Keiさんの日記 page.17
Keiさんが書いた日記の一覧を閲覧できます。
日記一覧
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2022/06/06 20:01[web全体で公開] |
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2022/06/05 19:27[web全体で公開] |
😶 愛するドールたちよ ご機嫌よう。 永い後日談のネクロニカを遊んでまいりましたの。わたくしだって、メジャーなタイトルを遊ぶこともございますし、ネクロニカはTRPGを再開する時によくリプレイを見ていて、ぜひ遊んでみたいと思っていたものですの。こうしてようやくプレイする日が来ましたが、ですが、今回はわたくしの卓ですので。 ナラティブの洗礼を受けたナラティブなプレイスタイルが好きなわたくしがネクロニカを見直してみると、これはシナリオを特に準備しなくてもナラティブに進めることができる、と思いましたの。ですから、今回のシナリオは、 アドベンチャーパート前半:記憶のカケラを見つける アドベンチャーパート後半:希望を見つける バトルパート:サヴァントを倒して旅立つ というカルマだけの構成でしたの。実際これしか書いていないというか……ええ、もちろんバトルパートの敵くらいは事前に選んでおりましたけれど。さらに、記憶のカケラも、どんな記憶なのかはわたくしからは提示しておりません。ランダムな記憶のカケラをもとに、思い出したくなかった記憶、悲惨な物語を語ってください、といった形で、PLの方に丸投げましたの(自分のドールではない他のドールの記憶を描いていただきました。 その一方で、ネクロニカらしい悲惨と恐怖と希望の物語になることには腐心したのですわ。もちろん、ラインとベールやXカードのような安全ツールも採用しましたわ。 結果としては、それなりにうまくできたかしら。もちろん反省点がないわけではございませんが、いずれにせよ、わたくしの卓でしかできないネクロニカになったんじゃないかと存じます。もちろん難しいことなんて何一つしていませんし、やろうとすれば皆さんにもできるのでしょうけれど、けれど……ネクロニカにシナリオが不要だとはっきり言う人は、そういないのではなくてかしら。 あとは、バトルパートでダイスが腐って失敗の出目しか出なくなったのには驚きましたわ(10以上連続で失敗が続きましたの。 とまれ。ですので、わたくしとしては、わたくしらしいネクロニカができたかしら、という感想ですの。 わたくしの卓では、GMの巧拙とは関係なく、他ではあまり経験できないことを提供できればいいなと思っております。それは、マイナーなタイトルかもしれませんし、マイナーな遊び方かもしれません。もしもわたくしの卓で楽しんでくださった方が、同じような遊びをしたいと思ったら、わたくしの卓に参加するのが一番早い(または、自分でできる)、そんなふうになれたらな、などという野心を密かに抱いているのですわ。 ともあれ、ご参加くださったPLの皆さま、ありがとうございました。
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2022/05/25 23:06[web全体で公開] |
😶 Thirsty Sword Lesbians がネビュラ賞を受賞しましたの ご機嫌よう。 SF界ではそれなりに?権威のある?ネビュラ賞ですが、2018年からゲームライティングという部門がありまして、このたび、Thirsty Sword Lesbians が TRPG として初受賞となりましたの。 Thirsty Sword Lesbians は、そのタイトルの通りクィアな内容で、紹介文にも「剣を手に苦悩する不幸なレズビアンが好きなら、あなたの居場所はここよ」などと書かれています。そのものずばり「いちゃいちゃする」みたいな行動が重要で、戦闘だって、相手を切り伏せるのではなく、キッスするみたいな終わり方になることもあります。というか力で圧倒して相手を打ち倒すような遊び方をするものではありませんの。 ルールは軽量というか、わたくしもこれまでに何度か触れている PbtA 系ですわ。ルールに書かれた「ムーブ」を選んでその選択肢に答えていくことで、次のムーブが誘発され、そうした連続が物語になる(理想的には)、というものですの。それじゃあどんなムーブがあるのかというと、もちろん「戦う」というようなものもあるのですが、「ベタ惚れする」とか「同性愛パワーを発揮する」「ひどい過去」「なでなでする」といった、一見「?」となるものが並んでいたりしますの。中でも「ベタ惚れする」は特徴的かつ重要で、この対象となったら「心と刃の真実」という質問に答えなければならず、その質問に答えることで(物語的な)絆が深まったりする……という感じですの。もちろんクラスもあって、クラスに特有のムーブもありますし「心と刃の真実」の選択肢はクラスごとに指定されています。 どうでしょう? 楽しそうじゃないでしょうか? 日本語訳はされていませんし、平易な英語とは言い難い部分もありますが、わたくしは遊んでみたいですわ。
