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🤔 ブレードランナー ファイナル・カットを観た たまたまBSで放映していた『ブレードランナー』を観た。 それが何だと云われそうだが、あの有名なフィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作としたSF映画の金字塔である。 放映は1982年だが、続編「ブレードランナー 2049」公開を記念して放映されたファイナル・カット版は僅か2年前である。 あらすじはこうだ。 生命工学の果て、人類はヒトを超える体力と創造した科学者に等しい知性、そして短い寿命を持つ、人造人間”レプリカント”を創造し、宇宙開拓などの過酷な場所で運用していたが、ついにはヒトに反旗を翻し、人間社会に紛れ込もうとするレプリカント4体が地球へとやってきた。 それを狩る使命を帯びた元「ブレードランナー」、ハリソン・フォード扮するデッカードが彼らを追うが、ヒトと同様にタバコを吸い、酒を呑み、涙を流し、他者を愛する様子すら見せるレプリカントにデッカードは……おっと、余り喋り過ぎても興覚めだろうから、一応ここまで。 若し興味が湧いたら是非何らかの媒体で観て欲しい。 映像的には、巨大ビルが立ち並び、更に大きいマヤめいた巨大ピラミッド型ビルや、ビル壁面に表示される『強力わかもと』(本当に漢字とひらがな)の文字とオイラン・キャスター。 冷たい酸性雨の降りしきる「2019年」(書かれた当時=1968年からは、遥かな未来だったのだろうが、我々にとっては最早過去の出来事だ……。)のロスを舞台に、漢字かな交じりの、しかし意味のよく分からないネオンサインが躍る。 機械は音声入力式で最先端に感じるが、出力先はブラウン管テレビらしきものであったりと、技術がちぐはぐに感じて何だか面白い。 実際に未来に生きる我々が、これを滑稽だと感じるのは簡単だが、幾つもの技術革新の果てに実現した『音声入力』が既にこの当時「未来技術」として想像されていた、と云うのは興味深いと思う。 空飛ぶ車も出てくるが、デッカードが載るのはガルウィングではあるものの普通の車だ。 因みに、奇麗なサラブレッドは一瞬出たが、”電気羊”らしきものは出なかった。(そういう話ではない。)
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