Keiさんの日記

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日記一覧

Kei
Kei日記
2024/08/03 19:46[web全体で公開]
😶 一級魔術師試験でしたの。
ご機嫌よう。

ほんとうは魔術師ではないのに魔術師試験を受ける TRPG、Definitely Wizards を遊んでまいりましたの。PC たちは体系立てられた「魔術」としての魔法は使えないものの、魔法っぽいことはでき、それを魔術と誤魔化して試験を受験して4つの無理難題を解決する、みたいなゲームですの。

ルールにはダンジョンハックっぽい雰囲気の試験課題が書かれていますが、わたくしの趣味?でそんなものは全てうっちゃった難問奇問悪問無理難題の類にしまして、実際 PL の方々が「これはひどい」というような試験問題も出しましたし、振り返ってみると初めてご一緒する方もいらっしゃるというのに本当にひどい問題も出しましたかしら。けれど、皆さま課題解決のための奇想天外なアイディアを出してくださいまして、楽しかったですわ。

ご一緒くださった皆さまありがとうございました。
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Kei
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2024/08/01 19:02[web全体で公開]
😶 アリスのお話
ご機嫌よう。

Alice is Missing の日本での取り扱いが(英語版ですが)始まりましたので、この機会に卓の募集をしておりますの。行方不明になった女子高生の友人アリスに何が起こったのか解き明かしてみたい方をお待ちしております。
ゲーム本編は超軽量ルールな90分のなりチャで、時間の延長はありません。本編の前に準備の時間、終了後に振り返りがありますが、全体としては3.5時間くらいで終わります。ゲームに必要なものはすべて私家訳したものを準備しておりますので、英語が読める必要はございません。
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=172243085258kei29br2l
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Kei
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2024/07/28 16:21[web全体で公開]
😶 エレベーターで誰か死ぬお話
ご機嫌よう

お誘いいただいて、Someone Dies in This Elevator、遊んでまいりましたの。
こちらはなんというかエレベーターで誰か死ぬというお題で即興劇で大喜利する1ページ TRPG のようなもので、作者は同じお題のポッドキャストなどもされていたのですとか。
一時間ほどで終わりますので、今回は二周してまいりましたが、一周目は全て手探りで遊んでいたら不条理コメディっぽくなり、もっとホラーにしようと遊んだ二周目はちゃんとスリラー系ホラーになりまして、面白いゲームでしたわ。

それと、わたくしの卓では同じゲームを何度も遊ぶことは少ないのですが、同じゲームを複数回遊ぶことのメリットもとても感じましたの。また、販売ページを見たところ二年ほど前にバンドルで購入してダウンロードすらしておりませんでしたので、買ったものは一応確認しましょうという気持ちにもなったのですわ。

お誘いくださった皆さまご一緒くださった皆さま、ありがとうございましたっ。
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Kei
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2024/07/26 22:15[web全体で公開]
😶 界隈の方が怖いと思ったお話
ご機嫌よう。

やっぱり設定先行のゲームは遊びにくいですわね、というかそこまですら至っていなくて可笑しいのですけれど。

基本ルルブを持っているだけの方もいらっしゃるでしょうし、サプリを揃えて端から端まで読み込んでいる方もいらっしゃるでしょうし、当然人によってイメージも理解度も千差万別でしょうし、思ってるのと違う方はいらっしゃって当然ですし、身内で遊んでいるのと違う配慮が必要なのも当然かしら。

もちろん最終的に裁量があるのは GM でしょうけれど、それにしたって、事前にすり合わせをしたりセッションゼロをしたり等いろいろと方法はあるでしょうに、そういった努力の方向ではない一方的な非難には忌避感を覚えますし、加えて、卓で一度認めたものに対して卓とは無関係の場所でお気持ちを言うのもフェアではございませんかしら。

わたくし安全性の民ですし、安全性界隈では「ライン」という言葉には極めて重い意味がございますので、たかだか「公式」世界設定程度のことにラインなどという言葉を使われると、まあね、びっくりしてしまいますし、この卓では公式設定とやらを一言一句覚えていなければならないのか、だったら最初からそう宣言すればいいのに、という気持ちになりますわ。
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2024/07/26 03:02[web全体で公開]
😶 Your ○○○ Will Vary
まあね、あんまり強い言葉を使うのはトラブルの元ですわよね。

ご機嫌よう。
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2024/07/21 19:50[web全体で公開]
😶 お茶会でしたの
ご機嫌よう。

Little Katy’s Tea Party という、ケイティのイマジナリーフレンドになってケイティを助けるみたなゲームを遊んでまいりましたの。といっても役は持ち回りで、ケイティの嫌なこととなってケイティを傷つける役もございます。ゲーム中で語られるのは過去の出来事であり、ケイティが登場するのも思い出の中でだけであり、イマジナリーフレンドたちは起こった出来事を語った後で、自分のしたことがケイティにとって良いことだったのかを振り返ります。

