温森おかゆ(まんじゅう)さんの日記 page.3
温森おかゆ(まんじゅう)さんが書いた日記の一覧を閲覧できます。
日記一覧
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2024/09/23 13:19[web全体で公開] |
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2024/09/22 07:30[web全体で公開] |
😶 アンサング・デュエット【アンブロークン・アロウズ】 入院3日前に、現状最後の卓が終了した。あとは1週間は戻ってこられないが、この思い出を胸にニヤニヤしながら頑張れるくらいには良い卓だった。 今回プレイしたのはつぎのさんGMの『アンサング・デュエット リプライズ』掲載の高難易度シナリオ、【アンブロークン・アロウズ】。しょっぱなから高い難易度の判定が襲い来る、どらこにあんの殺意が垣間見えるシナリオである。 特殊ギミックを活用し、リソースを温存、やりくりしつつ、中間までは危機感すら覚えたが、結果的に両者生還。恐ろしい世界から、辛くも生還を果たし、ふたりの絆も深まった。 高難易度のシナリオの何が良いって、ヒリつけばヒリつくほど仲間が愛おしく思えるのだ。吊り橋効果と言うやつだろうか。今回、先輩を支えたがる犬系後輩をプレイしたが、最終的に先輩への恋心が勝手に生えてきた。 クーデレ先輩×犬系後輩はいいぞ。 ◆アンサング・デュエットとは 現実と隣り合わせの危険な世界、異界。その真の姿を見抜く特殊能力を持つがゆえに、異界に取り込まれやすいシフターと、そのシフターを異界から助け出すバインダーとなって、危険な場所からふたりで脱出する物語を描く、どらこにあんのTRPGシステム。プレイヤー人数は1~2人までで、GMとPLの1on1か、プレイヤーふたりまでと定員は少なく、難易度はゆるめ。シナリオに登場するPCも必ず2人までと、「いちゃいちゃしろ」と言わんばかりの設計である。 特筆すべきは、その人をその人たらしめる要素を表す6つの“フラグメント”と、“変異”のルール。シフターとバインダーは、異界の影響を受けるたびに、自分の身体や精神が別のものへと「変異」していく。 CoCの発狂のルールや、エモクロアの共鳴のルールが好きな人は楽しめるだろう。隣に立つ大切な人が、もし変わり果てて行ってしまったら……? これはそんな中で、支え合うふたりを演出するためのシステムである。 ◆バインダー 犬神 花鶏(いぬがみ あとり) PL:おかゆ 異界を調査、対策する、警視庁異界対策室の新人女性警察官。底抜けに明るく前向きな性格で、困っている人は放っておけず、たとえ目立たないことでも人の助けになれるのであれば懸命に取り組む、まさに異界対策室におあつらえ向きなキャラクター。 バディが決まって異界対策室のエージェントとして正式配属になるまでは、シフターの“鬼本 零士”のもとで教育を受けていた。正式配属となるとともに、バディが、それまで教官だった鬼本零士その人に決定。アトリは恩返しができると喜び、鬼本というシフターを支える決心を新たにするのだった。 終始、出目が低迷していたあたり、ある意味後輩らしい。だが、持ち前の正義感と後先を考えない勇気ある行動で、一般人や仲間を助け出す。 ◆シフター 鬼本 零士(おにもと れいじ) GM:つぎの 異界対策室のエージェント。異界対策室の設立からずっと活動してきた古参のエージェントであり、「自分」というものに執着せず、忘却でフラグメントを失っては、新しい「自分」を構築することで、感情や表情、記憶を失いながらも、活動を続けていた。 きわめて冷静、そして冷徹な青年。その性格を表すように、その肌は氷のように冷たく、周囲には冷気を纏う。異界に影響を及ぼす装備である“フラグメントバレット”を使用する際、弾丸は異界を凍らせる。 アトリとは別の形で、ストイックな性格であり、特に異界において一般人の救助に当たる際にはとても厳しい態度で当たる。 後半になると出目が高くなる、非常に頼もしい先輩。先輩の判定成功がなければ、もう少し厳しい状態での帰還になっていたことだろう。 NPC ◆阿部 神戸(あべ こうべ) 警視庁異界対策室の室長。鬼本と同じく、異界対策室の設立に携わった初期メンバーのひとりであり、今は室長の椅子に座って、エージェントたちに指示を出す役割を担っている。 異界で受けた変異によって、見るたびにその姿が「変わって見える」。時には妖艶な女性、ある時は銀のオールバックに胡乱(うろん)な笑みを湛えた、初老の男性。しかし、姿は変われど、なぜか見る人は阿部を阿部だと認識するので、仕事に支障はない。 常に飄々とした性格で、殉職、引退の多い異界対策室において、残酷とも言える決断を平気で下す人物だが、心の底では部下への心配と思いやりが共存している。清濁併せ呑む人物。 鬼本とアトリの上司として、ふたりを茶化しつつ、ときに異界に立ち向かうための情報を外部からもたらしてくれる。
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2024/09/13 20:12[web全体で公開] |
😶 プレッシャーでダウン中 人はプレッシャーに押しつぶされるとダメだな。とつくづく思っている。 いつもは、構想が浮かんだら一晩くらいで書き上げるシナリオでも、相当の時間をかけて作成、テストプレイからもシナリオを根本から修正、修正、また修正、それでもまだまだいいシナリオとは言えない気がする。 シナリオを前に頭を抱えながら残りの時間を過ごしている。セッションの日は間近に迫っている。もうこまごまとした修正を加えている時間すらない。 「失敗してはいけない」という観念が、けっきょく結果論でしかないのに私を追い詰める。つまらないシナリオだったら集まってくれる人たちに申し訳ないし、オフラインセッションなだけ私の今後の活動にも響いて来るのではないか、という心配が募る。要するに、ここで信用を勝ち取れなかったら、「つまらないGM」としてレッテルを貼られるのではないか……という。「かならず同卓者を楽しませるGM」という自信もないとはいえ。 セオリーを守って、かつ楽しんでもらえるように……特殊ギミックを盛りに盛っていた時もあったが、ギリギリで消した。特殊ギミックはダメだ。私のやり方ではないし、楽しんでもらえる保証がない。それと時間がかかりすぎる。 NPC大活躍の吟遊詩人GMじゃない、PCたちに華をもたせ、ヒロインは可愛く従順に、シナリオは短くエトセトラエトセトラ…… そこまでやってみても、結局楽しんでもらえるシナリオかどうかなんて分からない。単純に趣味に合わないこともあるし、時の運、同卓者の相性、そんなもので、いたたまれない結果になることはある。セッションを楽しめるかどうかは、シナリオの出来に100%左右されるものでないことは分かっている。GMとしての対応の良し悪しだってある。その点は……がんばるつもりだが。シナリオがなければセッションは無いのと同じだ。自分から見て、何が悪いのかもごちゃごちゃしてきたこの“未完成”にしか見えないシナリオでいったいどこまでできるのか、分からない。 だから、いくらシナリオをこねくり回しても、どうにもならない。私は私の出せるものを出して、出来る限りのことをやるしかないのだ。 いつも、「このシナリオは面白いぞ!」という熱量でなんとか誤魔化しているところはある。そういうことなのだろう。私はいつものように、出来上がっているこのシナリオを何とか愛して、好きになって、このシナリオの穴よりも、「情熱」を押し出していくしかない。 日記に吐き出したところで、最後の修正に入ろうと思う。なるようになる。というか、自分のシナリオを愛せないGMが、面白いセッションができるわけがないので……なんとかギリギリで、自分のシナリオの魅力を削り出していければと思っている。
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2024/09/07 02:29[web全体で公開] |
