【クトゥルフ神話7版】TRPG-リプレイ [ANOMALIA]【TRPGリプレイ】

くぼっち
くぼっちトピックリプレイ 押されたいいね! 5
登録日:2022/08/07 16:10最終更新日:2022/12/22 16:33

TRPG-リプレイ [ANOMALIA]

【0.目次】

1.はじめに
2.(未経験者様用)”TRPG”について。
3.開催者様、並びに参加者様の名簿
4.シナリオの簡易説明
5.シナリオ本文 (全8章)
6.後日談(※リプレイ筆記者の膨らみすぎた妄想劇)
7.あとがき





【1.はじめに】
初めまして、もしくはお久しぶりです。そしていらっしゃいませ。
ここには、私が実際に遊ばせて頂きましたTRPGシナリオ「ANOMALIA」の
リプレイを書かせて頂いてます。
ルールブックを購入してまだ1ヶ月にも満たない身の程知らずな私ですが、
このシナリオがとても印象深く残ってしまった故に、
どうしても記憶を風化させたくなくて…
そのようなリアル狂気に囚われた故の産物であります。

あぁ、でも安心してください。
魔術書のようにSan値が減るような物は書いておりませんので、そこは大丈夫です。
ただしセッション時間でさえ9時間を超える内容でしたので、
此処の本文もそれ相応に長くなると思います。
もし本文を読んで頂けるようでしたら、ちゃんと目を休める時間を設けて
計画的にお願いします。

また、本文にはシナリオ内におけるお話の流れや行動がある程度細かく
書かれております。
一見しただけでEnding分岐や難易度分岐に影響を与えるような内容や
資料の完全掲載は控えておりますが、
それでも様々な場面の展開が理解できてしまう程のネタバレが含まれます。
もしもこのシナリオを遊ばれる予定がある方は、可能ならば1度
このシナリオを遊び終えてから読んで頂けると幸いです。
それでは、此処で一旦休憩を挟んでからご拝読ください。
m(_ _)mペコリ



(追記)
シナリオ作者様より。
「ネタバレ注意」の表記があれば、伏字を解除しても良いよと言って頂けましので、
シナリオ本文における伏字を全て解除させて頂きました。
てかこんな長いリプレイを作者様が直々に確認して頂けただなんて、
とても嬉しくて涙が出そう…ぁ、ちょっと出てた。

《過去の伏字箇所》
1章:牢屋の部屋。隷従逃走時の、ドアの扱い。
2章:本館1階図書室。リーゼさんの発言、及びかくれんぼに有利な行動内容。
3章:真祖の名前、及び幽霊とのRP内容。
4章:「B.V.」と「I.V.」の実名。
5章:vsグレースにおける生還行動内容。
6章:この館における違和感の指摘。
7章:黒幕とのRP内容
終章:End名の表記。





【2.(未経験者様用)”TRPG”について。】

Q.そもそもTRPGってなに?
A.いわゆる「ごっこ遊び」の上級者版。
  プレイヤー(参加者)は専用のルールブックを参考にキャラクターを作成して、
  キーパー(司会者)の用意した空想の世界で冒険するゲーム。

  行動はとても自由度が高く、現実的に行えるような内容であれば、
  キーパーの許す限り大体何でも実行できる。

  探索は基本的にプレイヤー間やキャラクター間での話し合いで進めますが、
  キーパーが確率によって行動の「成功 or 失敗」を決めると判断した場合は、
  サイコロを使って裁定を行う事もある。
  運要素も絡みますが、話し合い次第では打開する事も可能なので、
  思ったよりも奥が深い物となります。



< 用語集 >

KP:『Keeper(キーパー)』
  ゲームにおける司会役であり、管理者。
  ストーリー内の全てのデータを把握し、管理し、描写する。
  時々NPCとして参加したりすることも有るが、
  基本的には神様目線の傍観者的な立ち位置である。

PL:『Player(プレイヤー)』
  ゲームの参加者。1プレイ中、基本的に2~4人居る。
  各個人で専用のキャラクターを作成し、
  KPに行動可能かのの可否を尋ねながら物語の結末を目指す。
  場合によってはキャラが死亡する事も在る為、
  大切な子を扱う場合は緊張が絶えない。

NPC:『Non Player Character(ノンプレイキャラクター)』
   PLが操作しないキャラクターで、敵味方は問わない。
   KPが必要だと判断した場合に作成し、基本的にKPが操作する。
   味方の場合はストーリーの難易度調整や主要人物である事が多く、
   なるべく護ってあげる事が攻略の鍵となるかもしれません。
  
RP:『Role Play(ロールプレイ)』
  此処では”話し合い”を意味する。
  プレイヤー間や、キャラクター間で話し合う場合によく言われる。
  基本的にNPCを介さないKP本人は、RPの対象外なので注意。





HP:『Hit Point(ヒットポイント)』
  いわゆる体力。
  これが少しずつ減少して0になると戦闘不能。
  一度に半分以上減少して0になると重症→瀕死。
  一度に0になると即死扱いとなる。

MP:『Magic Point(マジックポイント)』
  いわゆる魔力。
  魔術を学んでいる場合は魔術使用時に消費されるが、
  継続使用キャラでも無ければ魔術を会得している人は少ないうえに、
  魔術会得も相応の危険が伴う為、基本的に使用される事は少ないと思われる。
  精神力に関係しており、0になると意識を失う。

San値:『Sanity Point(サニティポイント)』
    キャラクターの正気度。
    自身が正気を保っていられるかの度合いであり、
    一定数減少すると精神異常が発生し、
    0になると治療不可能な精神異常が発生する。

幸運:『‐』
   キャラクターの運勢。
   何かしらの幸運度判定が必要な時に裁定で使用されるほか、
   技能における裁定時に失敗した際に、必要分の幸福を消費する事で
   成功判定にする事が出来る。(このルールはKPが認めた場合による。)

[○ D △]:『‐』
      サイコロを振る際の条件設定。
      ”○”は使用するサイコロの数、”△”はサイコロの面の数が当てはまる。
      例えば、[2D4]なら、4面(数字が1~4ある)サイコロを2個振る。
      [3D6]なら、6面(数字が1~6ある)サイコロを3回振る。

技能:『‐』
   キャラクターの各種行動における、成功の可否を判定する場合の数値。
   基本的に[1D100]のサイコロを振り、
   指定されている数値よりも低い数字が出れば成功、
   高い数字が出れば失敗を表す。
   技能数は全部で40以上ある為、各種説明は割愛します。

DEX:『Dexterity(デクステリティ)』
   敏捷性。キャラ作成時にサイコロによって決まり、
   探索時や戦闘時の行動順を比較したり、
   俊敏さが問われる判定時にも使用される。

POW:『Power(パワー)』
   精神力。キャラ作成時にサイコロによって決まり、
   San値や魔術要素に大きく影響を与える。
   この値が低い程、他者に精神を支配されやすくなる。





【3.セッション日程、及びに主催者様・参加者様の名簿】

日時:2022/07/28_19時 ~ 07/29_4時半 (計 9時間半)
会場:ココフォリア(ゲーム全般) & Discode(通話用)

開催者様(KP):ヒヤシンス~ 様
参加者様(PL):♂ 猫神 様 (使用キャラ:マイケル)
        iori 様 (使用キャラ:鳥津 九朗 ‐ とりつ くろう)
        くぼっち (使用キャラ:杉原 愛彩 ‐ すぎはら あや)

‐ 参加キャラ ‐

《マイケル》
32歳♂・身長163cm 体重78kg・アメリカ出身・職業 アスリート
ラグビーチームに所属しており、身体能力には自信がある。
日本のアニメにはまってしまい、聖地巡礼の為に日本語も覚えた。
技能面では「格闘・応急処置・芸術(スクラム)」に自信あり。

《鳥津 九朗》
27歳♂・身長180cm 体重66kg・日本出身・職業 エンターテイナー (マジシャン)
横浜にてマジシャンを臨時披露し、米軍の知人から公演依頼が来ては収入を得ている。
またその知人から格闘術も教わり、戦闘面ではそこそこ自信あり。
刹那主義で貯金はしない性格であり、そのため日頃から母と姉に見つかっては
小言を言われている。
しかし本人は心配してくれている事を自覚しており、
とても親族には頭が上がらない様子。
技能面では「格闘・手さばき・図書館・目星・魅惑」に自信あり。

《杉原 愛彩》
20歳♀・身長160cm 体重50kg・日本出身・職業 臨床心理士(メンタルセラピスト)
都内の学校に通う現役大学生。
小さい頃から「心の支えになりたい」という思いが強く、
将来は心の病院に務めたいと言う思いで勉強中。
その影響は、実の妹の心境が関係しているとも言えるだろう。
技能面では「精神分析・説得・心理学」に自信あり。





【4.シナリオの簡易説明】

タイトル:ANOMALIA
サークル名:おぼろそぼろ 様
シナリオ作者:010 様
立ち絵&スチル作者:むちまろ 様

発行日:2022/6/21(第2版)
TRPGの種別:クトゥルフ神話(6版・7版)
所要時間:約6~8時間 (今回は9時間半でした)
探索者人数:2~4人(推奨は3人以上)

概要:
突如として浸食される日常
平穏な日々に闇が溶け込み、あなたは漸く気が付くのだ
其の世界は、あまりにも脆い
嗚呼、生きるとは斯くも難しき事なのか
深淵からあなたを呼ぶ声がする
ようこそ 狂気と死の溢れる 非日常の世界へ



『キャラ作成ルール』
技能最大値は90。
80を超える場合はKPを納得させるだけの理由が必要になります。

『必須技能』
英語:無いとロールプレイが出来ないと思ってください。

『推奨技能』
目星・図書館・日本語

『準推奨技能』
戦闘技能・聞き耳・応急手当

『ステータス』
Pow:平均60以上推奨

『難易度』
★★☆☆☆ (生還のみ目指す場合は難しくは無い…はず。)

『ロスト率』
中:場合によっては即死イベント・重大な後遺症を患う可能性あり。





【5.シナリオ本文】

(※ ■:ネタバレ注意マークです。
    このマーク直後の台詞はEnd分岐における重要な情報が含まれます。
    ネタバレを嫌われる方は読み飛ばしてください。)

 [ 各章説明 ]

序章:プロローグ
1章:本館地下探索
2章:本館地上探索
3章:別館1F探索
4章:中庭探索
5章:別館2F探索
6章:vs Boss
7章:????????
終章:エピローグ



 - - - - - 《序章:プロローグ》 - - - - -

[簡易ステータス]
・マイケル < HP:14 MP:12 San:60 幸運:40 >
・鳥津 九朗 < HP:14 MP:12 San:60 幸運:70 >
・杉原 愛彩 < HP:14 MP:14 San:70 幸運:50 >

KP:それでは皆様の自己紹介も終わりました所で、
  新クトゥルフ神話TRPG『ANOMALIA』を始めさせて頂きたいと思います。
  皆さんどうぞ宜しくお願いします。
(猫神さん & ioriさん & くぼっち :宜しくお願いしまーす)

  さて…季節は11月。
  貴方方が北半球にいれば冬、南半球にいれば間もなく夏、
  といった具合でしょうか。
  一応皆様は全員が北半球に住んでいらっしゃるという事なので、
  皆さんは冬の季節であると思ってください。
  そうして、いつも通りの日常が過ぎていくかと思われた、次の瞬間。
  あなた達は突然、白昼夢を見ます。見ず知らずの場所。
  深き森のただ中、湖畔に佇む洋館。

  普段あなた達が暮らしている世界とはまるでかけ離れた、
  あまりに美しい光景がそこにはありました。
  童話や御伽噺に出てきそうな、そう形容する程に見事なものです。

  しかし、その景色を眺めている内に、あなたはある事に気付く。
  今、貴方が抱いている感情は、何なのでしょうか。
  美に対する羨望? 壮大な自然に対する畏怖?
  いいえ、その何れでもありません。
  貴方が抱いているこの感情は、恐怖だ。
  深い闇の中を覗いているような不安感が、
  身体の奥底まで入り込んでくるのを感じる。
  何処までも広がる、壮大で幻想的な異卿を眺めている内に、
  何か恐ろしい存在を見てしまっている様な、
  そんな不可思議な感覚を、貴方は抱いてしまいました。
  では、此処で <Sun値チェック> です。(SANc_0/1)

鳥津 九朗【SAN値チェック】[(97) <= 60] →「Failure(失敗)」
      SAN:60 → 59
マイケル【SAN値チェック】[(60) <= 60] →「Regular(成功‐通常)」
杉原 愛彩【San値チェック】[(23) <= 70] →「Hard(成功‐上位)」

  早く夢から醒めなければ。
  そう望んだ貴方の声に応えるように、突如として意識は覚醒する。
  今の白昼夢は、一体何だったのだろうか。
  考えても分からない。ならば、考えないほうが良いかもしれません。

  そうして、再び自身の日常。
  現実へと目を向けようとした時、貴方は気が付いてしまう。
  貴方は見ず知らずの場所にいました。
  それは、非日常の始まりでした。





 - - - - - 《第1章:地下の世界》 - - - - -

[簡易ステータス]
・マイケル < HP:14 MP:12 San:60 幸運:40 >
・鳥津 九朗 < HP:14 MP:12 San:59 幸運:70 >
・杉原 愛彩 < HP:14 MP:14 San:70 幸運:50 >



 ● 本館B1F‐牢屋 ●

KP:それでは、貴方達が今居る場所について、簡単な描写をしていきましょう。
  まず貴方が身を起こした地面はざらざらとしており、ひんやりとしていて冷たい。
  少し触れれば、石造りである事はすぐに分かるでしょう。

  起こした身体は少し痛みます。
  白昼夢から意識が連続していた為に違和感は感じますが、
  どうやらそこそこ長い時間、この硬い床の上に寝転がされていたらしい。
  周囲は薄暗く、視界の奥に見える小さな灯が唯一の光源のようです。

  さて、貴方は自身のすぐ側に、同じように身体を起こし、
  辺りを伺っている探索者がいる事に気が付く。
  では、RPを始めていきましょう。



鳥津「ぁんだ? 此処は…」
愛彩「えっと……海外の方かな、えーっと…
   Excuse Me ? Are you OK ? (もしもし? 大丈夫ですか?)」
マイケル「Oh, 私日本語話せマースよっ?」
鳥津「あぁ、俺も大丈夫だ。日本語で良い。」
愛彩「ぁ、そうですか? 良かったぁ…
   英語、本当は難しい言葉はあまり話せなかったんですよ。
   えっと…ひとまず、自己紹介から始めましょうか。
   私は愛彩、杉原 愛彩(すぎはら あや)と申します。
   まだ大学生ですが、一応臨床心理士…メンタルセラピストですね。
   心の病院に勤めるために勉強してます。」
マイケル「では次はぁ、私と行きましょうか?
     私はマイケル。見ての通ぉりアメリカ人ですが、
     日本のアニメにハマってしまいました。
     ある程度日本語話せマース、ついでにラグビーもしてます。
     タックルならお任せ下さァい。」
鳥津「次は俺か…鳥津。鳥津 九朗(とりつ くろう)
   一応マジシャンやってる。手先は器用な方だ。
   あと試した事は無いが、知人から戦闘訓練も受けた事がある。
   何かあったら対応は出来ると思う。」
愛彩「あ。鳥津さんってマジシャンさんなんですね…
   という事は、手品とか出来たりするんでしょうか?」
鳥津「まぁそうなるな。」
愛彩「でしたら、是非とも見てみたいです!」
鳥津「あー…OK。」
(ioriさん:KP。所有物は無事ですか? 手品の為に自前のコインを使いたいんですが。)
KP:判りました。皆さんの所有物は無事です。
  そして手品を行うのであれば、まずは<手さばき>のロールですね。
(ioriさん:了解。頼む成功してくれ、成功しないと申し訳ねぇ。)

鳥津 九朗【手さばき】[(5) <= 70] →「Extreme(成功‐極度)」

(猫神さん:おぉ、イクストリーム  くぼっち:Wow...
ioriさん:いゃぁ~良かったぁ…)
KP:イクストリーム、素晴らしい引きですね。
  それでは鳥津さん、描写をお願いします。
鳥津「んじゃ、このコインを使って色々やってみるわ。」
(ioriさん:自身の指の上で素早くコインスライドをやって、
     両手を合わせるとコインが消えます。
     その後、愛彩さんを指さしてから一言。)
  「…ポケットの中、探ってごらん。」
愛彩「え? うーんと、この服にポケットなんてあったっけ……あぁそっか、
   内ポケットがあるんだった。えっと……。
   …あれ? コインが入ってる。
   でも私このポケットに物を入れた事なんて有ったっけ?
   あのー。もしかしてこのコイン、さっき使ってた奴ですか?」
鳥津「あぁ、そうだよ。」
愛彩「おぉー! すごーい!! ……あれ?
   でもこれって、私の身体…触った?」
(ヒヤシンス~さん & 猫神さん :プッwwww)
鳥津「あぁ~……そう言う事になるかな。」
愛彩「えぇぇぇ、ひどーい……んー…でもまぁ、凄かったからいっか。
   えっと…ひとまず、現状を把握する為にも、
   この部屋…調べて行きましょうか。」
KP:判りました。それでは描写を進めていきます。
  周囲に目を向けると、すぐに気が付きます。突如として日常の中に現れた非現実。
  貴方達は今、鉄格子の敷かれた牢屋の中にいます。
  ただ、牢屋の扉は開け放たれています。牢屋の外に出ることは出来るでしょう。
  では、この部屋のマップを出しましょう。周囲は暗く、かなり視界は悪い。

(くぼっち:ありがとうございます、ひとまず牢屋の出入り口を調べたいです。
      技能は必要ですか?)
KP:いえ、技能は必要ありません。
  鉄格子の扉はかなり大きな金属の錠前が取り付けられています。
  しかし、どうやら錠前は破壊されているようです。
  今は、鍵としての役目を全く果たしていません。
(くぼっち:えっと、錠前は何処に落ちていますか? 奥? それとも手前?)
KP:あぁ、錠前と言っても南京錠のような孤立した物ではなく、
  鉄格子独特の横スライドで施錠する物です。
  床には落ちておらず、鉄格子にくっついたままです。
(くぼっち:そうでしたか…ありがとうございます。)

愛彩「…牢屋からは出られるみたいですね。
   とりあえず左側にある扉を調べてみます。」
KP:判りました。扉は金属製で、ドアノブを捻っても扉が開く様子は無い。
  ガチャガチャと、虚しく音を立てるのみです。
  ではここで<目星>を振って下さい。
(くぼっち:あ、ついでに聞き耳も立てたいです、大丈夫ですか?)
  大丈夫です。では<目星><聞き耳>をどうぞ。

杉原 愛彩【聞き耳】[(95) <= 50] →「Failure(失敗)」
杉原 愛彩【目星】[(36) <= 50] →「Regular(成功‐通常)」

KP:判定が出ましたね。聞き耳では何も聞こえず、
  目星ではドアノブの少し上に、小さな覗き穴が開いている事に気が付きます。
  覗きますか?
(くぼっち:うーん、でもこういうのって変なの見たらSun値削られるんですよね……
      でもまぁ今は情報が欲しいですし、覗きますね。)

KP:判りました、では描写していきます。
  貴方は少し屈みこんで、その穴にそっと目を押し当ててみる。
  その扉の先には、暗闇が拡がっている…と感じたさなか、
  一瞬だけ、真っ赤な何かが見えた気がします。
  では此処で <アイデア> を振りましょう。

杉原 愛彩【アイデア判定】[(78) <= 80] →「Regular(成功‐通常)」

  貴方のの脳に強烈なイメージが駆け巡る。
  光源が一切存在せぬ筈のこの暗闇の空間に、存在するこの『赤』の正体は……
  誰かの、いや何かの瞳なのではないか?
  そう考えた瞬間。その『紅い球体』は、貴方を知覚したかのように、
  僅かな収縮を起こしました。
  弾かれるようにしてあなたは扉から離れるでしょう。
  今、視認した何かは…。
  恐ろしい予感に襲われた貴方は、此処でSan値チェックです。(SANc_1/1d3+1)
      
(くぼっち:あのー。一応私、ある程度予測は出来ていたと思うんですけど、
      もしかしたら緩和されたりしませんかね?)
  そうですね、それでは少し緩和しましょう。(SANc_1/1d3)

杉原 愛彩【San値チェック】[(89) <= 70] →「Failure(失敗)」
     1D3 → 2   SAN:70 → 68

  では、貴方は思いました。今すぐにでも、此処から離れた方が良いかもしれない。
鳥津「…何かあったのか?」
愛彩「……。此方の扉、目が見えました。
   この扉の向こうには、人間ではない何かが居ます。
   …ただ、この扉は開きませんでした。
   そして向こう側も、数秒立ちましたが空ける様子が無い。
   恐らく、向こう側も空ける事が出来ないのか、様子を見ているのか。
   …あまり、長居するのは良くないかもしれません。
   ひとまず探索を急ぎましょう。お二人も、お手伝い頂けると有難いです。」
鳥津「わぁった。んじゃ俺は右の扉でも見てみるか。」
マイケル「私も手伝いましょう。とりあえず、机でも見てみますかねぇ。」
愛彩「ありがとうございます、では私は…ランプを調べてみます。」

KP:判りました、それでは順に対応していきます。まずは鳥津さんから。
(ioriさん:扉に聞き耳と、鍵がかかって無ければ
     少しだけ開いて向こう側を確かめます。)
  了解しました、聞き耳は大丈夫です。それでは描写をしていきます。
  その扉は金属製です。聞き耳を立てて見ましたが、特に何も聞こえません。
  ドアノブに触れてみると、それは頼りなくグラグラと揺れる。
  しかしどうやら、この扉は鍵は閉まっていないようです。
  扉を少しだけ開いて奥を覗くと、等間隔にランタンが灯された薄暗い廊下が、
  真っすぐに伸びています。
  さて、貴方はその先に進みますか?
(ioriさん:いえ、この部屋の探索が終わってないのでまだ進みません。)

KP:判りました、では次の方…マイケルさんの描写を。
(猫神さん:はい、んじゃ机の上下を調べます。)
  では描写します、技能は必要ありません。
  机はかなりの年季を感じさせる木の机です。
  細部を調べても、特に何も見つかりません。
(猫神さん:あー…はい、交代します。)

KP:はい。それでは、次は愛彩さん。
(くぼっち:ランプは取り外せるか、明かりの色、火は消せるか、
      明るさを調べたいです。)
  判りました、ひとまず描写から。
  壁にはランプ、形状的には「ランタン」が正しい表現でしょうか。
  そのランタンが壁に取り付けられています。
  透明なガラスの中には、紅の光を放つ光点があり、
  それが唯一この部屋を明るく照らしている。

  さて、調べるにあたっての技能は特に必要ありません。
  ランタン取り外しは難しく、火を消す事も出来ないでしょう。
  色は紅で、明るさはこの部屋全体がかろうじて見える程度です。
(くぼっち:ありがとうございます、私はこれで以上です。)

KP:それでは全員の行動が終わりましたので、また鳥津さんからどうぞ。
鳥津「他に調べられそうなところもないしなぁ……
   あぁ、こっちの扉は開くみたいだ。どうする?
   もう調べてない場所が無かったらこっち行くが。」
マイケル「そうですねぇ、私も殆どは調べつくしたと思いますよぉ。」
愛彩「同じく、もう思いつく場所は無いですね。
   あの目の見えた扉は少し気がかりですけど。」
鳥津「んじゃ、此処に長居する理由もなさそうだから行くか。」



 ● 本館B1F‐廊下 ●

KP:はい。それでは描写をしていきます。
  貴方達が廊下に出ようとすると、突然「ガチャン」と、
  何かが外れたような大きな音が室内に響き渡る。
  その音は貴方達の背後、反対側の扉から聞こえました。
  息を呑む間もなく、扉が「ギギギ」と音を立てて開きます。
  そして貴方達は、そこに立っていた人型の存在を認知する事になります。
  見た目は間違いなく人のはず…ですが、あらゆる点が人とは違いました。
  口は虚ろにだらりと垂れ下がり、その瞳は真っ赤に充血しており、
  まるで血が溜まっている…そんな様相です。
  それはボロボロのドレスを纏い、ベタベタと足音を立てながら、
  此方に向かって近づいてくる。
  この様な冒涜的存在を直視してしまった皆様は
  <San値チェック> を行いましょう。(SANc_1/1d3)

鳥津 九朗【SAN値チェック】[(20) <= 59] →「Hard(成功‐上位)」
     SAN : 59 → 58
マイケル【SAN値チェック】[(3) <= 60] →「Extreme(成功‐極度)」
     SAN : 60 → 59
杉原 愛彩【San値チェック】[(39) <= 68] →「Regular(成功‐通常)」
     SAN : 68 → 67

  さて。此処で貴方がたは、どのような行動を取りますか?
  逃げるもよし、戦うもよし、話し合ってください。
(猫神さん:まぁ逃げるしかないでしょうね。
ioriさん:だな、基本的に戦闘は避けるべき。武器も無いし。
くぼっち:ですね。無暗矢鱈にHPを減らしたくは無いです。)

  それでは皆さんは「逃げる」で宜しいですか?
(くぼっち:あ、その行動前に1つしてみたい事があります。)
  はい、なんでしょう?
(くぼっち:PLの皆さんが廊下に出てきた事を確認してから、そっと扉を閉じます。
      ついでにドアノブの所とかにに鍵があったら、それも使います。)

  判りました。扉の開閉は可能で、閉める事はできます。
  しかし鍵は専用の物が必要なので、施錠は難しいです。

(くぼっち:そうですか…分かりました、それでは扉を閉めるだけで十分です。)

  判りました、それでは全員「逃げる」の行動を取るという形になりますので、
  逃走の為のチェイスロールを始めていきましょう。
  まず最初に、貴方達は今この場に居る怪物から逃げ切れるかを
  ダイスで決定します…と言いたかったのですが、
  先程の愛彩さんの行動により、
  貴方達には1ターンの猶予が与えられました。
  よって、この判定は免除されます。
(くぼっち:良かったぁ…試してみて本当に良かったぁ…
ioriさん:隠密とかだったら初期値だから、本当助かったな。)



 ● 本館B1F‐廊下_分かれ道 ●

KP:さて、全員この場からは逃げきれたという事で、次の描写に移ります。
  廊下の先に進んだ貴方たちは、廊下が3方向に分かれている事に気付くでしょう。
  そして背後からは丁度扉が開く音がして、
  此方に向かおうとしている怪物が居ます。
  ではどの方向に向かいますか?
  貴方達から見て、左が① 前が② 右が③ として選んでください。

愛彩「此処で3方向に分かれて逃げるという事も出来ますけど、
   それで見つかって戦闘になったらまずいですよね…」
鳥津「だな、少なくともタイマンだと勝ち目はない。」
マイケル「ですねぇ。タックルにはそこそこ自信はありますが、
     あまり危険は冒したく無い物です。」
愛彩「私も同感です、このまま固まって逃げましょう。
   後、特に意見が無ければ、私はこのまま真っすぐ進みたいです。
   真っすぐなら、もしも後から探索する時に、然程迷いにくくなります。」
鳥津「んー…そうだな。
   別にさっきの部屋にヒントがあったわけでもないし、任せる。」
マイケル「私もデース、そのまま突っ切りまshow。」



 ● 本館B1F‐通路② ●

KP:では全員②の、前の道に進むという事で進めていきます。
  貴方達が進んだ通路の先には、正面と右方向に扉があります。
  正面の扉は鉄格子に取り付いており、回して開くタイプです。
  そしてその扉の向こう側には、上の階へ向かう階段が見えるでしょう。
  また、右方向の扉は鉄で出来てきているように見え、
  とても頑丈そうな造りと思うでしょう。
  さて、どうしますか?
愛彩「うーん…こういう鉄格子って、基本的に鍵がかかってるんでしょうね…
    扉は右にもあるんでしたっけ、私は右の扉が開くか調べてみます。」
(くぼっち:あ、ちなみに皆さんが同時に行動したら、
      どちらも調べられるんでしたっけ。)
KP:はい、皆さんが同じタイミングで行動するという物でしたら、
  1ターン内で大丈夫です。
  ちなみに怪物が来るまでは、残り1ターンです。
鳥津「分ぁった、んじゃ俺はこっち。鉄格子のほう開くか調べるわ。」
マイケル「では私は、いざという時の為に怪物を待ち構えておきましょうかねぇ。」
(猫神さん:すんません、目星聞き耳どっちも初期値なんっすw
くぼっち:まぁまぁ、お構いなくw)
KP:それでは、描写をしていきます。
  正面の扉は開かず、右の扉は重量こそある物の、辛うじて開ける事が出来ました。
  さぁ、中に入りますか?
(くぼっち:勿論、まだ死にたくありません。(笑))
愛彩「皆さん、こっち開きました。ひとまずこの中に逃げましょ。
鳥津「おっ、ナイス。こっちは駄目だわ。」
マイケル「どうやら奴の足止めは必要なさそうですねぇ、では行きましょぉ。」



 ● 本館B1F‐地下室 ●

KP:はい、それでは描写を進めていきます。
  鉄の扉を開くと、中は無機質な部屋でした。
  奥には石造りらしき長机が置いています。
  そして、此処では一体何があったと言うのか。
  壁に寄りかかっている骸骨が目に留まります。
  では、何か行動宣言が有りましたらお伝えください。
愛彩「ひとまず私はこの扉を押さえておきますね。
   中に来られたら逃げ場無いですし。」
マイケル「ふむ、分かりました。では私は部屋を探索してみましょう。
     ひとまず、あの骨のような物を見てきます。」
鳥津「りょーかい、俺も何か探してみっか…机の上にある紙でも見てみるか。」
KP:分かりました、それぞれ描写していきます。
  扉の向こうではしばらく「ドンドン」と突進するような振動が数回あった後、
  何も反応が無くなりました。
  そして骨に対しては、部屋の隅の壁に寄り掛かるようにして
  倒れている骸骨があります。
  机の上の紙は、何か文章が書かれています。別のページに内容を記載しますね。
  また、骨を調べたマイケルさんは <目星> を振って下さい。

 《 地下室のメモ 》
 とある探索者の書いた、2日分の日記。
 知らない女に「此処は吸血鬼の館だ、早く脱出しろ」と言われた事、
 ソンビのような怪物に襲われた事、男の嗤い声が聞こえた事が書かれている。

マイケル【目星】[(66) <= 25] →「Failure(失敗)」

KP:目星は失敗しましたので、これ以上の事は何も分かりません。
  では、まだ行動宣言をお願いします。

(くぼっち:私は扉を押さえ続け、扉の向こう側に怪物が残っていないか
     <聞き耳> をたてて確認したいです。
ioriさん:んじゃ俺は、マイケルさんとこ行って骨に <目星> を。
猫神さん:じゃあ、私は机の上と下を調べてみましょうかね。)

  了解です、それではまた描写をしていきます。
  ひとまずダイズロールから。

鳥津 九朗【目星】[(92) <=80] →「Failure(失敗)」
杉原 愛彩【聞き耳】[(72) <= 50] →「Failure(失敗)」

  結果が出ましたね、進めていきます。
  扉の向こう側からは何も聞こえません。
  そして骨の方も、新しい情報はありません。
  また、机の下からは長いナイフが見つかりました。
  刃先には少し血が付いているが、
  最早この状況に慣れてしまった貴方達にとっては、
  その事実はさしたる衝撃では無いでしょう。
  このナイフは護身用になるかもしれません。
  では、どうしますか?

マイケル「おや? 何か武器になりそうな物が見つかりましたねぇ。
     ひとまず、手先が器用そうな鳥津さんにでも
     持っていてもらいましょうか。」
鳥津「お、了解。んじゃ預かっとくわ。」
KP:判りました、鳥津さんの所持品に「ナイフ」を追加してください。
  ちなみにダメージ計算は「1d3+DB+2」となります。
  さて、他に行動宣言をされる方がいらっしゃいましたら、どうぞ。

(くぼっち:そうですね…何も聞こえなかったですし、
      一旦お二人と合流しようと思います。
ioriさん:んじゃ俺は、人骨に両手を合わせてから机の上の鍵を取ります。
猫神さん:私は他に見落としが無いか、周囲に <目星> でもやってみます。)

KP:判りました。ひとまず愛彩さんのやり取りからお願いします。
愛彩「あの…あの怪物、どっか行ったみたいです。
   お二人は何か、この部屋で見つけた物とかありますか?」
鳥津「あぁ、あそこにメモと、あっちに骨がある。骨はまだ詳しくは調べれてない。」
マイケル「私は武器になりそうなナイフを見つけましたよぉ、
     私は武器よりも突進の方が慣れてますので、
     鳥津さんに渡してますー。」
愛彩「ありがとうございます。それで…骨? あ……人の骨、なんですね。」
(くぼっち:骨に対して両手を合わせてから <目星> を行います。大丈夫ですか?)

KP:はい、それではロールをお願いします。

杉原 愛彩【目星】[(39) <= 50] →「Regular(成功‐通常)」

  無事成功した様ですね、それでは描写します。
  その骨は、全身の骨が砕けている事が解るでしょう。
  さて、他の方の描写もしていきます。
  机の上に置かれた鍵は、とても古ぼけているように見えます。
  手に取ってみれば、かなり重量感を感じるでしょう。
  持っていきますか?

(ioriさん:まぁ持っていくしかないわな。)

  判りました。先程のナイフと同様に、所有物に追加してください。
  そしてマイケルさんの行動では、とくに技能は必要ありません。
  周囲を調べてみましたが、特にこれと言った物は見つかりません。
  窓一つ無い、殺風景とした部屋だと思うでしょう。
  それでは、次はどうしますか?

愛彩「…流石に、これ以上の物は何もなさそうですね。
   少し怖いですが。また外に出て見ましょうか。
   ひとまず、扉の向こう側にまだ居ないか <聞き耳> 立てて見ますね。」
鳥津「りょーかい、失敗したら俺も手伝うわ。」
マイケル「私も大丈夫デース、戦闘になったらお任せを。」

KP:判りました、描写を進めていきます。
  ひとまず <聞き耳> ロールから。

杉原 愛彩【聞き耳】[(12) <= 50] →「Hard(成功‐上位)」

  成功ですね、扉の向こうからは物音はしないようです。
  扉を開けて外に出ますか?

