【ソード・ワールド2.5】リプレイ マカジャハット浪漫紀行~流れ流れて~

木の葉
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登録日:2019/07/07 17:38最終更新日:2020/02/11 20:52

本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の二次創作物です。

【!注意!】
※本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の、二次創作です。
※元のログに対して、編集者により一部変更/省略されている箇所が御座います。

コミュニティ:『いざ、大舞台!』~マカジャハット ロマンティカ~」
https://trpgsession.click/community-detail.php?i=commu154210719009
より、

GM/木の葉の初めてのSW2.5キャンペーン、第二回
【ソード・ワールド2.5】マカジャハット浪漫紀行~流れ流れて~
https://trpgsession.click/session-detail.php?s=156182082228Leafeon470
のリプレイとなります。

第一話 https://trpgsession.click/topic-detail.php?i=topic156198514973

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キラタ:こんばんはー
レーヴァ:こんばんは
ほた:こんばんはーごきげんよう~~
またんご:こんばんは
ミヤシュン:こんばんわー
GM/木の葉:こんばんはー
GM/木の葉:では、準備出来ましたら言って下さいませね
またんご:大丈夫です!
ミヤシュン:自分は大丈夫です。
キラタ:大丈夫ですー!
レーヴァ:大丈夫です
ほた:もんだいありませぬね~
GM/木の葉:では、1stキャンペーン、第二話始めて行きましょう!
ミヤシュン:わー
レーヴァ:よろしくお願いします
またんご:8888888!
キラタ:よろしくお願いします!
ほた:よろしくおねがいしたします~~
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【PC紹介】

■カラム
 エルフ 男
 マギテック/シューター/スカウト
 PL:キラタ

■レト・ヴァティア
 人間 男
 ファイター/スカウト
 PL:レーヴァ

■ソラ・クラウス
 リルドラケン 男
 ファイター/レンジャー
 PL:ミヤシュン

■ミコ
 タビット 女
 フェアリーテイマー/バード/セージ
 PL:またんご

■マドリーン・グロリア
 人間 女
 プリースト/セージ
 PL:ほた

-------------------------------------->START


【GM】
 さて、皆さんは無事護衛の依頼を遂行し、ハーヴェスへと辿り着いた…。
 皆さんも、団員と馬車も、簡単な検問をされますが、無事に通る事が出来ます。
 何も無ければ、団員とはここでお別れですね。

【カラム】
 「ドドン、約束通り一杯奢ってやるから楽しみにしててくれよ!」

【ドドン/GM】
 「うん!」
 ドドンは嬉しそうに返事をします。

【ソラ・クラウス】
 「きっとまた会おう!」

【ミコ】
 「また機会がありましたら、今度は演目の方を見てみたいです…!」

【ライザ/GM】
 「にしし、そういうのはジーナの姐さんに頼むと良いよ!」

【マドリーン】
 「きっと、さらなる縁があることでしょう」

【アイオラ/GM】
 「ええ、また神のお導きがあれば…あ、いけない。忘れる所でした。…はい、どうぞこちらを」

【GM】
 と、このタイミングで報酬が支払われますね。
 ゲーム的には、前回の終了処理で既に受け取り済みとなります。
 無事依頼主達は、改めて自らの日常へと帰って行きますね。

【ソラ・クラウス】
 大きく手を振ります。

【カラム】
 カラムも見えなくなるまで振ってます。

【レト・ヴァティア】
 自分も手を振って見送りましょう

【GM】
 では、ライザとドドンは楽しそうに手を振り返し、アイオラは小さく手を振ってから、馬車を走らせ始める事でしょう。
 特にドドンは、見えなくなるまでずっと手を振ってくれますね。

【カラム(PL)】
 ドドン可愛い……

【ミコ(PL)】
 いいぞ…うん…すごく…いい…

【マドリーン(PL)】
 メインヒロイン(?)枠ですね

【ソラ・クラウス(PL)】
 いいぞ~

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【GM】
 そうして別れた一行。
 体よくハーヴェスに置き去りにされましたが、ここからどうされますか?
 ちなみに、時刻は午後五時位。
 そろそろ、空が朱色に染まる頃です。

【ソラ・クラウス(PL)】
 体よくw

※どう行動するか相談するPL達。一旦宿を探す事に。

【ソラ・クラウス(PL)】
 とりあえず宿ですね

【カラム(PL)】
 依頼受けられそうな酒場とかありますか?

【GM】
 では、まず情報収集が必要ですね。
 ここは聞き込み判定と洒落込みましょうか。
 対応技能は、スカウト/セージ/バードとします。
 目標値は9でどうぞ!

※全員挑戦した結果、ミコさんとカラムさんが成功する。

 では、カラムさんとミコさんは、一見の旅人も安心して泊まれる宿が、メインストリートの中ほどにある事を知る事が出来ます。
 なんと、30Gで一拍二食付き!

【カラム(PL)】
 おー、安い……のか?

【ミコ(PL)】
 お得!?

