サンダーソードさんのキャラクターシート

鷲谷 良平の詳細

キャラクター情報  NPCでの使用は不可
TRPGの種別: クトゥルフ神話TRPG

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キャラクター名: 鷲谷 良平
11 / 11
13 / 13
外部URL:
メモ:
現代
特徴2
詳細A:
《プロフィール》
【職業】 プロデューサーベースの高校二年生 【性別】 男 【年齢】 17 
【出身】  【学校・学位】 公立高校在学中 
【精神的な障害】  

【SAN値】 現在 / 最大
90 / 91

【STR】 6 【APP】 7 【SAN】 65
【CON】 12 【SIZ】 10 【幸運】 75
【POW】 13 【INT】 16 【アイデア】 80
【DEX】 14 【EDU】 10 【知識】 50
【H P】 11 【M P】 13 【ダメージボーナス】 -1D4

【職業技能ポイント】 230
【個人的な興味による技能ポイント】 160

《戦闘技能》
□回避 44%  □キック 25%  □マーシャルアーツ 1%  
☑投擲 90%  □こぶし 50%  □マシンガン 15%  
□拳銃 20%  □頭突き 10%  □サブマシンガン 15%  
□組み付き 25%  □ライフル 25%  □ショットガン 30%  
☑ナイフ 91%  □日本刀 65%  

《探索技能》
□目星 42%  □聞き耳 43%  □応急手当 35%  
☑追跡 60%  ☑隠れる 80%  ☑忍び歩き 70%  
☑隠す 67%  □写真術 10%  □図書館 51%  
□登攀 40%  □鍵開け 1%  □精神分析 1%  

《行動技能》
□水泳 25%  □電気修理 10%  □運転: 20%  
□跳躍 34%  □機械修理 29%  □操縦: 1%  
□乗馬 5%  □ナビゲート 10%  □製作: 5%  
☑変装 31%  □重機械操作 1%  

《交渉技能》
□母国語:日本語 50%  □信用 18%  □説得 15%  
☑言いくるめ 45%  □値切り 5%  

《知識技能》
□クトゥルフ神話 8%  □歴史 20%  □オカルト 5%  
□コンピューター 1%  □経理 10%  □電子工学 1%  
□天文学 1%  □物理学 1%  □化学 1%  
□考古学 1%  □心理学 6%  □法律 5%  
□人類学 1%  □生物学 1%  □薬学 1%  
□地質学 1%  □博物学 10%  □医学 5%  
□芸術: 5%  □夢見 15%  □夢の知識 7%  

詳細B:
{武器}
キック 1D6+DB タッチ 1回 -
組み付き 特殊 タッチ 1回 -
こぶし 1D3+DB タッチ 1回 -
頭突き 1D4+DB タッチ 1回 -
ファイティングナイフ 1d4+2+db タッチ 1回 耐久力15 神話生物に対する全ての装甲貫通
サバイバルナイフ 1d4+2+db タッチ 1回 耐久力15
ペティナイフ 1d6+db タッチ 1回 耐久力12
フォールディングナイフ 1d4+db タッチ 1回 耐久力9
英雄の刀 1d12+db タッチ 1回 耐久力25
投擲 投擲d+1/2db 投擲 1回 刃物なら貫通
{/}

{所持品}
お財布:高校生も持っている。中身もちゃんと高校生。
スマートフォン:今はスマホ持ってないと村八分な時代。剣呑剣呑。
ファイティングナイフ:薄く尖った鞘付きのナイフ。清めてあるのでどんな化物でも仕留められる。
サバイバルナイフ:厚く頑丈な鞘付きのナイフ。ファイティングナイフ寄りの作りなので鍔付き。
ペティナイフ:鍔なく細身だが鋭いナイフ。抜き撃ちに適した形状をきちんと吟味している。
フォールディングナイフ×2:掌サイズの飛び出しナイフ。飛び出してなお簡単に隠せるほど小さい。
革ベルト:シースナイフ取付用。肩でも腰でも脚でも。
鞭:ナイフで対応できない化物への対抗策として持ち歩くようになった革製の鞭。
銅線:何にでも使える万能道具。罠や拘束などにこれ一本。
鏡:大小1セット。小さい方には赤い線で五芒星が描かれている。
蝋燭:何の変哲もない蝋燭。
燐寸:何の変哲もない燐寸。
バックパック:以上全てが詰め込まれている。

