イサエギンさんの日記 page.11
イサエギンさんが書いた日記の一覧を閲覧できます。
日記一覧
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2022/02/23 12:45[web全体で公開] |

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2022/02/07 12:03[web全体で公開] |
😲 【エクシルディア】住処【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)イサエギン卓にて開催中の『エクシルディア』オープンキャンペーン、第9話のシナリオは「住処」。 エルフの遺跡周辺で異形狩りを進め、後に行われる調査のための安全を確保します。 PCは翠玉同盟からオスカー/レオ(御者/デュラハン)、フェイト(はぐれ魔術師/ドッペルゲンガー)、ガルトー(司祭/ドラゴン)、セルバンテス(強盗騎士/ウィルオウィスプ)、アニタ(被験者/デーモン)の5人が参加しました。 楽しかったシーンをハイライトでお送りします。 *オープニング* ガルトー : 「せっかく作れる環境なんだ、派手に作りな」 オスカー : 「私は皆に合わせるさ。まともな食事が摂れればそれでいいよ」 フェイト : 1d100<=50-10 【技量】テスト:人間 (1D100<=40) > 90 > 失敗 フェイト : 1d100<=50-10 【技量】テスト:人間 (1D100<=40) > 87 > 失敗 オスカー : 「司祭殿の懐は一足早い春を迎えているようですな」 フェイト : 1d100<=50-10 【技量】テスト:人間 (1D100<=40) > 92 > 失敗 ガルトー : 「(こいつには期待できないな)」 セルバンテス : 「おい、さっきから焦げ臭くないか?言っとくけど俺の悪夢ではないからな」 アニタ : 「フェイトさん、これも使ってください」 フェイト : 「おっかしいなあ…」 フェイト : 1d100<=50-10 【技量】テスト:人間 (1D100<=40) > 81 > 失敗 オスカー : 「……あの魔術師殿は料理の経験は無いのか?」 フェイト : 「無いぞ」 ガルトー : 「無いなら何故作ろうと思ったのか……」 フェイト : 1d100<=50-10 【技量】テスト:人間 (1D100<=40) > 12 > 成功 アニタ : 「まあまあ……」 アニタ : 「見てください、おいしそうですよ!」 フェイト : 「これから技量を上げればいいだけさ」 オスカー : 「苦労を感じる味ですな」 アニタ : 「いただきます!」 セルバンテス : 「まあ、料理の形にはなってるな!」 ガルトー : 「練習する分にはいいが、人に振舞えるものではないな…」 取得したての《料理》に挑戦するが、【技量】も出目も足りないフェイト。3回目まではガルトー司祭が、4回目はアニタが材料費を立て替え、5回目にフェイトの自費でやっと成功。いきなり金遣いが荒い。 *クライマックス* ガルトー : 「シャウンとかいったか」 !シャウン : 「て、てめえ……」 !シャウン : 「バケモノが……人の言葉喋ってんじゃねえぞ……!」 ガルトー : 「バケモノが嫌いか、なら解いておこうか」 アニタ : (ガルトーさんへの悪口に対する無言の睨みつけ) レオ : 「賊が!下種の言葉に耳を傾ける必要なし!」 レオ : 「司祭よ、●せ!●せ!」 ガルトー : 「アニタ、そんなボロボロな奴をやって満足か?」 レオ : 「うぬぅ、何故とどめを刺さない!?」 アニタ : 「(さっきまでのオスカーさんじゃないみたい)」 ガルトー : 「こいつの罠の技術は使える。生かしてやって新エクシルディアにぶつけるのも面白いかもな」 レオ : 「者どもが手を下さぬのならこの”レオ・カニンガム”の名において斬首せしめてくれようぞ……」 ガルトー : 「しかし以前を思い出すな。お前も最初はこんなボロボロな感じで、最後の一人だったわけだ」 ガルトー : 「シャウン、お前の生きがいはなんだ。生きるだけか、●すことか、嵌めることか」 レオ : 「●すと言え!戦士としての散り際を見せろ、賊よ!」 アニタ : 「ガルトーさん、ごめんなさい。『私が』許せないんです」 アニタ : 「それに……ガルトーさんの従者は、私1人で十分なんですよ」 アニタ : 「さようなら」 遺跡を不法占拠していた盗賊の長、シャウンとのボス戦。彼の言うバケモノとは、ガルトーの変身した超強力なドラゴンのこと。悪徳司祭ガルトーは罠の技術を買って仲間に引き入れようとするも、レオ(オスカーの別人格)は倒す気満々。その後、アニタは最後の台詞とともにシャウンへとどめ。PLの皆さんからはヤンデレ認定される。 こんな感じで同人システムのオープンキャンペーンをやってます。 一緒に遊んでくれる新規プレイヤーさんを募集中です、途中参加も大歓迎! http://isaegin.com/%e3%82%a4%e3%82%b5%e3%82%a8%e3%82%ae%e3%83%b3%e5%8d%93/
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2022/02/01 12:02[web全体で公開] |
😆 【宣伝】西部劇システムの体験卓 参加者さんの希望があったため、ボイス不要のテキストセッションに変更しました。 あと1人で開始できます! https://trpgsession.click/session-detail.php?s=164340792683Isaegintrpg
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2022/01/29 07:20[web全体で公開] |
😲 ついにオンセンで体験卓を募集してしまう この日が来てしまった。もう引き返せないぞ……。 そもそもお付き合いいただける方がいるのか分かりませんが、頑張ります。 https://trpgsession.click/session-detail.php?s=164340792683Isaegintrpg 西部劇の初心者も、TRPGの初心者も大歓迎です。気楽にやりましょう。そういう自分は既に緊張してます。
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2022/01/23 12:04[web全体で公開] |
🤔 【相談】サンプルキャラクターの準備 体験卓の準備をしようと思った矢先、ちょっと悩むことがあったので投稿してみます。 ルールブック不要の体験卓で使用するサンプルキャラクターというのは、一般的に以下のうちどちらが遊びやすいものなのでしょうか?システムにも寄るのかもしれませんが……。 1,性能に直結しない設定が空欄で、PLが自由に書き込めるもの 2,設定が最初から記入されていて、それに合わせてRPするもの 自分が考える1のメリットは、PLが遊びやすい・動かしやすいと思うキャラクターの姿をそれぞれで用意できる点です。また、初心者同士がお試しで遊ぶ前提なら、本来の世界観と多少食い違いがあっても許容できそうだなと思います。デメリットとしては、PLが設定を考えるのに多少の準備期間が要りそうなのと、よく知らないシステムの登場人物をいきなり書くということに抵抗があったり、難しいと感じたりする可能性が挙げられます。 2は反対に準備が少なくて済み、設定も自分で決める必要がないため楽に見えます。一方で、自分の書いた設定でないと人物の立場を考え難い、どう解釈してRPすればいいか迷ってしまう、といった事態もあり得ます。 自分がよく見かけるのは2ですが、実はやや苦手意識があります。人の作ったキャラクターの感情を理解し、それに従おうとするのが大変でした。サンプルなんだから気にし過ぎないで好きにやればいいじゃん、という意見もありそうですが、書かれてしまっている以上それに反する動きはやり難いですし、どうしても意識するものです。 自分の好き嫌いだけで言えば1が良いということになるのですが、どちらも一長一短で決めかねております。そして、オーソドックスなのはやはり2なのかなとも思っています。初めて遊ぶシステムがある時、皆さんが実際どのように感じているのか大変気になるので、コメントいただけますと嬉しいです。よろしくお願いします。
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2022/01/17 12:24[web全体で公開] |
