから、ひとつひとつ解説していくとしよう。 ◆GMは難しい 難しい時もある、というのが率直な意見だ。どんな裁定をすべきかと迷った時に最終決定権を握っているのはGMだし、何か問題が起こった時に意見を纏め、折衷案を出し、全員を纏めるのは当然GMの役目で、いざという時にそこをやらない訳にはいかないのだから。 だがそんなこと、めったにあるものではないので、そこを言ったら杞憂というやつだ。 ◆GMは間違っちゃいけない そんな事を言い始めたらたぶん、誰もGMできない。GMが間違いをおかすことなんて日常茶飯事だ。GMが間違えた時の対処を、わざわざルールブックに記してあるシステムも多くある。 公式の商業リプレイの収録だって、実は間違うこともあるとご存知だろうか。F.E.A.R.はわざわざGMとは別にルールブック片手にルール間違いを指摘する係を配置してまで気を付けているのに、それでも間違うそうなのである。 人間、数百にわたるページの仔細を覚えてはいられない。だから全員ルールブック片手にゲームをするのだし、いざ間違えてもみんな寛容なものである。 私だって常々間違いだらけでやってきた。それでも楽しいんだから良いのである。間違ったってセッションは色褪せない。 ◆ルールを全部覚えなきゃダメ もちろんそんなことはない。繰り返すが、人間、天才でもない限り数百ページにわたるルールの仔細を覚えてはいられないのが当たり前なのだ。GMは当然そこをクリアしている超人ではない。 それができるならもう、ルールブックを一回読んだら売り払って手ぶらでGMしたっていいわけである。「GMをするならルールブックを必ず持たなければならない」というのが不文律となっている理由はここにある。 人間は絶対に、何回そのシステムをやり尽くそうが、ルールを全て覚えつくせることなどない。そんなことが出来る頭があるならもっと別のことに有効活用した方がいい。 ◆GMは準備がめんどくさい まさか、誰が見ても感嘆するような魅力的で美しいココフォリアルームを作らなければならないと思ってないだろうか? 当然そんなことはない。私に言わせれば、卓が立つなら背景も前景もいらないくらいである。部屋の質より卓の量だ。 元々TRPGなんてペンと紙とダイスと、ひと握りの想像力で構成されていたゲームだ。パソコンで色んな表現ができるようになったからって、無理してやる必要はどこにもないのではなかろうか? また、プレイヤーの日程調整や、BGMの準備だって……どうしてもGMがやらなければならないわけではない。皆で協力してセッションを作っていけばよいのだ。 ◆GMは全部責任がある そう、シナリオがつまらないのもGMのせいになるし、セッションがつまらないのも当然GMが下手だからだし……。な、わけは無い。 TRPGは少し特殊なゲームで、GM含む参加者全員が協力し、互いを思いやって作り上げていくものだ。セッションの楽しさはGMだけの力で作れるものではない。これはGMをする人にもよくある勘違いなのだが、GMがどれだけ頑張ろうと、上手かろうと、誰かひとりがそれを無駄にしようとすれば一瞬で出来てしまうのがTRPGの恐ろしいところなのである。 ◆GMはシナリオを書けないといけない 一昔前は、あながち間違いでもなかったようである。なにせ今のようにネットにごろごろと誰かが作ったシナリオが転がってはいなかったから、公式のシナリオを細々と回す以外は、自分でストーリーを考え出して、自分でシナリオを作って回すしか、新しい冒険をする手段はなかったようなもの。 だが今は違う。有名なシステムであれば誰かが作ったシナリオがTALTOやpixivにゴロゴロ転がっている。それをちょちょいっと調整して回せばいいのだ。 シナリオなんて今の時代、「作りたきゃ作れ」の風潮だ。無理して作ることは無い。 ◆単純に自信がない この点に関しては少々難しい。どうしても、GMにはプレイヤーに言い負かされない程度の自信が必要だ。自分の裁定が絶対だと通す心の強さは必要である。 そんなときに便利なのが「ゴールデンルール」という概念だ。ゴールデンルールとは、いついかなる時も、GMはルールの枠組みを超えて、ルールを運用することができるという前提だ。咄嗟にルールや裁定が分からなくなった時、それはその時々で、プレイヤーも納得する程度の裁定で決めてしまえばよい。そこでプレイヤーから正しいルールと、そのルールが掲載されているページを言われた時には、ありがたく正しいルールを運用させてもらおう。 しかし、もちろん、GMには向き不向きというものがある。GMが気持ち的に向かないとか、自分が体験したことのないシナリオを誰より早く内容を知って、プレイヤーとしての参加資格が無くなるのが嫌だとか……そういった気持ちもあるだろう。そんな人は、無理してGMの役を続ける必要はない。 GMというのは、無理してやる必要はないが、一度は経験していて損はない役である。 何度かプレイヤーを経験したら、ぜひともGMの方も経験してみて欲しいのだ。GM経験があることで、視野が広がり、ゲームをより楽しくプレイすることができるようになる。
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2024/12/27 23:51[web全体で公開] |
😶 ブラッドパス【愛・殺♡アンブッシュ!】第1陣 いやぁブラッドパスって楽しいなぁ! 大好きな吸血鬼モノ! 使うのもトランプでおしゃれ! 戦闘はちょっとヒリつく難易度だし、それでいてロールプレイもしっかり楽しめる作り! カッコいい血盟をいっぱいみられて幸せ! サプリメントでケモノや無機物の吸血鬼もできる!! 今一番キてるシステム! だけど新入手システムの常! 遊ぶ相手が少なーい! じゃあどうするか? 体験卓でしょ。 ……というわけで、とりあえずパッションで体験卓用のシナリオを作って募集をかけて「来んやろ、ガハハ」してたら来てくださる方がいらっしゃったので、晴れて開催することができた。 このシナリオは、“突然目の前に現れて熱烈にアプローチしてくる美女をフらないと生き残れないシナリオ”として作成した。突如目の前に現れる美女をどうフるか、というのも楽しむポイントのひとつである。(どうフっても、寧ろホイホイついていっても、別に何かが変わる設計ではないが) 私は、「全人類、突然降って湧いた美女or美男子にアプローチかけられてクールにフりたい願望ってあるよね」と思っているので、そういう要素に全力で乗っかって楽しんでもらえたら、と思っていたが……さすがは、ロールプレイが好きと公言するだけのことはある。プレイヤーのフライングカキフライさんは、しっかりとシナリオのコンセプトを理解し、キッチリハードボイルドにフってくださった。GMそれがやりたかったんです。それが見たかったんです。もう悔いはないです。ありがとう。 今回のバディは、自堕落だが想いは一途な青年と、その青年に淡い恋心を抱くツンデレお姉さんのペア。 チャラチャラして何人もキープしてそうで、実のところ本当に想っているのはたったひとりのクーデレ青年と、次々と繰り出される殺し文句に負けっぱなしのツンデレ美女のペアだ、嫌いな人はいない! 何年も愛された老舗の味! もちろんセリフのひとつひとつが珠玉の名言! あとふたりが幸せそうなのでOKです! ◆人鬼血盟RPG ブラッドパスとは マモノスクランブル、キズナバレットを手掛けたからすば晴さんの作品のひとつ。プレイヤーは人間と吸血鬼でペアや3人チームを組んで、吸血鬼を超えた強力な敵、“業血鬼(ごうけつき)”に立ち向かっていくといったもの。 