キャロット（ケダモノオペラ用キャラクターシート）

■ケダモノ名：キャロット
■ケダモノ種：ギシキウサギ
■権能：狡猾
■群れ：意思の群れ
■伝説：失楽園
■疑似餌の姿：画像参照
■欲望：審美(清らかな乙女、美しき美少年など特定の条件を備えるものに願いを聞く)
■住処：くりぬかれた巨大ニンジン
■その他設定があれば：
過去には若き子供を手招き闇の森に導き仲間達と協力して捕食していた。ある時、誘ってもないのに後ろをついてきた少女がいた。彼女はどうにも荒唐無稽で、その人間の常識も概念にも囚われない考え方とユーモアは私達にとっては大層愉快で、それであると同時に人間の世界では行きにくいと思えた。だから、「ずっとここに居なよ。人間達の堅苦しい世界なんかより、ここで毎日パーティをやってた方が、もっと楽しいぞ？」と。でも彼女は「家に帰らないとお母様に叱られちゃうわ？｣と名残惜しそうな、帰りたくなさそうな表情を浮かべながらも帰って行った。あんな表情を浮かべてまで帰りたいものなのだろうか。

彼女が帰ってしまってから、幾年。ケダモノの僕と違って普通の獣だった鼠や兎、猫と言った仲間達は既に世を違えてしまった。肉が独り占め出来て、元気が湧くはずなのに、胸が苦しいような、風邪を引いた時のような気だるさは何なのだろか。

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