【新CoC】地獄雲-4
ぶいしむセッション[web全体で公開] 2 | |
登録日:2021/02/22 13:37最終更新日:2021/02/22 13:37 |
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コメント一覧
60. ぶいしむ | |
2021/03/03 12:26 |
>椶錻さん あなたは、書庫の窓を開けて、外の様子を確認します。しかし〈目星〉をするまでもなく、異常なモノは何もないと分かります。窓の外には、静かな夜の景色が広がっていますね。 >皆さん 他にやりたいことがなければ、古文書解読のフェイズはこの辺りで終わりにしようと思います(やり残したことがある方は申告してください)。 さて、見事、古文書の内容を読み解いたあなた方ですが、次は何をしましょうか?ちなみに、現在は水曜日の夜です。気づけば、かなり遅い時間になっています。
56. ぶいしむ | |
2021/03/02 16:44 |
>山内さん あなたが真言を覚えようと、節をつけながらの朗唱を繰り返していると...... ブツッ 何かが寸断されるような、重い音がして、突然、視界が暗転します。 気がつくと、あなたはさっきまで解読の作業を行っていた和室を離れ、どことも知れない、真っ暗で、狭苦しい所にいます。 ボコ、ボコボコボコ...... 篭ったような、泡の音。全身から染み入ってくる、冷たい何か。直観的に、あなたは自分が今、水の中にいるのだということに気がつきます。 あなたは、寒く、窮屈なこの場所から逃れようと、身を捩り、足を踏ん張ります。しかし、どうしたことか、体の反応は鈍く、思うように動かすことができません。足掻けども足掻けども結果は同じです。まるで、全身を見えない綱で縛られているかのよう。 するうち、あなたの心の中に、メラメラと憎しみの感情が沸き起こってきました。役に立たない自分の体への憎悪、自分をこんなところに閉じ込めた者への憎悪、そして、居丈高に命令を下すあの......。 そこで山内さんは卒然と気づきます。これは自分の感情ではない、ということに。別の誰か、自分以外の何かの心の裡が、精神の壁を侵して入り込んできているのです。 自分の心は自分のモノである、という当然の前提を無視して発生した、この超自然的な現象に、あなたは抑えがたい恐怖を感じます。すると......。 ブツッ 先ほどと同じような重い音。暫しの暗転の後、あなたは元の和室に呆然と座っている自分に気がつきます。 このような超自然的な体験をした山内さんは1/1d4の正気度を失います。
55. ぶいしむ | |
2021/03/02 16:30 |
おっと、お二人とも失敗ですか。では、順番に起こったことを描写していきます。 >椶錻さん あなたは、古文書の内容に何か引っかかりを感じますが、その正体を特定することができません。手がかりを求めて、椶錻家の書庫で、分厚い専門書を繙いていたとき。 パラ、パラ、パラパラパラパラ...... 突然、あなたの背後から強い風が吹き付け、ページがひとりでに捲れていきます。首筋に受ける風は凍るように冷たく、肌が切れそうに感じるほどです。振り向いたあなたの目に入ったのは、しっかりと閉められた扉。閉めきった書庫の、一体どこからこんな風が? 心によぎったその刹那、一際強い突風が、あなたに向かって吹き付けます。 ピシッ、ピシピシピシッ すると、不思議なことに、手に持った本のページが、まるでカッターで切り取ったかのように次々と裂かれ、風に乗って、散らばっていきます。あっという間に、床は象牙色の紙で一杯になってしまいました。 しばらくすると、風は止み、書庫には元の静寂が戻ります。あなたが、ふと手を見ると、親指の付け根が少し切れ、赤い血が滲んでいました。 この不可解な現象に遭遇した椶錻さんは0/1の正気度を失います。