巴さんの日記を全て見る
みんなの新着日記を見る
😶 ろくたの冒険🐾🐾前編 ゆうこや妄想日記 とぼとぼとボクは、とある街の裏を歩いた。 寒いし 腹がなる 背中に負われた風呂敷も寂しく風になびいている。駄菓子屋のおばあちゃんと ぺっこちゃんが作ってくれた特製おにぎりは もうない。 タポタポ裏通りを歩き、お店裏のゴミ箱を漁る。しょうがないよ、食べ物が無いのだから。 「おい ボウズ」 弱々しいがはっきりと分かる声がした! 振り替えると段ボールの固まり!……いや組み合わせた家だったかもしれないけど、そこの穴から手招きする人間の手。 めちゃくちゃ垢まみれで汚いけど、爪がしっかりと切り取られてて ンム?と思った瞬間 前足を いや右腕捕まれて 段ボールの中に引きずり込まれた! 中には髭面のおじさんが 「ひひひ……」 こ、怖いよ‼️ぺっこちゃん助けて~! 「あー やっぱりな!歩きすぎで脚の裏ボロボロ」 え? 「アスファルトの上を歩いてきたんだろ! 脚は痛覚鈍いから、結構ムリしちゃうヤツ居るんだよ❤️」そして、なにか塗られた 「へんげ特製の塗り薬だ♪あとは大人しく寝てろボウズ」 グゥ~~~ ボクのお腹が 腹ペコの悲鳴(赤面) 「なら、これ食え」 渡されたのは食いかけのたい焼き。 むさぼり食ったけど、なまじ空腹に甘いもの入れたから 胃袋はさらに要求 「仕方ないな!少し待ちな」おじさんは出ていった……アレ? 怖い人だと怯えたけど、なんなんだ? すごく親切だけど 何でこんな路地裏に好き好んですんでいるんだろ? バサバサとせわしない羽音がして、上を見上げると……見慣れない鳥がボクを見下ろしていた。 (後編へ続く)
レスポンスはありません。
コメント欄:(最大1000文字)
web全体で公開 友達まで公開 本人にのみ公開 ※投稿するにはログインが必要です。