土竜谷 内須（クトゥルフ神話TRPG用キャラクターシート）

もぐらだに ないす

映画監督。
本名 鈴木 浩一 (すずき こういち)

いくつかのドキュメンタリー映画を手がけた若い映画監督。
ただし、映画を撮る機会はあまり無く、
地方企業のCMやテレビ番組の再現VTRの撮影が多い。

作風は毒の利いたアクの強い露悪的なルポルタージュ。
ドキュメンタリーと銘打ってはいるが、
明らかに脚色された外連味の強いものになっている。

B級サスペンスとして評価する者は少なくないが、
基本的にはいわゆる売れない映画監督。
CMや再現VTRに関しては安くて早いので重宝されている。(製作:動画)

本人も食っていければいいと割り切っており、
自身の芸術性や独創性の発露に強い拘りは無い。
ただ、刺激的な作品を作りたいという想いはやや強い。

撮影に際して法的にグレーゾーンなことを
度々やらかすため、法律についてそれなりに勉強している。(法律)
何かあった時の言い訳、詭弁もお手の物。(言いくるめ)

低予算映画撮影のための動画加工は自ら行うため、
コンピューターの扱いにも詳しく、
仕事を干されたらそちら方面で食って行こうと思っている。(コンピューター)

自ら動画加工をする関係で、
余計な物や音が撮影されていることに神経質。(目星、聞き耳)
ただし、基本的には撮り直すより加工してしまう。

仕事にあまりプライドを持っているように見えないが、
下調べと裏取りは意外なほど徹底しており、
その辺りまで見て取る映画ファンの評価はそれなりに高い。(図書館)

性格は軽薄で不道徳的。
若い女優を映画に出してやるからと口説く、
インタビューをでっちあげる等、お世辞にも善人とは言い難い。

決定的タイミングを逃すかもしれないという理由で
酒や煙草は好まず、いつでもカメラを回せるようにしている。
このように前述の下調べも含め、作品には真摯に向き合っている。

とはいえ、趣味の悪い作風のため、
その真摯さは世間一般の仕事人としての矜持とは見做されず、
人生舐めているように見えてしまう。

そして、彼自身、軽薄な男として見られることを是とし、
場合によっては自らそのように見えるよう振舞う。
本当は本物のヒューマンドラマを撮りたいと思いながら。