からすば晴さんの作品の特徴は、スパイス程度だがピリッと利く難易度の戦闘に、ロールプレイを推進するルールが組み込まれていることで、この作品も、テーマに沿ったロールプレイをすることで、戦闘で有利な効果を得ることが出来たりする。戦闘も、バディもののロールプレイも、どちらも楽しみたい人にとってもおすすめなシリーズである。 ちなみにブラッドパスは吸血鬼モノなので、“吸血”がもちろん組み込まれている。吸血鬼モノの表現が苦手な人には当然勧めきれないが、好きな人はとびきり楽しめる内容だ。 ◆シナリオトレーラー 極東の大都市、東京。 星月夜をかき消す街明かり、静謐(せいひつ)をかき消す喧騒(けんそう)に満ちた、賑やかな街。 あなたはまだ知らない。 明るい光に満ちたこの街の影で、闇が蠢いていることを。 愛に飢えた業血鬼、リャナンシー。 彼女はあらゆる人間を愛しては、精氣(せいき)を吸い尽くして〇すのを繰り返した。 そんな彼女が次に目をつけたのは……あなた。 このまま為す術もなくリャナンシーに喰い殺される非情な宿命(さだめ)を課せられたあなたに、手を差し伸べたのは……。 人鬼血盟RPG [ブラッドパス] 「愛・殺♡アンブッシュ!」 ──血の軛(くびき)こそ、汝らの宿命(さだめ)。 ◆野団辺 蘭理(のだんべ らんり) PL:フライングカキフライ 「あんたはきっといい女なんだ。こんな男に躓(つまず)くべきじゃねえ。だから、今日のことは酒におぼれた夢とでも思って、忘れるこったな」 「仮にリャナンシーがあんたよりもずっと素晴らしい女性だったとしても、俺はあなたを選びますってことです」 高身長、無精ヒゲの、自堕落な男。 だらしがなく楽観的で、軽口ばかり叩いているお調子者。しかし口ではごちゃごちゃと誤魔化していても、真剣に告白されたら真剣にフる程度の良識を持つ、しっかり者。 美人な探偵事務所の女所長、道明寺 飛鳥に惹かれ、探偵事務所のバイトを始めた。仕事の方はわりと適性があったようで、けっこう優秀である。 プレイヤーのフライングカキフライさんは……シナリオのコンセプトを拾う天才だ。なんとなくハードボイルドなかほり漂うキャラクターを作ってきていただいたので、なんとなく期待していたが、まさか期待通りに毎秒カッコいいロールプレイが飛び出すとは……私、そういうの大好きです。ついつい序盤のリャナンシー登場シーンを長引かせてしまったくらいカッコよかった。タバコを吸いつつリャナンシーをフる場面は、どこかの洋画のワンシーンを彷彿とさせたくらいである。 完成され尽くしたハードボイルド! クールな二枚目男の完璧な所作! 毎秒名言の嵐! 言い回しの妙がたまらない! ◆道明寺 飛鳥(どうみょうじ あすか) 「何? まんざらでもなさそうだったじゃない……? ヘンにカッコつけちゃってさ。私の前で一言もあんなこと言ったことないのに……」 「たとえいつか別れるさだめだとしても、あなたの隣にいる女になりたいって思ったの……100年間で、あなたが初めてよ。追いついて来てちょうだいね。私も、あなたの隣が良いから」 探偵事務所を経営している若き女性。……と思いきや、実は100年ほど生きている半人半鬼の吸血鬼。 普段は蘭理に対してつっけんどんな態度を取るが、かなり蘭理を気に入っており、執着心が隠しきれていない。 リャナンシーに目を付けられ、命の危機に立たされた蘭理を救うために血契(ちぎり)を結ぶことにし、「恋人になること」という約束をとりつけて自分に縛りつける、不器用すぎるツンデレ。 チャラそうに見えてまっすぐな殺し文句に終始たじたじになりつつも、負けじとデレることができてたーのしかったー!! ツンデレだけど全力でデレてやると思ったら蘭理さんに圧倒的差を見せつけられて気持ちいい敗北を飾りました。
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2024/12/22 09:35[web全体で公開] |
😶 ケダモノオペラ【最期の帰郷】 ずーっとやってみたかった、ケダモノオペラの公式体験シナリオを、つぎのGMに回していただき、ついに体験することができた。……やりたかったら自分でGMをしろという話でもあるのだが、回していただけると言われるとつい甘えてしまったのである。 ◆ケダモノオペラとは 強大な人喰いの“ケダモノ”を演じ、人の世界との関りを描きながら、自分なりの物語を紡いでいくのが楽しい、ナラティブTRPG。決まった結末なんてものは存在しない。プレイヤーが操るケダモノは、強大な力を持つものである。 その力をもってすれば、時間を巻き戻したり、死者を蘇らせたり、いくらでも結末を作ることができるからだ。 簡単なルールだが、その実リソース管理に頭を使うゲームで、ナラティブとはいえど十分にゲーム性を持っている。 ◆イントロ むかしむかし 剣と魔法の世界。(架空の中近世)皇太子と大公が玉座をめぐり争っている王国…… 人間の愚かさは、むかしむかしから変わらぬもの。 王位継承をめぐる内戦の最中── 兵士たちのむくろが打ち捨てられた戦場。 そこでケダモノは若き騎士エーリヒに出会いました。 「故郷に妻を残しているんだ。 せめてむこうに旅立つ前に、一目会いたい。 この指輪を渡さなくちゃならないんだ」 青年はケダモノの正体を見ても恐れず、頼みこんできました。 照れくさそうな笑顔。しかしそこに未来はありません。 彼は幽霊なのですから……。 ◆感想 内容はイントロから分かる通り、「未来が無ければ救いもないバッドエンドをどう片付けるか」の話である。 これはぜひシナリオをプレイして体感していただきたいので、詳しい内容については伏せるが、シナリオのオリジナルギミックもあり、ゲームとしても物語としても楽しめるものとなっている印象だ。 ◆ヒメ PL:おかゆ 「探し物とは奇遇だね。ボクは、“お葬式”を探しに来たんだ。キミ、お葬式知らない?」 「人間はもう少し、ケダモノより理性的かと思っていたよ」 中性的な子供の姿の疑似餌を持つ、アラクネのケダモノ。名前はヒメグモから。無知で純粋、好奇心旺盛で、食欲よりも好奇心で人間と関わり合うことがある。アラクネ特有の脳味噌いじりや、子蜘蛛を操るよりは、魔術に長けた個体。 ケダモノは永遠を生きる。だから、“お葬式”とは無縁だった。ヒメは、人間の“お葬式”がどうしても知りたくて、人間の戦場に降り立った。それが、彼の伝説を彩る冒険になるとは、彼も予想していなかった。 ◆カワイイ(ムジカ) GM:つぎの 「オレ、カワイイ ナイカ、サガシニ キタ! オマエト、タタカウ ツモリナイ!」 『何かを弔う。その行為は、何であれ尊いモノだと私は思っているよ』 相変わらず、こちらの意図や何気ない小さな描写を取り入れてロールプレイや演出に活かすのがとっても上手なGMで、ロールプレイ上の連携など楽しませていただいた。片言キャラのため、本体も疑似餌もあまり語らないが、物語に寄り添い、無知なヒメとは対照的に、ケダモノから見た人間の世界を肯定する賢者らしさが際立っていた。 こちらはゴリアテという、芸術を司るケダモノ。奏でる音楽はあらゆる奇跡を引き起こし、死んだ人間を一時的に蘇らせることすら可能にする。 疑似餌は片言だが、本体のケダモノは流暢に語る。なぜかと思えば、実は疑似餌の喋り方は本体のケダモノが「カワイイ」と思ってさせている話し方だからだそうだ。 ケダモノオペラは、本体と、人間を騙すための疑似餌、実質ふたつの身体があるようなものなので、こういった演じ分けが時に単純にキャラクターを立ててくれることもある。
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2024/12/14 13:33[web全体で公開] |