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2022/05/22 17:15[web全体で公開] |
😶 ARCを遊んで参りましたの ご機嫌よう。 破滅に抗う英雄になって破滅を回避するTRPG、ARCの公式シナリオ「花咲く夏」を遊んで参りましたの。 子どもたちが笑わなくなった原因を突き止め、それをどう解決するか、解決したらどうなるのか、といったことを描きました。一方で、ナラティブなTRPGについての事前の説明不足もあって、PLの方々をだいぶ迷わせてしまったかしら。 さて、ARCというTRPGは、実時間の経過でどんどん終末時計が進んでいくという仕組みで、本来なら割とPLプレッシャーがかかるシステムだと思うのですが、今回は、お一人体調を崩されて休まれたのに全体の時間調整をそのままにしたのと、わたくしのGMのクセかもしれませんが、戦闘が一回も発生しなかったこともあって、時間的には余裕があり過ぎてしまいました。 などと、反省点も多々ございますが、素敵な雰囲気の良いシナリオだったかと存じます。ご参加くださったPLの皆さまありがとう存じます。
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2022/05/12 22:03[web全体で公開] |
😶 ダンジョンをハックする方を募集しておりますの ご機嫌よう。 わたくしはもう長いこと、というか今生の世に生を受けてからというものダンジョンに挑んだことなどございません。それどころか、前世までにダンジョンというダンジョンを踏破し尽くして、もうダンジョンなんか楽しくないと思っておりましたの。けれど、それはわたくしがもうダンジョンは卒業したと勝手に思っていただけであって、ほら、そこに、ダンジョンはいつもあったのですわ。それならば、さあ、参りましょう。というわけでございまして。 汚物にまみれたい方は、こちら https://trpgsession.click/session-detail.php?s=165200252979kei29br2l 軽々しく命を散らせたい方は、こちら https://trpgsession.click/session-detail.php?s=165200302949kei29br2l 興味がおありの方がいらっしゃいましたらお気軽にお越しくださいまし。
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2022/05/08 19:03[web全体で公開] |
😶 恐怖と幻想に満ちた青髭の館で ご機嫌よう 以前からずっと遊びたいと思っていた「青髭の花嫁」と言うTRPGをついに遊びましたの。青髭の花嫁はわたくしが海外インディーズTRPGを自分で読むようになったきっかけでもありますし、終始力が入りっぱなし、緊張しっぱなしでしたの。 PLの方々をきちんとエスコートできずにだいぶ戸惑わせてしまいましたし、他にも反省点はたくさんございますが、皆さんのRPなどとても素敵で助けていただきました。ありがとう存じます。 青髭の家柄に反してはならないと信じる召使いたちの行き過ぎた行為や、自らの中に閉じこもって病んでしまったかつての花嫁の姿を描きつつ、青髭を信じる気持ちを持ち続けた花嫁は、無事に?禁じられた扉を開き、禁を破ったことで命を失うのでした。 GMとしてはとても難しくて、わたくしのGM力のなさを痛感しましたし、途中でヴェールを剥ぐような表現をしてしまうような大失態があったにも関わらず、もう一度プレイしたいと仰っていただいて、大変嬉しかったですわ。 ご参加いただいたPLの皆さま、本当にありがとうございました。
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2022/04/24 17:00[web全体で公開] |
😶 ARCの募集をしてみますの ご機嫌よう。 HJ社から日本語版が出たばかりのTRPG、ARCの募集を始めてみましたの。こちらはナラティブ系のファンタジーTRPGで、PCは破滅に抗う英雄です。ルール自体も軽量ですし、破滅の表現にもシンプルかつなかなか興味深いルールが採用されておりまして、ぜひ試してみたいという印象を受けましたの。 興味がおありの方がいらっしゃいましたらお気軽にお越しくださいまし。 https://trpgsession.click/session-detail.php?s=165078653578kei29br2l
