十海さんの過去のタイムライン

2024年05月

十海
十海日記
2024/05/31 04:31[web全体で公開]
😶 第四回ゆるく水曜AFF2e回
テキストセッションゆるく水曜AFF2e会」第4夜。

三人の冒険者、駆け出し盗賊ロルン(ぱむださん)、氷原エルフの魔術師リンドール(椅子間 樽さん)、ドワーフの司祭ジャスティ(アンデンさん)は、行方不明になった少女を探しチャリスへ向かいます。途中、ダークウッドの南の塔に住む魔法使いを訪ねて助言を求める。
手土産の「炒め氷」に頭がキーンとなりつつも甘党のヤズトロモさんはご機嫌。助言とともに彼らの立ち向かう驚異に役に立つであろうアイテムを提供します。(例によって有料)
「魔法使いの爺さん、思ってたより愉快な奴だったな! 」
「ロルン君、そんな失礼な口を聞いてはいけません。あの方は本に載るような偉大な方なのですぞ。」

お金を出しあい「呼吸」の巻物と「ダウジング棒」を購入した三人。
 「所持金はかなり減ってしまったが売ってもらえただけ幸運だったと思いましょう~」 
「試しにダウジングしてみよう」
「ロルン君、どうやら1回使うと無くなってしまうようですので不用意に使ってはいけませんぞ。」
あやうく館に入る前に〈ダウジング棒(終) 制作・提供/ヤズトロモ〉するところでした。
ヤズトロモさんのアイテムは誰でも使える代わりに一回しか使えない。「運命の森」にもそう書かれている。

何やかやでチャリスに到着。迫り来る夕闇の中、少女が失踪した豪邸ベルウッド館に到着。ココフォリアの機能を駆使して「燐光に縁取られた不気味な館」を表示。
「なんだか視線を感じるなあ」 
「随分と雰囲気のある館ですなぁ。」 
 「呑まれてちゃダメだぜ!」
いい反応です、ありがとうございます。

館はすり鉢状の庭園の底にある。石でできた庭園はコケとキノコとカビしか生えていない。
「湿気が強すぎるのか、カビやキノコしか庭園に見当たらぬ」 (助かる)
まといつく不気味な気配とは裏腹に夜会でにぎわう館。芸人一座と招待客、そして絹のドレスに憧れる娘たち。
ここで3人は三手に分かれ、それぞれの視点で情報を集めます。

ロルンは芸人として、ジャスティは招待客として、そしてリンドールは…
「わあ、青い美人が来た」
「これは…。随分と見違えましたな。」 
(小声で)「それじゃ、試しに行ってくるよ」 
女装して「ドレスの部屋」へと潜入を試みます。

ここで館内に怪異が出現。気付くかどうかの判定の結果、ロルンは失敗、リンドールは6ゾロによる大失敗。
ダイスは気まぐれロガーンの手の内。
どんなに特殊技能のランクが高くても、出目がもっと高けりゃ失敗するし6ゾロはいつでも来る。隙あらば来る。

何が起きたか目撃したのはジャスティただ一人。(助かる)夜会のにぎわいの中にたたずむ水色の少女。
ドレスも瞳も髪も肌も全て水色。違和感を覚えた刹那、顔が変わる。
「ど、の、子、に、し、よ、う、か、な」 
「(人じゃないモノが混じっているようですな)」
そして水色の何かは姿を消す。

一方でロルンはジャグリングの練習に熱中し、リンドールは紫のドレスを着付けて美しくメイクアップされていた。一夜の装いと引き換えに、素焼きの小皿に偽りの名前を書いて。
美容師は黒エルフのお姉さん。
「って……あら氷原の同胞。てっきりあんたら絶滅したかと思ったわ」」
 「滅多に南には来ませんが、故郷ではそれなりに街もありますのよ」ボロが出ないように小声で 
 「うん、まあ、このへんは個人の趣味だからね。胸にはスカーフつめとこうか」

リンドール:バレたーw 
ジャスティ:やっぱり同族だとバレるのですねw 
十海GM :そう、同族だとね。 
リンドール : そういう趣味だから北の荒野からやってきた…状況証拠だとバッチリ符合してしまうw 
ロルン : 人間相手ならばれないと思って! 