😆 【エクシルディア】業火の陣【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)イサエギン卓にて開催中の『エクシルディア』オープンキャンペーン、第8話のシナリオは「業火の陣」。 賢者アウグスの研究資料を回収するため、再びネイドス魔法学校の地下施設へ向かいます。 PCは新エクシルディアからラルフ(暴漢/ライカンスロープ)、ケイ?(記憶喪失/ファントム)、ペーネロペー(料理人/レイス)、アデラー(戦士/ヴァンパイア)の4人が参加しました。 イサエギン卓の卓始めです。今年もよろしくお願いします。 《イベント》 *ゲルトルーデ隊長がPC達探索班に作戦説明。ケイ?が食糧を要求したり、ラルフがもし裏切ったらどうなるか聞いたり、男性陣の質問がとても自由。そして、隙を見てラルフがゲルトルーデから麻痺薬×5を掏摸技能で盗む。気付けよ隊長殿。そういえば、ラルフはオープニングでもニアル卿から20ゴールド盗んでましたね。気付けよ誰か。 *最初の戦闘、異形が前列に4体。悪夢の知識を誰も持っていないため識別は不可。ラルフの索敵技能のおかげで、こちらから奇襲攻撃を仕掛けることに成功する。最後まで何なのか分からずに倒されてしまったエネミーが2体くらい。他は隠密で背面攻撃を狙ってきたり、ペーネロペーに飛び掛かってきたりする。どうやら【敏捷】はかなり高いらしい。とはいえ、圧倒的にPC達が有利。理性点もペーネロペーの料理で補強されているので問題なし、危なげない勝利。 *ゲルトルーデ隊と別れて施設の探索。アデラーは灯の魔法で照明を確保する。そして、ケイ?がファントムの悪夢を活かして大活躍。ドアをすり抜ける、落下ダメージを受ける寸前で緊急変身して無傷で着地するなど、自身の悪夢能力をいい感じに使いこなしている。アデラーもテスト成功で無事、ラルフとペーネロペーは普通に落下ダメージ喰らいました。耐久点が減ってきたところで、このパーティーは治療技能持ちも本職の魔法使いもおらず、回復手段がかなり乏しいことに気付く。アデラーも初級魔法だけなら使えるものの本来の経歴は戦士、回復の魔法は持っていない。少々不安だが先へ進み、地下5階で目標の研究資料を回収した。 *直後に異形どもの奇襲を受けるが、ラルフが索敵技能で寸前に察知してこれを防ぐ。前列1体、後列2体。前列はかなり厄介な変異形で、ペーネロペーとアデラーが炎上ダメージに苦戦させられる。ペーネロペーのレイスは強力な軽減・防御を長所とする鎧の悪夢だが、炎上ダメージは軽減できないルールなので大分しんどい。後列も魔法を使ってくる、ファントムの物理無効頼みで耐久点が低いケイ?にとっては天敵。厳しい状況だが、ペーネロペーがダメージ覚悟で特攻を仕掛けたこと、アデラーが魔力の矢の魔法で丁寧に援護したこともあって、やっと前列の変異形が倒れる。敵陣が隊列崩壊、ライカンスロープに変身したラルフの背面飛び掛かりと、ケイ?の背面暗殺で残り2体も仕留める。探索班の勝利、研究資料を持ち帰って任務成功。 《会話》 *イサエギン* : 左手には鍵のかかった鋼鉄の扉が、正面には下へ続く階段がある。 アデラー : 「開かないわね。どうする?先へ進んじゃってもいいけど」 ケイ? : 「みんないけないの?」 system : [ ケイ? ] 理性点 : 40 → 37 ※ここでケイ?が突然ファントムに変身して勝手に扉をすり抜け、鍵を開けつつ賢者の石(瓶入りの赤い液体)を回収。 アデラー : 「あ、ちょっと!」 ラルフ : 「なんだよ宝を一人占めか?」 ケイ? : 「きれー」 ケイ? : 「これで何かつくって」 ラルフ : 「お、酒か?」 アデラー : 「待ちなさい」 ラルフ : 「いいモン見つけたじゃねえか」 ペーネロペー : 「調味料…ですか?」 アデラー : 「昔、魔法の先生から聞いたことあるわ。これは賢者の石」 ラルフ : 「石だぁ?どっからどう見ても水だろう」 アデラー : 「由来は知らないけど、そういう名前なのよ。まさか実物を見るなんてね。とても貴重なものよ」 ペーネロペー : 「賢者の石…って何ですか?」 ケイ? : 「貴重ってことはおいしいってことだね」 ラルフ : 「酒だろ?」 アデラー : 「ええ……ケイの言うこと、あながち間違ってもいないの」 アデラー : 「賢者の石を使った霊薬が作れると聞いたわ」 ラルフ : 「”クスリ”か。へっ、悪くねえな?」 アデラー : 「とにかく、それはそのまま飲んじゃだめよ」 アデラー : 「お医者さんに調合してもらうまではね」 ペーネロペー : 「ワインと調合すれば…飲める…?」 アデラー : 「(ついていけない……)」 大体この辺りから、アデラーがPLに先生だのお母さんだの呼ばれ始める。ちなみにケイ?は記憶喪失だが推定30代男性、ラルフは27歳男性、ペーネロペーは16歳女性、アデラーは25歳女性。色々と問題ありなボケ役の年上男性陣とそれを引っ張るツッコミ役の年下女性陣というパーティー。いや、よく見るとペーネロペーもボケ側だった。頑張れ引率の先生。 こんな感じで同人システムのオープンキャンペーンをやってます。 一緒に遊んでくれる新規プレイヤーさんを募集中です、途中参加も大歓迎! http://isaegin.com/%e3%82%a4%e3%82%b5%e3%82%a8%e3%82%ae%e3%83%b3%e5%8d%93/ 自分の日記はいつも長くなってしまうので、短くまとめられるように書き方を模索中です。 とりあえず前編・後編に分けるのをやめてみましたが、まだ2,000字越え。これは修行が必要ですね。
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2022/01/15 12:43[web全体で公開] |
😆 【長文】戦闘シーンが好き (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)巣の外へ出て見識を深めようと考え、卓の宣伝も兼ねてオンセンに登録してから4ヵ月くらい経ちました。色々なシステムの話題を見聞きした上で、改めて自分の中の「戦闘シーン」の比重が大きいことを理解した今のイサエギンの考えを適当に書いてみます。 *戦闘シーンが好き* 自分は戦闘シーンがとにかく大好きです。TRPGに出会う前から対戦ゲームなど勝負事が好きな性格でしたが、TRPGでもっと好きになれた気がします。 理由を聞かれると困ります。何でこんなに好きなのか、正確なところは自分にも全然分かりません。熱い真剣勝負であれ、卑劣な裏切りであれ、平和のためであれ、一方的な虐殺であれ、その他いかなるシチュエーションであっても自分が嫌いな戦闘というものは恐らく少ないでしょう。相手が誰であれ関係ありません。一般的なNPCとの戦闘シーンはもちろんのこと、所謂PvPも大好物です。負けイベントも嫌いになれません。また直接的な殺し合いだけでなく、スポーツの試合やゲームを用いての対局なども可です。 自作の同人システム『バタフライスピン』や『エクシルディア』は、こういったイサエギンの好みが強く反映されているため、どちらも典型的な戦闘系かつデータ多めのシステムです。戦闘シーンの楽しみ方を試行錯誤し、ゲームバランスの調整や改訂版の更新に勤しんでいるつもりです。戦闘好きの方、一緒に遊びませんか(ダイマ)。 *戦闘ってTRPG以外でもできるよね?* 仰る通りです。戦いたいだけであればTRPGにこだわる必要はなく、幾らでも方法があるでしょう。対人戦だけに絞っても、TCG・格闘ゲーム・シューティング・その他様々なジャンルの電源ゲームが存在し、自分も好きで頻繁に遊んでいます。 しかし皆さんご承知の通り、TRPGには「ロールプレイ」という他のゲームではなかなか味わえない魅力があります。自分は戦闘が一番好きですが、それを更に味付けする調味料としてロールプレイがあると認識しています。単に戦うだけよりも、そこへ至るまでの背景設定や展開に起伏があったり、キャラクター達の細かな表情が見えていた方がよりゲームは盛り上がります。戦闘と感情の流れがどちらも良く出来ていたセッションは、思い出すだけで熱くなれます。ですから、あくまでもTRPGの戦闘シーンであることが重要です。 *戦闘しないTRPGは苦手?* では、戦闘が少ないシステム・シナリオは嫌いなのか?と一瞬思いましたが、これも違います。自分は戦闘が断トツで好き過ぎるだけであって、そうでないロールプレイとキャラクタービルドもかなり好きです。そんなに遊んだ経験は多くありませんが、積極的に戦わないシステムであっても普通に楽しいと感じるでしょう。 ただし、技術的に得意ではないかもしれません。自分は戦略の類を考える分には積極的になれますし、感情のこもったロールプレイも好きですが、残念ながらそれ以外のことについては今ひとつ頭が回らない気がします。探索・調査・交渉の類で自分のPCが役に立つというイメージが浮かびませんし、そういった思い出は少ないのです。 ちなみに、定期開催している茶番卓は明確に攻略すべきシナリオがないため、とても気が楽です。戦闘が一切なかろうと問題ありません。いつも参加ありがとうございます。 *結論* 戦闘シーンが好き。 ロールプレイのあるTRPGの戦闘シーンが大好き。 戦闘シーンがなくてもTRPGが好き。 もっと戦闘シーンを楽しむ方法を探したい。 長かった。最後までお読みいただきありがとうございました。 追伸:バタフライスピンRPGの体験卓とか建てたら付き合ってくださる方いるでしょうか。ルルブ不要のやつ。
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2022/01/01 11:18[web全体で公開] |
😊 あけましておめでとうございます 今年もよろしくお願いします。 昨日の茶番卓は3時間くらいで終わらせる予定だったはずが、長引いてしまい申し訳ないです。 GMなのについ楽しくて自分のロールプレイにのめり込んでいました。あーりゃさんもありがとうございました。 また様子を見て開催するつもりです、ご都合よろしければ是非ご参加ください。 ありがたいことに前回も今回も想像以上に集まってくださったので、次から参加人数は最大にしましょうか。 久しぶりにとんとろわさびさんの方にも参加したいですが、お忙しいのかも……?
