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😆 【エクシルディア】翠の戦士達:前編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)イサエギン卓にて開催中の『エクシルディア』オープンキャンペーン、第4話のシナリオは「翠の戦士達」。 ネイドス魔法学校の地下施設を探索し、「テロスタブラ」と呼ばれる総ての魔法の基となった石板を回収します。 PCは新エクシルディアからペーネロペー(料理人/レイス)、レイヴン(魔法学校生徒/ケンタウロス)、コジロウ(武者/リザードマン)、ヒルダ(魔法学校生徒/マンドラゴラ)、ドラカン(下級騎士/デーモン)の5人が参加しました。 なお、オープニングステップ中にペーネロペーが生産アクション「料理」と「製菓」を実行しテストに成功したため、パーティー全体の理性点が大幅に増強されています。 *作戦概要* 新エクシルディア探索班の班長・ゲルトルーデがPC達に今回の作戦を説明します。目標は赤いルーン文字が刻まれたエメラルド製の石板「テロスタブラ」で、これをネイドス魔法学校の地下施設から回収することです。全部で5枚あり、これを解読し呪文を得ることでエクシルディアの魔法は発展してきたと言われています。新エクシルディアはこれを翠玉同盟より先に手に入れることで、災厄の原因となった魔法自体の研究も大きく進めようとしていました。参加するのはPC達とゲルトルーデ隊だけで、ドラゴンや異形との戦闘を避けるためにあえて回り道をし、身を隠しながら魔法学校を目指します。また、突入後はそれぞれ手分けして目標を探し出すということでした。 魔法学校生徒のPC達はこの話に興味津々です。レイヴン・フォン・アストラスマスター=サウザンドマジックを自称する少年は、かつて人間との戦争に敗れ絶滅したエルフに憧れる「中二病」なキャラクターであり、古代エルフの遺跡から発掘されたテロスタブラの実物が見れるかもしれないと考えます。一方、災厄を引き起こした賢者アウグスの信者であるヒルダは、地下施設に入ること自体が楽しみな様子でした。地下施設はテロスタブラの保管場所であると同時に、アウグスのために作られた研究施設でもあるのです。 「やっとアウグス様の研究施設に入れるね…」 *謎の男* ごく最低限の被害で魔法学校へ辿り着くことができたPC達は、ゲルトルーデ隊と別れて行動を始めます。階段を降りて先へ進むと、目の前に謎の男が現れました。6フィートはあろうかという高身長、妖しく輝く鎧、そして明らかに普通のものではない両手剣。顔は兜と鉄仮面で覆い隠され、表情はほとんど分かりません。エパナシエルと名乗る彼は災厄以前にもこの地下施設を訪れていたらしく、とても大事な「忘れ物」を持って帰らなければならないと話しました。行先は異形だらけ、お互いに目的を果たすまでは協力しようということになり、エパナシエルがパーティーに加わります。 ところで、レイヴンはエパナシエルに対してある疑惑を抱いていました。というのも、レイヴンがエパナシエルに対し古代アレファオス帝国の時代の言葉で試しに話しかけたところ、なんとエパナシエルはこれに同じくアレファオス語で返答したのです。アレファオスは1300年以上も前に滅んだエクシルディアの前身ですが、伝説のエルフはこの時代からの存在であり、アレファオス語を使っていたと言われています。そして、エルフの外見的な特徴と言えば高身長と長い耳です。エパナシエルは通常のエクシルディア人ではありえない身長で、しかも耳は兜で隠しています。他のPCはともかく、エルフの知識を持つレイヴンは大いに動揺していました。 「大きい…」 *異形のマンドラゴラ* 地下施設の複雑な仕掛けを解きながら先へ進むと、異形どもが姿を現します。レイヴンの知識によると、敵はゴーレムとマンドラゴラです。ゴーレムは武器攻撃の威力・軽減共に高水準で、単純な白兵戦に優れます。高い【筋力】と【技量】から放たれる渾身の一撃はかなり強力で、ペーネロペーとドラカンが大きなダメージを受けてしまいました。ペーネロペーは鎧の悪夢・レイスによって高い軽減を確保していましたし、ドラカンのチェインメイルも十分高性能だったのですが、それでも防ぎきれるものではありません。マンドラゴラの方も厄介です。長い蔓のような髪を伸ばしてドラカンを攻撃し、彼を麻痺させてしまいます。麻痺の効果でセットアクションによる連続行動が制限され、またゴーレムのダメージも相まってかなり追い詰められている状況です。 それでも探索班は果敢に反撃しました。レイヴンはケンタウロスに変身して突進を喰らわせ、ゴーレムをノックバックで後列に押しやり時間を稼ぎます。ペーネロペー・コジロウはそれぞれの白兵武器で連続攻撃を繰り出し、ゴーレムの耐久点を確実に削っていきました。ドラカンも麻痺でセットアクションを封じられましたが、デーモンに変身することで状況を打破します。デーモンには1ターンに2度シンプルアクションを実行できる能力があり、本来セットアクションでしか行えない連続行動を疑似的に再現し、麻痺の制約を上手くすり抜けたのです。一方のヒルダは上級魔法のテストに失敗するなど不調でしたが、マンドラゴラが唱えた魔法を打ち消すなどしてパーティーに貢献します。そしてエパナシエルはというと、学生組がテストに失敗した上級魔法を次々成功させ、槍の雨や大回復といった強力な魔法で大活躍しました。両手剣の武器攻撃こそ今ひとつの成果でしたが、やはりただ者ではありません。 「(ヒルダと違って安定した上級魔法の成功率・・・間違いない)」 後編へ続きます。
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