😶 【SW2.5】初めて自キャラが10レベルを突破した ※シナリオ内容に関する感想は無し。 全8話というコノハズクさんの長編キャンペーン【ネコに誘われて】に参加していた自キャラ、アレッシア・バルビエリがついに10レベルの大台を突破した。ソード・ワールド2.5は多くが3時間セッション2~3回、あるいは1回程度で終わる短いシナリオが多いため、ちょくちょく参加して、初めて間もない割にはプレイ回数とプレイしたシナリオ本数が多い。だが、キャンペーンには苦手意識があったこともあってそれほど参加していなかったのと、継続でキャラクターを使うことはあまりなかったこともあって、レベルは3~5の1桁台を出なかった。 それが、キャンペーンに参加したことで、一気に10レベルのキャラクターが出来上がっていた。 とはいえ、キャラクターが10レベルになったからといってそれを操るプレイヤーのプレイヤースキルが上がっているわけではないので……気絶したキャラクターを入れて回復するのを忘れるのに始まって、使う魔法に毎ラウンド迷い(フィールド・プロテクションってⅡあるんだ)、宣言特技の忘却、自分の行動を他の人に毎回相談、仮眠で寝過ごしてプレイヤーが遅刻(許されない)、本当に色々とやらかしてしまったのだが……それでも楽しくゲームができたのは、ひとえにGMとプレイヤーのみなさんのアドバイスと、優しさのお陰だと思っている。ミスひとつとって咎められる環境ではここまでのびのびとできなかった。毎回何かしらミスをするが、なんだかんだで何事もなく進めることができたのは、許容してもらえる環境に恵まれていたからだ。 あといつものクセで相当ふざけたキャラクターだったのだが……せいぜいが狂言回し程度のキャラクターに収まっていたのは、他のキャラクターのみなさんが適当にあしらってくださったお陰である。毎回すみません……マジメにやれなくて……。 楽しかったことはもちろんだが、学ぶことも相応に多い卓だった。レベルが上がるとやれることが増える。これから先、この経験は様々な形で生きていくと思う。キャンペーンは、本当に色々と得るものが多い。 長くプレイすれば愛着のあるキャラクターができるし、他のプレイヤーとも仲良くなれる。GMそれぞれがキャンペーンに用意した意図……やりたいことや、好きなものも見える。 実りの多い卓だった。この経験を活かして、またGMとしても、人としても、一歩ずつ成長していきたいと思っている。 今回参加した人間の神官、アレッシア・バルビエリは、魔神を倒すため神官になったが、本来は冒険者酒場の受付嬢になるのが夢で、終始受付嬢の仕事を探していた。キャンペーンが終わり、彼女は自分の受付嬢としての仕事がありそうな奈落の壁あたりに冒険に出たが、もしかしたらどこかのギルドで、ちゃっかり仕事を得ているかもしれない。そのあたり、またシナリオにするなり、キャラクターとして設定を活かせたら嬉しいと思っている。 あらためて、今回のキャンペーンを企画し、参加させてくださったコノハズクさん。そして様々な形で助けて下さった他の参加者の皆さんに心から感謝の意を述べて、終わりとしたい。
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2024/09/01 20:50[web全体で公開] |
😶 扱いにくいキャラクターの扱い方 前の日記(https://trpgsession.click/comment-detail.php?c=117okayu&i=117okayu_172494053557)で、「協調性や積極性に欠けた扱いにくいキャラクター」について色々と述べたのだが、私自身のトラウマじみた偏見も含めてすこし偏った内容だったので、もう少し補足をすることにした。 結局前の日記でも、「扱いにくいキャラクターを使ってはいけないわけではないとは思う。あ、でも『個人的には』普通にNOに近いなあ」に結論が移動していったので、フワフワしている。 CoCをよくプレイしていた時、いわゆる「協調性や積極性に欠けたキャラクター」とやらのせいで散々辛酸を舐めてきたのもあって、私個人はトラウマ級に苦手な部類ではあるのだが……それでも、それは個人の話で、そういったキャラクターを扱うことを容認できる人もいることは知っているし、やってはいけないことではない。 だが、他のキャラクターと合流しにくかったり、シナリオの本筋に関わりにくいなど、プレイヤー側からの補助を必要としてくる場面が多くなりがちなので、確かに「扱いづらい」し、キャラクターの態度うんぬんで不毛な事故を起こさないためには、扱いに注意が必要となってくるのは事実だと思うのだ。 まず具体的に、私の言う「扱いにくいキャラクター」には主にどのようなキャラクターが居るのか……だが、これについては過去の日記でまとめたものをはてなブログに書き写している。 ↓協力型TRPGで非推奨のキャラクターたち https://nukumori-okayu.hatenablog.com/entry/2023/09/21/225146 箇条書きにすると、 ・無口 ・一般人(あるいはモブ) ・ツンデレ ・非協力的 ・ニヒリスト ・ルーニー が主に挙げられると思っていただきたい。それ以外にも、何がセッションに影響するかは分からない。要するに、「キャラクターシートの設定欄を見た時に、他キャラクターとの協調性や、シナリオへの積極的な参加が期待できない」キャラクターだと思っていただければだいたい大丈夫だ。 ところ構わずケンカを吹っ掛けるキャラクターやら、男性や女性など、特定の属性の人を蔑視、差別視しているなどの赤信号設定もある。もうケンカっ早いとか差別主義者とか、扱いづらいという括りを超えてプレイヤーが何を考えているのか非常に理解に苦しむのだが、そういうキャラクターを見たことや聞いたことはある。X(旧Twitter)は広いものだ。 で、今回は具体的に、「扱いにくいキャラクターを使用する際の『扱い方』」についての話に移っていこうと思う。 「どんなキャラクターだって“やっちゃいけないことはない”なら、いちいち『扱い方』を定めて縛る必要もないのでは?」という意見もあるだろう。こう言われると、私もちょっとなんと答えていいか迷うのだが……要するに、車を運転するにあたって事故を起こさないように、前もって雪の日はスタッドレスタイヤに変えるとか、交通規則をなるべく守って運転するということだと思っていただきたい。100%誰もがやっていることではないかもしれないが、私個人は持ち込むならやった方が良いと思う、程度の話だ。 それから。扱いづらいキャラクターをあえて使うなら、手綱はしっかりと握っておいていただきたい。他者への配慮は、いついかなるときでも、例えキャラクターが「扱いづらい」キャラクターでなかろうと忘れてはならない。 「このキャラクター、私の制御を超えて暴走しちゃうかも」なんていうのは、キャラクターの設定が重厚なわけでも、キャラクターに魂が宿っているわけでもなんでもなく「私は未熟なので、このキャラクターを扱いきれません」と自ら宣言しているだけにすぎない。そんなことが許されるのは、ひとりでプレイするソロシナリオの中か、自分が書く小説だけだ。 ◆ヴィジョンを明確にし、共有する。 ヴィジョンとは、「理想像、展望、見通し」という意味である。扱いづらいとされるキャラクターでなくても誰しも、「そのシナリオで、そのキャラクターを使う理由」というのがあるはずだ。なぜそのハンドアウト(事前のキャラクター設定に関わる部分)を選び、どうしてその年齢で、なにゆえそういう性格にするのか……。そして、そのキャラクターで「何を」したいのか。 幼気な子供たちから泣き縋られ、無償で依頼を受けるというハンドアウト(設定)を選び、ちょっと皮肉屋なジェ〇ソン・ス〇イサム系のキャラクターを作り、じゃあ何がしたいかと言うと、最初は酒のショットをあおりつつ冷たくあしらいながらも、泣き縋られて絆され、皮肉交じりに子供たちの要望を受け入れるクールな二枚目がやりたい。といったように。 自分が参加するシナリオで、あえてやりたいキャラクターとして選んだヴィジョンというのがあるはずだ。まずはそれを明確にする。そしてできるなら、それを同卓者と共有してしまうのが良い。 「私のキャラクターは、最初はつんけんした面が見られますが、一緒に行動するうちに心の奥底の孤独や不安感を見せ、最後には仲間と心を通わせて、背中を預けて戦いたいです」と言えば、大体の人は、そのキャラクターがそのシナリオであえて連れてこられた意義を理解するだろう。そのヴィジョンの実現に協力してくれるかもしれない。 ◆プレイヤーキャラクターは非協力的でも、プレイヤーは協力的に ……という言葉を発したのはどこの誰だったか覚えていないが、いわゆるツンデレ系キャラクターも、キャラクターはツンとしていても「実は照れている」とプレイヤーが説明を加えたり、一匹オオカミで馴れ合わないキャラクターも、プレイヤーが「後ほど合流し、通常通り情報を共有します」と宣言することで、マイルドに、かつ格段に扱いやすくすることができる。 ◆相談は密に行う どのようなキャラクターでも、セッションで何をしたいのか、どういう関わり方をしたいのかについては、同卓者と密に話し合うことが、思わぬ事故を起こさないためにも重要だ。 ◆「NO」は素直に受け入れる 私のように、どうしてもどんなキャラクターも受け入れるとは言い難い人間も中には居る。それは持ち込む人を虐めたいのではない。トラウマだったり、個人の主義に反していたり、断る理由はさまざまである。 「NO」と言われたら、素直に受け入れて欲しい。 これは自戒でもあるが、「NO」と言う方は、耐えられないと感じたらサッサと言ったほうがいい。キャラクターひとり作るのだって手間なのだ。
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2024/08/29 23:08[web全体で公開] |
