😶 シャドウラン5th:ルール考察(兼、意見交換場) 以下の考察は、ワタクシけいさんがオンセンでシャドウラン5thをGMする際の個人的なルール解釈です。素案なので、ご意見歓迎です。 <呪文対抗・魔法抵抗が使えるor使えないケースについて> ■自分に直接作用しないが敵対的な呪文に対して(透明化の看破、空中浮揚による武器もぎ取りなど):呪文対抗・魔法抵抗の両方とも、使用できないものとする。 ■間接戦闘呪文に対して:ルルブには「防御に使える」とだけあるのを、回避には使用不可能/ダメージ抵抗には呪文対抗・魔法抵抗の両方が使用可能と再定義する。反応力+直観力による回避はあくまで自分の体を動かして物理的に避ける行為、という解釈。 ※一般の解釈とは違うかもだが、ルルブの「魔法抵抗」説明に「《火球》を弾き飛ばせる可能性すらある…」とあるのを尊重。 ■自分が標的になっているか自覚できない呪文(〇〇探知など)に対して:呪文対抗は「対抗する!」と意識的にONにするものなので使用できない。魔法抵抗の資質は常にONなものと扱うので、適用されるものとする。 <「応急処置」行為主体としてのワイヤレス医療キット> ルルブ通り。回復するコンディションモニターのマス数の上限も、医療キットのレーティングとする。ただしグリッチ回避も含めて、テストにPCのエッジは使用不可とする。 なおランで行う応急処置は、屋外など状況はたいてい悪く、仲間のランナーは覚醒者orエッセンスをたくさん削った人であることが多い点にご注意。p208、回復修正表を参照。応急処置は目標値2で純ヒット分回復するので、修正を真面目に適用するとR6ワイヤレスでも純ヒット1~2ぐらいか…結局、技能は重要。 <魔法と視覚補助> ルルブ&一般の解釈通り、魔法の使用においてエッセンスを消費していない視覚補助は無効。ヒューマンが低光量視野付きゴーグル着用でも、暗がりにいる対象への呪文行使テストには裸眼と同じくペナルティが入る。メタヒューマンが優位な点。 追記:呪文行使に走行によるペナは入らないので、魔法使い各位は覚えておこう。走る=目立つなので、かなり切羽詰まった話だが。 <マトリックス知覚vsサイレント状態> ほぼルルブ通りの解釈だが、分かりやすく補足。 1. 最初の対抗テストで、マトリックス知覚側が勝てば「サイレント状態の機器があるかないか、ある場合幾つか」が分かる。 ※普通の機器には「スリーズ」が無い。サイレント機器側は論理力+スリーズでテストだが、デッキないしそのスレーブ機器でなければ「スリーズ」が使えないので論理力のみとなる。かなり不利。ただし、サイレント状態で生じるマトリックス動作へのDP-2は、この対抗テストに関しては適用されないものとする。でなきゃサイレント状態にする意味がルール的にほぼ無い。 2. 1.で「サイレント状態の機器が幾つかある」ことが分かり、それについて更に調べたい場合:幾つかある候補から一つを選び再度テストするもの、と読める。候補は一切区別できないものとする。成功すればその機器にアクセスでき、何なのか・どこにあるかが分かる。 例)100m内にサイレント状態の「敵ランナーが仕掛けた発信機」「仲間のデッカーがサイレントにしている機器×4」「付近にいるギャングの銃×2」がある場合、最初のテストで勝てば「不明なサイレント機器1~7があるよ」と表示されるイメージ。 「二つあるけどAとBとどっちを調べる?」と聞いてもいいのだけど、そんな選択をさせることはセッション的にあまり意味が無いので…面倒くさがりのけいさんGMは「(不明機器の個数)回の複雑動作を費やして」総当たりしたものと裁定するだろう。当然、戦闘中なので全部調べている暇がない、という状況もあるかもしれない。 <アストラル投射と物理界の壁> アストラル体の魔法使いは、(アストラル非活性の)単なる壁の向こうに何があるか分かるか?→「生命体でないものは、物理体の姿を映した灰色の影」とp318にある。この灰色の影=壁は見通せないものとする。ただし、通り抜けは可能。 <アストラル体と忍び歩き> アストラル体にも「注視している方向」「前述の壁など、視線を遮るもの」の概念はあるはず。その隙を付いてスニーキングすることは不可能ではない、とする。ルルブp318にも、「あなたが探している対象が隠れようとしている場合」霊視テストが必要とあるし。この表記があるので、アストラルでも「隠れる」という行為があると解釈→生命体でない壁も不透明でないと、隠れるための視線遮蔽物にならないと判断したワケ。 霊視vs忍び歩きの対抗テストだが、ルルブの記述だと忍び歩き側が不利に思える。以下にケース別で補足。 ■忍び歩き側にアストラル視覚が無い場合(裁定:無茶) 警戒すべき相手のことが全く分からないため、忍び歩き側が極めて不利な状態とする。霊視側が0ヒットでない限り、忍び歩き側が自動で負けと裁定する。 ■霊視側がアストラル体、忍び歩き側がアストラル視覚の場合(裁定:不可能ではないが忍び歩き側がかなり不利) 霊視側からすると、忍び歩き側はオーラで光って見える。他に生命体がいない状況(普段は人が入らない秘密区画に忍び込むランナーvs見張り精霊、など)なら、忍び歩き側は相当に目立つので、けいさんGMは霊視側に+1ぐらいのボーナスを与えるだろう。そもそも、アストラル視覚をONにしながらの物理界での行動にはDP-2が入る。計3DP差。 ■霊視側も忍び歩き側もアストラル体の場合 アストラル体はオーラよりもさらに鮮やかに輝くらしい(p318)。霊視側に+2のボーナス、忍び歩き側には修正なしで2DP差かな。 その他ハウスルール: ・アストラル体は視覚でなくオーラで感知されるので、「透明化」「完全透明化」をかけても意味は無い。が、精霊のパワー「隠蔽」は有効とする。 ・技能「忍び歩き」は(アストラル)に専門化でき、アストラル体でスニーキングするときに使用可能とする。ただしこれができるのはアストラル投射できる魔法使いのみ。フツーに考えてこの専門化、アストラルの仕組みの理解に基づくものなので「魔法理論」知識技能も取っておかないと無理だよね?
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