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2022/04/23 20:50[web全体で公開] |
😶 パラノイア【リブーテッド】遊んでまいりましたの ご機嫌よう。 わたくしはパラノイアに知名度の割に遊ばれることの少ないゲームという印象を持っているのですが、いかがでしょうか。ともあれ、これまで以上に完璧になったアルファコンプレックスを舞台にした最新版の【リブーテッド】を遊んでまいりましたの。素晴らしいことにクイックスタートやクイックスタート用のミッションが公開されておりますが、もちろんわたくしは幸福な市民として物理版を参照します。 さて、パラノイア【リブーテッド】ですが、以前の版のごちゃごちゃとした部分がバッサリと整理されて、意外と遊びやすい印象でしたの。また、今回はサンプルミッションの「まぼろしの三択」を遊びましたが、このシナリオはとてもよく練られていて、初めてのでも遊びやすくなる工夫がたくさんございました。とはいえ、セッションも終盤となると秘匿チャットが入り乱れ、間違えて本来明かすべきではない情報を本来明かすべきではないPLに明かしてしまうということも……こほん(個人的な感想ですが、秘匿チャットはユドナリウムの機能を使うよりもDiscordなどでDMで行う方が良い印象を受けましたの)。 また、動画によく見られるZAPスタイルは非推奨ですと最初にお話ししていたことなどもあり、最初の方こそ恐る恐るな部分がございましたし、PLの方々を悩ませてしまって進行が止まる部分もございましたが、最後の方ではお互いにミュータントパワーを使ったり反逆的な行為をしていただいたりしたかしら。 ちょっと時間が押してしまって、デブリーフィングはあっさりしたものになりましたが、それでもPC同士が責任をなすりつけ合うようなことにもなって、楽しませていただきましたわ。 ご参加くださったPLの皆さまありがとう存じます。
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2022/04/09 18:23[web全体で公開] |
😶 邪神を召喚して世界を滅ぼしましたの ご機嫌よう。 平凡な田舎町を舞台にカルト教団の一員となって儀式を行い邪神を復活させる、Soth というTRPGの後半を遊びましたの。 PCは悪い人ですし、周囲から疑いの目を向けられながら、儀式の完遂を目指します……ですが、PCと親しい人は探索者となってPCを止めようとしたり、儀式の邪魔をしたり、PC同士でも権力争いがあったり、PCを犠牲にする儀式があったり(儀式の生贄になってしまったPLには別の楽しい役割が与えられます)と、たいそう楽しい仕組みがございまして。 また、ゲームの仕組み的に儀式そのものよりも日常パートの方が面白かったり、日常パートを描くことでPCだけでなくNPCもどんどん深掘りされていき、そういった関係がまた物語を駆動します。 GMはPLの発言からネタを拾い、PCが疑わしい行動をするようにプレッシャーをかけ、疑わしい行為から得た疑惑をリソースとしてさらに厄介ごとを起こします。これは大変でしたが、PLの方々に助けられて、大変さに見合う以上の楽しみがございました。実際、ほとんど全てのシーンはPLの方々が描いてくださり、ありがたいばかりですの。 儀式の犠牲になったPCの担当PLの方が、それで与えられる楽しい役割を使って別のPCを退場させてしまった際には、もうこれで邪神を復活させることはできなくなったかと思いましたが、うまいこと話が転がって、全PCが犠牲になったけれど儀式そのものは成功しましたの。 本来でしたら、その後のPCの恐ろしい生活とその末期を描いて終わるのですが、だれも生き残らなかったので、近しいNPCのその後を描いていただきまして、無事に世界は終わりましたの。 いっとう楽しかったですわ。Soth、オススメですわ。
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2022/04/03 17:41[web全体で公開] |
