Keiさんの日記 page.2
Keiさんが書いた日記の一覧を閲覧できます。
日記一覧
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2025/02/25 21:28[web全体で公開] |
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2025/02/24 19:04[web全体で公開] |
😶 神や支配者は必要なのかというお話 ご機嫌よう。 人の考え方は環境や経験に非常に強く影響されますし、ほとんどの場合は当人が思っているほど「自由」ではございません。もちろん皆さまにおかれましては「与えられた条件の中で」自由にしているのでしょうし、実際に何でもかんでも「自由」にすると社会が成立しなくなるのも確かですわ。 さて TRPG のお話です。これまでわたくしのエントリをご覧いただいている方にはご存知でしょうが、わたくしはナラティブ/ストーリーゲームという種類の TRPG を好んでおります。けれど、この遊び方はマイナー中のマイナー、果ては「これのどこが……?」と思うような商業タイトルにさえナラティブの言葉が踊る始末。どうしてそうなってしまうのかしら。そこで、今回はわたくしが思うところについてお話しさせていただきますわね。 事前にお断りしますが、このお話はこれまで何度もしていますので、またかと思った方はそのまま回れ右してお帰りいただいて構いません。 さて、まずは前提となる部分がございます。ナラティブ/ストーリーゲームは TRPG の一種ではありますが、こうした遊び方の確立は TRPG の歴史から見たら比較的最近のことです。ですが、ここにはドラスティックな変化があります。それ以前の常識と違う点がございます。 ともあれ、常識としてこんなことを受け入れてないでしょうか。 - GM がいる - シナリオがある - ステータスやデータがある - 判定がある - その結果ステータスやビルドに優劣がある もちろんこれは原初の TRPG の影響で、こうなったのは TRPG がもともとタクティカル・ボードゲーム(今風に言うならストラテジーゲーム)の派生だったからです。そうして生まれた TRPG には構造上、PL に対して秘匿すべき情報が存在しました。具体的にいえば敵のデータや宝箱の中身、罠の存在といった情報です。ここで重要なのは PL には隠されている(ゲームの進行によって明かされる)情報があるという点で、これが GM やシナリオが存在する最大の理由です。倒すべき敵の強弱を表現する、これがステータスや判定が存在する最大の理由です。 ですがここにはいくつかの問題がありました。GM が好き勝手したらどうするのか。PL が好き勝手したらどうするのか。悪意があったらどうするのか。ゲームに精通した「上級者」が圧倒的なビルドでそうでない者を圧倒したらどうするのか。一方でTRPG はたとえ PvP であったとしても構造としては協力ゲームであり、善意を前提としています。もちろんこれは極論で、多くの場合、多くの卓ではうまくいくのでしょう。 では、先に進む前に質問しますね。GM やシナリオは必要でしょうか? ステータスやデータや判定は必要でしょうか?
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2025/02/24 13:07[web全体で公開] |
😶 ゴミの山の中で願いは叶ったのかしら ご機嫌よう。 エルリンボ「最後の竜殺し」に続いて「ドリームランドのツバメは歌う」を置き卓で遊んでまいりましたが、完結しましたの。今回はゴミの島のどこかに願いを叶える竜の骨があって、というお話ですわ。といってもランダムシードのジャーナル系ですので探索要素などがあるわけではなく、決まった数のシーンの後で必ず竜の骨に辿り着きますし、途中でロストすることなどもございません。ステータスも判定もございません。 そんなの楽しいのかですって? そんなのゲームになるのかですって? 楽しいに決まっているのですし、ゲームになるに決まっているのですわ。 ともあれ、家族がらみのちょっと重い話になったというか今回の主人公はまだ小さな子どもだったのですが、容赦なく色々とやってしまい、わたくし反省しているのですけれど、その一方で前章の要素を回収したり、子どもながらに悩みながら進んでいく感じも出せたという点では、それなりに良い物語になったのじゃないかしら。 もちろん最後は PL の方に委ねて、きちんと納得できる結末にもなったと思いますわ。というかエピローグが良くって! ご一緒くださった方、ありがとうございましたっ。
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2025/02/23 20:55[web全体で公開] |
😶 やっとお話の方向が見えてまいりましたの ご機嫌よう。 楽しみにしておりました Vampire: the Masquerade 5e の続きでしたの! とはいえ今回はほとんど相談会、わたくし(のPC)としては、これまでずっと他の PC が何を求めているのか分からずにいて不安があったのですが、やっとちゃんと話せたのですわ。 わたくしの PC が何を望んでいるのか、何を見ているのかはお伝えできたかと存じますし、これまでのバラバラの群像劇的な状況で得た情報などもやっと共有できたかしら。PC としてはバラバラでも構わないという部分も大きかったのですが、PL としてもう本当に大変でしたので、この各自勝手気ままな状態をなんとかしたかったんですわ。仕切り屋みたいになってしまって反省も多々ございますが、ともあれホッと一息ついているところですの。 まあね、語り手さまが次に(やっとまとまりかけた PC たちを再びバラバラにする)どんな要素を持ち出してくるか、知れたものではございませんけれど♪ ともあれ、他にやりたかったこともできましたし、ご一緒くださった皆さまありがとうございましたっ。
