イサエギンさんの日記
イサエギンさんが書いた日記の一覧を閲覧できます。
日記一覧
イサエギン | |
2021/12/08 12:46[web全体で公開] |
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イサエギン | |
2021/12/07 12:36[web全体で公開] |
😆 【エクシルディア】ゴルドン隊:前編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)イサエギン卓にて開催中の『エクシルディア』オープンキャンペーン、第6話のシナリオは「ゴルドン隊」。 安全地帯拡大のため、災厄の主と呼ばれた危険なドラゴンが徘徊するネイドスで異形狩りを進めます。 PCは翠玉同盟からクイバー(狩人/ケンタウロス)、ガルトー(司祭/ドラゴン)、セルバンテス(強盗騎士/ウィルオウィスプ)、アニタ(被験者/デーモン)の4人が参加しました。 時間帯が遅かったため、今回のシナリオは普段よりも短めです。 *異形のサキュバス* ベースキャンプを出てネイドスに到着した探索班は、早速異形と遭遇します。ガルトーが見たところ、敵は前列にデュラハン、後列にサキュバスがそれぞれ2体ずつです。サキュバスは男性に対して有利な悪夢で、所謂デバフや状態異常の類に長けています。今回のパーティーで唯一女性であるアニタは影響を受けませんが、前列かつ男性のセルバンテスはかなり苦戦しました。彼はサキュバスの誘惑でテストにペナルティが発生し、さらには催眠術の魔法で操られ後列のクイバーを攻撃してしまいます。幸いセルバンテスは催眠術にかかるより先にデュラハンを攻撃していたため、両手のガントレットに仕込んだ毒薬は使用済みで効果を失っていました。とはいえ、どれか1つでも順番が違えばクイバーが毒を受けていた可能性は高く、大惨事になりかねない状況だったと言えるでしょう。 一方、セルバンテスの連続攻撃で重傷状態に追い込まれたデュラハンは、仕込んであった猛毒薬によってターン開始時に息絶えます。デュラハンの全滅後は隊列崩壊によって後列のサキュバス達が引きずり出され、ここからPC達の本格的な反撃が始まりました。クイバーが後列から弓矢で、アニタが前列から槍でそれぞれ攻撃し、軽減を持たず耐久点も低いサキュバスを一気に片付けます。セルバンテスにかかった催眠は戦いが終わるまで解けませんでしたが、ガルトーが結界の魔法でクイバーを守り続けていたため、ガントレットで殴り倒される前には間に合いました。 「おちつけ、あれがサキュバスの力だ。騎士サマが操られてるぞ」 *災厄の主* 異形どもを片付けて先へ進む探索班は、上空に巨大な影が現れたことに気付きます。ドラゴン、それも災厄の主です。探索班は見つからないように咄嗟に身を隠そうとしますが、【敏捷】テストに失敗したガルトーとアニタは一歩遅れてしまいます。結局ドラゴンはこちらに気付かなかったものの、2人が理性点を少し失う結果となりました。以前の作戦もそうでしたが、ネイドスの攻略は通常の任務よりも遥かに危険です。戦闘狂のアニタも、流石に戦おうとは思いませんでした。 「いくら私でも、あんなのとはやりあえませんよ」 後編へ続きます。
イサエギン | |
2021/12/02 01:06[web全体で公開] |
😆 とんとろわさびさんの茶番卓に参加しました (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)『エクシルディアRPG』より新エクシルディア探索班のドラカン・アクレオスくんで参加しました。ここの日記では初めて明かしますが、彼はGM管理・半NPC扱いのPCです。 異文化交流、めっちゃ楽しかったです。普段は立場上主役のPCに活躍の場を譲って大人しくしてるんですが、ロールプレイを掘り下げる良い機会になったと思います。エクシルディア自体の設定が陰湿な上、ドラカン自身もかなりダークな内面のキャラクターだったので、最初は警戒しまくって大変でした。しかし、最終的には……。詳細は以下の通りです。 *別次元に飛ばされて混乱&PC・NPC問わずめっちゃ警戒する攻撃的なドラカンくん *毒を疑って食事にも一切手を付けないドラカンくん *自己紹介ターン中にデーモンの悪夢変身とか披露しちゃうドラカンくん *自動ドア等自分の世界との技術の差に驚くドラカンくん *流れで皆と温泉宿に行くドラカンくん *警戒心と温泉への興味とで落ち着かない様子のドラカンくん *怖いのかと煽られて温泉に突撃する下級騎士ドラカンくん *利用料無料と言われても貴族のプライドで金貨を投げるが即返されるドラカンくん *衣服を脱いで風呂に入るという文化にやや抵抗感を抱くドラカンくん *結局変身できるからいいやと思って脱ぐドラカンくん *日本人PCに温泉の使い方やら浴衣の着方やら教わるドラカンくん *任務の疲れからかついつい良い気分で警戒心ゼロになる入浴ドラカンくん *流れで受けた垢すりマッサージで思わず声を上げるドラカンくん *他PCが様子見に来てちょっと恥ずかしくなって口を閉じるけど結局抑えられないドラカンくん *元の世界のことを聞かれ任務の失敗と仲間の裏切りを思い出す(セッション日記:翠の戦士達)ドラカンくん *何だかんだでPC達と打ち解け始めるドラカンくん *超素直にお礼言ったり謝ったり終了間際に別れを惜しみかけたりするドラカンくん 下に行けば行くほど本編のドラカン像とはかけ離れていく気がします。誰だお前。でも災厄のない平和な世界だったらこういう風に過ごしたかったのかなあ、だけど災厄がなければ双子の兄を殺して入れ替わるなんて出来なかったろうしなあ、と色々思うイサエギンでした。 同卓した皆さん、ありがとうございました。最初は警戒ロールで引っ張りまくっちゃいましたね。あと世界観説明もちょっと長かったでしょうか。また機会があればよろしくお願いします。
イサエギン | |
2021/11/25 17:56[web全体で公開] |
😍 【バタフライスピンRPG】ダスクサイドの用心棒【リプレイ小説】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)今月21日に久々のバタフライスピンRPGをプレイする機会があったのですが……なんとその時の参加者さんから、セッション内容を基にしたリプレイ小説を頂いてしまいました。せっかくなので、同卓した皆さんの許可を得てサポートページで公開しています。 なお、リンク先にも書きましたがサンプルシナリオのネタバレがあります。これからプレイされる方はご注意ください。 http://isaegin.com/trpg/%e3%83%80%e3%82%b9%e3%82%af%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%89%e3%81%ae%e7%94%a8%e5%bf%83%e6%a3%92%e7%b4%b9%e4%bb%8b/ 初版の発売から4年以上経ちますが、まさかこんなことになるとは思ってもみませんでした。ここ最近で一番嬉しい事件かもしれません。くもんさん、ありがとうございました。
