イツキさんの日記 「メタリックガーディアン初心者向けデータ構築講座」

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イツキ
イツキ日記
2017/10/31 23:17[web全体で公開]
😶 メタリックガーディアン初心者向けデータ構築講座
今回は要望があった初心者向けのデータ構築について。

1.まずやりたいことを考えよう。

どんなPCを使いたいのか。それを明確にしましょう。
そして、その使いたいPCの要素を分解して列挙してみましょう。
武器は何を使いたい?どんな戦い方をしたい?
それらを書き出し、優先順位を付けましょう。
優先順位の高い要素を軸として、PC作成を行ないます。
優先順位の低い要素は、可能であればデータに反映し、厳しいようであれば演出のみにしてしまう方が良いでしょう。(ただしGMに許可は取るように!)
例:大量の武装を装備している機体を再現したい場合、データ的に装備していない武器は攻撃力を上昇させる特技の演出に使うなど。

2.役割を理解しよう。

メタリックガーディアンにおいて、戦闘では役割分担を行なうのが基本となります。
ボスに火力をぶつけるボスアタッカー、取り巻きの雑魚を殲滅する範囲アタッカー、それらを補助するサポーター、味方を守るディフェンダーなどに分類することが出来ます。(もっとたくさん細かな分類がありますが、初心者向けでは無いので今回は無し。)

1で決めたやりたいPCがどれに近いか考え、自分がどれをやるか決めましょう。

ただしボスアタッカーは最低でも一人(複数でも可)、範囲アタッカーは基本的に一人だけという割り当てを推奨します。ボスアタッカーが居ないとボスに対する火力が足りず、範囲アタッカーが複数居ても敵がそこまで大量に出てくることは少ないためです。(通称トロフィー問題。同じ役割が被ると活躍を奪い合うことになり、気を遣い合ってしまうのだ。)
どうしても、と言う場合は事前にGMに相談を。

3.各役割の組み方について

ここでは役割ごとに求められる能力を確保するための考え方を紹介していきたいと思います。

3.1ボスアタッカー

ボスアタッカーに求められることは、『確実にボスに火力を叩き込む』事となります。
この際に気をつけることが、火力さえ高ければ良いというわけではない、と言うことです。
例え他のPCの2倍の火力があっても、命中させることが出来なかったり敵に届かなかったりで1ラウンド無駄にするよりは、毎ラウンド1.5倍の攻撃を叩き込む方が強いのです。

そのため、初期作成であれば命中・砲撃のうち使う方を10以上にしておくことを推奨します。足りなければ命中を上昇させる特技などを取得しましょう。
移動力に関しては攻撃手段にも寄りますが、白兵特化なら戦闘移動3マス程度、その上で全力移動後に攻撃出来る特技・アイテムがほぼ必須と言えるでしょう。
射撃をメインとする場合、戦闘移動で3スクウェア程度動ければ十分でしょう。
遠隔攻撃型であれば、何らかの形で遠隔攻撃を阻害しない移動を可能にしておく方が良いでしょう。

これらの条件を満たしたなら、後は火力を高めていきましょう。
ムーブ、マイナー、メジャー、ダメージロール直前など、様々なタイミングがありますが、基本的には被らないように取得していけばそれなりの火力は出せるようになるでしょう。

3.2範囲アタッカー

範囲アタッカーに求められることは、『可能な限り広い攻撃範囲に一体でも多くの雑魚エネミーを巻き込んで撃破する』事となります。
この際に気をつけることは、基本的にはボスアタッカーと同じです。
ただし、命中・砲撃値はボスアタッカーであれば10あれば良いという程度でしたが、範囲アタッカーの場合はもう高めにすることを推奨します。
理由は、雑魚エネミーの中には回避・防壁が飛び抜けて高いものが混ざっている場合があるためです。
戦闘に置いては、マルチロックを使用して武器の攻撃範囲を拡大、範囲2以上にして攻撃するのが基本となります。
また、行動値にも気を配るとなお良いでしょう。
雑魚エネミーより早く動くことが出来れば敵の攻撃自体を潰せるため、味方全体の安全に繋がりますし、ジャマな敵を一掃することでボスアタッカーが通る道を用意することにもなります。