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2021/12/28 16:10[web全体で公開] |
😊 【エクシルディア】異形化の真相を調査せよ:後編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)前編の続きです。 *異形のデュラハン* ふと、廊下の向こうからやって来る異形に気付きます。敵は全て前列、デュラハン3体とマンティコア1体です。次々現れる珍しい悪夢を前に興奮を隠せないニアル卿はさておき、これも厄介な相手でした。マンティコアは素早く身を隠すと探索班の背後に忍び寄り、背面攻撃を狙います。そして、デュラハン達は魔法で探索班らに呪いをかけ、一気に理性点を奪いました。理性点は悪夢の変身中に維持コストとして払わなければならないリソースで、これが減少すると強力な変身を解除せざるを得なくなります。もし無理に変身し続けようとすれば、今度はPC達が異形化・ロストしてしまうでしょう。何としても素早く終わらせなければなりませんが、このデュラハン達は回避移動の技能を持っているため、白兵攻撃からある程度逃げ回ることができます。PCが前列に集中した今回の白兵型パーティーからすると、かなり不利な状況でした。 しかし、探索班の後列にはニアル卿がいます。回避移動は魔法による射撃攻撃を防ぐことができないため、ニアル卿は貴重な悪夢が失われることを惜しみつつも、全力でデュラハン達を潰しにかかりました。また、回避移動はラウンドに1度しか使用できないなどいくつかの制限がかけられているため、その隙を突いて他のPC達も何とか攻撃を加えます。特にリザードマンへ変身したコジロウは活躍し、理性点を大きく失いつつも打刀の4回攻撃を浴びせました。マンティコアが背面攻撃に移る前に前列を倒し切ると、隊列崩壊でマンティコアも元の前列へと戻され、その勢いのまま最後は集中攻撃で勝利します。結果的には間に合ったものの、かなり際どい勝負でした。探索班は予めペーネロペーの料理を食べて理性点を補強していましたが、それがなければもっと悪い結果になっていたでしょう。 「変態だ…」 *クライマックス* 戦闘を終えると、探索班は一度休憩に入ります。流石に消耗が激しかったようです。ペーネロペーが作ってきた菓子を皆で食べ、リトはリュートを奏でます。任務の最中ではありますが、ニアル卿も特に反対はしませんでした。これは貴重な癒しの時間になります。 探索を再会すると、廊下の途中に青白い光の壁のようなものが現れ、行く手を遮っています。ニアル卿曰く、これは2人以上の実力ある魔法使いによって構築された「魔法陣」で、解除しなければ通れないということでした。この魔法陣自体は少し時間をかければ何とか処理できたのですが、リトは警戒を強めます。魔法陣がここにあるということは、2人以上の生存者、しかも魔法使いがいることが確定しているとも言えるのです。もちろん生存者は救出すべきですが、何か嫌な予感がしていたリトは、ハーピーに変身した状態で先へ進もうとします。これを見たペーネロペーもレイスに、ゲネラトスもデーモンにそれぞれ変身しました。 部屋の中には、館の主ルペルト卿とその助手達がいます。ニアル卿は彼らに対し、ここで何が起きているのかを問いただします。結論としては、ルペルト卿は意図的に被験者達を異形化させ、その異形達を安全な場所から観察することによって自身の研究を進めていました。彼は変身した人間が異形化するという現象そのものの不自然さを説明した上で、そこに何らかの深い意味がある可能性が高いと結論付け、それを調べるために事件を起こしたのです。そのために被験者達を生贄にした挙句、無関係な民間人を巻き込んでいることをニアル卿は非難しますが、ルペルト卿は耳を貸しません。あまりに身勝手なルペルト卿に対し、コジロウも不快感を露わにします。 しかし、探索班の後方の廊下から数体の異形が迫ってくるのが見えます。ニアル卿は1人で部屋の外へ出るとアラクネーに変身し、蜘蛛の巣の魔法で出入口を封鎖しました。彼はこの異形どもを全て引き受けて、ルペルト卿をPC達に任せるつもりです。護衛対象が勝手に離れてしまいましたが、今はこれしかありません。探索班は目の前の相手に集中します。 「気に入らないでござるな」 *ルペルト卿* こうして戦いは始まりましたが、ニアル卿という貴重な魔法使いがシーンに登場できなかったため、探索班は魔法や悪夢の知識による支援を一切受けられません。しかも部屋は狭く、とてもリトのハーピーが飛べるような状況ではありませんでした。敵は槌を持つ男が前列に2人、後列にローブを着た男が1人、そしてルペルト卿です。相手の戦術自体はオーソドックスなもので、耐久点の高い前列と射撃攻撃を行う後列、といった編成でした。 ここで、この部屋に窓があることに気付いたリトが機転を効かせます。彼は窓を体当たりで思い切り打ち破り、外へと飛び出したのです。その後も屋外を飛び回りながら、窓から見える敵に向けて突撃し、また屋外へ戻るというヒット&アウェイで器用に立ち回りました。流石に攻撃の精度は落ちますが、ハーピーが飛べないよりはずっとましです。ペーネロペーとコジロウも普段通りに前列としての役割を果たし、ゲネラトスは背面移動でルペルト卿達を直接狙います。 一方、ルペルト卿はアラクネーの悪夢に変身して魔法攻撃を仕掛けてきました。彼の放った猛毒の刃はゲネラトスに直撃し、甚大な被害を与えます。耐久点・理性点ともに彼は限界を迎え、ロスト手前、あるいは異形化手前と言ったところまで追い込まれました。それでもゲネラトス自身は一歩も引かずに猛攻を続け、ようやくルペルト卿が倒れます。他の3人の攻撃も間に合い、どうにか最悪の事態は避けることができました。探索班の勝利です。 「 ”屋外” なら飛べるよね?」 全体としてリソースの消耗が大きく、あまり余裕のないシナリオだったと思います。 ペーネロペーの料理の恩恵が大きかったり、リトの作った刀が強力だったりと、支援型PC達が大活躍です。 ニアル卿がかなり濃い人物だったので、会話の方も楽しくできました。 こんな感じで同人システムのオープンキャンペーンをやってます。 一緒に遊んでくれる新規プレイヤーさんを募集中です、途中参加でもよろしければ是非! http://isaegin.com/%e3%82%a4%e3%82%b5%e3%82%a8%e3%82%ae%e3%83%b3%e5%8d%93/ 今年のイサエギン卓は今回でセッション納めになります。 来年もよろしくお願いします。よいお年を!