引きつった顔で美容師さんにお任せ状態のリンドールさん。大失敗の詳細が明らかに。

しかし自主的に「ドレスの部屋」に入ってくれたおかげで速やかに情報が得られたのです。
玄関ホールの西側、赤いカーテンの向こう側は立ち入り禁止。柄の悪い連中が見張りをしているが酒癖が悪くすぐさぼると。(助かる)

黒エルフの美容師さんはあらかじめ、屋敷内の情報を持っているNPCとしてご用意していました。でもどうやってコンタクトを取るかはセッション開始時もまだ考慮中。休憩で抜けてきた時に(タバコ休憩有りと決めてあった)? 芸を見に来た時に? さすがにドレスの部屋をのぞく、はないだろう! などなど。

実は『黒エルフのお姉さん』と言う設定は、あんじんねこさんがXで公開したAFF2e用のPCのイラストにインスピレーションを得まして。ビビっと来ました。
キャラ絵はなかったけどその分文字が滾った。

そして各人得た情報を共有すべく、会場でスパイ映画ばりに含みのある台詞を言い交わし、さりげなく手品を披露しつつコンタクト。ジャスティは会場の給仕と会話を試みる。

この給仕は先の大量解雇を免れた古くからの使用人。接客担当に街のならず者を使う訳には行かなくて、当主がしぶしぶ残した。
だからドワーフの元侍女マルガをよく知っていた。使用人たちにもわけへだてなく優しいウィステアを慕っている。当主夫妻のひどいいびりに心を痛めているが、職を失いたくないので逆らえない。
……という設定がありました。

結果、このようなやりとりに。

ジャスティ : ではお酒を貰いがてら給仕さんに聞きます「こちらの館のご主人はどちらにいらっしゃるので?」 
 給仕「主人はあいにくと離席しておりますが、あちらにウィステア様がおられます。当主の大叔母様にあたられる方で……(きょろきょろと周囲見回してから、意を決して)あの方は、本物の貴婦人です」
ジャスティ : 「それはごあいさつした方が良さそうですな。」 
リンドール : 「ラムも良いですが、ワインが飲み頃ですわよ、ホールにあるカーテンのような赤ワインが美味しい季節ですわ、あら、本当に貴婦人の方に御挨拶するなら御一緒させていただけないかしら」
ロルン : 「ウィステア様はどうやら長くこのお屋敷で暮らしていて外出もままならないと聞いてます、俺の芸を見てもらいましょう!」 
給仕「それは……お喜びになるでしょう!」

ってな訳で自然に合流。老いたる貴婦人、ウィステアと対話します。
夜会のにぎわいに紛れ、ひっそりと訪れた真意を。元侍女マルガから無事の確認を頼まれたこと、館に恐ろしい何かが潜んでいる事を知っていると伝えるロルン。全てを悟ったウィステアから語られたのは、姉を失った夜の出来事。

ベルウッドの娘は水姫さまに命と形を捧げる契約。
井戸に通じる「青い扉」から流れ出した「生きた水」が姉を飲み込んだ。

「お願いです、水底に囚われた姉様たちの魂を解放してください」

うなずくリンドールとジャスティ。
大人の対応。
しかし少年は。

ロルン : 「水底……」ロージィのことが心配で顔が曇ってしまう
 ウィステア : 「ああ。何ということ、あなたも私と同じ悲しみを抱いているのですね」>ロルン
 ロルン : 「うっ……ロージィは死んでない!……といいけど……あ、あの、俺たち、井戸を調べて、起きてることをちゃんと解決するってお約束します。そう頼まれて来たから……だから、お願いします。」 

ウィステアから「青い扉」への経路を教わり、一行は約束の印に「青メノウのブローチ」を託されます。
ウィステア:「水姫さまとの悲しい契約を終わらせて」
リンドール : 「ベルウッド家の祖先が成した契約を破棄する、その代行者として務めを果たす事を誓いましょう」(小声で)
ジャスティ : 「承知いたしました。貴方の想い、必ずや我々が成し遂げましょうぞ。」
ロルン : 「俺たちに任せてください!そんで、出ちゃいましょう、こんな家!」 

そして三人は強い酒の入った瓶を片手に、玄関ホールの赤いカーテン前で集合するのでした……
かっこいい。
だけど。
リンドール、ドレス着たまま。(美人だからヨシ!)

