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😡 適正価格(使い回し)6/29開催回 覚えてる範囲の出来事(自分用) (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)操作PC:セツナ 結局、あれから傭兵団に入ることになったんだ。ボクの強さだと幹部?にもなれるって言われたけど、さすがに入りたてで幹部は気が引けるから遠慮したんだ。 で、傭兵団『イレブン』に入ってからの初任務は……なんと!時間を飛ぶことが出来る設備があるらしく!それで魔法文明時代に飛んで、時代の調査と農民が張った依頼の問題解決をすることだったんだ。 いきなりこんな任務任されてボクちょっと緊張した……。 さっそく依頼主の居る村へ向かうと、人の気配がせず、辺りには血の匂いが立ち込めていて……よく見たら村の広場にグールの群が居たんだ。 あいつらが村を襲ったのかなと思って様子を見ようとしたら、一緒に来てたシロさんがいきなり正面から殴り込みに行って……。ノアって男の人にも隠れろって言ったのに、隣で立ったままひたすらボクにちょっかい掛けてくるし。 大丈夫かなぁ、今回のメンバー……。って思ってたら、シロさん意外と力持ちで大剣でグールの群を一薙ぎでやっつけっちゃったんだ!ボクは残ったグールを尻尾でちょちょいとやっただけ……。流石、傭兵団の人は強いなぁ。 ノアも一応グールをやっつけてたみたいだけど、あれ本当に戦える人なのかな? グール達を蹴散らした後、村を探索してたらシロさんが納屋で聖印が引きちぎられた跡がある死体をみつけて、依頼のドレイクバイカウントの仕業かなって考えてたんだ。 そしたらシロさんがいきなり駆け出して『生き残った村人かにゃ~?』って言いながら外へ出て行ったんだ。 足音が聞こえたらしい。ボクもすぐ後を追ったけど、シロさんは音の主を見失っちゃったみたいで。 足跡を追っていくとボクは小さな人形を見つけたんだ。 誰かが落としたのかな?と思ってたら、シロさんが女の子を見つけて話を聞こうとしてたんだ。 ボクも人形を持って行ってみたら、どうやらボクが拾った人形はその女の子のものだったらしく、人形の名前を言いながら『返して!』って言われたから返したんだ。人形の名前は長すぎて忘れちゃったけど……。返してあげたら少し信用してくれたみたいで話を聞かせてくれたんだ。 この村の村長さんがドレイクバイカウント達に悩まされていて、退治してもらおうと冒険者に依頼の張り紙を出した所、すぐに冒険者がやってきて退治してくれたらしい。でもその後に冒険者と村長が村長の家で話をしていると、突然悲鳴が上がって……その冒険者が村人達を殺したという。女の子は村人たちを殺したのはナイトメアの冒険者だったと付け加える。さっき走っていたのも、そのナイトメアから逃げてきたからだと言ってくれた。そしてその冒険者が村の信仰している神とは違う聖印を落として行き、今村のとある場所に居座っているという情報も話してくれたんだ。 (ちょっと話の腰を折るけど女の子は冒険者の居場所をちゃんと教えてくれたんだけど、ボク、冒険者が罪のない村人達を殺したって聞いてイライラしてて……正直に言って覚えてなかった。シロさんが冷静に聞いてたから後について行ったんだ。)そしてナイトメアの居座っている場所まで行くと、モヒカンのヤンキーみたいなナイトメアが座っていた……。 これにはボクもビックリ。時代錯誤も良い所というか……いや、過去なんだけど。過去なんだけどさ!もうちょっとこう、ロマンがある髪型にしようよ!そんな見た目のおかげで少し理性を取り戻したボクはナイトメアの冒険者の話を聞く。 結論から言うと、どうやら村人たちを殺したのはこのナイトメアで間違いないらしい。 理由は依頼を受ける前に提示された額より報酬が少なかったから、村人たちが不意を付いて殺しに来たから、だとかなんだとか言ってたけど、詳しいことはボクは覚えていない。