ゲームは GM なしで、本来はシナリオありで遊ぶようですが今回は(気持ちとしては)PL の方々に甘えてシナリオもなしで遊びましたわ。というのも付属のシナリオがいじめや差別、階級社会、あるいはジェンダーといったものをテーマにしたものばかりで、ちょっと重すぎる上に危険にも感じられましたので。それで殊更に固定のテーマを定めずに軽いテイストで遊んでみようと思ったのですが(と言っても子どもの頃の思い出話であり、誰に何が刺さるか分からないという前提としての注意はございます)、ご参加くださった方々からはもっと重くても良かったというお声をいただきましたし、わたくし個人としても、あえて重いテーマにした方がゲームとして生きると思いましたかしら。

他方、ステータスの類も一切なく、判定というかシーンの結末はお茶を飲むことで方向性が決まります。ちょっと何を言っているのか分からないかもしれませんが、実際遊んでいても結構迷いましたし、最初のシーンなど予想の倍以上の時間がかかってしまいましたの。ともあれ、イマジナリーフレンドたちの半分はケイティを守るために怪物となってしまい、そのこともケイティの嫌なことだというのも素敵なゲーム性の一部かしら。

ちなみに Little Katy’s Tea Party は販売ページ自体は英語が用意されているのですが本文はイタリア語で、もしかしたら訳自体も結構間違っていたかもしれませんが、とにかくゲームを終えることはできましたし、ご参加くださった皆さまありがとうございましたっ。
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Kei
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2024/07/18 00:27[web全体で公開]
😶 ロールプレイ重視システムというのが分かりませんの
ご機嫌よう。

さてと。

ロールプレイ重視のシステムといったらステラナイツとかが出てくるのはまあ分かるのですわよ。けれど、ちょっと意地悪な気持ちでもって、別のゲームを挙げてみましょう。なぜかというと、いわゆる茶番でも予定調和でもない、いつ何がどう刺さるかわからないロールプレイの世界にも触れてほしいからですわ。

■ Dream Askew(未訳)
ポストアポカリプスな世界を背景に、間違いを犯しやすいクィアなキャラクターとして、傷つき傷つけながら生きていく、みたいなテーマのゲームですわ。殊更にポストアポカリプスという部分に注目してしまって MAD MAX ばりにヒャハーしてしまう場合もあるでしょうが(わたくしの卓でもそうなりましたし)、そのように遊んだとしてもゲームで用意されたプロンプトはどこかで誰かには効いてくるでしょう(わたくしの卓では自分で踏みました)。
プレイヤーはシス規範でもヘテロ規範でもない性のあり方をキーワードから想像し、そのようなあり方の生き方を描く必要があります。キャラクター作成は与えられた選択肢を選択し、プロンプトを自由記述で埋める形で、加えて、他の PL に選んでもらう項目もあります。ステータスや判定はありませんがリソース概念はあり、有利な選択肢を選ぶためには事前に不利な状況に自ら陥る必要があります。加えて、他の PC に答えにくい質問を迫る場合もございます。こうしたプロンプトはシステム的に規定されています。そうした選択の積み重ねが PC 間の関係に、ひいては物語につながります。
PL はキャラクターに加えて選択したシチュエーションも描き、キャラクターたちを概ね不利な方向に導きます。GM もシナリオもありません。

■ Witch: the Road to Lindisfarne(未訳)
その技で厄災を引き起こしたと告白した魔女を聖地に連れて行き魔女裁判にかけるゲームです。ゲーム的に道中のシーンの下地は決まっています。ですが、そこで実際に何が起こるかは遊んでみなければわかりません。キャラクターは全員できあいの選択制で、プロンプトはありますがゲーム開始時に答える必要はありません。加えて、選択可能なキャラクターの中に魔女役もあります(魔女がほんとうに魔女なのかどうかはゲームが終わるまで分かりません)。
魔女役がとてもチャレンジングで、実際魔女役によってゲームの印象は変わるでしょう。魔女として断罪するのかしないのか、魔女として断罪できるのかできないのか、本当に魔女なのか魔女ではないのか、といったことがロールプレイで描かれ、時にはスリリングな瞬間もあるかもしれません。
ステータスの類は一歳なく、判定もなく、GM もシナリオもありません。

■ 青灰のスカウト
このゲームにはなんと日本語版があります。
第二次大戦下のポーランド、ワルシャワを舞台に、実際にあったワルシャワ蜂起を題材に蜂起に立ち上がった少年兵(蛇足しますが少女キャラクターも可能です)となるゲームで、史実通りワルシャワ蜂起は失敗します。
キャラクター作成の段階で、自分のキャラクターがどのように成長するのかは他の PL が選びます。GM もシナリオもありませんが、判定はシーンに二回あり、判定してから描写します。状況はどんどん悪くなっていきますが、判定を覆すためのリソースもあり、他の PC のリソースを選ぶこともできます。自分の選択で大切なものを失い、それはなぜどのように起こったのかを描かなければなりません。普通に考えるような少年少女の青春はここにはなく、それでも一致団結して未来を信じる少年兵たちがどのように生きて戦うのかは、ロールプレイのみで描かれます。