イサエギン | |
2021/11/16 20:26[web全体で公開] |
😊 【エクシルディア】生贄:後編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)前編の続きです。 *異形のデュラハン* 探索班の気配を察知し、デュラハンとデーモンが襲い掛かります。デュラハンは鞭による熾烈な連続攻撃を得意とし、さらに恐怖の魔法で相手の理性点を直接削ることもできました。デーモンも先ほどと同じく、マスケットを持つ銃士が異形化したものです。どちらもセルバンテスを狙います。 実際のところ数が少なかったため、この戦いで探索班はそれほど苦戦しませんでした。前列のセルバンテスこそ一定の被害を受けていましたが、他に難しい要素もありません。ルベーラとガルトーは普段通りに戦うことができ、セルバンテスに至っては左手の麻痺ダガーに頼るまでもなく、ほとんどスティレットのみでデュラハンを片付けてしまいました。 「猛毒よりも、猛攻の方がキツかったようじゃの」 *疑惑* 難なく異形を片付け先へ進む探索班でしたが、道中でセルバンテスとガルトーはペテルの不審な点に気付きます。彼の通ってきた道の方角は一貫しておらず、回り道をしているかのようで少々不自然だったのです。セルバンテスは直球で問いただしますが、ペテルは普段の癖で異形を避けるための道を選んでしまっていたと答えました。 ペテルの言うことが本当かどうかは分かりませんが、とにかく探索班は隠れ家に到着します。隠れ家に入る前に、セルバンテスは周辺の道や廃墟などで死体を探し、順に確認していきました。セルバンテスのように医学の知識を持つキャラクターは、傷跡からおおよその死因などを特定できます。今後この町で戦う可能性のある敵について、少しでも情報を得ようとしたのです。調べた結果、死体には引っ掻きや噛み付きのような跡が多く見られたため、猛獣のような異形がまだ潜んでいるかもしれないと推理しました。 ペテルの言った通り、隠れ家の中は荒れていてひどいものです。拭き取り切れなかった血跡もかなり残されていましたが、休めそうなベッドはあります。元は宿屋だったらしく、部屋もそれなりの広さでした。既に日が沈みかけていたため、ペテルは今日ここで泊っていくことを提案し、PC達もそれに同意します。ただし、セルバンテスはここでも血痕の量や臭いの強さなどから推理し、これまでに大人数がここで大怪我を負ったか、殺されていると考えました。 さらにルベーラとセルバンテスは、家具などで厳重に封鎖された扉を発見し、そこから一瞬だけ何かの音を聞きます。ペテルはその部屋に物資を隠してあると主張しますが、PC達はいよいよ彼が何か企んでいると疑い始めました。しかし誰も確信には至らず、結局はここに泊まるという方向で話は落ち着きます。実際、特定の異形にとって活動しやすい時間帯である夜中にわざわざ野宿をするくらいなら、隠れ家の中にいた方が安全ではありました。 「実力は見ているだろう?仕掛ける気があるなら覚悟はしておくことだな」 *クライマックス* 夜中、セルバンテスとルベーラは物音で目が覚めます。部屋は暗く何が起きているのか直ぐには分かりませんでしたが、セルバンテスはウィルオウィスプに変身することで自ら灯になります。また、ルベーラはまだ気付かずに眠っていたガルトーを起こしました。 物音の正体はペテルでした。彼が封鎖された扉を開放すると、中からあざだらけの娘が姿を現します。直後、その場から逃げ出すペテルをセルバンテスとルベーラが阻止しようとしますが、どちらも【敏捷】テストに失敗し、ペテルがシーンから退場しました。そして、何処からか姿を現したライカンスロープと娘が探索班に襲い掛かります。このヴァンパイアの娘は既に異形化していたのです。ペテルがわざわざ彼女を閉じ込めていた理由は分りませんが、ガルトーは家族が異形化したのではないかと考えました。 「おっと……あれだけ言って早速なんかあったのか」 *変異形のヴァンパイア* ライカンスロープはすぐさま探索班の背後をとり、屋内でドラゴンに変身できず鎧も着ていないガルトーに飛び掛かり大ダメージを与えます。続いてヴァンパイアの娘はセルバンテスに噛み付いて血を吸い、さらに持っていた剣で受け流しの構えをとりました。受け流し中の彼女が【技量】テストに成功さえすれば、彼女を対象とした白兵攻撃は全て無効になります。変身中のセルバンテスは炎の鎧でヴァンパイアに炎上ダメージを返そうとしますが、これも彼女の【技量】が高いため一瞬で火を消されてしまいました。 とはいえ、セルバンテスも負けていません。彼は元々プレートアーマーで高い軽減を確保しており、さらにガルトーの結界を合わせればほとんどのダメージを防ぐことができます。ヴァンパイアの牙もかなりの殺傷力ではありますが、この2人が連携すればそれほど痛くありません。そして自身のターンになると、まずダガーでヴァンパイアの構えを崩し、受け流しが解けたところへスティレットの連続攻撃を叩き込みました。ヴァンパイアは一瞬で重傷状態に追い込まれ、猛毒にも冒されます。このままターン開始時に猛毒のダメージで息絶えると思われましたが、ここでガルトーはこのヴァンパイアが普通でないことに気付きました。彼女は変異によってヴァンパイアの生命力をさらに高めており、傷の回復が異常に早かったのです。猛毒のダメージを同じくターン開始時の回復で相殺したヴァンパイアの娘は、セルバンテスから血を吸って耐久点の回復を優先し、重傷状態を脱します。 しかし、いかに回復に優れたヴァンパイアと言えど、受け流しを崩されてしまっては攻撃を防ぎきれません。次のセルバンテスの攻撃で、彼女は今度こそとどめをさされます。一方のガルトーは序盤からライカンスロープの背面攻撃を受け続けていたため、そのままでは危険な状態でした。しかし、ヴァンパイアが敗れたことで敵陣の前列が不在となり隊列崩壊が発生し、背面に回っていたライカンスロープが前列に戻されます。救出は無事間に合ったようです。道中の異形よりは手強い相手でしたが、探索班はこの戦いも大きな被害を出さずに勝利しました。 「なるほど、かなりの腕前と見た」 見返すと、今回は登場エネミーがそこまで強くなかったのかなと思います。 戦闘は苦戦しませんでしたが、その分探索パートで悪夢を使うロールプレイがやや多かった印象です。 変身能力は戦うためだけにあるものではないので、こういう使い方を見るのは楽しいですね。 こんな感じで同人システムのオープンキャンペーンをやってます。 一緒に遊んでくれる新規プレイヤーさんを募集中です、途中参加でもよろしければ是非! http://isaegin.com/%e3%82%a4%e3%82%b5%e3%82%a8%e3%82%ae%e3%83%b3%e5%8d%93/