😶 銀剣のステラナイツ【合同学園祭前夜】 今回は、ルールブックに記載されている公式シナリオ【合同学園祭前夜】を、イレギュラー形式でプレイ。 エクリプス(エネミー)1組、ステラナイツ2組の、プレイヤー人数2人のセッションを行った。 最低人数で夜3時間。各章はそれぞれの組に1時間ずつとれば時間配分は余裕かと思ったものの、RPが盛り上がって監督は常に時間との勝負だった。参加者の素敵なRPをもっと楽しみたいという感情を抑え込みながら適度なところでRPを切るのは、実際どんなシステムでも心苦しい瞬間である。 とはいえ、大量のブーケが飛び交う良い卓だったので、最終戦闘ではそれぞれの組に100個以上のブーケがあり、ブーケに困ることはなかった。 ◆エクリプス ブリンガー:おかゆ/シース:つぎの 【ブリンガー】E-T07 エトナ 【シース】百合園 硝子(ゆりぞの しょうこ) 【所属】シトラ女学院 演劇部 【花章】“硝子”色の“アルストロメリア” 長い間人の手を渡り歩き、人の望みに合わせて改造を施され続けた経験から、笑顔を失ってしまったオートマタの少女、エトナと、エトナに亡くなった最愛の妹を重ねて無意識化で依存するお嬢様、百合園 硝子(ゆりぞの しょうこ)。 硝子さんのデザインは淡いパープルの軽いワンピースに、縦巻きロールのまさにお嬢様そのものといった姿。愛らしさと女子高生らしからぬ淑やかさを併せ持つ素敵なロールプレイも相まって、セッションに銀剣のステラナイツらしい華やかさを添えていた。 笑顔が作れないことで、主演の自信を無くしてしまったエトナは、学園祭直前で自分の役を助演の女子生徒に譲ってしまう。そのことに、小道具兼衣装係を担当していた硝子はひどくショックを受けた。助演の女子生徒が言った言葉も、ロアテラの歪みの影響で酷い言葉に聞こえてしまい、硝子は怒ってその場を去る。 ステラバトルで敗北し、エトナはそこで自分がエクリプスとなってしまっていたことを自覚する。そして、ステラナイツ達に礼を告げたのであった。 学園祭当日。笑顔を取り戻したエトナに、主役を任せた女子生徒が台本を返す。主役の座に舞い戻り、自信をもって硝子の作った衣装に身を包んだエトナは、学園祭の主役を全うした。 ステラナイツの勝利に終わったので、エクリプスもシリアスになりすぎないようにカーテンコールを調整した。ステラナイトとしての資格は失ってしまったが、彼女たちは救われ、また得るものも多かった……という終わり方となった。 ◆ステラナイツ1 ブリンガー:つぎの/シース:福ヶ笑(ふくがわ) 【ブリンガー】王 明明(オウ メイメイ) 【シース】王 朋朋(オウ ホウホウ) 【所属】スポーン・オブ・アーセルトレイ 【花章】“青”色の“シロツメクサ” とある事情で潰れてしまった実家の中華飯店を立て直すことを目標に、出店で大儲けを企む双子のステラナイツ。青いエプロン型の服のところどころに、花章のシロツメクサがあしらわれたデザイン。 章のコンセプトからして、他のステラナイツとの関係を描く、賑やかなシーンを担当する。 学園祭前々日から、出店の料理の品質向上に勤しむふたりは、大量の試作品を色んな人に試食してもらっていた。その過程で、藍野イブキ、黒鉄ヒビキ、エトナや硝子にも試食を頼む。藍野イブキのペアからはいい反応が得られたものの、すでにエクリプスとなっていたエトナたちには、言葉が歪んで伝わってしまい、怒ったエトナと硝子は料理に手も付けず去ってしまった。 明明は、普段は優しいふたりの突然の変化に戸惑うも、楽観的でしっかり者の朋朋の励ましで立ち直る。 学園祭前夜。女神の告げたステラバトルの告知を聞いた明明は、エトナたちの豹変に対する疑惑を確定的なものにした。 彼女らは、明日を掴むためだけではなく……友を救うため、ステラナイツとして戦場に立つことを決めた。 ステラバトルに勝利し、学園祭当日。改良を重ねた料理は評判で、藍野イブキら軽音部のグループもやってくる大盛況。そこへ、エトナが謝罪と感謝を述べにやってくる。明明と朋朋はエトナを許し、料理を持たせ、また会う約束をするのだった。 ◆ステラナイツ2 ブリンガー:福ヶ笑/シース:おかゆ 【ブリンガー】藍野 イブキ(あいの いぶき) 【シース】黒鉄 ヒビキ(くろがね ひびき) 【所属】スポーン・オブ・アーセルトレイ 軽音部(イブキ曰く「ロックンロール部」) 【花章】“淡青”色の“キキョウ” 正義感の強い熱血漢と、クールな皮肉屋のペア。 正義感が強く、困った人を見つけると必ず助ける性格のイブキと、そんなイブキに呆れながらも、心の底では認め、そんなイブキと願いを共有する、情熱を秘めたヒビキ。 学園祭前々日、軽音部の部室に練習に向かう前に、すでにいろんな場所で手助けを行っていたイブキとヒビキ。そろそろ行くかというところで、ヒビキの妹、コダマが、横断幕の落下に巻き込まれているところに遭遇する。 コダマは兄の親友、イブキを気に入っており、ファン一号を自称するほどの熱量である。ヒビキは、イブキに会って嬉しそうな妹の反応に若干呆れつつも、妹が怪我をしないように横断幕をかける手伝いをしてから出発したいとイブキに提案。イブキは2つ返事でこれに応じ、彼らはふたりで協力して横断幕をかけてから、部室に出発した。 前日。緊張で調子が出ないヒビキに、イブキは「お前が自信が無いんだったら、俺が信じてやる」と激励。励まされたヒビキは調子を取り戻す。 ステラバトルで勝利し、学園祭当日を迎えたふたり。最前列の隅で見守るコダマたち観客に、魂のロックンロールを届けたのであった。
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2024/12/12 22:28[web全体で公開] |
😶 アンサング・デュエット【異世界エレベーター異聞】 今年のクリスマスは、塗装が剥げて焦げ付きやすくなった鍋を買い替えて家族にプレゼントするか……と思っている。 バイトを始めたころは、家の焦げ付いたやかんを買い替えたりもした。毎日使うものなので、意外に調理用具は持たないのかもしれない? それとも雑に扱い過ぎなのか……。 閑話休題。 今回のシナリオは難易度高いし、オリジナルギミック積んであるシナリオだから誰も来ないと踏んでいたものの、なんと参加者に来ていただいてプレイすることが叶った。 いくら丁寧に作ったシナリオでも、やはり1度回して見なければ誤字脱字、細かな表現の間違いなどは気付けない。作ったシナリオは回すまで完成しないものだと改めて思った。なるべく間違いがないようにと毎回丁寧に作っているが、今回のプレイのおかげで、気付かない細かい修正点を洗い出すことができた。 特殊ギミック入りのシナリオに勇気をもって参加してくださったプレイヤーのホタテさんには心から感謝している。 あと、ロールプレイもめちゃくちゃカッコよかった。そういうところで、今回のセッションは間違いなく成功を収めたと言える。もちろん、シナリオコンセプトにノリにノっていただいたからこその今回の成功。 ともあれ、シナリオコンセプトが通じてよかった。 ◆あらすじ 巷では、とあるネットの書き込みが話題になっていた。 「異世界エレベーター」。エレベーターを使って特定の手順を踏むと、異世界に行くことができるという都市伝説である。 それを試し、異世界から戻ってきたという人の体験談が面白半分に騒がれているのだ。 誰もが深刻に捉えることはないであろう、ただの噂。 しかし、異界を知る者たちにとっては、それは「異界が出現した」ことを意味する。 三日月財団の調べでは、すでに異世界エレベーターの手順を試して異界に取り込まれたとみられる行方不明者の報告が相次いでいる。 これ以上、この異界を放置するわけにはいかないと判断した各組織は、この異界の破壊を行うため魔術師を派遣することにした。 