■ 灰色城綺譚
国産のインディーズゲームです。
初期秘匿ハンドアウトを与えられ、そのハンドアウトを自ら公開するようにシーンを作って行きます。ハンドアウトを公開した結果現れるのはほとんどの場合三角関係で、たいていは誰も幸せにならないみたいな終わり方になります。そのことを踏まえた上で、ハンドアウトを元にロールプレイしながらいつどのように自分のハンドアウトを公開するのか考えたり、相手がいつどのようにハンドアウトを公開するのかとドキドキしたりします。場合によってはハンドアウトの公開すら心理的な駆け引きになるかもしれません。いずれにしても、ロールプレイの結果で少なくとも物語の印象は変わります。
シーンごとにそのシーンの雰囲気を決める判定があり、この判定の結果はその後のシーンに影響します。加えて、ロールプレイの結果対立することになれば、最後に対立の判定もあります。有意なステータスはキャラクターの心情を表すもののみで、判定の結果によってのみ上下します。

他にもいろいろなゲームがございますが、ともあれ、ゲームとして判定よりもロールプレイを重視しているタイトルも多様なのですわ。
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Kei
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2024/07/14 20:24[web全体で公開]
😶 ルルブの読み方のお話
ご機嫌よう。

最初にお断りしておきますが、ゲームを遊ぶ以上ルールをことごとく知悉すべしという宗教の方は回れ右してお帰りくださいね。わたくしの遊び方とは合いませんし、互いの道が交わらないことを祈りましょう。

さて、ルルブを買って目を輝かせながら帰ってきたとして、ルルブの読み方にはいくつかの流儀がございます。どれが正しいとか間違っているというわけではなく、好きなように読めば宜しくてよ。なんといっても、もう所有しているのですから、好きな時に好きなように読んだり読まなかったりすればよろしいのですわ。

■ 頭から読んでみる
これはいわゆる困難な道かとは存じますが、最初から順に読んでいくこともできますし、最近のルルブは一部を除いて以前よりも構成等がちゃんとしているので、まあ、最初から順に読んでいくこともできるでしょう。ただし、これは先に書いております通り困難な道で、と申しますのもほとんどのルルブは読み物としては面白くありませんし、とりあえず関係ないこともたくさん書いてございます。つまらないデータやら表やらの類は、その筋のマニアな方でなければ読み飛ばしてもいいでしょう。
わたくしの場合でしたら、例を挙げると自分で訳す場合などは、頭から読む場合がございますわね。英語が得意でないのでそうせざるを得ませんかしら。けれどこれは、ルールを覚えるということは意味してございません。

■ リプレイだけ読む
サイコロフィクションをはじめ中にはリプレイのついたルルブもございます。今時の国産ゲームの多くはリプレイはリプレイだけで読み物として完結するようになっていますし、最低限のルールは触れられていると期待しても良いでしょう。そこで、軽くリプレイだけ読んでおくということもできるかしら。
実際わたくしもサイコロフィクションとかリプレイしか読んでな……こほん(。

■ ゲームをするのに最低限必要そうなところを読む
一部のマニアとかコレクターとかの方でもない限り、ルルブを買うのはそのゲームで遊ぶつもりだからであり、しかも多くの場合はどんなゲームかさえも知っていて買うことでしょう。そういった場合は、まずキャラクター作成の章を読みながらキャラクターを作ってみて(サンプルキャラクターのあるゲームでしたらサンプルから気に入ったものを選ぶだけでも良いでしょう)、最低限または一通りの判定をしてみるというやり方もあります。
わたくしの場合でしたら、D&D などはこのパターンでしたかしら。自分の PC のクラスに必要な部分だけ読んで、それでも面倒な数値的なルールなどは一切覚えずに、GM のお世話になりましたかしら。あるいはわたくしが GM をする場合も、このパターンが多いかしら。

■ とりあえずペラペラめくってみて気になったところを読む
でもまあ、すぐに遊べる予定があるわけでもないかもしれませんし、もしくは一緒に卓を囲んでくださる方々が手取り足取り(指示するのではなく)教えてくださるでしょうし、それならいっそのこと気になったところだけ読んでみてもいいでしょう。ルール的な面かもしれませんし、あるいは気に入ったイラストがあるとか、その程度でも構いません。というか実際に遊ぶときに選ぶスキルやら何やら的なものだって、イラストが気に入ったから、言葉の響きが気に入ったから、その程度で選んで構わないのですわよ。

■ 軽く眺める(≠ 読む)
上記の変種とも言えるのですが、見出しだけ見ておくとか、気になったところも読むまでいかずに眺めるだけという場合もございます。なんとなく雰囲気を掴むために、大きい文字だけという場合もございましょう。慣れてくると、それでも、ああこれは○○の系統のゲームね、それなら読まなくていいかしら、などといった判断ができるかしら。

■ 読まない
とりあえずルルブは入手しましたので、あとは棚に納めてしまって(棚が溢れている場合はその辺に積んでしまって、あるいは段ボールで届いたなら開けずに積んでしまうのも良いでしょう)必要になったら参照することもできます。その時になれば、一緒に卓を囲んでくださる方々が何ページに書いてあるとか優しく教えてくれるでしょう。

