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😶 頑張る姿。 私は、努力が嫌いだ。 努力するなんて、とんでもない事だと思っている。 それは背伸びだ。 演技とか、芝居とか、そういう類のものだ。 私は、努力という言葉が嫌いだ。 努力という言葉で、その人の辛さや苦しみを分かった気になる、浅ましさが気に入らない。 しかし、努力する姿というものは、筆舌に尽くしがたいものがある。 それは、演技だからだ。芝居だからだ。 人を惹きつける演技は、人を惹きつける為に存在している。 ならば、それに心動かされるのは、当然の帰結だと言えるだろう。 TRPGの話。 GM冥利に尽きるというか、特等席で役得というか、それを目の当たりに出来るのが楽しみの一つだと思う。 更に、結末に介入すら許されるのが、GMのGMである由縁であり、特権だ。 つまり、自分にとってGMは、PLさんによる劇を見ているようなものなのだ。 そして、その劇の内容への評価として、エンディングやエピローグをつける。 クリア報酬なんて、そのおまけに過ぎない。 何故なら、あの感動はPLさんの努力の賜物なのだから。 恐らく、現実で同じ場面にあったなら、きっと見向きもしなかっただろう。 あの真剣さ、あの必死さ、ゲームである事すら失念するあの姿こそ、努力と呼ぶに相応しい。 と、セッションを思い返してみて、そう思った。 脚色?美化? いいや、違うね。少なくとも、自分にはそう見えていたよ。
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