イサエギン | |
2021/11/15 12:51[web全体で公開] |
😷 【エクシルディア】生贄:前編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)イサエギン卓にて開催中の『エクシルディア』オープンキャンペーン、第5話のシナリオは「生贄」。 安全地帯拡大のため、南西の町で異形狩りを進めます。 PCは翠玉同盟からセルバンテス(強盗騎士/ウィルオウィスプ)、ガルトー(司祭/ドラゴン)、ルベーラ(狩人/デーモン)の3人が参加しました。 本当はフェイト(はぐれ魔術師/ドッペルゲンガー)も参加する予定だったのですが、プレイヤーが風邪をひいてしまいお休みとのこと(お大事に)。少人数でのプレイです。 *炎と毒の騎士* ベースキャンプを出て町に到着すると、セルバンテスは早速左手のダガーに麻痺薬を、右手のスティレットに猛毒薬を塗り始めました。これらはセルバンテスが自ら製法を学び、調合したものです。ウィルオウィスプの炎に加え今度は毒薬、日ごとに強くなる騎士の姿に悪徳司祭ガルトーは興味を持っており、金で囲うことも視野に入れ始めています。 一方、ルベーラはネイドス魔法学校の地下での出来事を思い出していました。前回の彼女はアニタと共に新エクシルディアの探索班へ挑み、そして敗れています。どうにか全滅は避けましたが、再びあの者達と戦う日が来ないとも限りません。自分もセルバンテスのように一層強くなろうと、ルベーラは改めて決心するのでした。 「手数を重視する者には麻痺を、早めに打ち倒したい者には毒を...適材適所じゃよ」 *異形のハーピー* 準備を終えて先へ進む探索班の前に、早速異形どもが姿を現しました。ガルトーが見たところ、敵はハーピーとデーモンです。ハーピーは翼を使って空を飛ぶことができるため、射程の短い攻撃は届きません。セルバンテスの武器はダガーとスティレット、どちらも飛ばれてしまっては使い物にならないため、なかなか厄介な相手です。さらに、後列のデーモンがマスケットでセルバンテスの耐久点を大きく削ってきました。エクシルディアは射撃武器全般の威力が高く、特にマスケットは最高クラスの火力を持っています。 ルベーラはデーモンに変身すると、真っ先にハーピーから狙いました。ガルトーもハーピーを自由に飛ばせてはまずいと考え、同じ対象にピストルを撃ちます。続けてセルバンテスも、ハーピーのターンが来る前にと連続攻撃を仕掛けました。集中攻撃によってハーピーのうち1体が重傷を負い、そのままスティレットに塗られた猛毒で息絶えます。もう1匹のハーピーはセルバンテスを踏み台にして何とか飛ぼうとしましたが、【筋力】テストに失敗したため不発に終わりました。PC達はハーピー達を一度も飛行させずに倒し切り、後列のデーモンも装填中の隙を突いて片付けます。 「騎士サマ!ちょっと待ってな!鳥を落としてデーモン引きずり出してやるよ!」 *ドラゴン橋* 異形どもを倒し傷を癒していたところで、物陰に隠れていた中年の男が姿を現しました。彼はペテルと名乗り、ずっとここで異形から逃げ回りながら生き残ってきたと言います。そして、探索班への同行を申し出ました。探索班の任務には生存者の救出も含まれるため、PC達はひとまず彼を連れて行動することにします。また、ペテルは隠れ家に置いてきた物資を回収してからここを出ようと考えており、探索班はまずその隠れ家を見に行くことにしました。 ペテルの案内で先に進むと、水路の上にかけられた橋が壊されていました。ペテル曰く来た時には問題がなかったそうなので、恐らくは異形の仕業です。水路は死体などで汚染されており、このまま通っては間違いなく病気の原因になるとセルバンテスは考えます。そしてしばらく案を出し合った後に、ガルトーが巨大なドラゴンに変身しました。彼は他の3人を背中に乗せたまま水路を軽く跨いで通り、向こう岸で変身を解きます。一瞬とはいえドラゴンはかなり負担が大きく、ガルトーの理性点もかなり消費してしまいましたが、これで全員が問題なく渡ることができました。その後も探索班は隠れ家を目指し、町の中を進みます。 「我らは翠玉同盟の探索班だ。異形狩りにここへ」 後編へ続きます。
イサエギン | |
2021/11/02 19:57[web全体で公開] |
😲 【エクシルディア】翠の戦士達:後編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)前編の続きです。 *探索* 異形は片付きましたが、エパナシエルに対する疑惑はますます深まります。というのも、エパナシエルの呪文の唱え方はかなり特徴が強く、アクセントの置き方も発音も明らかに異なるものだったからです。ペーネロペー・コジロウ・ドラカンの前列PC3人は気にしていませんでしたが、後列の学生組からしてみればかなり不思議な詠唱でした。また、彼が使っている両手剣にはルーン文字が刻まれていることも学生組は気付いています。しかし、この場で謎を追求するようなことはしません。様子を見つつ、ひとまずは協力して探索を続けます。 そして先へ進むと、今までのものとは明らかに雰囲気の異なる扉を発見しました。探索班は扉に近寄ろうとしますが、なんとそこへ翠玉同盟の探索班が現れます。ドラカンが新エクシルディアを名乗ると、その場にいる全員が戦闘は避けられないと考え、それぞれ変身しました。翠玉同盟と新エクシルディア、二大勢力の探索班が衝突します。しかし、いつの間にやらエパナシエルの姿が見当たりません。 「上からは交戦許可が降りている。どかねば死ぬぞ」 *翠玉同盟* 敵は前列に剣を持った男が3人とアニタ、そして後列にルベーラです。アニタにルベーラ、もしこのシリーズを最初の話から読んでくださっている方がいるとすれば(ありがとうございます)、見覚えのある名前かもしれません。彼女達は翠行同盟の探索班に参加しているPCと同一人物であり、使用するデータもキャラクターシートそのままという扱いになります。アニタは少し特殊なケースですが、要するにこの戦闘シーンは疑似PvPのような形式でした。PC達はともかく、プレイヤーは彼女達がどれだけ厄介な相手かよく知っています。ルベーラは軽減点の低いレイヴンを集中的に射撃し続け、耐久点をかなりの勢いで削りました。焦ったレイヴンは、せめて剣の男達の攻撃を遅らせようと突進を繰り返し、後列へとノックバックさせます。しかし、それを見たアニタはあえて自分から後列に下がりつつ、槍による中距離攻撃でレイヴンにもう一撃加えました。 