そして、白羽の矢が立ったのが……あなたたちふたりだ。 ◆アンサング・デュエットとは? GMとプレイヤーの1on1か、2プレイヤーで行う少人数向けTRPG。どらこにあんが放つうちよそ特化システムであり、ごくごく単純で遊びやすいルールのわりに、リソース管理が重要なのでそこそこのゲーム性を楽しめる。 日常の隣にある、危険な世界“異界”。“異界”の真の姿を見ることができる能力を持つ“シフター”と、大きな力は持っていないがシフターを助け出すための力となる“バインダー”の2人のペアになって、危険な異界からの脱出を目指すというもの。 キャラクターには「フラグメント」というデータがあり、異界の影響を受けるたびにこれがだんだんと別のものへと変異していく。隣に居る大切な人の姿や性格が、だんだんと全く違うものへと変わり果てていく過程の中で、ふたりの関係を描いていくのが目的だ。 ◆クラウス・アインホルン PL:ホタテ 「私は師匠とは違う。でも、……その時が来るまでは、私は君を見捨てない」 「君は、私の力を見くびっていませんか? ここで、この状況で君を見捨てる程度の実力だと? こんな状況、まだまだ、地獄の入り口にすら届いていません。君も、私の助手なら……私を信じたまえ」 三日月財団所属の魔術師で、50歳のベテラン。美丈夫なドイツ紳士。 赤紫の炎を操る魔術に長けていることから、別命“紫焔の一角獣”とも呼ばれる。ほんのり飾りすぎたネーミングセンスだが、呼ばれる本人は結構お気に入りの様子。 助手となるシフターを雇用契約で雇っていたが、数年前、弟子志願者のヨシュカに素養を見出し、異界調査の助手兼弟子としてそばに置くことに。 いざとなれば切り捨てるつもりだったが、ヨシュカの純粋な人懐っこさに絆されかけている。 シフターに冷徹を貫こうとするのは、自分の師であった魔術師が、助手(シフター)に拘ったために異界で消息を絶ってしまった経験からである。 インコのような翼のある動物が好きだが、最近犬もちょっといいなと思い始めているようだ。 判定では出目の期待値が9ぐらいあって失敗知らず。高難易度シナリオだったものの、余裕の生還を果たす。 最後の戦いでは、焔の一角獣を召喚し、異界を破壊した。 ◆ヨシュカ・エーデルスタイン 「僕、いつか、先生みたいに強くなって……そしたら、先生をこうやって、守れるようになりたいです!」 「僕だって、先生にはいつまでも元気で居て欲しいから。いつか本当に地獄の底で、その時が来たときは……僕だって、望みます。先生が、僕を“生贄”にすることを……」 クラウス・アインホルンの弟子にして、異界調査に同行する助手(シフター)。 クラウスとは対照的に、凍り付く冷気を操る。犬のように純粋で人懐っこい性格。 師であるクラウスをまっすぐに信頼し、また憧れている。
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2024/11/29 20:57[web全体で公開] |
😶 思えば愚かな道を歩んできました 自分へのクリスマスプレゼントとして、ケダモノオペラのシナリオ集と、ダブルクロス3rdのサプリメントを購入したのを契機に、重い腰を上げて、プロフカードに自身の所持しているルールブックとサプリメント類をまとめた。 電子書籍版はBOOKWALKERでセールやポイント還元を利用して安めに手に入れたものが多いとはいえ……手持ちのルールブックとサプリメントの多さに、改めていくらつぎ込んだかを計算する気も失せてただただ「愚かだなぁ……」と思うばかりである。 ↓プロフカード https://profcard.info/u/SnWSdwBshhe8Pf5ENmchL3zAWFy1 この日記を読む人には伝えておきたいが、TRPGで人気のあるシステム(ダブルクロスやソード・ワールドなど)ほど、オンラインセッションの場では必須サプリメントが多いので、安くは済まない。 例として挙げればダブルクロス3rdは基本ルールブックに加え上級ルールブック、エフェクトアーカイブが必須級なので、まとめるとクトゥルフ神話TRPGのルールブック1冊買うのとそう変わらない損失に膨れ上がる。 ソード・ワールドは記述が散逸しているのが当たり前で、基本ルールブックⅠだけでは遊びづらく頭打ちも早い。基本ルールブック3冊はダブルクロスと同じく必須、ルールブックを跨いでアイテムや特技を確認するハメになるため基本ルールブックだけでは使いにくいコトこの上ないので、そのうちエピックトレジャリー、メイガスアーツ、バトルマスタリーは欲しくなってくる。 要するに、こういったメジャーなシステムは出ているサプリメントの量が多く、アイテムやスキルなどのデータをまとめた必須級サプリメントの数も必然的に多くなってくるので、実はオンラインセッションで求められるレギュレーション水準に届こうとするとあまり安く済まない。 ただただ安く済ませたいのなら、無料で公開されているシステムの「エモクロアTRPG」「慈悲なきアイオニア」や、現状サプリメントが少ない「夜のあしあと」「マモノスクランブル」の方がせいぜい2000~3000円ほどの出費で抑えられる。 これからTRPGを始める人は、私の二の舞を踏む前に、しっかりと予算と相談することをオススメする。 思えば大量のTRPGルールブックを買ってきたが、最近は機会に恵まれ、積み(罪)ルールブックも少ない。積みルールブックを持って少し遠出し、オフラインのTRPG定例会に持って行けば1日で消化できるので、現状1度もやったことのないシステムは18個の中2個という少なさで抑えられている。 そろそろ、しばらくやっていないとルールが曖昧になってしまうことが増えてきたので、増やすシステムは抑えがちにしようと思っている。
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2024/11/15 00:12[web全体で公開] |
😶 キズナバレット【ラッシュ・トゥ!】 ちくわぶさんにGMをしていただき、キズナバレットの体験卓第2陣を終えることができた。 もしかしなくても第1陣がまだ終わっていないような気がするので、ネタバレに配慮して感想戦といきたい。 今回は「幼女やりたい……」という思いに負けて、鉄鋼を仕込んだぬいぐるみでブン殴る幼女戦士になった。たまにやる「ぅゎょぅじょっょぃ」たーのしー! ◆シナリオトレーラー 昼の私立病院で発生した、 キセキ使いによる凶行。 それは身勝手な正義の暴走であった。 罪なき者の命が失われる前に、 弾丸たちは犯人にたどり着けるのか? キズナバレット 「ラッシュ・トゥ!」 ──キズナを砕き、キセキをころせ。 ◆キズナバレットとは マモノスクランブルやブラッドパスを手掛けるからすば晴さんの作品。死体から製造された戦闘人形(キリング・ドール)である“ハウンド”とそれを制御する“オーナー”のバディが、“キセキ使い”という異能力者と戦うシステムだ。 シナリオを終えるたびに、キャラクターは新たな“キズナ”を得て、そして失っていく。キズナが破壊されるたびに強くもなっていくという、なかなかに罪深いシステムである。 ◆縹 ぼたん(はなだ ぼたん) PL:おかゆ 「分かった! じゃあお兄ちゃんのマンションのお部屋にゴミが一杯あるのは、お兄ちゃんが自分の手がかりを残すためなんだね!」 「大丈夫。お兄ちゃん。私は、もうお兄ちゃんが思ってるような『子ども』じゃないよ」 享年12歳のキセキ使いの被害者で、幼くして死に、その遺体は戦闘人形“ハウンド”として2度目の生を得た。純粋無垢で良くも悪くも素直な性格で、年不相応に達観した様子すら見せる。 