自宅
英雄の刀:名もなき下人を介錯した日本刀。まるで自分のために誂えたかのように薄く軽い。
桜のお守り:見てると心が安らぐ気がする。刀の柄頭に結んでいる。感傷だとは分かっているけど。
セーラー服:身体に合ったセーラー服。どうすればいいのか分からなくて箪笥の奥に封印した。
{/}

【現金】 24000 【預金/借金】 950000

{パーソナルデータ}
【収入】0  【個人資産】0
【不動産】なし  【住所】
【家族&友人】
両親健在。息子に暗殺者志望を告げられたことは既に覚えてすらいない。
友人?:天野 夢子(あまの ゆめこ)(NPC:白骨死体はゴシックドールの夢を見るか?) 享年12歳。
5年前に失踪して、現で亡くなり、夢で人形になっていた女の子。……多分、はじめての……。
近所のお姉さん:東雲 楓花(しののめ ふうか)(PC:ぽん) 24歳。
お節介焼きで優しい人だけど、子供扱いされるのは時々困る。……後、痛くない関節技とかも。
クラスメイト:戸成 葉月(となり はづき)(NPC:とおりゃんせ) 17歳。
いつも元気なのに、時々静かになる。そういう時に戸成さんを見ると、何故か目が合うことが多い。
友人:白雪 美野里(しらゆき みのり)(PC:ハマノん) 16歳。
思い立ったらイタ電並の勢いで遊びにおいでと誘われたりする。年齢以上に幼い印象を受ける子。

【狂気の症状】
銅鏡に吸われたPOW-4(3週間)。完治。
【負傷】
特に無し。
【傷跡など】
手を中心に沢山の切り傷。
【読んだクトゥルフ神話の魔導書】
特に無し。
【アーティファクト】
英雄の刀:1d12+db、これを所持していると日本刀技能+15。
桜のお守り:これを所持していると幸運+10に加え、シナリオ中一度だけ発狂を抑えることができる。
リリスのお手製セーラー服:SIZ10にピッタリフィット。これを着て神話生物からのMP吸収攻撃を受けた際MPが1だけ残り、それ以上MPを吸われることはない。自らその残りMP1を使用することは可能。

