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😊 【エクシルディア】異形化の真相を調査せよ:後編【セッション日記】 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)前編の続きです。 *異形のデュラハン* ふと、廊下の向こうからやって来る異形に気付きます。敵は全て前列、デュラハン3体とマンティコア1体です。次々現れる珍しい悪夢を前に興奮を隠せないニアル卿はさておき、これも厄介な相手でした。マンティコアは素早く身を隠すと探索班の背後に忍び寄り、背面攻撃を狙います。そして、デュラハン達は魔法で探索班らに呪いをかけ、一気に理性点を奪いました。理性点は悪夢の変身中に維持コストとして払わなければならないリソースで、これが減少すると強力な変身を解除せざるを得なくなります。もし無理に変身し続けようとすれば、今度はPC達が異形化・ロストしてしまうでしょう。何としても素早く終わらせなければなりませんが、このデュラハン達は回避移動の技能を持っているため、白兵攻撃からある程度逃げ回ることができます。PCが前列に集中した今回の白兵型パーティーからすると、かなり不利な状況でした。 しかし、探索班の後列にはニアル卿がいます。回避移動は魔法による射撃攻撃を防ぐことができないため、ニアル卿は貴重な悪夢が失われることを惜しみつつも、全力でデュラハン達を潰しにかかりました。また、回避移動はラウンドに1度しか使用できないなどいくつかの制限がかけられているため、その隙を突いて他のPC達も何とか攻撃を加えます。特にリザードマンへ変身したコジロウは活躍し、理性点を大きく失いつつも打刀の4回攻撃を浴びせました。マンティコアが背面攻撃に移る前に前列を倒し切ると、隊列崩壊でマンティコアも元の前列へと戻され、その勢いのまま最後は集中攻撃で勝利します。結果的には間に合ったものの、かなり際どい勝負でした。探索班は予めペーネロペーの料理を食べて理性点を補強していましたが、それがなければもっと悪い結果になっていたでしょう。 「変態だ…」 *クライマックス* 戦闘を終えると、探索班は一度休憩に入ります。流石に消耗が激しかったようです。ペーネロペーが作ってきた菓子を皆で食べ、リトはリュートを奏でます。任務の最中ではありますが、ニアル卿も特に反対はしませんでした。これは貴重な癒しの時間になります。 探索を再会すると、廊下の途中に青白い光の壁のようなものが現れ、行く手を遮っています。ニアル卿曰く、これは2人以上の実力ある魔法使いによって構築された「魔法陣」で、解除しなければ通れないということでした。この魔法陣自体は少し時間をかければ何とか処理できたのですが、リトは警戒を強めます。魔法陣がここにあるということは、2人以上の生存者、しかも魔法使いがいることが確定しているとも言えるのです。もちろん生存者は救出すべきですが、何か嫌な予感がしていたリトは、ハーピーに変身した状態で先へ進もうとします。これを見たペーネロペーもレイスに、ゲネラトスもデーモンにそれぞれ変身しました。 部屋の中には、館の主ルペルト卿とその助手達がいます。ニアル卿は彼らに対し、ここで何が起きているのかを問いただします。結論としては、ルペルト卿は意図的に被験者達を異形化させ、その異形達を安全な場所から観察することによって自身の研究を進めていました。彼は変身した人間が異形化するという現象そのものの不自然さを説明した上で、そこに何らかの深い意味がある可能性が高いと結論付け、それを調べるために事件を起こしたのです。そのために被験者達を生贄にした挙句、無関係な民間人を巻き込んでいることをニアル卿は非難しますが、ルペルト卿は耳を貸しません。あまりに身勝手なルペルト卿に対し、コジロウも不快感を露わにします。 しかし、探索班の後方の廊下から数体の異形が迫ってくるのが見えます。ニアル卿は1人で部屋の外へ出るとアラクネーに変身し、蜘蛛の巣の魔法で出入口を封鎖しました。彼はこの異形どもを全て引き受けて、ルペルト卿をPC達に任せるつもりです。護衛対象が勝手に離れてしまいましたが、今はこれしかありません。探索班は目の前の相手に集中します。 「気に入らないでござるな」 *ルペルト卿* こうして戦いは始まりましたが、ニアル卿という貴重な魔法使いがシーンに登場できなかったため、探索班は魔法や悪夢の知識による支援を一切受けられません。しかも部屋は狭く、とてもリトのハーピーが飛べるような状況ではありませんでした。敵は槌を持つ男が前列に2人、後列にローブを着た男が1人、そしてルペルト卿です。相手の戦術自体はオーソドックスなもので、耐久点の高い前列と射撃攻撃を行う後列、といった編成でした。 ここで、この部屋に窓があることに気付いたリトが機転を効かせます。彼は窓を体当たりで思い切り打ち破り、外へと飛び出したのです。その後も屋外を飛び回りながら、窓から見える敵に向けて突撃し、また屋外へ戻るというヒット&アウェイで器用に立ち回りました。流石に攻撃の精度は落ちますが、ハーピーが飛べないよりはずっとましです。ペーネロペーとコジロウも普段通りに前列としての役割を果たし、ゲネラトスは背面移動でルペルト卿達を直接狙います。 一方、ルペルト卿はアラクネーの悪夢に変身して魔法攻撃を仕掛けてきました。彼の放った猛毒の刃はゲネラトスに直撃し、甚大な被害を与えます。耐久点・理性点ともに彼は限界を迎え、ロスト手前、あるいは異形化手前と言ったところまで追い込まれました。それでもゲネラトス自身は一歩も引かずに猛攻を続け、ようやくルペルト卿が倒れます。他の3人の攻撃も間に合い、どうにか最悪の事態は避けることができました。探索班の勝利です。 「 ”屋外” なら飛べるよね?」 全体としてリソースの消耗が大きく、あまり余裕のないシナリオだったと思います。 ペーネロペーの料理の恩恵が大きかったり、リトの作った刀が強力だったりと、支援型PC達が大活躍です。 ニアル卿がかなり濃い人物だったので、会話の方も楽しくできました。 こんな感じで同人システムのオープンキャンペーンをやってます。 一緒に遊んでくれる新規プレイヤーさんを募集中です、途中参加でもよろしければ是非! http://isaegin.com/%e3%82%a4%e3%82%b5%e3%82%a8%e3%82%ae%e3%83%b3%e5%8d%93/ 今年のイサエギン卓は今回でセッション納めになります。 来年もよろしくお願いします。よいお年を!
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