【レト・ヴァティア(PL)】
 普通にお得よ、素泊まり15Gが一般相場だし

【カラム(PL)】
 食事つきだとかなり安い!(ルルブ見てきた

※とりあえず情報共有するPL達。

【カラム】
 「いい感じの宿がメインストリートにあるらしいぜ、とりあえずそこ行ってみないか?」

【レト・ヴァティア】
 「なるほど、それじゃあ今夜はそこに泊まるとするか」

【マドリーン】
 「まあ、宿の場所がわかったのですね。情報収集がとてもお早い!」

【ソラ・クラウス】
 「おー」

【ミコ】
 「みなさん今晩は宿で休みますか?それとも他の依頼を探しに?」

【カラム】
 「今日は宿で休んで、依頼は明日探しゃいいだろ」

【レト・ヴァティア】
 「とりあえずマスターから受け取った金で今日の飯にも困るような事態にはなってないからな、今日は休んで明日から探すのでもいいだろう」

【ソラ・クラウス】
 「そうしよう」

【カラム】
 「それに宿の主人にでも聞きゃ、どこで依頼を受けられるかぐらいわかるだろ」

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またんご:余裕だな(残金2G
またんご:ましょーせきまだいらなかった感
レーヴァ:使い切ってたのか・・・w
キラタ:お金ない人は貸すよw
GM/木の葉:うちのコミュでは回避策を設けていますが
GM/木の葉:マカジャハットにいる間は基本生活費不要(全額ギルド負担
GM/木の葉:ですがこのゲーム、生活費の概念があるので…、注意が必要ですね
またんご:次回から気を付けます(る~
キラタ:貯金しててよかったw
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【GM】
 では、皆さん宿へ向かいます。
 宿は、同様によそ者と思われる人達でごった返してますね。


【カラム】
 「へぇー、聞いてた通り一見の客が多いみてぇだな」

【マドリーン】
 「それほどには名が知られている、という事ですね」

【ソラ・クラウス】
 「泊まれるだろうか…」

【レト・ヴァティア】
 「とにかく聞いてみないとわからんだろう、宿の受付は…」

【GM】
 では、そんな様子に気がついた宿の親父さんが、奥のカウンターから声を掛けて来ますね。

【宿の親父/GM】
 「おう、いらっしゃい。何人だい?」

【カラム】
 「5人だ。泊まれるか?」

【宿の親父/GM】
 「5人か…相部屋でも良けりゃ、二部屋用意出来るぜ」

【カラム】
 「ならそれで頼むわ。お前らもいいだろ?」

【レト・ヴァティア】
 「ああ、大丈夫だ」

【ソラ・クラウス】
 「ああ! いいぞ!」

【ミコ】
 「…大丈夫です」

【宿屋の親父/GM】
 「OK、夕食もサービス出来るが、食ってくか?」

【ソラ・クラウス】
 「もちろんだ!」

【レト・ヴァティア】
 「頼む」

【マドリーン】
 「ええ、しっかりと食べ、備えましょう」

【宿屋の親父/GM】
 「良い返事だ、それじゃ、全員分用意させるとするか。
  さっさと部屋に荷物を置いてくると良い。二階の奥の二部屋だぜ」

【GM】
 そう言うと、カウンターの上に鍵を二つ置きますね。
 205と206のタグが付いています。

【マドリーン】
 「206ですね、206ということは…部屋が206個も!?」

【ミコ】
 「たぶん2階のへやだから百の位が2なんだと思いますよ…?」

【カラム】
 「単に2階の6号室ってことじゃねぇの?」

【ソラ・クラウス】
 「はっは そんなまさか(知ったかぶり)」

【マドリーン】
 「まあ、そうなのですね!」

【ミコ(PL)】
 お嬢様感

【GM】
 では、部屋のカギを受け取り、荷物を置いてから一階に戻って来る一同。
 ぼちぼち酔客も出始めていて、色んな意味で活気が出て来ましたね。

【ミコ】
 「それにしても活気のある宿ですね。」

【レト・ヴァティア】
 「カラム達が聞いたとおり、旅人が泊まりに来てるんだろうな」

【GM】
 さて、荷物を置いて一階に戻ると、既に食事の準備がされていますね。
 野菜のスープ、というよりブイヨンスープといった感じの具無しスープ。
 螺旋状に加工され、串に刺された揚げじゃが。
 シンプルなパン。
 それと、白身魚のムニエルですね。
 酸味の効いたさっぱりソースです。
 決して豪勢な食事では無いですが、満足度は高い事でしょう。
 それと、二部屋しか用意出来なかったお詫びに赤ワインが付きます。やったね

【ミコ(PL)】
 100点!

【マドリーン(PL)】
 トルネードポテト!

【カラム(PL)】
 値段に対してかなり豪華じゃないか!

【ソラ・クラウス(PL)】
 やったぜ

【レト・ヴァティア(PL)】
 30Gでこれだけ食えるのはまじお得

【ミコ】
 「おいしそうなスープですね!いただきます」

【レト・ヴァティア】
 「いただきます」

【カラム】
 「この値段でこのレベルなら文句言えねぇよ!」

【ソラ・クラウス】
 「いただきます!」

【マドリーン】
 「芋が螺旋を描いていますわ!刃を当てて、回しているのでしょうか!?」

【レト・ヴァティア】
 「なるほど、これは繁盛するわけだな」

【ミコ(PL)】
 スプーンで食事しながら周囲の同業者を探しますが?