【学んだ呪術】
○グリッサンドの歌の呪文:呪文をかけるのに任意のマジック・ポイントのコストがかかる。正気度ポイントのコストはない。呪文をかけると、術者の手のひらのすぐ上の空中に、銀の針が多数集まった塊が出現する。この小さな針の塊は鈴のような旋律を奏で、その音は[1D4+1]分の間空気中にまとわりつくように残る。呪文のコストにしたマジック・ポイントに対して、対象のINTを抵抗表で競わせる。対象は針が見えていなければならず、またメロディが聴こえていなければならない。また、術者から6m以内にいなければならない。対象のINTが敗れた場合、旋律が続いている間、うっとりと音楽に聴きほれる。最初のラウンドが過ぎた後は、術者はその場所を離れても構わない。針はそのままの場所に浮かび続け、ゆっくりと薄くなって消えていく。この音楽に聴き惚れている者が体を強く揺さぶられたり、けがをした場合には、ただちにわれに返る。ドリームランドでのみ使用可能。
○刀身を清める(改変):POW1と正気度1d4を代償に化物を屠れる刀身を創造する。戦闘中の使用も可能で、即時発動する。p273。
○炎の外套:12MPと正気度1d10を代償に1ラウンド掛けて詠唱し、4d4ラウンドの間対象を炎の外套で包み込む。対象のDEX2倍、対象への攻撃の成功率20%減少、対象への武器攻撃は最小値ダメージ。徒手空拳は通常ダメージ。対象が誰かに接触した場合1d8のこぶしダメージとして扱い、対象は反動でその半分切り捨てのダメージを受け、焼ける。p284。
○平凡な見せかけ/仮面:対象のSIZと同じ値のMPをコストにして発動。生物の場合は効果の維持に1ラウンドに1MPを消費する。無生物の場合は永続。対象が取るに足らないものだと錯覚させる。
鷲谷良平は手持ちの全ての刃物武器に平凡な見せかけを付与している。
○【心鏡の眼】
術者の周囲直径50m範囲に存在する魔術的な幻影、あるいは魔術的効果を一時的に破壊する呪文。
鏡を大小用意し、小さい方の鏡に赤線で五芒星の陣を描き、上下合わせ鏡の状態を作る。
鏡の隙間、合わせ鏡の真ん中に蝋燭、あるいは光源となる灯火を差し入れる。
大きな方の鏡を覗き込み、合わせ鏡の赤い五芒星の中で、瞳のように輝く火を見つめながら明朗に呪文を詠唱し、火を吹き消し合わせ鏡を打ち合わせて割る。
鏡の割れる音とともに、周囲の魔術的効果も打ち破られる。
夜間、あるいは暗室など鏡に他の光源が入らない場所でのみ有効。
消費SAN:なし、消費MP:3D4、呪文詠唱時間:消費MP/2戦闘R、呪文有効期間:消費MP分(最大12分間)
※注意
 ・付与された魔術的装甲も一時的に無効化する。神話生物そのものや神格が手ずから施した仕掛けに対しては力を持たない。
 ・この呪文は、AFなど元より魔術的効果を付与された、あるいは所持している物品にも有効。効果ラウンドが終了すれば効果は元に戻る。
効果範囲例
 ・効果打消し対象:現在使用されている魔術、詠唱中の~の招来・退散、新たに施そうとする呪文、似姿の利用などの状態変化、防御系、洗脳系呪文etc。復活なども対象に入る。この場合、一時的に効果対象は死亡し、効果時間が切れると再度復活する。ボディワープ等の身体変形系呪文も、行動にマイナス効果を受ける。
 ・対象とならないもの:萎縮、手足の萎縮など、永続効果が既に施されたあとの呪文の効果は打ち消されない。ただし上記の呪文を新たに施そうとする場合は、対象に取ることができる。
※上記にない事項は卓のKPの采配に従うこと。

【遭遇した超自然の存在】
動く人形:夢の世界で襲ってきた人形たち。……それと、夢ちゃん。
ミ=ゴ:空飛ぶ巨大なザリガニ。斬撃突撃の効果が薄くて辟易した。
忌まわしき狩人:空飛ぶ片翼の巨大なクサリヘビ。あの分厚い皮膚に俺の非力は通じるのかな。
牽牛(ニャルラトホテプ):神と世界の仲介者。きっと、最後に織姫さんと交わした言葉が救いに。
ウボ=サスラ:大蛇のようにのたうつ腐りかけた無数の触腕。人間の、成れの果て。
ゾンビ:妖刀に斬られて変質した人間。成り果てる前に、人として逝った人もいた。
メタルミ=ゴ:空飛ぶ巨大なザリガニが機械仕掛けになってきた。とんでもない化物になっていた。
バンダースナッチ(ガグ):鎖に繋がれた四腕の巨人。あれに突き回されたら死ぬよな。

【特記・特徴】
戦士:あらゆる近接戦闘武器の基本成功率は50%となる。全て適用済み。
急所を見抜く:貫通の確率は通常の5分の1ではなく、2分の1となる。ただし最大40%である。