今回は見学にもおいでいただきました。
とととさん、ありがとうございました。お疲れさまです。

次回、6/5。
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十海
十海日記
2024/05/25 00:05[web全体で公開]
😶 第三回ゆるく水曜AFF2e回
テキストセッション #AFF2e「ゆるく水曜AFF2e会」第3夜。

三人の冒険者、駆け出し盗賊ロルン(ぱむださん)、氷原エルフの魔術師リンドール(椅子間 樽さん)、ドワーフの司祭ジャスティ(アンデンさん)が旅芸人一座と別れて一ヶ月。ドワーフの町ストーンブリッジから始まります。今日は市の立つ日、屋台をのぞいて回る三人。すると前回、旅芸人オークツリー一座から贈られた腕輪を見て屋台の男が「おや」。察しのよいプレイヤーのみなさん、何かあるのかと問いかけてくれる。(助かる)
「あんたらを探してたんだ。会いたがってる人がいる。町外れの草地に行ってくれ」

草地に行くと旅芸人のキャラバンが野営している。しかしオークツリー一座ではない。だが見覚えのあるロバがいる。「何かあったのか?」(助かる)果たして案内されたテントにはオークツリー一座の歌姫サクラの姿が。
「あなたとロバだけここにいると言うことは」「これは一座の身に何かありましたね」(助かる)

一座の少女ロージィが消えた(ここで今までずっとココフォリアの盤上に表示してきたロージィの駒を消す)
事件が起きたのは、チャリスの豪商の屋敷で開かれた夜会。
公演を終えた後、ロージィは「簡単な手続きで絹のドレスがタダで着られる」と聞いて、簡単な手続きを……素焼きの小さな皿に自分の名前を書いて受付に渡した。そして一夜限り美しく装い、翌朝帰って来なかった。
役人も屋敷の連中も取りあわない。探そうとしない。
代わりに投げよこされたのは一通の書き置き。
『旅暮らしにつかれました。故郷に帰ります。さよなら ロージィ』
「ニセモノだ!人さらいがねつ造したんだ!」
「ロージィ殿がこんな手紙を書くとは考えられない」
そう、三人は知っているのです。ロージィの故郷は焼き打ちされてもう存在しないと。
怒った座長が抗議したら(まろやかな表現)一座はチャリスから追い出されて出禁になった。
「役人め、流れ者より地元の有力者の顔色を伺ったか、これはロージィだけが消えたわけじゃなさそうだ」 (助かる)
「お願いです、ロージィを見つけて! あなたたちだけが頼りです」

三人の冒険者はオークツリーの兄弟分にあたるアーケイン一座の座員に紛れ込み、人さらい屋敷へ潜入を決意。チャリスに行く前に情報収集にチャレンジ。リンドールは魔法の知識でこの辺りに伝わる不気味な童歌と、水の精霊と契約した一族の伝承を探り出す。ジャスティとロルンは聞き込む相手に一杯おごり、さらに司祭様は「酩酊」も使ってお酒の力でオープンハート。

豪商ベルウッド家は行商から身を起こし、初代が一代で財を為した。代々男は傲慢、女は美しく、何故か都合の悪い相手が次々と水で死ぬ。当代の当主になったのは3年前。以来月に一度夜会が開かれ、その度に若い娘が一人消える。一方で死人の数はすさまじい勢いで増えた。
当代の当主夫妻は一族の業が煮詰まったように強欲で傲慢、無慈悲。一族で唯一、大おば様だけは別。慈悲深く優しい。

そして聞き込みを続けるジャスティ司祭に、ドワーフの婦人が声をかける。
「司祭さま、もしやチャリスのベルウッド館へ行かれるのではありませんか?」
「そうです、少し用事がありましてな」
婦人の名はマルガ。ベルウッドの大おば様ウィステアの元侍女。
語られる大おば様の過去は暗くじっとりした悲しみに満ちていた。美貌をエサに金持ちに嫁がされては連れ戻され、相続した財産を奪われる人生。
四度嫁ぎ、その都度夫と子を水に奪われた。老いた今は主人夫婦に疎まれ陰惨ないびりを受ける毎日。
「まがまがしい」
「今の本家の空気は相当なもののようですね」
ベルウッド家は今や古くからの使用人をクビにしてうさんくさい奴らを雇い入れ、ならず者の巣窟と化している。
ウィステア大おば様の無事を祈るマルガに、ジャスティ司祭は力強く告げるのです。
 「承知いたしました。マルガ殿。貴方の言葉はこのジャスティがウイステア様に必ず伝えましょう。」 
「ありがとうございます!」

