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🤔 SW2.5リプレイ「水の都の夢見る勇者」二巻の感想とか。(ネタバレありの上に長いです) (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)少し前に読み終わってたけど感想は書いてなかったなぁ、と思ったのです(・ω・; ・・・ええ、はい。GMの気合の入ったネタ振りと、それに真正面からノりに行くPLの皆様。 という表現が一番しっくりくる話でした(・ω・) 別の言い方をすると「やらせる方もやらせる方だがやる方も大概である」とも(・ω・) シナリオ中の仕掛けで姿が変化する場面がありましたが ウナギのヒレと尾が生えてる状態でキメるPC。 フグの腹と唇の状態で真顔でポーズを取るPC。 頭から蛸の足が生えてるのにリラックスした顔をするPC。 そしてご丁寧にスポットライトまで用意されてる挿絵。 こ れ は ひ ど い(・ω・)(いい意味で) GMもGMでPLからデメリットがなければこの姿のままで行く、と言われて ”イラストレーターさんへの負担”を理由に慌ててデメリットを考えていたものの 逆に、その事情が無かったらOK出す気だったんじゃなかろうか ・・・と、思えてやまない有様でした(・ω・;) その後、PLの仕事の都合でこの巻をもって離脱する、と言う話を見て 表紙・・・斜陽と一人だけどこか寂し気な表情をしているPCの姿に合点がいったものです。 ・・・黄金のピラミッドがまずかったのか、などと冗談めかしたことを思いそうにもなりましたが(・ω・; あと、GMさんの(用意していたシナリオが粉雪となって散っていく音)というショックを受けた表現と 心のどこかで「この展開、TRPGのリアルって感じがしてリプレイとして面白くない?」と思ったなど 色んな意味で転んでもタダでは起きない、という図太s・・・精神力を垣間見た気がします(・ω・) そしてその巻の残り二話のうち1話・・・巻頭カラーイラストで ある意味衝撃的な場面(腹筋へのダメージ的な意味で)を披露した 情熱の舞姫(プリマレッド)が普通に章題として出てきて噴き出したり メリアの舞姫について「頭洗うの大変そう」という極めて現実的な感想が飛び出したり ディスガイズと言う魔法でメリアの姿になったはいいものの”声はそのまま”と言う事実を (主に腹筋への衝撃的な意味で)強烈に印象付けてみたり パーティが分断された状態での戦闘・・・かなりスリリングな展開になっていたり (巻頭カラーイラスト以外だと)珍しく挿絵で大真面目な顔をしているリカントのPCさんなど 離脱するPCさん以外にもしっかりと見せ場のある話、と言う感じでした。 あと2話で退場するPCの事を考えつつも、他のPCの見せ場についても両立する、というのは かなり大変だっただろうなぁ・・・と言う気がします。 そして二巻最終話、巻頭カラーイラストでかなり特徴的な女性のデュラハンと 「そんな運命はひっくり返す!」と言うセリフが使われている場面です。 ・・・ちなみに余談ですがデュラハンは元になった伝承だと妖精としての側面があることや、 死を告げるものという点から”戦乙女・ヴァルキリー(ワルキューレ)”との 類似点を見出すと言うケースもあるのだとか。 SW2.5のルールブックはもちろんのこと、だいたいの作品で ”首のない馬が轢くチャリオットに乗った禍々しい首無し甲冑の怪物”とされることが多いので 女性の姿、というのは新鮮であると共に思わず納得してしまったものです。 さて、そんな大一番を控えた話で、なおかつ前哨戦からして かなり趣向を凝らした話でしたが・・・ボス戦はある意味それ以上でした(・ω・) まず、巻頭カラーイラストで使われていた「そんな運命はひっくり返す」と言うセリフについて 実際にサイコロをひっくり返して(運命変転を示唆してますね)言ったセリフだったことが 割と強烈でしたが・・・そこから更に印象深い場面が続いて 件のデュラハンとの因縁があり、ナイトメア(穢れのある種族)の特徴を逆手に取られて 操られそうになるPC。仲間たちは彼に言葉を投げかけてその呪縛を解く、と言う場面がありました。 それが一風変わっていて、仲間から投げかけられた言葉が充分に響いた、とPLが判断したら抵抗判定を行い 操られそうになっている状態から脱却していい、とのことでした。 物語的にはよくある場面ですが、かなり思い切ったことをしたなぁ…と思いましたが PLさん「なるほど、僕が”響き度”を決めていいんですね、これは楽しいぞ♪」 ・・・(・ω・)結構な無茶ぶり(と言うほどではないかもしれないけれど)に対してもこのノリっぷりである。 ・・・そして投げかけられたのは、言葉だけではありませんでした。 ”セリフを言いながら足元でぴちぴち跳ねているタラ(魚)を投げつけます” ・・・これに対する件のPLさんの「え!?」という驚きの言葉が PCとしての発言だったのか素の驚きだったのかが興味深いところです(・ω・) しかも、挿絵では相対したナイトメアのPCさんの向う脛(俗にいう弁慶の泣き所)辺りに タラがぶつけられていましたが、よくよく直前の状況を考えると・・・ 相対したデュラハンから呪いの言葉を受けて、低い声で苦しみながら重い足取りで移動している ・・・と言うものだったと思うので、PCの位置関係を考えると 斜め後ろ、あるいは真後ろから投げつける形になったんじゃなかろうか、と思うのです。 挿絵的にはナイトメアのPCの表情が見えて面白かったので問題はなかったのですが もしも前述の解釈が正しかった場合、側頭部・・・或いは後頭部にタラが直撃する姿を目撃できたのだろうか。 などというトンチキなことを考えそうになりました(・ω・) そして、ですね。(・ω・) 最後の一押しの発言が、これでした。 「やめるんだ(PC名)!そいつのためにタダ働きしていいのか!」 ・・・直前に投げかけられた言葉がそのPCがタラ商の息子であることを強調する一言だった挙句 それまでに積み重ねられたシリアスをすべて粉砕してくれました。 ついでに私の腹筋も粉砕してくれました。(・ω・) そしてその説得(?)を受けて正気に戻ったPCがデュラハンに投げかけた言葉が 「僕たちは契約を交わしていません!そして、冒険者を味方につけたいならしっかりと報酬を提示しなさい!」 ・・・一同は拍手をもって迎え入れていましたがツッコミが追い付かない怒涛の展開でした(・ω・) さて、その後の戦闘。 チャリオット付きのデュラハンと言えば、SW無印版でのリプレイでは ・その突進を受け止めて平然としてるファリスの猛女 ・デュラハンの攻撃に当たったら死亡するけど1ゾロ出さなければ当たらない、と言われて 本当に1ゾロを出してきっちり死亡し、セッション現場を爆笑と驚嘆の渦に叩き込んだシーフがいる ・・・などの一大事件を巻き起こした難敵ですが・・・ ・三発のパンチで戦車を半壊に追い込む遊具破壊獣(・ω・) ・ゴーレムでも半壊の憂き目にあうレベルのチャリオットによる突進を悠々と防ぐ前世:ドラゴン ・GMが血涙を流しながら叫ぶ「抵抗されてなかったらクリティカルだったのに!」 (・ω・)大事なことなので二回言ってました。 ・思い切りのいい連続攻撃とこれまた素晴らしいダイス目の結果、 ”禁じ手”と称する奥の手を発動させることなく倒れたデュラハン。 ・・・ええ、はい(・ω・;)ダイスの神様って色々容赦ないですよね。 まぁ、何はともあれデュラハンを討伐したことでPC一行はシナリオクリア・・・ ナイトメアのPCにとっては最後のシナリオと相成ります。 その章題が”暗き夜に希望を配って回る”だったのは 恐らくそのPCの名とほぼ同名の聖人、聖ニコラスが サンタクロースの起源となった人物であるから、と言う部分もあるのでしょう。 ・・・さてこの話、彼の退場回ということもあって彼の家族が登場したり、 彼が冒険者になった目的が果たされたエピソードでもあります。 こういったキャラの核心をついた話、或いはフィナーレともいえるそれは、 キャンペーンならではの部分・・・と言う感じがします。 (・・・同時にシナリオの作り手にかかるプレッシャーも尋常じゃない気もしますが(・ω・; なんにせよ、ナイトメアのPCにとっては最後のエピソードは 見事に締めくくられた・・・と私は思います。 ”彼との冒険は、絶対に忘れるな”と未来の自分へ向けたPCの言葉も含めて。 ・・・さて、そんな感じで劇的な退場を迎えたPCですがフェローデータは巻末にしっかり記載。 ・報酬:不要(それよりうちでタラを買いませんか?) ・台詞「これがピラミッド・パワー!」 ・台詞「ピ・ラ・パ!ピ・ラ・パ!」 ・・・うん、なんというかブレないなこの人(・ω・) さて、ついぞ数日前にはSW2.5のルールブック3が発売、 そしてトレイン・トラベラーズの方も二巻が発売している、と聞いて どうしたものか、と思案しておりましたが・・・ ふと時計を見たら午前3時半過ぎ。 ・・・とりあえず「もう寝なさい」と自分に言い聞かせることにしました(・ω・)
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