【探索者の履歴】
鷲谷 良平(わしや りょうへい)。一人称は俺。努力家の暗殺系中二病男子。
幼いころに読んだ漫画の暗殺者が凄くかっこいいなあと思って、将来はアサシンになろうと心に決めた。パパとママにそのことを話したら一笑に付されて、以後誰にも話すことはなくただひたすらに研鑽を積み上げていった。銃器に関しては子供が一人でどうにか出来るものではないのでどうしようもなかったが。
今は小さいし力もないけどいつかきっと成長期がやってくると信じてこの様だ。色んな武器に長じはしたが、何を振るっても決定的に威力に欠けるので必然的に力に頼らず急所を突ける武器を選ぶようになっていった。
隠れながら無音で近寄り一撃で殺して離脱する暗殺者スタイルに、何度も恨んだ小さな体躯は適していた。ちびで不細工な男子に気を向ける人は少ないため、簡単な変装をするだけで他人の記憶に残らないでいられるようにもなった。そこそこ弁も立つため、多少の状況なら簡単に言い逃れてのけるだろう。努力の甲斐あって、それなりの腕には達せていると自負と満足もある。
つまり問題はただの高校生に暗殺依頼を出すような人間がいるはずもないということだけである。そもそも彼自身どうやって依頼受けたらいいんだろうと頭を悩ませているのだ。まずお互いに裏切れないシステムが必要で、確実に賃金は貰わなくちゃいけないけど貰った先から辿られて身分がバレたら非常に不味い。あとこれで稼いだお金って税金払ったら殺人罪もバレて逮捕されるんじゃないの? でも脱税したらそれはそれで逮捕されそうだし、依頼者も殺人教唆でまとめて逮捕っていくらなんでも酷すぎる。何よりそもそも悪人しか切りたくないし、その区別を付けようとしたら探偵みたいな調査も必要なんだよなあ、などと男子高校生の悩みは尽きない。
なお彼の努力は暗殺者になるためのものであり、上記の技能に関しては全てが彼の重要な手札なので誰にも見せぬよう努めて秘匿している。つまり学校ではただの冴えない帰宅部のモブAなのである。

探索からの生還回数:9回
○白骨死体はゴシックドールの夢を見るか?(2018/04/01)
あの夢の世界を終わらせた翌日、依頼料を支払うために探偵さんの事務所を訪ねた。払いきれるか不安で緊張したけど、どうにか貯めたお金で賄えた。あれだけの危険を犯して30万円。探偵業も大変なんだろうなって、他人事ながらに思った。きっと暗殺者なんてもっと大変なんだろうけど。
この細腕が荒事に向いてないのは分かっていたけど。あれだけ練習したのに、初めての実戦、ここまで酷いことになるなんて思ってもみなかった。改めて自分の才能のなさに泣きたくなった。俺は、弱い。分かっていたことだけど。……分かっていたことだけど。
それでも夢ちゃんとパパさんの、終わってしまった絶望に幕を引くことだけは出来たらしい。それだけはきっと良かったことなんだろうと思う。夢ちゃんは最後、笑っていたんだから。パパさんも、あれから前を向けるようになったんだから。
……ふと気付くと、あの夢の世界で覚えた歌を口ずさんでいることがある。この現実では、魔法のような効果は発揮しないけど。でも、あの歌を歌うと夢ちゃんのことを思い出している自分がいることにも気付く。
……小学生の時、夢ちゃんと俺は、友達だったのかも分からなかったけど。あのよく笑う子が突然いなくなったことは、ずっと心に引っかかっていた。俺は夢ちゃんのことをどう思っていたんだろうか。どう、思いたかったんだろうか。
きっと心の奥底では分かっているはずの質問に蓋をして、またあの歌を口ずさむ。今はもういない、あの子のことを想いながら。