前世の頃、とあるゲームにはルール自体にこんなことが書いてございました。
ルールは次の章から書いてある。君が選ぶことができる道は3つ。どうする?
1. 通して読んでみる
2. ルールを確実に頭に入れる
3. 読まずに先に進み必要になったら振り返る

実際わたくしが所持するルルブの中でも「ちゃんと読んだ」ものなど皆無ですわよ。
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Kei
Kei日記
2024/07/06 19:43[web全体で公開]
😶 ローズ島の浜辺で、月明かりに照らされて。第一夜
ご機嫌よう。

Moonlight on Roseville Beach(以下 RR)、無事に???第一回を終えてきましたの。ゲイケーションに最高の場所ローズ島を舞台にもつれた人間関係や不思議な出来事を描く、クィアでディスコでコズミックホラーなゲームですわ。

もちろんそういったタイトルですから注意を要する要素もあり、わたくしの引き出しのなさを痛感したり、あるいはわたくしの描写がちょっと安全じゃなかったと反省する部分もございますが、PL の方が積極的にテーマとなる要素を描いて下さいまして、その結果まだ導入部分なのに既にトラウマ的な経験をされたり意に沿わない相手と関係したりと面白いことになっていますの。

ゲームシステム的にも PL 自身がそういう要素を描けるようになっていて、加えて、意外にも行動不能になるような状態を簡単に受けてしまうこともありますが、そういう選択自体もある程度 PL がコントロールできて、なかなかに良いシステムかと存じますの。

もちろん、多様なあり方の良い部分にももっと焦点を当ててまいりたいですわ。ご参加くださった PL の皆さまありがとうございましたっ。みんなが納得できるハッピーエンドを目指していきしましょ♪
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Kei
Kei日記
2024/07/04 20:32[web全体で公開]
😶 決闘がキッスで終わったりするゲームのお話
ご機嫌よう。

なんやかんやあって Thirsty Sword Lesbians(以下 TSL)の訳を見直しているというか訳しなおしているのですが、最初に訳したのはもう2年半も前のことなのですわね。

そんなわけで前半のまあプレイヤー向けに相当する部分までをようやく終えたところですの。まだまだチェックなども軽くしかしておりませんし、意訳や超訳になっているところもございますが、一部の方に訳のアドバイスをいただいたりしておりましたので、グループに恥をしのんで現状できたところまでを公開してまいりましたの。

TSL は2021年のネビュラ賞ゲームライティング部門を受賞、また同年の ENNIE 賞でもベストゲームとプロダクトオブジイアーに輝いたゲームで、ベースシステムは PbtA。相手を理解し、寄り添い、ベタ惚れし、イチャイチャし、最後にはキッスする、みたいな物語を描くゲームで、PC は剣を手に苦悩するレズビアンとなります。ルルブにもこう書いてございます。剣を手に苦悩する不幸なレズビアンが好きなら、あなたの居場所はここよ。

とはいえもちろんクィアテーマですし、保守的な立場から消費するようなものではございません。

いろいろと注意を要するゲームではございますが、ここまで来れば最低限なんとか遊べるでしょうし(GM用ルールのうち必要な部分は以前の訳で何とかするとして)、遊んでみたいですわ。
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2024/07/04 00:05[web全体で公開]
😶 設定がどんなに重くてもいいのですけれど
ご機嫌よう。

このお話はするかどうか迷っていたのですけれど。

何も言わなくてもキャラクターが重い設定になる素敵ないいタイトルがございますわ。 Dream Askew とか。Dream Apart とか。そもそもこれらのゲームのキャラクター設定はキャラクターの過去が重くなるようなプロンプトで構成されていますし、それに答えるだけでもひとつの物語になりますし、そもそもこれらのゲームは最初から「注意を要するテーマ」を扱っていますので、ゲームの運営に際してもそれに相応しい指針が示されています。一方で、遊んでいくうちに意図せずともキャラクター設定が重くなってしまうゲームもございます。青灰のスカウトとか。モンセギュール1244とか。これらも「注意を要するテーマ」のゲームですわね。そういえば好きなだけ重い過去を設定することができて、そのせいで苦しむゲームもございますわ。Wraith: the Oblivion とか。

「注意を要するテーマ」をゲームで扱うにはもちろん注意を要しますが、ですが、だからといって、ゲームで扱うには不適切だとか、ゲーム以外の場所で扱う方が健全だということはありません。そのように言われる筋合いもございません。
たかが(敢えてそう言わせていただきますが)ゲーム上の「注意を要する描写」すら満足に扱えない方々もいらっしゃいますし、そういった方々はあれやこれが気に入らないからブロックするなどという不毛な行為を繰り返したり、あるいはあれやこれやと不毛な圧力をかけてくるかもしれませんけれど、同意の上で遊ぶなら何の問題もございません。

とはいえ、以前にも申しましたが、わたくしはキャラクターの設定が重いことそれ自体は問題とは思いませんが、そのような設定を何万文字も書き散らかし、挙句にそのような設定を GM をはじめとした他の参加者に拾って欲しい、理解してほしいという態度だとしたら、わたくしの卓では問題視します。TRPG は一人の気持ちでは成立せず、語られる物語は卓の相互作用によって生まれるものですし、どんな動機であれ全員が物語を進めるか、何かしらの展開につながらなければなりません。殊更に、物語を止める理由としてキャラクターの設定を持ち出す行為は許されません。