それより胸の内から沸き出る怒りから我を保つので精一杯だった。金目当てで冒険者になって、額が少ないと口論になり、相手が最後の手段としてこちらを殺しにきたから、やられる前にやった?そこまではなんとか理性を保って聞いていられた。見方によっては正当防衛だろう。 だが、ノアの一言でボクの理性は消し飛んだ。 『キミ。こんなことは、後悔はしているけど……これが初めてじゃないね?』 それがボクにとっての戦闘開始の合図だった。同じ罪を繰り返し犯している者に同情はしない。 以前、一緒に依頼をこなしたシャロさんが言っていた『間違いは誰にでもある。そしてそれを悔い、改める気持ちがあれば謝罪する機会は与えられるべきだ』という言葉にコイツは全く当てはまらなかった。 殺した相手に謝罪する機会はない。仮に血縁者に謝罪をするとしても、コイツには反省の意志が無いと判断したボクは、だおらんの札を剥がし、全力の戦闘態勢に入った。 瞬間、閃光が視界を覆う。閃光玉を投げられたらしい。 ノアが魔法ダメージを軽減する魔法を唱える。 だおらんは閃光玉の効果を受けなかったみたいだが、初手はボク共々外してしまった。 続いてシロさんが斬りかかる。かなりのダメージが入ったのかナイトメアの苦痛の声が聞こえた。 こんな眩しい中でよく当てられるものだ。ボクももうちょっと冷静になっておけば……、と考えているうちにナイトメアの魔法が飛んでくる。ライトニング・バインドにボクは直撃した。 視界は治ったが動きが鈍る。ノアが何か魔法の詠唱をしていたが、途中で噛んで失敗していた。後で文句を付けておかないと。そう思いながらダオランに指示を出すが、またも外してしまう。ボクも行動を制限されているせいで練技は発動出来たが上手く攻撃が出来なかった。 空振りした後に体に電撃が走る。さっき受けた魔法の追加ダメージだ。ボクが呻いている間にシロさんが二撃目を与える。またもや命中したらしい。更にパラライズミストをナイトメアに当てた。 一体どう鍛えたらあんな動きが出来るんだろうか。 感心しているのもつかの間、ナイトメアがメテオストライクを発動させた。シロさんは回避したが、ボクとだおらんは直撃。意識を失いかけるも相手への怒りで持ちこたえた。だおらんもなんとか立ち上がる。 相手の動きが鈍っている今がチャンスだ。ノアが私に回復魔法を掛ける。 私も更にポーションを飲み、だおらんに渾身攻撃を指示、私自身も練技を掛けて尻尾で渾身の一薙ぎを放った。 ……気が付いたら目の前には真っ二つに裂けた女性のナイトメアらしき死体があった。だおらんがトドメを刺したらしい。更にシロさんが追い打ちをしていたが、何も言うまい。 気が抜けたボクはその場に座り込み、状況を確認する。重傷を負ったのはボクとだおらんだけみたいだった。 女の子が『冒険者を倒したら知り合いのおばさんの所まで連れて行ってほしい』と言っていたことを思いだす。 ポーションを飲みながら先に歩き出していたシロさんについて行く。 女の子は無事だった。シロさんが馬を連れていたのでシロさんと女の子、だおらんにボクとノアが乗って、おばさんの住んでいる所まで駆けて行った。 おばさんは孤児院のように子供たちと一緒に暮らしていたが、貧しい暮らしだったようで飢え死んでしまう子どもも居たという。そこで一応神官であるノアが自分の働いている神殿に招くと言い出したので、他に良い案が思いつかなかったシロさんとボクはその意見に賛成して今回の任務は無事終了。 報酬は傭兵団から給料として貰い、疲れ果てたボクとだおらんは近くの宿屋でぐっすりと眠るのだった。 『……ところで、誰もツッコミ入れなかったけど、昔の人を現代の神殿に連れて行っても良いものなのかな?』と次の日の朝に思ったボクでした。
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