【カラム(PL)】
 周囲の客をそれとなーく観察してみましょうか。

【GM】
 では、探索判定としましょう。
 目標値は11でお願いします。

※レトさんのみ成功する。

 ではレトさんは、宿にいる人間の中に、見覚えのある人物がいる事が解ります。
 雲雀の止り木亭で見た覚えがある人物ですね。
 誰かを知る為には、続いて見識判定が必要です。
 目標値は9です。

【レト・ヴァティア】
 「うん?あれは…。たしか止まり木で見た事が…」
 …4、失敗!

※レトさんが失敗した為、情報共有して全員で振る事に。
 結果、マドリーンさんとミコさんが成功する。

【GM】
 では成功者は、その人物がヴィアゴ・アル・サンダールという名前のリカントの男性だと解ります。
 エール片手に、書類と睨めっこしていますね。
 最近、良くギルドに出入りしていると知っています。


*
■ヴィアゴ・アル・サンダール

『ヴィアゴ・アル・サンダール』はリカント族の男性で、『ラージャハ帝国』に拠点を置く砂上貿易会社、『サンダール商会』の代表です。
年齢は30だと言い張っていますが、凡その意見では、40代より下は無いとされています。
熊のリカントで、髭は剃られていますが、豊かな癖毛の髪のせいで「毛むくじゃら」な印象を強く与えます。
リカントらしからぬ恰幅の良さですが、リカントらしい機敏さでドスドスと歩く様は非常に迫力のあるものです。
(極端に表現すれば、我々の言う鏡モチの様なシルエットをしています)
非常に大きな声で話す事でも有名です。

その体格通り汗っかきで、油でテカテカと光る肌をハンカチで拭う様子が印象的でしょう。
生活は良く言えば豪快、悪く言えば大雑把です。
肉と酒を非常に好んでいます。

『サンダール商会』は美術品等の単価の高い嗜好品を主な商材としています。
経営方針は豪腕の一言で、適法ながらかなり強引な商売が目立ち、風評はあまり良い物ではありません。
『ラージャハ帝国』から持ち込む商材が金属製品…食器などから、「武器」に至るまで…というのもあって、キナ臭い噂が絶えません。

この『サンダール商会』は、独自の高速砂上船『サンドストーム号』を所有する事で伸し上って来ました。
『サンドストーム号』が価値のある砂上船である事は既に周知ですが、実力のある『ラージャハ帝国』の冒険者(或いはならず者)で常に武装させており、襲い掛かる外敵すら商売の足ししてしまいます。
その為、今では襲う者もおらず、その筋の者にとっては畏怖の対象にすらなっていると言われています。
*


【ソラ・クラウス】
 「ご馳走さま!」

【レト・ヴァティア】
 「なあ、あそこの席。たしか止まり木でも見かけたんだが知ってるか?」

【カラム】
 「ああん?見たことあるか?」

【マドリーン】
 「ええ?ええと…、あら!あの方はラージャハ帝国に拠点を置く、サンダール商会の会長ですわね!わたくしの国へも交易を行っていますわ!」

【マドリーン(PL)】
 そのまま席を立ち、その男性の所へ歩いて行きます。

【ソラ・クラウス(PL)】
 ワインを持ってドシドシついていきます。

【GM】
 では、彼はマドリーンさん達に気がつく様子もなく、書類と睨めっこを続けています。

【ソラ・クラウス】
 「そこの御仁!」

【マドリーン】
 「どうもごきげんようですわ!」

【サンダール/GM】
 「ムムム…、ん?…まぁ、違うか」

【GM】
 サンダールは一旦顔を上げ、周囲をキョロキョロした後、まぁ、俺の事じゃないだろうという顔をして一旦書類に戻ります。

【マドリーン】
 「もしもし、ヴィアゴ様?」

【サンダール/GM】
 サンダール「…ん?なんです。ワシですか?」


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【カラム】
 「あいつら、ガンガン行くな……」

【ミコ】
 「ふぅ…ごちそうさまでした。あれ?お二人は?」

【カラム】
 「あっちのおっさんに声かけに行っちまった」

【レト・ヴァティア】
 「(忙しそうだったが声かけてよかったのだろうか)」

【ミコ】
 「あ、ヴィアゴさんですね。商会の代表さんですよ」

【カラム】
 「へぇー?さっきの声を聴いた感じ、うちのギルドと関わりあるみてぇだな」
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【サンダールGM】
 「む?むむむ?」
  もしやその冒険者証、雲雀の止り木亭の冒険者様ですかな?」

【マドリーン】
 「ええ、ごきげんよう。
  私は雲雀の止り木亭のマドリーンと言います。
  あちらでも見かけましたので、挨拶を、と」


【サンダールGM】
 「これはこれは!奇遇ですな!皆さんのギルドにはいつもお世話になっております!ええ!本当に!」
 と、両手を広げてオーバーな身振りをしながら、でっかい声で話しますね
 宿中に響き渡る声で、一瞬周囲の目がこちらを向きます。

