ヴァンパイア:ザ・マスカレードという日本ではあまり知られていないが、海外では2018年に最新版である第5版も販売されており小説化やゲーム化もされている人気なTRPGです。 実際のところ日本ではどれほどの知名度があるのか、そしてどれほどの人がこのTRPGに興味を持つか調べるためにこのトピックを立てました。 もし需要があれば、今月か来月に初心者向けにセッションを立てようと考えているので、これを読んで興味を持った方はぜひコメントしてください。 これはあくまで超ザックリとした紹介なので、もっと詳しく知りたい人は”DriveThruRPG”というサイトで”Vampire: the Masquerade 5th Edition”と入力すれば公式でPDF形式で無料配布されてるクイックスタート版があるのでそちらを手軽にダウンロードできます。ルールブック等もすべてPDF形式で買えるのでぜひどうぞ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【どんなゲーム?】 ロールプレイングやダークな雰囲気が好きな人に特におすすめします。 吸血鬼となったキャラクターが夜の街に起きる様々な事件、吸血鬼同士の抗争や第2の異端審問と呼ばれる現代版の吸血鬼狩りの組織に自分の野望のため、生き残るため、あるいは誰かを守るために立ち向かうホラーサバイバルゲームです。 吸血鬼としての本能に屈さず、いかに自分の人間としての心を保ちつつ目的を達成するかというのがコンセプトです。 一つの物語にそって行動するというよりは、与えられた環境の中でいかに自分のキャラの目的を果たすかが肝となるでしょう。 そのため、キャラ作りに凝れば凝るほど面白くなります。 【この世界における吸血鬼とは?】 ほとんどは自分より上位の吸血鬼によって吸血鬼に変えられた元人間です。 吸血鬼には氏族と呼ばれる吸血鬼の種類のような物があり、それぞれ固有の特徴、超能力と弱点があります。 第5版では現在7つの氏族と2つのちょっと特殊な種類の吸血鬼があり、PLはその中の一つを選んでプレイする事になります。 【吸血鬼の強さ、弱点や苦難】 この世界の吸血鬼の共通の弱点は火と日の光だけであり、太陽光に晒されたり灰になるまで燃やされたりなどの極端な事がない限り、‘‘死に至る‘‘傷を覆っても時間さえかければ復活できる不老不死の能力とあらゆる病気に対する完全耐性を持っており(悪意に満ちた吸血鬼ほど時間がかかる。最短で3日。最長で500年)、血以外の食事も水も必要としません。 ただし吸血鬼としての力を使えば使うほど、そして血を摂取しない時間が多ければ多いほど吸血鬼は渇きを感じます。渇きを感じれば感じるほど、ビーストと呼ばれる吸血鬼の本能が暴走しやすくなり、最悪の場合自我を失い誰彼構わず血を求めて襲ってしまいます。 自分の正体を隠すため、そして自分にとって大切な人間を襲ってしまわないためにも血の定期的な摂取は欠かせません。 【世界観】 一言でいえば東京グールの世界観に近いです。 舞台は私達が生きるこの世界です。 吸血鬼は人間より遥かに強いですが、数も活動時間も人間が圧倒しているため、吸血鬼の存在が世界中に知れ渡れば滅ぼされる危険があります。 そのため、吸血鬼達は自分の正体を隠し人間社会の中に紛れて生きていかなければなりません。 自分達の正体を隠す事は最大の防御でもあり、人間社会を裏から操るための武器でもあります。 ゲームの中には三つの派閥があり、PLは最初その内のどれかを選ぶ事になります。 Camarillia - 吸血鬼のマフィア的存在。 規律を重んじ、人間を最も危険視している組織。現代社会で吸血鬼が生き残るベースを作った組織でもある。 一方で、弱い吸血鬼から労働力を搾取し常に権力を求め続けている。 Anarch - 吸血鬼のギャング的存在。 規律を嫌い、Camarilliaから搾取され続けた若い吸血鬼の怒りが爆発した事によって誕生した組織。吸血鬼はみな平等であるべきだと考え、年齢ではなく実力のある者がトップであるべきだと考える。 明確な目的をもってくる者も多いが、おおくはただ反抗したいから、ただ自由になりたいからこの組織に加入する。 経験の浅い吸血鬼や低能が集まる事もあるため、Sabbatから利用される事もある。 Sabbat - 吸血鬼のテロ集団的存在。 吸血鬼は隠れて暮らすべきではないと考え、吸血鬼の楽園を実現するため世界征服をして人類を家畜化しようとしている組織。この組織に属すものは残虐非道にならなければ生きていけないほど殺しと残虐を好む組織。(ゲームのコンセプト的にこれを選ぶ事は推奨されない) 【このゲームをプレイするにあたって必要な事】 日本語版のルールブックが存在しないため、ある程度の英語能力(公式で無料配布されているクイックスタート版をダウンロードしてもらえれば最低限のルール等を教える事は可能だが、ゲームシステムの都合上、海外のオンセツールを使う事になるため)。 吸血鬼と現実世界の出来事や問題を扱うゲームであるため、ある程度のグロ耐性と社会問題(差別表現等)がゲームに絡んでも大丈夫な心。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー いかがでしたでしょうか? もしこれを通して興味を持ってくれたら嬉しいです。 ここまで読んでくれてありがとうございました!
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