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😶 【ぼっちでソング・オヴ・スピリッツやります。】その3 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)23:29 今日のぼっちTRPGのおともは ロードス島戦記「風のファンタジア」でいこうか。 「愛し合う Destiny 終わりの来ない夜のよう 永遠と決めた あなただから」のサビの所むっちゃいい。 愛かー。「愛」…。 とりあえず世界観を頭にインストールするために ルルブをまた眺めてみよう。 23:57 ■■■■■■■■■■■■■■■■ イベント1:「盗賊を追え」 概要:医者の処置を受けたフバム老人から 盗賊の行方に心当たりが無いか尋ねよう。 ■■■■■■■■■■■■■■■■ という訳で、ベッドに横になっているフバムさんの枕元に アロゥテムリネちゃんは座っております。 「どうしてあんな事に……」 アロネちゃんが心配そうに俯いていると フバムさんがぽつぽつと話してくれる。 アロネちゃんを家に招いて居間でお茶を飲んでいたあの時、 ふと、昔自分が使っていた楽器を見せたくなって 楽器を取りに自分の寝室へ行ったフバム。 しかし寝室には見知らぬフードの男がいて、部屋は荒らされていた。 男の手には「ジャイマケイの魔石」が握られていた。 「”ジャイマケイの魔石”?」 「石の嵌った首飾りなの。私の一族に昔から伝わるものだそうで。 同じ名前を持った魔物を従わせる力のある品らしいわ。 私の一族は、もう、私で絶えてしまうから…、 誰か正しく管理してくださる人に、渡したいと考えていたのだけど……」 フバムがジャイマケイの魔石について 知り合いの神父に相談したのは2週間前。 人のいない場所で相談したつもりだが、 もしかしたらその時の会話を誰かに聞かれていたのでは。 …というのが、フバムの語る所だった。 「私を刺したあの人…、とても思いつめた顔をしていたわ。 きっとあれが必要で、必死だったのね。 だからいいのよ。私も死ななかった訳だし、何も失っていないわ」 「―ーそんな」 ……という感じで、フバム自身は盗賊を探して家宝を取り戻す事に あまり執着していない様子である。 ……むーーー…。 こんな感じで良いのだろうか。 この世界観……世界樹を失ったレイレティアに於ける PCや重要NPC以外の、つまり…… 「心ある人」に対して、「心無き人」っぽさというのは。 優しいんだけど執着が無い。 諦めちゃってる人……みたいな。 0:33 まあ、アロネちゃんはPC…「心ある人」なので フバムさんは別にいいと言っているけど、納得が行かない。 食い下がります。 「フードの男について、何かもっと覚えていることはありませんか。 なんでもいいんです。 身長とか、声とか……。 私は……その男の行方を知りたいです」 「行方…………」 フバムは何を思ったのか、ベッドから身を起こす。 アロネちゃんは慌てて彼女の背中を支える。 「”俯瞰灯台”………、そこへ、行ったかもしれないわ」 聞けばそこは、今は無き家族との思い出の場所だそう。 とっくの昔に心を無くしたフバムには既に行けない場所だが、 あの首飾りを手に取った時だけ 過去の記憶が鮮やかに蘇ってきたという。 件の盗賊にもきっと、首飾りを手にした瞬間に 俯瞰灯台の記憶が流れ込んでいるのでは……と。 「ごめんなさいね。私にはもう、あなたをあの場所へ連れて行ける気がしないの。 それに、体もまだ治っていないし……」 「その俯瞰灯台の事を、他に知っている人はいませんか?」 「………漁師をしている、サジーなら、確か………」 よし、アロネちゃん。 「漁師のサジー」は聖都レイラズの西エリアにいるってことにして、 いっちょ探しに行きますか。 この辺りは判定とかしなくて良いかな。 フバムさんからサジーの家なり職場なりを聞いて スムーズに見つけられたことにしよう。 0:57 「俯瞰灯台へ行きたい? 釣り遊びでもしたいのかい、お嬢ちゃん」 漁師のサジーは、逞しい腕の狼の獣人であった。 馬車から倉庫へ荷運びの最中だったようだが アロゥテムリネの問いかけに快く応じてくれた。 ………うん。 いいよなあ。狼のケモは。 もう、完全にノルーの好みですね。はい。 サジーについて趣味の赴くまま描写してても先に進まないので ぱっぱと行きましょう。ぱっぱと。 「はい。サジーさんでしたら行けると、フバムさんから伺いました」 知り合いに余計な心配を掛けたくないから、と フバムに言われているので 多くは語らない方針でいきます。アロネちゃんは。 「フバムのばあちゃんか。 懐かしいなあ…。しばらく会ってないが元気にしてたか?」 「…はい」 「そうかそうか。で、俯瞰灯台ね。 あの場所にもかれこれもう5か月以上行ってないかもな。 仕事が忙しくてねえ。嬉しい事だけどさ」 サジーは「すまん、ちょっと通してくれよ」と 作業する仕事仲間たちの間を縫って、近くの家に入っていく。 程なくして戻ってくると 手には古ぼけた大きめの貝殻が乗っていた。 「あんたみたいなお嬢さんの手を直接繋ぐのはなぁ、と思ってさ。 …さ、この貝殻を握って、目を瞑ってくれ。 そうしたら俺の言葉に耳を傾けてくれたらいい。 俯瞰灯台へはすぐに着くから」 アロゥテムリネは言われた通り、貝殻を握って目を閉じる。 「俯瞰灯台っていう所はさ…、狭い島に灯台だけ建ってるような所なんだよ。 あとは見渡す限りの海と空。 ガキの頃はダチと一緒にそこへ行って遊んだもんだよ。 手作りで船を作ったりしてさ、 この海の果てにいつか行こうって話したりもしたっけ。 そうそう……、フバムばあちゃんの息子さんがさ、 やっぱり子供の頃にあそこで遊んでたんだってさ。 あそこは…静かで、何にも無いんだけど 俺たちの大事な秘密基地だったんだ。 まあ、今じゃあの場所を覚えている奴も少なくなって 俺だけの秘密基地になっちゃったんだけどさ……」 サジーの声を頼りに、アロゥテムリネはイメージする。 波の音。 潮の香り。 笑い合い、駆け回る子供たち。 ぼうっと聳え立つ老木のような灯台………。 ー―ーアロゥテムリネは、静かに 眼を開けた。 はい。 めっちゃ長々と書いてしまった。 今回はサイコロまったく振らなかったなあ。 もうほんとに、ほぼ小説書いてしもうた。 さあ、次の場面は俯瞰灯台だ。 明日また続きがやりたいなあ。
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