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😶 二律背反調査結果その4 司祭&解雇された使用人 F:賢者教会司祭 壮年の割には体格が良い。 F「あなた方は?礼拝ですかな」 F「礼拝堂は、自由に出入りできますぞ」 ロック「取材をしているものなのですがご協力を」 ロック「ではまず礼拝を済ませておこう」 シアオ「神父さん、でよろしいでしょうか?俺達は魔法ギルドの前ギルド長と縁が深かったと伺って来たのですが」 F「取材?何を取材されるのですかな。キルヒアの教えですかな」 F「おぉ、彼の取材ですか。惜しい人物を亡くしました」 ロック「前魔法ギルド長の自伝を」 F「わたしが、ここの神父をしております(仮称F)です」 F「彼のどのようなことをお話すればよろしいのかな」 シアオ「彼はここで亡くなられたとお聞きしたのですが…」 F「さよう、この塔の上から、転落したようです」 F「この場所は、神の住まい。昼夜を問わず、入り口は開けておりますからな」 シアオ「少し踏み込んだ話になるかと思いますが、その時、この教会には誰もいなかったのですか?」 F「彼が落ちたのは夜でしたからな、誰もおりません・・いや、懺悔室に私は詰めておりましたが」 ロック「前にも転落事故あったりする危険な場所だったりしますか」 F「転落など、初めての出来事です」 シアオ「懺悔室…どなたかの懺悔を聞いていたのですか? F「迷える魂は、昼夜を問わず懺悔に来ますからな」 F「いつでも悩みを聞けるよう、交代で詰めております」 シアオ「交代…それは誰と、ですか?」 F「助祭ですが」 シアオ「…ありがとうございます。少し話が逸れたかもしれないので、彼の生前の話をもう少し聞かせて下さい」 F「生前の話、いろいろございな、何から話せば良いのやら・・」 シアオ「神父さん、魔法ギルド前長殿の娘さんとは交流がありますか?」 F「いえ、あの娘さんは、礼拝にさえ来ないのですよ」 F「魔術師の方々は、大抵いらっしゃるのですが・・」 シアオ「あった事も無いんですか?顔も知らない?」 F「前ギルド長と二人で歩いているところを見かけたことはありますが・・」 F「お話したことはありません」 シアオ「二人で歩いている所…なんだかイメージないなあ。遊びに行っていたとか、仕事していてとか、そんな感じの雰囲気でしたか?」 F「遊び、という感じではなかったですね」 シアオ「では、ラウラさんと同じ孤児院出身で、彼女の使用人として一緒に暮らしているという女性(名前なんだっけ)はご存知ですか?」 F「たしか、ダフネさんだったと思いますが」 F「お会いしたことはありませんな」 シアオ「そうそう、ダフネさん。お会いした事は無いんですか。そんなに広くない街だと思いますが、見かけたことくらいはありますよね?」 F「いや、その方の容姿をしりませんので、たまたま見ていたとしても認識しておりませんな」 F「当然、紹介されたこともありませんし」 シアオ「伝記を書くのに、これから会いに行くかもしれないので、深い意味はありませんが」と苦笑する シアオ「…ところで、前ギルド長の葬儀は、どちらでされたのですか?」 F「遺体を自警団が引き取りましたので、自警団の司祭が葬儀を行われました」 シアオ「自警団?」 F「えぇ」警察+軍隊みたいな街を守る人たち シアオ「神父さんは前ギルド長の葬儀には参列なされなかったのですか?」 F「一応、参列いたしました。キルヒア流の立派な葬儀でした」 シアオ「気持ちのいい話では無い事を承知ですが、御遺体は拝見出来ましたか?」 F「えぇ、第一発見者ですから・・」 シアオ「葬儀の時ですよ。俺の村では人を弔う時、遺体の周りに花を飾って火葬するんです。キルヒア流ってどんな感じなのかなって。田舎者でスイマセン」 F「棺に入れて、本と一緒に土葬を行います。火葬はいたしません」 F「中を見ることはできませんな」 シアオ「本?遺品の様な物ですか?」 F「遺品といいますか、魂となっても勉学をするためです」 GMこのあと、二人は科捜研もどきの実況検分に入ります。 GM落ちたと思われる現場は、高さ20m幅1mくらいのベランダ。腰の高さの柵はある。 GMほぼベランダの真下あたりに遺体はあった。 GM朝の掃除の際に発見・通報した。 GMただ、神父は、多少、訝しがってきました F「しかし・・伝記を書くため、とは思えませんな・・まるで、別のことを調べていらっしゃるような・・」 F「そろそろ、お引取り願えませんでしょうかな シアオ「…そうですね。少し深入りし過ぎているかもしれません。ですが真実を書かなければ伝記にならないでしょう?」 F「伝記とは・・生き様を記すものであり、死を記するものではない、のでは」 ロック「お時間取らせて申し訳ありませんでした」と深々頭下げときます GM今後、神父への調査を行う場合、状況に変化が無い限り、ダイス目にー1のハンディキャップがつきます シアオ「死を記すのも、生を記す事と同じだと俺は思います」 F「生を聞かずに、死を語るは、愚かなことです」 シアオ「愚かでしょうか?でも、俺の経験上、死ほど生を語れるものは無いと思ってますよ F「あなたは、死をどうお考えなのか、わかりました。もう、お話しすることはありません」 G:解雇された使用人 中年女性 ニコラス ではノックします。 「こんにちはー」 G「はーい」中年女性の声がします G「あなた方は?