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🤔 シナリオ「神話と科学」についての感想 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)お疲れ様です。きりんうさぎです。この前、泥酔さんがKPをしてくださった「神話と科学」のセッションについてネタバレありで感想を書きたくなったので日記にしたためました。 きりんうさぎは今回のセッションで「桜芝 亨(さくらしば とおる)」という男性の讃美歌パンクロッカーの探索者を持ってきました。シナリオ序盤でダイスの女神の悪戯なのか導きなのか、桜芝くんの所へ「祥子」という少女のNPCがやって来ました。 桜芝くんは両親が分からず、親戚の間をたらい回しにされて育ち、育ての義父がねちねちと虐めてきたので高校卒業の日に義父をぶん殴って家を出ました。祥子も誰が生み出したのか、どこからやって来たのか分からない状態で桜芝と暮らし始めました。似ていたのです、境遇が。桜芝と祥子は。出会ったばかりの祥子は無表情という感じで、桜芝くんは彼女へ讃美歌を歌いました。 全員の探索者へ合鍵を渡していつでも桜芝の家を出入り出来るようにして、探索者達と祥子は色々な所へお出かけしました。図書館、水族館、ちょっと本筋の探索はおろそかになりましたが祥子と日々を慈しみました。 祥子は無知であり感情の起伏が少ない状態でありましたが、とても賢く、周りの人間の真似をしてどんどん感情を覚えていきました。 シナリオ終盤で祥子が姿を消し、とある洞窟の中で黒幕と対峙し、邪神が溢れ出るのを祥子が抑えている間に桜芝くんが邪神を閉じるためにパソコンを操作しました。パソコンのすぐ近くには邪神を抑えている祥子が居ました。 邪神の触手が広がっており、手は届きません、ですが声は届きます。桜芝くんは別れの歌として愛を込めた讃美歌を歌いました、歌ったのはアメイジング・グレイス。そして、桜芝くんの隣で過ごしていた祥子も讃美歌を歌ってくれました。祥子の讃美歌はクリティカルを出して、二人の歌うアメイジング・グレイスが崩落し始めた洞窟の中に響き渡りました。正直、祥子の讃美歌がクリティカルを出した時はダイスの女神の存在をすぐ間近に感じました。まさしく女神の恩寵でした。 そうして、祥子から「生きて」と言われた探索者は崩落する洞窟を走り抜け、シナリオは幕を閉じたのでした。 ネタバレありのきちんとした感想日記はあまり書かないのですが、桜芝くんと祥子の思い出を残すため、それからきりんうさぎがこの別れに区切りをきちんとつけるためにこの日記を書きました。 アメイジング・グレイスは「素晴らしき神の恵み」「感動をもたらす恩寵」という意味もあるらしいのですが、桜芝亨にとっての恩寵とは間違いなく祥子との出会いと日々、そして彼女から貰った「ありがとう、大好きでした」という愛の言葉だったのでしょう。
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