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😶 悪意と杭と鎖 感想 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)最近のセッションの記録が全然遺せていなかったので、少しずつ遡って感想とか後日譚を残していきたいなと思っています。 というわけで、まずは『悪意と杭と鎖』の感想を! ネタバレは無いように書いたつもりですが、下の方のおまけの後味もアレなので一応閉じます。 どういう結果になったか、あの行動の言い訳とか、今まで通過したシナリオとかその他個人の背景的に色々とあるのですが、まあというのは所謂その探索者の人生だったということなので、どう行き着いても満足です。 単純に、PLとして一辺倒な考え方になってしまった、決め打ちしすぎてしまったのはダメだったなという反省点はありますが、すごい楽しかった! とても良いシナリオで、他の人がをやってるのも見たいし、いつか身内で回してみたいなとも思いました。 リベンジ的な意味とはちょっと違うんですけど、記憶なくして他PCで行ったらまた違ったかな~とか暫く考えたりもしましたね。 探索についてのあれこれについては、まさかの医学100ファン2連続ばかりが目立っておりましたが SAN値46で参加し「発狂ロール考えておいてくださいね」と言われていたにも関わらず、ほぼSANチェックを成功させてたりしたのもすごいと思うんですよね! (何回やったか忘れましたが失敗したの2回くらい) ちなみに発狂した時は妹の幻覚を見る気満々でした。あのお姉さんを妹と見誤って、必死に治そうとするRPしたかった……笑 いやまあ、100ファン2連続は普通に土下座ものなのですけどね。反省はしているが、今後やるかやらないかはダイスの女神に聞いてほしい。 その他にも出目が荒ぶりまくってKPさんに何度も「なんで!?」て言わせた卓でしたが、楽しくRPさせていただきました。 KPのAdamさん、PLのboxさん、じゃばさん、kadenaさんありがとうございました! これは後日譚をあまり前面に出すものでもないかな、って思ったので……こう、ちょっと下に下げたところに“数年後”の岡橋圭の話を載せますね 後味がまっっったく良くないのと、今回のシナリオ以外の通過したシナリオのことを若干仄めかしている(どのシナリオかわからないようにはしているのでネタバレにはならないと思います)ので、ご注意で。 なんだかこうやって出かけるのも久しぶりだね、と成長した彼女は笑う。 そうだっけ、と前を向いたままに答えれば、その態度が面白くないとでも言いたげに、そうだよ、と不満を一杯に含めた声が返ってきた。 気付いたらさっさと一人暮らししちゃうし。いつも忙しそうだし。気付いたらこんな車なんかも買っちゃって。 助手席の背凭れに寄りかかり、溜めていた不満を吐き出すその横顔には、幼い頃の面影が見えた気がした。 なんだ、寂しかったのと笑って、そんなんじゃないよと膨れる頬を横目に、もうひとつ笑みを零して。 もう寂しくないよ、と、口には出せただろうか。 「おねえちゃんね」 「うん?」 「むかし、あなたとおなじとしごろのこをころしてしまったの」 ハンドルに手をかけたまま、かつてを思い出して言葉をこぼす。 手をかけたのは、私ではなかったけれど。結果的に殺したのは私たち。生きている私たち。 もう顔も忘れてしまったその人の代わりに、私がやれば良かったなぁと思う。 だって、ぜんぜん。難しいことじゃなかったから。 え、と小さな声が落ちる、 二人だけの狭い空間に、冷えた空気が広がった。ああ、すこし、空調が強かったかな。 「それから、しばらくして、いまのあなたくらいのこを、ね」 銀色に光る鋭利なソレは、高潔だった。肉も骨もを無視して、深く深く潜り込ませてくれた彼女も、とてもとても高潔だったのだろう。 だから、あんなにあんなにあんなに、綺麗で。 あれをたくさん、見たくて。誰にも見つからないように何度も繰り返して。 ようやく、ようやく。ハンドルを握る手は、もう自分のものには思えなかった。 「……仕事で、何か……」 あったの、と続けた声は徐々に弱くなっていく。言葉を返すよりも、力をなくした四肢がダラリと投げ出される方が早い。 少し日に焼けた肌に、今日のために贈った白いワンピースはよく似合っていた。 きっと、赤も、よく映えるのだろう。 たのしみだね。 耳の奥でいくつもの笑い声が、そうだねと応えてくれた。
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