○火焔侍(2018/06/17)
ミ=ゴ一匹。あれだけの大騒動の中、俺が上げた僅かな戦果。それも共同戦線を張ってだ。絶望的な戦力差でも一切心折れることなく戦えはしたけれど、それが現実の戦闘能力を埋めるかというと、そんなことはないわけで。すべてが終わってから振り返ると、やっぱり何も思わないというほど強くはあれない。強い力。大きい体。どうしても焦がれてしまう。魔法で作り上げた刀身を眺めながら、鬱屈した思いを抱えていた。
その翌日、あの寺院から大きな段ボールが届いた。中にはぎっしり詰まった緑のたぬきと、一つの最中。そして、一通の手紙。「武道に興味があるならいい師匠を紹介してやる。」その一文と、短刀術師範の連絡先が記されていた。読んだ瞬間から心は決まっていた。
血反吐を吐いた。吐くような、ではなく実際に吐いた。それでも、強くなっている実感があった。女の子より弱かった力も多少はマシになり、自分でも分かるほどに俊敏になった。何より諦めていた上背が少しだけ伸びた。内臓の配置と骨格が歪んでいたとかで、悲鳴上げるほどの整体を継続的にしてもらったのが良かったのかもしれない。自覚していなかった癖や我流では思いつかなかった捌き方も教えられて、死ぬような目にあった甲斐はあったと思えた。師範はもっと筋力をつけさせたかったみたいだけど、長い間何をやってもどうにもならなかった身体能力の向上が見られただけで俺は満足だった。……成長期、終わってなかったんだなあ。(STR+1d4→1、CON+1、DEX+1d4→4、SIZ+1、POW-1)

○短冊に願いを(2018/06/30)
闇に紛れて無音で近寄り、背後から斬り伏せ意識を刈り取る。理想としていた動き方が初めて実戦で出来た。どうやら血反吐を吐いた甲斐はあったらしい。まあ今までは化物とばっかり戦ってたのが原因かもしれないけど。あの後何度も反復練習して、感覚を掴もうと努力している。
とはいえ、東雲さんの目の前で堂々と戦ったのは迂闊だったかもしれない。確実に目をつけられた。最近外出しようとすると、なんだかんだと理由をつけて付いてこようとしてくる。俺なんかを心配してくれるのは嬉しいんだけど、危ないことから遠ざけようとしてくるのはちょっと困る。……あと、痛くない関節技も。まあ、東雲さんの目を盗んで道場まで行くのも隠密行動の練習にはなるし。前向きに考えよう。

○とおりゃんせ(2018/07/07)
あの後、俺たちは再度沈め雛の儀を執り行った。邪魔する人もいなかったから、今度こそは儀式を完遂させられた。その後は土で埋めてコンクリで固めて、とにかく個人でできそうなことはやれるだけやっておいた。あのマスコミは救わなかった。すべての命は等しく価値がある、なんて幻想だ。他人に害悪しか与えない人間はいないほうがいい。少なくとも俺はそう考えるし、そう動く。とはいえ、ただ助けられるのを見過ごすのと能動的に殺しにいくのとではまた違うけど。
助け出された戸成さんは即時入院が決まった。随分と衰弱していたけど、幸いにも命に別状はないとのことだった。ご両親は大泣きしながら戸成さんを抱きしめて、何度も俺たちにお礼を言ってきた。間に合って本当に良かったと思う。今は彼女のお見舞いに来ている。林檎を剥いて、簡単に細工。市松模様を作ってみたら随分とはしゃがれた。……失敗したな。どうも東雲さんに見られちゃってから用心深さが欠けてきてる気がする。料理はきらいじゃないんだとか言って誤魔化したけど、じゃあ今度なにか作ってよって言われて閉口した。……どうしようか、これ。
ふと、戸成さんが居住まいを正して、童顔気味の顔を真剣なものに形作る。いつもよりずっと小さな声で、何で助けに来てくれたのって聞いてきた。……何で、って言われてもさ。クラスメイトが目の前で神隠しにあったら、普通探すよ。そう答えたら、戸成さんは嬉しそうな残念そうな、随分複雑そうな顔をして、消え入りそうな声でありがとって言ってきた。……何かまずかったんだろうか。女の子ってのはよく分からない。
その後、戸成さんはまたいつも通り元気になってはしゃいでいた。どうあれ、経過も順調なようで何よりだ。……さて、彼女が退院するまでに少しだけ料理の下調べをしておかないと。主に飾り切りのやり方とか。