😶 無難なキャラクターができるのも、一種のプレイヤースキル 今回の日記の後半の後半は「※個人の感想です」が入るため、閲覧に注意されたし。異論は認める。特定の誰かに対するお気持ではなく、奇抜なキャラクターというものへの所見である。 私個人は今のところ、「態度がキツいようなキャラクターや、協調性に欠けるようなキャラクターをやってみたいな」と思ったことはないが、同卓者の合意の上で、他者を不快にさせないように最大限の注意を払って行うぶんには、そういう、いわゆる「自他共に扱いにくいキャラクター」をTRPGでやることに、「どうしてもダメ」と言うつもりもない。 扱いにくいと正しく判断し、それ相応のフォローと「覚悟」(例えば、はなから同卓者に「やめてくれ」と言われたら速やかにキャラクターを作り直すなど)をして臨むというのなら、だ。 ただ、多くの人が、そういうキャラクターをプレイすることに多少の悲観的な見方があることや、お互いに慣れない相手同士のセッションにそういった、「ぶっちゃけ持ってきたプレイヤーが卓を破壊しようと思っているのか、ただの無自覚迷惑プレイヤーか」判断に迷うキャラクターを持ち込むことへの危険性に警鐘を鳴らすのは、それなりに理由があるとも思っている。 TRPGというのは、ただひとりのプレイヤーがやりたい放題やって、悦に浸るためのゲームではないというのは大前提。そうしたいなら電源のついたゲームでひとり遊び、好きにNPCをイジめ倒し、敵をなぶり、楽しめばよろしい。 TRPGというゲームは自由が魅力として語られるが、人間を相手にする以上、その自由には必ず責任が伴う。TRPGの不文律として、自分ひとりの自由と楽しみのために、同卓する人間を不快にさせたり、迷惑をかけてはならない。 キャラクター、あるいはプレイヤーの態度で相手を不快にさせてしまう可能性が少しでもあるのなら、そうなることを避けたほうが無難とも言える。 動画リプレイの影響か、奇抜でさも扱いが難しそうなキャラクターで“魅せる”人というのは珍重されているように感じることがある。確かに、一見協調性がなかったり、キャラクターに少し動かしにくい要素が入っているキャラクターを上手く演じ、セッションを滞りなく進行させるのは難しい。それができるなら、間違いなくプレイヤーとしてのプレイスキルが高いと言える。要所要所で奇抜なキャラクターを演じながら、結果的に何の問題も起こさずセッションを進める姿は、はた目にも特に目を引くだろう。 ただ私は、反対に「無難なキャラクターを無難にこなしきれるのもプレイスキルの一種」だと思っている。むしろ、一見無難なキャラクターで魅力を発揮するのは、奇抜さで目を引くキャラクターよりも難しい。 そういう、「あ、こういうキャラクターね」と誰もが無意識に似ているキャラクターを引っ張り出せるような、符号化された王道のキャラクターを魅力的に演出するには、それこそ誰もが分かるような「ヤマ、オチ、お約束」が大事なのだが……それは今回関係ないので省くとして、どこの創作にもいるような王道のキャラクターを演じながら、GMのセッション進行をそっと助け、他のキャラクターたちの意見を傾聴してまとめ、方針を定める手伝いをする……そんなクールでスマートなプレイも、十分にプレイスキルの高さを窺わせる。 結局どんなキャラクターでも、使ってはいけないわけではなく……扱い方と、セッションの全員の楽しみの問題だ。 ~以下、本音の話~ 正直な話、身も蓋もないが、私個人はそういう「扱いにくいであろうキャラクター」を持ち込まれるのはあまり好きではない。そういうキャラクターを、当該プレイヤーがいったいどういう了見で持ち込んできているのか、判断しかねるのと……「すまないが、私個人はそういうキャラクターがあまり好きではないので、もう少し無難なキャラクターを作って出直してくれ」と言うのも気とカロリーを使うからだ。言われた方は気分が良くはないだろうし、「すまないがそのキャラクターシートは下げてくれ」と伝えるということは、伝わり方が悪ければ「私はあなたがその“扱いづらいキャラクター”を上手く扱えると信用してはいません」という意味にもとれる。まだまだ相手のプレイ嗜好が分かっていない状態ならそういう意味が1ミリも入ってないですよ、とは言えないが、私の場合はどちらかというと、その“キャラクター”と、なんなら“そんなキャラクターを他の同卓者に相談もなしに持ち込む人”自体、その時点で信用はしていない。 良い意味でも悪い意味でも、ほどよい諦観をもって「(そんなキャラクターがいるなら)事故はおこるさ」くらいの気持ちで臨んでいる。 扱いにくそうなキャラクターが持ち込まれていないセッションが時速60kmで走るワインディングロードなら、扱いにくそうなキャラクターがいるセッションは時速200kmで飛ばす高速道路程度には感じるので、万が一それで自分が不快になっても、「是非もなし」と諦める準備をして臨むのである。 自分が非常に小心者であることや、心が狭いことは自覚している。だから、なるべくなら「扱いづらそうだな」と思っても、扱いきれるかもしれないという希望をもちたい。断りたくはない。なれば自分が受け入れるしかないのだ。 本音の本音の話……そんな覚悟でセッション当日を迎えるのも億劫なので、できれば無難なキャラクターとやらに囲まれて余計な心配なく遊びたい……。
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2024/08/14 00:00[web全体で公開] |
😶 ケダモノオペラ【少年と絵】 ご好評を頂いて、少しずつ進行しているルールブック未所持参加可能の布教卓第3弾、今回はケダモノオペラ【少年と絵】が終了した。 テキストセッションではあったが、元々体験用に公式ページに上げられているシナリオということもあり、ボリュームが少なめで2回にして時間の余裕を残して終了した。 私も初めてケダモノオペラに触れたころは、この【少年と絵】を回していただいたのが懐かしい。今回の【少年と絵】の参加ケダモノさんは、私の初体験と同じヤミオオカミだったが、全く違う結末を選び取っていた。 同じケダモノでも、その性格によって結末が大きく変化することもある。これがケダモノオペラの面白いところだと思う。 ◆ケダモノオペラとは 暗黒童話TRPG。とはいえ、優しいハッピーエンドを選び取ってはならないわけではない。プレイヤーは強大な人喰いの“ケダモノ”を演じ、脆弱な人間と関わる物語を描いていくナラティブTRPGである。 シナリオが進行していく中で、〈予言〉というものを獲得する。その〈予言〉をロールプレイに織り込んで実現していくという形で物語を描いていき、進める。同じシナリオでも、プレイする人によって全く違う結末になることが多いので、自分のオリジナルの物語を描くことができる。 ◆【少年と絵】概要 むかしむかし ケダモノが住処のある“闇の森”から散策にでたときのこと。 廃墟となった聖堂で、ケダモノは少年パウロと出会いました。 絵描きに憧れるパウロは、この聖堂の名高い天井画、リュミエールの『天空の世界』を見に来たのです。 天井は先日の空襲で焼け落ちてしまっていました。 少年は意気消沈。 けれどケダモノには失われたものの在り処に心あたりがありました。 人喰いのケダモノが、いったいどういう風の吹き回しなのでしょう? ケダモノはパウロをそこまで連れて行くことにしたのです。 ◆ルカ PL:pk ケダモノ種:ヤミオオカミ 月齢を喰らい、時を遡る力を持つヤミオオカミのルカ。 自分の強さに誇りを持ち、自分より弱い存在を見下している。しかし、強い意思を持つ者には敬意を表することもある。 奔放で勝気なヤミオオカミ。勝負が好きで、人間に様々な「ゲーム」をけしかけるのが好き。 パウロと出会い、その少年に興味を持ったのか、「尻尾を巻いて逃げ出さなければ、その聖堂がある場所に連れて行ってやろう」とけしかける。道中には様々な困難があったものの、見事パウロに天井画を見せることに成功した。 結局最後まで逃げ出さなかったパウロの「勝ち」を認め、その証拠に魂を喰らう。その結果が覆されてしまわないように、時を遡ることもなく、パウロという強い意思の持ち主を心に刻んだ。 ギャンブラーだったが、本人なりにキッチリ筋は通す姿勢がカッコイイ。とはいえ犬かきで川を渡ったり、疑似餌の姿が幼女だったり、ちぐはぐな可愛さも持ち合わせるキャラクターだった。
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2024/08/09 01:15[web全体で公開] |