剣の男達とアニタが後列に移動したため、敵陣の前列には誰も残っていません。エクシルディアではターン終了時に前列のキャラクターがいない場合、現在後列にいるキャラクター全員を強制的に前列へ進める「隊列崩壊」というルールがあります。アニタはこの隊列崩壊を意図的に引き起こし、ノックバックで一度下がってしまった剣士達をすぐに前列へ復帰させたのです。アニタの直後は3人の剣士達がターンを獲得し、それぞれが隠密・レイヴンへの武器攻撃・背面移動でのヒルダ狙いと行動します。隊列崩壊はルベーラが前列に出てしまうという弱点もありましたが、彼女も次のラウンドで真っ先に後退しつつ攻撃を続けました。 普段相手にしている敵と比べると明らかに動きが良く、PC達は大いに苦戦させられています。しかし、アニタは味方の隊列を気にするあまり自身の防御が疎かになっており、PC達もその隙を見逃しません。アニタのデーモンは変異によって強力な防御性能を獲得していますが、防御の構えをとっていない今なら比較的簡単に倒すことができたのです。集中攻撃の結果、最初にアニタが撤退することになります。次にレイヴンがルベーラの背後を取って挟み撃ちにし、こちらも一気に畳みかけて退場させました。この時点でレイヴンはもう息も絶え絶えの重傷状態であり、あと一撃でもダメージを受けていればロストしていたところですが、そうなる前にどうにか残りの3人を片付けます。負けイベント扱いのホムンクルスを除けば、今までで最も激しい戦いだったと言えるでしょう。 「くっ……戦い慣れしている」 *クライマックス* 翠玉同盟の探索班を退けた直後、PC達は扉が半開きになっていることに気付き、急ぎ部屋へ入ります。そこにはテロスタブラが保管されており、しかもそのうち3枚をエパナシエルが確保していたところでした。彼の目的も新エクシルディアの探索班と同じく、テロスタブラだったのです。彼はPC達に近づかれぬよう暴風の魔法を放って牽制しましたが、不安定な態勢から撃ったことが災いし、兜が風に巻き込まれてしまいました。PC達が見た素顔は尖った長い耳の青年……そう、やはりエルフで間違いありません。エパナシエルはエルフの末裔『ハーフエルフ』を名乗り、エルフにまつわるいくつかの真実を明かすとともに、石板を守ることがエルフの使命だったとPC達に話します。彼は石板を取り返した後、他の生き残りとともに災厄の謎を解き明かそうとしていたのです。 それを聞いたレイヴンは、自身のエルフに対する強い思い入れを語った上で、なんと新エクシルディアを裏切ってエパナシエルの側につくことを探索班の前で宣言しました。コジロウのツッコミも空しく、アレファオス語でエパナシエルと少し話した後、隙を突いてその場から逃走します。この時、レイヴンはエパナシエルから3枚のテロスタブラを預かりました。突然の事態にペーネロペーは困惑していますが、コジロウとドラカンは武器を抜いてエパナシエルに挑みます。 「レイヴンどの、拙者の勘違いじゃなければあいつ半分が人間では?」 *エパナシエル* とは言ったものの、やはりエパナシエルは強敵です。ペーネロペーのレイスを上回る高い軽減、上級魔法の成功率、両手剣の威力、いずれも普通ではありません。実際、明らかに数で有利なPC達と互角に渡り合っていました。そして、ヒルダがここで行動を起こします。残るテロスタブラ2枚のうち1枚を抱えたまま、浮遊の魔法を使って前列組の頭上を通過し、そのままエパナシエルの方へと逃げたのです。強力な魔法を何よりも愛していた彼女は、魔法の根源であるテロスタブラと最も関わりの深いハーフエルフ達と協力する道を選んだのです。こうして学生組の2人は完全に新エクシルディアを脱し、探索班はペーネロペー・コジロウ・ドラカンの3人になります。その後、このままでは共倒れになりかねないと判断したエパナシエルは、残り1枚のテロスタブラを回収せずに攻撃の手を止め、撤退するのでした。 「エパナシエル!私もレイヴンとあなたの側に付くわ!!このテロスタブラはその手土産よ!!」 中二病患者と魔法大好き女がとんでもないことをしでかしてくれました。素晴らしい。 せっかくなので、今後は第三勢力「ハーフエルフ」を作成してキャンペーンに加えようと思います。 キャンペーン4話目で早速大荒れの展開、今後が楽しみです。 こんな感じで同人システムのオープンキャンペーンをやってます。 一緒に遊んでくれる新規プレイヤーさんを募集中です、途中参加でもよろしければ是非! http://isaegin.com/%e3%82%a4%e3%82%b5%e3%82%a8%e3%82%ae%e3%83%b3%e5%8d%93/
イサエギン | |
2021/11/01 12:54[web全体で公開] |
😆 【エクシルディア】翠の戦士達:前編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)イサエギン卓にて開催中の『エクシルディア』オープンキャンペーン、第4話のシナリオは「翠の戦士達」。 ネイドス魔法学校の地下施設を探索し、「テロスタブラ」と呼ばれる総ての魔法の基となった石板を回収します。 PCは新エクシルディアからペーネロペー(料理人/レイス)、レイヴン(魔法学校生徒/ケンタウロス)、コジロウ(武者/リザードマン)、ヒルダ(魔法学校生徒/マンドラゴラ)、ドラカン(下級騎士/デーモン)の5人が参加しました。 なお、オープニングステップ中にペーネロペーが生産アクション「料理」と「製菓」を実行しテストに成功したため、パーティー全体の理性点が大幅に増強されています。 *作戦概要* 新エクシルディア探索班の班長・ゲルトルーデがPC達に今回の作戦を説明します。目標は赤いルーン文字が刻まれたエメラルド製の石板「テロスタブラ」で、これをネイドス魔法学校の地下施設から回収することです。全部で5枚あり、これを解読し呪文を得ることでエクシルディアの魔法は発展してきたと言われています。新エクシルディアはこれを翠玉同盟より先に手に入れることで、災厄の原因となった魔法自体の研究も大きく進めようとしていました。参加するのはPC達とゲルトルーデ隊だけで、ドラゴンや異形との戦闘を避けるためにあえて回り道をし、身を隠しながら魔法学校を目指します。また、突入後はそれぞれ手分けして目標を探し出すということでした。 魔法学校生徒のPC達はこの話に興味津々です。レイヴン・フォン・アストラスマスター=サウザンドマジックを自称する少年は、かつて人間との戦争に敗れ絶滅したエルフに憧れる「中二病」なキャラクターであり、古代エルフの遺跡から発掘されたテロスタブラの実物が見れるかもしれないと考えます。一方、災厄を引き起こした賢者アウグスの信者であるヒルダは、地下施設に入ること自体が楽しみな様子でした。