【ソラ・クラウス】
 「おお!!そうですかそうですか!!」

【マドリーン】
 「まあ、そうなのですね、それはとても善き事ですわ♪
  ところで、何やら書類を見て、考え込んでいるように見えましたが・・・なにか、お困りな事でも?」

【サンダールGM】
 「おっと!これはお恥ずかしい所を…!いえ、ちょっと商談が上手く行かなくてですな」
 そう言いながら、サンダールは手早く書類をカバンへ仕舞います。

【マドリーン】
 「まあ、商談が。苦労されているようですね、私たちにお手伝いできることはありますか?」

【ソラ・クラウス】
 「我々に手伝えることならいいのですが…」

【サンダールGM】
 「おお!心強いお言葉ですな!まさに感謝の極み!…ですが、この件はちょっと立て込んでいましてな、ちょっと他の者に頼む訳にはいかんのです。
  …もしや皆さん、仕事を探しておるのですかな?」

【ソラ・クラウス】
 「ふむ 正にそうなのです」

【マドリーン】
 「そうなのですね?(知らなかった顔)」

【サンダールGM】
 「そうですかそうですか!そうすると…ううむ…、ああ、そうだ。うちと取引のある輸送会社が明日マカジャハットへと発つ筈です。良ければ一つ、口添えをしておきましょう。
 もっとも、依頼内容も報酬も、明日あちらで確認して貰う事になりますから、諸々保証は出来んですが…」

【ソラ・クラウス】
 「おお!それは…いいのですか?」

【マドリーン】
 「まあ、それはちょうど良い事に!」

【サンダールGM】
 「もちろん、今ここで返事を頂けるのならですがな!」

【ソラ・クラウス】
 「では 一度皆と相談してよいですかな? いえ 直ぐ終わります」

【サンダールGM】
 「いえいえ、構いませんよ!私はここで、暫くエールを楽しんでおりますので!」

【マドリーン】
 「ふふ、すぐそこに皆おりますので。エールが無くなる前には、また来ますね?」

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キラタ:ええやん!
またんご:受けてぇ!
レーヴァ:とりあえず受けよう、明確な悪評があるわけじゃないし現状問題があるようには見えない
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【カラム】
 「ほうほう!いいんじゃねぇか?」

【ミコ】
 「私は是非受けたいです!」

【カラム】
 「細かい条件が分からねぇのはちと不安だが、こういう縁は大事らしいからな」

【ソラ・クラウス】
 「諸々の保証はないが悪い御仁ではないであろう」

【マドリーン】
 「昼の観光ができないのは少々残念ですが、またこちらへ訪れた時、ゆっくりと致しましょう」

【レト・ヴァティア】
 「それじゃあ皆受けるってことで」

【ソラ・クラウス】
 「賛成だ」

【ミコ】
 「詳しい依頼内容を聞かせてもらいましょう

※全員一致で、話に乗る事に。

【サンダールGM】
 「おお!そうですか!では宜しく言っておきますので!ええ、言っておきますとも!」

【GM】
 という感じで、満足そうに宿を出て行きますね。
 どうやら、食事に来ていただけの様です。
 皆さんは明日の朝、三番港のジョナ海運という運送会社を訪ねる様に言われますね。
 向かう前に買い物をする時間はあるという事にしますので、事前購入物はこのタイミングで購入したとして下さい。
 そこでサンダールの名前を出せば通じるだろう、という話です。
 特に何も無ければ、次のイベントまでスキップしちゃいますが、何かしたい事はありますか?

※特に無かった為、次のイベントまでダイジェストに。
 途中、カラムさんがドドンに一杯奢る約束を失念していた為夜の街に繰り出すも、見つからず…。

 では、皆さんは温かいベッドで深い眠りにつく。
 そして、朝の日差しの眩しさに目を覚まします。
 スクランブルエッグとベーコン、トーストにスープの質素な朝食を済ませ、予定した買い物を済ませた後、皆さんは目的の三番湊に集まる。
 そこには、聞いた通り、ジョナ海運と書かれた輸送船が停泊していました。
 そして、搬入中の木箱の一つに、男性が一人腰かけていますね

【ソラ・クラウス】
 「こんにちは! サンダールさんの紹介で来たのだが…あなたは?」

【船乗り/GM】
 「…ああ、おたくらか。話は聞いてるよ。
  俺はこの船の責任者のロッドだ。ま、よろしく」

【レト・ヴァティア】
 「よろしくお願いする」一礼します

【ソラ・クラウス】
 「よろしく頼む!」一礼

【カラム】
 「おう、よろしく頼むわ」

【ミコ】
 「よろしくお願いします!」

【マドリーン】
 「よろしくお願いします。…それで、私たちは何をすれば?」

【ロッド/GM】
 「…んー、まぁ、護衛って奴だ。
  ちょっと大事な代物を運ぶんで、そいつを見ててくれ。
報酬は1000G。安いが、急な話だったんでね、悪く思わないでくれよ」

【ソラ・クラウス(PL)】
 なんか歯切れが悪いような…

【ミコ(PL)】
 海上の護衛かぁ!