○羅生門・廻(2018/07/07)
桜散る月下で名もなき下人を介錯したことで、俺たちのタイムリープは終わった。今に戻りそっとその場を離れようとしたところで、四つのお守りと下人の刀が羅生門跡に掛けられていることに気がついた。一つしかない刀なのに、不思議と俺に宛てられたものだとごく自然に理解できた。鯉口を切るとき、一瞬だけ下人の声を聞いた気がした。刀は薄く軽く鋭く、非力で華奢な俺の身体に合わせたような作りになっていた。ここでふと気づいて周囲を見渡したけど、そこにいるのは一緒に過去に渡った三人だけだった。往来で真剣抜くとか莫迦か俺は。でも、その三人も俺が刀を持つことは当然のように思っているようだった。俺がここで半ばまで抜刀しても驚く素振りすらなかったし。
俺たちはそこでそのまま分かれた。もう合うことはないんだろうなと、漠然と思った。カモフラージュに近くの売店で木刀を買って、その袋に日本刀も突っ込んだ。多分実際に使うときには邪魔になってしまうんだろうけど、桜のお守りを柄頭に結んで。

○不悟(2018/07/17)
白雪さん姉妹の足を止めていた過去は、鏡と共に砕け散った。多分、これからは前を向いて歩いていけるんだろう。白雪さんには支えてくれる彼氏さんもいるし、美野里ちゃんにはお姉さんがついている。きっと、もう大丈夫だって。そう思えた。あの鏡の破片は、製鉄所に忍び込んで溶鉱炉に投げ入れた。……不純物を投げ入れたのは申し訳ないと思うけど、他に良い手段が思いつかなかった。完全に俺の都合だから、言い訳にもならないけど。
五感を支配されるのはどうしようもないくらい危険だと、身をもって実感した。人間は五感によって外界を認識するんだから当然だけど、構造的に訓練でなんとかなるものじゃない。心眼なんて漫画の世界の代物だってこともよく分かった。まあ漫画の世界みたいな魔法を使えるようになっておいて言う台詞じゃないかもだけど。
二人はあの家に住むことにしたらしい。もう大丈夫だと思ってこっちから連絡取らないでいたら、引っ越しが完了したとかで美野里ちゃんから怒涛のお誘いメールが届いた。……美野里ちゃんって呼ぶのも正直まだ慣れてなくて困るんだけど。でもどっちも白雪さんだから、そうしないと区別が付かない。元気づけるためとはいえ約束しちゃったし、行かないわけにもいかない。……でも女の子の家に遊びに行くときって、どうすればいいんだろ?

○セーラー服を脱がさないで!(2019/03/26)
近所のお姉さんに連れて行かれた女子校の文化祭で脱出ゲームをクリアしたら、何故かセーラー服が景品として渡された。しかも誂えたように身体に合うやつ。どうしろっていうんだ。とりあえず箪笥の奥に放り込んで、封印することにした。……万が一、いつか暗殺で女装の必要が出てきたら引っ張り出そうか。そうならないことを願うけど。

○進化の代償(2019/03/27)
メタルミ=ゴから逃げ出すときに引き起こした幾つもの爆発が目に焼き付いて離れない。爆発に巻き込まれたのは悪人じゃない。無辜の一般人だ。爆発を引き起こしたのはメタルミ=ゴだとか、ハンドルを握っていたのは俺じゃないとか、そんなのは関係ない。もっと手段はあったはずなんだ。あの街を見た限り、世界が滅びる瀬戸際だったんだとは思う。それを止められたのも僥倖だ。でも、だからって失われた命は軽くない。後悔は消えない。
……もっと、強くなろう。頭も、身体も。

○スナーク狩りの夜(2019/04/18)
あれは白昼夢だったのかどうなのか。電光掲示板には、あそこで見た双子が確かにいたけれど。あれが現実だったなら、俺は随分と愚鈍だったと反省する。俺は弱い。弱いからこそ考えることが必要なんだ。最近、体の方ばっかりに傾倒して頭のほうが疎かになってたかもしれない。使っていこう。錆びつかないように。
{/}
詳細C:

                                        
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