千駄ヶ谷 邦光（クトゥルフ神話TRPG用キャラクターシート）

せんだがや くにみつ

自称元傭兵の雑誌記者。
サバイバルゲーム雑誌やミリタリー雑誌に寄稿する他、
地域紛争などがニュースになると週刊誌などにも記事を売り込む。
とはいえ、あまり文才は無く、編集者たちの評判も良くないため採用されることはあまりない。
実家住まいをいいことにウェブライターとして糊口をしのいでいる。

実は元傭兵というのは事実である。高校卒業後にアフリカへ渡り、
紛争地域で民間軍事会社の社員として戦闘経験を積んでいる。
あれこれ盛った話をするが、もしかしたらすべて真実かもしれない。

性格はいい加減で大雑把。お世辞にも信用できる人物ではない。
自称元傭兵を公言していながら誰も信じていないことからもそれが窺える。
ただし、ズボラで胡散臭いだけで性根は真っ直ぐ。

酒を飲むと判断が鈍ると言って飲まない。周囲の人々は単に弱いだけだと思っている。
友達はほとんどいない。高校までの友人何人かと時々やりとりがある程度。
食べ物の好き嫌いは無く、味に無頓着でなんでも食べる。

趣味は筋トレとジョギング。あとはネットサーフィンばかりしている。
収入が少なく遊びにお金を使えず、
人付き合いが悪いため一緒に何かをする相手がいないという事情による。


彼がアフリカの紛争地域に行ったのは学生時代に近所に住んでいた黒人女性の影響。
裕福だった彼女の一家は紛争勃発により日本に逃げて暮らしていた。
紛争が落ち着いた際に帰国したが、すぐにまた紛争は始まる。

密かに想いを寄せていた女性の安否が気になり、周囲の反対を押し切って出国した。
言葉にも不自由する無計画な旅はすぐに破綻する。
テロ組織に捕まったのだ。

そのまま捕まっていたら日本のニュースを騒がせていたかもしれないが、
幸か不幸か政府の傭兵部隊にテロ組織の拠点が襲撃され偶然救助される。
この時に戦闘に巻き込まれて死んでいてもおかしくなかった。

パスポートも金も無い彼の身元を引き受けたのは民間軍事会社の社員だった。
武道をやっていて体格の良かった彼に、生活したければ働けと言い同僚としたのだ。

そこからは地獄の日々。
14年間の傭兵生活は彼の価値観を変えた。左目も失った。

そんな彼がどうして平和な日本に帰ったかというと、初恋の女性に再会したためだ。
彼女は激怒した。ビンタを受け、帰れと言われた。
お金を渡され、日本大使館まで車で送られ、自分を大事にしろと諭される。

大使館の人々も困ったが、本人が一番困惑していた。
邦人保護ということで帰国させられ、実家でまた怒られた。
32歳の年は人生で一番怒られたかもしれない。

そこからは半ニート。なんせ日本での常識に欠けている。
アルバイトも長続きしない。
経験を活かそうと雑誌に売り込みを行ったが評判は悪くなる一方。

実家住まいでなければまともに暮らしていけなかっただろう。