【カラム】
 「大事な荷物ねぇ……まぁいいか、了解だ」

【ソラ・クラウス】
 「ああ! 任せてくれ!」

【レト・ヴァティア】
 「了解した、出発はすぐか?」

【ロッド/GM】
 「あぁ、お前さんらが乗り込んだら、すぐに出発する」

【マドリーン】
 「そうなのですね、依頼の書類はありますかしら?」

【ロッド/GM】
 「書類?無ぇよ。そもそも、正規の依頼じゃないんだ。急な話だったしな」

【カラム】
 「1000Gもらえるんなら十分十分!しっかり護衛すっから大船に乗ったつもりでいてくれよ」

【ソラ・クラウス】
 「む そこはしっかりしてくれなければならないのだが…まあ」

【ミコ】
 「船の荷物全般の護衛ということでよろしいですか?」

【ロッド/GM】
 「その代わり、金は乗り込んだ後に先に渡す。それでどうだ?」

【レト・ヴァティア】
 「わかった、まあ昨夜に急に話がいったからそこはしょうがないだろうな」

-------------------------------------+|8
ほた:だいぶあやしいけれど、行くしかありませんね
ミヤシュン:せやな…
GM/木の葉:断ってもええんやで?
またんご:まぁ悪い商団でないこと割れてるので大丈夫でしょう
レーヴァ:なんかアレだけどPC視点だといまさら怪しむ要素がないんだよなあ
キラタ:紹介してくれたサンダールさんを信じるしかないね
-------------------------------------+|8

【ロッド/GM】
 「なら、乗った乗った。時間が押してる」

【マドリーン】
 「では、行きましょう。私、航海ははじめてで。楽しみですわ」

【GM】
 では、船に乗り込む一同。
 手早く縄が解かれ、船は海上へと滑り出す。
 報酬の1000Gを手渡されつつ、皆さんは一つの部屋に案内される。
 そして…。

【ソラ・クラウス(PL)】
 おや?

【カラム(PL)】
 そして……?

【ミコ(PL)】
 気が付くと無人島へ…?


*


【GM】
 皆さんは、波の音に目を覚ます。

【ミコ(PL)】
 え?マジ?

【ソラ・クラウス(PL)】
 ファッ!

【カラム(PL)】
 え、マジであたり?

【レト・ヴァティア(PL)】
 おいぃ?

【マドリーン(PL)】
 おや~??

【GM】
 荷物のあると言われた部屋に入った瞬間から記憶が無い。
 後頭部がずきずきする。
 足の辺りがこそばゆい。
 寄せる波が、足を濡らしているのを感じる。
 意識が覚醒するにつれて、潮の香りを認識していくだろう。
 辺りは薄暗く、遠くに差し込む光から、ここが洞窟の中である事を知る事が出来る。

【カラム(PL)】
 いきなりクトゥルフの導入みたいになってきた……

【ミコ】
 「…」

【マドリーン】
 「あら…?」

【ソラ・クラウス】
 「ここは…」

【レト・ヴァティア】
 「…?」

【ミコ】
 「いたっ…あ、あれ?」

【カラム】
 「……頭いてぇし、ここどこだよ……」

【GM】
 さてさて、ここでおいおいと思った人…、残念ながら続きがあります。

【ミコ(PL)】
 アッ

【GM】
 周囲に、何かの気配を感じる。
 すぐに、何者かに取り囲まれている事に気がつくでしょう。
 そしてそれは。
 少なくとも、人間では、無い。


【カラム(PL)】
 ほんとにクトゥルフみたいな描写なんだけど……

【ソラ・クラウス(PL)】
 ほんま それ

【ミコ(PL)】
 SAN値チェック…?
 一応身に持ち物を確認します。

【GM】
 荷物のチェックはこの時点では出来ないでしょうが、ゲーム的には全て残っているものとします。

【ミコ(PL)】
 了解です!

【ソラ・クラウス】
 「むっ 何奴」

【マドリーン】
 「まるで、夢幻に包まれているようですね?」

【レト・ヴァティア】
 「いったい何が…」

【カラム】
 「んなこと言ってる場合かよ、周りになんかいるぞ………」

【GM】
 では、皆様ここで、まもちきだぁ!
 知名度は秘匿します。
 二種類いるので、最初を一種類目。
 二回目を二種類目としますね。

※ミコさんが一体目、マドリーンさんが二体目の魔物知識判定に成功。
 なんとマーマンとマーマンビショップの集団に囲まれていると解る…!

【ミコ】
 「あれは…マーマン!それと…」

【マドリーン】
 「一体、これはどういう事ですの???」混乱

【GM】
 ちなみに、軽く10体以上いますね。
 何か行動されます?

【カラム(PL)】
 魔物レベル5と6じゃねぇか!!

【ミコ(PL)】
 死ぬんだぁ

【レト・ヴァティア(PL)】
 まってまって、これはなんとしても敵対は防がないと

【カラム(PL)】
 勝ち目0で草

【ミコ(PL)】
 カラムに対話を試みてもらうしか…

【GM】
 エルフ語はデフォルトで通じます

【ミコ】
 「あの…」

【カラム】
 「あー、あんたら、ここがどこか知ってるか?」

【GM】
 では、ミコさんとカラムさんがエルフ語で話しかけますと…。

【マーマンビショップ/GM】
 「良かった。どうやら友好的に接する事が出来そうです」
 と、たどたどしいながらも、交易共通語で話しかけて来ます。

【カラム(PL)】
 お!理性的だ

【レト・ヴァティア(PL)】
 よかった、敵対的じゃねえ!