(くぼっち:宜しくお願いします。)



 ● 本館B1F‐通路② ●

KP:了解です、描写を続けます。
  三人が元の廊下に出ると、そこに怪物の姿はありませんでした。
  何か行動宣言がありましたらどうぞ。
鳥津「そうだな…ひとまず鉄格子の扉について調べてみる、さっき開かなかったし。」
愛彩「わかりました、では私は床に何か落ちて無いか調べてみますね。」
KP:了解です、ではまず鉄格子の描写から。
  その扉は硬いハンドル式の扉です。ぐっと力を入れて回そうとするが、
  扉は開きません。そしてよく見ると、
  扉の下方に何か錠前のようなものが付いています。
  此処は鍵を使わなければ開かないようです。

  そして次に、床の描写をします。
  床にはおびただしい血痕が地面に拡がっています。
  そしてそれは、正面の鉄格子の扉の前に集中しているようだ。
  此処で惨劇が何度も繰り返し起こったことは、想像に難くない。
  では此処で、愛彩さんは…そうですね、<医学> を振ってみましょうか。

杉原 愛彩【医学】[(55) <= 50] →「Failure(失敗)」
(くぼっち:おぉ、医学って治療以外にも使えるんですね…失敗したけど。)

  失敗ですね。では、これ以上の得られる情報はありません。
  では他に、行動宣言される方はどうぞ。  

鳥津「とりあえず、鉄格子は鍵が必要って訳か…
   さっき見つけた鍵でも試してみようか。」
KP:さっき見つけた鍵と言うのは、地下室の鍵ですね。分かりました。
  地下室の鍵を使うと、鍵穴にはぴったりと入りました。
  そして鍵を開ける事も出来ました。
愛彩「うーん…まぁ、戻った所に道があったんですよね。
   そちらにも何か無いか気になります。」
マイケル「ですねぇ、武器とかも心元無いですし、
     探索する価値はあると思いますよ?」
鳥津「まぁそうだな、アイツがまだ居るかもしれないけど…行って見るか。」
KP:では、鉄格子の扉は潜らずに引き返すという事で宜しいですか?
(ioriさん:えぇ。ちなみに鉄格子の鍵は回収でしますか?
     鍵を外してから回収していきます。)
  はい、可能です。それでは鍵を回収してから次の描写に移らせて頂きます。



 ● 本館B1F‐廊下_分かれ道 ●

KP:貴方達はあの怪物に追いかけられてきた道を引き返してきました。
  丁度ここは分かれ道のど真ん中です。
  それでは早速、皆様は <目星> と <隠密> を振って下さい。

鳥津 九朗【目星】[(59) <= 80] →「Regular(成功‐通常)」
     【隠密】[(45) <= 20] →「Failure(失敗)」
マイケル【目星】[(43) <= 25] →「Failure(失敗)」
    【隠密】[(54) <= 20] →「Failure(失敗)」
杉原 愛彩【目星】[(39) <= 50] →「Regular(成功‐通常)」
     【隠密】[(54) < =20) →「Failure(失敗)」

  判定が出ましたね、まずは目星に成功した方から。
  成功した貴方がたは、怪物が①の方向に居る姿が見えるでしょう。
  そして隠密に失敗した方が居ますので、
  怪物は貴方がたの存在に気づいたという事になります。
  さて、行動宣言をお願いします。

愛彩「ぁ、見つかっちゃった…どうしよう、
   最悪またあの扉でやり過ごすことが出来るかもですけど…」
鳥津「いや、もしくは③の道で何か出来るか賭けるのも有りか。」
愛彩「それで行き止まりだったら袋小路なんですけどぉ…」
マイケル「まぁ此処で立ち話する余裕も無さそうですし、
     新しい可能性に賭けて見ましょうかねぇ?
     最悪、戦闘ならお任せを。」
愛彩「んー…じゃあ仕方ないですね、私も③に向かいます。」
鳥津「OK。3人③の道に進むって事で。」



 ● 本館B1F‐通路③ ●

KP:了解です、それでは描写をしていきます。
  その通路の先は、袋小路になっていました。
  薄ぼんやりと見えるその空間で、あなたの背丈よりも高く積みあがった
  奇妙なオブジェクトが目に入る。
  それを見た瞬間、あなたは硬直してしまいます。
  それは大量の、恐ろしいほどの量の人骨でした。
(くぼっち:だーめだぁーw  猫神さん:まぁしょうがないw)

  では、ここでSun値チェックをお願いします。(SANc 0/1)

鳥津 九朗【SAN値チェック】[(73) <= 58] →「Failure(失敗)」
      SAN : 58 → 57
杉原 愛彩【San値チェック】[(36) <= 68] →「Regular(成功‐通常)」
マイケル【SAN値チェック】[(7) <= 59] →「Extreme(成功‐極度)」

  さて、怪物は丁度分かれ道に到達するといった所でしょうか。
  怪物がこの部屋に入ってくるまで残り1ターンです。

鳥津「此処にあるのは骨の山か…」
マイケル「ですねぇ、一応隠れようと思えば隠れれそうですが。」
愛彩「私、一つ良いこと思いつきました。
   もし相手が周囲を警戒せず突っ込んできたら、
   私たちが壁際に居たら相手に奇襲をかけれるんじゃないでしょうか?」
マイケル「おぉ、悪くない案ですね。私その役を買わせて頂きましょうか。」
鳥津「俺も賛成、ナイフもあるし結構いけそうだな。」

KP:成程、それでは「奇襲」を行うという事で宜しいですね。
  ではまず、皆さんは <幸運> を振って頂きます。

鳥津 九朗【幸運】[(2) <= 70] →「Extreme(成功‐極度)」
マイケル【幸運】[(47) <= 40] →「Failure(失敗)」
杉原 愛彩【幸運判定】[(53) <= 50] →「Failure(失敗)」

  判定に成功したのは鳥津さんのみですね、
  それでは奇襲が成功したのは鳥津さんのみとします。
  さて、行動内容をお願いします。
(ioriさん:んじゃ、持ってるナイフで攻撃します。近接ロールしますね。)

  判りました、それではお願いします。

鳥津 九朗【近接戦闘(格闘)】[(57) <= 75] →「Regular(成功‐通常)」
     【ダメージ計算(ナイフ)】[1D3+2+1D4] → [3+2+4] → 9

(ioriさん:おぉ、最大値。 猫神さん:いやぁ、流石です。)

  お見事、それでは描写を。
  ナイフを受けた怪物はよろめき数歩探しましたが、すぐに態勢を整え直しました。
  では、次は怪物のターンです。

???【標的】1D3 → 3「マイケル」
   【行動】1D3 → 2「抑え込む」
   【抑え込む】[(8) <= 70] →「Extreme(成功‐極度)」

(ioriさん:イクストリームか…
猫神さん:あー……無駄だとは思いますけど、一応振ってみますね。)

マイケル【回避】[(84) <= 22] →「Failure(失敗)」

(猫神さん:ダメでしたw  くぼっち:まぁ仕方ないですw  ioriさん:しゃーない、次次。)

  では描写です。怪物はマイケルにめがけて突進し、そのまま抱き着きました。
  マイケルさんは拘束から脱出できないため、次のターンでは行動できません。
  ではまた、ターンを回していきましょうか。

愛彩「えっと…私の攻撃、
   鳥津さんからナイフを受け取ってから攻撃って出来ますか?」
鳥津「おぉ、いいね。でも立ち位置がちょっと離れてるような。」

  ふむ、それなら[1D10 <= 5]で、
  成功ならナイフを受け取れるという事にしましょうか。
  それではどうぞ。

杉原 愛彩【ナイフ受取判定】 [(8) <= 5] →「Failure(失敗)」

(くぼっち:すいません、だめでした…u  ioriさん:まぁまぁ、次俺が使えるから。)

  失敗ですね、それではどうしますか?
愛彩「うーん、拳には自信が無いので、飛び蹴りで。」
  了解です、それでは一応「素手」でのロールを。

杉原 愛彩【ダメージ計算(素手)】1D3 → 1

(くぼっち:ナイフとは程遠い。(´・ω・`) )
  まぁ致し方ないですね、では描写。
  怪物は攻撃を受けても平然としていました、然程効果は無いようです。
  それでは次の方。

鳥津「もう一度、ナイフで攻撃します。」
  了解です、それでは命中率と、成功ならダメージの判定も。

鳥津 九朗【近接戦闘(格闘)】[(87)<=75] →「Failure(失敗)」

(ioriさん:あー失敗か…足りない分を幸運で補います。)
      幸運 : 70 → 58
     【ダメージ計算(ナイフ)】[1D3+2+1D4] → [2+2+4] → 8

  了解です、それでは描写を。
  鳥津さんの一撃を食らった怪物はよろめき、ついには地に突っ伏しました。
  怪物は起き上がってこようとはしませんでした。

(猫神さん:おぉー倒した  くぼっち:ioriさんありがとです)

  では此処で、皆さんに <目星> を振って頂きましょうかね。

鳥津 九朗【目星】[(28) <= 80] →「Hard(成功‐上位)」
杉原 愛彩【目星】[(43) <= 50] →「Regular(成功‐通常)」
マイケル【目星】[(20) <= 25] →「Regular(成功‐通常)」

  皆さん成功した様ですね、それでは描写を。
  倒したはずの怪物はわずかに手足が動き、まだ生きているようです。
  ナイフで切りつけたはずの傷は徐々に塞がっていき、
  あと数分もすれば完全に再生する事でしょう。
  さて、どうしますか?

愛彩「ぇ…まだ生きてるの?」
鳥津「いや、元々死んでるでしょ。」
マイケル「ひとまず急所を突かなければ死ななそうですねぇ……
     心臓でも刺してみましょうか?」
鳥津「りょーかい、俺がもう一度刺す。」

  はい、それでは続けて描写します。
  鳥津さんは確実に心臓の位置へナイフを突きたてましたが、
  それでも怪物は動くことをやめません。
  刺したはずの傷口は先程と同じように塞がっていきます。
  さて、どうしますか?

愛彩「うーん、あと考えられる急所は頭でしょうか。」
鳥津「いや流石に頭蓋骨を貫通させるのは無理じゃないか?」
愛彩「いえ、骨の無い場所…目とか行けますよね。
   目を潰しておけば相手の索敵能力を弱らせる事が出来そうですけど…」
マイケル「あの…あやさん? いまさらっとサイコパス的な事を言われましたよ?」

  そうですね、一応「目」を刺す事は可能ですが、
  その場合はSun値チェック(SUNc_2/2D4)が入ります。

愛彩「ぁー…流石にそれは辛いです、やらないです。」
鳥津「とりあえず退散するか。あと1ヵ所見れてない所有るし、
   起き上がるまでなら時間稼ぎできるだろう。」
マイケル「そですね、今は怪物の事は後回しにしましょう。」
愛彩「了解です、ひとまずこの場から離れましょう。」



 ● 本館B1F‐廊下_分かれ道 ●

KP:判りました、それではまた場所を移しましょう。
  貴方達はまたこの分かれ道に戻ってきました。
  さて、どうしますか?

愛彩「そうですね…誰か1人、この十字路で見張ってて頂ければ、
   どれだけ時間に余裕があるか測れそうですね。」
マイケル「成程、ではその役は私が引き受けましょう。
     お恥ずかしながら、探索には不得手ですので。」
(猫神さん:すんません、本当初期値なんっす。 くぼっち:まぁまぁ…u)

愛彩「分かりました、では私は①の道を調べてきますね。」
鳥津「俺も行くわ、後は頼んだ。」



 ● 本館B1F‐通路① &廊下_分かれ道 ●

  判りました、ではまずは①の描写から。
  道の突き当りには石のタイルの床、そして中央には水の湧き出す泉があります。
  そしてその水深は、かなり深いようです。
  さて、どこを調べますか?

愛彩「うーん、じゃあ私は泉…というより噴水でしょうか。
   その周辺に何か無いか調べてみます。目星は必要ですか?」

  いいえ、技能は結構です。
  そして噴水の周りには何も無いようです。
  続いて鳥津さん、どうぞ。

(ioriさん:んじゃ、その噴水を覗き込んでみようかな…
     何も無ければ、直接その水を触ってみます。)

  わかりました、描写をします。
  噴水を覗き込むと、底はかなり深い事が分かります。
  底からは絶えず水が湧いてきているようです。
  地下水だろうか? と、貴方は考えるかもしれない。
  そしてその水に触れた時、少し温かいことに気が付きます。
  では此処で <アイデア> を振って下さい。

鳥津 九朗【アイデア】[(68) <= 60] →「Failure(失敗)」

  失敗ですね、では新たに得られる情報はありません。

愛彩「ぁ……鳥津さん? その液体、触っても大丈夫な物でしたか?」
鳥津「あぁ。しいて言うなら、ちょっと暖かいくらいか。」
愛彩「いやいや、手が溶けたりしてませんか!? 本当に大丈夫ですか!?」
鳥津「ん? あぁ…大丈夫だな。」

  ひとまず、これでお二人の探索が1週しましたので、廊下側の描写に移ります。
  マイケルさんが③の道の方向を監視していると、
  その方向から怪物が歩いてくるような音が聞こえてきます。
  さて、どうしますか。

(猫神さん:んー、二人に報告しに行きたいんだけど、
      声を出したら怪物に聞こえるよな…
      自分も①に向かって報告する場合はどうなりますか?)

  はい、その場合は1ターンが消費され、怪物も進んでくるでしょう。
(猫神さん:ですよねー…んじゃ、多少危険ですけど声を出して二人に知らせます。)

  判りました、それでは再び①の道の描写を。
  二人にはマイケルさんの声が聞こえましたが、
  内容まではハッキリと聞き取れませんでした。
  さて、どうしますか?

鳥津「お、マイケルの声か。監視してくれてたから、
   多分時間切れって合図だろうな。」
愛彩「そうですね。詳しくは調べれてないですけど、一旦合流しましょうか。」

  では、3人は分かれ道で合流するという事で進めていきます。



 ● 本館B1F‐廊下_分かれ道 ●

KP:3人が合流すると、丁度怪物は③の道の曲がり角から
  姿を現したという所が見えます。
  怪物が到着するまで残り1ターンです、ではどうしますか?
愛彩「情報共有は後で、ひとまずあの階段のとこ登っていきましょう。」
鳥津「賛成、いっそ向かいながら話すか。」
マイケル「OKでーす、此処に長居は無用ですねぇ」



 ● 本館B1F‐通路② ●

KP:貴方達は②の道に来ました。
   鉄格子の扉は開いているので、すぐにでも通り抜けられそうです。
   さて、どうしますか?

鳥津「まぁ行く方向は決まってるわな。鉄格子の扉潜ります。
   ついでに情報共有。あっちは深さ深めの噴水みたいなのがあって、
   ちょっと温かいただの水だったわ。」
マイケル「なるほど、ただの水だけでしたか。
     ともあれ私もその扉行かせてくださいな」
愛彩「あ、そこ血だまりがあるのでこけないように気を付けてくださいね。
   というか本当におてて溶けたりしてませんよね…u」
(くぼっち:あ、私も最後に扉潜ったらちゃんと扉閉めて離れますね。)

KP:分かりました、それではまた描写をしていきます。
  探索者たちは暗い階段を上に登っていきます。
  この階段にはランタンのような物は一切存在せず、
  進めば進む程に、貴方達の視界は闇に包まれていきます。
  恐怖と緊張に高鳴る鼓動を感じつつも、
  脳内によぎるのは先程襲い掛かってきた、あの怪物の姿。
  「前に進まねば」という強迫観念が、
  貴方達の足を無理矢理にでも前へ進ませようとする。
  そうして階段を上っていくと、やがてその末に扉が現れる。
  扉を開くと、そこは洋館のエントランス・ホールのようでした。





 - - - - - 《第2章:本館》 - - - - -

[簡易ステータス]
・マイケル < HP:14 MP:12 San:59 幸運:40 >
・鳥津 九朗 < HP:14 MP:12 San:57 幸運:58 >
・杉原 愛彩 < HP:14 MP:14 San:68 幸運:50 >



 ● 本館1F‐エントランスホール ●

KP:赤を基調としたその空間は華美で見事な内装であり、
  まるで上流の貴族が住まう館のように感じるかもしれません。
  ただ、今はその華やかさよりも、
  不気味な程の静寂さを纏うその様相が貴方達の精神に焦げ付き、
  無秩序に不安の種を植え付けるでしょう。
  このエントランス・ホールは上層と下層に分かれており、
  ホールの中央の階段で移動する事が出来る。
  そのためか、天上はかなり高めに設計されているようです。
  下層部分には2つが並んだ、白と黒の扉。そして反対側に大きな扉があります。
  また、このフロアに立ち入った貴方達から見て左側には、
  恐らくこの館の入り口たる両開きの扉が見えました。
  上階には正面に大きな時計があり、奥側には部屋があるように見えます。
  …さて、また行動宣言がありましたらお願いします。

愛彩「ひとまず私は、出てきたこの扉を押さえときます。
   ついでに聞き耳で足音が聞こえないかも調べます。
   またあの怪物に追いかけられるのは嫌ですし…」
鳥津「りょーかい、んじゃ俺はそこら調べとくわ。
   手始めに…あのおっきな時計でも調べてみるか。」
KP:分かりました、では描写をしていきます。
  ひとまず愛彩さんから、<聞き耳>ロールをお願いします。

杉原 愛彩【聞き耳】[(96) <= 50 ] →「Failure(失敗)」

  失敗ですね、愛彩さんは扉の向こうについて何も聞こえてきません。
  そして鳥津さんの描写。
  時計はとても立派で、それでいて年季の入った古びた大時計です。
  「カチ、カチ、」と絶えず針の音を鳴らし続けています。
(ioriさん:ちなみに時間は?)
  時計の短針は3を指しています、朝なのか夜なのかは分かりません。
鳥津「とくにこれと言った物は無いか…」
KP:それでは行動終了という事で、お次はマイケルさん。

マイケル「そうですねぇ…では私は、そこの骨でも調べてみましょうか。」
KP:はい、では描写を。
  比較的綺麗な形を保った骸骨が、エントランスの隅に横たわっています。
  手に何か紙のようなものを握っています。
  どうやら、それは英語で書かれているようです。
  メモの内容は、また別のタブページに記載しますね。

 《 地下室のメモ 》
 とある探索者が書いたメモ。
 この探索における4つのルールが書かれている。
 ①物を壊すな。②館から出るな。③一人になるな。④ルール守れや。

  さて、3人の行動が1週終わりましたので、また行動宣言をお願いします。
(くぼっち:ひとまず押さえてる扉に <聞き耳> を当てて、
      怪物の来る音がしないか確かめたいです。)
  判りました、それでは <聞き耳> を振って下さい。

杉原 愛彩【聞き耳】[(90) <= 50 ] →「Failure(失敗)」

  また失敗ですね、扉からは何も聞こえません。続いて鳥津さん。
(ioriさん:玄関と思わしき大きな扉の方に向かいます、
     んで途中マイケルさんに情報共有を。)
鳥津「マイケルさん、時計は何ともなかったっすわ。そっちは何かありましたか?」
マイケル「はい、このようなメモを見つけました。」
(ioriさん:んで情報共有して、骸骨に手を合わせてから玄関に。)

KP:はい、それでは扉の描写です。
  それは両開きの扉です。このホール内では最も大きく、
  最も立派な装飾の為された扉と言えるでしょう。
  ではここで <聞き耳> をお願いします。

鳥津 九朗【聞き耳】[(56) <= 40 ] →「Failure(失敗)」

  失敗ですね、何も聞こえませんでした。
  では次、マイケルさんどうぞ。
(猫神さん:ぼくも鳥津さんとこ行って聞き耳試します。
      んで扉が開くなら、少しだけ空けて向こう側を見てみます。)
KP:大丈夫です、それではまずロールをお願いします。

マイケル【聞き耳】[(73) <= 20 ] →「Failure(失敗)」

  失敗。同様に何も聞こえませんでした。
  続いて扉についての描写を挟みます。
  入口の扉に手をかけると、開く筈がないと思っていた扉は、
  いとも簡単に音を立てて開いていく。
  呆気にとられる貴方だが、次の瞬間。
  視界に映ったのは上下になだれ落ちる大粒の雨。
  耳をつんざくような地面を叩きつける音に驚く間もなく、
  外から飛び込んできた強烈な冷気が、貴方達の全身を覆う。
  寒い、寒すぎる。
  恐ろしい程の寒さに、貴方は反射的に開きかけたその扉を閉めるでしょう。
  雨の音はまた聞こえなくなる。
  なんとか扉を閉めはしたが、二度と開ける気にはなれない。
  少なくとも、なんの準備もしないままに外に脱出する事は不可能だと、
  探索者達は悟るかもしれません。

鳥津「そっか、外は大嵐なのか…」
マイケル「少なくとも、外に出るのは愚策ですかねぇ。」
KP:……では3人の行動が終わりましたので、また愛彩さんから。

(くぼっち:んじゃ最後にもう一度<聞き耳>をして、
      何も聞こえなかったらそのままお二人と合流します。)
KP:わかりました、それではどうぞ。

杉原 愛彩【聞き耳】[(87) <= 50 ] →「Failure(失敗)」

  失敗です、何も聞こえません。
  それでは合流という事で。

愛彩「あのー。あの怪物、音がしないのでこっちには来ないみたいです。
   お二人は、何か情報見つかりましたか?
   なんだかあの扉開けてすごく寒そうでしたけど…」
鳥津「あぁ~…あぁ、ひとまずあそこの仏さんから、このメモが見つかった。」
マイケル「そしてこの扉、この屋敷の玄関でしたよ。まぁ大雨で出られませんが。」
愛彩「成程……有難う御座います。」
(くぼっち:同じく骸骨に手を合わせてからメモを読みます。私の行動は以上で。)

KP:判りました。続いて鳥津さんどうぞ。
鳥津「んじゃあ右の、白い扉を調べるか。」
(ioriさん:<聞き耳> で物音が聞こえないか、
     あとドアノブを回して開くのかどうか調べます。)
KP:判りました、ひとまず <聞き耳> から。

鳥津 九朗【聞き耳】[(3) <= 40 ] →「Extreme(成功‐極度)」

  イクストリーム、おめでとうございます。
  ただし何も聞こえません、そして扉は開けることが出来るようです。
(ioriさん:まぁそっか…ひとまず開けるのは保留で。)

マイケル「私はそうですね、階段の陰にある扉でも調べてみますかねぇ。」
(猫神さん:同様に <聞き耳> と、開くかどうかの確認を。)
KP:判りました、それではロールをお願いします。

マイケル【聞き耳】[(5) <= 20] →「Hard(成功‐上位)」

(猫神さん:うわっ、成功した。初期値なのに。 くぼっち:おめでとーございますw)
KP:成功ですね、そして物音は…とても小さいですが、雨の音が聞こえます。
マイケル「ふむ、此処は外と繋がっている可能性があるみたいだねぇ。」
KP:さぁ、また1週しましたね。愛彩さんどうぞ。

愛彩「んじゃ、私も部屋の探索に協力します。ひとまず両開きの扉調べますね。」
(くぼっち:とりあえず <聞き耳> からお願いしときます。)
KP:わかりました、ロールをお願いします。

杉原 愛彩【聞き耳】[(41) <= 50 ] →「Regular(成功‐通常)」

  成功しましたね、それでは描写していきます。
  白や黒の扉と比べると、一回り大きな両開きの扉です。
  扉の向こうから、何かの息遣いが聞こえます。
  人間の物と思しきそれは、しかし何か言葉では説明できない
  決定的な違和感が存在しました。
(くぼっち:いや、この状況では流石に開けないですw
      あと皆さんに情報共有します。)
愛彩「あの、皆さん。この扉の向こう、人間ではない何かが居ます。
   この場所は後回しにする方が良いかもしれません。」
鳥津「おぉ、りょーかい。んじゃこっちの扉を調べるわ。」
(ioriさん:てことで、残った黒の扉に <聞き耳> と、開くかどうかを。)

KP:わかりました、ひとまずロールから。

鳥津 九朗【聞き耳】[(85) <= 40 ] →「Failure(失敗)」

  失敗ですね、何も聞こえません。
  そして鍵はかかっていないようで、開ける事が出来ます。

鳥津「成程な……ひとまずこれで此処は一通り探索したか。」
マイケル「ですねぇ、後は各部屋に入っていくだけみたいですーよっ」
愛彩「うーん…とくに意見が無ければ、
   最初の出てきた扉から近い部屋から探索してみます?」
鳥津「ん…できれば色付きの扉は後回しにしたかったんだけどなぁ…
   でもまぁ今までで色のヒントは無かったし、行って見るか。」
マイケル「了解ですぅ、一応慎重に。」
愛彩「私も後に続きますね、単独行動はダメって書いてましたし。」



  ● 本館1F‐白い扉の部屋 ●

KP:それでは、皆様は白の扉に入るという事で進めていきます。
  その扉は鍵がかかっている様子はなく、容易に開くでしょう。
  その扉の先には、壁にもたれかかり、目を瞑る一人の少女がいました。
  ……あ。
(ioriさん:ぷっww  猫神さん:おや、見えちゃいけないようなものが。
くぼっち:おぉ、吸血鬼さんだ。)

  いやダメダメダメダメ、間違えたこれ見えちゃダメなやつ!
  あのっ、見なかった事にしてください!

(ioriさん:はーいw  猫神さん:まぁドンマイw 
くぼっち:絶対そこまで辿り着いてやるぞー!)
KP:いや本当やらかした…本当すいません、こっちです。
(ioriさん:おぉ、女の子か。  猫神さん:可愛いですね。
くぼっち:さっきの人とは全然違いますねw でもなんか大きいような…)

KP:んーと、これだとボスサイズのアイコンになりますかね。ちょっと小さくします。
(ioriさん:あぁ、調整後のでちょうどいいです。  猫神さん:うんうん、いい感じ。
くぼっち:さっきのだとマイケルさんの2倍くらいの身長でしたからねw)

  そうですね…お見苦しい所を見せてすいませんでした。
  それでは調整も終わりましたし、描写を続けていきます。

  そこには壁にもたれかかり、目を瞑る一人の少女がいました。
  見慣れぬ黒い制服を身に纏った、少し珍しい色合いの髪の小柄な少女です。
  貴方がたが部屋に入ると同時、その物音に、あるいは気配に気が付いたのか、
  少女は僅かに身じろぎをした後、すっと目を開きます。
  そうして、怪訝そうな表情で周囲に目を向けた後、
  立ち上がって貴方達の方をじっと見つめてきます。
  それでは、RPを始めていきましょう。

(くぼっち:あ、そうだ。RP開始直後に一番先にやってみたい事があるんです。
      良いですか?)
KP:あー…はい、どうぞ。
(くぼっち:まず無言で目を見つめながら間合い50cmまで進み、
      屈んで身長を合わせて眼を見つめる。
      その間に <目星> で相手のおおよその年齢を探ります。
      そして私の発言後に心理学で、相手の動揺の有無を探ります。)
KP:わかりました、ではそれぞれのロールをどうぞ。

杉原 愛彩【目星】[(9) <= 50] →「Extreme(成功‐極度)」
杉原 愛彩【心理学】[(59) <= 70] →「Regular(成功‐通常)」

  どちらも成功ですね、ひとまず目星の情報だけ。
  幼く見えるその子の年齢はおおよそ14歳前後だと想定できるでしょう。
(くぼっち:成程、んじゃ発言しますね。)
愛彩「……かわいい。」
??「……。」
  その子は発言をしませんでした、そして心理学の情報。
  特に動揺は見られません、いたって冷静な様子です。
(くぼっち:そうですか…ありがとうございます。)
  はい、それではRPを始めていきます。

??「ここは……あなた達は、誰?」
マイケル「あぁ、私はマイケルです。アメリカ人ですが日本語話せマース。」
鳥津「俺は鳥津。『鳥津 九朗(とりつ くろう)』だ。」
愛彩「…私は愛彩、『杉原 愛彩(すぎはら あや)』です。」
(くぼっち:と言って、少し離れます。)
リゼ「私は、リーゼロッテ。リーゼロッテ・ノーマン。
   …リゼと呼んでくれて構わない。」
鳥津「そうか…じゃあ早速だけど、これを読んでほしい。」
(iori:そういって玄関で見つけたルールメモを見せます。)
KP:了解です、リゼはメモを読み終えました。
鳥津「という事で、ルールを破らないためにも、
   君にも一緒に行動をして貰いたいと思う。大丈夫か?」
リゼ「…元より、そのつもり。貴方達が良ければ、私も同行させてほしい。」
鳥津「そうだな、外にもゾンビみたいな怪物がうろついてるし、
   一緒に行動する方が良い。」
リゼ「怪物……それは多分、隷従という怪物。
   吸血鬼に殺された人の、成れの果ての姿。
   …実は私は、ヴァンパイアハンター、というものをやっている。
   信じるか信じないかは、自由…だけど、
   私がこの館について知っている事を、皆に共有しておきたい。
   ここには所謂『吸血鬼』が潜んでいて、それは一種の呪術、のようなもので、
   自らの餌となる人間を外からこの館に集めている。
   つまり、貴方達も…その犠牲者。
   私は、そういった犠牲者をこれ以上増やさない為に、
   命令を受けてここに来た。敢えて、吸血鬼の罠に引っかかる形でね。
   ただ、今は、正直時期が悪い。
   フィンランド北部に位置するこの館から、大雨が降り注ぐ中。
   文明社会の麓まで逃れるのは現実的な話じゃない。
   私は、吸血鬼を見つけて討伐するのが使命。
   けれど、どうにか皆の脱出手段を、探さなければならないね。」

鳥津「そう言えば、その隷従とかいう奴。
   ナイフで倒したはずなんだけど死ななかったんだよな。
   何か知ってたりする?」
リゼ「…隷従や吸血鬼を倒すには、特殊な儀式を行った武器が必要。
   そうでなければ、確実に葬り去る事は出来ない。」
鳥津「成程、それじゃあその儀式って今出来るのか?」
リゼ「それは、難しい。儀式に必要な物も、手順も必要。
   今この場でそれらを揃えるのは、とても不可能だと思う。」

愛彩「あの、そう言えば先程「あえて罠に引っかかって此処に来た」
   と言ってましたよね。
   その罠と言うのは、具体的にはどのような物なんですか?」
リゼ「…。詳しくは、言えない。
   私は、安易に不安を与えたり、危険に晒すような事はしたくない。」
愛彩「いや、それが聞ければ予防や対策を練れるんですけど…」
鳥津「まぁまぁ、今は対策どうのこうの言っても何にもならないでしょ。」
愛彩「…そう言えば、丁度今目覚めたのですか?
   もし今までこの屋敷の探索をしていたなら、
   何かしらの情報が欲しいのですが。」
リゼ「…いや、此処に来るまでに探索をした記憶は無い。」
愛彩「そうですか……。」

KP:えっと…他に何かリゼに質問される事はありませんか?
  なければ、RPは終了して探索に戻りますが。
(くぼっち:んと…可能であれば、リーゼさんを除く3人で情報共有をしたいです。
      出来ますか?)
KP:ふむ…会話自体は可能ですが、内容をリゼさんに聞かれる可能性はあります。
(くぼっち:成程…んじゃ、相談は保留という事で。)
KP:判りました、他の方は大丈夫ですか?
(ioriさん:こっちは大丈夫。 猫神さん:全部お二人がやってくれたのでw)
  判りました、それでは探索に移りましょう。

(猫神さん:えっと、この部屋はリーゼちゃん以外に何かあったりしませんかね?)
KP:はい、探索しても何も出てこないと思われます。
(猫神さん:判りました、有難う御座います。
  では、この部屋から出るという事で進めていきます。
  そして以降、リゼさんは愛彩さんに少し距離を置いて行動するかもしれません。
(くぼっち:ぁ、私も同じように距離を置くかもしれません。
      ちょっとリゼさんに疑いを持っておりますので。)


 ● 本館1F‐エントランスホール ●

KP:では、貴方がたはエントランスホール、もとい玄関に戻ってきました。
  さて、何処に向かいますか?

マイケル「では、流れ的に黒い扉に向かいましょうかねぇ。」
鳥津「同感、んじゃ行くか。」
愛彩「あ、でもその扉ってまだ聞き耳たてて無かったような。」
(くぼっち:というか失敗してた場所だったと思うので、
      もう一度 <聞き耳> した方が良いかもですね。)
鳥津「ぁー…了解、聞き耳やっとくか。」
KP:はい、では <聞き耳> をお願いします。

鳥津 九朗【聞き耳】[(20) <= 40] →「Hard(成功‐上位)」

  はい、成功した様ですね。
  そして物音は聞こえません。
  入りますか?
(ioriさん:お願いします。 猫神さん:大丈夫でーす。
くぼっち:ついていきますー。)



 ● 本館1F‐黒い扉の部屋 ●

KP:では、描写をしていきます。
  その扉は黒く塗られた、木製の扉です。
  右の奥隅に位置しており、隣の白い扉とは対照的な色合いが映ります。
  そして扉を開けると、そこは書斎のようでした。
  しかし視界の隅に見えた奇妙なオブジェクトが、
  貴方を大きく動揺させるかもしれません。
  背丈の低い椅子と、その中央に高級そうな机。
  そして大きな黒い棺が、そこには横たわっていたのです。
  さて、まずは何から調べますか?