😶 サーカス団から子どもたちを救い出しましたの ご機嫌よう。 カムズの「黒いサーカス」を遊んで参りました。街にやってきたサーカスを見に行ったPCは「サーカスの一員になる」と予言され、別の予言を受けたNPCはその予言の通りに死んでしまうというところから始まるシナリオです。 そして、カムズのシナリオというのは、前半部分しか描かれていません。なぜなら後半はPLが決めるからです。 それで、今回PLの方々が作っていただいたお話は、予言が当たるのではなく、予言通りになるような魔法が背後で使われていて、サーカスの座長は妖精との契約によってそれらの魔法の力を得ているというものになりました。更に、さらってきた子どもたちの記憶を奪うことで魔法の力をより強固なものとし、妖精との契約の代償から逃れていたのです。ですので、子どもたちに記憶が戻ることで座長の魔法は崩れるのです。 ほとんど全部PLの方が考えてくださるので()、GMとしては適当にまとめて判定を組み込むだけです。 最終的に、PCは子どもたちを救い出し、PC自身もちょっと成長したという終わりになりました(カムズに成長ルールなどはありませんが)。 さて、カムズは以前から遊んでみたいと思っていて、今回初めて遊んだのですが、ちゃんとグッドエンドになるシステムという印象を受けましたの。判定が意外と失敗しない上に、バッドステータスも意外と受けず、シナリオやシステムから提示された運命はちゃんと覆すことができるのですね。しかも、エンディングに至る自由度がとても高くて、それでいてGMは割とラクで楽しいですわ。もちろん、話が大きく膨らみすぎないように、といったコントロールはありましたけれど。 また、最初の方こそ、どんどん判定させてバッドステータスをどんどん与えて悪い運命を予感させようと思ったのですが、判定でのバッドステータスは思いのほか少なく、しかも、判定すればするほど最後に運命を覆す力が溜まっていくという感じで、当初予想していた「複数の悪い運命の一方は受け入れなければならない」というような選択や葛藤もございませんでしたし、終わってみて感じるのは、そういうゲームではないということでしたわ。 ともあれ、カムズはプレイ時間も短めで(RPをだいぶ楽しんでも3.5時間程度でした。最後の方はGMとして話を終わらせようとして急ぎ足になってしまったという反省点もあります)、特に大きな準備もなくサクッと遊べて良いタイトルに感じましたの。 ご参加くださったPLの皆さま、ありがとうございました。
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2022/03/25 19:08[web全体で公開] |
😶 しばらくはお外の卓が続きますの ご機嫌よう。 しばらく続けてこちらで募集していたこともあって、お知らせに出てくるセッション予定の件数が少なくなると、寂しさとともに「卓を立てなければ」というような感情も湧いてきますわね。けれど、この後はお外で募集した卓が(わたくしとしては)立て続けになっておりまして、実は結構予定が入っておりますの。どういうわけか全て別のシステムで悉く初GMな上に、PCが酷い目に遭うタイトルばかりのような気がしますが、断じてわたくしの趣味ではないのですわ。こほん。
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2022/03/19 19:40[web全体で公開] |
😶 邪神復活の儀式を始めましたの ご機嫌よう。 平凡な田舎町を舞台にカルト教団の一員となって儀式を行い邪神を復活させる、Soth というTRPGを遊びましたの。 このTRPGでは、PCは悪い人になって悪いことをします。そう、全ては自分たちの儀式を完成させるため。一方でこの田舎町では、人々は互いに知り合いで、怪しまれるようなことをすればすぐに噂が広まります。彼らはやがてPCの行動に疑問を持ち、PCの行動を止めさせようと立ち上がるかもしれません……。 最初の儀式では、PCの一人のJKが教祖に唆され、クラスの友人を生贄に捧げました。PCたちは死体を遺棄し、次の儀式の生贄として同じ高校のヤンキーカップルを狙います。JKの母親は娘の様子がおかしいと思いますが、そのカウンセリングに現れたのはまた別のPCのカルト教祖で、母親を言葉巧みに操り教団に引き込もうとします。 儀式の手順を知るPCはその内容を他のPCに全て明かさず、また別のPCは教祖に疑問を持ちます。そして、それぞれ儀式の準備の過程で警備員に布教活動したり、家族に怪しまれたりしました。そうこうしながら第二の儀式が行われますが、犠牲者への注射の量を間違えて計画が滅茶苦茶になったり、咄嗟になんとかしようとして更に疑われるような行動をしたり……。 すっごい楽しかったですわ。皆さんそれぞれ存分に悪役ムーブをしていただきました。もちろんKPとしては難しいこともたくさんございました。Soth ではプレイしながら人間関係図を作るのですが、この関係が一人のPCに偏ってしまったり、個別のシーンが予想よりも多くなってしまって時間がかかってしまったりしました。それで1回のセッションで終わらず、儀式の後半は次回に持ち越しとなりましたが、次回楽しみですわ。
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2022/03/16 19:56[web全体で公開] |
