ヴァカルデさんの日記 「オリシ「禁忌の黙示録」初回しの課題・感想・エンディング分岐など」

	ヴァカルデ
	2020/04/20 13:14[web全体で公開]

🤔 オリシ「禁忌の黙示録」初回しの課題・感想・エンディング分岐など
（▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼）※シナリオのエンディングや私自身が回した感想も書いておりますので改めてネタバレ要注意です。また、この日記は主に自分及び今回参加して下さった皆さんに向けてのものです。セッションした方以外には読んでもよく分からない部分も多々あると思いますことをご了承ください。（特にコミュ内の方は改良後に再度回したいと思っておりますのでご注意を。参加出来なくなるレベルのネタバレです。）


































　コミュ内で回すオリジナルシナリオはこれで2つ目となります。一番最初に野良で回させていただいたオリシでは探索面の課題、2つ目のオリシでは戦闘におけるバランス調整、今回はロストに繋がる行動に関する処理とエンディング部分に課題が見つかりました。今までに見つけてきた課題については自分でもある程度改善されたかと思います。実際にその部分では複数回テストプレイにご協力いただいた方にお褒めの言葉を頂けました。



　まずはエンディングですね。エンディングは２つの要素で決定します。グラーキの黙示録の処分と、青年の記憶の有無です。

　今回は脱出後、青年の記憶を取り戻す鍵となる本を焼いた後に持ち帰ったメモを読んでしまうことによって、事件は終息しない邪神復活エンドとなりました。メモを放置したり、読めなくなるレベルで破いたり燃やしたりせずに捨ててしまうとこちらも同様の判定で知らない誰かがそうなってしまう、という形でした。描写で微妙なクッションを挟むよりも判定を増やして踏みとどまることが出来るようにする配慮が大切なんだなと学びました。
　他には、事件終息・青年生存のAエンド、事件終息・青年死亡のBエンド、全滅のDエンドがありました。今回は事件再発・青年生存のCエンドです。青年のエンディングについてはAエンドでも同様となりますので、青年個人に限って言えばBよりもベターなエンドですね。

　また、性急な展開とエンディングの進行の速度低下はすみませんでした。青年の生存により発生するイベントと魔導書イベントの処理のつなぎの部分が練り込み不足でエンディングの内容は決まっていても進行順序や視点の切り替えなどはその場のアドリブとなっておりました。次回は今回のテストプレイを参考に進行手順までかっちり固めて挑戦します。
　そして、性急な展開なのですが、これは私の暴走です。すみません。アドリブでそうしたわけではないので尚のこと申し訳ありませんでした。客観的な目線に欠けてしまっていたと思います。最後に出てきた佐藤についてやけに具体的だったのは、現在作成中の別のシナリオとの関連付けたためです。青年が洋館から生きて出られた場合、その正体について不明のままにするよりももう一波乱ありそうだという展開のエンディングにしたかったのが理由です。続編のざっくりとした構想は出来上がっており、細部を詰めて回せる形に出来上がるまではそれなりに時間がかかるかとは思いますが、皆さんさえよろしければ是非そちらにも招待させていただければと思います。青年お持ち帰りルートがなかったのはそれ故の部分もありました。改良案としてはエンディング内に最後青年が会社に行くか否かの引き留めロールも加えてそこから分岐させるのが良さそうだと思いました。

　メモのデストラップは本の発見当初に適当な1冊をパラパラとめくってみた場合、あるいは目星した時点で発見でき、その場で読むか否かの選択を迫っていました。引っかかってしまった場合でも洋館内に本と青年が揃っていれば、青年の犠牲で探索者ロストは数人が知ってしまうようなことにならなければ起こらないというように設定しておりました。自宅へ持ち帰った場合の処理が練り込み不足で飛びぬけて高難易度になってしまっていました。すみませんでした。そしてお気遣いもいただきありがとうございました。KPを始めてから初のロストで私自身中々ダメージを受けていましたが、少しだけ気持ちが楽になりました。きっちり前向きに反省し、この点はもっと練りこんでバランスが取れるように修正していきたいと思います。

　また、ダイスの流れも相まったりでNPCにも愛着であったり殺意を持っていただけてとても嬉しかったです。反省点はひとつひとつしっかりと改善しながら頑張りたいと思いますので、また是非一緒に遊んでいただければと思います。合計で9時間ほどのテストプレイにご協力いただき皆さん本当にありがとうございました！