慶光院 祝人（クトゥルフ神話TRPG用キャラクターシート）

通称ドロ課の刑事。
超の付く優秀な刑事であり、実績を鼻にかける嫌な奴。

「キミは料理の天才か？　どうしたらこれだけの素材をこんなゴミ箱をぶちまけたみたいな味にできるんだい？　尊敬に値するよ」
「そうかいそうかい、この優秀な僕の手を煩わせるためだけにわざと失敗してみせてくれたわけだキミは。いいだろう、この僕が手を入れるからには解決したも同然さ」
「おお、それはいいね、キミならできるだろうさ、その程度サルにだってできるんだ、できて当たり前だよなぁ」
「聞いていないだって？　違うね、聞かなかったんだキミが。聞きたいことだけ聞いて都合の悪いことには耳を塞いできた結果がそれだ。自業自得というやつだよ」

誰もが口を揃えて彼の事を嫌な奴と言う。
わざとらしい皮肉、自分の実績を鼻にかけた嫌味、あからさまな挑発、わざわざしなくていい指摘、
いちいち人を煽らなければ気が済まないのではないかという性格をしている。

だが、自分で言う通りの有能な刑事であり、大言壮語を現実のものにするだけの実力を持つため、
大抵の者は言い返すだけの材料が無い。

自信過剰で傲慢、自己中心的で無神経、人の目にはそう映るだろう。
しかし、同僚たちに対して本人には気付かれないよう
失敗をフォローし、根回しを行い、嫌味という形で助言を与えるツンデレである。

同僚たちは嫌な奴だと思いながらも、彼のフォローに薄々勘付いており、
その借りを作っている感覚によってまた苛立ちを募らせる。

彼の態度は協力者や被疑者相手でも変わらない。
特に被疑者に対しては相棒のアンドロイドと共に煽り散らし、
怒らせることでボロを出させようとする。

彼に私生活と呼べるものはあまり無い。
仕事、仕事、仕事。刑事としての仕事に人生を捧げている。
美食が趣味と言えるが可能な限り栄養と手軽さを重視するためそうは見えない。

元々実家が金持ちだったこともあり、芸術や料理、物の良し悪しを理解しており、
大抵のものの欠点をあげつらう。
滅多に無いが彼が何かを褒めるとしたら、それは本当に良いものなのだろう。