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😶 騎乗マギシューのすゝめ(長いので畳み) (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)騎乗マギシュー。それは必須技能が『ライダー』『シューター』『マギテック』とクソ重いビルド……。しかも全部「これだけ取ればいいよー」ではなく、冒険者レベルに合わせて高くしていかねば置いていかれる修羅の道。 でもルルブにはこういうアイテムがある。その名も〈スマートカービン〉。なんと騎乗中に限り1Hで持てる2H銃である! そんなものがあったらね、えぇ。有効活用できるビルドを組んでみたくなるのが人情というもの。 ぱっと思いついたこれらのメリットはふたつ。 1.騎乗中オンリーで片手で使える【ショットガン・バレット】 2.【人馬一体】を取得せずに使える2H由来の射程&追加ダメ持ちガン しかし1の方は裁定によっては使えないことが多そうで(むしろできたら強すぎるからね、ちかたないね)、2の方は追加ダメは確かに魅力的なものの、そもそも片手で持つなら命中補正もある〈デリンジャー〉さんがいるのが厳しい。こちらは補助収納できるホルスターもあるし、射程だってそもそも『騎乗マギシュー』として前衛に出ている(騎獣は前衛の方が活躍しやすい)のだからそこまで気にならない。 さて悩ましい、悩ましい。ので、ここで逆に考える。 「別に1Hに拘らなくたっていいさ」、と。 とはいえ素直に2H持ちするのであれば、他の2Hガンを使えばいい話。1Hのホルスターもない、2Hの範囲バレットもない。そんな中途半端な〈スマートカービン〉くんですが、しかし逆にいえば『どちらにもなれる』のである。 そう! 〈スマートカービン〉こそは唯一! 『〈ウェポンホルダー〉を介さずに1Hと2Hの使い分けができるガン』なのである!!! というわけで方向性は決まった。1Hの美味しいところと、2Hの美味しいところを頂こう。 まず1Hの美味しいところ。つまり『盾持ち』と『両手利き』である。 ただ前者の場合〈盾〉の出し入れに〈ウェポンホルダー〉が必要なので、折角の〈スマートカービン〉の旨みを消してしまう。却下。 では後者の場合。おや、もう片方の手に持つべき1Hガンはなんとホルスターで補助収納ができるぞ? 素晴らしい、《両手利き》の方向で行こう。決定。 では次、2Hの美味しいところ。つまり【ショットガン・バレット】をはじめとした範囲バレット群である。2Hで持てば普通に使える、考えるまでもない。 しかし2Hにのみ許されたものがもうひとつある。なにか? そう、〈バヨネット〉の存在である。 〈バヨネット〉、それはシューター技能で唯一『近接攻撃』ができる武器。2Hにしか取り付けられず、また悲しいことに〈スマートカービン〉に取り付けたところで1H状態では使えないのだが、逆にいえば2H持ちさえしていれば使えるのである。 さてここで新たな要素が出てきた。 『近接攻撃』。しかし実際マギシューなんだからガンの魔法ダメージの方が強い。わざわざ使用する必要性があるのか? あるんだなこれが。 まずそもそも騎乗ライダーは前衛にでる。初手こそ後衛からショットガンを撃つかもしれないが、騎獣が前に出た方が強い以上どこかで前に出たいわけだ。しかし通常移動ではガンによる射撃が行えない。 ここで大抵のビルドは通常移動でも可能な投擲用の武器を用意するのだが(魔法ダメージを与えられる〈ウォーターバルーン〉などもある。つよい)、ここで〈バヨネット〉の近接攻撃も使えるのである。物理なので筋力B参照なのは変わらないが、一応《習熟/ガン》のボーナスが乗るので悪いこっちゃない。なにより投擲と違って手から離れないため、魔法の武器化含む加工に踏み切りやすいのは大きな利点だろう。 でもそれだけではない。『近接攻撃』だからこそ可能で、かつ多くのマギテックビルドが有効活用できない素晴らしい特技が存在する。 そう、《マルチアクション》である。 マギテックはそのほとんどがマギシュー用のバレット系魔法だが、その代わりと言わんばかりに一部の通常魔法はえげつねーほど有用なものが揃っている。それらを《魔法拡大/数》などでばら撒く支援系マギテックも存在するが、しかしやはりマギテックの華はマギシューであり、そして『射撃と魔法は共存できない』ために両立しているビルドは珍しい。 『魔法を打つためには攻撃できず』『攻撃すると魔法が打てない』のである。 だがしかし〈バヨネット〉であれば。シューター技能を使用するがゆえに近接用の技能を必要とせず、かつ近接攻撃であるために《マルチアクション》による攻撃と魔法の両立が可能なのである!! んん、素晴らしい。マギテックも他の魔法技能の例に漏れずLv11で《ルーンマスター》を習得するため、それ以降であればマギシューのビルド技能であるにも関わらず『《マルチアクション》+《魔法拡大/数》』でいっぱい悪さができるのである。 え? 「そこまでして魔法を使わなくてもいいんじゃないか?」って? ノンノン、慌てないでほしい。ちゃんと騎乗マギシュー、というか正確には『騎乗ライダーであるからこそ』の莫大なメリットが存在している。 ズバリ【ワイヤーアンカー】の存在である。 これは相手の回避を下げ、しかも遠くの相手を自分たちの近くに引き寄せて来れるという後衛泣かせのクソ魔法なのだが、唯一にして最大の制限、『部位数負けてたら効果ありません』がある。基本的に1部位のPCでは、とてもではないがまともに運用できないのである。 だがしかし、騎乗ライダーであれば! 『騎手と騎獣の一体性』により、2部位どころか3部位4部位と大きくなっていけるのだ!! 最大では〈レッサードラゴン〉が4部位騎獣であるので、PC込みでなんと5部位エネミーまで【ワイヤーアンカー】の効果範囲である。凄まじい。 あとついでに騎乗してれば〈ラル=ヴェイネのダウンルッカー〉のデメリットを踏み倒して魔力+1が雑に強い。 まぁ『〈バヨネット〉によるマギテック魔法の有効利用、および騎乗による【ワイヤーアンカー】や〈ダウンルッカー〉を使い勝手上昇』はただの2Hでもできるのだけど。 しかし、これにさらに2丁ガンナーを併せられるのは〈スマートカービン〉だけに許された特権である!! 《両手利き》による単体火力、【ショットガン・バレット】等による範囲火力、〈バヨネット〉による攻撃と魔法の両立。 これらすべてを〈ウェポンホルダー〉に頼らずに使い分けができるのは〈スマートカービン〉を置いて他にない。 素晴らしい。素晴らしくない? これは〈スマートカービン〉の株が上がりましたね間違いない。もう誰にも「普通に2H(1H)ガンでいいじゃん」とか言わせない! 以上、『騎乗マギシュー(というか〈スマートカービン〉)のすゝめ』でした! 雑な長文をここまで読んでくださった猛者の方々、ありがとうございましたーっ! P.S. なお「別に〈ウェポンホルダー〉使えば良くない?」問題については、ただでさえ〈マギスフィア〉で装飾品が圧迫し、かつレンジャーもスカウトも取らない(優先度が低い)ために装飾品枠を増やしにくいこのビルドで枠を空けられるのはでかいと思われます。 しかも空くのは『背中』枠。そう、大は小を兼ねる〈マギスフィア(大)〉が装備できるのです! 2.5からマギスフィアの変形ルールがなくなった(わたしは見つけてない、どこかにあるんです?)ので、一部のマギスフィアを消費するもの以外はまじで〈マギスフィア(大)〉があればなんでもできるのですよ。強くない?
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