【ソラ・クラウス(PL)】
 セーフ

【カラム(PL)】
 そっか、反応中立だもんな

【ミコ】
 「た、助かった…?」

【マドリーン】
 「まあ!驚きましたわ、私達の言葉を話せますのね!」

【マーマンビショップ/GM】
 「あなた達、海に落ちていた。その印、聞いた事がある。だから助けた」
 その視線の先には、皆さんの冒険者証があります。

【レト・ヴァティア】
 「海に落ちていた…?」

【カラム】
 「あんたらが助けてくれたのか……」

【マーマンビショップ/GM】
 「そうだ。助けた」

【レト・ヴァティア】
 「そうか、助けてくれた事に感謝する

【マドリーン】
 「助けて頂いたのですね。私、何やら船へ乗ってからの記憶があいまいで…。
  船員ともはぐれてしまったのですね?一体どうしたものでしょうか」

【ミコ】
 「ほかの乗組員の方は無事でしょうか…?」

【マーマンビショップ/GM】
 「ほか?海にはお前たちしかいなかった」

【ソラ・クラウス】
 「む?」

【ミコ】
 「そ、そんな…護衛依頼を受けていたのに…あわあわ…」

【カラム】
 「近くに船はいなかったのか?」

【マーマンビショップ/GM】
 「遠くに一つ見えた」

【レト・ヴァティア】
 「・・・なあ、一つ嫌な考えが浮かんだんだが」

【カラム】
 「俺らは海のど真ん中で捨てられたってわけかね……?」

【ソラ・クラウス】
 「あー(なるほど わからん)」

【ミコ】
 「か、海賊です!おそらく船員の皆さんは人質に取られてしまったに違いありません!」

【カラム】
 「だとしたら、なんで俺らだけ海に捨てられたんだよ」

【ミコ】
 「それは…それは…えっと…」

【レト・ヴァティア】
 「俺たち、あの代表に騙されたって事になるな、そうすると」

【カラム】
 「どっちにしろ、このマーマンたちに話を聞いて少しでも情報を集めるしかねぇな」

【ソラ・クラウス】
 「そうだな」

【レト・ヴァティア】
 「そうだな、なんとかしてマカジャハットにまで戻らないと」

【カラム】
 「あんたら、うちのギルド、この印のこと知ってるみてぇだが、いったい何があって知ることになったんだ?」

【マーマンビショップ/GM】
 「お前たちと同じ人間から聞いた。誰かは言えない。解るだろう。知られれば、お互いに不孝になる」

【ソラ・クラウス】
 「不幸とな」

【マーマンビショップ/GM】
 「我々と人間は相容れぬ存在。我々との交流が知られれば、お互い平和には過ごせぬだろう」

【ソラ・クラウス】
 「そも ここはどこなのだ?」

【マーマンビショップ/GM】
 「ここは、陸から遠い小さな島」

【GM】
 場所については、マーマン側に海図の概念が無い為説明できない様です。

【カラム】
 「遠いって……それじゃあ陸に戻る手段はないのか?」

【マーマンビショップ/GM】
 「遠い…が、人の住む場所なら解る。近くまで連れて行っても良い」

【ソラ・クラウス】
 「おお!」

【カラム】
 「本当か!」

【レト・ヴァティア】
 「ありがたい!」

【ミコ】
 「本当ですか!?」

【カラム】
 「そりゃ助かる!是非とも頼むぜ」

【マドリーン】
 「まあ、連れて行ってくれますのね!それはとても良い事を聞きましたわ」

【マーマンビショップ/GM】
 「だが、交換条件だ。
  私たちは、今、困っている。
  それを何とかしてくれたら、喜んでお前たちを人の住む場所へ送ろう」

【ミコ】
 「既に助けてもらった身、私たちにできる事なら協力させてください。」

【レト・ヴァティア】
 「わかった、それも冒険者らしいしな」

【カラム】
 「そりゃ構わねぇが、俺らにどうにかできる範囲にしてくれると助かるぜ」

【マドリーン】
 「そうですね、私も命の恩を返さなければならないと、思っておりましたわ。」

【ソラ・クラウス】
 「で…具体的には?」

【マーマンビショップ/GM】
 「この島に、大きな生物が来た。海に住む我々では手に負えない。それを排除してくれればいい。
 勿論、無理ならば構わない。それであれば、諦めてお前たちを送るとしよう」