😶 GMが物語にビジョンを持つべきではないお話 ご機嫌よう。 今回のふぃあ通もとても良いお話だったのですが、一つだけ。 わたくしが普段楽しんでいるナラティブという遊び方では、GMは物語に対してビジョンを持っていませんし、持つべきではありません。物語を語るのは、GMではなく、PLです。GMがするのは、PLが物語を語るお手伝いです。 わたくしもGMとして、ちょっとした提案などをさせていただくこともございますが、PLの方々がそれに囚われないように、といったことにはいつも注意しておりますし、それが難しいところでもございますし、そこから思いもよらなかった物語が生まれるのは存外の喜びですわ。 物語を語るのはPLですの。だからいつも違う物語になるのですし、最低限の準備でいつも違う物語になるナラティブ系のTRPGが好きなのですわ。
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2022/03/14 00:38[web全体で公開] |
😶 よしなしごと ご機嫌よう。 最近こちらをはじめいくつか野良募集などもさせていただくようになって、セッション後に雑談したりもするのですが、そうして皆さまのお話を伺っていると、幾つか思うこともございますの。 ひとつは、やっぱりV:tMは避けて通れないといいますか、一回くらいはちゃんとプレイした方がよさそうかしら、ということですの。いい感じのシナリオを考えるのが難しいなどと避けて通って参りましたが、世界観は嫌いではないですし、それどころかアトリエサードから出ていた改訂版の日本語版は取り揃えておりますし、これまで他システムでも何度か遊ばせてい頂いている方がお相手でしたら、シナリオさえ用意できれば、という気持ちもしておりますの(ある程度のナラティブさはPLに求めてしまうでしょうか)。V:tMをやるのでしたら、W:tAやM:tAといったWoDの他作品も……というのは贅沢かしら。 もうひとつは、意外にもハロウ・ヒルものって需要ありそう? ということで(観測範囲の偏りによる間違ったバイアスによる印象という気がしつつも)、こちらは、各種ハロウ・ヒル作品を遊ぶ「春のハロウ・ヒル祭り」のようなものを開催したら、意外と集まるのかしら? となっております。わたくしも購入しただけでまだ遊べずにいるタイトルもございますが、ハロウ・ヒルものは良いですわよ、という気持ちですの。まあ、主催するのが大変なので、実現可能性などはもっとしっかり見極めたいところではございますが。 もちろん、募集期間を延長している「青髭の花嫁」のように、わたくしが個人的に開催したいものもございますし、Girl Underground のように、一度は流卓になってしまったシステムも是非建てたいですし……。これらは、いっそのこと「PbtA祭り(ベースになっているシステムが同じですので、派生を何種類か遊んでみましょう、といった感じでしょうか)」のようにしてしまった方がいいのかしら? などという気持ちになったりもしますわ。 とりあえず、遊びたいと思っていたタイトルのうち、灰色城綺譚、カムズ、Dream Askew、Lady Blackbird、ダイアレクト、ファイナルガール、我らが王の身罷りて、パラノイア【リブーテッド】、Soth に関しては(他所でも含めて)卓が立ちましたし、これらのタイトルで卓が立つということに喜びを噛み締めておりますし、一部はプレイヤーが集まらずに苦労はしておりますが、遊んでみたいという方がいらっしゃるのはとても嬉しいことなのですわ。 ともあれ、わたくしの募集といえば、オンセンではかなり明後日の場所で明後日なことをやっているというようなものばかりかと存じますが、そういったお声には応えていきたいとも、思っておりますの。
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2022/03/13 19:27[web全体で公開] |
😶 帰らじの乙女でしたの ご機嫌よう。 灰色城綺譚「帰らじの乙女」遊んでまいりました。やっぱり灰色城はGMがラクで楽しいシステムでしたわ。 今回のアマラは、容姿よく性格も良い、誰からも愛されるような、天真爛漫で放っておけない感じで尽くしたくなるような、それでいて時折あざとい様子もある、人気者のオーラを纏った少女となりました。 そんなアマラが姿を消したあと、後に残された仲良しのグループは…… ええ、もちろん灰色城ですから、本当に仲が良かったんですの? というようなシーンの連続となりました。PC1やPC2が結構強い言葉を使うようなシーンもあり、ハラハラドキドキでしたわ。メインシーンの最後、みんな結構黒くなっている状態でムードチットが真っ白になったりしたのも見どころでしたわ。もちろん灰色城ですから、真っ黒になるシーンも普通にございました。 最後にはPC2の願いが一応は叶い(でも、それは長くは続きませんでした)、PC3はアマラを求めて各地を放浪するというエンドになりました。 たいへん楽しかったですわ。ご参加いただいたPLの皆さま、ありがとう存じます。