地下施設はテロスタブラの保管場所であると同時に、アウグスのために作られた研究施設でもあるのです。 「やっとアウグス様の研究施設に入れるね…」 *謎の男* ごく最低限の被害で魔法学校へ辿り着くことができたPC達は、ゲルトルーデ隊と別れて行動を始めます。階段を降りて先へ進むと、目の前に謎の男が現れました。6フィートはあろうかという高身長、妖しく輝く鎧、そして明らかに普通のものではない両手剣。顔は兜と鉄仮面で覆い隠され、表情はほとんど分かりません。エパナシエルと名乗る彼は災厄以前にもこの地下施設を訪れていたらしく、とても大事な「忘れ物」を持って帰らなければならないと話しました。行先は異形だらけ、お互いに目的を果たすまでは協力しようということになり、エパナシエルがパーティーに加わります。 ところで、レイヴンはエパナシエルに対してある疑惑を抱いていました。というのも、レイヴンがエパナシエルに対し古代アレファオス帝国の時代の言葉で試しに話しかけたところ、なんとエパナシエルはこれに同じくアレファオス語で返答したのです。アレファオスは1300年以上も前に滅んだエクシルディアの前身ですが、伝説のエルフはこの時代からの存在であり、アレファオス語を使っていたと言われています。そして、エルフの外見的な特徴と言えば高身長と長い耳です。エパナシエルは通常のエクシルディア人ではありえない身長で、しかも耳は兜で隠しています。他のPCはともかく、エルフの知識を持つレイヴンは大いに動揺していました。 「大きい…」 *異形のマンドラゴラ* 地下施設の複雑な仕掛けを解きながら先へ進むと、異形どもが姿を現します。レイヴンの知識によると、敵はゴーレムとマンドラゴラです。ゴーレムは武器攻撃の威力・軽減共に高水準で、単純な白兵戦に優れます。高い【筋力】と【技量】から放たれる渾身の一撃はかなり強力で、ペーネロペーとドラカンが大きなダメージを受けてしまいました。ペーネロペーは鎧の悪夢・レイスによって高い軽減を確保していましたし、ドラカンのチェインメイルも十分高性能だったのですが、それでも防ぎきれるものではありません。マンドラゴラの方も厄介です。長い蔓のような髪を伸ばしてドラカンを攻撃し、彼を麻痺させてしまいます。麻痺の効果でセットアクションによる連続行動が制限され、またゴーレムのダメージも相まってかなり追い詰められている状況です。 それでも探索班は果敢に反撃しました。レイヴンはケンタウロスに変身して突進を喰らわせ、ゴーレムをノックバックで後列に押しやり時間を稼ぎます。ペーネロペー・コジロウはそれぞれの白兵武器で連続攻撃を繰り出し、ゴーレムの耐久点を確実に削っていきました。ドラカンも麻痺でセットアクションを封じられましたが、デーモンに変身することで状況を打破します。デーモンには1ターンに2度シンプルアクションを実行できる能力があり、本来セットアクションでしか行えない連続行動を疑似的に再現し、麻痺の制約を上手くすり抜けたのです。一方のヒルダは上級魔法のテストに失敗するなど不調でしたが、マンドラゴラが唱えた魔法を打ち消すなどしてパーティーに貢献します。そしてエパナシエルはというと、学生組がテストに失敗した上級魔法を次々成功させ、槍の雨や大回復といった強力な魔法で大活躍しました。両手剣の武器攻撃こそ今ひとつの成果でしたが、やはりただ者ではありません。 「(ヒルダと違って安定した上級魔法の成功率・・・間違いない)」 後編へ続きます。
イサエギン | |
2021/10/19 18:42[web全体で公開] |
😊 【エクシルディア】盗賊団掃討作戦:後編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)前編の続きです。 *クライマックス* ヒルダの魔法でゲネラトスを回復した後、洞窟内の探索を再開します。鍵のかかった扉はゲネラトスが解錠の技能でこじ開け、途中で傷薬やゴールドなどの物資も回収しました。ヒルダとレイヴンが魔法を使おうとして【知力】テストに失敗する、コジロウとゲネラトスが矢の罠にかかってダメージを受けるなどの場面もあってそれなりに消耗しましたが、何とか最後の部屋に辿り着きます。 そこには残りの盗賊達と、魔法使いの男が待ち構えていました。賢者アウグスの失敗によって起きた悪夢の災厄、エクシルディアの滅亡、全ては魔法などという得体の知れない力に頼った結果だと男は言います。魔法に絶望し盗賊と組んだ魔法使いアルベルトに対し、探索班は果敢に挑みました。 「悪いが仕事でな。死んでもらう」 *アルベルト* 敵は前列に剣を持つ女が3人、そして後列にアルベルトがいます。また、戦闘シーンの開始直前に探索班・盗賊団双方の全員が変身しました。悪夢の知識がないため能力の詳細は分かりませんでしたが、本気のぶつかり合いです。まずはゲネラトスがいつものように敵の背後を取り、アルベルトに一撃加えます。次にアルベルトが魔力の矢を詠唱しますが、これはヒルダが打ち消しの魔法を使用することで阻止しました。さらにレイヴンもケンタウロスの機動力を活かしてアルベルトの背後をとると、突進でアルベルトを前列へと押し出します。そして待ち構えていたコジロウがアルベルトに連続攻撃を浴びせ、アルベルトは一度も魔法を使えないまま敗れることになりました。 しかし、安心してもいられません。取り巻きの女達の悪夢が想像以上に厄介だったのです。軽減が高い上に受け流しの技能を持っているため、コジロウやゲネラトスの白兵攻撃がなかなか通りません。その上攻撃もかなり強力で、特にゲネラトスが耐久点・理性点ともに追い詰められる展開となります。ゲネラトスは異形化を避けるため、途中でデーモンの変身を解かなければなりませんでした。突破口を作ったのは、ヒルダとレイヴンの学生組です。それぞれが隕石と石礫の魔法で敵を怯ませることに成功し、その隙を突いてコジロウとゲネラトスが攻撃する流れを作りました。一筋縄ではいかない相手でしたが、探索班は誰一人欠けることなく勝利を勝利を収めます。 「魔法に助けられたか」 硬めの前列を3体も立てておいたのに、ボス本体の方をあっさり倒されてしまいました。 このゲームは後列に対する攻撃手段が豊富なので、それだけで安心してはいけないんですね。 所々にシナリオの調整不足感はありますか、楽しく遊べたと思います。 こんな感じで同人システムのオープンキャンペーンをやってます。 一緒に遊んでくれる新規プレイヤーさんも募集中です、途中からでよろしければお気軽に参加ください! http://isaegin.com/%e3%82%a4%e3%82%b5%e3%82%a8%e3%82%ae%e3%83%b3%e5%8d%93/
イサエギン | |
2021/10/18 12:41[web全体で公開] |