GM として率直にいえば、ゲームが始まる前から余計なことは書かないでほしいですし、十分に不穏なプロンプトに答えるとしても、短いフレーズにしてほしい。なぜかというと、そこから物語が生まれるから。それなら他の参加者が拾えるから。余計なことを書いてしまうと、ゲーム的な物語の発展の余地がなくなってしまうから。

そしてもちろん、注意を要するような重い設定のキャラクターで遊びたいなら、そういうゲームでやってほしいですわ。そういうゲームがございますし、そういったゲームで遊んでいる方がより適切な方と遊べるのじゃないかしら。
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Kei
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2024/06/26 23:34[web全体で公開]
😶 これまでに読んだり訳したり遊んだりしたジェンダーテーマの TRPG まとめ
ご機嫌よう。

わたくしは注意を要するテーマの TRPG が割と好きですし(注:ご一緒するプレイヤーによります)、そういったゲームの中にはジェンダーをテーマにしたものもございます。そこで、残念ながらオンセンでは需要がないでしょうが、まあわたくし語りとして、そういったゲームについて書いてみるのですわ。

■ Alice is Missing
3日前から行方不明になっている女子高生アリスの友人となって、彼女の身に何があったのかを解き明かしていく、みたいなゲーム。キャラクターは選択制で、その中にクィアなキャラクターが含まれます。ゲームの前半は参加者全員で行う舞台設定、後半は90分の完全チャット(声出しNG)で、3時間強で濃密な体験ができますし、それまで知らなかったアリスの姿が浮かび上がってくるのも刺激的。

■ Girl Underground
女の子らしさ、みたいな「守るべきルール」でがんじがらめになっている女の子が不思議の国のアリスもしくはオズの魔法使いのような不思議の世界に迷い込み、そこで出会った不思議な生き物と一緒に冒険して「守るべきルール」を体現するような出来事に出会い、それに NO と宣言してちょびっと成長して現実世界に帰る、みたいなゲーム。残念ながら公式サイトは消滅してしまい、予告されていたサプリメントも出ませんでしたが、好きなゲームですわ。

■ Thirsty Sword Lesbians
凍てつくような寒さの中で専制君主と戦うレズビアン、剣を交えても平和を求め。相手と深く心を通わせる人たち。決闘がハグとキスで終わることもあれば、他人の恋を応援して力を得ることもあるし、星々を飛び回ることもある。みたいなゲーム。誠実さと思いやりで世界をより良い方向に変え、敵を救ったり誘惑したり、いちゃついたり踊ったり戯れたりします。2021年のネビュラ賞ゲームライティング部門受賞。

■ Sleepaway
後述の Dream Askew をベースに、舞台をサマーキャンプに、テーマをホラーにしたゲーム。Dream Askew 同様に多様な性のあり方がキャラクターや物語を描く一部となっています。

■ Saphic Slumber Party
仲良し女子がお泊まりパジャマパーティで枕たたきをしつつ、もっと仲良くなったり相手にドキッとしたりするゲーム。恐ろしいことに「百合パジャマパーティ」の名前で日本語版があります。ドキッとするとドキドキが溜まって最後にキッスしたりします。

■ Dungeon Bitches
ファンタジー世界を舞台にシスでヘテロな社会に居場所のないレズビアンとなってダンジョンで生きていく、みたいなゲーム。ダンジョンといってもダンジョンハックものではなく、そういう場所にしか居場所のない人たちの愛とか絆とか喪失とかがテーマです。

■ Dream Askew
文明崩壊後の世界のまだ文明の残滓を残しているシスでヘテロな社会の片隅で、そういう社会に居場所のないクィアな人々となって、多様な性のあり方の中で互いに傷つき傷つけ合いながら生きていく、みたいなゲーム。性のあり方は本当に多様になって、キーワードから想像して描きます。以前遊んだ時には紹介が悪かったせいでマッドマックスになってしまいましたが、そういう風にも遊べます。

■ Night Witches
第二次世界大戦のソ連に実在した女性だけの空軍舞台をテーマに、夜は型落ちの戦闘機で前線に爆弾を落とし、昼は基地内での差別に立ち向かう、みたいなゲーム。

■ Virgins & Vixens
お伽話に描かれた悪役の女性となって、現代の価値観で彼女たちの物語を描き直すゲーム。キャラクターは選択制で、最初は昔ながらの厳しい女性像に縛られていますが、ゲームを通じてそういった制約を打ち破っていきます。

■ Blackout
第二次世界大戦、空襲下のロンドンで街を守るために働く女性をテーマにしたゲーム。

■ Bluebeard’s Bride
わたくしのエントリをご覧の方にはもはや紹介の必要もないでしょうが、童話「青髭」を下敷きに、青髭に嫁いだ新しい花嫁の人格の一部となって、かつての花嫁が何に苦しみ、また新しい花嫁(つまり PC)が何にどう苦しみ追い詰められるのかといったことを通じて、それでも青髭を信頼するのかどうか、その理由は何かを描くゲーム。海外 TRPG としては珍しく物理版も所有しておりますが、装丁がとても綺麗なのも特徴かしら。