マイケル「ふむ、これは棺桶でしょうかねぇ。」
鳥津「ん…リゼさん、吸血鬼と棺桶って何か接点は?」
リゼ「吸血鬼が、自らの寝床として棺を好むという話は、有名だと思う。」
   当然、私には理解出来ないけど…この棺は、相当に年季が入っているし、
   それに大きい。丁度、大人一人分の物だと思う。」
愛彩「あの…寝床って事は、丁度1人分ですよね。
   それなら、一人1つ自分用があるって事なんでしょうか?」
リゼ「…確かに、基本的に一人1つで使っているはず。
   二人以上が入って寝るというのは、殆ど聞いた事は無い。
   と言うより、私は聞いた事が無い。」
愛彩「それじゃあ、この棺桶には自分用の名前が
   書かれている可能性があるって事ですね。
   ちょっとこの棺桶の周りを調べてみます。」
(くぼっち:てことで、<目星> で良いですか?)
KP:はい、お願いします。

杉原 愛彩【目星】[(56) <= 50] →「Failure(失敗)」

  …失敗ですね、書かれている物は何も見つかりませんでした。
  それでは、他の方。

マイケル「そうですねぇ、ひとまず机でも調べてみましょうかね。
     怪しい本も置かれている事ですし、ついでに読んでいきましょう。」
KP:判りました、技能は必要ありません。
  机の上には一冊の本がおかれており、机自体には他に何もありません。
  そして本の内容は、また別のページに記載しますね。

 《 死者の物語‐前編 》
 とある3人の子供が、亡くなった母親の声を聞く話。
 3人は声を頼りに森の中へ進みます。

鳥津「俺は…そうだな。リゼさん、この棺桶の中を調べたいんだが、
   開けたらヤバいか?」
リゼ「…えぇ。確かに、吸血鬼本人がここに居たら、開けるのはまずい。
   でも、どうしてもと言うなら、私がこの蓋を開ける。
   危ないから、皆は下がってて。」
鳥津「いやいや、流石に女の子にそんな危ない事はさせらんないよ。俺が開ける。」
マイケル「成程、では私は万が一に備えてボディーガードとでもなりましょうかね。」
愛彩「…ひとまず、<聞き耳> でも立てて見ますか?」
鳥津「だな、やってみるか。」
KP:はい、わかりました。でも技能は必要ありません。
  棺に耳を当ててみましたが、どうやら物音はしないようです。
鳥津「…何も聞こえないか、んじゃ開けてみるわ。」
マイケル「了解デース、壁ならお任せを。」
愛彩「…気を付けて。」

KP:はい、それでは描写をしていきます。
  恐ろしい予感を感じながらも、貴方は棺の蓋へと手を掛ける。
  少しの重量感、しかし持ち上げられない事はない。
  そして棺の蓋を横にずらし、恐る恐る中を覗き込む。
  ……中には、何も入っていませんでした。
マイケル・愛彩「無いんかーいw」
リゼ「…無事で、良かった。」
鳥津「まぁそうだな、一応本当に何も無いか調べてみるか。」
(ioriさん:<目星> 要りますか?)
KP:いえ、技能は必要ありません。
  鳥津さんは棺の中を詳しく調べてみましたが、
  特にこれと言った物は見つかりませんでした。
鳥津「……何も無いっぽいな。」
マイケル「あぁそうそう、こっちに本がありましたよぉ。皆さんもどうですか?」
愛彩「有難う御座います、私も読んでおきますね。」
鳥津「りょーかい、また読書ね。」
KP:はい、皆様の情報共有が完了しました。
  さて、どうしますか?
愛彩「うーん…この部屋の壁には、特に何も無いですかね。
   一応調べてみましょうか。」
KP:はい、かしこまりました。
  でも技能は必要ありません、特に見つかる物は無いでしょう。
愛彩「…何もなさそうですね。」
マイケル「成程、ではこの部屋は調べつくした…という事で良いでしょうかね?」
鳥津「だな、また別の部屋にでも行って見るか。」
愛彩「分かりました、んじゃ一旦玄関に戻りましょうか。」



 ● 本館1F‐エントランスホール ●

KP:はい、それでは皆様はエントランスに戻るという事で進めていきます。
  貴方達は玄関、もといエントランスホールに戻ってきました。
(くぼっち:もう玄関で良いんじゃないですか?w)

  …ですね、私も玄関と言う事にします。
  さて、どうされますか?

愛彩「そうですね…他に残っているのは、あの両開きの扉ですね。
   ただあの場所、人間以外の何かが居る音がしました。」

KP:では、皆様は両開きの扉に向かうという事で宜しいですか?
(ioriさん:はーい。  猫神さん:大丈夫ですー。)
  わかりました、それでは描写をしていきます。

リゼ「成程…じゃあ、私がやる。皆は下がってて。」
KP:扉を開くと同時に向けられる、好意的でない視線。
  貴方達は再び、かの存在を認知してしまう。
  生命を奪われた人間の成れの果て…紅い瞳の異形だ。
  そしてリゼが貴方達を庇う様に、隷従の前に立ち塞がった。
  いつの間にか彼女の両手には、銀色のタガーが握られている。
  こういった状況には慣れているのでしょうか。
  その動きからは戸惑いや、或いは怯えなどと言ったものは一切見られない。
(くぼっち:ぁ……奇襲、仕掛けないんですね…。

  まぁまぁ、隷従相手なら奇襲は必要無いというのが彼女の考えなのでしょう。
  それでは、戦闘描写をしていきましょう。
  尚、今現在で戦闘に参加しているのはリゼさんだけです。
  他PLが参加する事も可能ですが、いかが致しましょう?
(ioriさん:俺は…一応見守っとく、んで危なそうなら参加します。
くぼっち:同じく、リーゼさんの戦力がどれくらいなのかを見ておきたいです。
猫神さん:二人に合わせて、僕も見守っときますね。)

  判りました、それでは私の方で色々とロール判定を進めますね。

リゼ【近接戦闘(格闘)】[(11) <= 95] →「Extreme(成功‐極度)」
  【ダメージ計算(ダブルナイフ)】[2D3+4+2D4] → [4+4+2] → 10

(ioriさん:うぉ、つぇぇ。 くぼっち:わぁお…。
猫神さん:こりゃ助太刀要らなさそうですね…。)

隷従【行動選択】1D3 → 2「抑え込む」
隷従【抑え込む】[(17) <= 70] →「Hard(成功‐上位)」
リゼ【回避】[(90) <= 90] →「Regular(成功‐通常)」

リゼ【近接戦闘(格闘)】[(28) <= 95] →「Hard(成功‐上位)」
  【ダメージ計算(ダブルナイフ)】[2D3+4+2D4] → [4+4+5] → 13

リゼ「……。片付いた、もう大丈夫。」
マイケル「ほぇぇぇ…リゼさん、凄いですねぇ。」
鳥津「あぁ…俺も正直驚いた。」
リゼ「…ありがとう。」
愛彩「あ、あの…その戦闘術って、何処で習ったんですか?」
リゼ「これは…組織で習った。あまり、詳しくは話せないけど…。
   こういった、魔術的な分野に特化した、公的な組織がある。
   …そこで、習った。」
愛彩「成程…色々、苦労されてるんですね。」
鳥津「とりあえず、本当に助かった。ありがとう。」
マイケル「同じく、リゼさんありがとうございますねぇ。
     では、他にあの隷従とやらが居ないか気を付けながら調べましょうかね。」
リゼ「えぇ。また、奴らが来たら、頼ってくれてもいい。
   …過信は、禁物だけど。」
愛彩「いえ、十分頼もしいです。ありがとうございます。」
リゼ「……。ありがとう。」



 ● 本館1F‐ダイニングルーム ●

KP:では、皆様は両開きの扉を潜るという事で、描写を進めます。
  貴方達は扉の奥へと視線を向けます。
  まず目に留まったのは、部屋の床の大半を覆う黒い絨毯。
  そして、白いテーブルクロスがかけられた長机。
  机の左右には、それぞれ4つずつ。計8つの椅子が並べられており、
  此処が食事をするための場所である事は、なんとなく想像がつくかもしません。
  そうして、部屋の奥には白い壁に掛けられた、何枚かの絵画が見えます。
  此処からだと少し暗くてよく見えないが、詳しく調べたいのならば、
  壁際のランタンの灯りを頼りに、部屋へと踏み込んでいく必要があるでしょう。
  …それでは、何か行動宣言がありましたらどうぞ。

愛彩「此処は、食堂でしょうかね…。
   ひとまず、テーブルの上と下に何か無いか調べてみますね。」
(くぼっち:てことで、此処では技能必要だったりしますか?)

KP:そうですね、それでは <目星> を振って頂きましょうか。

杉原 愛彩【目星】[(43) <= 50] →「Regular(成功‐通常)」

  成功しましたね、それでは描写を。
  貴方が机の下を調べていると、椅子の一つ。座席の上に、メモが落ちていました。
  ちなみに机の上には何もありませんでした。
  では、また別ページに内容を載せますね。

 《 ダイニングのメモ 》
 とある探索者が書いた、探索における日記。
 怪物に追いかけられた事、突然死した仲間、
 仲間の一人と誰かが話してる事が書かれている。

リゼ「…じゃあ、私も調べる。とりあえず、床に何か落ちて無いか。」

リゼ【目星】[(29) <= 35] →「Regular(成功‐通常)」

(ioriさん:おぉ、成功した。  猫神さん:同じくほぼ初期値じゃないっすかw)
KP:あらら、成功しちゃいましたね。探索は不得手なはずなんだけどなぁ…
  とりあえず続けて描写を。
リゼ「…鍵、見つけた。恐らく、さっき襲ってきた、隷従が落とした物。」
鳥津「おぉ、ナイス。結構進展したんじゃないか?」
マイケル「有難いですねぇ、私も負けていられませんよ。
     ひとまず、机の角。何か置かれている所に行きましょうかねぇ。」
KP:判りました、それでは描写します。
  机の左奥の方の角に、何かが散乱している。
  それは幾つか血が付いた、銀製のナイフです。
  しかし食用のナイフにしては、かなり大きいです。
  また、ナイフは探索者の人数分だけ見つかりました。
  さて、持っていきますか?
(猫神さん:はい、ついでに他の皆にも知らせて所持するよう促します。)
マイケル「おーい、皆さん良い物見つけましたよー。
     武器になりそうなものですよー。」
鳥津「いいねぇ、ちょいと血が付いてるけど。一つ貰っとくか。」
愛彩「私も頂いておきます、一応予備にももう一つ」
鳥津「いや、それは出来ないんじゃないか? これ人数分しか無くね?」
KP:そうですね。ナイフの数はぴったり、貴方達3人分です。
愛彩「ぁ、そうなんですね…じゃあ、私も1つだけで大丈夫です。
   ……リーゼさんの分、無いんですね。」
リゼ「私は大丈夫。既に武器、持ってるから。」
KP:ひとまず、全員がナイフを所持されるという事ですので、
  全員の手持ちにナイフを追加してください。
  あと、ダメージ計算は[1d3+DB+4]となります。
(猫神さん:はーい。 ioriさん:あーい。 くぼっち:了解でーす。)

鳥津「んじゃ、そろそろ俺も何か探すか…」
(ioriさん:てことで俺は、一番奥の絵画調べます。)
KP:判りました、描写します。
  食卓の奥の壁には、三つの絵画が飾られています。
  かなり古い時代に描かれたものでしょうか?
  かなり大きな三つの絵が、等間隔に並んでいます。
  少し錆びついた額縁といい、古めかしい様相です。
  …では、3つのうちどの絵画を調べますか?
(ioriさん:んじゃ真ん中で。)
KP:かしこまりました、描写します。
  真ん中の絵は、牙の生えた人型の怪物が、
  街中を逃げ惑う人々に襲い掛かっており、
  それらに対し武器を振るい戦う、特異な恰好の戦士の姿が書かれています。
  絵に映る怪物の特徴としては牙が生えており、肌が青白い。
  もしやこれは、吸血鬼だろうか?
  …さて、どうしますか。
鳥津「吸血鬼か……リゼさん、この絵に写ってるのって、
   吸血鬼の可能性ありますか?」
リゼ「ん……その可能性はある。かつて吸血鬼は、種族を束ねて人類に宣戦布告した。
   その時に人類と吸血鬼の、大規模な戦争が起こった……って、
   本で書いてた気がする。
   ごめんなさい。座学はあまり、得意では無いの。」
鳥津「成程な…いや、十分だ。ありがとう。」
(ioriさん:これ以上は分からなさそうなんで、他PLにパスします。)
KP:判りました、それでは他の方はどうぞ。

愛彩「えと…私も絵画調べますね。残ってるのは左右でしょうか…
   では、左の方のを。」
KP:はい、それでは描写を。
  左の絵は、後光を背にして微笑みを浮かべる女性が、赤ん坊を抱いています。
  さて、どうされますか?
愛彩「うーん、こういう所に飾られてる絵って、
   その家の主人や先祖の方が描かれてたりするんですけどね……
   ひとまず、絵のどこかに文字か名前か書かれてないか調べてみましょうか。」
KP:わかりました、そして技能は必要ありません。
  その絵を一通り調べてみましたが、気になるような物はありませんでした。
(くぼっち:成程…有難う御座います、私も他の方にパスしますね。)

KP:はい、それでは…マイケルさんですね、何か行動されますか?
マイケル「ふむ……そうですねぇ、邪魔になってもいけませんし、
     私は出入口付近で見張りでもやっておきますかね。」
(猫神さん:技能値アレなんで大人しくしときますわw)
  はーい。それではまた、他の方で行動宣言ありましたらどうぞ。

(くぼっち:えっと私、残った右の絵を調べたいです。)
KP:わかりました、それでは描写を。
  そこには、たとえ芸術に詳しくなくとも知っている、
  モナ・リザが鎮座していました。
  それにしても、何故こんな所に?
  …では此処で、適切な技能を振って頂ければ、追加で情報をお渡しします。
(くぼっち:うーん… <芸術/制作> 系ですか。
      でも私この辺全然ポイント振ってないので初期値なんですよね…。
      まぁ、ひとまず判定してみますね。)

杉原 愛彩【芸術/制作】[(50) <= 5] →「Failure(失敗)」

(くぼっち:まぁそうなるよね…)
KP:失敗ですね、新たに得られる情報は無いようです。
  それでは他の方は。
鳥津「そうだな…ここはもう調べつくしたっぽいし、そろそろ他の所に移るか?」
マイケル「そうですねぇ、私としても出来る事がありませんし。」
くぼっち「分かりました…あ、一応私1つ見つけたものが。」
(くぼっち:てことで、此処で見つけたメモを情報共有します。これって英語ですか?)
KP:おぉ、良い所に気づきましたね。そのメモは日本語で書かれています。
(くぼっち:そうですか…じゃあ、翻訳しながら直接説明した方が良さげですか?
ioriさん:いや、流石に皆別ページの掲載で読んでるから、免除でも良いんじゃ。)
KP:そうですね、二重で負担するのもあれなので、
   情報共有は済ませたという事にしましょう。
  それでは一通り終わりました所で、皆様は玄関に戻るという事で宜しいですか?
(猫神さん:大丈夫ですー。 ioriさん:はーい。 くぼっち:同じくー。)



 ● 本館1F‐ダイニングルーム ●

KP:さて、貴方達は玄関に戻ってきました。
(くぼっち:あ、すいません。鍵を使う前に2つ程試したい事が。)
  はい、何でしょう?
(くぼっち:初期地点、牢屋の部屋をリゼさんに見せて、
      何か思い出すかを試したいです。)
  成程…悪くない意見ですが、ちょっと距離があって時間もかかるので、
  特別にお教えしますね。
  直接その場所に行ったとしても、何も得られる事は無いでしょう。
(くぼっち:成程…後、その時に開かなかった扉で、隷従が出てきた場所。
      あそこも扉が開きっぱなしとかは無いでしょうかね?)
  はい、そちらも開いておりません、無駄足になってしまうでしょう。
(くぼっち:そうですか…わざわざ有難う御座います。)
  いえいえ。それでは気を取り直して、次は何処に向かわれますか?

マイケル「流れ的に言えば、鍵がかかっていた扉でしょうかねぇ。」
鳥津「そうだな、まだ入れてない扉は2箇所か…
   ひとまず、階段を上った先の扉に鍵が使えるか調べるか。」
愛彩「そうですね、早速向かってみましょう。」
(くぼっち:ぁ、聞き耳って済ませてましたっけ?
ioriさん:大丈夫、終わらせてる。  くぼっち:でしたか、ありがとうございます。)



 ● 本館1F‐図書室 ●

KP:はい、それでは先程手に入れた鍵を、
  上階段の先にある扉に試すという事で進めていきます。
  貴方達が先程手に入れた鍵はピッタリと鍵穴にはまり、
  扉を開ける事が出来ました。
  そして扉を開けると、室内に充満した独特の香りが鼻を衝く。
  視界に映るのは、並べられた背の高い棚と、そこに整列した多くの本。
  本の気配、と言うのでしょうか。
  窓の無いこの部屋には、どうやら大量の蔵書が眠っているようです。
  出入口の手前にある机の上には、まだいくつかの資料が開いたまま置かれており、
  部屋の奥の方では、ほのかに煌めくランタンと思わしき光源が1つ。
  そしてまた本棚が幾つも並んでいるのが確認できます。
  ここは一見すると、図書室のようです。
  ではまた、行動宣言がありましたらお願いします。
愛彩「此処は本当に広いですね、学校の図書室みたい…。
   と言うより、これだけ本があれば、何か情報が得られるかもしれませんね。
   早速本棚を探索してみますね。」
(くぼっち:という事で、流石にここでは技能必要ですかね?)
KP:判りました、技能の出番ですね。此処では <図書館> をお願いします。

杉原 愛彩【図書館】[(44) <= 50] →「Regular(成功‐通常)」

  無事成功しましたね、それでは別ページに有益な資料を掲載していきます。

 《 隷従・吸血鬼について 》
 隷従及び吸血鬼における、生態や特性・弱点などが書かれた本。
 高位の吸血鬼は心臓を複数持ってたり、
 ニンニクをバリボリ食べて十字架を何食わぬ顔でブンブン振り回す事が出来るらしい。

鳥津「そうだな…じゃあ俺は、すぐ近くにある机でも調べてみるか。」
KP:はい、それでは描写を。
  机の下には特に何も無く、机の上は雑多に散らばっています。
  幾つかの読みかけの本や、書類のような紙の束が見つかるでしょう。
  では、どうしますか?
(ioriさん:んじゃあ、読みかけの本を調べます。何か技能は必要ですか?)
  わかりました、技能は必要ありません。
  幾つかの洋書の類が、ページを綴じないままに置かれています。
  これらは英語と何か別の言語を混ぜて書かれており、
  内容を理解する事はまず不可能です。
(ioriさん:あー…打つ手無しっすか。)
  はい、その他の言語が英語以外初期値のようなので、
  何も出来そうにはないですね。
(ioriさん:分かりました、他PLに繋げます。)
  はい、それでは…マイケルさんですね、行動されるようでしたらどうぞ。

マイケル「んー、私も座学は苦手なんですよねぇ……
     ひとまず、邪魔にならないような端っこにでも居ておきましょうか。」
(猫神さん:てことで、出入り口付近でつったってます。)
KP:成程、分かりました。ではまた、愛彩さんから。

(くぼっち:えっと、私はこの部屋の本棚は
      一通り調べ終えたという事で宜しいのでしょうか?)
KP:はい、本棚は全て調べたという事で大丈夫です。
(くぼっち:成程…じゃあ、一旦出入り口付近の机。鳥津さんの所へ合流します。)
愛彩「鳥津さん、本棚は大方調べ終わりました。
   此方でまだ調べれてない所がありましたらお手伝いしますよ?」
鳥津「おぉ、サンキュー。調べれてないのはそっち、
   資料の方はまだだから、頼んだわ。」
愛彩「はーい、んじゃこっち調べますねー。」
KP:はい、それでは描写しますね。
  机の上に散らばる書類に目を向けると、
  そこには手書きで文字が書かれている事に気が付きます。
  その文字列は、英語圏国家では一般的とは言えない、
  奇怪で複雑な法則性を持っている。
  …つまりは、この資料は日本語で書かれています。
  愛彩さんは日本語が母国語のようですが、一応ロールしておきましょうか。

杉原 愛彩【母国語】[(70) <= 70] →「Regular(成功‐通常)」

(くぼっち:成功して良かった…危うく日本人じゃなくなるところだった…u)
KP:ギリギリ成功した様ですね、それでは続けて描写を。
  資料のタイトルは『早北大学登山サークル日誌』と書かれています、
  先程ロールに成功しましたので、愛彩さんは更に詳しく読み進める事が出来ます。
  何か調べたい部分がありましたら、宣言をお願いします。
(くぼっち:成程、細かく宣言する形なんですね……じゃあ、
     『筆記者名・大まかな日誌内容・部員名簿・最後の記録の日付と内容』
      とかは調べられますか?)
  判りました、それでは順に描写していきます。

 筆記者名は「真崎」で、日誌内容はサークルの中での出来事を
 日記として残している様子。
 他愛も無いサークル活動の話が延々と書かれています。
 部員は「部長(名称不明)・真崎・本田・城之内」の4名で、
 最後の日付は[2021年11月2日]で、
 『四人で都内の美術館訪問!』というページであり、内容は空白となっています。

(くぼっち:成程…つまり、今からどれくらい前の出来事でしたっけ。)
KP:ざっと、3週間前…という事になりますね。
(くぼっち: ふむふむ…有難う御座います、私の方はもう大丈夫そうです。
  判りました、それでは他の方はどうぞ。

鳥津「んじゃこっちも調べ終わりそうだし、奥の方に行ってみるか。」
KP:判りました、描写をしていきます。
  部屋の奥の方には、この部屋における唯一の光源となるであろう、
  ランタンが1つ。そして小さな机があります。
  また、机の上には鍵が1つ置かれていました。
  さて、どうしますか?
鳥津「まぁこの鍵が次の扉を開ける物になりそうだしな…持っていくか。」

KP:判りました、それでは描写をしていきましょう。
  貴方が鍵を手に取った瞬間、リゼが何かに気が付いたように、
  視線を入口の方へと向ける。
  では此処で、出入口付近にいる愛彩さんとマイケルさんは
  <聞き耳> を振ってください。

リゼ【聞き耳】[(62) <= 90] →「Regular(成功‐通常)」
杉原 愛彩【聞き耳】[(62) <= 50] →「Failure(失敗)」
マイケル【聞き耳】[(37) <= 20] →「Failure(失敗)」

  リゼさんだけ成功しましたね。リゼさんは「ヒタ、ヒタ、ヒタ…」と、
  歩みを進める複数の足音を聞きます。
  それらの足音は一定のリズムではなく、奇妙な音のズレを生みながら、
  貴方達が今居る部屋へと近づいて来ているようです。
リゼ「静かに。…何か、聞こえる。恐らく、隷従だと思う。
   大丈夫、アレは扉を開けられない。だからこのまま、離れるのを待てばいい。」

  貴方達は息を潜める。やがて、足音が少しずつ近づいてきて、
  扉の前に差し掛かりました。そうして、一瞬の静寂が訪れた…まさにその時。
  ガチャリ。
  と、扉の開く音がした。
  その音の意味する所を理解する前に、
  部屋の入口付近に無防備に立っていた探索者は、
  リゼに袖口を掴まれて、物凄い勢いで部屋の奥へと引き込まれるでしょう。
  貴方の隣に立っていた少女が、素早い動きで貴方を奥へと引っ張り込んだのです。
(くぼっち:あ、あの。私の立ち位置が、扉から少し離れた机の所なんですけど。)

  大丈夫です。リゼさんは足早に愛彩さんの所にも向かい、
  首根っこを掴んでそのまま引きずって行きました。
(くぼっち:あぁ良かった、危うく私一人孤立しちゃうところでした…u)

  では続けて描写です。
  「ギギギ…」と音が響く。
  扉が開き始めた。そうして、足音が部屋へと踏み込んできます。
  貴方の視界、本棚の影から見えたのは、魂の籠らない紅い瞳を持つ怪物。
  吸血鬼の眷属たる『隷従』でした。
  では此処で、皆様にはSun値チェックをして頂きます。(SANc_0/1)

マイケル【SAN値チェック】[(40) <= 59] →「Regular(成功‐通常)」
鳥津 九朗【SAN値チェック】[(63) = 57] →「Failure(失敗)」
      SAN : 57 → 56
杉原 愛彩【San値チェック】[(3) <= 68] →「Extreme(成功‐極度)」

(くぼっち:えくすとりーむ!  ioriさん:こっちはまた失敗っす…)

KP:はい、判定が終わりましたのでまた描写を。
  貴方達は咄嗟に部屋の奥へと逃げ込んだお陰で、
  まだ隷従には気付かれていないようだ。
  ただ、隷従達はまるで道を塞ぐようにしながら、
  部屋の奥へと歩みを進め始めました。
  このままでは、いずれ奴らに発見されてしまうでしょう。
  さあ、どうしますか?

マイケル「Oh…私が引きずられるとは、リゼさんも中々の実力ですねぇ…」
愛彩「本当、助かりました…」
鳥津「何だ……ヤツか?」
リゼ「そう、隷従。ただ…数が少し、多い。
   他にも居るかもしれないし、可能ならば戦闘は避けた方がいい。
   ただ、万が一に発見された場合…私が戦う。
   貴方達は机の下にでも、隠れていて。」
鳥津「そうか、外にも居るかもしれないんだな…」
愛彩「えっと、机って…あの、出入口付近の?」
リゼ「いや、この部屋の奥。そこ、すぐそばにある。」
愛彩「あ、成程…確かにこの部屋には机って2つありましたね。」

(くぼっち:あのー、1つ思いついた事があるんですけど、
      とりあえずさっき本で得た情報を共有しても大丈夫ですか?)
KP:成程。一応可能ですが、声を発するという事で
   <隠密> 判定が必要になりますが、宜しいですか?
(くぼっち:ぁー…それは流石に辛いです、初期値ですし……
      じゃあ、自力で何とかしましょうか。
      ランタンの光を弱める為に、何か被せようと思います。)
KP:成程、では何を使いましょう?
(くぼっち:ん…逆に、近くに本以外には何かありませんかね?
ioriさん:いや、KPに相談するなら <アイデア> ロールでしょ。
くぼっち:ぁ、そうでした…。)
KP:そうですね、<アイデア> で何か使える物が無いか思いつく事にしましょう。
  ただ、この行動で1ターンが消費され、隷従が動き出します。
  それでも宜しいですか?
(くぼっち:ぅー……u)

(ioriさん:はぁ……。KP、愛彩さんにジェスチャーしてから、
     俺の使ってる上着をランタンに被せます。
     ジェスチャーの内容は「いい加減、俺らにも頼れる事覚えろよな。」
     てな感じで。)
KP:ほう…分かりました、ちなみにその上着は、何色でしょうか?
(ioriさん:んーと、サムネ的には黒かな? 革製なので割と頑丈で分厚いかも。)
KP:判りました、それならば光源はほぼ100%遮断されますね。
  それでは、そのように描写を進めていきます。
  複数の隷従が出入口より歩みを進めていきますが、
  鳥津さんの粋な計らいにより、
  この部屋唯一の光源が失われ、部屋は暗闇に包まれました。
  さて、貴方達はこの隷従達に発見されないように
  上手く身を隠せるか判定を行います。
  そして判定には <幸運> を振って頂きます。
  ただし今回は先程の行動により視力に制限がかかったため、
  隷従の知覚判定にマイナス補正が入ります。
  この場合は…そうですね、
  皆様は一律[( 1D100 ) <= 95]で振って頂きましょうか。
(猫神さん:おぉー、素晴らしい。 くぼっち:ioriさん本当にありがとうございます…)

マイケル【幸運】[(68) <= 95] →「Regular(成功‐通常)」
杉原 愛彩【幸運判定】[(1) <= 95] →「Critical(成功‐最高)」
       CT : 0 → 1
鳥津 九朗【幸運】[(72) <= 95] →「Regular(成功‐通常)」

(ioriさん:くりてぃかるww  くぼっち:わぁお…
猫神さん:クリチケおめでとうw)
KP:まさかのクリティカル、本当素晴らしいですね、おめでとうございます。
  愛彩さんはステータスにCT(クリティカル・チケット)を+1で追加してください。
  このチケットはファンブルが発生した時に悪影響を打ち消す事が出来ます。

  …では、皆様が成功されたようなので、
  かくれんぼイベントは終了にさせて頂きます。
  隷従達はしばらくの間、部屋の中を動き回っていました。
  しかし結局誰一人として見つけられる事は無く、しばらくすると足音は、
  元の出入口から出ていくように遠ざかっていきました。
  そして部屋には、再び静寂が訪れました。

リゼ「……何か、おかしい。…気を抜かないで。
   いつ、命を喪っても、おかしくない状況だから。」
愛彩「あの…リゼさん、一つ聞きたい事が。
   吸血鬼って、直接触れなくても物を持ち上げたり、
   動かしたりって出来るんでしょうか?」
リゼ「いや…高位の吸血鬼なら、魔術で可能だろうけど、
   下級の吸血鬼や隷従なら、それは出来ない。
   直接ぶつかって、扉を開ける事の方が多い。
   それに、そんな魔術を使うのは、魔力の無駄遣い。
   直接触れて開ける方が、はるかに合理的。」
愛彩「そうですよね…ありがとうございます。」
鳥津「とりあえず、アイツらは行ったみたいだな。一体何処から出たんだ?」
マイケル「そうですねぇ…数は3体だったようですし、
     ひょっとしてダイニングの絵と関係があるのでは?」
鳥津「成程な、一応確かめに行くか。」
愛彩「分かりました、私も賛成です。」



 ● 本館1F‐エントランスホール ●

KP:判りました、では移動しましょうか。
  貴方達は玄関に戻ってきました。
  あの隷従達の姿は何処にも無いようです。
  では行動宣言をどうぞ。
鳥津「あのダイニング…両開きの扉の所に行くか、でも中に居る可能性もあるか?」
リゼ「それなら、皆は下がってて。私が確かめる。」
  という事で、聞き耳を振ります。

リゼ【聞き耳】[(36) <= 90] →「Hard(成功‐上位)」

リゼ「……。何も居ないみたい。」
マイケル「ふむ、ひとまずは安全そうですねぇ。
     早速入ってみましょうか。」
愛彩「そうですね、一応気を付けて。」



 ● 本館1F‐ダイニングルーム ●

KP:はい、続けて描写を。
  貴方達はダイニングルームに戻ってきました。
  前回来た時と比べて、特に変化は無いようです。
  どうしますか?
マイケル「おや、思ったより何も変わっていませんねぇ…」
鳥津「だな…ひとまず、あの絵の裏に空洞とか何も無いか確かめとくか。」
愛彩「分かりました。私は左の絵を調べますね。」
マイケル「では、私は真ん中で。」
鳥津「んじゃ俺は残った右な。」
KP:判りました。空洞を確かめるという事は、ノックで音が反響するかの確認…
   技能では <聞き耳> が宜しいでしょうかね。
  では、皆様判定をどうぞ。

鳥津 九朗【聞き耳】[(9) <= 40] →「Hard(成功‐上位)」
杉原 愛彩【聞き耳】[(55) <= 50] →「Failure(失敗)」
マイケル【聞き耳】[(80) <= 20] →「Failure(失敗)」

  結果が出ましたね。
  ただ、成功の可否関係なく、貴方達は空洞があるような音は聞こえないでしょう。
  つまり、何もありません。
(くぼっち:なんじゃいw  猫神さん:はめられたw
ioriさん:まぁ何も無いならそれで良いかw)

愛彩「…何もなさそうですね。」
鳥津「あぁ、無駄足だったっぽいな。」
マイケル「まぁまぁ、驚異の可能性を減らしたと思えばぁ。」
リゼ「どうやら、大丈夫そうね。先、進む?」
鳥津「そうだな、残った最後の扉ん所行くか。」
マイケル「そうですねぇ、遺す扉もあと1つですねぇ。」
愛彩「若干雨の音がした場所ですし、気を抜かないように…ですね。」



 ● 本館1F‐エントランスホール ●

KP:では、皆様は再び玄関に戻ってきたと言う事で。
  続いて残った扉、階段下の扉に鍵を試すという事で宜しいですか?
(ioriさん:はーい。 くぼっち:大丈夫でーす。
猫神さん:ぁー、すいません。ちょっと休憩欲しいです。)

  ぁ、はい。判りました。
  それでは丁度いい区切りの場所なので、一旦休憩を挟みましょうか。
  5分程経ちましたら、また点呼を取りますね。
(ioriさん:はーい。 猫神さん:有難う御座いますー。
くぼっち:私もお手洗い済ませてきますー。)

  (約8分後)



 ● 1F‐渡り廊下 ●

KP:では皆様も揃ったようですので、描写していきます。
  貴方達が先程図書室で見つけた鍵を試すと、鍵穴にぴったり入りました。
  貴方達が鍵を使って扉を開けると、その先には長い廊下が続いていました。
  灯りの齎した光が、貴方の影を紅色に染めます。
  非常に不気味な雰囲気です。
  同時に、探索者達の耳に届く、水の音。
  僅かな光源を頼りに、背の高い窓へと目を向けると、
  外では土砂降りの雨が、地面に向かって降り注いでいるようでした。
  この長い廊下の先は薄暗く、此処からではよく見えない。
  ですが、少し進むと反対側にも、同じように大きな扉があるのが分かるでしょう。
  また、よく見ると廊下の中ほど。
  窓と逆側の壁に、見ずぼらしい鉄の扉がある事を確認できました。
  これまでと同様に、赤い光を灯したランタンが、
  等間隔に窓横に取付られています。
  しかし、外の暗さも相俟ってかなり暗く感じるでしょう。

(くぼっち:わぁ、タイトルの絵だぁ。)
  そうですね、あの時の絵は此処の場所の物なんです。
  それでは、何か行動宣言がありましたらどうぞ。

(くぼっち:あのー、窓の外が見えるという事ですが、外の景色は見えたりしますか?)
  分かりました、描写を致します。
  窓の外では大雨が降っています。
  しかし館周りは霧が深く、外の景色がどうなっているのかを、
  詳しく知る事は難しいでしょう。
  一応、窓は開ける事が可能ですが、開けて確かめますか?
(くぼっち:いや、流石に外は寒いでしょうから遠慮しておきます。)
  判りました、それでは他の方。

鳥津「結構長い廊下だな…でも真ん中あたりに扉があるのか。
   俺、一応 <聞き耳> 立てとくわ。」
KP:分かりました。ひとまず描写から。
  その扉は非常に古めかしい扉です。
  特に鍵などはかかっておらず、
  重い扉が地面に擦れる為にかなりの力を要しますが、
  そのまま開ける事が出来るでしょう。
  それでは、判定をどうぞ。

鳥津 九朗【聞き耳】[(9) <= 40] →「Hard(成功‐上位)」

  成功ですね、続けて描写を。
  扉の向こうでは雨の音が聞こえます。
  どうやら外と繋がっているようです。
  では、どうしますか?

(ioriさん:ちょっとだけ扉を開けて、向こう側を覗きます。)
  判りました、描写をします。
  貴方が扉を開くと、足元になだれる雨の滴。
  どうやらこの先は、館内の中庭のような場所のようです。
  ただ、それらは手入れされているとは言い難く、
  地面を這う僅かな雑草と、大雨で視界不良の中、
  酷く滑稽な凸凹の地面がかろうじて視認できます。
  また、庭の奥の方には小さな建屋が見えます。
  さて、どうしましょう。先に進みますか?

(ioriさん:いや、寒いのでそっと閉じます。)
  はい、それでは再び廊下に戻ってきたという事で。
  マイケルさんは何か行動されますか?