😆 【エクシルディア】盗賊団掃討作戦:前編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)イサエギン卓にて開催中の『エクシルディア』オープンキャンペーン、第3話のシナリオは「盗賊団掃討作戦」。 洞窟を隠れ家にする盗賊団や魔法使いを掃討しに向かうシンプルな任務です。 PCは新エクシルディアからコジロウ(武者/リザードマン)、ヒルダ(魔法学校生徒/マンドラゴラ)、レイヴン(魔法学校生徒/ケンタウロス)、ゲネラトス(盗賊/デーモン)の4人が参加しました。 エクシルディアには「災厄で一度滅亡した魔法の国の中、生き残りが2つの勢力に分かれて覇権を争っている」という設定があります。そこで本卓では、参加プレイヤーが翠玉同盟・新エクシルディアそれぞれの勢力につき1体ずつPCを作成し、定期的に陣営を交代することで異なる視点でのシナリオを展開するという方式にしています。前回までのセッション日記はいずれも翠玉同盟パーティーによるものですが、今回から新エクシルディアに交代です。 *入口* 山道を歩いて目的の洞窟に向かいます。レイヴンは毒ガスを流し込む方法を、ヒルダは爆破の魔法で盗賊達を生き埋めにする方法をそれぞれ提案しましたが、最年長の盗賊ゲネラトスは学生達の意見を却下しました。殺したかどうかを実際に確認できないような方法では上に報告できず、それでは仕事にならないと考えたのです。さらに、災厄後の現在は安全な場所自体が限られているため、占領した洞窟も後々再利用したいはずだとも続けました。結局そのまま洞窟に侵入することになりましたが、レイヴンは見張りが姿を見せていないことを疑問に思います。 「他に出口がある可能性もあるでござるな」 *剣を持つ男* 直後、ゲネラトスとコジロウが付近に潜む盗賊達の気配を察知し、戦いが始まりました。盗賊達3人のうち1人は探索班の正面で攻撃を引き付け、残り2人は隠密の技能によって姿を隠し背後を取ろうとします。戦い難い相手ですが、コジロウは盗賊の攻撃を丁寧に受け流してほとんどのダメージを防ぎました。ゲネラトスは背後から攻撃を仕掛け、反撃を受けながらも確実にダメージを与えていきます。レイヴンとヒルダは精度こそやや安定しませんが、高火力な魔法攻撃で援護しました。盗賊達の方は隠密の【敏捷】テストに失敗し、囮役もあっさり倒され全滅します。 「姿を見せてくれたお礼に、私が本当の魔術を魅せてあげるわ!」 *探索* 見張りの盗賊を始末して洞窟に入ります。中はかなり暗かったので、コジロウが光源を確保しようと松明をつけましたが、これが原因となって盗賊達が探索班の侵入に気付いてしまいました。探索班は一瞬身を隠そうとしましたが、ヒルダはマンドラゴラの悪夢に変身して正面から戦うつもりです。本来であれば盗賊達から姿を隠して奇襲を試みるようなギミックも用意していたのですが、ここは全員が戦いを選んだため不発になります。こういうこともありますよね。 「交代の時間か?それにしちゃあ早い気がするが……」 *弓を持つ男* 敵は前列に剣が2人と、後列に弓が1人です。さすがのコジロウも弓による射撃攻撃は受け流せないため、これは優先的に倒す必要がありました。まず、ゲネラトスが盗賊達の背後を取って弓に攻撃を仕掛けます。さらに、ケンタウロスに変身したレイヴンが矢の如き勢いで後列から前列に飛び出し、そのまま突進を喰らわせました。これによりノックバックで敵の前列が後列へ飛ばされ、隊列崩壊で後列の弓を引きずり出すことに成功します。ゲネラトスの攻撃で弱っていた弓にコジロウがとどめを刺し、残りは魔法攻撃で殲滅しました。上手く連携できている様子です。 「己そのものを矢として貫く妙技!くらえ!」 後編へ続きます。
イサエギン | |
2021/10/05 12:39[web全体で公開] |
😲 【エクシルディア】始まりの地:後編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)前編の続きです。 *クライマックス* その後も探索を続けたPC達は、地下5階へと続く昇降機を発見します。大勢が乗ると重量で壊れてしまう可能性があるため、ゴルドン隊は一度待機して先にPC達が降りることになりました。辿り着くとそこは異様な広さの部屋、ドラゴンのような巨体の悪夢でも変身可能なほどの空間です。ただならぬ気配を感じ取ったその時、奥にある大きな扉が開きます。現れたのはデーモン、しかし通常のそれとは明らかに異なる外見でした。子供のように小柄な体格、真っ白な体毛、何故か大神殿のシンボルが刻まれた赤い斧。PC達も詳しい訳ではありませんでしたが、噂に聞いたことはあります。賢者アウグスの部屋を守るようにして姿を現す正体不明の異形、ホムンクルスがPC達と対峙します。 「これはまずいだろうがよ!」 *ホムンクルス* 1体とはいえ相手はあのホムンクルスです、出し惜しみはしていられません。PC達はそれぞれ悪夢の姿に変身し、全力で戦います。セルバンテスの連続攻撃、アニタの渾身の一撃、フェイトとガルトーの連続魔法。普通の異形であればとっくに倒れているはずですが、ホムンクルスはまだ重傷状態ですらありませんでした。武器攻撃はあまり効いた様子がなく、かといって魔法も結界と打ち消しで的確に対処されてしまいます。さらには凄まじい怪力で斧を振り下ろし、セルバンテスに耐久点の7割近くを1ターンで削ってしまいました。強力なプレートアーマーを装備したセルバンテスですらこのダメージですから、他のPCであれば間違いなくロスト寸前まで追い込まれていたことでしょう。ホムンクルスも全くダメージを受けていない訳ではありませんが、あまりの強さにPC達は圧倒されるばかりでした。 万策尽きたと思われたその時、ようやく降りて来たゴルドンがPC達とホムンクルスの間に割って入り変身します。彼の隊はホムンクルスの足止めを引き受け、PC達に撤退を促しました。PC達はその後どうにかベースキャンプへ生還しましたが、ゴルドンは帰らないままとなりました。 「こいつのこと知ってるのですか、ゴルドンさん!」 ホムンクルスは所謂負けイベントですが、内心倒されてしまわないかと大分焦っていました。 ガルトーのドラゴンが自分の想像より遥かに強く、ホムンクルスにとってもかなり厳しい戦いだったと思います。 顔見せ程度のつもりが本気の殺し合いに発展しかねなかったので、そこは反省点です。 こんな感じで同人システムのオープンキャンペーンをやってます。 一緒に遊んでくれる新規プレイヤーさんも募集中です、途中参加でよろしければ是非! http://isaegin.com/%e3%82%a4%e3%82%b5%e3%82%a8%e3%82%ae%e3%83%b3%e5%8d%93/
イサエギン | |
2021/10/04 12:53[web全体で公開] |