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2025/02/17 22:19[web全体で公開] |
😶 歌舞伎町の女王とはアタシのことよ(後編) ご機嫌よう。 スーパーホスト/ホステスとなって太客を気持ちよく酔わせて高額商品を買わせる TRPG、ナイトバタフライの後編を遊んでまいりましたの。わたくしが演じるのはクラブのNo1ホステス(目神さまの気まぐれでそうなりました)、うまく演じられていたら良いのですけれど、素敵なお姉さまを目指しましたわ。 まあね、最大の見せ所は他の PC に取られてしまいましたけれどね。 とにかくナイトバタフライはとても楽しい TRPG で、今回はテキセで限られた時間なのもあって RP 控えめでしたが、はっちゃけて RP しても楽しいと思いますわ。もちろんお酒のお供に遊んでも(20歳未満の方の飲酒は法律で禁止されています。また、酔い方がよろしくない方もセッション中の飲酒はおやめください)。一方でダイスを大量に振る上に出目を入れ替えたりするので、ちょっとココフォリアだと辛い部分もあるかしら。GM 様にもずいぶんご迷惑をおかけしましたし、後からログを見返したら自分のダイスの数間違ってたみたい……。 あとわたくしとしては、このゲームは GM 不要で遊べると思いますし、シナリオももちろん不要ですので、若干ルールはちょっと重いにしても軽く遊べるいいゲームだと思いましたの。 とはいえ、ルール解釈について何度も何度も質問してしまい GM 様に負担をかけてしまったり、長々と自分の手番を引き延ばしてしまったりと反省点もございますが、ともあれご一緒くださった方も皆さま素敵で、夜の女王になるのも気持ちよかったですわ。ありがとうございました。
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2025/02/16 00:02[web全体で公開] |
😶 喪失と旅立ちの物語 ご機嫌よう。 エルリンボ「最後の竜殺し」を置き卓で遊んでまいりまして、つい先ほど終えたところですの。エルリンボはソロジャーナル的にも遊べるシステムですが、今回は GM ありプレイで、GM として好き勝手させていただいたのですが、主人公の喪失の物語としてとても良かったですし、最後にそこから主人公がさらに旅立つというエンドになったのも感涙ですの! ご一緒くださった方ありがとうございましたっ。
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2025/02/15 00:02[web全体で公開] |
😶 よろしい、ならば革命だ。な TRPG のお話 ご機嫌よう。 労働問題をテーマに含む TRPG になぜか反応をいただいてしまいましたが、Paterson, 1913 をはじめとした Reacting Consortium のタイトルは買い切りではなく年間ライセンス購入という形式のようで敷居が高いのですわ。そこで今回は代わりに、そういったテーマの TRPG を別に見つけて参りましたので紹介しましょう。もちろん全て英語です。これらのタイトルはわたくし自身所持しておりませんが(ウィッシュリストには入れておきました)、とまれ概要から雑にいきますわよ。 ■ Beat The Boss 労働者のグループを組織して職場での力のバランスを変えるための計画を立て、行動を起こす TRPG……というかアオリ文章によると、活動家が職場で組織化する方法を学ぶための TRPG……だそうです。 ■ 10 Workers United 労働者が団結して公正な生活を求める TRPG。一人は企業役となり、仕事の内容や環境などを決めます。他の PL は独自のスキルを持ち、何がきっかけになって団結するのかを決めます。労働者は10シーンかけて企業と交渉するための行動をし、企業に要求を突きつけてゲームは終了するようです。 万国の労働者は団結しましたわね? では、ついでなので革命をテーマにした TRPG も紹介しましょう。 ■ Just Gals Being Comrades 地下活動する女性活動家となって革命に参加し、その最後の数日間を描く TRPG。同性愛ロマンス要素があるというか、PC は他の PC に密かに恋をしているという設定がついてきます。お分かりでしょうがジェンダーテーマを含みます。 ■ Red Borg 実業家・地主・官僚・政治家といったエリート層に支配された国家で、追い詰められ絶望した人々になって革命を起こす TRPG。秘密組織から民衆の抗議運動、革命軍による戦争まで幅広い状況をカバーしているそうです。 ■ Comrades: A Revolutionary RPG 地下革命組織を題材にした TRPG。人々を鎖から解放するために腐敗した政府と対立し、集会を開き、クーデターを企て、秘密警察をかわし、ファシストと戦います。史実でも空想でもあらゆる設定でゲームを展開でき、自分だけの革命を起こします。 さらに加えて、史実テーマのものも追加で見つけましたのでメモしておきます。 ■ Revolutionaries アメリカ独立戦争を舞台にした TRPG で、戦争のドラマ、政治、厳しい現実を体験し、建国の英雄たちと出会い、自分自身も英雄となって出来事の証人になるようです。 いずれにせよ、わたくし自身だいぶ明後日方向に突き進んでいる自覚はあるんですわよ? そろそろどなたか止めてくださってもいいんですわよ?