マイケル「うーん、中々と広いですねぇ。
     私は向こう側の扉を調べるとしましょうか。」
(猫神さん:てことで一番奥の扉に <聞き耳> しようと思います。)
KP:はい、それではまず扉の描写から。
  その扉は、先程エントランスで見た扉と同じような物でした。
  そして廊下の真ん中にある扉と同じように、鍵はかかっていません。
  問題なく開く事が出来るでしょう。
  では、判定をどうぞ。

マイケル【聞き耳】[(80) <= 20] →「Failure(失敗)」

  失敗ですね、何も聞こえません。
  ただ少なくとも、向こう側に先程の隷従のような
  怪物が居るという事は無いでしょう。

マイケル「成程…何も聞こえませんが、聞こえるよりは安全そうですねぇ。」

  では探索が一周しましたので、また何か行動される方が居ましたらどうぞ。

愛彩「にしても長い廊下ですね…
   一応足元気を付けながら鳥津さんと合流しましょうか。」
(くぼっち:という事で床にも注意を払いながら進みます。<目星> は必要ですか?)
KP:いいえ、技能は必要なさそうですね。
  貴方は注意深く進み、鳥津さんと合流しました。
愛彩「あの、その扉はどうでした?」
鳥津「ぁー、開くには開いたんだけど…大雨だわ。
   そのまんま出たら多分風邪ひいて死ぬ。」
愛彩「成程…じゃあ、合羽や防寒具が見つかるまでは、
   後回しにした方が良さそうですね。」
鳥津「そだな。んじゃ奥の方調べに言ったマイケルんとこ行くか。」
愛彩「りょーかいです、私もついてきます。」
KP:では、お二人は奥のマイケルさん所に合流したという事で。
マイケル「おや、皆さんお揃いで。鉄の扉のほうはどうでした?」
鳥津「あぁ、開くけど屋根の無い庭だったわ。そのまんま出たら多分風邪ひく。」
マイケル「成程、そちらは後回しですねぇ。
     そうそう、こっちは開きますよ。中にも何も居ないようです。」
愛彩「ありがとうございます。安全そうなら、そのまま進んじゃいましょうか。」





 - - - - - 《第3章:別館‐前編》 - - - - -

[簡易ステータス]
・マイケル < HP:14 MP:12 San:59 幸運:40 >
・鳥津 九朗 < HP:14 MP:12 San:56 幸運:58 >
・杉原 愛彩 < HP:14 MP:14 San:68 幸運:50 CT:1 >



 ● 別館1F‐大広間 ●

KP:判りました、それでは皆様が扉を潜るという事で進めさせていただきます。
  扉を開けた瞬間、全身が冷たい空気に包まれます。
  そして一瞬遅れて、奥の闇より出で来る悍ましき気配。
  身体に吹き付けるその風が、貴方の心の臓を捕まえて、
  そのまま何処かへと連れ去ってしまうのではないか。
  そんな、奇妙で恐ろしい予感が、貴方の脳内を支配するでしょう。

  身体が、心が、この先に進むのを拒否している。
  これまでとは違う、何重にも積み重ねられた混沌と負の圧力が、
  貴方達のこれ以上の侵入を拒むかのように、目の前の闇に拡がっていました。
  だが、それでもこの先に進まねば、貴方達に明日はありません。
  日が落ちるまで、或いは僅か一刻先の未来すら、
  貴方の生命を保証してくれる事は無いのだから。

  …さて、続いてお部屋の描写です。
  壁際の僅かな光源に照らし出されたその空間は、
  部屋と言うにはあまりに広く、殆どものが無いように見えました。
  大広間と呼ぶのが適切なのでしょうか。
  横長の部屋で、正面、それから奥には、それぞれ扉が見えます。
  そして部屋の中央には、何か銅像のような物が置かれています。
  さて、何か行動宣言される方が居ましたら、お願いします。

(くぼっち:うーん、明らかに気になる物がありますねぇw
ioriさん:そうですねぇ、何かとは言いませんがねぇw
猫神さん:僕も気になるんですけど、あらかさまなんですよねぇw)

  えー…それでは、何を調べますか?

愛彩「んじゃひとまず、一番気になる物から。」
(くぼっち:と言って銅像のような物を調べますw
ioriさん:プッww  猫神さん:ぁー、まぁ確かに気になりはしますけどw)

  判りましたw それではまず銅像の描写から。
  大広間の真ん中に、かなりの高さの金属製の像があります。
  一見すると女神像のようです。
  その台座は噴水のように、裾野が浅く拡がっていました。
  さて、何か行動されますか?
(くぼっち:そうですね…何処かに名前が掘られたりしてないか見て回ります。)

  成程、それでは続けて描写を致します。
  その銅像の近くには、文字の書かれたプレートが取り付けられています。
  しかし、プレートは激しく痛んでおり、
  何と書かれているのかを読み取ることは出来ません。
(くぼっち:成程…その痛みの原因って、風化とか何か判ったりしますか?)

  そうですね…わかりました、追加で情報をお渡しします。
  貴方がこのプレートに注目すると、ナイフのような物で激しく
  切り付けられている事に気が付くだろう。
  つまり、これは人為的な傷であるという事です。
愛彩「ふむ…誰かがこの部分を切りつけたんですね。でも、何故…わざと消した?」
(くぼっち:ひとまず私の探索はここまでにしときます、有難う御座います。)

KP:判りました、それでは他の方。
マイケル「ではぁ私も気になっていた場所を調べますかねぇ。」
(猫神さん:といって右奥の扉を調べますw  ioriさん:猫さんもかいw)

  成程w それでは、正面の扉に向かうという事で描写します。
  その扉は木製で、至って普通の扉です。
  鍵はかかっておらず、そのまま開けて入る事が出来るでしょう。
  では此処で、マイケルさんは <目星> を振って頂きましょうか。

マイケル【目星】[(73) <= 25] →「Failure(失敗)」

  失敗ですね、これ以上の情報は何もありません。
  さて、どうしますか?
(猫神さん:いや、まだこの広間の探索が終わってないので待機します。)

  判りました。それではまだ行動されてない鳥津さん、どうぞ。
(ioriさん:んじゃもう一番気になってるの俺が行くしかないじゃん…w
      その左下の「?」が付いてる所を調べてみます。)

KP:そうですね、それでは大広間の左下付近を調べるという事で進めます。
  貴方は薄暗い部屋の中に、何かが佇んでいるのを見つけます。
  それは、半透明の人間です。
  奇妙で異質なそれは、確かに空間に存在しているようでした。
  それは一言で言えば、幽霊でした。
  尚、今回はSan値チェックは発生しませんのご安心ください。
(ioriさん:おぉ、良かった…本当ありがとございます。)

  いえいえ。…さて、どうされますか?
  近づいて様子を確認しますか?
(ioriさん:そうだな…ひとまず何喋ってるとか表情とか確認してみますわ。)

  はい、それでは続けて描写します。
  貴方が幽霊に近づくと、気が付く事があります。
  その半透明の佇む男は、何かをボソボソと話しています。
????「嗚呼……嗚呼…何故、何故、何故。
     何故、私は、私は、此処に居るのだ。
     何故、行かせてくれないのだ。
     妻が私を、私を待っているのだ。
     私が一体、何をしたというのだ?
     何故、何故…何故……」

  …では、何か行動される事がありましたらどうぞ。

鳥津「なんだ? 幽霊か? おーい、もしもーし。お名前はー?」
(ioriさん:てな感じで、幽霊に話しかけてみます。)

KP:判りました、それでは描写を続けます。
  その男は、貴方が何を話しかけても、まともに反応しません。
  「何故、何故、」と言葉を繰り返しています。
  そして貴方が幽霊に話しかけ続けていると、
  隣からリゼがやってきて貴方に伝えました。
リゼ「…あまり、そういったモノと話さない方がいい。
   此処には、吸血鬼に×された多くの人達の怨念…
   魂のようなものが、漂っている。
   それらの存在と関わる程、死に近付いていく…
   魂が、穢れていくと言い伝えられている。

   それに、全てのゴーストがそれのように無関心で、無害な存在じゃない。
   人に害なすモノも居て、ただの人間では、それに対処出来ない事もある。
   私も、それらに詳しい訳じゃないけれど…私がこれまで生きてきた世界では、
   『未知には関わらない』が原則で、そう教えられてきた。」
鳥津「ぁー……分かりました、一旦この幽霊から離れます。」
(てことで、そこから離れて俺の探索は終了っす。)

KP:はい、それでは一周しましたので、また愛彩さんからどうぞ。
(くぼっち:んーと…じゃあ、次は左側。突き当りの扉を調べますね。
      物音がしないか、あと開くかどうかも。)

  判りました、それでは描写をします。
  此方もまたもう一つの扉と同様、普通の木製の扉でした。
  鍵はかかっておらず、容易に開ける事が出来るでしょう。
  それでは <聞き耳> をどうぞ。

杉原 愛彩【聞き耳】[(31) <= 50] →「Regular(成功‐通常)」

  成功ですね、特に物音は聞こえないでしょう。
  どうしますか?
(くぼっち:んー、ひとまず皆さん所に合流したいので、この場に留まります。
      私からは以上です。)

KP:はい、それでは次に鳥津さんどうぞ。
鳥津「そうだな…マイケルんとこ合流するか。」
(ioriさん:てことでさっきマイケルさん <目星> 失敗してたので、俺も試します。)

  判りました。鳥津さんはマイケルさんと合流し、扉を確認しました。
  それでは <目星> をどうぞ。

鳥津 九朗【目星】[(13) <= 80] →「Extreme(成功‐極度)」

(くぼっち:いくすとりーむw
猫神さん:いいなぁ、僕も同じくらい出目が良ければなぁ…)

KP:ともあれ成功ですね、おめでとうございます。追加で情報をお渡しします。
  鳥津さんがよく見ると、近くには英語で書かれた張り紙がありました。
  内容はまた別ページにて記載させて頂きます。

 《 大広間の張り紙 》
 油断するな、奴らに返事をしたら死ぬよ。
 …的な事が書かれている。

鳥津「お、こんな所に張り紙が。」
マイケル「おや、全然気づきませんでした。鳥津さんNiceです。」

KP:では他に、何か行動宣言をされる方が居ましたらどうぞ。
(くぼっち:ぁー、じゃあ私も皆さんと合流します。)
愛彩「あのー、あっちの扉は開くみたいです、あと物音もしませんでした。
   こっちはどうでしたか?」
マイケル「あぁ、こっちも開くようですよ。ただ何やら張り紙がありまして。」
愛彩「ふむふむ、注意書きですか…」
(くぼっち:ぁ、そう言えばこれ、張り紙に書かれているんでしたっけ。
      剥がして裏側を確認する事って出来ますか?)
KP:お、気づかれてしまいましたか。
  剥がす事は可能です、そして紙の裏側には更に英語で何か書かれていました。
  此方もまた別ページに記載しますね。
(ioriさん:おぉ、ナイスアシスト。 猫神さん:有難いですね。)

 《 大広間の張り紙 ‐裏 》
 亡霊と言われるそいつは、貴方と仲良くなろうとする。
 油断した時が、貴方の最期。
 …的な事が書かれている。

愛彩「成程…ようは、仲良くなろうとしてくる亡霊は、無視すればいいんですね。」
鳥津「だな…で、なんだか。
   この扉は後回しにする方が良い気がするんだよな。
   こんな張り紙されてるわけだし、対策練ってからの方が良いかもしれない。」
マイケル「そうですねぇ、日本の諺に「君子危うきに近寄らず」とも
     言いますからねぇ。」
愛彩「そうですね……というか、マイケルさん諺も覚えてるなんて、
   本当に日本語お上手ですね。」
マイケル「Hahhahha! これもジャパンアニメの力ですよー。」
鳥津「とりあえず、こっちが後回しとなれば…残るはもう一つの扉か。
   あっちも安全なんだっけ?」
愛彩「はい、物音はしませんでした。」
鳥津「んじゃ決まりだな、行くか。」
マイケル「Roger.」
愛彩「りょーかい。」



 ● 別館1F‐廊下 ●

KP:では、皆様は突き当りの扉を潜るという事で進めていきます。
  大広間を抜けると、更に暗く淀んだ空間が目の前に広がっている。
  ふと『ヒソヒソヒソ…』と、貴方の周囲で何かが話す声が聞こえた気がしました。
  周囲を見渡しても、誰もいない。
  ただ暗闇に包まれた廊下が伸びているだけです。

  続いて、廊下自体の描写です。
  薄暗く不気味な細長い廊下が続いています。
  廊下に入って扉が、正面側に二つ、右手の廊下の奥に一つあります。
  また、奥の方には階段も見えます。
  …では、何か行動宣言がありましたらどうぞ。

愛彩「うーん、また扉ですね…ひとまず、手前から調べていきましょうか。」
(くぼっち:てことで、手前の扉に <聞き耳> と開くかどうかを。)
KP:判りました…という、そろそろリゼさんにも探索に加わって頂きましょうかね?
リゼ「私も、調べるの手伝う。」
愛彩「あぁ、有難う御座います。では、奥の方の扉をお願いしますね。」
リゼ「わかった、こっちは任せて。」

  ではお二人には <聞き耳> を振って頂きましょうかね。

杉原 愛彩【聞き耳】[(30) <= 50] →「Regular(成功‐通常)」
リゼ【聞き耳】[(100) <= 90] 「Fumble(失敗‐最低)」

(くぼっち:ファンブルw  ioriさん:まさかの100ファンw
猫神さん:あーららら…)

  得意技能でまさかの100ファンですか…まぁ仕方ないですね、
  リゼさんは何もない所で転ぶというドジっ子が発動しました。
  HPに1ダメージします。

(猫神さん:んじゃあ早速マイケルが <応急処置> に向かいます。)
マイケル「Oh, 大丈夫かい? 怪我とかしてなければ良いんだけど。」
  判りました、それでは <応急処置> の判定をお願いします。

マイケル【応急手当】[(41) <= 71] →「Regular(成功‐通常)」

(猫神さん:まぁ流石に、ね。)
KP:無事成功した様ですね、リゼさんは1ダメージだったので、
   今回の応急処置で完治という事で。
リゼ「…ありがとう、迷惑かけた。」
マイケル「いやいや、困った時はお互い様、ですよぉ。」
KP:では、残りは鳥津さんですね。何か行動されますか?
鳥津「リゼさんは大丈夫そうだな…じゃあ、俺があっちの扉を調べますわ。」
(ioriさん:てことで、代わりに <聞き耳> と鍵の有無を。)
KP:判りました、それでは鳥津さん判定をお願いします。

鳥津 九朗【聞き耳】[(14) <= 40] →「Hard(成功‐上位)」

  此方は無事成功しましたね。
  鍵はかかっておらず、扉は開けることが可能です。
  また物音は聞こえないので、中には誰も居ないでしょう。
(iori:有難う御座います。部屋移動はまだしないので、俺は以上です。)

  それでは…また愛彩さんから、どうぞ。
(くぼっち:ぁ、さっきの私の判定結果って、どうでしたっけ?)

  あぁーそうでした、100ファンで気を取られていましたね、すいません。
  調べた扉からは物音はせず、鍵もかかっていないので入る事が可能です。
  では、何か行動されますか?

(くぼっち:んじゃあ、一旦リゼさんとこ合流しましょうか。
      少し気に掛けてまですし。)
愛彩「こっちの扉は、大丈夫でした。リゼさんはお怪我、大丈夫ですか?」
リゼ「ぁ…ごめんなさい、しくじった。」
愛彩「まぁまぁ、人間ですから。失敗する事だってありますよ。」
リゼ「…ありがとう。」
(くぼっち:んと、私からは以上です、鳥津さんの合流待ちます。)

  判りました、それでは…鳥津さんどうしましょう?
(iori:俺も合流しますわ、階段は別の階に移動だから探索終えてからにしたい。)
鳥津「こっちも調べ終わった、扉は入れるみたいだ。」
愛彩「有難う御座います、んじゃあ手前から調べていきましょうかね?」
マイケル「そうですねぇ。リゼさん、立てますか?」
リゼ「平気。お陰で、助かった。」
マイケル「いえいえ、困った時はお互い様、ですよ。」
愛彩「んじゃ、早速行きましょうか。」

KP:はい、それでは皆様は手前の扉に入るという事で進めていきます。
  扉は引き手が付いた金属製の扉で、鍵などがかかっている様子はありません。
  ただ、貴方が扉を開けようとしたその時。
  向こう側で何かがつっかえているのか、引っかかりを感じます。
  開ける事ができません。
愛彩「あれ…開かない? 何か引っかかってる?」
マイケル「障害物ですか? なら私がタックルで」
鳥津「いやいや、無用な破壊はルール違反だっただろ。
   何か他に鍵みたいなのは無いか?」

  そうですね…では、追加で描写していきます。
  よく見てみると、扉の下部にも手を上向けに差し込める、
  取っ手のようなものが付いています。
愛彩「成程、押しても引いてもダメなら持ち上げてみな…ですか。
   んじゃ改めて、入りましょうか。」



 ● 別館1F‐倉庫 ●

KP:はい、それでは無事に中に入れたという事で進めていきます。
  部屋の中は、壁も床も無機質な色合いではあるが、
  少し散らかった部屋でした。
  左手前には四角い机と、その上にはフラスコのような物が置かれています。
  そして右奥の床には1冊の本が落ちており、
  一番奥の方には無数の絵画が床に置かれています。
  では何か、気になる箇所があれば、行動宣言をお願いします。

愛彩「この部屋もまた色々ありますねぇ…
   ひとまず、私は奥の絵画を調べてみますね。」
(くぼっち:てことで絵画を調べます、
      何か名前とか文字が書かれている物が無いかを重点的に。)
KP:判りました、それでは描写をしていきます。
  そこには無数の絵画が地面にそのまま置かれている…と言うよりは、
  無造作に放置されている、と言った様子です。

  そして絵画に関しては、幾つかは黒い筆で塗り潰されており、
  何が書かれていたのかを知る事は出来ません。
  しかしその中で唯一、美しい女性の横顔が描かれた、1枚の絵が無事の様でした。
  また、他の絵画には作品名や作者名が記載されていませんでしたが、
  この絵には作品名らしき文字が書かれていました。
  一応この文字も、別ページにて記載しておきますね。

 《 絵画の作品名 》
 『 1788--Golpeda 』

(くぼっち:んーと、これって…読み方は「ゴルペダ」で合ってますかね?)

KP:そうですね、その読み方で合っています。
(くぼっち:有難う御座います、ちょっとリーゼさんに尋ねてみたい事が。)
愛彩「あのー、リーゼさん。「ゴルペダ」と言う名前に、
   何か聞き覚えとかはありませんか?」
リゼ「ゴルペダ……ぁ。それは多分、真祖の吸血鬼の名前。」
愛彩「真祖…って、吸血鬼のリーダーみたいなものですか?」
リゼ「まぁ、そんな感じ。吸血鬼を生み出したとされる存在を、そう呼ぶらしい。
   それで、かつて『ゴルペダ』と呼ばれる真祖が、
   吸血鬼の軍団と共に人類に宣戦布告をして、欧州全土は恐怖に慄いた…
   って言うような内容が、歴史書に書かれていた気がする。
   …ごめんなさい、私はあまり読書が得意ではないから、
   詳しくは覚えていないの。」
愛彩「いえいえ、十分な情報です。本当に有難う御座います。」
リゼ「…役に立てたなら、嬉しい。」
(くぼっち:私からは以上になります、他の方にお願いします。)

  はい、それでは他の方はまた行動宣言がありましたらどうぞ。

鳥津「そうだな…じゃあ、俺は落ちてる本でも調べてみるか。」
KP:判りました、描写いたします。
  貴方の拾ったその本には、とある小説が書かれているようです。
  内容はまた別のページに記載しますね。

 《 死者の物語‐後編 》
  3人の兄弟の周りに霧の亡霊集団が現れ、3人がそれぞれ別の行動をしました。
  そして霧が晴れた頃。長男は既に息が無く、次男は顔面蒼白で怯えており、
  三男は無傷でした。めでたしめでたし。

鳥津「成程、さっきの本の続きか…」
(ioriさん:ひとまず俺の探索は終了っす、他の人にパスします。)

KP:はい、それでは次はマイケルさん、どうぞ。
マイケル「そうですねぇ、それでは机の上の瓶でも調べてみますか。」

  はい、それでは描写していきますね。
  瓶には何かしらの液体が中に入っており、表面には文字が書かれている。
  文字はまた別のページに記載しますね。

 《 フラスコの文字 》
 『 Nitric Acid 』

マイケル「ふむ、何でしょうかねぇ? プロテインかな?」
KP:んー、そうですね… <アイデア> を振ってみましょうか。

マイケル【知識】[(90) <= 78] →「Failure(失敗)」

(猫神さん:Oh,my god .)

  失敗ですか…では残念ながら、これ以上の情報は得られません。
  どうされますか?
(猫神さん:ひとまずいろんな角度からフラスコを眺めながら
      その場で待機しときます。)

KP:判りました。それでは1週しましたので、また愛彩さんからどうぞ。
(くぼっち:とりあえずマイケルさん所に合流してから飲まないように伝え、
      同じようにアイデア振ってみますね。)
  了解です、それではまず其方の描写をお願いします。
愛彩「あのー、マイケルさん。何か見つけましたか?」
マイケル「あぁー愛彩さん、丁度良い所に。
     何か液体のような物があったんですよねぇ。」
愛彩「ふむふむ、『Nitric Acid』。
   アシッドは酸性の酸で、二トリックは何だったかな…
   ニトログリセリンなら分かるんですけど…
   とりあえず飲んじゃ駄目ですよ、多分死にますよ。」
マイケル「Oh,分かりました。愛彩さんがそう言うのならそのままにしましょう。」
(くぼっち:んじゃ <アイデア> 振りまーす。)

杉原 愛彩【アイデア判定】[(58) <= 70] →「Regular(成功‐通常)」

KP:無事成功ですね。
  貴方は「Nitric Acid (硝酸)」という事を思い出すでしょう。
(くぼっち:あのー…すいません、硝酸が分からないですw)

  あー成程…平たく言えば、大体の物を溶かせる酸性の液体です。
  ただ、銅や銀を溶かす事が出来ますが、鉄を溶かす事は出来ないという物です。
(くぼっち:成程…とりあえず溶かせる液体ですね、有難う御座います。)
愛彩「あの、マイケルさん。それ、やっぱり危ないお薬です。
   飲んだら内臓全部溶かされちゃいますよ。」
マイケル「Oh…確かにそれは危ないですね。
     いやぁ良かった、プロテインと間違えて飲んでしまう所でしたよぉ。
     Ahhahha!」
(くぼっち:んと…とりあえず、私の方は以上になりそうです。有難う御座います。)

KP:判りました。それでは次は、鳥津さんどうぞ。
(ioriさん:んー、調べれる所は調べたんで、皆と合流して情報共有しときます。)
鳥津「こっち、さっきの本の続きあったわ。読んどくか?」
マイケル「おぉ、ご苦労様です。早速拝見しましょうかねぇ。」
くぼっち「有難う御座います、私も読んでおきますね。
     ついでにこっちも、硝酸とかいう危ないお薬見つかりました。」
鳥津「それまた物騒な…でも使える所はありそうだな、持ってくか。」
KP:判りました、それでは硝酸は持っていくという事で、
   所持品に追加をお願いします。
  …さて、他に何か行動宣言される方は居ますか?
(ioriさん:いや、もう何も無さそうなんでこの部屋から出ますかね?
くぼっち:ですね、一通り調べつくしましたし。
猫神さん:僕も同感です、異論は無いですよー。)




 ● 別館1F‐廊下 ●

KP:判りました、それでは皆様は廊下に戻ってきたという事で進めます。
  さて、次は何処に向かわれますか?
愛彩「んー、続けていくなら2つ目の扉でしょうかね。」
鳥津「だな、順番に潰していくのが覚えやすい。」
マイケル「同感ですねぇ、まぁ私は付いていくだけなのですが。」



 ● 別館1F‐衣裳部屋 ●

KP:では、皆様は奥側の扉に進むという事で、描写を進めていきます。
  その扉は引き手が付いた金属製の扉です、
  そして鍵はかかっていないため、扉は簡単に開く事でしょう。
  扉を開けるとカビのような匂いが鼻腔を衝く。
  貴方の視界は、天上からぶら下げられた無数の衣服に遮られていました。
  どうやら此処は、衣裳部屋のようです。
  では、何か行動宣言がありましたらどうぞ。
愛彩「わぁお、これだけ洋服があれば結構御洒落出来そうですね
   …と言いたかったですが、
   ちょっとカビの匂いが気になりますので遠慮しようかな。」
鳥津「まぁ好き好んで着たくは無いな、空気も悪いし。」
マイケル「私は別に構いませんけどねぇ。
     ただし私のような大男でも切れるような服があれば良いのですが。」
愛彩「ぁ、そう言えば此処、
   これだけ服があるなら合羽とか防寒着とかあるんじゃないですかね?
   私ちょっと探してみますね。」
鳥津「だな。これだけあるし、俺も手分けして探すか。」
マイケル「了解デース、私も同じく探してみますよ。」

KP:それでは、皆様は使用できそうな衣服を探すという事で進めてみましょうか。
  ではまず大まかな描写から。
  衣服は部屋の天上から、或いは床に乱雑に積み上げられています。
  それらは小さな子供用の物から大人向けの物まで様々です。
  では此処で、皆様は <目星> を振ってみてください。

鳥津 九朗【目星】[(36) <= 80] →「Hard(成功‐上位)」
杉原 愛彩【目星】[(66) <= 50] →「Failure(失敗)」
マイケル【目星】[(23) <= 25) →「Regular(成功‐通常)」

  愛彩さん以外は成功のようですね、では描写を。
  成功した鳥津さんとマイケルさんは、人数分の合羽を見つける事が出来ました。
  ただ防寒具の方は見つからず、外に出る際は合羽のみになりそうです。

マイケル「Wow,私の方は見つけられましたよー。」
鳥津「同じく、防寒具が見つからなかったのは残念だが、合羽は人数分見つかった。」
愛彩「ありがとうございます、こっちは全然ダメでした。」
鳥津「んじゃ後は、奥の方にある瓶を調べるか…」

KP:はい、それではまた描写をしていきますね。
  部屋の奥の方では、小さな椅子が一つ。
  そしてその上には、濃い紫色の液体が入った瓶置かれています。
  さて、どうしますか?
(ioriさん:んー、特に何か書かれてたり、
     ちょっと液体の匂いを嗅いだりは出来ますか?)

  判りました、それぞれ描写します。
  瓶には特に何も書かれておらず、嗅いでみるとほのかに甘い香りがします。

鳥津「成程…分からん。…そうだ、リゼさん。
   この紫色の液体、なんか甘い香りがするんだけど、
   何か分かったりする?」
リゼ「それは…多分、吸血鬼の血。
   これを飲めば、人間の力を遥かに上回る力が手に入る。
   …けど、それと同時に失う物も多い。だから、お薦めはしない。」
愛彩「成程…使うのは諸刃の剣、ですね。
   持っていくか置いていくか、判断に迷いますね…」
マイケル「まぁまぁ、持って行くだけなら大丈夫じゃないですかねぇ?」
鳥津「だな、選択肢はあるに越した事はない。持って行こう。」
愛彩「まぁそうですね、こけたりして割ったりしない限りは大丈夫でしょうか。」
リゼ「…。」(← さっきこけた人。)
鳥津「ひとまず、これで一通りはこの部屋も調べたか。」
愛彩「ぁ、椅子の方は調べましたっけ?」
KP:あぁ、描写はしておりませんがお伝えしますね。
  椅子にはその瓶以外には何もありません。
  調べても何も出てこないでしょう。
(くぼっち:成程、有難う御座います。)
鳥津「んじゃ、戻って残り1つの扉を調べに行きますか。」
マイケル「了解デース、中々と順調ですかねぇ?」
愛彩「ですね、今の所は…ですが。」



 ● 別館1F‐廊下 ●

KP:では、皆様はまた廊下に戻られるという事で描写を進めます。
  次は何処に向かわれますか?
(くぼっち:無論、一番奥の扉に。  ioriさん:同じく。)

  はい、それでは描写をしていきますね。
  貴方がしっかりと目を凝らせば、
  それが鮮やかな青い色の扉である事に気が付くでしょう。
  扉には鍵がかかっているようで、幾ら力を入れても開きそうにありません。
  此処だけは鍵穴の形状が特殊で、何か四角の穴が開いています。
  キューブ上の何かを、差し込む必要があるのかもしれません。
愛彩「成程、箱型の鍵ですか…」
マイケル「今まででも似たような物はありませんでしたし、後回しですかねぇ。」
鳥津「だな、ひとまず <聞き耳> だけでもやっておくか。」
愛彩「はーい、お手伝いしますー。」
マイケル「私も傍に居ますし、やってみますかねぇ。」
KP:はい、それでは皆様 <聞き耳> の方をどうぞ。

鳥津 九朗【聞き耳】[(44) <= 40] →「Failure(失敗)」
杉原 愛彩【聞き耳】[(5) <= 50] →「Extreme(成功‐極度)」
マイケル【聞き耳】[(28) <= 20] →「Failure(失敗)」

(くぼっち:やったぁいくすとりーむ!  猫神さん&ioriさん:おめでとー)

  一人だけ成功ですね、おめでとうございます。
  ただし聞き耳を立てても何も聞こえる物は無いでしょう。
(くぼっち:(´・ω・`) < ショボーン )

  では扉も調べ終わりましたし、次はどうされますか?

愛彩「んー、残りはこの階段ですけど、その前に渡り廊下の扉を調べません?
   丁度雨具も手に入った事ですし。」
鳥津「お、そうだったな。まだあそこは調べれてなかったし。」
マイケル「ですねぇ、先に進む前に向かってみまShow」
愛彩「あ、でもその前に試してみたい事が。
   あの大広間に居た幽霊みたいな方にお話を聞いてみたいです。」
鳥津「アレか? 止めとけ、張り紙にも書いてあったろ。」
愛彩「いやでも、張り紙には「仲良くしようとする亡霊」って書かれていたので、
   大広間の幽霊は対象外なんじゃないかって。」
マイケル「んー、私もオススメはしませんねぇ。
     何かあってからでは遅いですよぉ?」
愛彩「うーん……大丈夫です、自己責任でやります。
   皆さんは大広間の少し離れた場所で見守っててください。」
鳥津「はぁ…分かった、好きにしな。」
愛彩「ありがとうございます、んじゃ早速そこへ向かいましょうか。」



 ● 別館1F‐大広間 ●

KP:ふむふむ、それでは皆様は大広間に移動という事で宜しいですね。描写をします。
  貴方達は再び別館最初の部屋、大広間へと戻ってきました。
  愛彩さんは左下の幽霊が居る場所、他の皆様は少し離れて、
  渡り廊下出入口付近に居る…
  という立ち位置で宜しいでしょうか?
(くぼっち:はーい。  ioriさん:大丈夫っすー。
猫神さん:同じく大丈夫ですー。)

  はい、それでは愛彩さん側で描写を。
  幽霊の初期描写は先程同様
  「何故、何故、」を繰り返しているだけなので省きます。
  さて、どうされますか。
(くぼっち:そうですね…少し話しかけてみます。)

愛彩「何故、ですか……。
   それは恐らく、真祖のゴルペダから始まったんじゃないでしょうか。
   彼がもっと、人類に対して友好的であったなら…」

KP:ふむ…では、その発言に対して、幽霊の描写を続けましょう。
(くぼっち:ぁ、正解だったんだ…。)
????「ゴルペダ……そうだ、私の妻の名前だ。
     彼女が、私を待っているのだ。早く、早く行かなければ。
     …まだ、許してくれないのか? あの子は…。
     もう、何百年経ったと思っているんだ…」
KP:それきり、男は下を向いてブツブツと何事かを呟き始め、
  貴方に反応しなくなってしまいました。
愛彩「え、ちょっと待って。ゴルペダって女性だったの?
   と言うか妻とか言ったよね!? てことは結婚してたの!?
   あ、あと『あの子』とか言ってたよね!?
   奥さんの事じゃないとするなら…はっ、
   ひょっとして…お子さんまでっ!? お子さんも居らっしゃるの!?
   ねぇねぇ、おーい! 旦那さーん!?」

KP:あー……幽霊は貴方の声掛けに対して、何も反応しないようです。
愛彩「ぁ、そうだ。情報共有。
   ねーねー皆さん。ゴルペダって結婚してました!
   んであの幽霊がそのお相手の旦那さんでした!!
   と言うかそもそもゴルペダって女性でした!!!
   あぁあとあと、そのお子さんまでいらっしゃる可能性もっ…
   って…あれ? なんで皆さんドン引きなんですか?」
鳥津「いや…流石に引くっしょ。幽霊と普通に話せる奴なんて初めて見たわ。」
マイケル「同じく、流石に弁論は出来そうにありませんねぇ…」
愛彩「えー、でも死ぬ前は私達と同じ人間だったわけですし、
   それを踏まえたらそんなに怖いものじゃ」
リゼ「愛彩、少し気を付けて。
   その調子だと、命がいくつあっても足りなくなる。」
愛彩「ぅー、リーゼさんに注意されちゃった…u」
鳥津「てことだ、あの張り紙の情報は忘れるなよ。」
愛彩「はーい、気を付けますぅ…」

KP:それでは、情報共有も済んだようですので、
  皆様は渡り廊下に向かうという事で宜しいでしょうか?
(くぼっち:はーい、私はもう大丈夫でーす。
ioriさん:はーい。 猫神さん:お願いしますー。)





 - - - - - 《第4章:中庭 +α》 - - - - -

[簡易ステータス]
・マイケル < HP:14 MP:12 San:59 幸運:40 >
・鳥津 九朗 < HP:14 MP:12 San:56 幸運:58 >
・杉原 愛彩 < HP:14 MP:14 San:68 幸運:50 CT:1 >



 ● 1F‐渡り廊下 ●

KP:はい、それでは描写をしていきましょう。
  貴方達は別館の扉を通り、再び館を繋ぐ渡り廊下へとやってきました。
  それではどうしましょうか?
マイケル「勿論、中間にある扉を潜りましょうかねぇ。」
愛彩「ぁ、でもそこは外に繋がっているんでしたっけ。
   今のうちに合羽を着ておいた方が良いですね。」
鳥津「そうそう、ついでに防寒具でもあれば良かったんだがな。」
リゼ「あの……私は庭には立ち入らず、この扉から見ている。
   雨で身体を冷やして、万が一にでも戦えなくなるのは避けたい。
   それと、この廊下はいざとなった時に、袋小路に成りかねない。
   廊下の警戒もしておく必要があるから。
   何かあったら、すぐに戻ってきて欲しい。」
マイケル「成程、それでは私はリゼさんと残りましょうか。
     単独行動はご法度との事ですからねぇ。」
愛彩「判りました、では私は探索の方に付きます。鳥津さんも大丈夫ですか。」
鳥津「あぁ大丈夫、そっちは任せとくぞ。」
マイケル「はいはーい。」
KP:はい、それでは一通りのRPは終わったようですが…そうですね、
  愛彩さんはリゼさんに対して <心理学> を振る事が出来る、
  という事にしましょう。
  どうされますか?
(くぼっち:ぁ、じゃあ折角なのでお願いします。)
  はい、それでは判定をどうぞ。

杉原 愛彩【心理学】[(3) <= 70] →「Extreme(成功‐極度)」

(くぼっち:いくすとりぃむ!)
  お見事ですね、では少し情報を。
  彼女はこれまでもそうであったように、少女の感情の起伏は殆どなく、
  何を考えているかは察し辛い。
  しかし、何故か今は、少し動揺しているようにも見える。
  だが、原因は分からない。
(くぼっち:成程……じゃあ、リーゼさんに一声かけてから探索に向かう事にします。)

愛彩「リーゼさん。何か悩んでいる事とかありましたら、お聞きしますよ?
   まぁ、貴方が言いたいと思った時で良いので、無理はなさらず。」
リゼ「…ありがとう。でもまだ、大丈夫。」
愛彩「わかりました、それでは行ってきますね。」
鳥津「同じく、そっちは任せたぞ。」
マイケル「OK,Good luck .」



 ● 1F‐中庭 ●

KP:では、愛彩さんと鳥津さんは合羽を使用して中庭に出る、
  そしてマイケルさんはリザと一緒に扉付近で待機する、
  という事で、描写を進めていきます。
  まずは中庭の方から。
  一度描写した部分がありますが、時間が経っているのでもう一度行いますね。

  貴方達が扉を開くと、足元になだれる雨の滴。
  どうやらこの先は、館内の庭のような場所のようです。
  そして、例え合羽を身に着けているとはいえ、激しい雨が降り続ける中。
  凍える程の寒さを感じる事に、変わりは無いでしょう。
  それ故に、あまり長い時間を此処で過ごすのは、
  避けた方が良いと思えるでしょう。

  では庭自体の描写です。
  貴方達から見て右手側に池のような広い水溜まり。
  左手側には比較的大きな凹凸(おうとつ)のある地面と、
  何か棒のような、柱のような物が2本あります。
  そして前方の奥の方には、小さな建屋が見えます。
  さて、何処を調べますか?

