巴さんの日記 「ろくたの冒険🐾🐾前編 ゆうこや妄想日記」

巴さんの日記を全て見る

みんなの新着日記を見る

巴
日記
2022/12/24 23:16[web全体で公開]
😶 ろくたの冒険🐾🐾前編 ゆうこや妄想日記
   とぼとぼとボクは、とある街の裏を歩いた。
寒いし 腹がなる
   背中に負われた風呂敷も寂しく風になびいている。駄菓子屋のおばあちゃんと ぺっこちゃんが作ってくれた特製おにぎりは もうない。

   タポタポ裏通りを歩き、お店裏のゴミ箱を漁る。しょうがないよ、食べ物が無いのだから。

「おい ボウズ」

弱々しいがはっきりと分かる声がした!

振り替えると段ボールの固まり!……いや組み合わせた家だったかもしれないけど、そこの穴から手招きする人間の手。
めちゃくちゃ垢まみれで汚いけど、爪がしっかりと切り取られてて ンム?と思った瞬間

前足を いや右腕捕まれて 段ボールの中に引きずり込まれた!

中には髭面のおじさんが
「ひひひ……」
こ、怖いよ‼️ぺっこちゃん助けて~!

「あー やっぱりな!歩きすぎで脚の裏ボロボロ」
え?
「アスファルトの上を歩いてきたんだろ!
脚は痛覚鈍いから、結構ムリしちゃうヤツ居るんだよ❤️」そして、なにか塗られた
「へんげ特製の塗り薬だ♪あとは大人しく寝てろボウズ」

グゥ~~~ ボクのお腹が 腹ペコの悲鳴(赤面)

「なら、これ食え」 渡されたのは食いかけのたい焼き。
  むさぼり食ったけど、なまじ空腹に甘いもの入れたから 胃袋はさらに要求

「仕方ないな!少し待ちな」おじさんは出ていった……アレ?

   怖い人だと怯えたけど、なんなんだ?
すごく親切だけど 何でこんな路地裏に好き好んですんでいるんだろ?

   バサバサとせわしない羽音がして、上を見上げると……見慣れない鳥がボクを見下ろしていた。

(後編へ続く)
いいね! いいね!11

レスポンス

レスポンスはありません。

コメントを書く

コメント欄:(最大1000文字)

※投稿するにはログインが必要です。