😆 【エクシルディア】始まりの地:前編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)イサエギン卓にて開催中の『エクシルディア』オープンキャンペーン、第2話のシナリオは「始まりの地」。 災厄の謎の手掛かりを得るためネイドスへ向かい、魔法学校の地下施設を探索します。 PCは翠玉同盟からフェイト(はぐれ魔術師/ドッペルゲンガー)、リーオ(奏者/マーフォーク)、ガルトー(司祭/ドラゴン)、セルバンテス(強盗騎士/ウィルオウィスプ)、アニタ(被験者/デーモン)の5人が参加しました。 アニタは前回のシナリオでボスを担当した被験者ですが、悪徳司祭ガルトーに引き抜かれた後にPCとしてデータを作り直し、今回のシナリオでは味方になっています。変異したデーモンなど、NPCだった時の特徴は概ね再現しました。 *災厄の主* 翠玉同盟の大部隊がネイドスを進みます。PC達とゴルドン隊が地下施設への突入を担当し、他の兵士が道中の異形を足止めする作戦です。PC達は一直線に魔法学校を目指しますが、そこへ災厄の主と呼ばれる強大なドラゴンが襲い掛かります。ファビアン卿率いる部隊が足止めを試みますがそれだけでは足りず、PC達と一緒に突入する予定だったゴルドン隊もここで足止めに協力することとなってしまいました。ドラゴンの攻撃でダメージを受けながらもPC達は先へと進み、ようやく振り切ったところで一度態勢を整えます。 「オッサン生きて帰ったら酒場でいい酒奢ってやるぜ!」 *異形サキュバス* 魔法学校が見えて来た頃には雨が降り出し、そして護衛のいないPC達に異形が襲い掛かります。デーモンとサキュバスです。さらに雨が降っているため、全てのキャラクターは水濡れ状態による【筋力】・【技量】・【敏捷】のペナルティが発生します。この雨で最も大きな被害を受けたのは、間違いなくセルバンテスでした。武器攻撃に【技量】テストが必要となるのはもちろんですが、彼が変身する悪夢はウィルオウィスプ、つまり火を纏う能力であり、雨の中ではとても使い物にならなかったのです。加えて男性はサキュバスの誘惑で弱体化してしまうため、とにかく悪条件が重なって調子が出ません。 一方でリーオのマーフォークは雨を得意としており、水濡れのペナルティを無効化しつつ理性点の消耗を抑えることができました。戦いが始まると、前列のセルバンテスとアニタが攻撃をしっかりと受け止め、リーオ・フェイト・ガルトーは魔法攻撃を成功させて確実にダメージを稼ぎます。敵の数は多かったものの、終わってみれば危なげない勝利でした。 「水で手が滑るのう」 *探索* 異形を片付けると、後からゴルドン隊が追い付いてきました。合流した後に全員で休憩に入り、リーオがリュートを取り出します。ゴルドン班長はリーオに曲をリクエストし、しばらく聴き入っていました。演奏が終わると魔法学校の階段を降りて地下施設へと入り、フェイトが灯の魔法で照明を確保し、探索を始めます。異形の仕業と思わしき巨大な蜘蛛の巣が行く手を塞ぎますが、ガルトーが暴風の魔法で吹き飛ばし先へ進みました。途中の研究室は金属製の扉で鍵がかかっていましたが、ウィルオウィスプに変身したセルバンテスが扉に長時間炎を当て続け、強引に変形させることで開きます。そして部屋の机の上に貴重な素材である賢者の石を発見し、フェイトがこれを回収しました。 「これ、貰っても?」 後編へ続きます。
イサエギン | |
2021/09/20 15:32[web全体で公開] |
😲 【エクシルディア】異形邸:後編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)昨日投稿したセッション日記の続きです。 *ドラゴン無双* 屋上に移動した探索班ですが、待ち構えていたようにデーモンの群れが襲い掛かります。さらにはどこに隠れていたのか、壁をよじ登って現れた何体かのアラクネーがデーモンの後列につきました。たちまち異形に包囲されてしまった探索班は必死に戦いますが、とにかく数が多すぎます。大苦戦……と思いきや、ガルトーがドラゴンに変身してからは一気に戦況が覆りました。ドラゴンは変身者の負荷が非常に大きく、異形化のリスクが高すぎるためごく短時間しか変身できませんが、他の悪夢とは比べ物にならないほど強力です。ガルトーはマナーハウスの外へ飛び降りて巨大な竜となり、前足を屋上に乗せて顔を出します。アラクネーの集中攻撃を受けながらも竜の呪文で矢の雨を連発し、変身したルベーラ達の援護もあって限界が来る前に異形どもを片付けることができました。 「なんという大きさだ」 *現場検証* どうにか異形は倒しましたがNPCの別動隊は全滅、PC達もかなり消耗しています。回復の魔法で傷を癒し態勢を整えたところで、セルバンテスが妙なことに気付きました。別動隊の遺体のうち1体が、背後から矢を射られています。さらに、もう1体は刺さった矢を後で引き抜いた痕跡があります。騎士セルバンテスは決闘で勝ち続けるために人体の構造、つまり医学を学んでいたため、こうした遺体の状況から死因を特定することができました。またガルトーによると、異形がわざわざ刺さった矢を引き抜くような例は今のところ確認されていません。理性ある何者かが証拠隠滅のために矢を回収しようとしたが、1本は間に合わなかったのではないかとガルトーは推理しました。そして、PC達は遺体の中にアニタが見当たらず、階段に血痕が続いていることに気付きます。アニタの扱いについては4人の中で意見が大きく割れましたが、リーオが丁度リュートを弾き終えたところで、生き残った探索班は血痕を追って1階の応接間へ向かいました。 「この場合、手柄は俺の班の独占でいいのか?」 *クライマックス* 部屋に入ると予想通り、傷の手当てを終えて逃げようとしていたアニタを発見します。PC達は彼女から事情を聞き出しました。被験者として受けた実験の中で悪夢が強くなる一方、その過酷さに心がついていけなかったこと。自分の人生に希望を見いだせなかったこと。そして、追い込まれていた彼女にとっては戦いが貴重な娯楽であり、ほとんどゲームのように見えていたこと。彼女は別動隊を不意打ちして逃亡し、人間も異形も関係なく自由に殺しを続けようと考えていたようです。しかし、ここでガルトーが予想外の提案をします。なんとこの悪徳司祭は探索班を裏切ったアニタを金で雇い、その罪も隠蔽すると言い出したのです。アニタの中の強力なデーモンに利用価値があると判断したガルトーに対し、GMのイサエギンは交渉のための【精神】テストを課しましたがこれも問題なく成功させます。そして、PC達とも勝負をしてみたいと思っていたアニタは、自分と戦って勝つという条件を取引に付け加え、これもガルトーが受け入れました。狭い屋内ではガルトーがドラゴンに変身できないため、探索班とアニタは建物の外へ出て最後の戦いを始めます。 