【レト・ヴァティア】
 「俺たちが出来る所まではやるさ」

【ミコ】
 「陸上とはいえ、マーマン族が苦戦する相手…」

【マドリーン】
 「手に負えない大きな生物?というと、それは地上に居て、迷惑をかけているのですね?」

【マーマンビショップ/GM】
 「そうだ。何処からか落ちて来た」

【ソラ・クラウス】【カラム】
 「「落ちてきた?」」

【マーマンビショップ/GM】
 「そうだ。大きな鳥だ。それが島に落ちて来た」

※大きな鳥というワードに、ざわめき始めるPL達。

【レト・ヴァティア】
 「鳥か・・・飛んで去らないのか?」

【マーマンビショップ/GM】
 「私たちには良く解らないが、こちらで見る限りは居座るつもりのようだ」

【カラム】
 「ふーん?鳥ねぇ……」

【ソラ・クラウス】
 「…一度見てみないか」

【カラム】
 「そうだな、一回見てみねぇと判断できねぇな」

【ミコ】
 「飛来してきた鳥類なら巣を作っているかもしれません…島を探索すれば見つかるかも?」

【マドリーン】
 「ええ、その者の姿を一目見に行きましょう!皆さん、立てますかしら?」

【ソラ・クラウス】
 「行動せねば始まらん!」

【レト・ヴァティア】
 「そうだな、行くか」

【カラム】
 「おう、行けるぜ」

【ミコ】
 「いきましょう!

【マーマンビショップ/GM】
 「受けて頂けますか。助かります。
  奴は、丁度島の中心辺りに居座っている様です。ご武運を」


-------------------------------------+|8
そうして森の中央、木々茂る中に向かう一行。
危機感知判定に成功して敵に気付かれる前に視認する事に成功。
接敵前に魔物知識判定を許可した所…サンダーバードと判明!
思わずビビるPL達…。
-------------------------------------+|8

【GM】
 では、知名度突破ですね。
 ミコさんマドリーンさんは、敵がサンダーバードと解ります!

【ミコ(PL)】
 うわあああああ

【レト・ヴァティア(PL)】
 うわあ、悪名高いやつ…


【GM】
 開示ステはこんな感じ。
 どうするかはお任せします…!

※敵のステータスを開示。
 ”傷ついた”サンダーバードと判明し、HPが事前に大きく削られている。


【ミコ(PL)】
 弱体化補正入ってるみたいですね

【レト・ヴァティア(PL)】
 弱ってるならなんとかなるか…?

【ミコ】
 「あれは…!サンダーバ…!(気絶)」

【カラム】
 「って、気絶すんな!」

【ソラ・クラウス】
 「気をしっかり!」

【ミコ】
 「…マ、マドリーンさん…代わりに、か、解説を…」

【マドリーン】
 「あれは書物で見たことがありますわ。
 サンダーバード…、雷を纏っていて、放電する事ができるみたいですわ!」

【ソラ・クラウス】
 「なるほど つまりは勝てるのか?」

【ミコ】
 「…傷ついているようですから…慎重に体制を整えれば…」

【マドリーン】
 「己を信じる心があれば、やれない事はありませんわ!」

【レト・ヴァティア】
 「勝てなくは無い…ってところか」

【ソラ・クラウス】
 「気合いと根性だな!」

【カラム】
 「ま、可能性があるんならやることは一つだな」

【レト・ヴァティア】
 「ああ、依頼を受けた以上は全力を尽くすのが冒険者だ」


-------------------------------------+|8
戦闘前のバフを求めるPL、許可するGM。
戦闘前にフィールドプロテクションとストーンガードを詠唱し、いざ戦闘へ!

先制判定は流石に及ばず、敵に初手を許す。
真っすぐ襲い掛かるサンダーバードを移動妨害で阻止し、レトさんとソラさんが接敵!
三部位の攻撃を見事受けきるソラさん。

返すターン、まずマドリーンさんがソラさんを回復。
続いてカラムさんがソリッドバレッドを翼にぶち込むもイチタリナイ。
ミコさんがそこにファイアボルトを打ち込み翼を一枚落とす。
次にレトさんが、《斬り返し》を宣言しつつもう一枚の翼に攻撃。
一撃目は外すも、斬り返しのフォローが効いて命中。
まさかの一回転で1ターンで翼を二枚落とす。

そして…。
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【GM】
 ほむ、これで負ける事は無いと思いますので、良ければソラさんでカッコ良く〆ても良いですよ…!
 どんな風に攻撃しますか?思いつかなければこっちで脚色しますが…。

【ソラ・クラウス(PL)】
 それでお願いします!

【GM】
 では、ソラはその翼を広げる。
 その手の武器は、重量感という名の質量を残し、しかしソラと共に空を舞う。
 サンダーバードは最後の力を振り絞り、周囲に電気の弾ける光が舞う。
 しかし遅い。
 ソラの武器は、確実にその眉間を貫く。
 そのまま、その巨大な頭ごとその武器を地面に突き立て、鈍い地響きと砂埃が舞う。
 サンダーバードは、もう動く事は無いだろう!
 おめでとう!君たちの勝利だ!

【マドリーン(PL)】
 ここだけムービーはいるやつですね

【ミコ(PL)】
 ソラのカットイン導入だ!

【レト・ヴァティア(PL)】
 うーん、かっけえ

【GM】
 こんなもんで良かっただろうか…

【ソラ・クラウス(PL)】
 いいですねー!

【ミコ(PL)】
 完璧でございます

【カラム(PL)】
 BGMもあってカッコよかったw


【GM】
 さて、剥ぎ取りが一回出来ますが、誰がチャレンジしますか?