そしてチャリスへと向かう道すがら、一行はリンドールの提案でダークウッドの南にある塔を訪れます。
塔に住む甘い物好きな魔術師の助力をあおぐために。
「この巻物、買っておいた方がいいね」
「ダウジング棒も必要になりそうですな」
「代金はベルウッド家に請求しましょう」

準備万端整えて(領収書もたずさえて)次回、邪悪な何かの潜む館へと潜入します。
今回、ひたすら察しよいプレイヤーのみなさんに助けられました!ありがとうございます!

【余談】
前回のセッションでのプレイ結果を受けて、大筋だけ決めてあったシナリオをカスタマイズしてプレイ。
今回の発言と行動を反映させて次回のシナリオの細部を作る。
その繰り返しで進めております。
「故郷の話で偽の書き置きを見抜く」のは正に前回からの経験が導いた。作りながら遊びながら、楽しいっす。

そして悪事の全容を伝えてから具体的な被害者を一人登場させて焦点を当てる。PCにドワーフの司祭がいるので懇願するのはドワーフの婦人。少年がいるから消えるのは少女。エルフの魔術師がいるから、おぞましき謎は古い魔法に由来するのでございます。
そんなカスタマイズ。
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十海
十海日記
2024/05/16 01:10[web全体で公開]
😶 第二回ゆるく水曜AFF2e会
オンラインセッション #AFF2e「ゆるく水曜AFF2e会」第2夜無事終了しました。
旅芸人一座を護衛して三人の冒険者、駆け出し盗賊ロルン(ぱむださん)、氷原エルフの魔術師リンドール(椅子間 樽さん)、ドワーフのリーブラ司祭にして礼法師範ジャスティ(アンデンさん)はサラモニスから北上。逆風平原を縦断し、チャリスを目指します。

途中で地図にない村や町で公演をしながらの旅。森でビルベリーを摘んだり食事のお作法をジャスティ司祭に教わりつつ森を抜けていると道の真ん中に不自然にひっくり返る荷車が!
チュートリアル山賊団の隠密ロールの出目が高くてすわ不意打ちかと思いきや、ジャスティ司祭が運試しで成功。待ち伏せの気配を察知。
天性の魔術師リンドールが先手を打って「閃光」を発動、獲物をうかがっていた山賊団は目がくらみ、下っ端3人は逃走、バトルアックスをぶん回す親分との戦闘になります。

ロルンの弓で体力を削られ、接近戦でもリンドールに敗北、取り押さえられるチュートリアル山賊の親分。
ジャスティ司祭の提案で山賊はチャリスの役人につきだされ、無事に旅芸人一座の護衛をやり遂げた三人は一座と別れて新たな旅へと進むのでした。友情と信頼の証の腕輪と共に。

ドワーフとエルフの年長者が人間の若者を見守る心温まる旅でございました。一座の少女とも旅の中で親交を深め、俺は一人前の冒険者になるぜ、競争だ。あたしも一人前の歌姫になる、とほほ笑ましい約束を交わす一面も。

…そしてGMはセッション開始前から告知していました。今回は「月に一度少女が行方不明になる」館の謎に挑んでいただくと。
次回、楽しみです。ありがとうございました。
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十海
十海日記
2024/05/10 00:01[web全体で公開]
😊 第一回ゆるく水曜AFF2e会
昨夜は私がディレクターを務める「ゆるく水曜 #AFF2e 会」の第一回目、キャラクター作成相談会でした。参加者のアンデンさん、ぱむださん、ひろしさんとじっくりわやわやと歓談しつつアイディアを出し合い、練り合って「雄弁、固い、頼れるリーブラの司祭のドワーフ」「極寒の地より南下したエルフの魔法戦士」「子供って言うな駆け出しの盗賊16才」のパーティが結成。チャット一回を当ててしっかりキャラ編成する喜びを噛み締めました。#ストリテラ で味をしめたやり方です。次回は旅芸人一座を護衛してサラモニスから逆風平原を北上。チャリスを目指します。待ち受けるチュートリアル山賊団!
楽しみです。
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