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2025/02/14 02:00[web全体で公開] |
😶 史実テーマの TRPG を探していたら教育用 TRPG にたどり着きましたの ご機嫌よう。 先日 The Price of Coal を紹介しましたが、調べてみたところ史実ベースの労働運動テーマで Paterson, 1913 という TRPG があるそうですの。こちらは 1913 年のニュージャージーで起こったストライキを題材にしていて、史実ではこのストライキは多数の逮捕者を出して失敗したそうなのですが、テクノロジーや移民、言論の自由、階級、労働組合などの要素が登場するようです。教育用で11〜35人の生徒を対象にしています。 なお、このゲームを出版している Reacting Consortium という団体?は史実テーマの教育用 TRPG を多数出版しているようです。例えば、ペストが蔓延した1349年のノーリッチを舞台にした 1349: Plague、1979年〜1989年にかけての酸性雨と国際政治を扱った Acid Rain Europe、紀元前403年のアテナを舞台に民主制を維持すべきかどうかを描く Athens 403BCE、などなど……。気になる方はお調べあそばせ。 もちろん皆様は、そんなの面白いのかと思われるでしょう。 わたくしは登録していくつか購入してみるか迷い中ですけれど(そもそも米国外で教育関係者でもないのに登録できるのでしょうか?
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2025/02/12 19:53[web全体で公開] |
😶 歴史テーマ TRPG の続き ご機嫌よう。 先日歴史テーマの TRPG をいくつかご紹介しましたが、どうやら調べたところ The Price of Coal はブレア山の戦いというアメリカ史上最大の労働者蜂起にして南北戦争以来最大の武装蜂起がテーマだそうで、神ゲーかつとんでもなく悲しいとのことで、遊んでみたい! テキストオンリーのコミュニティ版は持っていたのですが、フル PDF 即ポチしましたわ。 また、Red Carnations on a Black Grave というパリ・コミューンの72日間の激動の日々を描く TRPG も教えていただきました。こちらはモンセギュール系で、各 PL は二人の PC を演じ、そのうちの一人は最後のフランス軍の攻撃で死なななければならないようです。これも遊んでみたい! 流通が限られていますが PDF で入手できましたので、こちらも即ポチしましたわ。
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2025/02/11 23:44[web全体で公開] |
😶 御伽噺を紡ぐ(まだ発売前のゲームの)お話 ご機嫌よう。 ななななんと、まだクラファンすら始まっていない TRPG、Zhenya’s Wonder Tales(以下ゼーニャ)のプレビューを遊ばせていただきましたの! 今回遊んだのは「The Bird Rivals」という舞台です。通常の TRPG でしたらシナリオというところですが、遊んだ印象はシナリオというよりは舞台という方がしっくりきますわね。 ゼーニャは東欧風のちょっと暗めの御伽噺を語る TRPG で、GM なしナラティブ系かしら。PC は選択制で初期秘匿と3つの行動が割り当てられています(行動は全て公開、加えて全ての PC が選ぶことのできる4つの行動が別にあります)。基本的に行動は一回使い切りで、この行動ができるように物語を誘導していくという感じかしら。この辺りのプレイ感覚は灰色城に近く、一方で行動には隠されたプロンプトがあります。行動するまで誰にも(行動した当の本人にも)そのプロンプトは分かりません。この行動とプロンプトの組み合わせで物語を紡いでいくという感じで、その結果がビターな、暗い結末に向かいそうという感じも灰色城に近い印象かしら。 ともあれ、とても楽しかったんですの! 話すと舞台のネタバレになってしまうのですが、わたくしが遊んだ PC は愛を信じ、愛を裏切られ、愛に救われたのかしら。けれど別の見方では誰も救われていませんし、ずっしりと響きましたわ。最後また泣きそうになりました(涙脆すぎるなんて言わないでくださいまし)。ともあれ何がどうなるかは卓次第。卓の数だけ全く違った物語に、類型すら違う物語になりそうですし、良いゲームでしたの。それに、この感じが好きな方はきっとたくさんいらっしゃるでしょう。 というわけで出たら買いますわ! というかクラファンがまだ始まっていないのですが、出資しますわ! お誘いくださった方、ご一緒くださった皆さまありがとうございましたっ。
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2025/02/11 17:43[web全体で公開] |