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2021/12/27 12:44[web全体で公開] |
😆 【エクシルディア】異形化の真相を調査せよ:前編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)イサエギン卓にて開催中の『エクシルディア』オープンキャンペーン、第7話のシナリオは「異形化の真相を調査せよ」。 領内の研究施設にて突如複数体の異形による被害が発生、原因の調査に向かうニアル卿を護衛します。 PCは新エクシルディアからペーネロペー(料理人/レイス)、コジロウ(武者/リザードマン)、リト(銃職人/ハーピー)、ゲネラトス(盗賊/デーモン)の4人が参加しました。 第4話でレイヴン・フォン・アストラスマスター=サウザンドマジックとヒルダが探索班を裏切って脱走したため、パーティーに新たなPCが加入しています。 *ニアル卿* 探索班はベースキャンプで護衛対象のニアル卿と合流します。彼はそれなり以上に有名な大魔術師であり、また発見された悪夢のほとんどを命名している悪夢研究の第一人者です。同時に、悪夢のこととなると目を輝かせながら突然早口になる変態悪夢学者ということも発覚しましたが、悪人ではないように見えます。特に唯一の女性PCであるペーネロペーは、彼のことを直球で気持ち悪がっていました。 ニアル卿は今回の事件について、何が起きたかを確かめるべく自ら調査に乗り出しました。今回の探索班は前線での異形狩りではなく、領内で彼を護衛することが目的となります。一方でニアル卿には、自身もアラクネーの悪夢を持つ大魔術師で、悪夢の知識がもあるため、決して戦いの足手纏いにはならないと意気込んでいました。全ての準備を終え、探索班はベースキャンプを出発します。 「き、気持ち悪い…」 *異形のウィルオウィスプ* 事件の起きたルペルト卿の館へ向かうと、早速近くに潜んでいた異形どもが襲い掛かってきます。ウィルオウィスプが前列に3体、デーモンが後列に2体。探索班の後列にいるニアル卿を数えれば、人数は互角です。デーモンは2体とも銃を装備しており、後列から強力な射撃攻撃を狙ってきます。この攻撃によって、コジロウとペーネロペーは耐久点の半分近くを失いました。前列を全て片付ければデーモンに手が届きますが、その前列にいるウィルオウィスプは近づく者に炎上ダメージを与える悪夢技能を持っています。一見、迂闊には手を出せないという状況です。 しかし、探索班のPC達もここまでの戦いで大きく成長していました。まずウィルオウィスプの炎上ダメージですが、実際にはほとんど影響がありません。ペーネロペー・コジロウ・ゲネラトスはいずれも【技量】が極めて高く、火をつけられても一瞬で消してしまいます。また、ゲネラトスはデーモンに変身した状態で背面移動に成功したため、後列のデーモン達を背後から直接攻撃することができました。レイスに変身したペーネロペーは剣で、コジロウは職人のリトに作ってもらった良質な打刀でそれぞれウィルオウィスプを攻撃し、次々に倒していきます。そしてリトはというと、ハーピーに変身してウィルオウィスプのうち1体を掴み、空中へと連れ去ってしまいました。ウィルオウィスプは必死にもがいて脱出しますが、空中で離れてしまったために落下ダメージを受けることとなり、着地後を剣士達に集中攻撃されます。 ニアル卿はどうでしょうか。彼は最も難易度の高い上級魔法の詠唱に成功し、槍の雨でウィルオウィスプ達に全体攻撃を行います。また、その後も強力な魔法火力で前列のPC達を援護しました。彼も確実に勝利へ貢献したと言えるでしょう。 「あの『筒』は俺がやる」 *探索* ウィルオウィスプ達を倒した直後、ニアル卿はペーネロペーの変身したレイスの美しさと強さについて、やはり早口かつ興奮気味に語り始めます。レイスが比較的発生例の少ない、珍しい部類の悪夢であったことも大きいのでしょう。ついでにペーネロペーをお茶にも誘いましたが、当然のように却下されあえなく撃沈しました。その後、ニアル卿と探索班は館の内部を調査します。コジロウが障害物を片付け、ゲネラトスは敵の気配がないか警戒しつつ先行しました。 探索班は途中で鍵のかかった箱を発見し、これもゲネラトスが解錠の技能によってこじ開けます。中身はなんとミスリル、魔力に反応する性質を持った、装備の材料にもなる貴重な金属です。この館では悪夢や魔法の研究が行われていたため、何かの役に立っていたのかもしれません。ゲネラトスは職人のリトにこれを見せますが、リトは自身で魔力を扱う術を持っていないため、残念ながらミスリルを活かした装備を作れません。これは一旦ゲネラトスが持っておくこととなり、先へ進みます。 「今の僕に扱えるシロモノではないからね…君が持っていた方が良いんじゃないかな」 後編へ続きます。
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2021/12/26 20:41[web全体で公開] |
🤔 茶番卓やりたくないですか? 自分はやりたいです。やりたいので、試しに自分で建てるかどうか真面目に検討中です。 部屋はユドナリウム用のを作ってあって、概ねとんとろわさびさんのをパクり……もとい参考にしています。 一応別の世界なのでNPCとか場所の雰囲気とか違うっちゃ違います。 年末で皆様お忙しいかとは思いますが、もし集まりそうなら明日の夜辺りでいかがでしょうか。 GMなので自分のPCは多分出しません。ジョンくんもドラカンくんもアニタさんも出ません。 とんとろさんみたいに上手にできるか分かりませんが、よろしくお願いします。
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2021/12/24 01:03[web全体で公開] |
💀 英語一切分からないのにルルブ買った話 買いましたよ。ヴァンパイア:ザ・マスカレード第5版、英語のPDFです。いや、何やらずっと面白そうだという噂は聞いていました。気になっていたんです。ルルブ買うこと自体が久しぶりなのに、まさか日本語ですらないとは自分でも予想していませんでしたが。 とりあえず翻訳をDeepL先生に頼りながら、のんびり読もうと思ってます。軽くページめくっただけでもうお洒落、楽しみです。遊べる日は来るのかなあ……。
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2021/12/09 04:50[web全体で公開] |
😆 とんとろわさびさんの茶番卓にまた参加しました (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)『エクシルディアRPG』より翠玉同盟探索班のアニタで参加しました。今回は少人数でアニタさん含めPC2人、それぞれ中世ヨーロッパ風の槍使いと平安時代の弓使い、そしてどちらも女性です。 見てくださいこの投稿時間。22時スタートでもうこんな時間ですが楽しくてあっという間です。さて、アニタさんは前回のドラカンくんと比べるとそこまで警戒心も強くないし、喧嘩はしないかなと思っていたのですが……そこはやはりエクシルディアのキャラクター、戦闘狂としてのダークな一面が垣間見えました。詳細は以下の通りです。 *別次元に飛ばされてもまあまあすんなり受け入れるアニタさん *現代日本的なお部屋の内装や食事が豪華過ぎて驚きを隠せないアニタさん *自動ドアに驚いて咄嗟にデーモンへ変身するアニタさん *食料の堅パンを取り出すも次元の管理者NPCに没収されるアニタさん *もっとおいしいご飯があると聞いて何ら疑いを持たずNPCについていくアニタさん *お好み焼き・もんじゃ焼き・アイスを初めて食べるアニタさん *酒の勢いでもう1人のPCと一緒に次元の管理者NPCを「スメラギス」と命名するアニタさん *ダイス運が良すぎてエール5杯飲んでようやく酔い始めるアニタさん *流れで温泉に連れていかれるアニタさん *一緒に入ってるPCの筋肉量が羨ましいアニタさん *1週間以上風呂に入っていないことをスメラギスに知られて強制的に身体を洗われるアニタさん *被験者という経歴故にその手の扱われ方に慣れてしまっているアニタさん *お風呂上りに浴衣を着せられて瓶牛乳も飲んでみるアニタさん *平和な余り逆に違和感を覚えて戦いが好きな自分のことを思い出すアニタさん *その考えを見抜いたスメラギスに血塗れの槍を見せられて不機嫌になるアニタさん *衝動的に変身してスメラギスに殴りかかるも普通に受け止められて変身解除するアニタさん *楽しんで殺しをする自身の異常性を再認識するアニタさん *でも何だかんだ仲良くなったもう1人のPCにまた会おうと約束するアニタさん 最初は特に問題も起こさないが、後から闇が見え始めるというドラカンくんとは逆のパターンで面白かったです。絶対に争いの起きないとても平和なこの次元で、彼女は自分の恐ろしい本性と向き合うことになりました。それでも暗いままの形で終わらなかったのは、もう1人の参加PCさんがアニタさんの真逆でとても明るい性格だったからで、アニタさん自身もかなり精神的に助けられていた気がします。良い話でした。 同卓した皆さん、ありがとうございました。また機会があればよろしくお願いします。そしてこの記事を読んでいる皆さん、良かったら一緒に遊びましょう。
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2021/12/08 12:46[web全体で公開] |
😊 【エクシルディア】ゴルドン隊:後編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)前編の続きです。 *ゴルドン隊* 探索班が異形狩りを進めていると、剣を持った生存者と出会います。話を聞くと、男が以前ネイドス魔法学校の攻略でPC達と共に戦った、ゴルドン隊の生き残りであることが分かりました。そして、男はゴルドン隊長がホムンクルスとの戦闘で死亡した可能性が高いこと、他に2人の生き残りがいること、その仲間達がゴルドン隊長から預かった重要な資料を持っていることを話します。探索班は生き残りの救出に手を貸すことに決め、隠れ家へと案内されます。 しかし、隠れ家には誰も居ません。残っているのは、隠れ家の外へと続く何人かの血痕だけです。医学の知識を持つセルバンテスは血痕の量や位置などを丁寧に分析し、【知力】テストに成功します。その結果、生き残り達は不意打ちを受けてその場を離れた可能性が高いと判断しました。探索班達が血痕を追って広場に出ると、そこで既に殺された仲間の遺体を1人分発見します。もう1人はどこへ行ったのか、資料は無事なのかということを考え始めたその時、異形どもが奇襲を仕掛けます。 「まさか生き残りが居ったとは…貴重な戦力の回収ができるのは願ったりだ!」 *異形の兵士* クイバーが索敵の技能で気配を察知したため、異形の奇襲攻撃は未然に防ぐことができました。敵はマンドラゴラとレイスが前列に1体ずつ、そしてカーバンクルが後列に3体です。かなり珍しい種類の悪夢が一度に集まっている上に、マンドラゴラは強力な変異形でもあり、探索班は厳しい戦いを予想しました。また、生き残りの兵士によるとカーバンクルのうち1体は異形化してしまった仲間であり、彼を倒して資料を奪還する必要があります。 マンドラゴラは猛毒の棘でガルトーを狙い、状態異常を与えつつ変異技能によって理性点も削ります。加えて3体のカーバンクルはそれぞれ魔法を唱え、後列のガルトーを強制的に前列へ引きずり出しました。そして、レイスは前列へ出てしまったガルトーに強烈な連続攻撃を叩き込みます。ガルトーは最強の悪夢と言われるドラゴンの変身者でもありましたが、変身前を集中的に狙われてしまったことでロスト寸前まで追い込まれ、とても変身している余裕はありません。魔法技能のテストにも何度か失敗し、味方の傷薬による応急処置も間に合っているとは言い難い状況です。クイバーはケンタウロスに、アニタはデーモンの悪夢に変身し、全力て戦いました。 周囲のPC達はガルトーが回復する時間を少しでも稼ごうと、前列から対処します。マンドラゴラは技能こそ強力でしたが耐久点は低く、セルバンテスの攻撃で思いの外簡単に倒すことができました。問題は鎧の悪夢レイスで、こちらは軽減・防御共にかなりの高性能です。そこで、まずガルトーの指示を受けたクイバーが待機して様子を見ます。次に、セルバンテスが構え崩しでレイスの防御を解除し、その後のタイミングを見計らってアニタとクイバーが連続攻撃を加えました。探索班の連携を前にレイスが敗れると、隊列崩壊で3体のカーバンクルが前列に出ます。 しかし、本番はここからでした。カーバンクルは矢の雨による全体魔法攻撃を連打し、ガルトーに容赦なくダメージを与えてきます。この時、ガルトーは重傷状態すら避けなければなりませんでした。エクシルディアでは耐久点が0になったキャラクターが一旦「重傷状態」に移行し、重傷のみでは直ちには死亡することはありません。そして、重傷状態のまま追加のダメージを1点でも受けた場合は死亡、すなわちロストが確定します。通常であればそのはずだったのですが、ガルトーはマンドラゴラの猛毒でターン開始時にダメージを受けることになっていたため、重傷状態のままターンを獲得することは死に等しいのです。そんな限界の状況のガルトーを助けるには、一刻も早くカーバンクルを倒さなければなりません。おまけに、このカーバンクル達は回復で時間稼ぎまで狙ってきます。 それでも、ガルトーの悪運は尽きていませんでした。探索班の攻撃はガルトーが毒に倒れる寸前で間に合い、どうにかカーバンクルを倒して資料を回収したのです。傷薬の数が1個でも足りなければ死んでいた、ホムンクルス以来の緊迫した戦いでした。そして、ガルトーが死にかけたのはこれで3度目です。 「セルバンテス、レイスは俺に任せろ、俺の弓なら装甲野郎でも確実に泡を吹かせてやるよ。」 戦闘難易度が高く探索が控えめ、前回とはゲームバランスが真逆のセッションでした。 また、ガルトーとセルバンテスは強めの悪夢を持っていますが、今回は2人とも使っていません。 敵や環境との相性があるので、常に変身し続けるのが正しいとは限らないということですね。 こんな感じで同人システムのオープンキャンペーンをやってます。 一緒に遊んでくれる新規プレイヤーさんを募集中です、途中参加でもよろしければ是非! http://isaegin.com/%e3%82%a4%e3%82%b5%e3%82%a8%e3%82%ae%e3%83%b3%e5%8d%93/
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2021/12/07 12:36[web全体で公開] |