😶 電子ルールブックとオフセの悩み つい最近TRPG定例会に行き始めたが、私はTRPG歴で言えばまだまだ新参者のたぐいである。 TRPG全盛期のころは知らず、(恐らく私がルールブックを押し入れの肥やしにしていたころに過ぎ去った)TRPGの波が緩やかになってきた頃に始めたので、欲しいシステムのサプリメントの在庫がなく、欲しくても手に入らないという現実と向き合うことが多い。 さいわい、電子書籍の状態であれば簡単に手に入るものが多いが、流石に見づらい。ソード・ワールドのデータブックなんてもう手のひらサイズのスマートフォンで見られたものではないから、紙媒体を買い直したくらいだ。 TRPGのコンベンションに行くようになって、オフラインセッションに参加することが多くなった今日このごろ、やはり現在在庫のないサプリメントも、出来るのなら紙の媒体で欲しい。 しかし無いものねだりをしても、ないものは無いのだ。このご時世スマートフォンを回し見させるわけにもいかないし、紙の媒体で手に入らなかったサプリメントは、仕方なく無いものとして扱っている。 例えば、銀剣のステラナイツは今、スキルのデータが調整されまとめられたデータ集ともいうべき3巻「星屑のリヴラガーデン」がメーカー切れ状態で、手に入らなくなっている。電子書籍版はあるので、私ひとりならアレを見ながらキャラクター作成を行ってもいいのだが、オフセッションでは回し見ることが多いので、紙媒体がないと導入するのも難しい。あれがないとブッ壊れ性能のステラナイトが暴れ回ってしまうので3巻は喉から手が出るくらい欲しいのだが、やはりないものはないので、「銀剣のステラナイツなんてなァ、敵とPCが互角の戦いを演出するもんじゃァねェ」と開き直っている。アレで大事なのは「掛け合いの尊さ」であって、戦闘はそれをさらにドラマティックにするための付属品みたいなものだから。たぶん。 幸い手持ちのシステムで、基本ルールブックすら紙の媒体で手元に存在しないシステムは無いので、卓を立てるのには不足はない。だがいざ、紙媒体で手に入らないサプリメントを導入しようとすると途端につまづくのだ。 スキルやアイテムが調整され、まとめられているデータ集だったらいちいち全部どこかにコピーするのもまとめるのも手間だしグレーだ。 やはり、電子書籍で持っていても紙の媒体で持っていないルールブックやサプリメントは、TRPG定例会ではないものとして扱った方が簡単ではあるのだろう。電子書籍しかなくても導入したいなら、最初からプレイアブルキャラクター固定で卓を立てるしかない……。 しかし、TRPG定例会で電子書籍が全く何の役にも立たないかと言われるとそうではない。何冊ものルールブックがスマートフォンで見られるので、持ち運ぶ荷物が軽くて済むのだ。手持ちのシステムが増えてきて、全部持ち歩くわけにもいかなくなったので、いつでもどこでもスマートフォンさえあればルールブックが参照できるというのは助かる。 TRPG定例会では、役に立ったり使いづらかったりする電子書籍のルールブック事情だが……やはり、オフセッションで電子書籍版のルールブックのみを使って卓を立てるのは無理があると言わざるを得ないのだろうか? これが最近の悩みである。
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2024/08/07 23:26[web全体で公開] |
😶 アンサング・デュエット【星の海原】 ルールブック未所持参加可能の布教卓第2弾目、【星の海原】が無事終了した。今回はボイスセッションだったため、なるべくゆっくりロールプレイをしてもらいつつも進めて、かかった時間は2時間たらずほどだった。システム自体を軽くして、シナリオをサクッと短く遊べるようにして、ロールプレイを楽しむ時間を増やそうというどらこにあんさんの配慮が感じられる。 ◆アンサング・デュエットとは 現実と隣り合わせの危険な世界、異界。その真の姿を見抜く力があるがゆえに異界に狙われるシフターと、シフターを救い出すバインダーとなって、ふたりで奇妙な世界からの脱出を目指すTRPG。ロールプレイ重視のTRPGとなっており、ロールプレイをあまりしなければ一時間弱で終わってしまうこともある、アッサリ味のTRPG。だからこそ処理に時間を割くことなく、たっぷりとロールプレイを楽しむことができるものとなっている。 このシステムでは、「隣にいる大切な人が、次第に変わり果てていく」という過程を描く「変異」というルールが特徴的だ。プレイヤーキャラクターには「フラグメント」という、その人の人となりやチャームポイントを表すデータがあり、異界の影響を受けてしまうたびに、このフラグメントが次第に別のものに「変異」してしまう。幻想的な異界にちなんだ、どこか美しい変異が多いので、隣に居た人が次第に「人ではない何か」に変わって行ったり……といったシチュエーションも楽しめる。 今回アンサング・デュエットで回したシナリオは、「アンサング・デュエット リプライズ」に掲載されている公式シナリオ【星の海原】。大きく幻想的な海を舞台に、人々に忘れ去られていく海と空の物語たちが、「忘れないで」とバインダーとシフターに縋ってくる、どこか物悲しい世界の中を探索するシナリオである。 そんな世界に迷い込んだのは、大人しくて押しに弱い男性のシフターと、非常に頼りになるしっかり者で明るいバインダー。水着姿を1番最初に見せたいがために海に誘ったり、終始手を繋ぎっぱなしだったり、お互いにかける言葉の数々が完全にカップルのそれなのにあくまで「幼馴染」だと思い込んでいたり、非常にじれったくなるほど清らかな(?)関係のおふたりだった。しかし、神がかったダイス目の荒ぶりにより、大の大人の男が大人の女性に「お姫様抱っこ」されてしまうなど、ある意味素晴らしい絵面のシチュエーションが多かった。 ◆シフター:花笠 こと(はながさ こと) PL:いそべ 花を愛し、花屋で働く大人しい男性。ダイス目に現れるほど非常に「押し」に弱く、またシナリオのところどころで縋られたり押し付けられたり言い寄られたりしたので、そういう場面でとにかく押しに負けて変異を受けてしまうという不憫な立場に。 尾ひれが生えて歩けなくなり、バインダーの茉奈にお姫様抱っこで運ばれてしまうヒロイン男。しかし、異界に誘われかける茉奈に「俺だけ見てて」とイケボで告げる姿は紛うことなき正統派イケメンであった。 ◆バインダー:水無月 茉奈(みなづき まな) PL:レイナ 元気はつらつで明るい女性。幼いころから花笠と一緒に居た幼馴染であり、花笠に淡い想いはあるもののとにかく「無自覚」である。手を繋ぐなどのスキンシップがあっても平気だったり、水着を花笠に1番に見せたがったりするが、あくまで本人の中では「幼馴染」のつもりらしい。恐らく幼いころからこの幼馴染ふたりは、同級生たちから嫉妬と羨望と呆れと焦燥の視線を向けられてきたことだろう。無自覚だが、押しに弱い花笠の手を引いて水無月がさっさとその場から離れさせたり、支え方が完全に熟年夫婦のそれだった。これからも、ふたりはじわじわとその距離を縮めながら、仲良くいてほしいものだ。
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2024/08/01 20:59[web全体で公開] |
😶 APPロールへの個人的偏見 どこから流行ったのか厳密には私も知らないが、困ったらとりあえず「APP(容姿、魅力)×5ロールで説得ないしは情報を聞き出します」というのは確かに流行った時期があったと記憶している。最近、CoCの野良卓には参加していないので、そういう良く言えば積極的な宣言が未だに使われていたのかと少し興味深く思っている。 すでに絶滅して久しいと思っていた。歴史は繰り返すものなのか……。 私はルッキズムやら容姿の良し悪しによる優位性に関しては全くもって分からないが、要するに、「自分のプレイヤーキャラクターは特別な存在なので、小説の主人公のように容姿に訴えるだけで無条件に情報は手に入るのだ」と思っている、ということなのか。 私は、それとはまた異なり、あるいは両立する理由として、APPロールを宣言するのは、「どうやって問題を解決するか想像できない初心者が、とにかく現状を何とかする方法として頼る方法だから」だと思っている。初心者特有のはしかのようなやつだと。 経験が長いと分かるのだが、容姿の良し悪しや姿の魅力などでゴリ押し解決するのは、正直面白くない。最初のうち1回や2回は優越感を感じるかもしれないが、間もなく飽きると思う。 そんなことをするよりか、NPCが情報を出し渋る理由を推理しつつ、しかるべき対等な交渉によって情報を聞き出す「ロールプレイ」でもした方が楽しいと思うだろう。 だが。そこまでを初心者に求めるのは、おそらく酷なのだ。 「NPCから重要情報を聞き出すの? じゃああなたは“どうやって”説得する?」なんて言葉、経験者は聞きなれているだろうが、TRPGが初めてで、とりあえず何をどうしたらいいのか右往左往しながら必死について行っている初心者はどうだろう。 「どうやって? “説得”? 分からないよ!」……となるのが関の山ではないだろうか。 目の前にご丁寧に選択肢が箇条書きにされたダイアログも出てこないのに、NPCが納得いく説得の仕方なんて分かるわけがない。なので、たぶん、一番分かりやすい「見た目、内面の魅力」で勝負しようとするのではないか。 ……まあ私が言いたいのは、何にせよそういう人の多くはTRPGを何度もプレイしていくうちに、ゴリ押しに飽きると同時に、特別な容姿に訴えるのではなく、上手く口車に乗せたり、かまをかけたりする“ロールプレイ”の魅力に気付いて、成長していくと思うので、多くの場合時間が解決するだろう、ということだ。 娯楽溢れるこのご時世、TRPGの世界にわざわざ足を踏み入れたということは、カッコイイ台詞を言ったり、上手く情報を引き出すように誘導するといったロールプレイを愛する土台はどこかにできているはずである。芽が出るのはだいぶ先かもしれないが……。 なお、私が知っている「APPロール」の亜種として、「交渉(脅迫)」というやり方もある。とにかく情報を握っていそうなNPCを捕まえて銃やナイフを突きつけ、武力で脅して情報を得ようとする。 「それやる前に何かやることあるだろ……」と思われる案件だ。 もし、NPCとの関わりを容姿(APP)やら脅迫で乗り越えようとしているのなら、おそらくそのやり方で情報を出してくれるGMは滅多にいないので、そんなことをする前に、とりあえず「自分の知りたいことをとにかく聞いてみる」ことから実践すればよい。「その聞き方じゃ出せないな」「うーん、良かったんだけど、もうちょっと頑張って欲しい」など、何か反応が返ってくると思うので、あとは自分の中で情報を整理しながら、核心に迫っていく過程を楽しめると思う。
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2024/07/31 21:36[web全体で公開] |
😶 癖が強いTRPG プレイヤーキャラクターに特殊な設定が付随するTRPGシステムはいくらかある。例を簡単に上げるとしたらダブルクロスや、ブラッドパスあたりだ。私はファンタジーTRPGと並んでそういうTRPGが好きなのだが、これを「ロールプレイ重視系」と銘打って紹介するのはちょっと……違うような気がする。ロールプレイを楽しむことも勿論できるが、どちらかというとそのルールブックに載っている世界観や、プレイヤーキャラクターの設定を楽しむタイプのTRPGというか。 とはいえ「エモ系」とも少し違う。確かに「エモいな」と思う設定が世界観やシナリオに書かれていることもあるし、それを踏まえてロールプレイすることが楽しい側面もあるのだが、「エモい」の一言で片づけるには違うものが混じっている気がしなくもないし、失礼な気もする。 なのでここでは、某トピックの言葉を借りて「癖が強いTRPG」と称してご紹介しようと思う。……相変わらず失礼か? ◆ダブルクロス The 3rd Edition カンタンさ:★★☆☆☆ ロールプレイ重視:★★☆☆☆ これを「エモい」とか「ロールプレイ重視」で紹介するとたぶん詐欺扱いされる、戦闘ありきでガチガチのデータゲーム。 プレイヤーキャラクターは“レネゲイドウィルス”という、未知のウィルス状のものに感染し、異能力者と化した存在。異能力が秘匿された世界で、異能力者によるテロに立ち向かったり、何の変哲もない日常を守るために、裏社会の闇の中で戦うというもの。 現代世界の異能力バトルものがやりたい人におすすめのゲーム。ただし、サプリメントも合わせるとけっこう敷居が高い。 ◆人鬼血盟 ブラッドパス カンタンさ:★★★☆☆ ロールプレイ重視:★★★☆☆ “血契(ちぎり)”という特別な契約で結ばれた吸血鬼と人間のペア、またはトリオを組んで、“業血鬼(ごうけつき)”という敵と戦う、現代ファンタジーもののTRPG。互いの身体に、契約の証である“痕印(こんいん)”という印ができたり、吸血鬼のほうは血契を結んだ相手の人間からしか吸血できなくなったり、なかなか攻めた設定が刺さる人には刺さる。 とにかくやるなら徹底的に吸血鬼と人間のペアを演出しようという気合が見て取れる。吸血鬼関係のネタが大好きな私はとりあえず釣られたくらいには、お耽美なTRPG。 ◆キズナバレット カンタンさ:★★★☆☆ ロールプレイ重視:★★★☆☆ 【ブラッドパス】を手掛けた「からすば晴」さんが作成したTRPG。ブラッドパスが吸血鬼と人間をプレイするものなら、こちらは死体から“製造”された人造人間と、その人造人間の力を制御する人間のペアという、これまた刺さる人にブッ刺さる内容。何とはなしにブラッドパスと並べて比較したくなるが、たぶんそれぞれ違う魅力に溢れている。 倫理が色々終わっている世界で、想い出や精神をすり減らしながら戦うというもの。 ◆マモノスクランブル カンタンさ:★★★★☆ ロールプレイ重視:★★★☆☆ 【ブラッドパス】と【キズナバレット】を手掛けた「からすば晴」さんの著作第三弾。妖精から妖怪、神にいたるまであらゆる超常的存在をひっくるめた〈マモノ〉となり、人間と〈マモノ〉が共存する現代〈東京〉でハプニングだらけのお祭り騒ぎな日常を送るもの。祭りはもちろん、ただの昼食ですら普通では終わらない。いわゆる「お祭りゲー」の様相を呈している。ああ、重要なことだが、シリアスもちゃんとできる。信じてほしい。 ◆光砕のリヴァルチャー カンタンさ:★★☆☆☆ ロールプレイ重視:★★★★☆ “リヴァルチャー”と呼ばれる人型兵器に搭乗するパイロット、“シュヴァリエ”と“フィアンセ”となって、空から襲い来る人類の敵“ソラバミ”と戦い、いつしか空を取り戻すことを目指すTRPG。こちらはどらこにあん特有のエモ要素が入っている。フィアンセの「シュヴァリエと共に過ごした思い出と、抱いた感情」を表す〈感情回路〉を“焼き切る”ことで、強大な力を得るなどといった設定付き。さまざまな性能差を持つ機体と、武器をふたつ選んで戦いに赴くというものなので、ロボットものは好きだがデータに関してあまり重いものはプレイできないとお悩みの方にもお勧めできるルールの軽さ。
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2024/07/30 23:25[web全体で公開] |
😶 メアリー・スーの犠牲者? 最近気づいたのだが、私は【ブラッドパス】とか、【キズナバレット】とか、【銀剣のステラナイツ】とか、「『仲間』をプレイするTRPG」が好きだ。なぜそれが好きなのか、厳密には言語化できないが、ともかく、私がTRPGに求めている「皆で楽しく仲良く遊ぶためのコミュニケーションツール」としての側面を強くプレイできるからだと思う。それから、例えどんな「関係」だろうと、『仲間』である以上、協力せざるを得ないという不文律が私を守ってくれているという安心感が何となくあるのだ。 まあ、そろそろ、トラウマというか、過激化した自分の認識と周囲の乖離について、改めて慣れるとか考え直すとかするべきところに立っている気はする……。 まだTRPGオンセンに登録するずっと前、たぶん、私がCoC6版を押し入れの肥やしにする前のことだ。 あの時は私も、私の周囲の人間も若かったので、まあなんというか、中二病だったというか。要するに、色々コケてきたわけである。 私もある程度色々やらかしてきている。昔は今よりもっとこう、考え方が過激だった。小さい問題でも取り上げて不満を表出せずにはいられない性質だったり。“なぜ”それがダメなのかを説明する言葉を持たないコミュ障でもあった。数年の間CoCを押し入れの肥やしにしてきたのも、そういう背景あってのことだ。 ……それは置いておくとして、そんな頃の昔の出来事。 ある人(Aとする)が、「私のキャラクターはこんな重い過去があるので、BPC(他のPC)のような人が嫌いです」と公言し、BPCを罵倒する言葉を吐くのも、「ロールプレイだ。私が貶したいわけじゃない」と言い訳していたのを見ていたことがあるのだ。もちろん当時から、ワイワイTRPGをやることが好きだった私は、そういうプレイ方針に激しい嫌悪感を抱いた。その時やっていたのはPvPシナリオではない。そもそも、CoCはPvPなんかやるようにはできていないのは皆さまご存じだろう。 とにかく、何故だか知らないがその時、わざわざ「こんな人に虐げられて生活してきていて、対人恐怖症で、とってもかわいそうな私のPC」と長々と設定を語られ、それを理由に他のPCを罵倒し、ロールプレイだと開き直るようなその人のプレイが悪い意味で印象に残ってしまった。その当時、特に思春期で心のわだかまりを上手く言葉にできず、抱え込んでしまいがちだったのもあって、そうやって積みあがっていった嫌悪感が、結果的にTRPGから私を数年遠ざける理由にもなった。 Aを擁護するわけではないが、Aも当時は中二病まっさかりというか、なんというか、「こんなに可哀想な私のキャラクター」をやりたがっていた節はあって、Bのプレイヤーと仲がもともと悪かった訳ではなかった。セッションが終わった後、AもBも特に気にもしない様子でいつも通り接していたのを、外野の私が気味悪く思ったくらいだ。まあ要するに、Aのプレイ嗜好に私だけがついて行けなかった、というだけのことだろう。だが、わけの分からないモヤモヤは今もある。 なぜTRPGをするのに他人のPCを罵倒するような理由をわざわざ持って来なきゃならんのか。その設定は本当にそのキャラクターに必要だったのか。キャラクターに必要だったとして、“TRPGをプレイするのに”必要なのか……──。 だから、なんというか……昔から、「他PCが嫌いで、その後和解もできそうにない」という設定にはちょっとゾワッと来るものがあるのだ。昔の辛い辛いトラウマがあって、男性恐怖症とか女性恐怖症とか、似ている人を無条件に嫌悪してしまう設定なんか、1セッションで和解まで持って行けるはずもないだろう。 まあ、許容範囲というのは私にもあるようで、信頼できる人とTRPGをプレイする時に、「最初は嫌うもの同士だが、仕方なく共闘するうちに互いのことを知り、仲良くなっていく」というロールプレイをするのは非常に楽しかった。 たぶん、だから好きなんだと思う。「双方の印象はともかく、『仲間』として絶対に協力しなければならない」という前提があるTRPGシステムが。そういうシステムなら、どうしたって共に戦い、どうしたって和解のきっかけは生むからだ……たぶん。