愛彩「そうですね…とりあえず私は、あのデコボコしてる場所を調べてきますね。」
(くぼっち:てことで向かってみます、
      柱のような物について詳しく見れたりしますか?)
KP:わかりました、それでは描写を。
  荒れ果てた庭の端、全体的に土が少し盛り上がっているスペースがあります。
  そこには金属製の板のような物と、そして何故か長い剣が突き立てられています。
  時間的には、片方を調べると1ターンが経過するといった所でしょうかね。
  では、どうされますか?
愛彩「ん…どっちもお墓のような形ですね。
   んじゃこの豪華な金板でも調べてみましょうか。」
(くぼっち:てな感じで何か書かれてないか調べます。<目星> は必要ですか?)
KP:判りました、それでは <目星> をお願いしましょうか。

杉原 愛彩【目星】[(52) <= 50] →「Failure(失敗)」

  失敗ですね。貴方は地面に突き立てられた金属製の板を調べましたが、
  特に何も見つける事が出来ませんでした。
(くぼっち:ですか…んじゃ行動しましたので私は大丈夫です、
      お次はioriさんお願いします。
ioriさん:りょーかい、俺は同じデコボコの場所の、剣の方を調べますわ。)

KP:判りました、鳥津さんも愛彩さんと同じ場所に向かい、剣の方を調べました。
  という事で、鳥津さんも <目星> をお願いします。

鳥津 九朗【目星】[(51) <= 80] →「Regular(成功‐通常)」

  はい、此方は成功ですね。では描写します。
  鳥津さんは、少し盛り上がった地面に突き刺さって居る、
  刀身が錆びついた長剣を調べました。
  そこには柄の部分に『B.V.』と書かれていました。

鳥津「成程、何かの頭文字か。恐らく持ち主だな。」
(ioriさん:てことで俺も探索したので、次の人に回します。)

KP:判りました、それでは…そうですね、
  マイケルさんとリゼさんのRPにしましょうか。
(くぼっち:おぉ、ほのぼのな会話が聞けるのかな?  ioriさん:少し期待。
猫神さん:あぁ、謎のプレッシャーが。)

  それではお二人の描写を。
  大雨が降りしきる中、マイケルさんとリゼさんが扉前でたたずんでおります。
  さて、何か会話をされますか?

マイケル「そうですねぇ…リゼさん、ようやく二人きりになれましたねぇ。」
リゼ「そう…だね。」
マイケル「こう見えて私は結構鍛えてますし頑丈ですから、
     何かあった時は頼って下さいね?」
リゼ「ありがとう…その時は、お願いする。」
マイケル「ふむ…そう言えば、リゼさんはいつ頃から訓練を始めたのですか?」
リゼ「これは…9歳から。そこから、4年くらいで此処まで強くなれた。」
マイケル「成程…両親とかはどうされているのですか?
     まだお若いのに、このような危険なお仕事を任せるとは
     とても思えないのですが。」
リゼ「……居ない。両親も、親戚も、皆…死んだ。」
マイケル「あぁ、そうでしたか…すみません、変な事を聞きましたね。」
リゼ「いや、別にいい。いつ命が奪われても、おかしくない世界だから…
   もう、慣れてる。」
マイケル「そうですか……リゼさん。もしも私に何か出来る事があれば、
     遠慮なく頼ってくれて良いですからね?」
リゼ「……ありがとう…。」
KP:そうしてリゼさんは、小言で何か言い出しました。
  マイケルさんは <聞き耳> で成功すれば、
  その内容を聞き取れると言う事にしましょう。
(猫神さん:あぁ、これ絶対成功させたいなぁ…でもなぁ…)

マイケル【聞き耳】[(55) <= 20] →「Failure(失敗)」

(猫神さん:初期値なんだよなぁ……無念。
くぼっち:ドンマイです…u)

KP:残念ながら、マイケルさんは内容を聞き取ることは出来ませんでした。
  では一周しましたので、また愛彩さんからどうぞ。
愛彩「ん…じゃあ、ちょっと池の方を調べときますね、
   水が溢れて通れなくなるかもしれませんし。」
(くぼっち:てことで、水かさとか何か浮いてないかとか調べてみたいです。)
KP:成程、それでは池の描写をしていきましょうか。
  貴方は大きな横長の池に向かいました。その池には大雨により、
  その表面には無数の波紋が途切れる事なく拡がっています。
  池の水は溢れていますが、それに反して地面の土には
  水が然程染み込んでいないようです。
  目を凝らしては見ますが、視界が悪いのと
  水の色自体が濁っているので何も見つけられません。
  では、他に何か池に対して行動されますか?
(くぼっち:うーん…まぁ寒いので水に触れるわけにも行きませんし、
      これくらいで充分です。)

KP:判りました。それではお次、鳥津さんどうぞ。
(ioriさん:んじゃその庭にある小屋みたいなのに入ります。
     けどその前に、出入口があるかどうかを。)
KP:判りました、それでは描写していきましょうか。
  小屋の外観は古く、レンガ造りの小屋で、それなりにしっかりとした構造の様だ。
  また、出入口の扉は壊れかけているが、中に入ることは問題なく出来る。
  では中に入ってみますか?
(ioriさん:えぇ、まぁこの環境で敵がいるとは思えないか…
     一応警戒しながらゆっくり入ってみます。)

  はい、それでは続けて描写を。
  小屋の中には光源はなく、濁った空の僅かな光を頼りに
  探索を進めざるを得ないでしょう。
  目を凝らすとかろうじてではあるが、そこに置かれた小柄な椅子と、
  机というよりは台といった方が適切であろうオブジェクトが視認できる。
  机の上には一枚の紙と、そして何故か小さな懐中電灯が置かれていました。
  では、続けて何か調べますか?
(ioriさん:そうですね…懐中電灯が使えるのであれば、
     それを使って机の上の紙を確認します。)

  わかりました、それでは描写します。
  それは少し古い質の紙です。
  懐中電灯の光を灯すと、 達筆な英語でこう書かれています。
  …という事で、また別ページに内容を記載しますね。

 《 小屋の紙メモ 》
 とある吸血鬼ハンター「B.V.」の書いたメモ。
 吸血鬼に敗北した事、脱出の手口、吸血鬼特化型の結界について書かれている。

鳥津「成程な、んじゃあそこには…。」
(ioriさん:とりあえず俺はこの辺で、また次の人に回します。)

KP:判りました、それでは…またマイケルさんと行きましょうか?
(くぼっち:おぉ、待っておりましたw  ioriさん:またネタは有るか?w
猫神さん:うーんそうだなぁ……んじゃあ、この話題にしますか。)
マイケル「そうだなぁ…リゼさん。何か悩み事とかはぁ、ありませんか?
     私で良ければ相談に乗りますよ?」
リゼ「…。身長が伸びない。何か良い方、ある?」
(ioriさん:あぁ、丁度そんな年頃ですね。
くぼっち:そうですねー、まだ14歳ですし。)
マイケル「成程、それならばプロテインと牛乳だよぉ。
     どっちも沢山摂れば、きっと大きくなりますよ?
     この私のよぅに、Hahhahha!」
(ioriさん:出た、筋肉精神。
くぼっち:ま、まぁカルシウムとタンパク質の摂取は間違ってないから…。)
リゼ「成程…分かった。今度、試してみる。」

KP:はい、それではこの辺で切り替えていきましょうか。
  また愛彩さんからどうぞ。
(くぼっち:はい、それじゃあ私も鳥津さんに続いて小屋に入ります、
      んで調べてない方…
      台座に何か書かれてたりしないか見てみます。)
KP:判りました、ちなみにそれは「明かり」を使用しないという事で宜しいですか?
(くぼっち:いや、あの…そう言えば、私の元々の所持品も無事でしたっけ?
      無事なら携帯電話からライト機能が使えると思うんですけど…。)

KP:あぁ成程、それならば問題無さそうですね。
  愛彩さんの所持品は無事ですので、
  愛彩さんも懐中電灯の恩恵があるという事で進めましょう。
  貴方は小屋の中に入り、鳥津さんと合流しました。
  一応RPの方もしておきますか?
(くぼっち:はい、それじゃあ折角なので。)

愛彩「鳥津さん、私も戻ってきました。
   まだ調べてない所とかはありますか?」
鳥津「いや、俺もまだ着たばっかりだ。調べたのはこの紙だけな。」
愛彩「成程、では私はこっちの机…というか、台みたいですね。
   こっちを調べときますね。」
鳥津「あぁ、りょーかい。」
KP:はい、それでは台の描写に移ります。
  そして本来は技能判定をしようと思っていたのですが、
  明かりを使用しての探索という事で判定は免除させて頂きますね。
  では早速描写を。
  貴方の思惑通り、台には何かペンのような物で直接文字が書かれています。
(くぼっち:ぁ…裏側にメモ用紙とか張り付けてるとかじゃなくて、
      直掘りされてるんですね…)
  ぁー…まぁその辺は手元にペンが見当たらなかったという事で。
  では内容はまた別ページにて記載させて頂きますね。

 《小屋の直掘りメモ》
 とある吸血鬼ハンター「I.V.」のメモ。
 この館のボス吸血鬼に英雄が破れた事、館の魔術の存在、
 脱出の手口が書かれており、傍には本人持ちの銃を置いていくとの事。

KP:皆様読み終わりましたかね? では続けて描写を。
  愛彩さんが読み終わり、机の周囲に光源を向けると、
  そこには銀に反射する二丁の拳銃がありました。
  弾は入っていないようだが、何か不思議な…そう、
  霊力のようなものを感じます。
  …では、持って行きますか?
(くぼっち:そうですね、持って行きましょうか。
      ちなみに1人2丁使う事は出来ませんよね?)

KP:そうですね。出来なくも無さそうですが、命中精度が落ちるという事で。
(くぼっち:はーい、それじゃあ鳥津さんに伝えて1丁ずつ持ちます。)
愛彩「鳥津さん、こっちに武器になりそうな物がありましたよ。」
鳥津「おぉ、サンキュー。これは…銃か。」
愛彩「そうですね、ついでにこの台自体にも文字が書かれてました。
   そうですね…折角携帯を持ってるんですし、写真も撮っておきましょうか。」
(くぼっち:てことで台の文字を写真で撮って、
      マイケルさん達にも直接見れるような形を取っておきます。)

KP:判りました、それではこの辺で……そうですね、
  愛彩さんと鳥津さんには <目星> を振って頂きましょうか。

鳥津 九朗【目星】[(36) <= 80] →「Hard(成功‐上位)」
杉原 愛彩【目星】[(100) <= 50] →「Fumble(失敗‐最低)」
      CT : 1 → 0

(くぼっち:うげ…ファンブル。  ioriさん:あららら。
猫神さん:CT持ってて良かったですね…u)
KP:ファンブルですか、ご愁傷様です。
  ただ愛彩さんは以前にクリティカルを出していましたので、
  CTと相殺という事にしましょうか。
  それでは目星に成功した鳥津さんには情報を。
  小屋の中には他に良さそうな物は置いていないが、
  部屋の角に土の付着したスコップが壁に立てかけられている事に気付くでしょう。

  ではお次は…鳥津さんでしたね、何か行動されますか?
(ioriさん:んじゃ、その見つけたスコップを使って、
     外の土が盛り上がった所を掘り起こしてみます。)

KP:はい、それではスコップをもって例の場所に向かう、という事で進めていきます。
  貴方は再び雨の降りしきる外に向かい、土の盛り上がった部分に
  スコップを使って掘ることにしました。
  そして10cm程掘り起こすと、
  そこには予想通りといえば予想通りの物がありました。
  それは、骸骨です。
  英語技能が堪能な貴方は、海外では少なくとも、
  一昔前までは火葬では無く土葬が主流だった事を知っているでしょう。
  ここは、誰かのお墓だったのかもしれません。
  ただ、その骸骨の状態が非常に良いのが、やけに気にかかる。
  さて、どうしますか?
(ioriさん:そうですね…その骸骨に何かメモとか道具とか残ってたりしませんかね?)
  成程、それでは <目星> を使って調べてみましょうかね。

鳥津 九朗【目星】[(23) <= 80] →「Hard(成功‐上位)」

  無事に成功されましたね、ただし骨以外には何も見つかりそうにありません。
  では、お次はどうされますか?
(ioriさん:そうですね…両手を合わせてから、再び土に埋めます。
      さっきの名前とメモから媒体である事は分かってるんで。)

KP:判りました、それでは土で埋めていきましょう。
  この辺でまた次の方に交代しましょうかね。
(猫神さん:ぁ、またRPですか? 流石にもうネタが無いっす。)
  でしたか、わかりました。
  それではお次は愛彩さんにしましょうかね。
(くぼっち:んじゃ私は、そろそろ調べつくした気がするので、
      鳥津さんに調べれてない所を聞いてから
      マイケルさん所に向かいましょうかね。)
KP:はい、それではまず鳥津さんに合流するという事で、RPをしておきましょうかね。
愛彩「鳥津さん、何か見つかりましたか?」
鳥津「あぁ、こっちに仏さんが居た。今埋めてる所。」
愛彩「成程…他に何か調べれてない所とかあります?」
鳥津「後は反対側の墓の下だけど、スコップ1つだし重労働だから俺がやるわ。」
愛彩「ありがとうございます…じゃあ、私は一足先に
   マイケルさんとこ戻っときますね。」
鳥津「りょーかい、こっちも終わったらすぐ向かうわ。」
(くぼっち:てことで私はマイケルさん所に合流して探索終了になります。)

KP:判りました、それではお次は鳥津さんですね。
  流れ的には、反対側の柱の方を掘るという事で宜しいですか?
(ioriさん:えぇ、お願いします。)
  はい、それでは描写を。
  貴方は15cm程掘ってみましたが特に何も見つかりません。
  恐らくこれ以上掘っても何も出てこないでしょう。
(ioriさん:成程…んじゃ、埋めてから皆のとこ合流します。)
  判りました。ちなみにですが、小屋に置かれていた紙のメモはどうしますか?
(ioriさん:あぁ、情報共有の為に持って行きます。)

KP:成程、わかりました。
  それでは愛彩さんと鳥津さんが無事に渡り廊下へ帰還したという事で、
  情報共有のRPをしていきましょうか。
愛彩「只今戻りました、そちらは大丈夫でしたか?」
マイケル「あぁ、お二人ともお帰りなさいませぇ。
     こっちはお二人でお話でもしておりましたよ。」
リゼ「お疲れ様。何か、手掛かりは見つかった?」
鳥津「そうだな、とりあえず俺から順に話してくか。」
愛彩「ですね、お先にお願いします。」

鳥津「まずは中庭の真ん中、「B.V.」の墓と仏さんがあった。
   恐らく「バーデン・ヴァーソロミュー」って人の物だと思う。」
リゼ「「B.V.」…それは多分、かつて英雄と呼ばれた人。
   ハンターたちの旗頭となって、多くの仲間と共に吸血鬼の軍団を撃滅し、
   真祖を撃ち滅ぼした人。
   私が所属している組織を作ったのもその英雄で、
   元々は真祖を喪って、各地に逃避した
   吸血鬼の残党狩りをする為に結成されたの。」
   英雄は、人としては規格外の膨大な魔力を持っている魔術師だったらしい。
   でも、何故その英雄のお墓が此処に…」
愛彩「それについては私が。この携帯の写真を確認してください。
   「イシュリア」という方の書記です。」
リゼ「イシュリア……そう。やっぱり、ここに来ていたんだ…。
   「I.V.」はとても強い女性で…私の、恩人の一人。
   私がこの館に来る事ができたのも、欧州の失踪事件を、
   吸血鬼の仕業だとして追っていたイシュリアが、私に情報を齎してくれたから。
   ……彼女は帰っては、来なかったけれど。」
愛彩「…。もう一つ、傍にこの銃が置かれていました。
   恐らく、この2人の物かと。」
リゼ「その銃は……。…その銃の名はシルバーバレット。
   退魔を生業とする者にとっては、最も頼れる武器の一つ。
   特殊な魔術が組み込まれていて、世界に77丁しか存在しないと言われている。
   その多くは所在が分かっていないけれど、
   貴方達一般人でも、吸血鬼と対抗できる手段になり得る。
   それは、いざという時のために持っておくといい。」
鳥津「成程な。ちなみにこの銃、弾丸が入ってないんだけど、どうやって使うの?」
リゼ「それは、使用者の感情や精神力を糧に、弾丸として射出する物。
   意思の強い人ならば、命中精度も上がると思う。」
愛彩「ふむふむ…ちなみに、球切れとか連射とかはどうなるんでしょうか?」
リゼ「基本的に、相手を狙って引き金を引く力さえあれば、球切れになる事は無い。
   ただ、連続で撃つには、少し反動が強いと思う。あまりお勧めはしない。」
愛彩「成程…ぁ、そう言えばこの書記、欧州退魔なんとかって書かれてましたけど、
   リーゼさんの所属してる組織も、これだったりします?」
リゼ「…そう、私が所属している組織の名前。
   正しくは、欧州退魔特殊機関。EUの抱えている、秘密組織の一つ。」
   でも、ごめんなさい。多くの機密事項があるから、私から話せる事は殆どない。
   私が、その組織に所属しているという事。
   吸血鬼や、他の異形達を処理する実行力を持った、
   特殊部隊だという認識を、してくれていい。
   …話せるのは、これくらい。」
愛彩「いえいえ、それでも十分です。有難う御座います。」

鳥津「とりあえず、俺たちが見つけてきた情報はこれくらいか…
   で、この銃は誰が持つ?」
マイケル「そうですねぇ、一つは愛彩さんが持っておいて良いんじゃないでしょうか。
     非力な女性にはナイフよりも銃がお強いでしょう。
     そしてもう一つは、鳥津さんで良いのではないでしょうか。
     私は小道具をよりかは、この身一つでタックルする方が性に合います故。」
鳥津「成程、んじゃ有難く所有させてもらいますわ。」
愛彩「同じく、色々と有難う御座います。」
マイケル「いえいえ、適材適所とはこう言った所に使うものですねぇ。」

KP:それでは、情報共有も終わったようですので、館内探索を再開されますか?
(くぼっち:そうですね、またよろしくお願いしまーす。
ioriさん:同じくー。  猫神さん:ついていきまーす。)
  はい、それでは…まず何処に向かいましょう。
(くぼっち:そうですね…1階でまだ1ヵ所、探索してない場所があるんですよね。
ioriさん:あの張り紙のあった所? まぁ確かに探索してなかったんだけど…
     流石に危なくない?
くぼっち:でも此処を差し置いて2階に上がるのも思う所有りません?
ioriさん:まぁそれはそうなんだけどなぁ…
猫神さん:僕はまぁ、取りこぼして次の階に行くよりかは
      探索した方が良いと思いますけど。
ioriさん:ん…そうだな、他の場所に何か対策出来そうなものなかったし、
     行って見るか。
くぼっち:はい、それじゃあ決まりですね、行って見ましょうか。)



 ● 別館1F‐大広間 ●

KP:はい、それでは意見もまとまった所で早速向かってみましょうか。
  貴方達はまた別館に戻ってきました。
  前方にはあの張り紙があった扉が、そして左手には廊下に続く扉と、
  あの幽霊が居ます。さて、どうしますか?
愛彩「じゃあまたあの幽霊さんに夫婦円満の秘訣を」
鳥津「いやもういいだろw」
マイケル「前方の扉に向かうんじゃなかったんでしたっけぇ?」
鳥津「そうそう。てか…そうだな、一応二手に分かれて
   片方はこっちで待機してもらうか?
   何かあった時の為にも、それが良いだろう。」
マイケル「成程、悪くないですねぇ…となれば、
     私が探索に不得手なので残るのが良いと思うのですが、
     いかがでしょう?」
愛彩「そうですね、じゃあ私は探索する側に付きますね。一応言い出しっぺですし。」
鳥津「ぁー…じゃあ、俺も探索に着くか。リゼさんに労働任せるのも癪だし。」
リゼ「わかった…じゃあ、私はまた彼と見張りに付く。」
愛彩「はい、其方はお任せしますね。」
KP:はい、それでは愛彩さんと鳥津さんのみが扉を潜るという事で進めていきますね。
(くぼっち:はーい。  ioriさん:そいえば <聞き耳> 試したっけ?
くぼっち:ぁ、そう言えば。扉明ける前に <聞き耳> 立てといても良いですか?)
  ぁー……じゃあ情報を、技能は必要ありません。
  聞き耳を立てても、特に聞こえる物は無いでしょう。
(くぼっち:成程、有難う御座います。  ioriさん:大丈夫そうだな、感謝。)



 ● 別館1F‐暖炉の部屋 ●

KP:では改めて、お二人のみこのお部屋に入られるという事で進めていきます。
  その扉には鍵はかかっておらず、貴方達が扉を開けようとすると
  すんなり開くでしょう。
  まず部屋に入って目につくのは、正面の大きな暖炉でした。
  高級そうな暖炉に、その手前には壁に隣接した小さな本棚。
  そしてその手前にはやや大きめの机と、探索者達の視界の隅にちらつく、
  日常の中の、非日常の象徴。
  天井から吊るされたロープがそこに佇んでいました。
  さて、何か行動宣言がありましたらお願いします。
愛彩「なんか、見た感じは安全そうですね。
   それじゃあ…私はまず、あの本棚でも調べてみますね。」
(くぼっち:てことで <図書館> の出番ですかね?)
KP:そうですね、では早速お願いします。

杉原 愛彩【図書館】[(50) <= 50] →「Regular(成功‐通常)」

  何とか成功されたようですね、では描写を。
  その本棚は三段にぎっしりと本が入れられた、小さな棚でした。
  本棚にはかなり古めかしい文学作品が置かれています。
  中世以降のヨーロッパの作家が書いたものが多い。
  それらは一見すると、魔女や中世の怪物的なモノについての内容の様でした。
  さて、それらの本を読んでいる内に、一枚のメモがはらりと足元に落ちる。
  どうやら、本と本の間に挟まっていたようです。
  では、内容はまた別ページにて記載させて頂きます。

 《栞のメモ》
 本に挟まっていたメモ。
 吸血鬼の増殖法、吸血鬼の血を摂取する事による利点と欠点が書かれている。
 また、全部で約450字という、普通の栞だったら書ききれない程の文章量であった。

KP:さて、それでは次は鳥津さんの番ですね。
  どうされますか?
鳥津「そうだな…じゃあ俺は、左側のロープでも調べてみるか。」
(ioriさん:てことで変な仕掛けは無いか、取り外し可能か色々見てみます。)

  判りました、それでは描写を。
  それは天井の装飾に結び付けられたロープです。
  やや太めの物ではあるが、長い年月が経っているのか、
  少し痛んできているようでした。
  いつ誰が、どういう目的で、此処にロープをぶら下げたというのでしょうか。
  では先程挙げられた探索内容ですが、特に仕掛けは無いようです。
  そして取り外すにも結び目がしっかりしており、外す事も難しいです。
  もっとも、ロープ自体が古いので使用中に千切れると言う可能性は高いでしょう。
  無理に持って行く程の重要性は無いと、貴方は思いました。
  …さて、他に何か調べる点はありますか?
(ioriさん:いや、十分です。有難う御座います。)

KP:はい、それでは…マイケルさんは、流石にお話のネタは無いですよね?
(猫神さん:はい、パスしてくれて大丈夫です。)

  判りました、それではまた愛彩さんからどうぞ。
(くぼっち:んじゃあ、次は机でも調べてみましょうかね。<目星> は必要ですか?)

  そうですね、折角なので振ってみましょうか。  

杉原 愛彩【目星】[(38) <= 50] →「Regular(成功‐通常)」

KP:成功ですね、では描写していきます。
  貴方は部屋の中央にある机を調べました。
  しかしこれと言った物は何も出てきませんでした。
(くぼっち:出てこないんかーいw)
  はい、特に何も意味のない物ですね、ただの読書用スペースかと。
  ではお次は鳥津さんで宜しいですか?
(くぼっち:はい、交代しますー。
ioriさん:はーい、んじゃ暖炉調べに行きまーす。)

KP:はい、それでは暖炉の描写ですね。
  暖炉には僅かに燃やした後の残骸があります。
  煤のような物は残っているが、その状態から、
  長い間使われていない事は容易に推察が付くでしょう。
  では追加で何か調べますか。
(ioriさん:んー、じゃあ煤に何か埋もれていないか軽く払ってみます。)
  成程、では追加で描写を。
  貴方は手で軽く払ってみましたが、特に何も見つかりませんでした。
  これ以上の物は特に無さそうです。
(ioriさん:そうですか…じゃあ大丈夫ですわ、次の人にまた繋げます。)

KP:判りました、それではまた愛彩さんどうぞ。
(くぼっち:そうですね…一通り探索し終えたっぽいので、
      鳥津さんと情報共有しておきますかね。)
愛彩「鳥津さん、こっちは探索終わりました。
   んで、こんなメモが本に挟まってました。」
鳥津「おぉ、サンキュー。こっちは特に何も見つからなかったわ。」
愛彩「まぁこのメモだけでも十分な収穫ですね、
   とりあえず他に調べてない所が無ければ、
   マイケルさん所に合流しましょうか?」
鳥津「だな、こっちも一通り調べ終わったから大丈夫そうだ。」
愛彩「んじゃ、この部屋から出ましょうかね。」
(くぼっち:てことで退出して合流しますー。 ioriさん:同じく退出します。)



 ● 別館1F‐大広間 ●

KP:はい、それではお二人とも退出してマイケルさん達と合流したという事で。
マイケル「おぉ、ご苦労様ですぅ。何か見つかりましたか?」
くぼっち「えぇ、こんなメモを見つけました。割と有用かもしれませんね。」
鳥津「こっちは何も見つからなかったわ。
   と言うかあんな張り紙しておいて何も無かったから、警戒して損したわ。」
愛彩「まぁまぁ、こんな危ない所で警戒心ゼロよりはマシですから。」
KP:では情報共有も終わったという所で、また先程の未探索場所まで進まれますか?
(くぼっち:そうですね、お願いします。
ioriさん:はーい。  猫神さん:同じくー。)



 ● 別館1F‐廊下 ●

KP:はい、それではまた描写していきます。
  貴方達は突き当りの扉を潜り、またこの廊下に戻ってきました。
  次は何処へ向かわれますか?
愛彩「ぁ、そう言えば一番奥の扉って、まだ調べてませんでしたっけ?」
マイケル「そうですねぇ、まだ手前2箇所の扉しか入ってなかったような。」
鳥津「成程、んじゃ一応 <聞き耳> 立てとくか。」
KP:はい、それではまずは扉の描写から。
  貴方達はしっかりと目を凝らせば、
  それが鮮やかな青い色の扉である事に気が付くでしょう。
  では此処で <聞き耳> を振ってみましょうか。

鳥津 九朗【聞き耳】[(11) <= 40] →「Hard(成功‐上位)」

  成功ですね、ただ音は何も聞こえません。
  ついでに、技能無しで得られる情報もお伝えします。
  扉には鍵がかかっているようで、幾ら力を入れても開きそうにありません。
  此処だけ鍵穴の形状が特殊で、何か四角の穴が開いています。
  キューブ上の何かを差し込む必要があるのかもしれません。

鳥津「成程…何も聞こえないし、開きそうにもないな。
   んで此処に鍵穴らしき物がある。」
マイケル「おや、本当ですねぇ。
     ただしこのような四角い鍵穴は初めて見ましたよぉ。」
愛彩「うーん、これまでにもこの穴に入りそうな物は無かったですし、
   後回しでしょうかね?」
鳥津「っぽいな。んじゃ最後は、あの階段か。」
愛彩「そうですね、じゃあ向かいましょうかね。」
マイケル「はーい、私も付いていきますよぉ」

KP:では、皆様は階段に向かわれると言う事で描写を進めていきます。
  貴方達は2階へ登るための階段に向かいました。
  しかしその薄暗い階段の登り口に、地下にあった物と同じような、
  格子上の扉があります。
  ただ錠前のようなものはついておらず、扉の部分には針金のような物が
  ぐるぐると巻かれています。
  これをなんとか外さなければ、上階に向かう事はできない。
愛彩「うーん、これまた面倒な作りですね…」
鳥津「だな、ご丁寧に何度もぐるぐる巻きにしてやがる。」
マイケル「Oh,流石の私も力技では無理そうですねぇ。」
鳥津「そう言えば、少し前に見つけた薬品はどうだ?
   この部分だけ溶かせるんじゃないか?」
愛彩「えぇ、それは私も考えたんですけど、
   それは「物を壊すな」って言うルールを破る事になるんじゃないかと思って。」
マイケル「一理ありますねぇ…しかしこれ、素手で取るにしても頑丈ですよぉ?」
KP:そうですね、ちなみに素手で外そうとした場合、
   長い時間と直接的なダメージが入ります。
愛彩「うぅぅ…やっぱり硝酸を試すしか無いですかね…」
鳥津「っぽいな。まぁこれまで探してきた中に使えそうな物は
   これくらいしか無かったし、
   これぐらい許してくれるっしょ。」
マイケル「物は試し、とも言いますからねぇ。ひとまず試してみましょう。」
愛彩「そうですね…分かりました、それじゃあ試してみましょうか。」

KP:はい、それでは硝酸を針金部分にかけるという事で進めていきますね。
  瓶に入った液体を垂らした瞬間、奇妙な音と微かな異臭と共に、
  針金部分が溶解し始めます。
  扉を固定するこの針金が全て溶けきるまでには、少し時間がかかるでしょう。
  …という事で、丁度良いタイミングですし、この辺で一旦休憩を設けましょうか。
  今からまた5分後くらいにでも再開しましょうか。
(ioriさん:はーい。 くぼっち:お疲れ様ですー。
猫神さん:今の内にトイレ行っときますー。)

  ( 約7分後 )





 - - - - - 《第5章:別館‐後編》 - - - - -

[簡易ステータス]
・マイケル < HP:14 MP:12 San:59 幸運:40 >
・鳥津 九朗 < HP:14 MP:12 San:56 幸運:58 >
・杉原 愛彩 < HP:14 MP:14 San:68 幸運:50 >



 ● 別館2F‐廊下 ●

KP:では皆さんも集まられましたようなので、シナリオを再開させて頂きます。
(くぼっち:宜しくお願いしまーす。 ioriさん:お願いします。
猫神さん:お願いしますー。)

  貴方達が階段を昇ると、そこには先程よりも更に暗い廊下が拡がっていました。
  探索者は、自分達が深淵に潜り込んでいくような、
  そんな不安感を感じてしまうでしょう。
  右手側に扉のない部屋が 1 つ、そして奥には、更に上に続く階段が見えます。
  一体、何階建ての建物なのでしょうか。

  と、貴方達がそう思った刹那。
  突如として、周囲が靄のようなものに包まれる。
  そうして…空耳だろうか。
  ザワザワと貴方の周囲を這いまわる奇妙な音と、気配の群体。
  たちまち、迷宮に閉じ込められたかの様に、
  何方へ向かえば良いのか、分からなくなってしまう。
  此処は、先程まで居た館なのか? 本当に…?