😆 【エクシルディア】ゴルドン隊:前編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)イサエギン卓にて開催中の『エクシルディア』オープンキャンペーン、第6話のシナリオは「ゴルドン隊」。 安全地帯拡大のため、災厄の主と呼ばれた危険なドラゴンが徘徊するネイドスで異形狩りを進めます。 PCは翠玉同盟からクイバー(狩人/ケンタウロス)、ガルトー(司祭/ドラゴン)、セルバンテス(強盗騎士/ウィルオウィスプ)、アニタ(被験者/デーモン)の4人が参加しました。 時間帯が遅かったため、今回のシナリオは普段よりも短めです。 *異形のサキュバス* ベースキャンプを出てネイドスに到着した探索班は、早速異形と遭遇します。ガルトーが見たところ、敵は前列にデュラハン、後列にサキュバスがそれぞれ2体ずつです。サキュバスは男性に対して有利な悪夢で、所謂デバフや状態異常の類に長けています。今回のパーティーで唯一女性であるアニタは影響を受けませんが、前列かつ男性のセルバンテスはかなり苦戦しました。彼はサキュバスの誘惑でテストにペナルティが発生し、さらには催眠術の魔法で操られ後列のクイバーを攻撃してしまいます。幸いセルバンテスは催眠術にかかるより先にデュラハンを攻撃していたため、両手のガントレットに仕込んだ毒薬は使用済みで効果を失っていました。とはいえ、どれか1つでも順番が違えばクイバーが毒を受けていた可能性は高く、大惨事になりかねない状況だったと言えるでしょう。 一方、セルバンテスの連続攻撃で重傷状態に追い込まれたデュラハンは、仕込んであった猛毒薬によってターン開始時に息絶えます。デュラハンの全滅後は隊列崩壊によって後列のサキュバス達が引きずり出され、ここからPC達の本格的な反撃が始まりました。クイバーが後列から弓矢で、アニタが前列から槍でそれぞれ攻撃し、軽減を持たず耐久点も低いサキュバスを一気に片付けます。セルバンテスにかかった催眠は戦いが終わるまで解けませんでしたが、ガルトーが結界の魔法でクイバーを守り続けていたため、ガントレットで殴り倒される前には間に合いました。 「おちつけ、あれがサキュバスの力だ。騎士サマが操られてるぞ」 *災厄の主* 異形どもを片付けて先へ進む探索班は、上空に巨大な影が現れたことに気付きます。ドラゴン、それも災厄の主です。探索班は見つからないように咄嗟に身を隠そうとしますが、【敏捷】テストに失敗したガルトーとアニタは一歩遅れてしまいます。結局ドラゴンはこちらに気付かなかったものの、2人が理性点を少し失う結果となりました。以前の作戦もそうでしたが、ネイドスの攻略は通常の任務よりも遥かに危険です。戦闘狂のアニタも、流石に戦おうとは思いませんでした。 「いくら私でも、あんなのとはやりあえませんよ」 後編へ続きます。
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2021/12/02 01:06[web全体で公開] |
😆 とんとろわさびさんの茶番卓に参加しました (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)『エクシルディアRPG』より新エクシルディア探索班のドラカン・アクレオスくんで参加しました。ここの日記では初めて明かしますが、彼はGM管理・半NPC扱いのPCです。 異文化交流、めっちゃ楽しかったです。普段は立場上主役のPCに活躍の場を譲って大人しくしてるんですが、ロールプレイを掘り下げる良い機会になったと思います。エクシルディア自体の設定が陰湿な上、ドラカン自身もかなりダークな内面のキャラクターだったので、最初は警戒しまくって大変でした。しかし、最終的には……。詳細は以下の通りです。 *別次元に飛ばされて混乱&PC・NPC問わずめっちゃ警戒する攻撃的なドラカンくん *毒を疑って食事にも一切手を付けないドラカンくん *自己紹介ターン中にデーモンの悪夢変身とか披露しちゃうドラカンくん *自動ドア等自分の世界との技術の差に驚くドラカンくん *流れで皆と温泉宿に行くドラカンくん *警戒心と温泉への興味とで落ち着かない様子のドラカンくん *怖いのかと煽られて温泉に突撃する下級騎士ドラカンくん *利用料無料と言われても貴族のプライドで金貨を投げるが即返されるドラカンくん *衣服を脱いで風呂に入るという文化にやや抵抗感を抱くドラカンくん *結局変身できるからいいやと思って脱ぐドラカンくん *日本人PCに温泉の使い方やら浴衣の着方やら教わるドラカンくん *任務の疲れからかついつい良い気分で警戒心ゼロになる入浴ドラカンくん *流れで受けた垢すりマッサージで思わず声を上げるドラカンくん *他PCが様子見に来てちょっと恥ずかしくなって口を閉じるけど結局抑えられないドラカンくん *元の世界のことを聞かれ任務の失敗と仲間の裏切りを思い出す(セッション日記:翠の戦士達)ドラカンくん *何だかんだでPC達と打ち解け始めるドラカンくん *超素直にお礼言ったり謝ったり終了間際に別れを惜しみかけたりするドラカンくん 下に行けば行くほど本編のドラカン像とはかけ離れていく気がします。誰だお前。でも災厄のない平和な世界だったらこういう風に過ごしたかったのかなあ、だけど災厄がなければ双子の兄を殺して入れ替わるなんて出来なかったろうしなあ、と色々思うイサエギンでした。 同卓した皆さん、ありがとうございました。最初は警戒ロールで引っ張りまくっちゃいましたね。あと世界観説明もちょっと長かったでしょうか。また機会があればよろしくお願いします。
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2021/11/25 17:56[web全体で公開] |
😍 【バタフライスピンRPG】ダスクサイドの用心棒【リプレイ小説】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)今月21日に久々のバタフライスピンRPGをプレイする機会があったのですが……なんとその時の参加者さんから、セッション内容を基にしたリプレイ小説を頂いてしまいました。せっかくなので、同卓した皆さんの許可を得てサポートページで公開しています。 なお、リンク先にも書きましたがサンプルシナリオのネタバレがあります。これからプレイされる方はご注意ください。 http://isaegin.com/trpg/%e3%83%80%e3%82%b9%e3%82%af%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%89%e3%81%ae%e7%94%a8%e5%bf%83%e6%a3%92%e7%b4%b9%e4%bb%8b/ 初版の発売から4年以上経ちますが、まさかこんなことになるとは思ってもみませんでした。ここ最近で一番嬉しい事件かもしれません。くもんさん、ありがとうございました。
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2021/11/16 20:26[web全体で公開] |
😊 【エクシルディア】生贄:後編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)前編の続きです。 *異形のデュラハン* 探索班の気配を察知し、デュラハンとデーモンが襲い掛かります。デュラハンは鞭による熾烈な連続攻撃を得意とし、さらに恐怖の魔法で相手の理性点を直接削ることもできました。デーモンも先ほどと同じく、マスケットを持つ銃士が異形化したものです。どちらもセルバンテスを狙います。 実際のところ数が少なかったため、この戦いで探索班はそれほど苦戦しませんでした。前列のセルバンテスこそ一定の被害を受けていましたが、他に難しい要素もありません。ルベーラとガルトーは普段通りに戦うことができ、セルバンテスに至っては左手の麻痺ダガーに頼るまでもなく、ほとんどスティレットのみでデュラハンを片付けてしまいました。 「猛毒よりも、猛攻の方がキツかったようじゃの」 *疑惑* 難なく異形を片付け先へ進む探索班でしたが、道中でセルバンテスとガルトーはペテルの不審な点に気付きます。彼の通ってきた道の方角は一貫しておらず、回り道をしているかのようで少々不自然だったのです。セルバンテスは直球で問いただしますが、ペテルは普段の癖で異形を避けるための道を選んでしまっていたと答えました。 ペテルの言うことが本当かどうかは分かりませんが、とにかく探索班は隠れ家に到着します。隠れ家に入る前に、セルバンテスは周辺の道や廃墟などで死体を探し、順に確認していきました。セルバンテスのように医学の知識を持つキャラクターは、傷跡からおおよその死因などを特定できます。今後この町で戦う可能性のある敵について、少しでも情報を得ようとしたのです。調べた結果、死体には引っ掻きや噛み付きのような跡が多く見られたため、猛獣のような異形がまだ潜んでいるかもしれないと推理しました。 ペテルの言った通り、隠れ家の中は荒れていてひどいものです。