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2024/07/26 12:47[web全体で公開] |
😶 TRPGと感情移入の話 TRPGというのは、プレイヤーキャラクターを演じながら、物語を作り上げ、時に感情移入し、楽しむものだ……と思っている。コミュニケーションツールとしての働きや、他者とのコミュニケーションを図る練習だとか、他にも色々と思いつく意義はあるが、今回はそれを脇に置いて、“物語を楽しむという意味でのTRPG”としての一側面にフォーカスを当てて考えていきたいと思う。 私は、プレイヤーキャラクターはあくまで「物語上で性格や感情を持ったプレイヤーのコマ」として見ている節がある。愛情がないわけではないから、コマだからといって雑に扱われたりするのは不快だが……。普段はバカばかりやっているPCでも、シナリオ上推理したり、自分なりに意見を言わなくてはならないといったときは、途端に「私」という人格が入り込む。だから、普段ボケ倒しているPCが、いきなり正気に戻ったようにまともなことを言い始める時も多い。 「こんなキャラだから」という前提は、普段のPCとしての言動や、シナリオの物語部分に関わることにしか出てこないのだ。 PCがどんなにバカだろうが、シナリオの戦闘時ではPLが考える最適解で動くし、PCがどんなにボケ倒していようが、まともに意見を出さなければ議論が進まない時はそれらしい意見も出す。 時々、TRPGで「プレイヤーキャラクターに感情移入して泣いたり、嬉しくなったりする」という話を聞く。そういう人はTRPGを、ある意味最大限に楽しんでいるのだろうなぁと羨ましく思うと同時に、時折辛くならないのだろうか、と心配が勝る。 そういう話を目にするたびに、TRPGの遊び方は、人によって違いがあるのだと気づかされる。 今の今まで……厳密には、今でさえ、なんというか、どう言葉で表現したらいいのか分からないのだが……私は、「PCにあまり強く感情移入することは危険なのではないか」と思っている。 人は激しい感情に共感すると……例えば、自分とは関係のないことでもひどく悲しかったり、激しい怒りを感じたり……といったことがあると、多少なり心が疲れる。繊細な人ほどそういうことで精神を知らず知らずのうちに摩耗させやすいのだ。これを、専門的な用語で「共感疲労」と言うのだそうだ。 最近の事象で例えるなら、大きな災害が起こり、テレビはどこのチャンネルでも当時の凄惨な様子を放送しており、SNSでは被災地の悲惨さを伝えるポストだらけといった時期があったと思う。あの中に混じって、「辛いニュースに心を痛めている人は、見ないようにして自愛して」というポストも数多く投稿された。それはなぜかと言うと、こういう辛いニュース一色で、「みんなで悲しみ、悼む」という空気に影響されて、必要以上にネガティブな感情に囚われる人がいるからである。一般的に「SNS疲れ」と表現されるこのような事象は、他人に感情移入しやすい繊細な人ほどかかる可能性が高いのだ。 じっさい私も、そのSNS疲れと共感疲労で、コロナ禍の折からSNSから離れたタイプだ。 SNSを見ていると、プレイヤーキャラクターに感情移入しすぎてしまい、「しんどい」と言うポストをたまに見かけるが、それはもしかしたら、キャラクターに深く感情移入することによって、そのキャラクターが受けた困難やトラウマを自分の事のように感じ、ストレスになっていないか……と、思わなくもない。私は精神科医でも何でもないので、憶測でしかないが、キャラクターに感情移入して「しんどい」思いをしている人は、仮初の「しんどい」にカタルシス効果を感じ、エモいセッションを楽しんでいると思っているのかもしれないが、それが気付かない間に共感疲労へと変貌していくのではないか……と。 エモいセッション、エモい自陣(同じセッションに参加するプレイヤーやプレイヤーキャラクターのことらしい)で純粋に楽しんでいたはずが、いつの間にかPCに感情移入しすぎてしまい、PCとプレイヤーとしての自分を分離することができず、自陣のプレイヤーに対して束縛的になってしまったり、相手PCが他の卓に参加することがひどく悲しく感じてしまったりするようになってしまうということもあると聞く。 言語化できないが、「エモい」という代物に対しての得体の知れない危機感というか、どう扱うべきなのかという疑念は未だ晴れない。精神的距離の近すぎるPC同士を作るのは、後々を考えると危険が生じるのかもしれない。 ……ともかく、TRPGを楽しむことにおいて「深く感情移入できる」というのは大事なことだが、PCだけでなく、それを操作する自分(プレイヤー)がどんな状態なのか、精神的に余裕があるのか、ということは、意識した方がいい。 TRPGは、精神的に疲れている時や、体に異変が起きている時にやるものではないことだけは確かだ。細かいことにイライラしたり悲しい状況でTRPGなんてやっても自他共に楽しくないので、しばらく休んで自分を大切にすることをお勧めする。
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2024/07/25 17:08[web全体で公開] |
😶 サンドキャッスル【グラスクリークの霧】 サンドキャッスルとは、国立天文台が発表したTRPGである。 これまで、公式シナリオの【ブリークウッドの塔】や【星堕ち砂漠窪地】をプレイしたが、今回は、ずっとGMをしてくださっていたかにかまさんによるオリジナルシナリオ【グラスクリークの霧】が完成したとのことだったので、これに参加させていただいた。 賑やかで優しい仲間たち。いつもそばにいる猫のシャウエッセン。 笑いあり、びっくりあり、興味深い知識ありの、非常に楽しい卓だった。 宿場町グラスクリークに謎の霧が発生し、住民たちが一斉に深い眠りに落ちるという出来事が起きた。その中でも無事だった冒険者たちは、霧の真相を確かめるため動き出す。 シナリオにちりばめられた知識がうまくかみ合って、とても興味深いシナリオだ。 ◆サンドキャッスルTRPGとは 国立天文台が発表したTRPG。公式シナリオの2本は、ファンタジ―世界で楽しく冒険をしながら、宇宙に関する知識も得られるという、国立天文台らしい内容となっている。 公式ページにて無料でダウンロードできるので、お金はかけられないけどちょっとファンタジーTRPGに触れてみたい、という人の入門用としても使えるのではなかろうか。 ◆シャウエッセン GM:かにかま 【ブリークウッドの塔】でパーティーの仲間に加わり、【星堕ち砂漠窪地】の冒険にも同行した“ただの”猫。特になにもせず、人間からの餌付けで生きている。パーティーのマスコット的存在。 ◆グレン PL:おかゆ 【ブリークウッドの塔】【星堕ち砂漠窪地】から続投、オニのストライカー。 常に冷静(呑気)で、筋肉に任せて困難を打ち破る脳筋。何かを調べたり、知識を使ったりすることはとことん苦手。 ◆とこ PL:かもめ 人間の郵便配達員で、かつ、エネルギーによる魔法を操り敵を攻撃できるエネルガー。魔法だけでなく、弓や火炎瓶など、多彩な遠距離攻撃を使いこなす。探索でも積極的に動き、高い達成値をたたき出す。 ◆ケット PL:しゅんたろー ドワーフのハリアー戦士。狩人会場という冒険者ギルドに所属しているが、まだまだ無名であるため、名誉欲に溢れ活動的。戦闘では最前線で戦いつつ、のろいグレンをかばってその攻撃をいなす大活躍を見せた。 ◆ブラギ PL:犬そぼろ 敵の防御や攻撃を下げる魔法を扱う、旅人のヘクサー。歌が下手。胡乱な態度でニヤニヤ笑う謎の仲間担当。戦闘では的確に敵の攻撃や防御を下げ、味方を支援する。また、戦闘外でも探索で大活躍した。