※相談の結果、運命変転のあるレトさんがチャレンジ。
 350G相当の戦利品をゲットする。

【マドリーン】
 「私達の武勇の完全勝利ですわね!」

【レト・ヴァティア】
 「よし、弱ってたからなのもあるが無事討伐完了だ」

【GM】
 それとですね、すぐ近くの地面に、何かが落ちているのに気がつきます。
 もう一体のサンダーバード


【カラム(PL)】
 ふぁ!?

【ソラ・クラウス】
 ええ!?

【GM】
 …の死体です。

【ミコ】
 心臓が足りないわ

【カラム】
 成鳥?それとも子鳥?

【GM】
 サイズは同じくらいに見えますね。
 傷だらけで、何か争いで死んだんだろう、という事だけは解ります。
 さらに、そのすぐ近くに、宝石の様な物が落ちています。

※1600G相当の戦利品を一つ獲得する。

【レト・ヴァティア】
 「ん?これは・・・」

【ミコ】
 「これは…縄張り争いの結果でしょうか?
  …とりあえずは皆さん無事でよかったです…ふぅ」

【カラム】
 「ソラだいじょーぶか?滅多打ちにされてたが……」

【ソラ・クラウス】
 「ああ 問題ない」

【マドリーン】
 「巨鳥がここに来た理由はわかりませんが、これでこの島の安全はひとまず守られましたわ!」

【レト・ヴァティア】
 「そうだな、これ以上はわからないし一先ずは依頼達成の報告にいくか」

【マドリーン】
 「その前に、邪なものをその身に受けぬよう、火をもって弔いますわ」

【GM】
 では、二体の死骸を処理した後、皆さんは先程の洞窟に戻ります。
 その気配を察して、マーマンたちがやってきますね。

【カラム】
 「おーい!頼まれてた怪鳥討伐達成したぞー!」

【ソラ・クラウス】
 「只今 戻ったぞ!」

【マーマンビショップ/GM】
 「その様だ。助かった。人間よ、ありがとう」

【カラム】
 「なーに、こっちは命も助けられてんだ、気にしないでくれ」

【ソラ・クラウス】
 「この程度問題ないのだが…」

【マーマンビショップ/GM】
 「それでは約束通り、お前たちを人続の下に送ろう。だが…」

【ソラ・クラウス】
 「だが?」

【GM】
 マーマンビショップは、人数分のポーションを採り出しました。

【マーマンビショップ/GM】
 「その前に、これを飲んでくれないか」

【レト・ヴァティア】
 「…別に命を取ろうというわけではないだろうが、これは?」

【マドリーン】
 「これは…?」

【ミコ】
 「何のポーションでしょうか?」

【マーマンビショップ/GM】
 「眠りの薬だ。人間から貰ったものだ」

【カラム】
 「眠りの薬?なんでそんなもん飲む必要があるんだ?」

【レト・ヴァティア】
 「この島の場所を知られたくない、そういうことか」

【ミコ】
 「なるほど…万が一場所が知られるとマーマンさんたちも困りますもんね?」

【マーマンビショップ/GM】
 「勿論、きちんとお前たちを送る事は約束しよう」

【レト・ヴァティア】
 「わかった、俺はそれでいいが皆は?」

【ソラ・クラウス】
 「いいぞ」

【ミコ】
 「もちろんです!マーマンさんたちに迷惑をかけるわけにはいきませんし…」

【マドリーン】
 「ふふ、本当に一夜の夢の出来事のようですわね」

【カラム】
 「ふーん?まぁいいぜ。あんたらがその気になりゃ俺らなんか簡単にやれるだろうし。
  わざわざ眠らせてから、なんか無駄なことする意味ねぇもんな」

【GM】
 では、マーマンビショップは皆さんにポーションを配る。
 それを飲むと、数秒と発たないうちに意識が暗闇に消えて行きます。
 そして…
 デジャヴを感じる。
 あなた達は、波の音で目を覚ます。
 足がもぞがゆい。
 以前の様に後頭部は傷みませんが、代わりに日差しが痛いです。

【マドリーン】
 「ハッ・・・」

【カラム】
 「……んあ?……ここは……」

【レト・ヴァティア】
 「んん…着いたのか?」

【ミコ】
 「…うーん」

【ソラ・クラウス】
 「はっ」

【GM】
 ではここで、一度見識判定をお願いします。
 目標値は7です。

※レトさんとマドリーンさん、ミコさんが成功する。

 では、遠くに、所謂ハーピーの様なシルエットの岩が見える事から、ここが釣り好きの間でヴィーラ岬と呼ばれている、マカジャハット近くの釣りスポットだと解ります。
 一時間も歩けばマカジャハットが見えて来るでしょう。

【ミコ】
 「…どうやら、マカジャハット王国まで送ってもらえたようですね…」

【カラム】
 「ん?ここヴィーラ岬かよ、わざわざマカジャハットまで送ってくれたのか……」

【ソラ・クラウス】
 「約束道理であったか」

【マドリーン】
 「それは丁度よかったですわ。帰る手間が省けましたもの」

-------------------------------------+|8 To Be Continued

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