拭き取り切れなかった血跡もかなり残されていましたが、休めそうなベッドはあります。元は宿屋だったらしく、部屋もそれなりの広さでした。既に日が沈みかけていたため、ペテルは今日ここで泊っていくことを提案し、PC達もそれに同意します。ただし、セルバンテスはここでも血痕の量や臭いの強さなどから推理し、これまでに大人数がここで大怪我を負ったか、殺されていると考えました。 さらにルベーラとセルバンテスは、家具などで厳重に封鎖された扉を発見し、そこから一瞬だけ何かの音を聞きます。ペテルはその部屋に物資を隠してあると主張しますが、PC達はいよいよ彼が何か企んでいると疑い始めました。しかし誰も確信には至らず、結局はここに泊まるという方向で話は落ち着きます。実際、特定の異形にとって活動しやすい時間帯である夜中にわざわざ野宿をするくらいなら、隠れ家の中にいた方が安全ではありました。 「実力は見ているだろう?仕掛ける気があるなら覚悟はしておくことだな」 *クライマックス* 夜中、セルバンテスとルベーラは物音で目が覚めます。部屋は暗く何が起きているのか直ぐには分かりませんでしたが、セルバンテスはウィルオウィスプに変身することで自ら灯になります。また、ルベーラはまだ気付かずに眠っていたガルトーを起こしました。 物音の正体はペテルでした。彼が封鎖された扉を開放すると、中からあざだらけの娘が姿を現します。直後、その場から逃げ出すペテルをセルバンテスとルベーラが阻止しようとしますが、どちらも【敏捷】テストに失敗し、ペテルがシーンから退場しました。そして、何処からか姿を現したライカンスロープと娘が探索班に襲い掛かります。このヴァンパイアの娘は既に異形化していたのです。ペテルがわざわざ彼女を閉じ込めていた理由は分りませんが、ガルトーは家族が異形化したのではないかと考えました。 「おっと……あれだけ言って早速なんかあったのか」 *変異形のヴァンパイア* ライカンスロープはすぐさま探索班の背後をとり、屋内でドラゴンに変身できず鎧も着ていないガルトーに飛び掛かり大ダメージを与えます。続いてヴァンパイアの娘はセルバンテスに噛み付いて血を吸い、さらに持っていた剣で受け流しの構えをとりました。受け流し中の彼女が【技量】テストに成功さえすれば、彼女を対象とした白兵攻撃は全て無効になります。変身中のセルバンテスは炎の鎧でヴァンパイアに炎上ダメージを返そうとしますが、これも彼女の【技量】が高いため一瞬で火を消されてしまいました。 とはいえ、セルバンテスも負けていません。彼は元々プレートアーマーで高い軽減を確保しており、さらにガルトーの結界を合わせればほとんどのダメージを防ぐことができます。ヴァンパイアの牙もかなりの殺傷力ではありますが、この2人が連携すればそれほど痛くありません。そして自身のターンになると、まずダガーでヴァンパイアの構えを崩し、受け流しが解けたところへスティレットの連続攻撃を叩き込みました。ヴァンパイアは一瞬で重傷状態に追い込まれ、猛毒にも冒されます。このままターン開始時に猛毒のダメージで息絶えると思われましたが、ここでガルトーはこのヴァンパイアが普通でないことに気付きました。彼女は変異によってヴァンパイアの生命力をさらに高めており、傷の回復が異常に早かったのです。猛毒のダメージを同じくターン開始時の回復で相殺したヴァンパイアの娘は、セルバンテスから血を吸って耐久点の回復を優先し、重傷状態を脱します。 しかし、いかに回復に優れたヴァンパイアと言えど、受け流しを崩されてしまっては攻撃を防ぎきれません。次のセルバンテスの攻撃で、彼女は今度こそとどめをさされます。一方のガルトーは序盤からライカンスロープの背面攻撃を受け続けていたため、そのままでは危険な状態でした。しかし、ヴァンパイアが敗れたことで敵陣の前列が不在となり隊列崩壊が発生し、背面に回っていたライカンスロープが前列に戻されます。救出は無事間に合ったようです。道中の異形よりは手強い相手でしたが、探索班はこの戦いも大きな被害を出さずに勝利しました。 「なるほど、かなりの腕前と見た」 見返すと、今回は登場エネミーがそこまで強くなかったのかなと思います。 戦闘は苦戦しませんでしたが、その分探索パートで悪夢を使うロールプレイがやや多かった印象です。 変身能力は戦うためだけにあるものではないので、こういう使い方を見るのは楽しいですね。 こんな感じで同人システムのオープンキャンペーンをやってます。 一緒に遊んでくれる新規プレイヤーさんを募集中です、途中参加でもよろしければ是非! http://isaegin.com/%e3%82%a4%e3%82%b5%e3%82%a8%e3%82%ae%e3%83%b3%e5%8d%93/
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2021/11/15 12:51[web全体で公開] |
😷 【エクシルディア】生贄:前編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)イサエギン卓にて開催中の『エクシルディア』オープンキャンペーン、第5話のシナリオは「生贄」。 安全地帯拡大のため、南西の町で異形狩りを進めます。 PCは翠玉同盟からセルバンテス(強盗騎士/ウィルオウィスプ)、ガルトー(司祭/ドラゴン)、ルベーラ(狩人/デーモン)の3人が参加しました。 本当はフェイト(はぐれ魔術師/ドッペルゲンガー)も参加する予定だったのですが、プレイヤーが風邪をひいてしまいお休みとのこと(お大事に)。少人数でのプレイです。 *炎と毒の騎士* ベースキャンプを出て町に到着すると、セルバンテスは早速左手のダガーに麻痺薬を、右手のスティレットに猛毒薬を塗り始めました。これらはセルバンテスが自ら製法を学び、調合したものです。ウィルオウィスプの炎に加え今度は毒薬、日ごとに強くなる騎士の姿に悪徳司祭ガルトーは興味を持っており、金で囲うことも視野に入れ始めています。 一方、ルベーラはネイドス魔法学校の地下での出来事を思い出していました。前回の彼女はアニタと共に新エクシルディアの探索班へ挑み、そして敗れています。どうにか全滅は避けましたが、再びあの者達と戦う日が来ないとも限りません。自分もセルバンテスのように一層強くなろうと、ルベーラは改めて決心するのでした。 「手数を重視する者には麻痺を、早めに打ち倒したい者には毒を...適材適所じゃよ」 *異形のハーピー* 準備を終えて先へ進む探索班の前に、早速異形どもが姿を現しました。ガルトーが見たところ、敵はハーピーとデーモンです。ハーピーは翼を使って空を飛ぶことができるため、射程の短い攻撃は届きません。セルバンテスの武器はダガーとスティレット、どちらも飛ばれてしまっては使い物にならないため、なかなか厄介な相手です。さらに、後列のデーモンがマスケットでセルバンテスの耐久点を大きく削ってきました。エクシルディアは射撃武器全般の威力が高く、特にマスケットは最高クラスの火力を持っています。 ルベーラはデーモンに変身すると、真っ先にハーピーから狙いました。ガルトーもハーピーを自由に飛ばせてはまずいと考え、同じ対象にピストルを撃ちます。続けてセルバンテスも、ハーピーのターンが来る前にと連続攻撃を仕掛けました。集中攻撃によってハーピーのうち1体が重傷を負い、そのままスティレットに塗られた猛毒で息絶えます。もう1匹のハーピーはセルバンテスを踏み台にして何とか飛ぼうとしましたが、【筋力】テストに失敗したため不発に終わりました。PC達はハーピー達を一度も飛行させずに倒し切り、後列のデーモンも装填中の隙を突いて片付けます。 「騎士サマ!ちょっと待ってな!鳥を落としてデーモン引きずり出してやるよ!」 *ドラゴン橋* 異形どもを倒し傷を癒していたところで、物陰に隠れていた中年の男が姿を現しました。彼はペテルと名乗り、ずっとここで異形から逃げ回りながら生き残ってきたと言います。そして、探索班への同行を申し出ました。探索班の任務には生存者の救出も含まれるため、PC達はひとまず彼を連れて行動することにします。また、ペテルは隠れ家に置いてきた物資を回収してからここを出ようと考えており、探索班はまずその隠れ家を見に行くことにしました。 ペテルの案内で先に進むと、水路の上にかけられた橋が壊されていました。ペテル曰く来た時には問題がなかったそうなので、恐らくは異形の仕業です。水路は死体などで汚染されており、このまま通っては間違いなく病気の原因になるとセルバンテスは考えます。そしてしばらく案を出し合った後に、ガルトーが巨大なドラゴンに変身しました。彼は他の3人を背中に乗せたまま水路を軽く跨いで通り、向こう岸で変身を解きます。一瞬とはいえドラゴンはかなり負担が大きく、ガルトーの理性点もかなり消費してしまいましたが、これで全員が問題なく渡ることができました。その後も探索班は隠れ家を目指し、町の中を進みます。 「我らは翠玉同盟の探索班だ。異形狩りにここへ」 後編へ続きます。
