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😢 BGMの大切さをラーメン屋で学んだ話(長い&TRPGほぼ関係ない) (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼) 「仕事終わったぁー!うっへへへ今夜はちょっと贅沢しちゃうもんねー!オキニのラーメン屋寄って帰っちゃうもんねー!」 時刻はもう深夜12時、深夜営業の店と言えど店を閉め始める時間帯だが、丁度帰り道の途中にあるそこはもっと遅くやっている奇特な店。 そのくせ値段はリーズナブルで尚且つ美味いという超優良店。常連さんが多く、ローカルな雰囲気でとても過ごしやすく、そのうち自分も常連になりたいなと思うレベルにはお気に入りの店だった。 そんな訳でルンルン気分で戸を開け、(今日は味噌かなー、いややっぱり普通のかなー)なんて平和な考えを浮かべながら入店すると、そこには一枚の貼り紙が。 『近いうちにこの店は閉店し、(かなり遠い)別の街に移転します。ご愛顧ありがとうございました』 「夢ならばどんなに良かったでしょう(店内BGM)」 まぁ、そんな予感はしていた。というのも、最近隣に新しいラーメン屋が建ちやがったのだ。しかも致命的に売りのジャンルが被っている。 f◯ck!新しい方は確かに味は美味いがここほど長く営業していないし、値段も高い割に量は少ないという個人的には下位互換の店だった。しかも店員の気合いが入りまくっていて注文やら何やらがうるさい。実にf◯ckである。 だが、移転という事実は変えられない。 私に出来るのはせめて、ここのラーメンを美味しく食べる事だろう。 私はいつものように席に座り、いつものラーメンを頼み、いつも以上にラーメンを味わうことにした。 時間もあって、その店内には店内BGMだけが悲しく流れていた。いつもは軽く聴き流す失恋ソングの歌詞が妙に刺さった。「もう逢えなーい、もう逢えなーい(店内BGM)」 すっかりしんみりした私は会計の時、店のオヤジさんに「美味しかったです。移転先でもどうかお達者で」と柄にも無い事を言ったりして店に別れを告げた。 なんかとにかく悲しい体験だった。店を去った後も脳内で店内の失恋ソングが感傷的にリフレインするぐらいには悲しかった。そんな訳だからこれを読んでるそこの君、セッションで悲しい場面をするときはしんみりしたBGMを流すと良いぞ。 私みたいな奴はわりとそれだけでしんみりする。
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