自分がもう死んだ人間で、戦闘人形であることを自覚しており、ハウンドとしての活動や戦いには一切の迷いがない。幼い少女を戦いに送ることに迷うオーナーの結城に対して「そんなに悲しまなくてもいいのに」と思っている。 鉄鋼を仕込んだクマのぬいぐるみを持ち歩いており、ぬいぐるみの中には物を収納することも可能。ものを投げたり狙ったりすることが苦手なため、このぬいぐるみを軽々と抱き上げて敵に叩きつける、肉薄した戦法をとる。 ◆厚川 結城(あつかわ ゆうき) GM:ちくわぶ 「いやあすっかり忘れてたなあ。ぼたんの勉強見るって約束してたのに、片付けするのがすっかり抜け落ちてた……」 「俺はぼたんの同年代のお友達にはなれないけど、そばに居ることはできるから。寂しかったら行ってくれ。どこでも駆けつけるし、落ち込んでたら、楽しいお話でもしよう」 元は警察官だったが、オーナーとしての資質を認められてSIDに所属する。人並みの倫理観を持つ優しい好青年で、年若い少年少女を戦いに送り出すことに迷いと葛藤を持つ。 特にパートナーのぼたんはキセキ使いの被害者であり、ハウンドの中でもとびきり若い12歳という幼さのため、彼女の達観した態度とは別に気の毒に思っている。 勉強を見るという約束のもと、ぼたんと一緒に散らかった自分の部屋の片づけをしていたが任務に駆り出される。任務中、「これが終わったら部屋の片づけを一緒にしよう」と約束していたが、キセキ使いとの戦いを経た彼女はキズナを喪失し、その約束をきれいさっぱり忘れてしまっていた。 結城はこのことに心を痛めながらも、壊れたビデオのように片づけを手伝おうとする彼女と共に、忘れられた約束を果たすのだった。
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2024/11/14 23:29[web全体で公開] |
😶 キズナバレット【ラッシュ・トゥ!】KIZについて 今回は、ちくわぶGMのキズナバレット卓第2陣に特別に入らせていただいた。第1陣は残念ながら日程の関係で参加できなかったが、なんと第2陣をしていただけることになったのである。限られた時間を割いていただいたことは大変恐縮であるとともに、感謝に堪えない。 2陣のほうはちくわぶさんの僅かな空き日程で予定を合わせたため、2回で必ず終わらせるためにGMC(GMPC)を使ってタイマンでキズナバレットの体験卓を行った。 ちくわぶさんはとても時間管理がお上手な方で、第1回目の4時間ですでにクライマックスのボスの辞世の句ターンまでおわっていたので、第2回目は22時半くらいで滞りなくセッションが終了した。総合して6時間半程度で雑談も含めて終わったということになる。 時間は限られていたが、たくさんロールプレイをさせていただいたため、とても満足だ。 さて、キズナバレットをたくさん堪能させていただいたので、まずはキズナバレットというシステムの感想から入っていこうと思う。 ◆キズナバレットとは? マモノスクランブルやブラッドパスを手掛けるからすば晴さんの作品である。“キセキ使い”という異能力者の被害者死体からつくられた戦闘人形(キリング・ドール)、“ハウンド”と、その力の制御を担うパートナー“オーナー”のバディやトリオを形成し、戦うシステムだ。 ダブルクロスのロイスのように、思い出や特定の人物やモノに対する感情“キズナ”というものが増えていき、そのたびにキャラクターが成長していくのだが、シナリオを終えるたびにその“キズナ”が必ず1つは破壊されていく。 シナリオでロストする基準は破壊されたキズナの量次第なので、けっこう容赦なくキャラクターがロストに着々と近づいていくシステムである。 しかし、その分いつか来る別れを理解しているバディものの悲哀を表現しやすい。 ◆キズナバレットの良いところ ●武器は何でも好きなものが使える キズナバレットのキャラクターシートには、キャラクターの演出に使用する[ヒトガラ]というデータがある。これはキャラクターのロールプレイに活用するもので、特にそれそのものに決まったデータがあるわけではない。 その中で、「おもな武器」という項目があり、これは戦闘になった時にキャラクターが使用する武器を記入するところだ。 で、これはロケランを持っていようがアサルトライフルを持っていようが、ハンドガンを持っていようが、アクションゲームにありがちなネタ武器を持っていようが演出が変わるだけで特にこれといった効果はない。何を設定しても、何かが変わるわけではない。何なら、その時々に合わせて他の武器を使っても構わないらしい。 ……つまり、逆に言えば、「何を設定しても構わない」わけだ。GMが良いと言ったなら、レイトウカジキマグロをぶん回してもいいし、盾でぶん殴ってもいい。身体強化された人造兵器のため、超能力的なモノはたぶん使えないくらいだ。 おそらくキズナバレットのキャラクターたちは、たまに完全にネタだろそれ、みたいなシロモノを戦場に持ち込んでいるバディがいるのではないだろうか? ●リソース管理は頭を使う 戦闘中、PCたちは“励起値”というポイントを使ってスキルを使用したり、行動することができる。この励起値は情報収集シーンで良い結果を出したり、テーマに沿ったロールプレイをしたりすることで得られる。 励起値をなるべく上手く集め、戦闘でラウンドごとに上手く使い切っていくことが大切だ。リソース管理には頭を使う。 初期作成のキャラクターでは取得スキルが少ないこともあって、キャラクター固有のスキルを使いこなすなどの変則的な戦略よりもむしろ、限られたリソースをどう使っていくかの戦略が必要になってくるので、これもまた楽しい要素となる。 ●シナリオを終えるたび強くなる。強くなるたびロストが近づく。 シナリオの中で、PCたちは“キズナ”と呼ばれる、思い出、人や物に対する感情を得る。しかし、戦いで力を使うたびに、そのキズナはひとつひとつ破壊されていく。 シナリオが終了したら、バディであるどちらかのキャラクターのキズナは破壊される。あまりに多くのキズナが破壊されたキャラクターはロストが近づく。しかし、キズナが破壊されるたびにスキルを取得することができるため、だんだんと強くなっていくことも可能なのだ。 私はたまにはこうして「いつか必ずロストする」システムでキャラクターを使い切っても良いよなあ、と思っているので、キズナバレットは無限にやりたい。 バディは失うまでがバディなところがあると思っている。
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2024/10/26 21:06[web全体で公開] |
😶 プレイレポートは必要なのか? TLをぼーっと眺めていたら「最近の同人シナリオって絶対テストプレイしてないよね」という言葉が目について。 いや、多分その言葉の「最近のシナリオ」というのは、ボイセで20時間とか、10人以上のPLを招くタイプの特にテストプレイが難しいシナリオの事だとは思われる。 ただついついひとりの人間として「(何本かは)してるが?」と思ったのだが。 これは、とりあえず今までプレイしたオリジナルシナリオに全部プレイレポートを載せた方が良いだろうか? 一応そうすることで「テストプレイはしてますよ」感が出せる。 なんだか十把一絡げにされたみたいで納得いかないのであった。
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2024/10/16 09:31[web全体で公開] |