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2022/03/08 17:20[web全体で公開] |
😶 ウクライナ支援バンドルのお話 ご機嫌よう。 何かにつけて大規模バンドルを敢行する itch.io が、今度はウクライナ支援バンドルを始めていましたの。 Bundle for Ukraineは、賛同した700以上のクリエーターによる1000以上の作品($6,534相当)が、なんと$10(プラス任意の支援額)になっております。こちらはTRPG専門のバンドルではなく、ざっと見たところ含まれるTRPGは300くらいかしら。先日紹介した TTRPG for Trans Rights in Texas! との重複も多少ございますが、とはいえ、6割はこれまでどんなバンドルにも含まれなかったものだそうです。 また、The TTRPG Community Stands with Ukraine Bundle というバンドルも行われています。こちらは賛同した80以上のクリエーターによる100以上の作品($483相当)が$5(プラス任意の支援額)になっておりました。こちらも、テキサスとの重複はそれなりにございます。 それぞれ、収益は人道支援団体に寄付されるそうです。 わたくしが既に存じているような、気になっていたタイトルが今回はほとんど含まれていないようですけれど、とまれ、カジュアルにぽちっとしてみましたわ。支援してみたいという方も、海外インディーズTRPGがどんなものか興味があるという方も、お試しあれ。ただし、ぜんぶ英語のインディーズ作品ですのでご注意くださいね。
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2022/03/04 19:33[web全体で公開] |
😶 TTRPGs for Trans Rights in Texas! のお話 ご機嫌よう。 テキサス州の州知事がトランスの人に対するヘイトスピーチをしたとかで、itch.io で、それに対抗するというキャンペーンが行われていますの。収益が人権団体への寄付に充てられるとのことで、賛同した300人ものクリエーターによる500近いタイトル($2,818相当)が、なんと全部で$5になっていますの。 全てインディーズ作品ですが、わたくしも先日遊ばせていただいた Wanderhome や、いつか遊びたいと思って訳を進めていた Thirsty Sword Lesbians、昨年末にサクッと訳して遊んでみたいと思っている Wise Woman、先日遊んだ Lady Blackbird の作者ジョン・ハーパー氏の新作 AGON、個人的に気になっていた This Party Sucks、それに、つい先日某所でちょっと話題になっていたパジャマパーティなども含まれています。 それでたったの、$5(もちろん支払い時に上乗せすることはできます)。 もちろん玉石混交ですし、日本で言う1ページTRPGみたいなものも相当含まれていますけれど。それにもちろん、全部英語ですけれど。もちろん、ジェンダーやLGBTQ+に関連しないような作品だってたくさん含まれております。 こういうの凄いな、と思いましたの。政治色があって嫌いという方もいらっしゃるでしょうけれど、文化! という感じがしましたわ。 わたくしも、全ての人たちの権利が等しく守られて、もはや権利という言葉を使う必要もないような世界が訪れることを願っております。
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2022/02/28 20:37[web全体で公開] |
😶 一周回ってナラティブとかストーリーテリングとか分からなくなってきましたわ ご機嫌よう。 どうしてわたくしがナラティブが好きになったのかといえば、それはもちろん、相互作用で物語が生まれる楽しさを知ったからですし、わたくしが語るよりもずっとずっと良い物語を、PLの皆さんが語ってくださるからですわ。 けれど、わたくしだって、そりゃあ、ベア・ダンジョンに凸してみたりですとか、そういうのは嫌いじゃありませんの。 どちらも楽しいのですわ。 それなのに、何やらプレイスタイルがどうのですとか、合う合わないですとか、CoCしか興味がないですとか、摩訶不思議なところに迷い込んでしまって、まるでTRPGが楽しくない理由を探しているみたいですの。単にいいお話だった、楽しかった、と言いたいだけですのにね。