  耳元で響く喧騒は、少しずつ大きくなっていきます。
  と、同時に貴方がた。いや、貴方は気が付くだろう。
  周囲に、今まで共に進んできた仲間の姿も、声すらも聞こえない事に。
  突然の事に焦りや恐怖を覚えるかもしれないが、更に悪いことに。
  それらの悍ましき声は間違いなく、貴方に囁きかけてきていました。

  この非日常の中では、貴方自身の選択が、あまりにも容易に。
  貴方自身を害し得る事を、知らなくてはなりません。

  では、ルールを説明していきましょう。
  これより暫くの間、探索者としての発言は禁止です。
  皆様は音声をミュート状態にして頂き、
  PL としての発言も最低限しか行わないでください。
  これは相談をせずに各自で選択して頂くためです。

  では探索者の皆様は、先程私が用意しました個人チャットにて、
  各自で自身の行動指針を決定して頂きます。
  此方からは文章を送りますので、それに対する回答を送ってください。
  では、皆様のミュート状態が確認でき次第、描写に移らせて頂きます。

  ……。
  皆様のミュートが確認できましたので、描写を始めさせて頂きます。



 ● ????‐?? ●

KP:貴方の身体は今、館とは全く違う空間にある。
  周囲は靄に包まれており、一寸先を見通すのも困難を要するだろう。
  身体に纏わりつく空気は異様に重く、足を動かすことはできない。

  『誰も知らない 秘密の話。
               知りたい? 知りたい?』

  そのような声が聞こえた気がします。
  探索者は《聞き耳》《目星》のいずれかを振るか、
  或いは『何もしない』を選んでください。
  此処での成功失敗如何によって、次の選択肢が変化します。

鳥津 九朗【何もしない】
マイケル【なにもしない】
杉原 愛彩【何もしない】

  ……さて。
  貴方がそうしていると、自身の身体を包む空気感が、
  突如ガラリと変わった事に気が付いた。
  周囲を見回すと、相変わらずの靄がかかっている様な状態ではあったが、
  先程よりも鮮明に奴らの姿が見える。

  『話したいな あなたと 話がしたい』

  探索者は《聞き耳》《目星》のいずれかを振るか、
  或いは『何もしない』を選んでください。
  ここでの成功失敗如何によって、次の選択肢が変化します。

鳥津 九朗【何もしない】
マイケル【なにもしない】
杉原 愛彩【何もしない】×2

  ……。
  目を閉じても、其処に或る。
  耳を塞いでも、嗤い唄う声が。

  『あなたのすべてがほしい』

        『あなたのいばしょはここじゃない』

  『出ておいで 人間さん』

      『とっておきの秘密、教えてあげるから』

  ……では、先程同様に、何かしらの行動をお願いします。

鳥津 九朗【何もしない】
マイケル【なにもしない】
杉原 愛彩【何もしない】×3

  ……。
  では、生還の判定に移ります。
  今回は皆様が同じ結果のようですので、統一して描写致します。
  貴方が気が付くと、そこは元いた薄暗い洋館の廊下でした。
  見ているだけで不安になる靄も、得体のしれない生命体も、
  此処には居ません。
  他の探索者達は無事だろうか? そう、貴方は思った事でしょう。
  それでは、皆様はミュートを解除しても大丈夫です。
  そしてRPをしておきましょうかね。
  それぞれの会話を宜しくお願いします。



 ● 別館2F‐廊下 ●

鳥津「…ったく、やっぱり来やがったな。気分悪ぃわ。」
マイケル「まぁ大方予想は出来ていましたしぃ、余裕ではありましたね。」
愛彩「ぁ…やっぱり、夢では無かったんですね。
   皆さんも無事で何よりです、リゼさんは…大丈夫ですか?」
リゼ「…驚きました。いきなり皆さんが消えたと思ったら、周りが白くなって…。
   少し、怖かったです。」
鳥津「とりあえず、これであの脅威も去ったって事で良いのかな。」
愛彩「ですね……でも一応、この廊下の壁を一通り調べておきましょうか。
   あれが催眠ガスとか、何かしらの仕掛けで発生したとすれば、
   対策を施しておかないと二の舞になるかもしれません。」
マイケル「成程ですね、ではお願いしておきましょうか。」
KP:ぁー…分かりました、それでは <目星> を振ってみましょうかね。

杉原 愛彩【目星】[(15) <= 50] →「Hard(成功‐上位)」

(くぼっち:おぉ、成功。)
KP:ぁー……確かに成功は成功なのですが、
   これ先程の個人チャットで振られていますね。
   流石に皆様には結果画面を共有できないので、
   メインページにてもう一度振り直して頂いても宜しいですか?
(くぼっち:あららら、んじゃもう一度振りますねー。)

杉原 愛彩【目星】[(28) <= 50] →「Regular(成功‐通常)」

(くぼっち:うん、ちゃんと成功した。)
KP:ふー…はい、それでは描写していきますね。
  貴方は廊下の端から端まで壁伝いに調べてみましたが、
  特に気になる物は見つかりませんでした。
愛彩「んー……どうやら、目立った仕掛けは無さそうですね。
   他は床と天井かな? ぁー、でももう歩き回ってるから
   床も気にしなくて大丈夫かな。
   ひとまずさっきの原因は分かりませんでしたが、今は大丈夫そうですー。」
(くぼっち:てことで、私の探索は以上になります。次の方に交代しますね。)

KP:はい、それでは他の方で探索される方はどうぞ。
鳥津「んじゃ、俺は扉でも調べるか。」
(ioriさん:てことで、唯一の扉に <聞き耳> 立ててみます。)

KP:はい、それでは描写しますね。
  ですが技能は必要なさそうです。
  貴方は右手側の扉に <聞き耳> を立てようと思いましたが、
  そもそもその部屋には扉が付いてない事に気づきました。
  部屋には自由に出入り出来るうえに、
  特に生物の居るような気配も感じられません。
  では、中に入ってみますか?
(ioriさん:お願いしまーす。 くぼっち:ぁ、私もついていきますー。
猫神さん:同じく入りますー。)



 ● 別館2F‐棺の部屋 ●

KP:それでは、皆様はこの部屋に入るという事で描写していきます。
  そこは壁際に僅かに灯るランタンが取り付けられている以外には、
  とても殺風景で、何も無い部屋でした。
  部屋はかなり広い。しかし、ここは空き部屋であるかのように、
  ガランとしており、何も置かれていない。
  では順番的に、マイケルさんでしょうね。何か行動されますか?
マイケル「んじゃあ、何か落ちて無いか調べてみましょうかねぇ。」

  では、<目星> をお願いしましょうか。

マイケル【目星】[(89) <= 25] →「Failure(失敗)」

(猫神さん:やっぱり駄目でした…)
KP:致し方ないですね。それではまた、愛彩さんからどうぞ。

愛彩「じゃあ私も、周りに何か無いか調べてみますね。
   流石にお部屋の中に何もないって言うのも変な話ですし。」
KP:判りました、そう言えば愛彩さんはライトを所有されているのでしたっけ。
(くぼっち:はい、暗い場所では携帯電話のライトを活用しております。)

  成程、それでは技能無しで見つけられたと言う事で描写させて頂きますね。
  貴方はこの部屋の中央付近の床に僅かに、凹みのようなものを見つけます。
  凹みは二つ並んでおり、その形状は、前辺が短い辺で、後辺が長い。
  縦長の五角形のような…。…以上になります、何か思いついた事があればどうぞ。

愛彩「前方が短くて、後方が長い……前方後円墳?」
(ioriさん:プッww  猫神さん:古墳?ww)
愛彩「いや、円形じゃないから古墳では無いか、
   そもそも本物の古墳はこの屋敷よりも大きいし。
   となると、五角形……。」
(くぼっち:あの、その凹みの形は棺桶の形と似ていますか?)
KP:うーん、そうですね…… <アイデア> 振っちゃいましょうか。

杉原 愛彩【アイデア判定】[(33) <= 80] →「Hard(成功‐上位)」

  はい、それは紛れもなく棺桶の形と一致します。
  そして貴方はこれが、棺桶の置かれていた痕だと気が付くでしょう。
  長い間ここに置かれていた為に、床に凹みが付いてしまったようです。

愛彩「成程……皆さん。多分此処、棺桶が2つ並んでいた場所かもしれません。
   私達が本館1階で見た棺桶も、元々は此処に置いてあった物かも。」
マイケル「ふむ、言われてみれば確かに、凹みの大きさが似ていますねぇ。」
鳥津「あ? でも一体何の為に移動させたんだ?」
愛彩「いえ、今の段階では私もよく分かりません。…それともう一つ。
   私の記憶が正しければ、2つ目の棺桶はまだ見つけてない筈です。」
鳥津「だな、俺も2つ目を見た記憶は無いな。」
愛彩「じゃあ、この先に2つ目の棺桶が出てくる可能性もありますね。
   もしかしたら、今度は中身入りかもしれません。」
マイケル「うーん、用心しなければ、ですねぇ。」
鳥津「ひとまず、これで調べれる所は一通り終わったかか?
   何もないなら、次に進もうかと思うんだが。」
愛彩「ぁ、私。もう少しだけ調べようかと思います。
   流石に棺桶だけしかない部屋とも思えませんし、
   ひとまず壁に何か無いか探してみますね。」

KP:んーと、愛彩さんは壁を調べられるという事でしょうかね。
  それでしたら、先程その行動を取られていますので、
  愛彩さん以外の方でないと行動できませんね。
(くぼっち:ぁ、いえ。私が調べるのは廊下の壁では無くて、
      この棺桶が元々置かれてた部屋の壁です。)
KP:あー成程、それでしたら大丈夫です。
  ただ技能は必要なさそうですね。
  貴方はこの部屋の壁を調べましたが、特に何も見つかる事は無いでしょう。
(くぼっち:成程…有難う御座いました、私の探索は十分そうです。)

鳥津「んじゃ探索も終わったみたいだし、行くか?」
愛彩「ですね、早速次の階に行きましょうか。」
マイケル「了解デース、同じくついていきますよぉ」



 ● 別館3F‐屋根裏 ●

KP:では、貴方達は階段を昇るという事で描写をしていきます。
  貴方達は、その古ぼけた階段を昇っていきます。
  息遣い、足音。それ以外は、何も聞こえない。
  光源が無くなった事で、視界も段々と黒く塗り潰されていき、
  やがて階段を昇り切った頃には、すっかりと真っ暗な空間だった。
  貴方達が持っているライト以外には、完全な暗闇が目の前に広がっています。
  静寂の包む、この空間。
  立ち入った瞬間から、何か自身の身体の表面がピリピリとし、
  どうにも落ち着きません。

  そうして、暗闇の奥へと光を向けた探索者は、気が付くでしょう。
  そこは、貴方達が一般に想像する、屋根裏部屋の様相をしていました。
  そして、部屋の中央に鎮座する黒い大きな台。
  その上に、手のひら大ほどのサイズの、
  仄かな青い光を放つ何かが置かれていました。
  ここより上に続く階段はなさそうです。
  ここが、この館の最上階なのかもしれません。

  さて、此処でまた探索に移りますが、
  鳥津さんと愛彩さんはそれぞれライトを所持しているという事ですので、
  探索技能におけるマイナス補正は取り除かせて頂きます。
  それではまた、行動宣言がありましたらどうぞ。

愛彩「ん…何やら、あらかさまに怪しい物がありますよね。
   ひとまず、これは置いといて他の所を調べておきましょうか。」
鳥津「だな。じゃあ俺は、その青いのに触れずに外見だけでも見てみるか。」
KP:判りました、それでは <目星> をお願いしましょうか。

鳥津 九朗【目星】[(39) <= 80] →「Hard(成功‐上位)」

  成功ですね、では描写を。
  その青い光の正体は、キューブ上の箱のような物でした。
  それは丁度、少し前に貴方達が見てきた、あの開かなかった扉。
  あの扉にあった窪みにピッタリ入りそうな大きさの物でした。

鳥津「んー…んじゃこいつは鍵になるのか。
   でもまぁ一旦探索を終えるまでは触れないでおくか。」
愛彩「じゃあ続けて私はその下の、台みたいなのを調べてみますね。」
(くぼっち:てことで、何か書かれてたり付いてたりしないか見てみます。)
KP:判りました、それでは <目星> を振ってみましょうかね。

杉原 愛彩【目星】[(9) <= 50] →「Extreme(成功‐極度)」

(くぼっち:いくすとりぃむ!)
KP:Oh……分かりました、お伝えしましょう。
  その台の表面には特に何も書かれておらず、
  付属物も青い光以外には無いようです。
  また、その台の形は細長い5角形で、貴方達が今までにも見たような箱型でした。
(くぼっち:つまり、2つ目の棺桶ですか?)
  …そう言う事になります。
(くぼっち:いぇーい!)

愛彩「あのー、皆さん。この台みたいな奴、
   さっきの部屋で言ってた、2つ目の棺桶っぽいです。
   あの…この青い奴。このまま取ったら、多分ヤバい事になりそうです。
   取らない方が良いかもしれないです。」
鳥津「ぁー……まぁ、そうだろうな。でも結局それ、取らなきゃダメなやつじゃない?
   あの唯一開けれてない扉の鍵っぽいし。」
愛彩「ぅー…でも取ったら絶対ヤバい事になりそうですよね……
   ひとまず、周りに何か対策出来そうなものが無いか探してみます。」
(くぼっち:てことで部屋の周囲を調べてみたいんですけど…
      ぁ、猫神さんの番でしたっけ。
猫神さん:いや、僕は大丈夫ですよ。ライト持ってないし、
      くぼっちさんの方が探すの有利と思います。
くぼっち:有難う御座います、ではお言葉に甘えて。)

KP:はい、それでは周囲の描写をしましょうか。
  ちなみに技能は必要なさそうです。
  視界は闇に閉ざされています。
  ライトを向けても、光は屈折し空間はまともに照らされません。
  「闇に呑み込まれる」と言うのは、こういった情景を言うのでしょうか。
(くぼっち:んーと、壁伝いに移動でも駄目ですかね?)
  成程、では追加で描写を。
  貴方は壁伝いに何か情報が無いか調べましたが、
  特に有益な物は得られませんでした。
  此処は屋根裏部屋の構造をした場所であるという事しか解らないでしょう。

愛彩「ぅ~……レーテさん。何か、妙案は思いつきませんか?」
レテ「…正直な所、取るしか選択肢は、用意されていないと思う。
   でも、確かに愛彩の言う通り、素直に取るのは危険。
   愛彩が怖いなら、私がする。」
マイケル「いやいやぁ、そんなの女の子にさせる訳には行かないよぉ。
     だから、その役は僕が引き受けようかな。」
鳥津「まぁ此処は、男性陣の出番かな。俺らがやるから、二人は少し下がってて。」
愛彩「ん…有難う御座います。では、お言葉に甘えて。」
リゼ「同じく…ありがとう。」

KP:では、いよいよキューブを取るという事で宜しいでしょうかね。
(ioriさん:えぇ、一応俺はいつでも撃てるように銃は構えておきます。
くぼっち:同じく、両手で握ってすぐ狙えるようにしておきます。
猫神さん:僕はー…あぁ、キューブを取る係ですね。
      最前線でリゼさんを庇えるように立ちながらキューブを取ります。)

KP:判りました、それでは描写を始めていきます。
  キューブを手に取った瞬間。
  突如として、鐘の音が部屋に…いや、洋館中に鳴り響く。
  そうしてその直後。
  「ギギギ」と微かな音が、キューブを手に取る探索者の足元から聞こえます。
  そうして貴方達は再び思い出す。
  このキューブは、あの黒い棺の上に乗っていたのだ。
  つまり、この音の正体は…
  そう考え始めたのと、リゼの叫び声が聞こえたのは、同時でした。

リゼ「はやく、そこから離れて!」

  視線を落とすと、今までがっちりと閉まっていた蓋が、少し横にずれていた。
  そして、その淵にいつの間にか、手が飛び出してきているのを
  貴方は視認してしまう。
  それは人間の手とは思えないほどに白く、動物的本能から恐怖を感じるだろう。
  では此処で、皆様は <Sun値チェック> をお願いします。(SANc_0/1d3)

(くぼっち:ぁー、一応私達この事を予測出来てたと思うんですけど、
      ある程度緩和されたりしないでしょうかね?)

  んー…流石にそれは難しいですね、
  これは超自然体の存在において、
  初めて実物を目視したという描写に当たりますから。
(くぼっち:そうですか、じゃあ仕方ないですね。潔く受け入れます。)

KP:はい、それでは皆様判定をお願いします。

鳥津 九朗【SAN値チェック】[(71) <= 57]
     1D3 → 3  SAN : 57 → 54
マイケル【SAN値チェック】[(1) <= 59] →「Critical(成功‐最高)」
      CT : 0 → 1
杉原 愛彩【San値チェック】[(59) <= 68] →「Regular(成功‐通常)」

(猫神さん:お、クリティカル出た。  くぼっち:おぉー、おめでとうございます!)
KP:本シナリオで2回目のクリティカルですね、おめでとうございます。
  マイケルさんは CT を+1にしてください。

  …では判定も終わったようですので、続けて描写します。
  リゼは銃を構えていた鳥津さんと愛彩さんの手を引き、
  この場から撤退するように急かします。
  そしてリゼ曰く、

リゼ「隙を付かないと、まともに当てるのは不可能。
   とにかく、此処では暗すぎて戦えない…!」

  …さて。皆さんは、どうしますか?

(ioriさん:まぁ流石にリゼさんの言う事だからなぁ…素直に銃を引っ込めて従います。
くぼっち:同じく、撤退指示に従いますね。一応背後を気にかけながら。
猫神さん:僕も同意見ですね、撤退します。)



 ● 別館2F‐廊下 ●

KP:はい。それでは皆様は撤退するという事で、また描写の方をさせて頂きます。
  貴方達が急いで階段を降りると、突如として廊下の正面から、
  無数の透明の人間達が襲いかかってきました。
  では此処で全員 <回避> を振ってください。
  ちなみに此処で回避に失敗した場合、それが身体を突き抜けた不快感から、
  <San値チェック>が入ります。(SANc_0/1)

鳥津 九朗【回避】[(45) <= 32] →「Failure(失敗)」
      幸運 : 58 → 45
マイケル【回避】[(85) <= 22] →「Failure(失敗)」
    【SAN値チェック】[(46) <= 59] →「Regular(成功‐通常)」
杉原 愛彩【回避】[(86) <= 35] →「Failure(失敗)」
     【San値チェック】[(90) <= 68] →「Failure(失敗)」
      SAN : 68 → 67

  では、回避に失敗したマイケルさんと愛彩さんは少し気分が悪くなり、
  まともに走ることが出来なくなってしまうでしょう。

リゼ「私の肩を貸す。もう少し、きっとそのキューブがカギになっているはず。」
鳥津「解った、じゃあ俺はマイケルを支える。リゼはそっちを任せた。」
愛彩「っ…有難う御座います、私はまだ頑張れます。」
マイケル「助かります。にしても、いつもとは違う感覚に慣れませんねぇ。」

KP:では、皆さんは互いに支えられながら階下に向かう事でしょう。
  それでは、無事に階段を降りれたという事で描写を続けていきます。



 ● 別館1F‐廊下 ●

KP:貴方達は一階に辿り着き、目の前の扉にキューブを差し込みます。
  すると「ガコリ。」とカラクリがはまる音と共に、
  扉が重苦しい音を立てながらひとりでに開いていきます。
  …そして次の瞬間。
  中から溢れ出した眩しい光が、貴方達を照らすでしょう。
  その部屋は、この暗鬱とした館の中では異様な事に、
  神々しいとも言える色を全体に纏っていた。



 ● 別館1F‐転移門の部屋 ●

KP:縦長の部屋を奥に進むと、天井、壁、床。
  それらは蒼く輝いており、そしてその中央にはキラキラと輝きながら宙に浮かぶ、
  巨大な青い宝石がありました。
  その幻想的な空間に目を奪われつつも、貴方達はある事を思いだす。
  ヴァ―ソロミューという者が記述していた、
  脱出のための『転移装置』。
  それはまさに、目の前のこの宝石なのではないかと。

  正確には分からないが、これが置かれてからは、
  かなり長い年月が経過している筈です。
  未だその機能を備えているかは分からない。
  それに冷静に考えれば考える程、目の前の現実は空想的な非現実性を
  持ち合わせている事を実感してしまうでしょう。

  しかし、今この状況をなんとか打破する為には。
  そして、この館から脱出するには、この方法しかないと言うのも事実でした。
  貴方達はまるで、その光に引き寄せられるように。
  部屋の中央へと、歩みを進めるかもしれません。

  ただ、その時。
  貴方達の後方で、リーゼロッテがぽつりと、こうつぶやいた。

リゼ「じゃあ、皆とはここでお別れだね」

  彼女はそう言うと、くるりと踵を返し、開いた扉に手を掛ける。
  ……それでは、RP を始めて行きましょう。



リゼ「私は、この先に行けない。
   此処には吸血鬼の血を弾く、結界のようなものが張られている。
   何時からか、何故なのか、それは分からないけれど…
   私はどうやら、既に吸血鬼の血を、身体に含んでしまっているらしい。
   …だから、これ以上は、門に近付けない。

   その門の先。…何処に繋がっているかは分からないけれど、
   この館の外に繋がる、転移魔術の類であるのは確か。
   私も数度しか見た事が無いけれど、それは間違いない。

   …時間がない。
   アレが、いつ此処に来るのか分からない。
   その転移門は、信頼していい気がする。
   早く、脱出して。
   …私は、相打ち覚悟で、この気配の元を倒す。」

(ioriさん:じゃあ俺は、その言葉を聞いて小瓶に入ってる血を飲みます。
くぼっち:ぇ…じゃあ私は、すかさず鳥津さんの行動を制止します。)

KP:おや、対抗ですか?
  それでは DEX で判定処理をしましょうかね。
(ioriさん:いや、いい。俺が止められた事にします。)

鳥津「…なに?」
愛彩「私は、その血を飲む事によって起こり得る、副作用を知っています。
   それを飲めば、記憶が無くなるかもしれないんですよ。」
鳥津「だから、何?」
愛彩「記憶が無くなれば、敵味方関係なく暴れる可能性もあります。
   貴方が護ろうとしているものも護れなくなるんですよ?」
鳥津「だから何だってんだよ、このまま勝てるとでも思ってんのか?」
愛彩「だからって血を飲む程じゃないでしょ!
   貴方の手でリーゼさんを×すつもりですか!?」
鳥津「ったく……どうすんだよ、勝算でもあんのか?」
愛彩「幸い、私達には銃が2丁あります。これである程度は応戦できるかと。」

リゼ「……。
   叶うならば、貴方達にはこのまま逃げて欲しい。
   ただ…私は、貴方の選択に干渉する権利を持たない。
   貴方がそう望むのなら、私はそれを尊重する。
   …貴方は、本当にそれでいいの?」
鳥津「あぁ、元々引くつもりはねぇ。
   何なら血でも何でも飲んでやる、まぁこいつに止められたがな。」
マイケル「黙っていましたが、私も同感ですよ。
     此処で引いては、男が廃ると言う物です。」
リゼ「そう……。…愛彩さんは?」

愛彩「……。」
(くぼっち:無言のまま行動します。
      初対面時同様、目を見つめながら間合い50cmまで近づき、
      かがんでリーゼさんと目線を合わせます。
      その間に、相手の反応を <心理学> で情報を得られますか?)
KP:判りました…でもこの際ですので、判定は免除させて頂きましょうかね。
  初対面の時に1度成功させておりますし。
(くぼっち:有難う御座います、本当助かります。)

  では心理描写を。
  リゼは至って真剣な表情で貴方を見つめ返しますが、
  その瞳には少し悲しそうな感情が読み取れるでしょう。

(くぼっち:成程…分かりました、続けて発言に移ります。)
愛彩「……うん。
   最初の時よりも、ちゃんと感情がありますね。
   判りました、私は貴方を信用します。
   私も皆さんと同様に、貴方と一緒に吸血鬼の討伐に向かいます。」

リゼ「……。此処を出れば引き返せない。貴方達は、本当に良いの?」
鳥津「当たりめぇだろ。」
マイケル「男に二言は無いのですよ?」
愛彩「逆に、今更「嫌だ」なんて言えないでしょ?」
リゼ「……分かった…ありがとう。
   私ももう、貴方達に引き返せなんて言わない。
   そして、貴方達の覚悟が決まっているのなら…これを渡しておく。」

KP:そう言って、リゼは自身の所有していた銀の銃を1丁、貴方達に渡しました。
(くぼっち:えっと…この場合は、立ち位置が一番近い私が受け取る形でしょうかね?)

  そうですね、なんせ間合い50cmですから。(笑)
  では、愛彩さんは銃を1丁受け取って下さい。

愛彩「…有難う御座います。でも、リゼさんは大丈夫ですか?
   銃、使えなくなりますよ?」
リゼ「大丈夫。私は、これがある。」
KP:そう言ってリゼは、貴方に2本のダガーナイフを構えて見せました。
リゼ「このナイフは、訓練していた時からずっと持ってる、特別な物。
   だから、私はこっちの方が慣れてる。」
愛彩「判りました。じゃあ、有難くお借りしますね。
   …ぁ、でもこれだと、私は銃を2丁持ってることになりますね。
   マイケルさん、お一つを受け取って頂いても良いですか?」
(くぼっち:と言って、中庭で見つけた方の銃をマイケルさんにお渡しします。)
マイケル「あぁ、分かりました。有難く受け取りましょう。」

鳥津「んじゃ、準備も出来たし。早速行くか。」
リゼ「分かった。
   気配がするのは、最初に私達が出会ったあの、
   広いエントランス・ホールの方角。
   きっとそこに、奴は居る。」
愛彩「ぇ…それって、もしかして相手は此処を素通りしたって事ですか?」
リゼ「そう言う事だと思う、何故見過ごしたかは分からない。
   でも、私にも吸血鬼の血が含まれているから、
   相手の気配はある程度鮮明にわかる。
   この情報は、信じても良いと思う。
   此方としても、明かりや広さは十分に確保されているから、戦いやすい。」
愛彩「判りました、じゃあ決戦はその場所になりますね。」
マイケル「さぁ、いよいよボスとの直接対決ですかねぇ。」
鳥津「あぁ…うまく行けば良いがな。」

KP:では、皆様は吸血鬼討伐に向かうという事で描写を進めていきます。
  貴方達はリーゼロッテを先頭に、その転移門の部屋を出ました。
  希望の青い光を背に、再び闇の渦巻く館へと戻ってきてしまったのです。



 - - - - - 《第6章:vs BOSS》 - - - - -

[簡易ステータス]
・マイケル < HP:14 MP:12 San:59 幸運:40 CT:1 >
・鳥津 九朗 < HP:14 MP:12 San:54 幸運:45 >
・杉原 愛彩 < HP:14 MP:14 San:67 幸運:50 >



 ● 本館1F‐エントランスホール ●

KP:そうして、ホールに続く扉を開けた瞬間。
  腹の底にまで響くような低い声が鼓膜を揺さぶる。
  その音は、まさしく貴方の天上から聞こえていました。

??『お陰様で目が覚めたよ、気分は上々だ』

  階段の上のバルコニー。
  一人の長身の男が、階下の貴方達を見下ろしていました。
  そうして、すぐに貴方は悟る。
  貴方が相対するソレは人ではない、同族ではない。
  長身の屈強な体躯は、自身の身体が小さく思える程に大きく。
  開けた口元から見える純白の牙は、貴方の本能的な恐怖を煽るだろう。

  この男こそ、この存在こそ。遥か古来より人を脅かす魔性の存在。
  闇へと生者を引き摺りこむ、恐怖と冒涜の象徴。
  世界に恐れられ忌み嫌われる、著名な怪物─人を惑わし血を啜る悪魔、
  『吸血鬼』であると。
  では此処で、伝説の存在に出会ってしまった貴方達は、
  <San値チェック> を行いましょう。(SANc_0/1d8)

鳥津 九朗【SAN値チェック】[(99) <= 54] →「Failure(失敗)」
      1D8 → 8  SAN : 54 → 46 (不定狂気)
      狂気の発作(リアルタイム)(5) > 重要な人々:
      探索者のバックストーリーの重要な人々を見直す。
      探索者はその場にいた人物を、自分にとっての重要な人々だと思い込む。
      人間関係の性質を考慮した上で、探索者はそれに従って行動する。
      また、この狂気は[1D10]ラウンド続く。( [1D10] → 6ラウンド)
マイケル【SAN値チェック】[(42) <= 59] →「Regular(成功‐通常)」
杉原 愛彩【San値チェック】[(42) <= 67] →「Regular(成功‐通常)」

KP:そうして、男は不気味な笑みを浮かべ、更に言葉を続ける。

アル『我が名はアルフレッド。
   神に反抗せし偉大なる種族、吸血鬼が一柱である。

   一つ、お前たちに質問をしよう。
   何故、貴様らは藻掻き生きる?
   お前達は、この世に死ぬ為に産まれてきた。
   互いに×し合い、他者の血を啜り、偽りの幸福の中で
   生の実感を辛うじて得ていたに過ぎぬ。
   その身は神の玩具であり、魂は儚き夢である。

   そこの金髪のお前。
   お前は考える事に疲れぬか?
   死に怯える事の無い、人の世の摂理から解き放たれた存在に憧れぬか?
   お前が望むのなら、我が同胞にしてやってもよい。
   生前の記憶は忘れてしまうが、直にそのような物などどうでも良くなる。
   我と手を合わせ血を交わらせ契約を執り行うだけで、
   お前は、永遠の存在になれるのだからな。
   …さあ、どうだ? 力が欲しくないか?』

(猫神さん:えーっと…このグループの中だと、マイケルに当たるんでしょうかね?)
KP:そうですね、吸血鬼はマイケルさんを指さしています。
マイケル「Ahhahahaha! とても面白い提案だ!
     確かに、人間の理を外れた存在になるのも悪くない話だねぇ!
     …面白い話をしてくれてありがとう。でももう十分だよ。
     家出なんかやめて、さっさと神様の所へお帰り。」
(猫神さん:そう言って相手に銃を向けます。)

アル『フッ……ハハハ。
   お前は、お前達は実に楽しき存在だ。
   俺の供物でありながら逃げ出し、そうしてそこな女の為に、
   再び此処に戻ってきた。
   安心せよ。貴様が死しても、その器は不滅なり。
   我が下僕たる隷従として、この館で永遠に生き続けるのだ。

   さあ、愚物ども。我が腕の中で』

愛彩「あのー、ちょっと良いですか?」
アル『なんだ? これからだという時に。』
愛彩「私達は、貴方の質問に答えました。
   今度は、貴方が私達の質問に答えるというのが、道理では無いでしょうか?」
アル『フン、この私が貴様ら下等生物の道理に付き合うとでも思っているのか?』
愛彩「あぁ、そうですか。折角なら、貴方様の本名を名乗って頂ける方が
   カッコよく決まるかなと思ったのですが…
   どうやら、それは叶いそうにありませんね。」
アル『…で、下らぬ戯言はそれで終わりか?
   ならば仕切り直しと行こうか。

   さぁ愚物どもよ。我が腕の中で、息絶えるがよい…ッ!!』



KP:では、戦闘描写を始めていきましょうか。
  尚、この戦闘においては特殊ルールを使用します。
  まず貴方達は「前衛」「後衛」という立ち位置を選ぶ事が出来ます。
  この立ち位置は自分のターンが来た際に入れ替わる事が出来ますが、
  移動のみで1ターンを消費します。

  そして次に立ち位置での効果。
  前衛では攻撃力・命中率が上がり、近接攻撃も行えますが、
  敵からの攻撃対象ともなります。
  後衛では近接攻撃が使えず、遠距離攻撃の銃のみの攻撃になりますが、
  敵の攻撃対象からは外れます。

  また、攻撃ターンの順ですが、
  最初は DEX の大きい順「リゼ・愛彩・鳥津・マイケル」の順に行動し、
  一番最後に吸血鬼が行動するという形になります。

  ちなみにリゼの初期位置は「前衛」で、自身は盾となりながら
  他探索者に後方支援を行ってもらう事を予定しております。

(くぼっち:えーっと…リゼさんって、
      何か攻撃を受け流せる方法とかあるんでしょうかね、)
KP:ん…リゼに直接相談するとなれば、それで1ターンを消費する事になりますが、
  それでも宜しいですか?
(くぼっち:いや、流石に勿体ない……
      うぅ、やっぱり此処来るまでに作戦会議提案しておくべきだった…
ioriさん:まぁ仕方ないか…俺、自分のターンが来たら吸血鬼の血を飲んで、
      リゼさんと前線に並んで戦います。
      効果は即時発生ですか?)
KP:いいえ、これは1ターン後に効果が得られますね。
(ioriさん:判りました、とりあえず後衛でターン待ちかな。
猫神さん:まぁ私も後方支援でしょうかね、吸血鬼相手だから1撃で死にそうだし。
くぼっち:…そうですね、私も後方支援に努めます。)

KP:判りました。それでは皆様の意見もまとまった所で、戦闘を開始していきます。
(ioriさん:ぁ、ちょっと待ってください。
      俺さっきのSan値チェックで不定狂気食らいました。)

KP:あぁ成程…狂気の種類は「重要な人々」ですね。んで継続は6ラウンドですか…。
  とりあえず鳥津さんはしばらくの間、、此処にいる人物の2人を
  それぞれ「姉」と「母」に見立てて行動してください。
(ioriさん:判りました、丁度女性キャラが2人居ますし…
      愛彩さんを母、リゼさんを姉として行動します。)

KP:そうですね、流石に男性キャラを母や姉に見立てるのは
  色々と不味い事になりそうですからね…。
(くぼっち:確かに、BL展開にもなりそうw  猫神さん:ですねぇw)

KP:では改めて、戦闘を始めていきましょうか。
  それではまず、リゼのターンから。

リゼ【魔術回避】[(67) <= 99] →「Regular(成功‐通常)」

(ioriさん:魔術回避…?  くぼっち:おぉ、回避方法あるんだ。)

KP:はい。判定に成功したので、攻撃を1回分、判定無しで回避する事が可能です。
  では次、愛彩さんどうぞ。
(くぼっち:んじゃあ、後衛より銀銃で攻撃します。)
愛彩「片膝を床に付けて安定した姿勢を保持。
   銃は両手で握り、両目は開いたまま相手を捉える。
   目前の銃は2つに見えるけど、片方を合わせれば問題ない。
   …後は引き金を引くだけ。」

杉原 愛彩【精神力判定】[(27) <= 70] →「Hard(成功‐上位)」
     【ダメージ計算(銀銃)】2D6 → 9

KP:…無事に攻撃できたようですね。
  それでは次、鳥津さんどうぞ。
(ioriさん:んじゃ、さっき言ってた血を飲むのは止めて、
      俺も同じように後衛から狙撃します。)
鳥津「ちっ、まぁやってやるよ。
   でも…なんでこんな所に、かーちゃんとねーちゃんが…」

鳥津 九朗【精神力判定】[(40) <= 60] →「Regular(成功‐通常)」
     【ダメージ計算(銀銃)】2D6 → 8

KP:はい、此方も成功ですね。
  ではお次、マイケルさんどうぞ。
(猫神さん:僕も同様に、後方から狙撃をします。)
マイケル「本当はこんな小道具を使わずに突進する方が、
     性には合ってるんですけどねぇ…
     まぁ今はそんな事はぁ言ってられませんかぁ。」