😶 アンサング・デュエット【ジャンキーズ】 正直……持ち込みキャラがとてもではないがお外に出せない変態悪魔とかいう内容なだけあって、どう感想を書いたものか迷っていた。今回はシナリオの勢いに乗って2回で終わった。2回だが十分なボリュームと、楽しさがある。 ケンカップルをやるために作られたシナリオで、終始おかしなテンションと、怒涛の展開と勢いで進行していく。寧ろ勢いに乗らないと正気に戻ってしまいそうなので、GMが2回で終わらせると宣言したのは、事実非常に聡明な判断だった。ワイワイ楽しみつつ、良質なケンカップルを摂取しつつ、最後にはクソデカ感情を「大嫌いだ!」に乗せて叫ぶ、ケンカップルへの愛しかない最高のシナリオ。 ケンカップルに特化したシナリオのため、興味があればぜひやってみて頂きたい。難易度は……高いが。 今回、「あのー、ド下ネタ吐き散らかす変態悪魔でも良いですか?」と、お外では絶対に言えない提案をして快く受け入れて頂いた。私はキャラクターに関して言えば、昔のトラウマもあって少々おカタい観念を持つ方なのだが、今回のシナリオは扱いにくい題材でもある「ケンカップル」をするためのものだったこともあって、どうせやるならできるところまでやってみよう、と思っての提案だった。結果、非常に楽しく終えることができた。 もちろん下ネタは直接的な表現は全部「(自主規制)」に変換するのと(テキストセッションの良いところである)、不快になったらすぐに下ネタをやめるという条件を自分から提示するなど、出来る限りの予防線を張った上で、許可を頂いたのだ。まずそれを相談して許可を頂いて、コンセプト案を提出して許可をもらったので、キャラクターとして完成したのである。 結果「十分な相談とすり合わせと、相手を不快にさせないようにする配慮さえあれば、楽しくできるんだ」と新たな気付きを得ることができた。 ……まあ、十分な相談とすり合わせの時間を取ることと、相手に対する最大限の配慮は難しいものでもあるので、初対面相手や密に相談できない状況ではこの先もここまで特殊なキャラは持ち込まないと思う。 ひとえに、こんなムチャクチャを許してくださったGMには頭が上がらない。 ◆アンサング・デュエットとは ゲームマスターとプレイヤーの1on1か、プレイヤー2名で行う、激重感情とエモーショナルを摂取するためのシステム。 舞台は現実と隣り合わせの危険な世界、“異界”。異界の真の姿を見抜く力を持つ“シフター”と、シフターを想い、シフターを異界から助け出す“バインダー”となり、常識の通じない超常の世界からの脱出を目指すものとなる。 特筆すべきは「フラグメント」というルールで、そのキャラクターをその人たらしめる要素が、異界の影響を受けるごとに別のものに“変異”してしまう。隣にいる大切な人が、だんだんとその人でなくなる状況を濃密に演出できるシステムといえる。 ◆オプションルール 『アンサング・デュエット リプライズ』に掲載されているオプションルール『秘めごと』に加え、「フラグメント・バレット」のルールをそのまま流用して、シフターのクロイツが使用できるオプションルールが設定される。 今回、シフターもバインダーも出目が良く、いたって順調に進んだのだが、ギャグだらけの割には判定難易度がシビアで、けっこうタイトなリソース管理を迫られた。このシナリオをこのオプションルール無しで回していたらもっとひどいことになっていたのでは? とも思う。 ◆シフター:クロイツ・ハルトマン GM:つぎの 「ふざけています。……よ、よくもこの様な歯茎の浮つきそうな文言を……世の人々というのは皆こうなのですかな……」 「おや? 奇遇ですな。自分も貴方のことは──」 『アンサング・デュエット リプライズ』P54の「万慧騎士団」に属する教会、“聖ミゲル万慧教会”に所属する騎士であり、あらゆる魔物、悪霊、怪異、異界といった魔を祓ってきた無敗のエクソシスト。得意技は清め塩を浴びせるソルトスプラッシュ。 教会育ちの超絶弩級のカタブツで、あらゆる誘惑も色香もモノともしない。下ネタには過剰反応を起こす。 ヘリオンが現れるまでは、エクソシストとして祓えぬものはなかったが、ヘリオンだけはなぜか祓えなかったため、苦肉の策で定期的な吸精を受け入れる代わりに、管理することにした。それから、奇しくも一番そばにいるヘリオンが自分を異界から助け出すバインダーの立場になっていることもあって、いわゆる「腐れ縁」の関係となる。 ヘリオンと毎日のようにケンカをしていたら、異界に巻き込まれていた。そのままお互い煽り合いつつ異界を進むうちに、ヘリオンの孤独と、自分に対する気持ちに気付き、揺れ動く。 最後には、晴れやかに「大嫌い」と宣言し、見事異例の異界深度からの生還を果たした。 ◆バインダー:ヘリオン PL:おかゆ 「ま、異界に居る以上、俺とお前は一蓮托生ってやつだ。イヤでもな。 そのチンケな本に封じられている“誰かさん”が助けてくれるってんなら、俺は別にいいけど?」 「俺はお前に居なくなられたら、マジにひとりぼっちになっちまうんだよ!!」 クロイツに縛られ、そのままなし崩し的に万慧教会に従士として所属するようになった悪魔。クロイツに縛られたのが気に入らないが、顔とカラダだけは好みなので、毎日のように相手が嫌う自主規制モノのド下ネタを吐き散らかしてわざと怒らせている。 根は明朗快活であんがい面倒見のいい兄貴肌。クソデカデートコースにテンション爆アゲになる程度の子供っぽさも持ち合わせる。 クロイツと毎日のようにケンカを繰り広げているが、最近は次第にこんな生活も悪くないと思い始めた。クロイツが危険にさらされると、助けずにはいられない。 本人はとうに忘れ去っているが、黒く染まって壊れた天輪と2対の黒翼を持つことから、悪魔として転生する以前はそれなりの中堅天使だったと予想できる。悪魔として祓えないのは、天使としての残滓を残しているからである。
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2024/10/15 03:00[web全体で公開] |
😶 SW2.5【仲良し4人組の冒険譚・1】 キャンペーンなので、ネタバレは特になしの方向。 ブルライト地方はハーヴェス王国内のとある街。 小さい頃から仲良しだった4人の少女たちが、各々の夢と希望を抱いて冒険者を目指す。鍛冶屋の娘、レッカ。レッカの親友であり、薬師の娘、シャルロット。魔術師の弟子、フレドリカ。そして、商店の手伝いをしていたルーンフォーク、メイ。 冒険者を目指し、冒険者ギルド「黄金の祝杯亭」という宿と酒場を兼業する店にまず身を寄せることにした。 もともとハーヴェス王国の生まれである4人の少女は、期待と緊張を胸に、酒場の扉を叩く……。 冒険者としてはまだまだ駆け出しの少女たちはまず、雑用兼警備の仕事を受けることにする。 順調に思えたが、その仕事は波乱万丈の始まりで……? 難易度調整に1ゾロ乱舞と2D6の低すぎる平均値が刺さることにより、初っ端から波乱いっぱいだったが、笑いあり、ドキドキあり、百合展開ありの、文字通りプレイヤーもPCも「仲良し」の冒険だった。 GMのシマエナガ三銃士さんには感謝するとともに、次の冒険が楽しみである。 ◆レッカ・カジワラ PL:はるるん 明るいガキ大将。幼いころから熱血で、悪ガキたちとよくケンカをしては負けていた。職人に憧れる一方、冒険者になることも夢見ていた。そして15歳になり、父親から激励の言葉と共に家宝のガントレットを授かり、幼少のころから仲のいい友と冒険者を目指す。 前線を預かるグラップラーで、ガントレットを手に戦場を駆け巡る。愛らしさに似合わぬガッツで、前線を守り抜いた。 ◆シャルロット・テレーズ・フォンテーヌ PL:おかゆ 夢見がちで引っ込み思案な少女。小さい頃からレッカにくっつくようにしてつるんでいた。その流れで、他の2人とも仲良くなる。