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2022/02/26 12:48[web全体で公開] |
😶 わたくしたちの「青ひげの物語」を語りましょう ご機嫌よう。今日はむかしばなしをしましょう。 むかしむかし、あるところに、どんな王様もかなわないほどの豪華な宮殿に住む領主がいました。屋敷は金銀の食器で飾られ、最高級の絹が張られたソファや椅子が置かれていました。壁にはあらゆる種類の珍奇な骨董品が飾られていました。 ですが、この領主には奇妙な点がありました。濃厚で衝撃的な青い髭。彼の顔は、はっきりとしていて紛れもないものでしたので、彼は壮大で高貴な本名で語られることはなく、単に「青ひげ」と呼ばれていました。 また彼は、深い目をした恐ろしい男で、気性が荒いことでも知られていました。それでも、青ひげは何度も結婚していました。宮殿では葬儀が一度も行われていないので、妻たちがどのようになったのかは誰にもわかりませんでした。妻たちは姿を消し、青ひげは時が経てば新たな花嫁を迎えていました。 ある日、青ひげは領地の近くの田舎に狩りに出かけました。日もが高くなる頃、古びた農家で喉を潤して休むことにしました。農民たちは、領主を喜ばせようと、慌てて愛らしい若い娘を送り出し、お茶とパンを振る舞いました。 青ひげは彼女の美しさに一目で心を奪われました。彼はその場で彼女を妻にすることを決めると、それから一週間かけて、まばゆいばかりの富を費やして、彼女を他の立派な領主や婦人たちと一緒にもてなしました。 享楽的な一週間の後、青ひげは結婚しようと言いました。彼女は青ひげを怖がる一方で、家族を貧困から救えるかもしれないと思いました。それに、もしかしたら彼のヒゲはそんなに青くないかもしれない……そうして、彼女は求婚を受け入れました。 すぐに二人は宮殿で結婚しました。それはとても素晴らしい光景でした。式のために1,000本もの白いユリが塔を飾り、夜には美しいお香が焚かれました。 翌朝、花嫁は一人でベッドの中で目を覚ましました。 召使に連れられて食堂に行くと、青ひげが朝食をとっているところでした。青ひげは彼女を歓迎し食事を勧めると、急な知らせを受けたので、すぐに旅に出なければならず、帰るまでに何週間もかかるだろうと告げました。 青ひげは彼女を慰めるために、愛情を込めてキスをし、屋敷の全ての扉の鍵を渡すと、自分が留守の間も楽しんでほしいと言いました。 「これは君の家の鍵だよ。一番小さな鍵は、大広間の端にあるクローゼットのもの。すべての部屋を開けていいし、どこにでも行ってみるといい。ただし」と彼は続けました。「一番奥の部屋は開けてはならない。約束できるね?」 こうして屋敷に残された花嫁の身に何が起こるでしょうか? ここで何が起こったのでしょうか? 花嫁は貞淑な妻として青ひげを信頼するでしょうか? それとも暗い疑念を抱くでしょうか? そして花嫁は、禁じられた扉を開けるでしょうか? というホラーTRPG「青髭の花嫁」のPLを募集しておりますの。 興味がおありの方がいらっしゃいましたら、ぜひいらっしゃいませ。 https://trpgsession.click/session-detail.php?s=164541443499kei29br2l
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2022/02/24 00:50[web全体で公開] |
😶 Wanderhome 遊びましたの ご機嫌よう。 先日遊んでおりました Dream Askew で採用されているBOBシステムの別のタイトル、Wanderhome という、しゃべる動物になって美しい世界を旅する系のTRPGを遊ばせていただきましたの。よそ様のお卓にお邪魔させていただくのははじめてでたいへん緊張しましたが、楽しかったですわ。 わたくしがプレイしたのはアオという名前のトキの巡礼者で、その名前のように、鴇色の部分が青くなっているということにさせていただきました。青くなってしまっているのはかつての罪のせいで、罪が洗い流されてかつての鴇色を取り戻す方法を探している、そんなキャラクターです。 一緒に旅したのはやくざ者のガラガラヘビと刺客のナマケモノで、途中でライオンと友達になったり、ツルの願いを叶えることになったり、トカゲと対立したりしながら、どんな罪? みたいなことを途中で語ることになったり、龍の墓所で龍を孵化させたりといったことがありました。最後は世界を再び混乱に陥れても自分の罪を洗い流したいかという締めになって、かなりグッと来るものがありましたわ。 Wanderhomeは派手なシーンとかなくてもしっとりした旅を描いて何となくスッと終わる的なのがいい雰囲気がとても気に入りましたわ。 お誘いくださったガイドの方とご一緒させてくださったPLの皆さま、ありがとうございました。