マイケル【精神力判定】[(13) <= 60] →「Hard(成功‐上位)」
    【ダメージ計算(銀銃)】2D6 → 6

KP:此方も成功ですね、では次は吸血鬼のターンです。

吸血鬼【ブラッドアウト】[(10) <= 90] →「Extreme(成功‐極度)」

(くぼっち:エクストリーム…  ioriさん:流石にヤバいか…?)
KP:はい、吸血鬼の判定は成功しました。
  ただしリゼは魔術回避を行っていましたので、攻撃は空振りになりました。
  では次、またリゼから始めていきます。

 《 以降、集中しすぎて主な会話が無かったので、
   しばらく技能判定のみ描写します。 》

<Turn 2>
リゼ【魔術回避】[(17) <= 99] →「Extreme(成功‐極度)」
杉原 愛彩【精神力判定】[(85) <= 70] →「Failure(失敗)」
鳥津 九朗【精神力判定】[(39) <= 60] →「Regular(成功‐通常)」
     【ダメージ計算(銀銃)】2D6 → 3
マイケル【精神力判定】[(42) <= 60] →「Regular(成功‐通常)」
    【ダメージ計算(銀銃)】2D6 → 8
吸血鬼【ブラッドアウト】[(55) <= 90] →「Regular(成功‐通常)」

<Turn 3>
リゼ【魔術回避】[(53) <= 99] →「Regular(成功‐通常)」
杉原 愛彩【精神力判定】[(53) <= 70] →「Regular(成功‐通常)」
     【ダメージ計算(銀銃)】2D6 → 7
鳥津 九朗【精神力判定】[(26) <= 60] →「Hard(成功‐上位)」
     【ダメージ計算(銀銃)】2D6 → 8
マイケル【精神力判定】[(32) <= 60] →「Regular(成功‐通常)」
    【ダメージ計算(銀銃)】2D6 → 6

KP:では、此処で描写に入ります。
  マイケルさんの銃が放った弾丸は吸血鬼を貫き、
  ついにその吸血鬼もよろめきます。
  しかし傷だらけだったその身体は、即座に再生しました。
  そしてその蒼の瞳が、ギョロリと貴方達を捉える。

アル『フッ…フフフアハハハハハハ!!
   中々やるではないか愚物共…だが、我は二つの心臓を持つ上位的存在。
   さぁ、ここからが本番だ。
   地獄に送ってやる、かかってこい。』

(ioriさん:よし後半戦、もう一度だ。
くぼっち:ですね…ぁ、今回のターンはリゼさん攻撃飛んできてないんですよね。
      じゃあ、<魔術回避>は持ち越しでしょうか?)
KP:そうですね、は持ち越しという事でターンを進めていきます。
  ではまたリゼのターンから。
  未だに <魔術回避> は残っているので攻撃にしましょうか。

リゼ【近接戦闘(格闘)】[(93) <= 95] →「Regular(成功‐通常)」
  【ダメージ計算(ダブルナイフ)】[2D3+4+2D4] → [3+4+5] → 12

(ioriさん:やっぱつっよ。  猫神さん:流石リゼさんですねぇ…)
KP:はい、お次は愛彩さんどうぞ。

杉原 愛彩【精神力判定】[(47) <= 70] →「Regular(成功‐通常)」
     【ダメージ計算(銀銃)】2D6 → 7

(くぼっち:まぁまぁ平均以上。)
KP:成功ですね、次は鳥津さんどうぞ。

鳥津 九朗【精神力判定】[(25) <= 60] →「Hard(成功‐上位)」
     【ダメージ計算(銀銃)】2D6 → 3

(ioriさん:平均以下、すまねぇ。  くぼっち:まぁ仕方ないです、ドンマイ。)
KP:はい、それではお次はマイケルさん。

マイケル【精神力判定】[(67) <= 60] →「Failure(失敗)」
     幸運 : 40 → 33
    【ダメージ計算(銀銃)】2D6 → 4
(猫神さん:ん…大事な場面なんで幸運使いますわ。)
KP:判りました、それでは判定成功という事で、お次は吸血鬼のターンですね。

吸血鬼【ブラッドアウト<回避不能>】[(89) <= 90] →「Regular(成功‐通常)」
    【ダメージ計算(B.A.)】3D6+2D8 → 11+14 → 25

(ioriさん:うげ、回避不能…  くぼっち:ぇ…  猫神さん:あー…)
KP:はい、リゼは魔術回避を纏っていましたが、
  それ以上の魔力を吸血鬼が纏って攻撃を行いました。
  その結果、リゼの魔力は貫通されて反対側の壁に大きく叩きつけられました。
  両手両足の関節が在らぬ方向を向き、地面に突っ伏します。
  その後、身動き一つ取る事はありませんでした。

アル『フハハハハハ!!
   やはり、人間とはか弱き憐れな生き物よ。
   さぁ、これでお前たちの戦う理由はなくなったなァ。
   さて、どうする?』

(ioriさん:ぁ…鳥津、不定狂気の効果で即座に行動します。
      飛んでったリゼさんに駆け寄って心音確かめたり安否を確かめます。)
鳥津「っ!? ねーちゃぁぁん!!
   おい、何でだよ、何でこんな事になってるんだよ…っ!」
KP:はい、技能は必要なさそうですね。
  呼びかけにも反応は無く、心音も聞こえないでしょう。
  では、鳥津さんは戦闘から外れたとして続けていきましょうか。

(くぼっち:ぁー…出来れば、ダメージ稼いでほしかったなぁ…
ioriさん:まぁ不定狂気で身内が×されたら黙っていられないって事で…
くぼっち:ですね、とりあえず後は何とかしてみます。
      とは言え、このターンで削り切れないと、誰かが死ぬんですよね…。
      とりあえず、私は続けて後方から狙撃します。)
愛彩「今更っ、引き下がれるわけ無いでしょっ!」

杉原 愛彩【精神力判定】[(13) <= 70] →「Extreme(成功‐極度)」
     【ダメージ計算(銀銃)】2D6<最大固定> → 12

KP:おぉ、イクストリームですか…良いでしょう。
  ダメージ計算は最大数値で結構です。
  貴方の銃弾は的確に相手の急所を捉えました。
  続いてマイケルさん。
マイケル「…フン。流石の私も、久々に怒りました。
     少し本気を出しましょう。」

マイケル【精神力判定】[(12) <= 60] →「Extreme(成功‐極度)」
     【ダメージ計算(銀銃)】2D6<最大固定> → 12

(猫神さん:なっ…。
くぼっち:おぉ、サイコロも味方しましたね。本気で怒っていらっしゃる様子。)
KP:Oh…素晴らしいですね、マイケルさんもダメージは最大値で結構です。
  貴方の銃弾は確実に、相手の心臓を貫きました。
  それでは、描写に移ります。
(くぼっち:おぉ、倒し切れたぁ…  猫神さん:いやぁ、本当に良かった…)



KP:最後の一撃を喰らった吸血鬼は、ヨロヨロと身体を後退させ、
  そうして敵対者である貴方達に最後の言葉を紡ぐ。

アル『く、は…はは。やるではないか。
   だが…不思議と、良い気分だ。
   これで…この忌々しき鎖から、解き放たれる。
   …感謝するぞ……人間ども……』

  吸血鬼は深い笑みを浮かべ、そのまま身体が崩れ落ち始める。
  そして最後には、灰しか残りませんでした。
  …さて。
  皆さんはなんとか、吸血鬼を倒すことができました。
  此処から先の行動は、全て探索者に委ねます。
  先ずは PL 間で話し合い、これからどうするかを決めましょう。

(くぼっち:とりあえず、リーゼさんに駆け寄りますかね。)
愛彩「っ…そんな事より、早くリーゼさんに <応急処置> をっ!」
KP:判りました、ただその前に情報を一つ。
  <医学> に精通した貴方なら、リゼの状態を一目見て判断が付くでしょう。
  此処に医療器具は無く、今の私達に出来る事は何も無い。
  きちんとした医療機関に連れて行くくらいでしか、
  この子を助ける事は出来ないと。
愛彩「っ…それでも、何もしないよりはマシです。
   ひとまず包帯が要る、出血を止める為にも、骨を固定する為にも。」
マイケル「いいえ、愛彩さん。この館にはそんな医療物資はありませんでした。」
愛彩「なら、代用品を考えます……そうだ、食堂のテーブルクロス。
   あれを使って包帯を作れば、或いはっ」

(ioriさん:俺、行動します。叫びながら中庭へ向かおうとします。)
鳥津「…くそ…くそくそくそっ!」
愛彩「っ!? 待って! そのまま出たら危ないっ!」
鳥津「何だよっ! 離せよっ!! このままだとねーちゃんが死んじまうだろっ!?」
愛彩「だからってそのまま出たら雨で貴方が死にますよっ!!」
鳥津「んな事知るかよっ!
   この結界さえぶっ壊せば、ねーちゃんを町まで運べるんだよっ!!」

■:ネタバレ開始
愛彩「っ…それは駄目です、危険すぎます!
   私達には、まだ会っていない吸血鬼が居ます!」
■:ネタバレ終了

KP:ふむ……良いでしょう。それでは、特殊描写に移ります。
(くぼっち:ぁ……言っても良かったんだこれ。)

  ではまず、皆様は <聞き耳> を振って下さい。

鳥津 九朗【聞き耳】[(52) <= 40] →「Failure(失敗)」
      幸運 : 45 → 33
杉原 愛彩【聞き耳】[(68) <= 50] →「Failure(失敗)」
マイケル【聞き耳】[(23) <= 20] →「Failure(失敗)」

(ioriさん:ん…全員失敗は不味いか。俺が幸運使って成功させます。
猫神さん:ぁ…すいません、僕が使った方が消費抑えれたでしょうけど、
      出遅れました…。
ioriさん:いや、大丈夫。俺もちょっと申し訳なかったし。
くぼっち:本当に有難う御座います…u)

  では判定も出ましたので、描写をしていきます。
  時計の針が進む音だけが、その空間に波紋を作ります。
  ふと、その場にいた誰もが、何かに気が付きました。
  ほんの一瞬の違和感。隠匿されていた筈の真実。
  偶然か、それとも故意か。
  本来聞こえる筈のない音が、貴方達の耳に届きました。
  それは、地下室への階段を下る、僅かな足音です。

  …では、KP の私は少々休憩を取らせて頂きます。
  この先は私としても正念場となります故、
  色々と資料を見返させて頂きます。

(くぼっち:ぁー、そうでしたか…ヒヤシンスさんもご苦労様です。
ioriさん:長時間本当ご苦労様です…
猫神さん:あまり無理はしないように…)

  有難う御座います、一先ず皆さんは RP をして頂いて結構ですが、
  部屋移動はされないようお願いします。

(くぼっち:判りました、じゃあ私の推測でもお話しておきますね。)

■:ネタバレ開始
愛彩「最初の違和感は、一番最初の牢屋の部屋で起こった、扉を覗き込んだの赤い目。
   あの時は隷従の目だと思っていましたが、後の資料やリーゼさんの証言から、
   『隷従は知性を持たない』と教わりました。
   つまり、隷従は『扉をの穴を覗く』という知的な行動を取れないんです。
   故にあの場所には、隷従ともう一人、別の生命体が居たという事になります。

  次の違和感は、その直後に起きた、隷従の出現。
  これも先程同様に『知性を持たない故に扉を開ける事も出来ない』
  と教わっています。
  しかし扉を、2度も開けられたという事実。
  これもまた、隷従以外の生命体が、扉を開けて誘導したという事に繋がります。

  3つ目の違和感は、屋上の吸血鬼の存在。
  あの吸血鬼は、まるでこの館の主であるかのように振舞っていましたが、
  実際はそこに繋がるまでの2F階段は、針金で厳重に封鎖されていました。
  また、彼が眠る棺桶の蓋部分にもキューブが置かれ、
  最初からずっとそこに鎮座していたかのような立ち位置でした。
  このような場所では、隷従の為に扉を開けようという行為は
  出来ないと思われます。
  また、仮に魔術によって遠隔操作で扉を開けられたとしても、
  その行為は魔力の無駄で合理的ではなく、その意図も理解できません。
  それに、そもそも最初の部屋で『扉の穴を覗く』と言った行為は、
  本人がその場所に居なければ起こり得ません。
  よって、私はあの吸血鬼の他に、私たちの会っていない生命体。
  詰まる所、別の吸血鬼が居るという結論に至りました。
■:ネタバレ終了

   また、最初はリーゼさんの事も疑っておりました。
   1つ目の理由は、初対面での反応。
   私の簡単な心理テストに対して、何の動揺も見せないどころか、
   感情すら感じられなかった。
   そして淡々と私達の仲間に加わっていく姿を見ていると、
   まるで最初からこの流れを予定していたかのような立ち振る舞いでした。

   そして2つ目は、私達とは別の場所で目覚めた事。
   私達は集団で地下で目覚めたのに対し、
   リーゼさんは何も置かれていない個室で目覚めました。
   私から見てその部屋は、
   まるでリーゼさんの為だけに用意された場所のようにも思えました。  

   最後に3つ目は、最初から強力な武器を所有していた事。
   職業上、所有物に武器があるのは認めます。
   私達も所持品が無事だったので、
   普通ならばリゼさんの所有物が無事だったとしても、
   何ら問題はありません。
   ただ、この館に招待した主からすれば、極端に強い武器の持ち込みは、
   異を唱えるのでは無いでしょうか。
   それも、吸血鬼特効の銀のダガーナイフ。
   普通ならば、武器だけでも取り上げるはずです。
   それでも主はこれを見過ごした。余程 <目星> が悪くないとすれば、
   意図的に仕込んだ事と予想できます。

   詰まる所、リーゼさんも黒幕と繋がっている可能性があると思っておりました。
   ただ、探索を続けているうちに、リーゼさんが積極的に探索に協力する姿勢を。
   そして吸血鬼戦が始まる前の、あの時の会話。
   あの心理テストでは、少なくともリーゼさんには感情がありました。
   感情があり、心があり、意思が宿っていました。
   だから私はリーゼさんを信用して、皆さんと一緒に最後までついてきました。
   …もしかすると、私も心のどこかで、
   リーゼさんを信じたいという想いがあったのでしょうね。

   ……ひとまず、私からの言い分は以上です。
   鳥津さんの気持ちも分かりますし、私だってリーゼさんを助けたいです。
   ただ、此処の結界を解くには、まだしなければならない事があるんです。」

(くぼっち:…えぇ~っと…私は以上になります。
      ある程度時間稼ぎにはなりましたかね?)
KP:えぇ、十分です。有難う御座いました。
  それでは私も準備が整いましたので、引き続き描写をさせて頂きましょう。
  ではまず、皆様は[1D1]を振って下さい。
(くぼっち:え、[1D1]?  ioriさん:確定じゃん…
猫神さん:まぁお決まりなんでしょうね。)

???【??】[(??) <= 99] →「Unknown(不明)」
鳥津 九朗 : 1D1 → 1
杉原 愛彩 : 1D1 → 1
マイケル : 1D1 → 1

  では結果が出ましたので、描写を致します。
  貴方達は、ある妄執的思考が自身の脳髄を支配している事に気が付きます。
  曰く、『地下に向かわなければならない』と。
  …では、探索を再開させましょうか。

(くぼっち:あのー、リビングに行って包帯の代わりをと思ったんですけど…)
KP:いいえ、他の場所に立ち寄る事は出来ません。
  貴方達は例外無く、地下に向かう事になるでしょう。
  他の方も、それで宜しいでしょうか?
(ioriさん:まぁ仕方ないわな…  猫神さん:ですね、素直に従いましょう。
くぼっち:わかりました、私も大人しく向かいます。)



 ● 本館B1F‐廊下 ~ 牢屋 ●

KP:では、皆様は地下に向かうという事で進めていきます。
  貴方達はその気配と、自らの直感を頼りに再び地下空間へと足を踏み入れます。
  感覚を研ぎ澄ませ辺りを警戒ながら進みますが、
  周囲は探索者の足音以外は、まったくの静寂です。
  しかし、そこで貴方達は気が付く。
  地下通路の壁に、身に覚えの無い模様がありました。
  …いいえ、よく見ればそれは、模様ではありません。
  英語で書かれた、赤い文字です。

『 Come on, Come on! Rewards you! 』
(翻訳:おいでおいで! ご褒美をあげる!)

そうして辿りついたのは、初めに自分たちが閉じ込められていた牢屋の部屋でした。
そこで牢屋の奥の扉が、大きく開け放たれている事に気が付きます。
では、その奥へと進みますか?
(くぼっち:まぁ引き返すわけにも行きませんよね…
猫神さん:お決まりですよねぇ。  ioriさん:だな、行くか。)



 ● 本館B2F‐廊下 ●

KP:はい、それでは続けていきます。
  その先は、一切の灯りが存在しない暗闇。
  ただ、そこに下へと向かう階段がある事だけは分かりました。
  長い長い螺旋階段。
  無機質で錆びついた金属の匂いがする、螺旋階段。
  人が踏み込むべきでない領域には、とうに差し掛かっている。
  この先には、何が待ち受けているというのでしょうか。

  深き闇が、死の残滓が、あなたを浸食していく。
  では此処で、皆さんは <San値チェック> をお願いします。(SANc_1d3/1d6)
  尚、この判定による狂気発症は無効となります。

鳥津 九朗【SAN値チェック】[(67) <= 46] →「Failure(失敗)」
      1D6 → 1  SAN : 46 → 45
マイケル【SAN値チェック】[(59) <= 59] →「Regular(成功‐通常)」
      1D3 → 1   SAN : 59 → 58
杉原 愛彩【San値チェック】[(97) <= 67] →「Failure(失敗)」
      1D6 → 2   SAN : 67 → 65

  では判定が終わりましたので、続けていきます。
  そうして階段を降り切った貴方達が辿り着いた先。
  そこには、その場に居た誰もが想像しえないであろう景色が拡がっていました。
  それでは、シーンを切り替えていきましょう。



 ● 本館B2F‐星空の広がる部屋 ●

KP:チカチカと瞬く、金色の星。部屋の空を駆ける流星。
  床も、壁も、天上も。部屋全てが、星空の様相を呈していました。
  プラネタリウムを思わせるその部屋は、不可侵の幻想性を持ち合わせており、
  不可思議な魔力に満ち満ちているかのように思える。
  これまでとは違う、確かな未知の世界がそこにはありました。
  室内には壁際に大きな箱があるのみで、その他に何か目ぼしい物は無さそうです。
  部屋の奥には、闇に沈む廊下が続いているのが見えます。
  では、探索を始めて行きましょう。

(ioriさん:と言っても、箱しかないんだよな…ひとまずその箱を調べてみるか。
くぼっち:ですね、お願いします。)

KP:はい、それでは描写をしていきます。
  壁際の箱には『MESSAGE』と英語で書かれた箱が置かれています。
  中には、真新しい物から少しくすんだ色の物まで、
  沢山の紙が入っているようです。
  その多くは、何か遺書めいたもの、神への祈りの言葉が書かれているもの。
  そういった類の物でした。
  それらが館に呼びこまれた哀れな犠牲者達が死の間際に書いた物である事は、
  すぐに察する事が出来るでしょう。
  …そうして、この中の三枚の紙に描かれた記述に、貴方達は目を取られる。
  それでは、順番に別ページにて記載していきます。

 《遺書・1枚目》
  とある父親の遺書。
  残される娘への心変わり、そして亡き妻の元へ自身も向かう事が書かれている。
  ( ニゲルナコノヤロー! )

 《遺書・2枚目》
  とある吸血鬼ハンター『I.V.』の物と思われる遺書。
  この館に居る真祖の正体、その脅威、
  そしてリーゼロッテの安否を心配する旨が書かれている。

 《遺書・3枚目》
  とある吸血鬼ハンター『A.N.』の遺書。
  リーゼロッテの安否、その為の自己犠牲について書かれている。
  (尚、リアルで泣きました。)

(くぼっち:……。一つ、確認しておきたい事があります。
      リーゼさんの本名って『リーゼロッテ・ノーマン』で合っていましたか?)
KP:あぁ…はい、そうですね。合っています。
(くぼっち:そうですか……すいません。数分程、席を外しても大丈夫ですか?)
KP:はい、分かりました。それでは少しだけ休憩しましょうかね。
  戻られましたら、また声をお掛けください。
(くぼっち:有難う御座います、本当にすいません。)


  ( 8分後 )


KP:あのー、くぼっちさん。いらっしゃいますかー?
(くぼっち:すいません、戻りました。
      顔を洗って深呼吸してきたので、多分もう大丈夫です。)
KP:そうですか、ご苦労様です。他の皆様も大丈夫ですか?
(ioriさん:はい、大丈夫です。  猫神さん:同じく、準備できてます。)

  判りました、それでは探索を再開します。
  ひとまずこの部屋の描写を再度させて頂きます。

  この部屋には先程貴方達が調べた箱と、部屋の奥には廊下が続いていました。
  その廊下は光源すら曖昧で、そこに道があり、
  奥に両開きの扉がある事は分かりますが、
  それ以外に視界に映るものは殆どありません。

  しかし此処まで来た貴方達に、最早引き返すという選択肢は無いでしょう。
  では、覚悟ができたら、先に進んでください。

愛彩「…行きましょう。」
鳥津「…そうだな。」
マイケル「タックル、必要でしょうか?」
鳥津「いや、いい。…でも、ありがとな。」
マイケル「いえいえ、お構いなく。」
愛彩「私からも、有難う御座います。」
鳥津「じゃあ気を取り直して、進むか。」





 - - - - - 《第7章:ANOMALIA》 - - - - -

[簡易ステータス]
・マイケル < HP:14 MP:12 San:58 幸運:33 CT:1 >
・鳥津 九朗 < HP:14 MP:12 San:45 幸運:33 >
・杉原 愛彩 < HP:14 MP:14 San:65 幸運:50 >



 ● 本館B2F‐???部屋 ●

KP:では、この扉の先に進むという事で描写を勧めます。
  貴方達が扉を開けようとした瞬間、目の前の扉はひとりでに開きました。
  同時に、部屋の内部の灯りで、貴方の視界は大きく開けます。
  しかし、次の瞬間。
  身を包む得体のしれない空気感。極限まで高鳴る貴方の鼓動。
  視界がそれを捉えるよりも先に、あなたの本能が、その先に居た存在に対し、
  激しく警鐘を鳴らし始めました。

  その見た目は、まだ十にも満たぬ少女のようでした。
  豪華で華美な部屋の中央に、ただ独り座るその存在は、
  一体『何』なのでしょうか。
  貴方の胸に沸くのは『今すぐこの場を離れたい』という、
  際限の無い本能からくる恐怖。
  しかし、肉体が後ろに下がろうとすると同時に、
  心は前へと、少女へ向けて引き摺られていくような錯覚を覚える。
  慄く全身の細胞、等しく揺さぶられる情動。
  あなたの頭が、首が、肩筋が。腕が、足が、胴体が。
  その全てが、その妖艶たる存在に釘を打ち付けられたように、
  最早動かす事は、叶わない。

  では、この地下深くに隠匿された狂気的な存在を直視してしまった皆様は、
  <San値チェック> をお願いします。(SANc_0/1d8)

鳥津 九朗【SAN値チェック】[(70) <= 45] →「Failure(失敗)」
      1d8 → 4   SAN : 45 → 41
マイケル【SAN値チェック】[(47) <= 58] →「Regular(成功‐通常)」
杉原 愛彩【San値チェック】[(60) <= 65] →「Regular(成功‐通常)」

KP:判定が終わりましたので、続けて描写をしていきます。
  貴方達の目前に居る少女は言いました。

???『こんにちは、人間さん! ご機嫌はいかが?』

  少女は笑みを浮かべ、貴方達に声を投げかける。
  しかしその純粋な笑顔に、貴方達が騙される事はない。
  貴方達は、高鳴る鼓動を抑えきれずも、
  ただ必死で平静さを装いながら、悟るのです。
  この存在、この少女こそが。
  全ての黒幕であり、貴方達をこの館に呼んだ張本人であったのだと。

  そして続けて、少女は話し始めます。
  それでは RP を始めて行きましょう。

???『ねぇねぇ! 私の作ったシナリオ、どうだった?
    やっぱり簡単だったかな?
    それとも、ちょっぴり難しかったかもしれないね?
    初めの卓(テストセッション)はダメダメだったから、
    クリア出来るかは心配だったんだけど…
    ねえねえ、人間さん。貴方の感想を聞かせてよ!』
(くぼっち:…フー……よし。私が先陣を切ります、任させてください。
ioriさん:りょーかい。  猫神さん:あまり無理なさらず…)

愛彩「初めまして。私は愛彩、杉原 愛彩と申します。
   良ければ、貴方のお名前も聞かせて頂いても宜しいですか?」
レーテ『うん! 私はレーテ、見ての通り吸血鬼だよ!
    この館のシナリオは、全部私が作ったんだぁ!
    ねぇねぇ、良かったら、感想を聞かせてほしいなぁ。』
愛彩「んー、楽しかったのもありますけど、
   それ以上に怖かったのもありますかね…。」
レーテ『ふーん、楽しいと怖いかぁ……
    じゃあ、次はそちらのお兄さん。ゲームはどうだった?』
鳥津「……クソみてぇだよ。」
レーテ『へぇー、そっかぁ……
    じゃあ次は、そっちの愉快なお兄さん。どうだった?』
マイケル「Ahhahhahha,あぁ楽しかったよぉ、本当にもう、
     …気が狂いそうになるくらいにねぇ。」
レーテ『そっか! そんなに楽しんで貰えたんだぁ! 嬉しいなぁ。
    本当はね、あの吸血鬼は倒せないと思っていたんだけどね、
    まさか、私の用意した血を飲まずに倒しちゃうんだもん。
    私もビックリしたよ~。』
愛彩「えっと…それってもしかして、
   レーテさんはずっと私達を見ていたって事ですか?
   なら、あの隷従が扉を開けて入ってきた時も、レーテさんが?」
レーテ『うん、そうだよー。最初から最後まで、私は見てて楽しかったよ!
    それにまさか、あの吸血鬼に勝っちゃうなんて、本当にすごいね!
    あ、それでね?
    此処に貴方達を呼んだのは、ご褒美をあげるためなの。
    私のシナリオをクリアするだけじゃなくて、此処まで辿り着いたんだもん。
    その位はやってあげなくちゃね?
    私に出来る事なら、何でも1つだけ叶えてあげる!
    …もちろん、×してあげてもいいよ? 貴方が、そう望むなら。』
愛彩「うーん…それは、1人1つずつですか? それとも、3人で1つですか?」
レーテ『そうだなぁ…3人で1つだね。なにがいい?』
愛彩「そうですか…3人で1つなら、3人で何が良いか話し合わないと駄目ですね。
   ちょっとお時間を頂けますか?」
レーテ『うん、わかった! ぁ、でも30分くらいで決めてね。
    私もまた別のセッションを準備したいからっ。』
愛彩「はい、なるべく間に合うように頑張りますね。」

(くぼっち:で…此処で愛彩、行動します。
     先程までの会話で、レーテさんが「純粋無垢の狂気」なのか
     「意図的な悪意の狂気」なのかを
     < 心理学 >で調べたいのですが…行けますか?)
KP:判りました、それでは其方でロールして頂いて大丈夫です。

杉原 愛彩【心理学】[(68) <= 70] →「Regular(成功‐通常)」

  成功しましたね。ですが、成功失敗問わず、
  貴方はこの異質な少女からは、何の情報も得られる事は無いでしょう。

(くぼっち:そうですか……有難う御座います。)

  それでは、プレイヤー同士で”ご褒美”を話し合って決めて頂きましょうかね。
  今から30分後にも意見がまとまらない場合、一人ずつその方針を決めて頂き、
  最終的には多数決で決定する事にします。



愛彩「……。私達、家族殺しをしたんですよね…。
   リーゼさんの…お父さんを…。」
鳥津「…あぁ、そう言う事になるんだろうな。」
愛彩「……。でも…レーテさんも、独りぼっちなんですよね。」
鳥津「まぁ、そうだろうな。さっきの手紙の中にもそれっぽいの書いてたし。」
愛彩「……。…提案があります。
   私はあの子を、レーテさんを治療したいです。
   メンタルセラピストとして。」
鳥津「はぁ? 正気かお前?」
愛彩「はい、本気です。」
鳥津「…で、成功する保証は?」
愛彩「…正直言って、そこまで自信は無いです。
   多く見積もっても…60%程。」
鳥津「反対。俺は逆に、奴を×を殺したい。
   理由は、おめぇも分かってるだろう?」
マイケル「愛彩さんには悪いですが、私も彼と同意見です。
     アレを赦す訳には行きません。」
愛彩「それこそ、成功する保証はあるんですか?
   かの英雄『B.V.』ですら負けて、結界を張るので精一杯だったんですよ?」
鳥津「勝てるかどうかが全てじゃねぇんだよ。
   俺の腹の虫が治まらねぇ、それだけで十分だ。」
愛彩「はぁ……では、私の本意をお伝えします。
   仮に此処で何も変わらないまま脱出が出来たとして、
   あの子はまたこのゲームを繰り返すでしょう。
   そうなれば私達はまた此処に連れ戻されて、本末転倒になります。
   故にこの連鎖は、今此処で断ち切るべきです。」
鳥津「んな事知るかよ、どうでも良い。」
愛彩「……。」

レーテ「ねーねー、まだぁ?」
愛彩「ぁー…すいません、ちょっと意見が割れちゃってて。」
レーテ「そっか…まぁまだ時間があるから良いんだけど、
    次のセッションの用意もしたいから、なるべく早くね?」
愛彩「はい、すいません…」



愛彩「……。私の意見は変わりません。」
鳥津「だから、成功する保証は?」
愛彩「では逆に、どう証明すれば良いでしょう?」
鳥津「チッ…話にならん。」
愛彩「……。
   …レーテさん、ちょっと良いですか?」
レーテ「ん? なぁに?」
愛彩「レーテさんは、さっき『楽しかった』って言ってましたよね?
   具体的に、どの部分が楽しかったですか?」

レーテ「んー、隷従との鬼ごっこやグレースとのやりとりや、
    本当にどれも見てて楽しかったんだけど…
    一番を選ぶなら、あのリーゼロッテとアルブレッドとの戦いかな?
    親子である筈二人が×し合うなんて、とっても素敵だと思わない?」
鳥津「…クソが。」
愛彩「んー、どうだろうなぁ…ぁ、そう言えば、パパとママは何処かに居るんですか?
   こんな立派なお屋敷を立てるくらいですから、とても凄い人なんでしょうね。」
レーテ「え? パパとママは2人とも死んだよ?」
愛彩「そうですか……レーテさんは、お二人が亡くなって、どう思いましたか?
   嬉しかったですか? 悲しかったですか?」
レーテ「うーん…最初は悲しかったけど、二人が幸せならそれでも良いかなって。」
愛彩「そうなんですか……じゃあ、この館に居る吸血鬼はもう、
   レーテさん独りなんでしょうか?」
レーテ「うーん、吸血鬼って言うだけなら…私以外にも、リーゼロッテが居るね。
    私のセッションに凄く活躍してもらったから、とても良いおもちゃだよ!」
愛彩「そう…。…そう言えば私、貴方のパパに会った事があるんです。
   貴方のパパは、貴方の事を」
レーテ「ねぇ、愛彩。少し、五月蠅いかな。
    …この話は、やめにしよう?」
愛彩「…そうですね。じゃあまた、ご褒美の相談をしてみますね。」
レーテ「うん、待ってるよ。もう少しだけだけど、ね。」



愛彩「……。私の気持ちは変わりません。
   あの子も、死の概念さえ訂正できれば、或いは。」
鳥津「俺だって変わらねぇよ、何なら多数決取るか?」
愛彩「……。」
鳥津「……埒が明かねぇな。」
マイケル「…そろそろ、私の意見も言っても良いですかね?」
鳥津「あぁ、遠慮なく。」
マイケル「アレは『死ぬ事が幸福』とか言っていましたね。
     ならば、ご褒美は『貴方を×させて』と願うのは如何かと。」
鳥津「成程な、要は俺と似たような意見って所だな。」
レーテ「ねぇねぇ、そろそろ決まった?」

KP:はい、では此処で時間が来てしまいましたので、多数決を取るという形にします。
  まずは愛彩さん、貴方はレーテに何を望みますか?
愛彩「…希望を、レーテを説得する機会を望みます。」

  はい、それでは次。
  鳥津さんは、何を望みますか?

鳥津「断罪を、レーテの消滅を望みます。」

  判りました、それでは次。
  マイケルさんは、何を望みますか?

マイケル「そうですねぇ…レーテに『×させてくれ』と願いましょうか。」

  はい、それでは3人の意見を承りました。
  レーテを亡き者にするという旨の意見が過半数を占めましたので、
  鳥津さんとマイケルさんの意見を中心に進めていきましょうか。
(ioriさん:あ、俺は猫神さんの意見に乗っかります。
      そっちの方が有利に働きそうなんで。)

  判りました、それではマイケルさんからレーテにご褒美の提案をするという形で
  RPをしていきましょうか。それでは始めます。



レーテ『じゃあ、貴方達のご褒美を聞かせてほしいな。』
マイケル「それじゃあ、君を×させてくれないかい?」
レーテ『うん? んー……ごめんね、それは多分無理かな。
    だって私、元々死なない体質なの。
    だから、貴方の望みは叶えてあげられない。
    まぁ、どうしてもって言うなら、戦ってあげるけど…どうする?』
マイケル「そうかい…じゃあ、遠慮しておこうかな。」
レーテ『うーん……あ、そうだ。
    貴方達が望むなら、あの吸血鬼の子。リーゼロッテを助ける事なら出来るよ?
    今頃はある程度怪我の方も治ってきてるだろうし、
    後は身体を人間の状態に戻してあげれば、
    この屋敷に張られている結界からも脱出出来るよ?』
鳥津「成程…ちなみに、アルブレッドとか言う吸血鬼も助ける事は出来るのか?」
レーテ『うーん、出来なくも無いけど…どっちか片方だけかな?』
鳥津「わかった、じゃあリゼを頼む。」
マイケル「まぁそうですね、私もリゼさんを優先したいです。」
レーテ『うん、解った。じゃあ後は、そこのお姉さんの意見だね。
    愛彩は、それでいい?』
愛彩「っ……。」
レーテ『……どうやら、異論は無いみたいだね。
    それじゃあ始めるね?
    と言っても、本当ならこのお願いはダメなんだけどね。
    あの子は、一度失敗しちゃったから。
    ゲームに、二度のチャンスは与えない。コンティニューは出来ないの。
    …でも、此処まで辿り着いた貴方達に免じて、今回は特別に許してあげる。

    貴方達も知っているだろうけど…
    この館には、私を閉じ込める魔術がかかっている。
    私の細胞か何かを弾く、不思議な結界が張られている。
    だから、あの子の身体から、私の細胞だけを <奪って> あげればいい。

レーテ【強奪】[(??) <= 100] →「Unknown(不明)」

    ……はい、終わり。
    これで外に出られるよ? 良かったね?
    じゃあ…もっと話してたいんだけど、ごめんね。
    次の人間さん達の為に準備しなくちゃいけないから、そろそろお別れかな?
    …またね、人間さん。ごきげんよう。』



RP:はい、それでは各プレイヤーは自由に行動する事が出来ます。
  全ての不定狂気も解除されました。
(くぼっち:えっと、”単独行動は出来ない”というルールも対象外になりましたか?)