レッカが冒険者を目指すと聞いて、その道筋の助けになりたいと思い、親から授かった道具を手に飛び出す。 神官として、薬師として、バックアップを担当する。特殊アイテムでフレドリカのMPを回復する時、魔香草を溶かしたポーションを口に含んで口移しするという謎の百合展開を発動させ、敵は2体一目散に逃げだし、口づけされたフレドリカが1ゾロファンブルで行動を失敗するという波乱を呼び込んだ。 ◆フレドリカ・リースベット PL:ササニシキ エルフの魔術師。普段はしっかり者の仮面をかぶっている美女だが、可愛いものに目がなく、美がつく少女や少年、小動物、果ては既婚者など、美しいものには片っ端から言い寄っていく変態……もとい残念な人。修行をサボった罰として外せない呪いのアイテムを師匠に装備させられてしまい、大げんかののち、解呪のために幼馴染のお気に入りの少女たちと冒険者になることにする。 強力な魔法でダメージを着実に蓄積していったが、MP回復の時演出でシャルロットに唇を奪われてしまい、呆然自失となって魔法を失敗してしまう。結局、そこで回復したMPは失敗分に溶けていった。 ◆MD-01=F メイ PL:トロ とある遺跡で発見された戦闘型ルーンフォークで、回収されたのち、ある商店の手伝いとして預けられて、そこで一般常識などを学ぶ。10年そこらと4人組の少女の中では一番幼いはずなのだが、一番常識人のツッコミ担当。 戦場では軽戦士として前線をレッカとともに預かり、鋭い攻撃で敵を倒す。 ツッコミも言葉も剣の腕も、非常に鋭利である。
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2024/10/07 19:09[web全体で公開] |
😶 DX3rd【Devil’s Alliance】しぬ。 オフライン定例会でダブルクロス3rdのレネゲイドウォーステージ公式シナリオ【Devil’s Alliance】を回してきた。初期作成+150点の高経験点帯なのに5人中2人が完全に初心者という過酷極まる卓だった。 簡単にルール説明をしながらセッションを進めるだけで汗だくになるくらいてんやわんやでお菓子をつまむ余裕すらなく、未だに疲れが取れていない。 いつもはマモノスクランブルや初期作成卓など、初心者向けの卓を多く立てていたのだが、この日に限ってたまには経験者向けの初期作成+150点の卓で派手にヒーロー卓やるぞ、と油断したのが運のツキだった。 ブレイド・オブ・アルカナのビターエンド卓とSW2.5の人蛮混合卓が立つ中、高経験帯のレネゲイドウォー卓にガチ初心者が集まるという嬉しいのかヤバいのかよく分からん状態に。 正直ブレイド・オブ・アルカナはルールうんぬん以上に初心者には過酷なビター卓なのを知っているのであまりオススメできなかったし、ソードワールドの方は人族と蛮族混合の卓だったのでまず世界観の説明から入らなければならないのと、5レベル帯のキャラクター作成から始まるのでオススメできなかったので、プレロールドキャラ使用+サマリー付きの私の卓が選択肢としては一番易しかったのだ……たぶん。 もう何をどう説明したかも覚えていない。経験者PLの2名が代わりに説明してくれなければロクに進まなかったことだけは確かである。 何とかひとりはちょこちょこ笑う場面も見られたが、もうひとりは完全にダイスを言われるまま振るだけのお地蔵さんと化していた。まあ、オフラインコンベンションで慣れていないうちは誰しもダイス振るだけ地蔵になるものである。私もそうだったし、みんなそうだ。それを乗り越えてちょっとずつ慣れていくものなのだ。 王道の高校生ヒーローのPC1から始まり、トリガーハッピーのPC2、貧血になりながら戦うPC3(クリンナッププロセスで完全復活する)、高校生バニーガールの色々アブないPC4、ランク外ヒーローと相棒的関係のナンバーツーヒーローという、ヴィランチームに負けず劣らずのイカれたメンバーで颯爽とヒーロー世界を駆け抜けた。 まず5人も来ると思っていなかったので、終了時間ギリギリに切り詰めて終了。竜頭蛇尾になってしまったのも反省点だが、出来る限りやってアレだったと思う。 しばらくはこういうことを警戒して初心者でも楽しめるレギュレーションか、ルールの簡単な卓を細々と用意するか…… と思っていたら初心者がこないものなのだ。 身構えている時には、死神は来ないものだ。
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2024/10/04 18:22[web全体で公開] |
😶 今期の目標 多すぎて恐らく来年にまたぐだろうが、嬉しいことにやりたいことがたくさんあるので、ひとつひとつどこかで達成できればいいなと思いつつ、備忘録としてまとめることにする。 ★GM ●ダブルクロス3rd RWステージ公式シナリオ「Devil’s Alliance」を回す 形式:オフラインセッション オフラインセッションでは珍しく、前日までにレギュレーション内でキャラクターを作ってきた人だけ持ち込みを可能としている。人数が集まらなくて回せなかったら、オンラインセッションの方でオフラインの仲間から人数を募って11月ごろにやるつもりである。 ●ヨタバナ 山月記異聞録 月下天秤 退院したらお祝いにやろうということで、計画中。山月記ではしっとりと楽しみたいので、前座として肩慣らしに「メリーさんのちょっと(?)大変な電話」を先にやろうか、と言う話にもなっている。どちらにせよちゃちゃっと準備を終わらせて、いつでもできるようにしたい。 ●銀剣のステラナイツ シナリオセッティング「合同学園祭前夜」を回す 形式:オンラインセッション そろそろ文化祭の季節。ということで11月ごろには回したいが、少々難しいかもしれない。 エクリプス戦にするが俳優は3人までに抑え、テキストセッションでものんびり楽しめるようにする予定。 長めに見積もるとして、1日目に第一章、2日目に第二章、3日目に幕間とできればステラバトル、4日目にカーテンコールが理想で、4~5日の予定を組みたい。 ●ブラッドパスを布教 形式:オンラインセッション そろそろ何か積んでいるルールブックの中から新しいことをしたいね、ということで、ブラッドパスの1on1布教卓を計画中。こちらの方は結局いいシナリオが見つからなかったので、チュートリアル用のシナリオを書き上げるところからになる。 ひとつ作ればその後の布教卓にも苦労しないので、ささっと書き上げてしまいたい。 こちらの方は……今年中にはできればいいな程度。 ●キズナバレットをプレイ オフラインでもオンラインでもいいので、キズナバレットは一度やってみたい。今年中にGMかPLができれば御の字だろう。 ●CoC 「さよならを言いに来た~優等生×不良」 形式:オンラインセッション こちらの方はキャラクター以外の準備が大体終了しているので、ヒマになればいつでも回せる。やりたいことに流されて立ち消えそうな予感もしてきたので、そろそろいつでもすり合わせに移れるよう、サーバーにチャンネルを作っておいた方が良いかもしれない……w ●アリアンロッドRPG 2E とにかく何かしたい。 ★PL ●アンサング・デュエット ジャンキース! 日にちも決まっているので、あとは立ち絵を準備し、部屋のコマを整備するだけである。今回はいつもは絶対にやらないケンカップルのキャラクターで臨むので、楽しみ8割不安2割といったところ。要所要所でデレて、不快感を残さないように気を付けていきたい。 ●ケダモノオペラ 最期の帰郷 昨日GMと軽くすり合わせをしたが、パッションがつい滑って先走り過ぎてしまい、もうキャラクターシートができてしまった。 ●銀剣のステラナイツ リバースリバース! 継続のペアで1on1でやってみようという運びになっている。実は継続キャラクターで遊ぶのが大好きなので、とても楽しみだったりする。こちらの方はまあのんびり準備してやっていきたい。 設定に合わせて立ち絵を新調するつもりだがデザインが固まっていないので、実現にはもう少し時間がかかるかもしれない。 ★作成 ●デッドラインヒーローズのサマリーを作成 オフラインセッションで使用するための、デッドラインヒーローズのサマリーを作成したい。Wordでちまちまやる予定だが……遅々として進まない。 ●立ち絵作成 手持ちのキャラクターの立ち絵ができていない率がだんだんと深刻化してきた。 立ち絵がなさすぎる。そろそろ仕上げていきたい。