😶 歴史テーマの TRPG のお話 ご機嫌よう。 先日のモンセギュールがとても楽しく、歴史テーマ・戦争テーマというだけで面倒そうな印象になっているのが勿体無いというわけで、わたくしが所有する、あるいは知る中から、特にファンタジー要素なしの(と思われる)歴史テーマ TRPG を軽く紹介してみましょう。ほぼほぼ海外インディーズで、ほとんどはわたくしも遊んでいませんし、というか訳してさえいませんので、面白さについては保証しかねます。 ■ A Cool and Lonely Courage 第二次大戦、ドイツ占領下のフランス女性スパイとなる TRPG。ベースシステムは PbtA。 ■ Blackout 第二次大戦の男たちがいなくなったロンドンで、灯火管制の中街を守る女性となる TRPG。ベースシステムは PbtA。以前雑に私家抄訳しましたが、いま見たら全部訳し直したいですわね。 ■ Carolina Death Crawl 南北戦争の最中、何軍の戦線後方に置き去りにされた兵士となって危険を切り抜けることができるかどうかを描く TRPG。 ■ Dogs in the Vineyard 西部開拓時代のユタ州を舞台に、神の犬として出来事に審判を下す子どもの道徳的ジレンマを描くみたいな TRPG。みたいなというのは絶版でわたくしも所有していないからですが、作者自らが西部劇もユタ州の歴史もそれを題材にしたこのゲームも地獄に堕ちろと言っているようでして、大変興味深いのですが入手不可……という思いを込めて挙げておきます。 ■ Danegeld 991年の英国でデーン人に侵略された土地から税金を徴収する TRPG。 ■ Dream Apart 19世紀、クリミア戦争後くらいの東欧のユダヤ人コミュニティを描く TRPG。ベースシステムは BOB。こちらは私家訳済みで、キャラクター作成の段階でとんでもなく重いキャラクターができてしまったりします。 ■ A Green and Narrow Bed 1866年、南北戦争終結後のアメリカで、戦争で夫を失った未亡人となる TRPG。 ■ In the Light of a Setting Sun 西部開拓時代の銃撃戦を描く TRPG。 ■ La Desbandá 1937 スペイン内戦の戦火を逃れようとマラガからアルメニアへの道徳を描く TRPG。物語はノーマン・ベチューンという実在の医師を中心に展開します。ごく簡単に私家抄訳していますが、遊べる日は来るかしら。 ■ The Last Place on Earth ロバート・スコットの南極探検をベースにした、1910年代前半の南極探検、南極までの2500kmの旅を描く TRPG。 ■ Love & Barbed Wire 第一次大戦を舞台に、塹壕にいる兵士と故郷の恋人との手紙のやり取りを描く2人用 TRPG。 ■ The Marquis of Ferrara 15世紀のイタリアの都市フェラーラで侯爵が暗殺され、次の公爵の座を巡って陰謀を張り巡らせ争う TRPG。暗殺の首謀者も PC に含まれますが、ゲームの目的はそれを暴くことではありません。システムはモンセギュール。私家訳済みで遊ぶ機会を伺っています。 ■ Night Witches 第二次大戦のソ連に実在した女性だけの飛行隊の隊員となって、昼は基地内の差別と戦い夜はナチスと戦うみたいな TRPG。史実と同様に各地を転戦します。ベースシステムは PbtA。こちらも以前雑に私家抄訳しましたが、いま見たら全部訳し直したいですわね。 ■ A Plague Among Us 1655年、人口が膨れ上がったロンドンをペストが襲う中、貧しく年老いた女性となってペスト患者やその死体を隔離する TRPG。 ■ The Price of Coal 1921年、ウェストバージニア州の炭鉱労働者とその家族、権利のために立ち上がり苦難を超えて団結するコミュニティを題材にした TRPG。 ■ Resist & Remember: Weimar 1930年代のベルリンを舞台に、ナチスの支配に抵抗する TRPG。 ■ Révolution フランス革命期のパリの有力者となって、激動の政治情勢の中自身の有利な立場を求めて戦う TRPG。ベースシステムは BOB。 ■ 青灰のスカウト 第二次世界大戦、ワルシャワ蜂起を舞台に15〜17歳の少年兵になって否応なく成長し、大切なものを失う物語を描く TRPG。重エモの塊で、それを生み出す悪魔的神システムを備え、非常に楽しいかしら。このリストの中で唯一日本語版があります。 ■ What Price Glory 第一次大戦のフランスを舞台に、ある戦いで勝利したフランス兵が束の間の休息を経て再び戦場に戻るかどうかを描く TRPG。 ■ Wise Women 産業革命前、近世東欧を舞台に、魔女の知識代々受け継いできた女性となる TRPG。ここで言う魔女の知識とは主に薬草の知識であり、キリスト教で禁止された避妊や堕胎に関するものもあります。人々のために知識を使っても、魔女だと見做されると追放されてしまいます。私家訳済みで遊ぶ機会を伺っています。ベースシステムは PbtA。 ■ Witch: the Road to Lindisfarne 1350年、黒死病で人口の3分の1が亡くなったロンドンで教会に「私が魔女の呪いで病を広めました」と懺悔した「魔女」をロンドンから聖地リンディスファーンに連れて行き、魔女裁判にかける TRPG。システムはモンセギュール。魔女役も PC です。こちらは私家訳済みでプレイ予定があります。 どうやら探すとまだまだたくさん出てきそうなのですが、疲れましたのでこのあたりにしておきますわね。