■ Moonlight on Roseville Beach
クィアでディスコでコズミックホラー! 1979年のアメリカ、メキシコ湾岸または大西洋岸に浮かぶ架空のゲイの楽園ローズ島を舞台にしたゲーム。舞台設定が何より楽しいですし、装丁も素敵(わたくしが所有しているのは PDF ですけれど)。シス規範でヘテロ規範な行動には設定の側から制限が入りますが、そちら側からプレイできる余地もあります。

■ Lichcraft
国民保険制度が崩壊したイギリスを舞台に、数百年先のトランス医療の予約のために不死の秘密を学んだリッチとなって、恨み言を言ったり黒魔術を行ったりするゲーム。

■ Little Katy’s Tea Party
ケイティという子のイマジナリーフレンドになって、以前起こった出来事を描写し、あの時やったことはほんとうにケイティのためになったんだろうかとお茶会で振り返るゲーム。最後にケイティがどうしてこのお茶会に来なくなったのかを決めます。ジェンダーを意識せずに遊ぶこともできますが、付属シナリオ(なんと19本入っています)の多くはジェンダーを意識した内容です。

■ Wise Women
産業革命前の東欧の寒村を舞台に魔女となるゲーム。人々に魔女とバレないようにその技を使い人々を助けながら、でも魔女だと知れると村に残ることはできません(村から追放されてもそれでゲームが終わることはありません)。魔女の技の中には避妊や中絶といったものもありますが、歴史的にもそれを必要とするのはほとんど常に女性でした。

以下は表立ってジェンダーテーマというわけではないタイトルですが、それらしさを感じるものを挙げておきます。まあね、言い出したらネクロニカだってそれっぽくなってしまいますし。

■ Witch: the Road to Lindisfarne
黒死病が蔓延する1350年のイギリスを舞台に、私が呪いで病を広めましたと告白した魔女を聖地に連れて行って魔女裁判にかけるゲーム。キャラクターは選択制で、魔女も PL に割り当てられ、魔女以外は全員男性です。ゲームのテーマとしてはジェンダーはフィーチャーされていませんが、魔女のハンドアウトにはこの場で唯一の女性であることを利用するみたいなことが書かれています。

■ モンセギュール1244
モンセギュール城塞に立てこもった最後のカタリ派信徒となってアルビジョワ十字軍との戦いの中での日常を演じつつ、最後には負けて火刑に処されるか信仰を捨てるかの選択を迫られるゲーム。キャラクターは選択制です。歴史的にはほとんどのカタリ派信徒は火刑に処されることを選び、ゲームのテーマもなぜそれを選ぶのかという部分が大きいですが、キャラクターの半分は女性でしかもとてもジェンダーを感じさせる内容です。

さて、探すと(わたくしのディスクの中でさえ)もっとたくさんあるとは存じますが(Monsterheart 2 とか Visigoth and Mall Goths とか もございますわね)、今回はこの辺りにしましょうか。
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Kei
Kei日記
2024/06/26 01:46[web全体で公開]
😶 サマーキャンプの日々のお話
ご機嫌よう。

先日はローズ島の準備などと書いておりましたが、このようなプレッシャーのかかる状況でわたくしがやることと言ったら……そう現実逃避ですわ♪

というわけで近頃にわかに Belonging Outside Belonging(以下BOB)熱が再来しておりまして、BOB というのは Dream Askew / Dream Apart(以下 DADA)というたいへんに注意を要するゲームに端を発する GM なしシナリオなし判定なしで、キャラクターのほかに設定もプレイヤーに割り当てられるというゲームシステムなのですが、バンドルで購入して読まずにディスクの肥やしになっていたものを漁ってみたら BOB を採用したゲームを意外と結構持っておりましたので。訳すのですわ。

今回訳すのは、中でも気になった Sleepaway というタイトルで、サマーキャンプを舞台にした恐怖と幻想もので、BOB らしくがっちりと LGBTQIA+ テーマですの。作者は Wanderhome の Jay Dragon。Wanderhome の作者というのも訳してみようと思ったきっかけかしら。

さて、訳すと言っても PDF から原文を取り出して、改行などを綺麗に整形したらおもむろに deepl につっこみ、出てきたものを調整する「だけ」なのですけれど。まあね、PDF には文章の構造という概念がないので、時には原文を取り出すだけで闇になることもございますが、今回のファイルは割と素直でしたかしら。

そして、BOB といえばアレですわ。アレというのはもちろん、どう訳していいものかさっぱりわからないフレーズたち。文章になっていればまだ意訳のしようもあるというものですが、一単語だけ、あるいは短いフレーズだけで列挙されていると、もうどうしたものやら。なのにこれらのフレーズがゲームシステム的に意味を持つことになっていますので、deepl と google 翻訳と辞書を行ったり来たりしては自分の語彙のなさに打ちひしがれるのですわ。