3.3サポーター

サポーターに求められることは『味方を支援し、全力で動ける状況を構築する』事となります。
支援の種類は各種回復、攻撃力上昇、範囲拡大、達成値操作に移動補助、ダメージ軽減もあるし状態異常の付与などという変わり種もあります。
こう書くと難しそうに感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
PL間で相談をしながら、他のPC達がどんな戦いをするのかを知り、その不足を補えば良いのです。
アタッカーが特技でHPを大量に使うから少し特技を弱くて燃費の良い特技に変えなくてはならないと悩んでいたらHP回復を取りましょう。
範囲アタッカーをさらに広域化させたいならアタックエクステンションを取りましょう。
移動力が足りないと悩む人が居れば、ムーブアシストを取りましょう。
このように味方のPCの出来ることと出来ないことを見れば、何を求められているかわかります。
迷った時は他のPLに欲しい支援はあるか聞くのも良いでしょう。

また、サポーターはイニシアチブで使用する特技が多いため、メジャーでやれることが特技無しで攻撃するくらいしか無くなることもあります。
それは少々もったいないため、メジャーで使用する特技を一つ取得しておくと無駄がなくなります。
例えばアタックアシストで味方の攻撃力を上昇させたり、ツインアームズなどの少ない特技枠で火力を確保出来る特技を取得してのサブアタッカーなどもいいでしょう。

追記:サポーターは他の役割と兼任しやすい。そのため、低レベル環境であればサポーター抜きで他の役割のPCが分担して補助系を積めば不要になる。

3.4ディフェンダー

ディフェンダーに求められることは『味方を生き延びさせる』事となります。
この呼び方だと、盾になって攻撃を受けるだけのようなイメージですが、それだけではありません。
種類としてはカバーを行なうことで味方の被害を減らす基本的なタイプの他にも、敵に憎悪を与えて攻撃対象を自分に向けさせるなどの種類があります。
カバー型であれば可能な限りFPを高め、防御特技を取得し、味方の盾になります。
現行の環境だと、AL粒子エンラージャー(上級)や、パーティクルアーマー(デジタルフロントorEX掲載)などでカバー射程を延長することを推奨します。
味方にFP回復が可能なPCが居ればより長く盾として戦えるでしょう。自己修復が可能であればなお良し。

憎悪型であれば、回避を高めるなりFPを盛るなりで憎悪を与えた対象からの攻撃を耐える形になります。
回避とFPのどちらもを高め、1発くらいなら耐える、と言える程度にしておくと回避判定が事故った場合にも安心です。

追記:元からFPや防御修正が高いクラスであれば、コンダクター1とパーティクルアーマーを取得するだけで簡易ディフェンダーとして動ける。そのため兼任も可能。

4.データのすり合わせ

データを一通り組んだら全員のデータを改めて確認し、実際に戦闘時にどう動くかを考えてみましょう。
行動の順番やHP・EN等の消費などを理解していればセッション中に考える事が減るので時間の短縮とミス防止に繋がります。
自分の手番で使用する特技などの宣言をメモにまとめておくと、宣言し忘れ等が減るので慣れるまではお勧めなのです。(慣れた後も有効ですが)

5.データ完成!

これで初心者向けデータ構築講座は終了です。
ですが、あくまでここまでの内容は基本的な話です。
実際には他のPCとの組み合わせ次第ではこれらから外れた構築が有効である可能性もあるでしょう。
大事なことは、全員で相談をしてデータを作ること。
そして、楽しめるデータを組むことです。
役割分担も、根本的には活躍の場を確立させるためのものなのです。

さぁ、後はセッションに参加し、実戦してみましょう!
その上で聞きたいことがあれば、いつでも聞いてくださいね!
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