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2025/02/08 22:48[web全体で公開] |
😶 営為と葛藤をめぐるお話 ご機嫌よう。 モンセギュール1244 の後半を遊んでまいりましたの。一言で言えば修羅場が楽しく、ラストがエモく、最高でしたかしら。初期状態で示されている人間関係が結構波乱を予感させるものなのですが、それに乗っかってやりたい放題? 家族会議で爆弾宣言、閉塞環境に地獄絵図が展開されましたわ♪ わたくしが選んだ主人公 PC は、当初は場を引っ掻きまわせたらと思っていたのですが、そんな風には全然ならずむしろ弱い女で、頼った相手は戦場から帰らず子どもたちはどんどん遠くに行ってしまい、ひとり棄教しましたがその後に幸せがあったとは思えませんわね。 というか今回のモンセギュールは宗教家二人が子ども二人に殉教を唆すなどという、これだけでも地獄絵図な様子で、子どもたちもしっかりと殉教しました(それぞれ主人公として選ばれていましたが、PL の方は殉教を選びました)し、それ以外も重い展開も多く、ずっしりと噛み締めているのですわ。 というかエピローグがしんどすぎて半泣きでしたわよ。いい栄養を摂取しました。 とまれ、ご参加くださった皆さまありがとうございました。
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2025/02/04 02:31[web全体で公開] |
😶 よくできたプロンプトはよくできたハンドアウトに勝る 〜「灰色城綺譚」から「手折られる花たちの会」へ ご機嫌よう。 わたくし かりかりうめ のシステムが大好きです。中でもとりわけ何度も遊んでいるのは灰色城綺譚ですが、灰色城はバッドエンドまたはメリバを前提に初期秘匿 HO があり、それをいつどのように公開するかは自由、自然にそうなるように物語を描いてくださいというシステムです。これがまた RP が捗りまして♪ さて、灰色城はシナリオあり、プレイの印象は HO の設計に非常に強く依存します。ですが、シナリオは TRPG に本当に必要でしょうか? HO は必要でしょうか? もちろん種々の TRPG を積極的に試している方でしたら、特定のシチュエーションやストーリーに特化したシステムがあるということはご存知でしょう。ですが、それらの TRPG の多くには特定のシステムがあり、もしかしたら HO もあります。 もちろん、特定のシステムの特定のシナリオを遊んでさえ、PL によって物語は変わるとお考えの方もいらっしゃるでしょう。それはまあ実際、その通りだと思いますわ。その一方で、そうやって生まれた物語はどれくらいナラティブでしょうか? シナリオに書かれていないくらいにナラティブでしょうか? わたくしこれは非常に不満なのですが、殊更に近年「ナラティブ」を謳って登場している商業タイトルの多くは、それほど「ナラティブ」ではありません。灰色城の方がよっぽどナラティブですし……。 さて、灰色城では前述したように PC ごとに複数の初期秘匿 HO が与えられ、それぞれの PL はその HO を自然に公開できるように物語を誘導します。加えて、HO に書かれた内容の解釈も PL に任され、公開したとしても PC の一時の気の迷いとすることもできます。もちろん灰色城にはシナリオがあり、HO はシナリオごとに存在します。ですが、こうした自由度は(HO の出来によりますが)従来型のシナリオにはない自由な展開を生み出します。 では、それで十分でしょうか? もはや HO は TRPG に当然の存在で、誰もが疑問に思う間もなく受け入れているかもしれませんが、他のアプローチがあります。それがプロンプトです。 かりかりうめ の最新のシステム、エルリンボもプロンプト制ですが。ここでは かりかりうめ のシステムで最初にプロンプトを取り入れたモノローグ・ダイアログから「手折られる花たちの会」を取り上げましょう(個人的に超推しですので)。手折られる花たちの会の根幹は二人の少女、一方は手折る役、一方は手折られる役です。この二人には共通のプロンプトが与えられます。手折るとは何を意味するのか。 たったこれだけで、(理想的には)二人の少女の関係が無限に描けます。どう手折り手折られたいのか。それをどう伝えるのか。相手をどう思い、自分がどう思われたいのか。RP だけで進行します。 特定のシステムの特定のシナリオにエモを感じる方でしたら、たったこれだけの質問がどれだけのエモを生み出すのか想像できるでしょう。素晴らしい TRPG 体験に必要なのは、良い質問です。それをシステムが与えてくれるなら、それ以外に何が必要でしょうか。
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2025/02/03 01:14[web全体で公開] |