さらに、Sleepaway には DADA(のうち Askew の方)そっくりなジェンダー概念がございまして、つまり、その言葉から性のあり方を想像するという仕組みで、恐怖と幻想にジェンダーも組み込んでいるのですわ。

雰囲気は正直なところ結構暗めかと存じますが、楽しそうじゃないかしら。

恐怖と幻想さらにクィアともなれば、本来ならばいま準備を進めていなければならないローズ島とも通じるテーマで、こんな風に、人生何が役立つのか分からないのですわね。と苦しい言い訳をしておきますわ。
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Kei
Kei日記
2024/06/24 22:29[web全体で公開]
😶 ローズ島が目前ですの
ご機嫌よう。

Moonlight on Roseville Beach の卓がいよいよ迫ってまいりまして、わたくしも準備に目を回しているのですわ。今回はシナリオなしオープンワールドで遊ぶのですが(といっても当然遊ぶのは初めてですが、ルルブにある記載は総動員し、ルルブのシナリオは使いません)、初期段階で登場人物が70人以上、フックが20以上ございまして、到底覚えられるものではございませんが、PL の方々にスムーズに島での体験をお楽しみいただくにはどうしたら良いか、頭を悩ませているのですわ。

はてさて、ローズ島という小さな島を舞台にいまにも物語を紡ぎ出しそうな設定がコンパクトにまとまっている上に、当然のことながらキャラクターの設定も物語を生み出しそうな方向にシステム的に誘導されておりますが、どうなるのかしら。

いまはまだ楽しみでいっぱいな気持ちの方が勝っておりますけれど、卓の直前には緊張で吐きそうになっているに違いありませんので、楽しみ♪な記録としてこのエントリを残しておくのですわ。
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Kei
Kei日記
2024/06/23 22:46[web全体で公開]
😶 復讐の味は甘いのかしら?
ご機嫌よう。

Vampire: the Masquerade の続きでしたの。色々とございましたが、楽しかったですわ。わたくしのキャラクターは血の親にちょっとした復讐をし、そうしたいという願望さえありましたが、そんなのは大望の前には些細なことで、大望に関しては何も一歩も進んでいなく、確かに盛り上がりましたしここ一番の楽しいところでもございましたが、終わってみれば虚しさもございますかしら。

つまり、復讐の味は甘くはあったのですが、癖になるような甘美なものではございませんでしたの。

というかわたくしのキュラクターが求める「甘美なもの」は誰も彼もが諦めるよう圧をかけてきますし、けれど、手放してしまうことができないのですわね。傍迷惑で独りよがりなな設定としてではなく、ゲームシステム的にも。もちろん GM 様はわたくしが本当に困り果てるような形で(注釈:わたくしまだまだ大丈夫ですわ)これを利用くださいますし、罪深いゲームと罪深い人々なのですわ。

わたくしのキャラクターの視点だけではなく物語は大きく動いた感じがしますし、他のキャラクターがどう動くのかも興味津々、大いに楽しませていただきましたわ。

ご一緒くださった皆さま、ありがとうございましたっ♪
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Kei
Kei日記
2024/06/18 20:22[web全体で公開]
😶 いまにも物語になりそうな設定のお話
ご機嫌よう。

なんていうか、キャラクターの設定については皆さま色々なお考えをお持ちでしょうし、癖を投入したウチの子を愛おしく大切に思う気持ちも分からないではないですわ。もちろん GM としてはそういう設定をできるだけ拾いたいですし、物語に上手いこと活かしたいと思っておりますの。

けれど、時には困ることだってございます。

TRPG はコミュニケーションのゲームであり(殊更にこの側面を強調するのは、ルールの運用を競うゲームではないという意図ですけれど)、物語は当然コミュニケーションによって(ルールを運用した結果ではなく)描かれます。ですので、ウチの子はこういう設定でこんなことはしません、これは嫌であれも嫌でウチの子はそんな子じゃありませんみたいな強い主張というか我儘ではなく、こんな設定なのでこんな風に物語に関わり、こんな厄介ごとを生み出してこんなドラマになりますというフックになって欲しいのですわ。

キャラクターは物語を止める要素ではなく、いまにも物語を生み出しそうな要素であってほしいんですの。

というかこれは GM としての我儘かもしれませんが、物語を止める要素にキャラクターに対する PL の思い入れが追加されると、ゲームが崩壊してしまいますの。必死に考えて描いたり提案したりしたことが、ウチの子はそんなことしませんと否定されたり、それではどうするか相談してもそれを考えるのは GM だとか、さらには上手に卓を回せない GM だと言われてもほとほと困りますの。

キャラクターの設定を10万字とか100万字とか書いていただいても一向に構いませんが、そんなの全部読むはずがありませんし、加えて言えば、読んでもらえて使ってもらえて物語が盛り上がるようにするのは PL の責任ですの。

つまり何が言いたいかというと、キャラクターの設定に余計なことは書かないで頂戴。殊更に、思ってるのと違うとかウチの子はそんなじゃないと言うのなら。
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Kei
Kei日記
2024/06/17 21:06[web全体で公開]
😶 デュアルディスプレイって本当に必要かしら
ご機嫌よう。