温森おかゆ(まんじゅう) | |
2024/10/01 18:11[web全体で公開] |
😶 相性が気になってきたら TRPGとはコミュニケーションという土台の上に成り立つゲームであり、人間同士の関係、相性とは切って離せない。 初対面やあまり知り合っていない仲間とマッチングすることもある「野良卓」では、誰も悪くなくても相性が悪かったり、関係が悪くなってしまうことが多い。これはもう仕方ないことであり、野良卓にいる以上、募集、応募した以上、覚悟した上で臨まなければならないだろう。 相性がいい人とだけ遊びたい。そんな事は誰もが思っていることなのである。そして、この場合の解決方法はある。 「気の置けない仲間を作れ」。コレに尽きる。 気の置けない相手というのは、要するに、何度か同卓を繰り返して関係が強固になり、気楽にセッションをするようになれた仲間だ。手に入れるのはとても難しいが、その分特典も大きい。 TRPGを長くプレイしている人は、ときどき布教のための卓や、初心者対応卓を立てる時以外は、ほとんど身内の仲間にこもっていつも楽しく遊んでいることが多い。 その分野良卓は悲惨だということもあるのだ。仲間を手に入れられるようなマトモな人は、野良卓なんか放浪する必要はあまり無いのだから。 今回は気の置けない仲間を作るためのこつのようなものを、書いておくとする。 ◆気の置けない仲間を作るには ●広く人と関わること 野良卓で人との相性に苦しんでいるのに、気の置けない仲間を作るには野良卓に参加しなければならないのだ。 ややこしい話になるが、気の置けない仲間を作るならまず広く人と関わらなければ見つけることすら出来ない。 そのために一番いい方法が結局は「野良卓」なのである。 次に、コミュニティに参加するという手もある。 ●相手を大事にすること いきなりジャブを食らわせて、ハッハッハと陽気に流してくれる相手を見つけて付き合うという手もあるが、初対面の印象はいかなる時にも土台になるので、最初は大人しくしておくことをオススメする。 「人は第一印象がほとんど」とよく言われるとおり、第一印象が最悪だったら基本的に誰も付き合ってはくれない。 最初からふるいにかけるやり方は相当根気よくやらないといけないし、その前に悪評が立ってコミュニティでの立場が危うくなりかねないので、やはり初対面の人相手にはくれぐれも大人しくしておくほうがよい。 ◆野良卓で気をつけること ●相手の嫌が「りそうな」ことはするな 相手の嫌が「る」ことはするな、ではなく、嫌がり「そうな」ことはするな、とあえて言わせていただく。 いくら自分がやりたくても、相手は自分をよく知らないということをよく自覚して、何重にも保険をかけて慎重にコンセンサスを取った方がよい。 そもそも何度か同卓した仲間がいない場で、もしかしたら他人を不快にさせるかもしれない表現は慎むべきだ。 私はさらに慎重だ。 今、何度か遊んでいる相手とセッションの擦り合わせ中で、同性愛者の変態キャラクターを作っている。相手は私からすればもう十分そんなキャラクターを出せるほどには気の置けない相手なのだが、それでも「良いですか? ガチで海外の大人向けアニメ(例:ヘルヴァボス)くらいの下ネタ飛ばしますけど良いですか!?」と何度か繰り返しているし、いざ相手がイヤになったら真面目に話すロールはすると宣言したり保険をかけまくっている。 シナリオからして特殊なので、キャラクター設定も特殊にならざるを得なかったのだが、それでも「相手の嫌がりそうなことは極力避ける、もし問題が起きたら軌道修正できる路線を残す」を今から徹底している。 特殊なキャラクターをプレイ出来る気の置けない仲間に対してもこうするので、そもそも私は、そんなキャラクターは野良卓では出さない。 ●セッション・ゼロを重視する 「セッション・ゼロ」とは、セッションを行う前、シナリオが始まる前段階で、キャラクター作成と、セッションにおけるPC同士の設定のすり合わせ、打ち合わせを行う場である。 セッションでなにかやり遂げたいことがあるなら、このセッション・ゼロの時点で同卓者に相談し、合意を取り付け、協力を仰ぐことを重視していただきたい。 同卓者と自分のビジョンを共有するのだ。 これが意外と忘れやすい。「相談するのが面倒」「恥ずかしいし」「サプライズにしたい」という意見もあるが、やめた方がいい。TRPGをここ2年くらい熱狂的にやり続けた私が言うが、ホントにやめた方がいい。 ルーニー行為やら、不仲ロールプレイやら、同卓者の理解と協力が必要なものを、いきなりブン投げるのはホントに良くない。 ノリがいい人なら付き合ってもくれるが、人間3人も集まれば三者三様の反応を見せることを、肝に銘じておくことが必要だ。 ●自分は「悪い人」だと開き直るな たまに見かけるが、自分はそれほど良い人じゃないから、と前置きして二窓行為、孤立など、仲間の嫌がることをするプレイヤーはいる。 これは何度でも言っておくが、人間関係において相手を嫌な気持ちにさせておいて「自分はどうせ悪い人だから」はなんの免罪符にもならないどころか、甘ったれてるだけである。 それを繰り返せばいずれ誰からも嫌われて、気の置けない仲間すら離れていく。私はそうして自滅する人を見てきた。 「どうせ私なんて」「今更変われない」「好きでこんな性格なんじゃない」そう言いながら相手を不快にさせ、誰もが周りから離れていくということを繰り返す人だ。 せめてこう思うといい。 「自分は未熟かもしれない。でも仲間に愛されるプレイヤーでありたい」
温森おかゆ(まんじゅう) | |
2024/09/30 04:54[web全体で公開] |
😶 レギュレーション違反 仲良しパーティキャンペーンシナリオに参加させていただいたのだが、本当はレギュレーションに、私が所持していないバトルマスタリーというサプリメントがあったところ「特技とかまとめて載ってるから参照します、使わなくてもいいですよ」とGMに日記で言っていただけたので甘えて入っただけで、そもそも本当のところは軽めのレギュレーション違反である……。 ヒーラーができそうな枠に入らせていただいて、たぶん事なきを得た。同卓者の皆様の多大なる温情に感謝せねばならんところだ。 はぁ、余裕が出来たら買お……。 オンセのセッションの応募ページには、レギュレーションと題して使用するルールブックとサプリメントが書いてある。GMだけ参照するものもあるがそれは一部だ。 基本的に、使用するルールブックに書かれたルールブック、サプリメントは、「持っていない状態で参加することは出来ない」。 時折「基本ルールブック1は必須、2、3はなくてもいいよ」という書き方をしている卓もある。そういう時は「必須」のルールブックだけ持っておけば大丈夫だ。 今回の私の場合、F.E.A.R.ゲームだったら「そもそもサプリメントでまとめられてる方の同じアイテム、スキルでもバランス調整が全然違ったりするんで、無かったら参加できません」と言われがち。お前そういうとこやぞ。