😶 歌舞伎町の女王とはアタシのことよ ご機嫌よう。 ナイトバタフライ、遊ばせていただきましたの。ルルブは所持しておりましたが魑魅魍魎が棲まう棚の奥深くに(ろくに読みもせずに)押し込めておりましたが、それでも遊んでみたいという気持ちはいつもあって募集に飛びついたのですわ。 これが大変に面白い TRPG でしたの。 ナイトバタフライは歌舞伎町にあるナイトクラブ「不夜城」で働くホスト/ホステスとなり、太客の心の闇を癒す……といえば聞こえはいいですが、まあ実際は気持ちよく酔わせて高額商品を買わせる(補足しますが、太客が高額商品を買うということは心の闇を晴らすということとイコールです)という目的のゲームです。こほん、重ねて言いますが太客は悩みを忘れるためにクラブに訪れるのであって、商品はその対価なのですわ。 ともあれ。 なんの因果かわたくしの PC は絶対の美貌を持つ No1 ホステスになってしまい、顔面蒼白、藁をも掴みたい気持ちでの開始でしたわ。ですがまあ GM の方の素敵な準備や他の PL の方の素敵な RP もあってなんとかなり、気分は最高という瞬間もございましたの。夜の女王がこんなに気持ちよくて楽しいなんて……! わたくしルルブをちゃんと読んでいなくてルールミスもございましたが、優しく分かりやすくご指摘いただいて、卓の運営も素敵でしたの。 ご一緒くださった皆さまありがとうございましたっ。
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2025/02/02 15:08[web全体で公開] |
😶 V5 の続きでしたの ご機嫌よう。 昨年から参加している V:tM キャンペーンの続きでしたの。とてもとても楽しみにしていたのですわ。 膨大な量の情報と膨大な量の NPC が登場するキャンペーンですが、だんだん点と点が繋がってきましたかしら。個人的にも「まだ被害に遭っていない唯一の人物」は今回こそ酷い目に遭うのではないかとドキドキしていましたが無事に済みましたし、とりあえず聞きたかった話を聞けて欲しかった情報にも一歩または半歩くらい近づきましたし、でも PC の動機や目的はまだ繋がっていない印象ですので、どういう風に絡まっていくのか次回以降も楽しみですわ♪ 一方でちょっと時間が空いたので、わたくしの PC はキャラクターがブレていたかしら。それでも次回再び「怖いよ」と言わせそうな気もしますし、また親との関係なども拗らせている現時点では不本意ながらお似合いの二人だと思いますし、どうなってしまうのかしら♪ それに、語り手様の意向に反して?脇役バンパイアをマスコットに仕立て上げたりね♪ どうやら語り手様にはそれ以外にも意図と違う部分がおありのようで、おそらくわたくしが色々と引っ掻き回しているからでしょうけれど、わたくしとしてはまだまだやりたいことがあるのですわ♪ とまれ、ご一緒くださった皆さまありがとうございましたっ。
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2025/01/30 21:06[web全体で公開] |
😶 PC 設定についてのお話 ご機嫌よう。 かつて人類がまだ洞窟で壁画を描いていた頃、RP とは「役割を演じる」ことだと言われていました。その頃の TRPG はいまよりもずっと単純で、役割が意味しているのは戦士や魔法使いといったクラス程度のことでした。俺は戦士だからゴブリンを叩き切るぜ、私は魔法使いだから魔法を唱えるわ、これが全てでしたし、これこそが RP でした。 その後 TRPG にも設定の時代がやってきます。公式に提供された「いまにも物語を紡ぎ出しそうな魅力的な設定」……それでもなお、PC に求められる設定はたいしたものではありませんでした。 ですが一方で「君ならどうする?」という問いかけがあり、この問いかけの「君」が指すものは PL から PC へと移っていくのも必然でした。そうすることで、どんなゲームを遊んだとしても本質的には同じだった答えが別の答えに変化することは驚きを持って迎え入れられました。 そうして PC に設定が書かれるようになり、誰もがこぞって PC を語り始めました。 ところで TRPG は(一部の例外を除き)個人で遊ぶものではありません。そして TRPG は(これには違う考えをお持ちの方もいらっしゃるでしょうが)物語の遊びです。したがって PC に求められるのは「いまにも物語を紡ぎ出しそうな魅力的な設定」です。ですがここにはジレンマがあります。というのは、これが意味するのはその PC の PL にとってではないということです。物語を壊すような設定、物語の選択肢をなくすような設定、物語に関わらないどんな(その設定を考えた個人にとっては面白い)設定があったとしても、優先されるのはその設定ではありません。 おそらく国産 TRPG の多くは PC の個性すなわち設定を平準化するような意味でステータス等を進化させてきたのではないかと思いますが、それが最適な方法でしょうか? 設定が不要だという考えが何故生まれるかといえば、PL によって付けられた自由な設定が物語の妨げになるからです。