  そうですね、今の所は単独行動を行ってもペナルティーは発生しないようです。
  それでは、DEX 順に行動していきましょうかね。
  まずは愛彩さん、貴方は如何しますか?
愛彩「……。」
(くぼっち:私はその場で立ち尽くします、他の人達の出方も伺うかと。)

  判りました、それではお次。
  鳥津さんは如何しますか?
(ioriさん:その場から離れ、リゼさんを連れて転移門から脱出します。
    後、此処の部屋を出る時に、
    くるっと振り向いて一言吐き捨ててから出ますかね。)
鳥津「…クソ共が。」

KP:…はい、それではお次。
  マイケルさんは如何しますか?
(猫神さん:僕も鳥津さんの後を追って、リゼさんと共にこの館を脱出しますかね。
      後この部屋を出る前に、軽くレーテと会話していきます。)
マイケル「Hahhahha,もしもまたこのゲームをするなら、
     僕の事も呼んでくれないかい?
     こう見えても結構鍛えているし、体力にはかなり自信があるんだよぉ。
     …もしかしたら、今度は君を倒してしまうかもねぇ?」
レーテ『そっか、ありがとう!
    次に募集をかける時には、考えてみるね!』
マイケル「あぁ、そうしてくれ。それじゃあ、ごきげんよう。」
レーテ『うん! バイバイ。』



 ● 本館1F‐エントランスホール ●

KP:それでは皆様の行動方針が決まったようなので、
  それぞれ描写を進めて行きましょうかね…
  まずは、館を脱出する方針のお二人。
  鳥津さんマイケルさんの方から進めましょうか。

  貴方達はリゼの居るエントランスまで戻ってきました。
  周囲にリゼ以外の気配は無く、辺りは静寂に包まれています。
  さて、どうしますか?
(ioriさん:勿論、リゼを連れて脱出します。
猫神さん:それじゃあ、僕が担いで行きましょうか?
      マイケルの方が体格良いですし。
ioriさん:そうですね、そっちでお願いします。)

  判りました、それではマイケルさんがリゼを担いで、
  3人で転移門の部屋まで向かうという事にします。
  転移門までの道のりは外の雨の音以外は静寂に包まれており、
  今までの騒動は何だったのかと思わせる程の静けさを漂わせていました。



 ● 別館1F‐転移門の部屋 ●

KP:そうして貴方達3人は、転移門の部屋に辿り着きました。
  貴方達はリゼも部屋に入れるか、少し不安を持ちながら扉を潜りましたが、
  どうやらリゼも難無く部屋に入る事が出来たようです。

  貴方達はその部屋の中央の、青い宝石へと触れる。
  宝石は強く輝き、視界は青の光で埋め尽くされた。
  身体の中を何かが通り抜けていくような不快感は、ほんの一瞬でした。
  光は収まっていき、やがて探索者の目の前には白銀の世界が現れました。
  鶏か何かの生物の囀り。
  そうして少し距離はありますが、道の先には中規模の街が見えます。

  そこは外の世界。
  此処が何処かは分かりませんが、
  とにかくあなた達は、日常に戻ってくる事が出来たのです。
  悍ましい経験、悪夢のような出来事、忘れたい記憶。
  貴方にとって、この非日常はどのようなものだったのでしょうか。

  貴方が、洋館の地下で出会った存在。人間では無い他の何か。
  いいえ、貴方にとって少女は、どのような存在だったのでしょうか。
  多くの人間を殺害した、恐ろしい化け物、それとも…。

  …では、おめでとうございます。
  これにて貴方達は、無事にエンディングへと辿り着きました。
  種類は【 End_A (The Anomaly) 】となります。
  エンディングの描写はまだ続くのですが、
  その前に愛彩さんの方も結末を確立させたいので、
  此方の描写は一旦保留とさせて頂きます。
(ioriさん:ありがとうございます。  猫神さん:お疲れ様です。)





 ● 本館B2F‐レーテの部屋 ●

KP:…はい。それでは愛彩さん、RP を始めて行きましょうか。
(くぼっち:判りました、宜しくお願いします。)

レーテ『…あれ、まだ残っていたんだね。貴方は如何するの?
    この館から出て行かないの?』
愛彩「私は……もう少し、レーテさんとお話がしたいです。
   …駄目ですか?」
レーテ『うーん…いいよ!
    んじゃあ5分…いや、7分だけね。』

■:ネタバレ開始(広範囲に渡ります。)
愛彩「有難う御座います。
   …そう言えば、なんであのゲームは楽しいと思ったんですか?」
レーテ『んとね、楽しいと思ったのは色んな所でなんだけど…
    やっぱり一番は、あの二人が×し合った所かな?
    仲の良い二人が×し合うのはとても素敵な事だし、
    それで×ねるなら、とても幸せな事だと思うんだ!』
愛彩「なるほど…じゃあ、なんでレーテさんは、死ぬ事が幸せだと思うんですか?」
レーテ『そうだなぁ…愛彩にはさっき、
    私のパパとママは死んじゃった事は言ったよね?
    もしも私も死ぬ事が出来たら、パパとママに会えるもん。
    だから、死ぬ事が出来ない私は、とっても不幸だと思わない?』



愛彩「そうですか…。
   …そう言えば私、此処に来るまでに、貴方のパパに会ってきたんです。」
レーテ『えっ、何処で? パパ、死んじゃった筈なんだけど。』
愛彩「場所は、この建物から渡り廊下を超えた先の、一階。
   確か、銅像が置かれていた部屋だったかな…。
   そこで、貴方のパパに会ってきました。
   その場所で、たった一人。
   ママにも、貴方にも会えずに、とても後悔していました。」
レーテ『それ…本当の話? 
    何も知らないくせに、生意気な事を言わないで欲しいなぁ。』
愛彩「いいえ。本当に、私は実際に見てきました。
   そして自分がした事を、とても後悔していました。
   自分が×んでしまった事。そして、貴方を独りぼっちにした事を。」
レーテ『ふーん……じゃあ何でパパは、私の事を置いて行ったの?』
愛彩「恐らく貴方のパパは、生きている事がとても辛くなったんだと思います。
   自分の奥さんが×され、それがとても辛くて、生きる事から逃げたんです。
   貴方を、レーテの事も、考えられないくらいに。
   とても、追い詰められていたんです。」
レーテ『っ……うるさい…、
    ウルサイウルサイうるさい五月蠅いウルサイうるさいっ!!
    …今すぐ…いますぐ此処から出てってっ!!!』



愛彩「……。
   最後に、私が貴方に願いたかった事、言っても良いですか?」
レーテ『…何?』
愛彩「私は…貴方と友達になりたかった。」
レーテ『…友達…?』
愛彩「そう、友達。
   家族のように、血の繋がりは無い。
   それでも、まるで家族のような…大切な存在。
   それが友達。
   でも、本当の友達になる為には、
   まずは貴方の事を詳しく知っておく必要があった。
レーテ『……。』
愛彩「……もう一度、教えてほしい。
   貴方は、パパとママが×んで、嬉しかった? 悲しかった?」
レーテ『……悲しかったよ。
    最初の頃は、動かないパパを見て…沢山泣いてたよ…。』
愛彩「そうだよね…貴方のパパも、自分が死んでしまった事を。
   そして、貴方を独りにした事を、とても後悔していたよ。」
レーテ『…ねぇ、教えてほしいの。
    もしも死ぬ事が不幸だとするなら、なんでパパは死んだの?』
愛彩「そうね…多分、貴方は誤解している所があると思う。
   貴方のパパは、死ぬ事が幸福だったんじゃなくて、生きる事が不幸だったの。
   だから、死ぬ事によって、不幸から逃げる事が出来るから、
   貴方のパパは、その時だけは…とても嬉しそうだったんじゃないかな。」
レーテ『うぅん、そんなことないよ。
    貴方だって、死んだならすぐに分かるよ。
    そうしたら私に「殺してくれてありがとう!」って言ってくれるんだっ!』
愛彩「うぅん、人は1度死ぬと、もう元には戻れない。
   それは貴方のパパも同じ。そして現に、貴方のパパはとても後悔していた。」
レーテ『っ…。』



愛彩「……。
   貴方がさっきのご褒美を叶えた今。
   貴方の傍に居たリーゼさんも、もうこの館を脱出したでしょう。
   …今度こそ、貴方は…本当の独りぼっちになったんでしょ?」
レーテ『……。』
愛彩「…もう、ご褒美は使えないとは思うけれど…。
   願ってみても、良いですか?」
レーテ『……なに?』
愛彩「私は…貴方の友達になりたい。」
■:ネタバレ終了


レーテ「……ねぇ、人間さん。
    貴方は、どうして生きていられるの?
    生きていても、沢山辛い事があるだけだよね?
    私も、そうだったよ?
    …パパが、動かなくなっちゃった時。
    それから…人間さんに、此処に閉じ込められた時。

    誰も、私の声に応えてくれなかった。
    誰も、私を助けてくれなかった。

    …ねぇ?
    貴方はどうして、私に話しかけてくれるの?」

愛彩「そうね……これは私の身内の話になっちゃうんだけど…
   実は、貴方に似たような妹が居るの。
   本当に、身長も体系も、同じくらい。
   ぁ、でも日本の子だから、
   レーテさんみたいな、とても美人さんじゃないんだけどね。
   それでも、貴方を見ていると…まるで、私の妹を見ているような気がして…。
   だから、放っておけなかった…かな?」
レーテ「そっか…。
    …本当はね? 私は、自分が間違っている事に、気が付いてた。
    だけど…パパとママが、私を置いて死んじゃった事を、認めたくなかった。
    ……ごめんなさい。
    もう、こんな事しない。約束する。」
愛彩「ぇ……”こんな事はしない”って…具体的には、何を?」
レーテ「……。」

KP:レーテは何も喋ろうとせず、その場から動こうともしません。
  恐らくレーテは、行動の全てを止める事にしたようです。

愛彩「……。レーテさん。
   今更になるんだけど、貴方の作ったシナリオ。
   確かにとても怖かったのもあるんだけど、
   死ぬような要素が無かったら、とても楽しめるのなって思ったの。
   それに、色々と仕掛けも作りこまれていたし、
   とても一人で用意したとは思えないくらいに凄かったよ?

   だから……このシナリオ、改良してみない?
   誰も死ぬ事が無い、優しくて平和な世界に。」
レーテ「……。
    私は…生きていて良いの…?」
愛彩「うーん…少なくとも、私は生きていて欲しいと願うかな?」
レーテ「…そっか…分かった。
    貴方が言うのなら、そうする。
    貴方が願うのなら…何でもする。」
愛彩「ふふ、ありがとう。
   それじゃあ…私と友達になってくれますか?」
レーテ「…うん。」



KP:…はい、それでは決着が着いたようですので、お伝えさせて頂きます。
  愛彩さん、おめでとうございます。
  貴方は見事に少女の説得を成し遂げ、
  隠されたエンディングに辿り着く事が出来ました。
  種類は【 End_L (Little Lethe) 】となります。
  此方もまだ描写が少し続けられそうなのですが、
  その前にひとまずAエンドの方を描写しましょうか。
(くぼっち:あぁ、ありがとうございます。ほぁぁぁ…)





‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 《終章:エピローグ》 ‐ ‐ - - -

[簡易ステータス]
・マイケル < HP:14 MP:12 San:58 幸運:33 CT:1 >
・鳥津 九朗 < HP:14 MP:12 San:41 幸運:33 >
・杉原 愛彩 < HP:14 MP:14 San:65 幸運:50 >



 ● 外の世界‐病院 ●

KP:それでは、鳥津さんとマイケルさんの描写をしていきましょうか。
  此処は転送された場所の近くにある病院です。
  危険な場所から生還したという事で、
  皆さんは一時的に病院で入院しているという状態です。
  それでは RP を始めていきましょうか。
鳥津「…何とか、生きて出られたんだな。」
マイケル「おぉ、鳥津さん。御元気そうで何よりですぅ。」
鳥津「あぁ、マイケルもな。
   そういや、リゼさんはどうなった?」
KP:判りました、それでは其方も描写していきましょうか。
  貴方達の入院している部屋は多人数部屋であり、
  仕切りのカーテンを開けるとリーゼが居る事に気づきます。
(くぼっち:えっ、男女同室なの?)

  まぁまぁ、リゼ本人が許可したというか、希望したという事で。
  貴方達が彼女を見つけた時、少女はぼんやりと窓の外の緑を眺めていましたが、
  皆さんに気が付くと其方を振り返ります。

リゼ「ぁ……みんな、久しぶり。元気にしてる?
   私は…そうでもない。今日も精密検査が必要だと言われた。
   …ふふ、冗談。もうだいぶ、完治には近づいている。
   来週には退院する予定。」
マイケル「そうですかぁ、一時はどうなる事やらと心配していたんですよぉ?」
鳥津「本当だよ、何なら死にかけてたくらいの傷だったわけだし。」
リゼ「あの時はまだ、吸血鬼の血があったから…死にかけてた私でも、
   常人とは比べられない程の、自然治癒力があった。
   私がこうして生き永らえたのも、それのお陰。
   それと…貴方達が、私を連れて脱出してくれたお陰。」
マイケル「Hahhahha! 何だか照れますなぁ。」
鳥津「ふっ、そうだな…ともあれ、元気そうで何よりだ。」

KP:では、特に RP される内容が無ければ描写に移りますが、宜しいですか?
(ioriさん:はーい。  猫神さん:大丈夫でーす。)

  判りました、では描写していきます。
  リゼは血の気が失せ、それこそ吸血鬼のような肌色になっていた頃を思い返すと、
  確かにに彼女は快方に向かっているらしい。
  後遺症のような物も、特に無いのだという。

  貴方達は、日常へと還る事ができた。
  多くの命が喪われた。あの、恐ろしいナニカが潜む、魔境の中でだ。
  だが、それでも。
  貴方達は、今を確かに生きているのだ。
  生きて、今日の糧を、明日を照らす力に変える事が出来るのだ。

  あの建物の中に遺された2人は、その後どうなったのでしょうか。
  しかし考えた所で、それは無駄なのだろう思いました。
  自分達にはどうする事も出来なかった。
  それは仕方がない。だって、あの少女は化け物だったのだから。

  …しかし。
  世間では、新たに集団失踪が起こったという旨の事件は、全く聞く事が無かった。
  あの少女の事だから、新たにゲームが開催されて、
  再び集団失踪事件が発生するとは、概ね予想していたのだが…。

  それならば、もしも彼女が。
  あの場にたった一人残った彼女が、遺された少女を救ったのならば…。
  …いや、もう考えても無駄な事なのでしょう。
  こうして外の世界に脱出した貴方達には、それらを知る為のすべが無いのだから。

  貴方は、そこで思考を打ち切った。
  変わりゆく世界の中で、貴方は。
  今日も前を向いて、平凡で退屈な日常を生きていく事でしょう。

  …そうしましたら、お疲れ様でした。
  エンディング_A《 The Anomaly 》です。
  これにて、新クトゥルフ神話 TRPG『ANOMALIA』シナリオクリアとなります。

(ioriさん:ありがとうございました。  猫神さん:お疲れ様でしたー。
くぼっち:夜分遅くまで本当に皆様ご苦労様です。)





 ● 本館B2F‐レーテの部屋 ●

KP:えー、では愛彩さん側の描写もしていきましょうかね。
  一応エンディングは既に確定しているのですが、
  ご希望がありましたら RP を続ける事も可能です。
  どうしますか?
(くぼっち:えっ、まだ RP しても良いんですかっ?
      是非とも宜しくお願いしますっ!)

  あー、はい、分かりました。
  それではキリの良い所まで継続させてみましょうかね。
  では、宜しくお願いします。
(くぼっち:此方こそ、どうぞ宜しくお願いします。)

愛彩「ん……なんだか私ばっかり話しててごめんね。
   今度は、私が話を聞く番にしようかな?
   レーテは何か、聞きたい事とかは…ある?」
レーテ「…。血が、欲しい。本当に、少しで良いの。
    10滴もあれば、1週間は大丈夫。
    …本当は、飲まなくても死なないんだけど…元気が、出なくなる。」
愛彩「そっか…意外とレーテって、小食なんだね。
   てっきり、1人分まるごと食べちゃうのかと思っちゃった。」
レーテ「うん…。
    ……ねぇ。
    貴方は…居なくなったり、しない?
    パパやママみたいに、突然…私の前から、居なくなったり…しない?」
愛彩「うーん、少なくとも…私が正気の内は、そんな事はしないかな。
   でももし、私が正気じゃ無くなった時。
   その時はまた、レーテが私に思い出させてほしいな。」
レーテ「っ……うん…うん…っ~」

KP:レーテは思わず、貴方に泣き崩れます。
  その姿はまさに、見た目の年相応とも言えるでしょう。
愛彩「おぉー、よしよし。
   本当のママにはなってあげられないけど…
   せめて今だけは、一杯甘えて良いからね~。」
(くぼっち:そう言って、優しくレーテを抱きしめて頭を撫でてあげます。)

KP:判りました。それでは、この辺が頃合いでしょうかね?
  エンディング描写に移らせて頂きます。
  改めて、おめでとうございます。
  エンディング_L《 Little Lethe(リトルレーテ) 》です。
  これにて、新クトゥルフ神話 TRPG『ANOMALIA』シナリオクリアとなります。
  夜分遅くの、長時間のプレイ。皆様本当にご苦労様でした。
(くぼっち:有難う御座いましたー!
ioriさん:お疲れ様ですー。  猫神さん:ご苦労様ですー。)

 - つづく…? -










【6.After Story (※リプレイ執筆者の妄想が膨らみすぎた、架空の後日談。】

 [ はじめに ]

この後日談は、本作の作者様が描写されていない、
リプレイ執筆者の私が個人的に妄想を膨らませ過ぎた産物になります。
いわば、ただの自己満足です。
ゲームをプレイするに当たっての参考には全くなりませんし、
個人的な解釈や妄想が大いに含まれております故、
本作以上の情報に興味が無い方や、不快だと思われる方。
完成された『ANOMALIA』というシナリオに水を注したくない方は、
此処でページを閉じて目を休ませられる事をお勧めします。

それでも続きを読んで頂ける方は…ごゆっくりとお楽しみください。
ただ、このページはあくまでも「リプレイ」という事なので、
あらすじ程度の表記にとどめております。
一応細かい設定も脳内では描かれて要りますが、
此処はあえてこの表記をさせて頂くという事でご了承ください。
それでは、此処まで読んで頂けて有難う御座います。
引き続き、もう少しだけお楽しみください。
m(_ _)m ペコリ



 [ 各章説明 ]

①:犠牲者達の弔い
②:父との決別
③:二人きりの館内散歩
④:皆が満足できる、楽しいシナリオを。
⑤:和解の決意
⑥:リゼと退魔師協会への直接交渉
⑦:とある少女が求めた世界
⑧:それから

[♪]:個人的に選出したBGMです。
   一部はフリー音源では無い物も含まれますので、
   あくまで個人的な視聴で留めて頂く事をお勧めします。



《 ① 犠牲者達の弔い 》
                    [♪_ミルクティー / 音楽の卵 様]
「でも…どうすれば良いのか、分からない。」
「そうね…じゃあまずは、皆の為のお墓を作りましょうか?」
「お墓?」
「そう、お墓。
 死んじゃった人や、動物達の為の、眠りの場所。
 これを作る事で、再び新しい命に生まれ変われるって聞いているの。」
「そうなんだ……じゃあ、私…お墓、作る。
 お墓の作り方、教えてほしい。」

 ~ ~ ~ ~ ~
                    [♪_ys106 / oo39ドットコム 様]
「アルブレッドさん。
 貴方の意思、貴方の想い、
 貴方の生きた証を、私は忘れません。
 …どうか、安らかに。
 Rest In Peace .」





《 ② 父との決別 》
            [♪_Look up into the sky / ポケットサウンド 様]
「クズリーさん。貴方の娘、レーテを連れてきました。」
「レーテ……そうだ、私の娘の名前だ。
 何処だ? 何処にいる? 私はあの子に、謝らなければならない…」
「…。やはり、お互いに視認する事は出来ないのですね。
 判りました、私の身体をお貸しします。」

 ~ ~ ~ ~ ~

「(とは言ったものの、流石にこの代役、これ以上は辛いかも…)」
「あははははは! 人間さん、そこに居るんでしょ?
 まだ私達とは、繋がってない人間さんだよね?
 ねぇねぇ、出ておいで。そろそろ辛くなってきたでしょ?」
「っ………レー…テ…」

「…っ」
「どうした? レーテ。パパはもう、レーテと一緒に居られるんだぞ?」

                      [♪_Nostalgia / Rinne 様]
「…パパ……パパはもう、死んじゃったんだよね?
 …だったら、『バイバイ』しなきゃ…だよね。」
「レーテ、何を言って…」
「パパ。私はもう、大丈夫。
 だからパパも…ママの所に、行ってあげて。」
「……。」




《 ③ 二人きりの館内散歩 》
                      [♪_Siren / Antihoney 様]
「じゃあその前に、このお屋敷の下調べをしなきゃ…かな。
 という事で、レーテ。お願いできる?」
「はっ…うん、任せて!
 とっておきの場所、沢山知ってるから!」

 ~ ~ ~ ~ ~
                [♪_Lovetickness / STUDIO ORBIS 様]
「えぇ~っ!? 此処お風呂だったのっ!?」
「うん、いつもは此処で血を洗い流してた。」
「確かに丁度いい感じの温度だし、濾過具合も悪くなさそうだけど…
 廊下の突き当りとか、解放感がありすぎない?」
「うーん、そんなに気にしてなかったんだけどなぁ。」
「ぁー…そっか、言われてみれば、まだ羞恥心を覚えてない年頃だもんね…u」





《 ④ 皆が満足できる、楽しいシナリオを。 》
                    [♪_窓 / WORLD MAKER 様]
         (参考音源:「Knight Night」浜辺で魔王は / 太郎2 様)
「じゃあ一通りの探索も終わったし、
 後は綺麗に掃除して舞台を整えていきましょうか。」
「はーい! どんなの作ろうかなぁ~」
「レーテは何か、やってみたい事とかはある?
 一応大前提に、怪我をしたり極端に驚かせる物は駄目だからね?」
「うーん…そうだ、『宝探し』みたいなのが良い!」

 ~ ~ ~ ~ ~
                  [♪_僕らの秘密基地 / muzie 公 様]
「あとは…そうだね。
 皆が目覚める前に、レーテの血を少しだけ与えとくっていうのはどうかな?
 万が一にも命に係わるような行動を取られた時に、ちゃんと制御が効くように。」
「なるほど…順応度は個人差があるから、少しだけだと操縦は難しくなるかも。
 でも、頑張ってみるね。これも、皆が楽しく遊ぶためだから!」
「うんうん、レーテが張り切ってると、なんだか私も元気が出てきちゃった。
 それじゃあ、早速作業に取り掛かろっか。」





《 ⑤ 和解の決意 》
                    [♪_Genom By / 煉獄庭園 様]
「ん? どうしたの?」
「…結界の入口に、あのお姉さんが来た。
 吸血鬼ハンターの、リーゼロッテって人…。」
「成程、いつかは来てくれるとは思ってましたけど…割と早かったですね。
 …レーテ。逆にこれは、チャンスでもあるわ。
 此処であの子達に、私達が無害である事を証明して説得出来れば、
 仮に此処の結界を解いても、安全が保障されると思うの。」
「でも、もし失敗したら? それに、私は…あの子に酷い事をした。
 だから……怖い。」
「…大丈夫。例え何があったとしても、私はレーテの味方だから。
 ……ね?」

 ~ ~ ~ ~ ~



《 ⑥ リゼと退魔師協会への直接交渉 》
                    [♪_大切な約束 / 音楽の卵 様]
「愛彩っ、無事だったのっ!?」
「おぉ、レーテさんもお久しぶりです! とてもお元気そうで何よりです。」
「本当に良かった…とりあえず、積もる話は後で。
 私達はこの館に巣食う、吸血鬼を討伐に来た。
 だからもう、安心して。」
「ぁ、その事なんですけど…私、ある程度有利に働くような情報を得てきました。
 少しくらいなら、お役に立てると思います。」
「いや、ダメ。愛彩はすぐ、あの転移門から脱出して。
 これ以上、迷惑はかけられない。」
「いいえ、これは私が居ないと出来ない事なんです。
 お願いします、同行させてください。」
「……。わかった。」

 ~ ~ ~ ~ ~

「…何故…どうしてっ。」
「愛彩…なんで私を庇ったの?
 そんな事しなくても、私は死なないんだよ?
 なのに、なんで…。」
                    [♪_つないだ手 / 音楽の卵 様]
「…リーゼさん。貴方のお気持ちは、痛い程に解ります…ケホッケホッ
 でも、どうか…この子を、赦してあげて、ください。
 この子もまた、両親を殺されて、いるんです……フー…フー…
 私達…人間の、手によって…っ」
「もういい、もういいから…
 愛彩、血が出てるから…お願い、もう止めて…」
「これ以上…復讐の、悲しみの連鎖は…
 私で、終わりにしませんか? …ゲホッ、ゲェェェ」

 ~ ~ ~ ~ ~

「…ふっ……ふふふふ、あっははははは ァイテテテテ」
「……えっ?」
                    [♪_雪どけ / 音楽の卵 様]
「ったくもう…。
 確かに不死身みたいな自己治癒力ですけど、ちゃんと痛いんですからね?
 ぁーイタタタ…でもちゃんと傷は塞がってるみたいですね、良かった。」
「え、あの……えっ?」
「んふふ…言ったでしょ? 『少なくとも私が正気のうちは、離れる事は無い』って。
 …この小瓶、身に覚えがあるでしょう?」





《 ⑦ とある少女が求めた世界 》

                 [♪_木漏れ日 / もっぴーさうんど 様]
「隊長。今月分の希望を聞いてきました。」
「ご苦労、確かに頂戴した。」
「えぇ。それにしても…ここ一年、本当に動きがありませんでしたね。」
「あぁそうだな。確かにあれだけの驚異的な能力を保有しておきながら、
 まさか和平を提唱してくるとは。」
「そうですね、私達退魔協会が向こう側へ物資提供を行う代わりに、
 向こうは一切の侵攻を禁止するという平和協定。
 私も最初はどのような物資を要求されるか不安でしたが…」
「そうだな、私もつい拍子抜けしてしまった。
 まさか人間1人分の非常食が1ヶ月分と、輸血パックが1つ。
 たったこれだけで良いのかと耳を疑ったよ。」
「本当、驚きましたよね。もしかするとあの子達は、本当は優しい人達なのかも。」
「いや、それでも警戒は怠るな。あれは仮にも、かの英雄を返り討ちにした吸血鬼だ。
 決して気を抜かぬように。」
「ハイハイ。所で、今回の希望もおんなじなんでしょうかね?」
「あぁそうだな、一応確かめておくか。
 えっと何何…。……。」
「? 隊長、どうかしましたか?」
「…あいつら、パーティでも開くのか?」



 ~ ~ ~ ~ ~

                 [♪_ながれぼし / もっぴーさうんど 様]
「うんうん、シナリオは中々と順調なようだね。」
「だねー、やっぱり二人で作った物だと、色んな事が出来て楽しいね!」
「でも、まだまだ改良の余地はありそうかな。
 今度はお茶会用の新しい葉っぱとお茶菓子でも頼んでみよっか?」
「うーん、でもそれを使うなら、私達直接会わないと駄目じゃない?」
「それはゲームが終わった後の楽しみという事でー。」
「えぇーーっ!?」

「ぁ、そうだ。それはそうと、今日は何の日か覚えてる?」
「え? んーと……あっ、もう1年?」
「そうそう、私達が出会って丁度1年だよ!
 だからね、特別にこんなのを貰ったんだぁ。」
「わわっ、すごーい! …それに、とっても綺麗だね。」
「うん。色違いの、お揃い。
 …そうだ。ねーねー、折角なら…」

 ~ ~ ~ ~ ~
                    [♪_SWEET HURT / ハヤシケイ 様]
 『 誓いの言葉 』
 病める時も 健やかなる時も
 喜びの時も 悲しみの時も
 富める時も 貧しい時も
 死が 二人を別つまで
 私は レーテと共に

 ~ ~ ~ ~ ~

 神様。
 私達が、見えていますか?
 貴方が願った通り、私はこの子を。
 哀れで健気な少女を、救いました。

 この世界を作ってくれて、
 私に存在意義を与えてくれて、

 本当に、本当に、
 ありがとうございました。





《 ⑧ それから 》

                [♪_ほんわかぷっぷー / もっぴーさうんど 様]
「よし、こっちはできたよー!」
「うん、私も変装はばっちりかな?」
「うんうん! 愛彩もばっちり似合ってるよー!」
「ありがとー。ただこれ、ベタベタしてて気持ち悪いんだけど…」
「まぁまぁ、なるべく驚いて貰うためだから。」
「ぅー、早くお風呂入りたい…」
「んじゃ、そろそろ参加者達を招くよ?」
「うん、りょーかい。うぅ、ちょっと緊張してきちゃった…」
「んもー、此処まで練習してきたんだから、だいじょーぶ!」
「ぅー、わかった。んじゃレーテ、サポートはお願いね。」
「はーい! んじゃ、いくよー!」



 - 二次創作シナリオ『 LEMPEA 』に続く -



                 [♪_NOIR / もっぴーさうんど 様]

 制作サークル

 おぼろそぼろ 様



 シナリオ担当

 010 様



 スチル・静止画担当

 むちまろ 様



 登場人物

 【ヒヤシンス~ 様】(KP)
 隷従
 リーゼロッテ・ノーマン
 アルフレッド・ノーマン
 レーテ

 【♂ 猫神 様】(PL)
 マイケル

 【iori 様】(PL)
 鳥津 九朗

 【くぼっち】(PL)
 杉原 愛彩



 リプレイ執筆者

 くぼっち



 Thank you for reading !





【7.あとがき】

えー、改めましてこんにちは。
今回このTRPGシナリオ『ANOMALIA』のリプレイを執筆させて頂きました、
くぼっちと申します。
所々読み飛ばされた方も、全て読んで頂けた方も、
この最後の目次、あとがきまで読もうとして頂けて、とても嬉しく思います。

さて。
今回は初のリプレイ作成をさせて頂いたのですが、
出来栄えの方は如何だったでしょうか?
ルールブックを所有してまだ1ヶ月しか経ってないばっかりか、
TRPG自体もまだ2回しか遊んだ事が無いという初心者っぷりの愚か者なのですが、
今回のシナリオでKPを担当して頂いたヒヤシンス~様に勇気を頂き、
こうして此処まで執筆する事が出来ました。

本当にこんな私だったのですが、それ程にまでこのシナリオは魅力的だったんです。
これは只のゲームなのでしょうが、私からすれば1つの人生のような立ち位置です。
キャラ作成の段階で、私の分身をそこに生み出そうとする程に想いを込める位です。
故にどうしても、この記憶を風化させたくは無かったんです。
これは非公開だとちょっと勿体無いと言うか申し訳無いと言うか…
そして今に至りました。

にしても、此処まで割り切れない性格だと、
やはり私はTRPGに向いていないのかもしれませんね…。
それでも、今回の行動に対して後悔の類はありません。
まぁ強いて1つ挙げるとすれば、
よく此処まで書き上げる狂気…もとい、根気が続いたなぁと自分ながら引きましたね。

それでは最後に。
この作品関連の作者様やサークル様、
並びにに司会者様や参加者様へ。

この素晴らしい作品を作って頂けて、
そしてこの作品に参加させて頂けて、
本当に、本当にありがとうございました。

そしてこの文章まで読んで頂けた皆様方にも。
長時間の御拝読お疲れ様でした、そして此処まで読んで頂けて有難う御座いました。
どうか貴方にも、心から素敵だと思える作品に出合えますように。



                              記:2022/08/18
                              筆:くぼっち

(ps.)
4か月後からおはこんにちばんは。
流石にもうリアル狂気は解けましたが、
未だに此方の作品に対しての愛情は尽きておりませんでした。
よって、初KPは此方の作品を担当させて頂こうと思う所存であります。
只今現在、11月中に自宅や職場の引っ越し、
並びに国家資格の勉強や諸々の書類手続きの作成修正等々と、
リアル事情が大変な事になっておりました。
12月に入った現在も全てが解決したわけではありませんが、
それでも折角ルールブックもシナリオ素材も集めたわけですし、
何回かは遊ばせて頂きたく思いまして。
てことでまぁ事が順調に運べば12月中に、
日曜日辺りにセッション募集&開始を考えております。
本当の意味で初心者、というより無知に近い状態ともなりますが、
脳内では沢山練習させて頂いておりますので、
どうか暖かい眼で見守って頂けると幸いです。
また、もしも私の開催するこのセッション「ANOMALIA」にてEnd_Lに到達できた時、
私に「リプレイ見たよ! ”LEMPEA”ってなぁに?」と言って頂ければ、
是非とも此方のセッションも開催できるよう努力させて頂きます。
実をいうと、一応此方は作者様に目を通して頂いて、
「配布を伴わない個人で開く卓ならば大丈夫です!」と了承を頂けた物でもあります。
という事で、少しだけ胸を張って二次創作シナリオだとお伝え出来ます(笑)
まぁ、此処まで読んで頂けている方なんて本当にごく少数とは思いますが…。

さて、今更ながら長々と書かせて頂きましたが、
私もそろそろ勉強に戻らなければ…というより寝なければいけませんので、
この辺で執筆を終えておこうかと思います。
今の環境では病気が流行っておりますが、皆様もお体にはお気をつけて、
そして睡眠時間もきちんと確保されるようお願い申し上げます。
以上、夜更かし気味のくぼっちからでした。

m(。_。)m ペコリ

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