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2021/11/02 19:57[web全体で公開] |
😲 【エクシルディア】翠の戦士達:後編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)前編の続きです。 *探索* 異形は片付きましたが、エパナシエルに対する疑惑はますます深まります。というのも、エパナシエルの呪文の唱え方はかなり特徴が強く、アクセントの置き方も発音も明らかに異なるものだったからです。ペーネロペー・コジロウ・ドラカンの前列PC3人は気にしていませんでしたが、後列の学生組からしてみればかなり不思議な詠唱でした。また、彼が使っている両手剣にはルーン文字が刻まれていることも学生組は気付いています。しかし、この場で謎を追求するようなことはしません。様子を見つつ、ひとまずは協力して探索を続けます。 そして先へ進むと、今までのものとは明らかに雰囲気の異なる扉を発見しました。探索班は扉に近寄ろうとしますが、なんとそこへ翠玉同盟の探索班が現れます。ドラカンが新エクシルディアを名乗ると、その場にいる全員が戦闘は避けられないと考え、それぞれ変身しました。翠玉同盟と新エクシルディア、二大勢力の探索班が衝突します。しかし、いつの間にやらエパナシエルの姿が見当たりません。 「上からは交戦許可が降りている。どかねば死ぬぞ」 *翠玉同盟* 敵は前列に剣を持った男が3人とアニタ、そして後列にルベーラです。アニタにルベーラ、もしこのシリーズを最初の話から読んでくださっている方がいるとすれば(ありがとうございます)、見覚えのある名前かもしれません。彼女達は翠行同盟の探索班に参加しているPCと同一人物であり、使用するデータもキャラクターシートそのままという扱いになります。アニタは少し特殊なケースですが、要するにこの戦闘シーンは疑似PvPのような形式でした。PC達はともかく、プレイヤーは彼女達がどれだけ厄介な相手かよく知っています。ルベーラは軽減点の低いレイヴンを集中的に射撃し続け、耐久点をかなりの勢いで削りました。焦ったレイヴンは、せめて剣の男達の攻撃を遅らせようと突進を繰り返し、後列へとノックバックさせます。しかし、それを見たアニタはあえて自分から後列に下がりつつ、槍による中距離攻撃でレイヴンにもう一撃加えました。 剣の男達とアニタが後列に移動したため、敵陣の前列には誰も残っていません。エクシルディアではターン終了時に前列のキャラクターがいない場合、現在後列にいるキャラクター全員を強制的に前列へ進める「隊列崩壊」というルールがあります。アニタはこの隊列崩壊を意図的に引き起こし、ノックバックで一度下がってしまった剣士達をすぐに前列へ復帰させたのです。アニタの直後は3人の剣士達がターンを獲得し、それぞれが隠密・レイヴンへの武器攻撃・背面移動でのヒルダ狙いと行動します。隊列崩壊はルベーラが前列に出てしまうという弱点もありましたが、彼女も次のラウンドで真っ先に後退しつつ攻撃を続けました。 普段相手にしている敵と比べると明らかに動きが良く、PC達は大いに苦戦させられています。しかし、アニタは味方の隊列を気にするあまり自身の防御が疎かになっており、PC達もその隙を見逃しません。アニタのデーモンは変異によって強力な防御性能を獲得していますが、防御の構えをとっていない今なら比較的簡単に倒すことができたのです。集中攻撃の結果、最初にアニタが撤退することになります。次にレイヴンがルベーラの背後を取って挟み撃ちにし、こちらも一気に畳みかけて退場させました。この時点でレイヴンはもう息も絶え絶えの重傷状態であり、あと一撃でもダメージを受けていればロストしていたところですが、そうなる前にどうにか残りの3人を片付けます。負けイベント扱いのホムンクルスを除けば、今までで最も激しい戦いだったと言えるでしょう。 「くっ……戦い慣れしている」 *クライマックス* 翠玉同盟の探索班を退けた直後、PC達は扉が半開きになっていることに気付き、急ぎ部屋へ入ります。そこにはテロスタブラが保管されており、しかもそのうち3枚をエパナシエルが確保していたところでした。彼の目的も新エクシルディアの探索班と同じく、テロスタブラだったのです。彼はPC達に近づかれぬよう暴風の魔法を放って牽制しましたが、不安定な態勢から撃ったことが災いし、兜が風に巻き込まれてしまいました。PC達が見た素顔は尖った長い耳の青年……そう、やはりエルフで間違いありません。エパナシエルはエルフの末裔『ハーフエルフ』を名乗り、エルフにまつわるいくつかの真実を明かすとともに、石板を守ることがエルフの使命だったとPC達に話します。彼は石板を取り返した後、他の生き残りとともに災厄の謎を解き明かそうとしていたのです。 それを聞いたレイヴンは、自身のエルフに対する強い思い入れを語った上で、なんと新エクシルディアを裏切ってエパナシエルの側につくことを探索班の前で宣言しました。コジロウのツッコミも空しく、アレファオス語でエパナシエルと少し話した後、隙を突いてその場から逃走します。この時、レイヴンはエパナシエルから3枚のテロスタブラを預かりました。突然の事態にペーネロペーは困惑していますが、コジロウとドラカンは武器を抜いてエパナシエルに挑みます。 「レイヴンどの、拙者の勘違いじゃなければあいつ半分が人間では?」 *エパナシエル* とは言ったものの、やはりエパナシエルは強敵です。ペーネロペーのレイスを上回る高い軽減、上級魔法の成功率、両手剣の威力、いずれも普通ではありません。実際、明らかに数で有利なPC達と互角に渡り合っていました。そして、ヒルダがここで行動を起こします。残るテロスタブラ2枚のうち1枚を抱えたまま、浮遊の魔法を使って前列組の頭上を通過し、そのままエパナシエルの方へと逃げたのです。強力な魔法を何よりも愛していた彼女は、魔法の根源であるテロスタブラと最も関わりの深いハーフエルフ達と協力する道を選んだのです。こうして学生組の2人は完全に新エクシルディアを脱し、探索班はペーネロペー・コジロウ・ドラカンの3人になります。その後、このままでは共倒れになりかねないと判断したエパナシエルは、残り1枚のテロスタブラを回収せずに攻撃の手を止め、撤退するのでした。 「エパナシエル!私もレイヴンとあなたの側に付くわ!!このテロスタブラはその手土産よ!!」 中二病患者と魔法大好き女がとんでもないことをしでかしてくれました。素晴らしい。 せっかくなので、今後は第三勢力「ハーフエルフ」を作成してキャンペーンに加えようと思います。 キャンペーン4話目で早速大荒れの展開、今後が楽しみです。 こんな感じで同人システムのオープンキャンペーンをやってます。 一緒に遊んでくれる新規プレイヤーさんを募集中です、途中参加でもよろしければ是非! http://isaegin.com/%e3%82%a4%e3%82%b5%e3%82%a8%e3%82%ae%e3%83%b3%e5%8d%93/