共同作業の妨げになるからです(これを読んでいる多くの方は自分はそんなことをしないとお思いでしょうが、かつて人類がまだ木を擦って火を起こしていた頃に大流行し、それで卓が失敗するのは GM の責任とされました)。あるいは、不快で注意を要する要素を含むからです。他の PL はその設定には何もコミットメントしていないからです。逆にどのような設定であれ、その PC の RP ではなくどのように物語を進めるかに注力し共同作業できるのでしたら問題ありません。ですが例えば、設定から生まれるトラブルを受け入れて物語を進めることができる卓も、設定を覆す決断ができる PL も、残念ながら(今でさえ)そんなに多くはないのじゃないかしら。 それなら「いまにも物語を紡ぎ出しそうな魅力的な設定」とは何でしょうか? その一つの答えが HO でしょう。なぜか日本では HO が主流になってしまい、もはや HO がないゲームやシナリオを探す方が難しいくらいですが、ともあれ HO があるなら、その情報だけでプレイできるべきです。 もう一つの手法が(海外ではこちらが主流ですが)プロンプトです。テーマに沿ったプロンプトを与え、PL に答えてもらうという形式です。システムがプロンプトだけで構成されたゲームさえあります。おそらく設定が必要だと考える方の多くは、設定がないとこうしたプロンプトに答えることができないと感じるでしょうが、順序は逆です。プロンプトの答えが設定につながるのです。他者がそれに介入できることもあります。この方式ではゲームを通じてキャラクターの姿が明らかになり、同時に物語も進みます。BOB やモンセギュールのような徹底したシステムではプレイブック(キャラクターシート)に「ゲームを通じて明らかにする」という項目さえあります。わたくしはこちらの方式を好んでおりますので、こうしたゲームばかり遊んでおります。 というわけで、(余計な)設定が不要だという主張にもその背景があるんですわよ。
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2025/01/26 18:59[web全体で公開] |
😶 遍き愛はあるかというお話 ご機嫌よう。 灰色城綺譚「帰らじの乙女」遊んでまいりましたの。実はこのシナリオは GM として2回行っていて、PL としても遊ぶのは2回目ですが、灰色城は同じシナリオを何周でもできるシステムですので、楽しんでまいりましたわ♪ 今回は見事なまでの真黒城、自分で振った運命儀は全部黒、シーンも全部黒という有様でしたし、もう大変にしんどくって(歓喜)。それに好きな人が好きな相手にはやっぱり嫉妬してしまうんですのね。それでも自分の「好き」に正直に生きるしかなくって。わたくしは今回 PC2 で遊ばせて頂いて闇堕ちも覚悟して愛が重い感じを目指しましたが、皆さまの RP に助けられて PC 的にはハッピーエンドになったのかしら。 ともあれ灰色城は何度遊んでも楽しく、お誘いくださった方、ご一緒くださった皆さまありがとうございましたっ。
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2025/01/25 19:28[web全体で公開] |
😶 殉教に至る道のお話 ご機嫌よう。 モンセギュール1244 を遊んでまいりましたの。モンセギュールはたいへんに時間のかかるゲームですので今回は前半部分ですが、それにしても酷いゲームでしたわ(褒め言葉)。人間関係の闇、エグい状況、わたくしが担当したキャラクター的にも楽しい?ことになっているのですわ。 テーマからか(もっとありそうなことですが)日本語版の紹介記事が悪いからなのか、たいへんに面倒くさそうな、手に取る気にならない頭が硬そうな雰囲気が漂うゲームに思えますが、その実とても自由でエモくていいゲームですわよ。 というわけで、宗教的指導者が殉教を前提としていそうな中、領主や兵たちが和平の道をこっそり模索していそうな中、わたくしが選んだ PC は(モンセギュール1244 は PC 選択制です)実の子に自分が親だと言えないみたいな状況に放り込まれていますが、彼女がどんな運命を辿るのか、続きが気になってたまりませんの。まあね、日本人的な感覚からすれば、殉教するなんて……という気持ちにもなりますけれど(物語の最後に殉教か棄教かを選ばなければならず、少なくとも一人は殉教しなければなりません)、PC たちにとってはどうなのかしら。 ご一緒くださった皆さまありがとうございましたっ。
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2025/01/16 23:19[web全体で公開] |