個人的に今の環境は 1728 x 1117 + 2560 x 1440(デュアル)ですので狭いと思っておりますし、その狭さを少しでも解消するために、それぞれに仮想ディスプレイを3面割り当てた合計6面で使っておりますが、7680 x 4320(8K)とかのディスプレイがあれば一面で十分かもしれませんわね。

などと思っておりますが、何しろそんなに大きなディスプレイを置く場所がありませんので、闇になっているのですわ。
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Kei
Kei日記
2024/06/16 02:16[web全体で公開]
😶 一回目以上に緊張した二回目のお話
ご機嫌よう。

わたくしもたいがいコミュ障というかコ無ですし、卓前といえば緊張するばかりなのですわ。そんなわたくしの記憶の中でも特に緊張したゲームが、Bluebeard’s Bride(以下 BB)ですの。BB はテーマが非常に難しいというか注意を要するゲームでして、妻殺しの男青髭の新しい花嫁となった PC が、過去の花嫁たちの苦しみに直面し自分の大切なものを失い辱められるといった恐ろしい現実に直面し選択を迫られるという内容ですの。当然のことながらジェンダーや性に関する描写があり、安全に対する配慮も必須、しかもなぜか当時とち狂っていたことに、何度か遊んだことがある程度の方と初めましての方を相手に遊ぶというチャレンジをしまして。
あんなに怖かったことはありませんの……と、思うかしら。

それが、同じ方を相手に更に遊んでおり、二度目の方がずっと緊張したし怖かったんですの。振り返れば、一度目はまだ勢いでなんとかなりましたし、ゲームの遊び方も試行錯誤で、そちらで気が紛れていたのかしら。けれど、先に挙げたような描写は事前に用意されているわけではなく、あくまで描写のヒントがあるだけでその場のアドリブですし、その上花嫁を酷い目に合わせないとゲームとして成立しませんし、当然精神的に追い詰めるみたいな側面もあり、一度目よりも怖がらせなければというプレッシャーもあり、そのことを知ってもう言い訳ができなくなった二度目の前は食事が喉を通らず、無理に食べても味がわからず、腹痛と吐き気、頭の中はなぜまたこのゲームを遊ぶことにしたのかという後悔が渦巻き、ほんとうに心臓の音が聞こえるくらいに不安と恐怖と緊張でいっぱいでしたの。

誤解のないように言い添えておきますが、BB は大好きなゲームですし、無闇にお勧めはしませんが個人的には推しですのよ。それはもう PDF を揃えた後から物理版をセットで個人輸入したくらいですし、わたくしが注意を要するテーマやジェンダーテーマの TRPG を遊ぶようになったのも、BB があってこそですわ。

ではまた遊ぶかですって? 考えただけで緊張で吐きそうですわね。
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Kei
Kei日記
2024/06/15 22:00[web全体で公開]
😶 闇が深い人々と恋に恋する人々かしら
ご機嫌よう。

Vampire: the Masquerade 5e 卓の続きでしたの。さすがの GM 様がわたくしの PC の大切な部分をとんでもない風に利用してくださいまして、うれしい悲鳴をあげているのですわ。もう本当に困ってしまいますし、これまで考えていたことなんて些末なことになってしまいまして、たいへんに罪深いゲームでこの上なく楽しく、いまはまだどうしたらいいのかアタマがぐるぐるしておりますが、それでも次回が待ちきれませんの♪
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Kei
Kei日記
2024/06/13 23:46[web全体で公開]
😶 魔女裁判のゲームのお話
ご機嫌よう。

魔女裁判をテーマにしたバッドエンドになるかもしれない TRPG、Witch: the Road to Lindisfarne を紹介しましょうか。この TRPG はまた別のヤバ TRPG、モンセギュール1244 のハックで、システムはほぼ同じです。GMレスで判定もありません。当然のことながら、英語です。

1350年、ペストが蔓延し人々がどんどん斃れていくイギリスで、一人の女性が教会に懺悔します。わたしが魔女の呪いで病を流行らせました、と。ゲームの目的は、この魔女を聖地リンディスファーンに連れて行き、魔女裁判にかけることです。

なんだ魔女を魔女裁判にかけるのか、その途中で何かしらのイベントがある感じなのかと思うかしら。まあね、途中でイベントがあるというのは間違ってませんわよ。

さてお立ち合い。

このゲームでは PC は選択制で、魔女も PC に含まれます。つまり、誰かが魔女の役割を演じます。ゲームの最大の難関は魔女の役がとてもチャレンジングで、実際魔女役によって印象が結構変わりそうだということかしら。加えて、魔女役は精神的にもちょっと辛いかもしれません。

物語の展開によって彼女を魔女裁判にかけないこともあります。彼女は生き残るためになんでもするかもしれませんし、大人しく魔女裁判に向かうかもしれません。何しろ PL がつきますので、予測がつきません。彼女がほんとうに魔女だったのかは、ゲームが終わるまで明らかになりません。

そんなわけで、自分で遊べる程度の訳は終わっていて、遊ぶ準備もほとんど万端なのですけれど、例によって注意を要するゲームですので投入機会を伺っているのですわ。
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