押し売りなら、お断りよ」 ニコラス 「すいませーん、私たち前ギルド長の伝記を製作している者でして・・・」 ニコラス 「前ギルド長のことについてお伺いしたくて参りました。」 G「あぁ。そんな話も有りましたね」 G「どのような話を?」 ニコラス 「前ギルド長のお宅でのご様子を教えていただきたいですね・・・。 ほら、勤勉な人ほど意外とお宅ではだらしないとかお聞きするじゃないですか。」 ニコラス 「そういうリラックスとしたお話も少し欲しくって・・・」 G「あの方は・・奥様がお亡くなりになってからは、仕事一筋でした」 G「いつも、残業、残業で」 G「ただ、帰って寝る、だけの生活でした」 ニコラス 「そうだったのですか・・・ ふぅむ・・・それはさぞ使用人の皆様も不安でしたでしょう・・・」 G「不安というか・・見ていて辛かったです」 G「奥様がいらっしゃるときは、生き生きとしていらっしゃったのに」 ニコラス 「奥様がいらっしゃったときの・・・前ギルド長が・・・意外ですね。 お聞きした話は勤勉、マジメという話しかなくて・・・」 G「えぇ、仕事に関しては、そのとおりです」 ニコラス 「・・・そうでしたか。 よろしかったら、何か奥様と前ギルド長の楽しげなエピソードとかありましたら教えていただけませんか?」 ニコラス 「・・・何か記したくなっちゃいまして・・・生き生きした前ギルド長のこと・・・・」 G「そうですね・・結婚されてからは、仕事を早々に切り上げ、帰ってきていらっしゃいました」 G「そして、二人きりで食事をされ、遅くまで話し込んでいらっしゃったようです」 G「私達使用人は、通いでしたので、夕食以後帰宅していましたので、具体的にはよくわかりません」 G「休みの日には、お二人で、町の内外に出かけていらっしゃいました」 ニコラス 「本当に・・・お二人は仲がよかったのですね。」 G「えぇ、お幸せそうでした」 ニコラス 「幸せそうな二人・・・確かに伝記に記させていただきます。」 ニコラス 「・・・そういえばお子さんはいらっしゃらなかったんですね。」 G「えぇ、そうです。お子様は、いらっしゃいません」 G「仲が良すぎた、といいますか、遊ぶことに忙しかった、のかもしれませんね」 G「まさか奥様が2年で亡くなる等、思いもされなかったでしょうから」 ニコラス 「そうでしょうね・・・」 ニコラス 「・・・前ギルド長が義娘をとられたときは驚かれたのでは?」 G「えぇ、もちろん、驚きました。ですが、主人のすることに異論を唱えることもできませんので、受け入れるしかありません」 ニコラス 「ですよね。 儀娘さんと使用人さんの仲はどうでしたか?」 G「ラウラさんは、おとなしく・・私達と積極的な関わりを持とうとはされませんでした」 G「昼間は本をひたすらお読みでした」 ニコラス 「ラウラさんはどこもおなじかぁ・・・ ?そういえばお宅でのラウラさんと前ギルド長のご様子は? 楽しく談笑とかは・・・」 G「夕食はご一緒でしたが、談笑とは無かったと思います」 G「ギルド長が休日のときは、魔法の特訓?をしていたので、夜もそうではないか、とは思いますが」 ニコラス 「魔法の特訓かぁ。 一体なぜ・・・前ギルド長はラウラさんを養子にしたのかなぁ・・・・ ハッ! 失礼しました。」 G「なぜでしょうか・・・私達もよくわかりません」 ニコラス 「ですねぇ・・・ フゥ・・・」 ニコラス 「あ、独身時代の前ギルド長ってご存知ですか?」 G「私が雇われたのは、奥さんとの結婚が決まってからですので、詳しくは知りませんが、」 G「いわゆる、色男・・だったそうです」 ニコラス 「・・・い・・・意外ですね」 G「多くの恋をされ、奥さんが一番良かった、のかもしれませんね」 ニコラス 「まぁ・・・それでお二人が幸せならいいの・・・かな?」 G「お幸せだったからこそ、亡くなられた時のショックが大きかったのでしょう」 ニコラス 「でしょうね・・・独身時代のようにはできなかったのですから・・・」 ニコラス 「あ、聞き忘れていました・・・。 奥様はずっとお屋敷にいらっしゃったのですか?」 G「えぇ、時々、魔法ギルドへ連れて行かれていましたが、それ以外は、ほとんどお屋敷内です」 ニコラス 「ふむ・・・魔法ギルドへは前ギルド長のところかな(フフッ) ・・・それじゃあ使用人さんとは奥さんと話したりなんかもしたのでは?」 G「はい。お話したことはありますが・・」 ニコラス 「ふむ・・・具体的にお伺いしても? お二人の馴れ初めや惚気話なんかあったり?」(少しだけワクワク) G「奥様は、前々ギルド長の娘さんでした。前々ギルド長が、前ギルド長に、奥様を紹介されたそうです」 G「逆たま、って言うんですかね」 ニコラス 「ほほぅ・・・前々ギルド長の娘さんだったんですか!確かに逆たまですねー(カキカキ) そういえば・・前々ギルド長のことって分かる方いらっしゃいますか?・・・具体的には奥様のことをお知りになる方ですが。」 ニコラス 「少し気になることがありまして・・・」 G「そうですね・・ギルドに属している年配の方ならご存知ではないでしょうか」 ニコラス 「なるほど。 そうですね、ありがとうございます。」 G「いいえ、よろしくお書きください」 ニコラス 「はい。 それではお聞きしたいことは以上です。 本日はありがとうございました。」
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