😶 プレイする権利のお話 ご機嫌よう。 活躍機会とか平等とか公平とか、まあ何でもいいのですが、なにやらシステム的なルール的な方面みたいなお話になってしまっているようにも見受けられて、何だかなって思うのですわ。 それよりももっと簡単なこと。わたくしが言いたいのは Rights of Play のことなんですわよね。以前にも軽く触れたことがございますが、超簡単なので雑訳しましょう。もちろん、皆さまが卓をどのように運営するかは皆さまの自由ですわ。 ■ 安全に関する権利 ゲーム中の危険は、現実の生活とは無関係だと感じられる場合にのみ許されます。ゲーム中に精神的にも身体的にも傷つけられることがないようにしましょう。また、あるプレイヤーの境界線や好みを他のプレイヤーの境界線や好みを上書きするために利用してはなりません。 ■ 構築する権利 プレイヤーは自分の好みやテイストに合わせて構築する権利があります。物語も。キャラクターも。このことは他のプレイヤーが構築し確立したものを否定して良いという意味ではありません。創造とは他の人々が作ったものを土台として何かを構築することです。全員が建設的にかつ協力して創造的に取り組む権利と義務があります。 ■ 助けを求める権利 協力して物語を創造するために助けを求める権利があります。行き詰まった場合にアイディアを求めることができますが、最終的な決定権は自分自身にあります。求められない助けをすべきではありません。求められていないのに助けるという名目で他者の権利を奪うことはできません。また、プレイの一部は失敗することであり、失敗から立ち直ったり学ぶことはプレイの有益な要素です。 ■ 表現する権利 望ましい形で自分自身を表現する権利があります。素材がこの権利と矛盾する場合、プレイヤーは自身のニーズに合わせて素材を変化させる権利があります。卓で優先すべきは外部の素材よりも参加者個人個人です。原則よりも参加を優先しましょう。 ■ 共時性の権利 創造には緊張感、葛藤、アイディアが必要です。生産的な意見の相違は物語を向上させます。プレイヤーはグループでの目標を共有しながら個々の目標を持つことができますが、グループの目標に役立つものでなければなりません。その範囲内であれば、矛盾をもたらすことも調和をもたらすこともできます。孤立や孤独はこの権利に反します。 ■ 鑑賞する権利 全員が展開を見守る観客になります。進行中のものを楽しみ、自分や他の参加者が見たり聞いたりしたいと思うものを導く権利があり、創造の過程を楽しむ権利があります。自分の経験だけを心配していると、グループ全体での共時性の権利を保つことが難しくなります。 さて、これらの権利を守るということは、GM やシナリオの出来不出来がどうこうということではないことはお分かりでしょう。もちろん GM は、これを実現するためにシナリオもルールも曲げることができます。部分的には同じ考えから、シナリオやルールを厳密に適用することが必要だと考える方もいらっしゃるでしょうが、そうすることは何かの権利を奪うことがありますかしら。 -- このテクストは Quinn Murphy の Rights of Play を簡単に訳したものです。CC BY 4.0 が適用されます。 https://payhip.com/b/XQd6
Kei![]() | |
2025/01/15 01:04[web全体で公開] |
😶 継続キャラの悲喜のお話 ご機嫌よう。 キャラクターに合わせてシナリオを選ぶのか、それともシナリオに合わせてキャラクターを作るのかという話題が目に止まりましたので。 わたくし基本的に PC 使い捨て派ですの。というのは PC 作成にコストがかからない(システム的には軽い)かつ互いに互換性のないテーマも違う TRPG ばかり遊んでいるということなのですが。 もちろん同じ TRPG ばかり遊んでいれば偏ることもあるでしょう。一方で、これは個人的な感覚ですが、PC を使い回す方は、自分のキャラが主人公になれるオムニバスという感覚しかないのじゃないかしら、などと思ってしまいますの。 そこでわたくしが気になるのは「継続キャラの持ち込み可否」という募集する側のレギュレーションではなく、応募する側に「うちよそが見たい」という動機があるんじゃないかということですの。 肌感ですが、これが危険と申しましょうか。 当然のことですが、それまでの経験を共有していない人とのうちよそは、うまくいきません。 このようにはっきり書けば、そんなの当然だと思う方が殆どだとわたくしは信じているのですが、さまざまな事情によって、つまり認知や判断にバイアスがあるので、実際には、当然のことも当然にはなりません。それで地雷とか言われましても……。 わたくしは幸いにして継続キャラも何もない TRPG を主に取り扱っておりますし、仮にシステム的には継続キャラを使えるような TRPG をする場合でも継続キャラは認めておりません。何故なら危険だから。わたくしの卓では上手く扱いませんから。 もちろん、そんなこと気にしてなかったし上手く行ってたという方もいらっしゃるでしょうけれど。加えて、わたくしの卓ではジェンダーテーマをはじめとして注意を要するテーマを扱うことが多々ございます。うちの子はこういう子だから、では許されないこともございます。他の PL に決定権を与えることもございます。つまり求めるのは柔軟なフックであってうちの子という設定ではございません。 もちろん作るだけ作って一度だけ遊んだ PC というのは多々あり、機会があればこの子でまた遊びたいなという気持ちはございますけれど。