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2024/07/25 06:23[web全体で公開] |
😶 ケダオペ【ツークツワンクの成れの果て】 ぎんじょーさん主催の、ケダモノオペラ非公式シナリオ【ツークツワンクの成れの果て】に参加させていただいた。お互いに初対面だったが、雑談が盛り上がり、ロールプレイやシナリオの結末についての相談も多く、お互いがそれぞれの意見を出し合って、物語を紡いでいく、非常に楽しい卓となった。 このシナリオは、ケダモノが最初に得る〈イントロ予言〉をそれぞれ1つ選ぶのだが、それがシナリオの本筋から見るとあんまり脈絡がなかったためか、実現が非常に難しく感じた。その予言をどうシナリオに繋げ、どう仕上げるかを一緒に話し合える同卓者だったことは、私にとって大きな助けになったと思う。 改めて、今回GMを担当してくださったぎんじょーさん、同卓してくださり、応援や相談を親身にしてくださった七月(なつき)さんに感謝の意を表したい。 内容は軽く伏せるが、ある日、とある王国の王女が、王国と父の危機を救ってほしいとケダモノに助けを求めに来るシーンから始まるシナリオだ。 ◆ケダモノオペラとは 〈予言〉と呼ばれるキーワードをロールプレイに組み込みながら、物語を紡いでいくナラティブ系TRPG。 プレイヤーは強大な人喰いの獣、“ケダモノ”を演じながら、人間との、時に残酷で、時に幸せな結末を描いていく。その性質上、シナリオに決まった結末はなく、プレイヤーキャラクターであるケダモノが持つ能力と、得た〈予言〉、プレイヤーがどのような結末を描きたいかによって変わる。 プレイヤーが2人まで参加可能なシナリオがあるが、2人となると、1人だけで好きな物語を紡いでいく時とは違い、〈予言〉をどう組み込むか、どのような物語にしたいかを、共にプレイしているプレイヤーとの相談も密に行う必要が出てくる。ロールプレイの練習や、同卓者との意見のすり合わせの練習にもなる。 ままならない強大な人外の視点で、脆弱な人間と関わることの物悲しさを描けるという、なかなか無かった視点をプレイヤーに提供しているシステムだ。 ◆ホワイトアウト PL:七月 吹雪の吹き荒れる高山の山頂に住まう、厄災のドラゴン。 純白の身体のところどころに、鉱石が生えている。 人間のことを好ましいと思っているが、人間の中での「脅威」である自分を演じているヴィラン側のケダモノ。人間に対して高圧的で、巧みに騙して奪ったり食ったりしようとする。 しかし、元々人間だったリュミエールとの出会いと、とある少女との邂逅がホワイトアウトに平和な人間の国の姿を示し、最後には人の王国の良き王として君臨した。 ◆リュミエール・ドゥ・ノワール PL:おかゆ 魔女にかけられた呪いにより魂を穢され、光の主のもとに逝けないままノスフェラトゥに堕ちた無念の王族、その最後の王子。心までケダモノになりきれず、一切人の魂を喰わずに寂滅するつもりでいた。 自らの醜く歪んだケダモノの姿を恥じ嫌いながら、人間の美しい魂をうらやみ、人間の伴侶を得て愛されることを心から渇望していた。しかし、ある幼い少女との出会いで、“愛される”のではなく“愛すること”を選び、大切な伴侶のそばで、永遠の眠りに落ちるまで支え続けた。
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2024/07/18 18:34[web全体で公開] |
😶 なぜ布教卓を立てるのか 最近はルールブック未所持参加可能の体験卓を多く立てている。 まあ、どう頑張ってもルールブックを一緒に参照できない相手とのセッションというのは難しい。オフラインセッションで対面し、ルールブックを見せられる環境ならどうにかなるが、オンラインセッションでは未所持のプレイヤーのルール理解は全てGMの説明次第となる。説明する時間だけ時間も長めに見なくてはならないし、プレイヤーのモチベーションを保つのも一苦労。 それでも企画として、こういう布教卓を立てるのには、私なりに理由がある。 TRPGは金のかからない趣味ではない。やはりお金は多少かかるし、値段の高いシステムとなると、買うのに多少覚悟は必要だ。それだというのに、買ってそのまま積みました、一度もやっていません。あるいは、買ったけど微妙でした、買ったことを後悔しました、なんてことはよくある。 私は、誰にもそんな思いをして欲しくないという気持ちで布教卓を立てている。 買う前に十分な情報を得て、これだ! と思うものに出会って欲しいと思うのだ。予算は有限、時間も有限。できればそれらの有限の資産を最小限に抑えて、自分にあったステキなシステムを買って欲しい。 TRPGオンセンにいらっしゃるベテランに比べれば、本格的にプレイしているTRPG歴が5年にすら満たない私が持っている、知っているシステムなど少ない方だ。しかしそれでも、多少の判断材料は提供出来るはずだと思う。私の紹介するシステムが好ましいと思うにしろ、自分には向かないと分かるにしろ、有益なことには違いないはずである。 ネタバレにならない範囲で詳しい商品知識を、レビューのように紹介するのが私のモットーだ。どこかの回し者ではない。どこかの回し者ではないからこそ、偏りすぎない紹介が出来る。 もちろん私にも、TRPGなんて欠片ほども知らなかった時期があり、ニコニコ動画でリプレイ動画を見て楽しむ、「見る専」だった時期を経て、クトゥルフ神話TRPGに触れ始めて右も左も分からなかったひよっこの頃がある。 そのときは、やはりCoCはシナリオがいっぱいで、ホラーからエモシナリオまで何でもできるシステムだと思っていたし、それとは別に、CoC以外のシステムに興味もあった。どのような物語ができるのか、どんなキャラクターを演じられるのか……まだ見ぬ世界に、金銭的に飛び立てなかった小鳥の私は、その世界を夢に描き、想像を膨らませていた。 この世界には本当にたくさんのTRPGがあって、それぞれが独自に提供できる体験がある。 当時の私は、その中で、ほとんど手探り状態でシステムを買い集め、自分に合うシステムを探していた。 ネットで情報を集めもしたが、ルールは覚えやすいのか、どんなことができるのか、どんな世界観なのか……初心者が知りたい情報というのはなかなか見つからない。 TRPGオンセンなどの場で知っている人に教えてもらう、あるいは1度体験してみるのが一番わかりやすいのだ。 どうしても分からず「どういうシステムなの?」と聞いてみても、酷い人は話を聞く前に「調べてから来い」と取り付く島もない時もあった。こうはなるまいと心に誓ったものである。 そういう時期を経て、少々の場数も踏んでみて、いろんな失敗もして、積みルルブを積み上げて、今。 私はなるべく多くの人に、十分な判断材料を得て、後悔しないTRPG選びをして欲しいと思うようになった。 そういうわけで、私は右も左も分からない初心者の方に詳しく案内するようにしているし、今のように、余裕があれば体験卓も立てるようにしている。 今回のダブルクロス3rdも、初心者の方を案内する過程で体験卓をしてみることになり、行ったひとつである。 プレイヤーは献立表さんを始めとする人たち。ルールブック未所持の人にはルールブックに掲載されているサンプルキャラクターを使っていただき、多くのダブルクロス初心者が通ってきたであろう公式シナリオ、【Crumble Days】をプレイすることに。 DXは比較的ルールや判定の仕組みが難しいゲームなので、私の説明で十分理解してもらえるか、楽しんでいただけるかというところは不安点だったが、おおむね好感触で、「楽しかった」と丁寧に言って頂けた。 平成初期のアニメに出てきそうなスケベ 高校生のPC1、シュークリーム屋と同じ名前だが放任主義で、特にパパらしいことはしていなかった支部長。情報戦とアイテムの調達、戦闘中の支援など抜け目ない活躍を見せたエージェント、「ちょ、待てよ」が口癖で、最終的に学校の先生になって○八先生のモノマネを披露していたPC5。 別のゲームで既にお知り合いのプレイヤーたちだったためか、非常に賑やかで楽しいセッションだったが、GMの指示を聞いて下さり、またルールの理解も早く、非常に丁寧な言葉遣いをしてくださった方々で、GMの私が一番楽しませていただいたような気がする。 布教卓ではあったが、得がたい素敵な方々との時間をいただいた。
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2024/07/17 22:27[web全体で公開] |
