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😶 ケダモノオペラ 自キャラの前日譚 やや長いので伏せ (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼) ケダモノオペラで使う自キャラの前日譚です。 要約するとツンデレです。人間が嫌いで信用してないけど、なんだかんだ協力する。その協力にいたるまでの前提部分の話です。 「前日譚」 遥か東に大国あり、名を「五華」という。長き乱世の世を収めた英雄が開国したこの国は、300年の栄華を誇っていた。 この五華には、皇帝のための後宮があった。 その後宮にて、一人の寵姫が帝(みかど)にある品物をねだった。 「千年を生きる妖狼の毛皮が欲しい」 寵姫を溺愛していた帝は、妖狼を狩るために兵を派遣した。たまらないのは、この妖狼である。兵に追われ傷つき、とある森に逃げ込んだ。 「あら、あなた、ケガをしているの?」 森に山菜に取りに来た森の近くの村娘に見つかる妖狼。人間に警戒するが、村娘は妖狼のケガを優しく手当てしてくれた。大したことは出来ないが、何か恩返しは出来ないか、疑似餌の姿で村に行くと、村娘が若い男と話しているのが聞こえた。 「でかしたな。それは帝が探しているという妖狼だ。そいつの毛皮は高く売れるぜ!」 「やったぁ。そうしたら、私たち、こんな貧乏な村を出て、都で贅沢に暮らせるね!」 優しさの裏にある人間の欲望を知った妖狼は、すぐに村を立ち去った。 そして、どれくらいの時が過ぎただろう。妖狼は西方のとある森の中で一人ぼっちで暮らしていた。人間は信じない。他のケダモノと接することも、なんの拍子で人間に存在を知られるかわからない。 だから、妖狼はひとりぼっちで暮らしいる。
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