安息日の冒険者

きらす
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登録日:2019/06/27 12:20最終更新日:2019/07/07 09:11

「安息日とは」
ルナル世界は一巡り7日間でなりたっています。
それぞれの日は7つの月に対応しており
その中で、いわゆる「日曜日」に該当するのが「安息日」になります(ただし一巡りで言えば5日目になります)。
しかし名前を変えているとはいえ元は「黒の月」であるため、この日はたいていの月の信者は家でおとなしくしているのが普通です。
縁起が悪いと、勝負事や約束事を避ける傾向すらあります。
同時に神殿および関連施設や、ほとんどの店は休みになります。

金もうけに目ざといミュルーンの伝令も早足便と特別便以外は受け付けていません。そもそも仕事の依頼が減るからで待機勤務の人員を減らしたいのがあります(もっとも個人のアルバイトは認めています)。

余談ですが「安息日(黒月の日)」に働かせるような仕事は、黒(ブラック)商売として嫌がられます。

「安息日の冒険者」 
さて、そんな中、休みの日でもわざわざ動きたいという人種はいるもので、その中のひとつが「安息日の冒険者」になります。
なにしろ一年に365回は不思議な事件がおきるというバドッカ。
それらを解決するために立ち上がった?のが安息日の冒険者というわけです。
彼らの多くは普段の仕事を持っており、安息日にだけ日帰りでいける近辺も含めて怪物退治や、各神殿でも困った依頼を引き受けています。
依頼の大半には、いくらかの報酬がでますが、希に無報酬や特殊な報酬の場合もあります。
神殿の奉仕活動を兼ねている場合もあり、そういった場合は安息日以降もその仕事を頼まれる場合があります。

基本、安息日の間しか冒険できないので多くの依頼は安息日の朝イチに依頼ボックスに届いた依頼を引き受けることになります。
一方、依頼人は各神殿が運営している施設か、バドッカに複数ある大衆酒場などの施設で依頼をすることができます。
それを依頼整理の係が割り振りっていきます。
時には複数の場所に同じ依頼が提示されることもあります。

安息日の冒険者に依頼される仕事には大まかにいって以下の傾向があります。
シナリオ作成の際に参考にしてください。

1:1日で往復できる距離の範囲内で、1日で解決できそうな仕事量である。あるいは一巡りに一回の継続的な仕事である。

当然ですがバドッカ市内および、その近辺での仕事になります。
バドッカの周辺には徒歩1~2時間圏内(約5~8km)にいくつかの農村があり、そこの農民からの怪物駆除が依頼としては多くなります。
まれに近辺の遺跡調査などで一巡りごとに数部屋ずつ調べていく、というような依頼もあるようです。

2:各神殿で対応できない仕事である。あるいは人手が足りてない。
基本的に双子の月の信者は個人の力で解決できない困りごとがあると、まず各神殿に向かい相談します。
多くはそれで解決するのですが、神殿で対応できない依頼や、方法はわかっていても人手が足りない場合にお鉢が回ってきます。

たとえば、リャノ神殿に特殊な食材の依頼をしに来た料理人がいます。リャノ神殿も食材の場所は分かっていますが、それはある怪物の内蔵だったり、海辺にある怪物がでる洞窟でしか採集できなかったりします。

3:ちょっと秘密にしてほしい内容である。
直接神殿に相談しにくかったり、依頼人の身近な人間にバレたりすると困るような依頼です。

身分の高い人物の不祥事や、ガヤン神殿に知られると怒られる(しかしシャストア神殿なら面白がられる)ような依頼なども含まれます。
とはいえ、あからさまな犯罪に加担するような依頼はそもそも受諾されないでしょう。

4:報酬が期待できない
神殿や、その途の専門家に依頼すれば解決するような仕事なのに、こちらに流れてくる場合があります。
多くは報酬が期待できない子供や貧乏人、あるいは報酬が「宝の地図」「使いみちのわからない魔法の品」だったりします。
引き受けるか引き受けないかは、あなた次第です。

5:ご指名である
メンバーの中に解決に有用な特殊な技能の持ち主や過去の依頼の成功から指名がある場合もあります。

6:その他
他にもバドッカならではの突拍子もない理由もあります。
銀の月の怪物に変質しかけた依頼人の救出や、デルバイ信者のつくった工作機械の暴走阻止、眉森に落ちてきた「龍の落とし物」の調査だったりします。
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