十海さんの日記 「第三回ゆるく水曜AFF2e回」

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十海
十海日記
2024/05/25 00:05[web全体で公開]
😶 第三回ゆるく水曜AFF2e回
テキストセッション #AFF2e「ゆるく水曜AFF2e会」第3夜。

三人の冒険者、駆け出し盗賊ロルン(ぱむださん)、氷原エルフの魔術師リンドール(椅子間 樽さん)、ドワーフの司祭ジャスティ(アンデンさん)が旅芸人一座と別れて一ヶ月。ドワーフの町ストーンブリッジから始まります。今日は市の立つ日、屋台をのぞいて回る三人。すると前回、旅芸人オークツリー一座から贈られた腕輪を見て屋台の男が「おや」。察しのよいプレイヤーのみなさん、何かあるのかと問いかけてくれる。(助かる)
「あんたらを探してたんだ。会いたがってる人がいる。町外れの草地に行ってくれ」

草地に行くと旅芸人のキャラバンが野営している。しかしオークツリー一座ではない。だが見覚えのあるロバがいる。「何かあったのか?」(助かる)果たして案内されたテントにはオークツリー一座の歌姫サクラの姿が。
「あなたとロバだけここにいると言うことは」「これは一座の身に何かありましたね」(助かる)

一座の少女ロージィが消えた(ここで今までずっとココフォリアの盤上に表示してきたロージィの駒を消す)
事件が起きたのは、チャリスの豪商の屋敷で開かれた夜会。
公演を終えた後、ロージィは「簡単な手続きで絹のドレスがタダで着られる」と聞いて、簡単な手続きを……素焼きの小さな皿に自分の名前を書いて受付に渡した。そして一夜限り美しく装い、翌朝帰って来なかった。
役人も屋敷の連中も取りあわない。探そうとしない。
代わりに投げよこされたのは一通の書き置き。
『旅暮らしにつかれました。故郷に帰ります。さよなら ロージィ』
「ニセモノだ!人さらいがねつ造したんだ!」
「ロージィ殿がこんな手紙を書くとは考えられない」
そう、三人は知っているのです。ロージィの故郷は焼き打ちされてもう存在しないと。
怒った座長が抗議したら(まろやかな表現)一座はチャリスから追い出されて出禁になった。
「役人め、流れ者より地元の有力者の顔色を伺ったか、これはロージィだけが消えたわけじゃなさそうだ」 (助かる)
「お願いです、ロージィを見つけて! あなたたちだけが頼りです」

三人の冒険者はオークツリーの兄弟分にあたるアーケイン一座の座員に紛れ込み、人さらい屋敷へ潜入を決意。チャリスに行く前に情報収集にチャレンジ。リンドールは魔法の知識でこの辺りに伝わる不気味な童歌と、水の精霊と契約した一族の伝承を探り出す。ジャスティとロルンは聞き込む相手に一杯おごり、さらに司祭様は「酩酊」も使ってお酒の力でオープンハート。

豪商ベルウッド家は行商から身を起こし、初代が一代で財を為した。代々男は傲慢、女は美しく、何故か都合の悪い相手が次々と水で死ぬ。当代の当主になったのは3年前。以来月に一度夜会が開かれ、その度に若い娘が一人消える。一方で死人の数はすさまじい勢いで増えた。
当代の当主夫妻は一族の業が煮詰まったように強欲で傲慢、無慈悲。一族で唯一、大おば様だけは別。慈悲深く優しい。

そして聞き込みを続けるジャスティ司祭に、ドワーフの婦人が声をかける。
「司祭さま、もしやチャリスのベルウッド館へ行かれるのではありませんか?」
「そうです、少し用事がありましてな」
婦人の名はマルガ。ベルウッドの大おば様ウィステアの元侍女。
語られる大おば様の過去は暗くじっとりした悲しみに満ちていた。美貌をエサに金持ちに嫁がされては連れ戻され、相続した財産を奪われる人生。
四度嫁ぎ、その都度夫と子を水に奪われた。老いた今は主人夫婦に疎まれ陰惨ないびりを受ける毎日。
「まがまがしい」
「今の本家の空気は相当なもののようですね」
ベルウッド家は今や古くからの使用人をクビにしてうさんくさい奴らを雇い入れ、ならず者の巣窟と化している。
ウィステア大おば様の無事を祈るマルガに、ジャスティ司祭は力強く告げるのです。
 「承知いたしました。マルガ殿。貴方の言葉はこのジャスティがウイステア様に必ず伝えましょう。」 
「ありがとうございます!」

そしてチャリスへと向かう道すがら、一行はリンドールの提案でダークウッドの南にある塔を訪れます。
塔に住む甘い物好きな魔術師の助力をあおぐために。
「この巻物、買っておいた方がいいね」
「ダウジング棒も必要になりそうですな」
「代金はベルウッド家に請求しましょう」

準備万端整えて(領収書もたずさえて)次回、邪悪な何かの潜む館へと潜入します。
今回、ひたすら察しよいプレイヤーのみなさんに助けられました!ありがとうございます!

【余談】
前回のセッションでのプレイ結果を受けて、大筋だけ決めてあったシナリオをカスタマイズしてプレイ。
今回の発言と行動を反映させて次回のシナリオの細部を作る。
その繰り返しで進めております。
「故郷の話で偽の書き置きを見抜く」のは正に前回からの経験が導いた。作りながら遊びながら、楽しいっす。

そして悪事の全容を伝えてから具体的な被害者を一人登場させて焦点を当てる。PCにドワーフの司祭がいるので懇願するのはドワーフの婦人。少年がいるから消えるのは少女。エルフの魔術師がいるから、おぞましき謎は古い魔法に由来するのでございます。
そんなカスタマイズ。
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