アルさんの日記 「NPC主義者のNPC作成術」

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アル
アル日記
2017/08/18 09:02[web全体で公開]
😶 NPC主義者のNPC作成術
NPC能力にスキルと才能を全振りしてると言われたこともあるマスターです。
「酒場の表現をする時にマスターと看板娘と荒れくれ者の三人組を表現すればいいって思ってる」とか言われて図星でびっくりです。

PCもNPCも作り方は個人的には似通ってます。
まず、表に出てる行動を考えます。やりたい事、やらせたい事です。
解りやすい例でたとえましょう。「金に汚い盗賊」
そして、その理由を考えます

①「病気の娘を治す為」A「時間が無くて切羽詰ってる」B「別れた奥さんが居て金持ち」
②「幼い時に金で苦労した孤児で這い上がってきた」A「孤児時代からの大事な仲間達が居る」B「独りで這い上がってきた」
表に出てる要素は同じでも、行動指針が異なるキャラクターになります。
俺は表に出てる行動を「フレーム」その動機を「エンジン」と呼び、この考え方をエンジンフレーム理論を呼んでます。

細かく説明していくと
①の場合、自分の娘と同じような年頃の娘には手を出し辛い。
また、人殺しは出来ますか?と言った作成時に埋まってない質問に対応する場合には、アルファベットで補強も可能。
Aの場合、自分の娘お金や治せる手段の為に雇い主すら裏切りやすくなる。綺麗事で済まなくても無理するでしょう。動機は作りやすくなる。Bの場合恐ろしいまでの半端者感が出て来そうです。
アルファベット部分はパーツって呼んでます。

②の場合、自分と同じように這い上がってくる存在に手を貸すかもしれない。
Aの場合、仲間内の絆が恐ろしく強固になりそうです。もしPCが仲間内のメンバーの命を対価無しで助けたりした場合、この盗賊はこだわりを持って代価としてただ働きするか、仲間カテゴリーとして大切に扱われるでしょう。
Bの場合、金に対する拘りが強いキャラクターになりそうです。PCでもNPCでも、運用する場合はPCとの絡みで変化させることを目的に使うのが好ましい設定と言えそうです。

尚、エンジンのABといったアルファベットの部分はアドリブで弄る事も想定して作成してます。
C:娘が実はもう死んでる。みたいなパーツを組み込んで無理やりな軌道修正をしてもエンジンとフレームがしっかりしてればキャラは崩れない。便利。
 当然かもしれませんが、複雑なキャラクターの場合(特にPC)エンジンは一つとも限りません。
但し、そういったキャラクターは運用が大変だと理解して使いましょう。特にマスターとしては、なじみが無い場合、頭の思考能力を大幅に使用するので、利用する場合も最初は一人かせめて二人だけから始めるべきです。
今回の例も共存できる設定です。

そんな設定のヒロイン枠の女盗賊とかべたに違いな・・・(笑)
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