「衝動的にやったってんならいずれ捕まる。もっと計画的にやらねぇか?」 *アニタのデーモン* 本来の結末では「アニタが自暴自棄気味に異形化して、まだ残っていた別の異形達と共に襲い掛かる」という戦闘を想定していたのですが、ガルトーのロールプレイで戦闘の内容に変化が生じました。アニタが正気を失っていない以上、取り巻きとして異形エネミーが登場するのは少々おかしなことになります。かといってアニタ1人をPC達と戦わせるのも無茶です。ちょっと強引でゲーム的な解決方法になってしまいますが、結局アニタの駒を複数体登場させて戦力を整えました。いざ戦闘開始、アニタ達(描写上は1人扱いですが)はガルトーのターンが来る前、つまり変身していない今のうちに集中攻撃を行います。ガルトーのドラゴンは確かに強力ですが、人間として見ると装備は貧弱であり、魔法技能の成功確率もどちらかと言えば低い部類であるなど、戦闘能力は参加PC中最弱レベルでした。結界を張って抵抗するも重傷状態に追い込まれ、あらゆるテストに大きなペナルティが生じます。魔法の成功率もさらに低くなりますが、なんとガルトーはこの状況から回復魔法の【知力】テストを成功させて重傷状態から復活、ロストの危機を強運で乗り切りました。さらに、部屋に入る直前で敢えて別行動をとり、外で身を隠していたリーオがアニタの背後に回って攻撃を仕掛けます。しかし、なかなかダメージが入りません。アニタのデーモンは変異によって通常にない特殊な能力を獲得しており、肩から腕までが昆虫の外骨格のようなものに覆われています。彼女自身の耐久点は少ない方でしたが、この強力な防御が弱点を補っていました。また、セルバンテスもウィルオウィスプに変身して炎上ダメージを与えようと試みたものの、彼女のデーモンは【技量】が非常に高かったためすぐに火を消されてしまいます。それでも、ルベーラとセルバンテスの猛攻でアニタは徐々に押され始めました。そして、リーオの水の矛を受けた彼女が敗北を認めたことで、ようやく決着がつきました。 「んじゃあまずは酒でも飲みいくか!」 アニタが死ぬ予定のシナリオだったんですが、まさかの結末でした。もちろん楽しかったですよ。 自分はどうにも暗い結末ばかり書いてしまう癖があるので、外からの力で変えてくれたのは嬉しいですね。 冷静に見ると別に明るい訳でもないとは思いますが……殺人犯引き入れ生存ルートでした。 こんな感じで同人システムのオープンキャンペーンをやってます。 一緒に遊んでくれる新規プレイヤーさんも募集中なので、途中参加みたいな形でよろしければ是非! http://isaegin.com/%e3%82%a4%e3%82%b5%e3%82%a8%e3%82%ae%e3%83%b3%e5%8d%93/
イサエギン | |
2021/09/19 18:38[web全体で公開] |
😊 【エクシルディア】異形邸:前編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)はじめまして、イサエギンと申すものです。 ゲーム内容や自分卓の様子について軽く解説しつつ書いてみたいと思い、日記の投稿に挑戦します。 イサエギン卓にて開催中の『エクシルディア』オープンキャンペーン、第1話のシナリオは「異形邸」。 安全地帯拡大のため、別動隊の探索班と共に異形の巣食うマナーハウスを制圧しに向かうという内容です。 PCは翠玉同盟からガルトー(司祭/ドラゴン)、セルバンテス(強盗騎士/ウィルオウィスプ)、リーオ(奏者/マーフォーク)、ルベーラ(狩人/デーモン)の4人が参加しました。 *別動隊の合流* メインステップに入って、合流したPC達探索班と別動隊が会話を始めました。別動隊の一員であるアニタは悪夢の呪いを研究するために雇われた被験者で、強力なデーモンに変身できるため前線に加わったと話します。彼女はセルバンテスが決闘で何度も勝ち続けているという噂を耳にしており、セルバンテスは奪った金で買った高価な装備を自慢していました。彼は通行人に決闘を挑んでは金を巻き上げる悪党ですが、剣の腕は確かです。少なくともアニタはその実力を尊敬していました。 他にはリーオが出発の時間ギリギリまで曲を演奏し続け、その美しい音色を気に入ったガルトー司祭が50シルバーを投げています。以降省略しますが、その後のシーンも金満な悪徳司祭は事ある毎に所持金をばらまきました。元貴族としての秩序や誇りを重んじるルベーラだけは受け取りませんでしたが。 「それは俺のことだろう。見ろ、俺が着ている鎧を。決闘で得た資金でこしらえたんだ。」 *異形ミノタウロス* PC達は正面から、別動隊は一旦分かれて裏側からマナーハウスへの突入を試みます。このうちPC達の側は接近する異形の気配を察知し、最初の戦闘が始まりました。悪夢の呪いに詳しいガルトーによれば、敵はデーモンとミノタウロスです。デーモンは特殊な能力こそほとんど持ちませんが単純に強く、ミノタウロスは逆にいくつかの戦術を持っています。特にこのミノタウロスの方はPC達目掛けて何度も突進し続け、ノックバックで前列を後列へと追いやり隊列を崩壊させようとしてきました。 厄介な技ですが、ガルトーが前列のセルバンテスに対し結界の魔法を使用、ダメージを無効化すると同時にノックバックも防止し上手くフォローします。これは、鎧によって高い軽減を得ているセルバンテスと組んでこそ実現した戦術です。他の3人は防具の性能が低く、結界を使っても防ぎきれなかったでしょう。 「おいおい騎士後ろに下がんなよー」 *探索* 異形どもを片付け、マナーハウスの内部を探索し始めます。1階の途中の道は瓦礫や家具などで塞がれていましたが、そちらは反対側から入った別動隊に任せ、全体を確認した後に2階へ上がりました。2階は異常に大きな蜘蛛の巣だらけです。ガルトーはどこかにアラクネーが潜んでいると考え、ついでに邪魔な巣を暴風の魔法で軽く吹き飛ばしました。その後は別動隊も2階で合流しましたが、彼らは1階で異形と戦った直後だったようで、怪我の応急手当を待つ間に少し休憩することになります。 この時、またアニタがPC達に話しかけてきました。彼女は日々被験者として過酷な実験に耐え続け、そして悪夢の力を一層強くしています。しかし、彼女は自身がいずれ人間でなくなってしまうのではないかと考え、恐れているとPC達に打ち明けたのです。そして、ガルトーに対して何か言い掛けたところで休憩時間が終わります。リーオが最後に勇ましい歌で締めると、探索班は屋上を見に向かいます。 「歌は聞きますよね」 長くなりそうなので今日はここまで、後編は明日投稿します。 セッションの感想というか説明ってこういうのでいいんでしょうかね。 あまりやったことがないのでよく分からない……できればもっとラフな書き方ができるようになりたい。