ジョゼさんの日記を全て見る
みんなの新着日記を見る
😭 罠を供養しよう TRPGにおいて罠は悲しい運命を背負っています。 情報社会の申し子たる昨今のプレイヤーは、GMがどんなに巧妙に罠を配置しても、多くの場合発見し、回避もしくは解除してしまうからです。 罠を回避する。それ自体は素晴らしいことです。パーティーにそういう役割のキャラクターが居れば、活躍の場でありますし、罠で大きな損害が出たり進行が停滞することは多くのGMにとって本意ではないはずです。 しかし、罠にとってはどうでしょうか。何とも不憫な話じゃありませんか。 生まれて落ちてから、多くの罠は誰の目に触れることなく舞台からそっと消えてゆき、幸運にも見つけられた罠でも、花開く前に摘み取られてしまう、罠はそんな悲しい定めを背負った存在なんです。 だから、たまに思い出したらそんな発動しなかった罠たちを供養してやろうと思います。 この供養を見て、どこかの誰かが拾って、花を咲かせてくれることを信じて。 ※日記に掲載した罠は、ご自由にお使い下さい。 供養No1【ダミーピットタイフーン】 やっぱり、罠と言えば「落とし穴(ピット)」ですよね! 私、落とし穴大好きです。 ●効果 二段構えの落とし穴です。 まず、あからさまに怪しい床を一か所用意します。例えば、そこだけ床の色が違ったり。文字が書いてあったり。 PC達が怪しい床を調べ、罠が発見できなかったり解除に失敗すると発動します。 発動すると、PC達が調べた怪しい床を残し、部屋の地面が崩落します。横から見たら、ローマ字の「W]になる感じですね。 次に、怪しい床を天頂とした柱の側面から無数の長い刃が飛び出します。仕上げにこの柱が回転し、上に乗っているPC達を振り落とし、落ちたPCをまとめて切り刻むダイナミック罠です。上から俯瞰すると、巨大な扇風機やプロペラにPCたちを放りこむイメージですね。我ながら恐るべき罠を考えたものだと、シナリオが始まる前は少し怖くなったものです。 ●失敗談 この罠の欠点は大掛かりな分、割と簡単に発見されてしまうことです。ソードワールドのシナリオで何度が設置してみましたが、事前に看破されて一度も発動することはありませんでした。発動すると危険な分、見つけやすくなっているのはし方の無いことです。クトゥルフなんかで使うとしたら、同行していたNPCがうっかり発動させてしまい、危機を演出するのもいいかもしれません。
レスポンスはありません。
コメント欄:(最大1000文字)
web全体で公開 友達まで公開 本人にのみ公開 ※投稿するにはログインが必要です。