😶 フタリソウサ【浮気調査】 ネタバレに配慮した感想である。 ちくわぶさんによるフタリソウサ体験卓に参加させていただいた。以前から一度やってみたいシステムだったので、今回開催され、また実際に体験する機会に恵まれたことは私にとって僥倖だった。 結論としては……終始脚本でもあるのかと言いたくなるくらいキレイに仕上がった卓だった。巻き込まれ不憫体質の捜査官と女子高生名探偵のペアで、浮気疑惑の真相を調べるドタバタコメディとして100点満点だった。 それもこれも、無茶振りに神がかり的アドリブで導入をホットスタートにしてくださったGM、私の突飛なキャラクターにもしっかりと対応してくださったPLさんがいてこそのセッションだったと思う。それぞれのロールプレイが噛み合って、体験卓以上の楽しい時間になった。 ◆フタリソウサ 探偵役とその助手役となり、難解な事件を紐解いていくシステム。 イベント表や、探偵、助手にリソースのひとつとして配られる「感情」の要素で、TRPG初心者にもロールプレイをしやすく丁寧に作られたシステムである。 探偵は「知っている」カードを見ることができるが、そのカードには穴抜けた情報がいくつかある。それを助手と協力して捜査していくことで、内容を埋め、推理をしていくというものだ。 ◆芹沢 優莉華(せりざわ ゆりか) PL:FLOWER 「おやおや~? 不倫による修羅場かと思いきや、何やら面白いことになっていますね」 「あ、おかえり~。実は、待っている間にちょっとした事件があってね。サクッと解決してたんだ~」 女子高校生の天才探偵。どんな事件もたちどころに解決してしまう敏腕探偵。だが歳が歳なので、警察には現場を荒らさないように警戒されているし、本来はそのお目付け役に捜査官の七瀬があてがわれていたはずなのだが……七瀬が事件にとにかく巻き込まれる不運体質のため、何かと縁があって親しくなる。七瀬あるところ芹沢あり。七瀬が事件に巻き込まれるところには必ず現れ、華麗に助けてくれる名探偵である。 幼い頃に七瀬に助けられた恩をずっと覚えている一途なところがあったり、不憫体質な七瀬をからかって面白がりつつも、しっかり助け出してくれるしっかり者。 七瀬がデリカシーのないことを言うとわき腹に手刀を入れてくる。それから、何故か猫と会話できる。 ◆七瀬 巡(ななせ めぐる) PL:おかゆ 「うるへ~~~~~~っ!! 好きでモテないわけじゃないんだよぉ~~~~!!!!(泣」 「おーい芹沢。そんなに食ってたら太るぞ」 助手クラスでどうしても「巻き込まれの人」がチラついてしまったため、事件にも超常現象にもとにかく巻き込まれる不憫枠捜査官になった。 「で、どうやって事件に巻き込まれたらいいでしょうか」とGMに相談したら、1時間足らずでシナリオの導入をアレンジしていただき、浮気の冤罪を吹っ掛けられることに。それで私も悪ノリして生える、「浮気の冤罪を吹っ掛けて来た旦那の奥さんと会い、カレーをご馳走になっていた」設定。旦那に思いっきり肩をゆすられる七瀬。だが華麗に表れた芹沢さんがその時一緒にカレーをご馳走になっていたと証言してくれたことで、ひとまず事なきを得たのであった。 しかし、本当に自分の無実を証明するには、やはり奥さんの身の潔白を証明する必要がある。というわけで、七瀬はイヤイヤ探偵に捜査を手伝ってもらうことになった。 27歳にして恋愛に恵まれない男。だがとにかくデリカシーに欠けているのでさもありなん。
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2024/07/17 12:23[web全体で公開] |
😶 アンサング・デュエット【微睡みに落つ、君は】 最強のギャルマインドが幼馴染を救う。 記念すべきアンサング・デュエット布教卓第1弾目が無事終了。 プレイヤーは散弾銃さんにご参加いただくことに。まあとりあえず「濃いロールプレイがやりたい? ほなそういうシステムでやりまひょ」とお誘いしたら快く受けて下さったので全力で敢行。思い立ったが吉日とばかりに立てて、お互い初対面なのに非常に楽しくセッションすることができた。ロールプレイが好きという言葉の通り、ドラマチックなロールプレイでセッションを大いに盛り上げてくださった。 ◆アンサング・デュエットとは? どらこにあんが放つロールプレイに重点を置いたシステムのひとつ。ルールが非常にカンタンながら、公式に妖怪や魔法使いなどの人外のキャラクターが許されているフレキシブルな世界観。 GM含め2人~3人の少人数用であるからこそ、恋愛ロールプレイなど「濃い」ロールプレイを心置きなく展開できるという強みがある。 異界の真の姿を見抜く力があるがゆえに異界に狙われるヒロイン役“シフター”と、シフターを導く強い心を持った“バインダー”となり、ふたりで協力して異界を脱出する過程を描く。 特筆すべきは「変異」というルール。プレイヤーキャラクターには6つの「フラグメント」と呼ばれる、その人をその人たらしめる要素をデータ化したものが備わっており、異界の影響を受けるごとにそれが全く別のものに変わってしまう。 危険な世界で、隣にいる大切な人が次第に変わり果てていくさまを描けるエモーショナルなシステムである。 今回は同じ屋根の下暮らすギャルな実子と、真面目な養子のペアでご参加いただく。 最初からプレイヤーさんの中でしっかりとやりたいキャラクターの造形が決まっていたので、スムーズにキャラクター作成が進み、間もなくセッションができるようになった。 いやぁ……やはり好きこそものの上手なれとはよく言ったもの。ついて行くのに一生懸命だったくらい、毎秒エモい掛け合いで大変楽しませていただいた。GMなのに。美味しかったです。 異界での出来事を経て、「お互い羨ましかった」こと、「ふたりとも、互いが見る世界を知らないだけ」だったことに気付き、大きく成長する青少年の青春がこれでもかと爽やかに展開されていた。シーブリーズの香りがする。 ◆武田 結夏(たけだ ゆいか) PL:散弾銃 「出よう、こんなとこ。アタシ出口わかんない。でもあんたなら見えるんじゃないの!? 教えて。何が何でもあんたの事引っ張ってくから」 「しょっぱい卵焼きバカにしてごめん。あんたが塩と砂糖まちがえたんだと思ったんだよ。アタシは甘いの好きだけど。あんたはしょっぱいままでいいんじゃね?」 武田家の長女で、小学校の頃両親を失った美月が引き取られてきてから、同じ屋根の下姉妹のように暮らしていた。 「自分を貫き通す」令和のギャルマインドの持ち主で、所々で芯の強さを見せ、引っ込み思案な美月をお姉ちゃんのように引っ張っていく。 頭脳明晰ではないが明るい性格で友達は多いと美月とは反対の性質。だからこそ、頭がよく要領がいい美月にコンプレックスを抱いていた。 フラグメントの中に「甘い卵焼き」に関するものがあったため、こちらは対となるものとして「しょっぱい卵焼き」に関するフラグメントを取得。そのフラグメントを入れた当初は、まさかこれが全てのオチをかっさらっていくとは思っていなかった。満を持してフラグメントを綺麗なオチに持って行くスキル、初アンサング・デュエットとは思えない敏腕。 ◆武田 美月(たけだ みつき) GM:おかゆ 「ありがと。私、結夏ちゃんのおかげで、向き合えそうな気がする」 「……そっか。しょっぱい卵焼きで……良いんだ、私……」 旧姓上杉。小学校の頃に、異界で両親を失くして天涯孤独となり、結夏の家に引き取られる。 明るく活発で、髪を染めたりピアスを開けたり、自分の思うように行動しているギャルな結夏に憧れを抱いており、実は自分も髪をツートーンにしたいし、スカートは膝上にしたいオトシゴロ。大人の言いなりで、何もかも自分の思うとおりにいかないジレンマに苦しみ、自由意思と大人に見捨てられたくない気持ちの間で揺れ動いている。 小さい頃、自分も武田家で何か役に立とうと思って卵焼きを作ったが、家庭の味の違いでしょっぱい卵焼きを作ってしまい、甘い卵焼きが当たり前だった結夏に茶化されたしょっぱい思い出を持っている。 だが、「あんたはしょっぱいままでいい」と結夏に告げられ、自分の在り方に関して、ひとつの答えを得た。
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2024/07/16 19:24[web全体で公開] |
😶 システムを棲み分けるワケ 別にCoCでエモーショナルなシナリオしようが人外キャラを作ろうが、それは創意工夫のひとつだろうから、私は無関係の立場で楽しそうにやっているのを見る分には抵抗は無い。 しかし「ロールプレイがしたい」「異能持ち、人外キャラを作り暴れたい」と言われてお出しするシステムは私の場合、【アンサング・デュエット】とか【銀剣のステラナイツ】とか【マモノスクランブル】とか辺りになる。CoCであえて変わったことをしたいという場合は……すまないが私にはちょっと荷が重い。 何せ、ルールブックには元よりハンドアウトも秘匿ルールも書かれていない。他のシステムでそういうルールに触れてない訳でもないから、同じように出来ないわけでも理解できない訳でもないが、公式ルールに書かれていない事をやろうとするのには少々抵抗がある。 とはいえ、そういう特殊と言えるシナリオがCoCで多く書かれている現状、それをわざわざ別システムにコンバートしてやんなさいよ、とは口が裂けても言えない。著作権的な意味でもシナリオ改変的な意味でもブラックだろう。 そのシナリオが作者により別システムにコンバートされていない限りは、対応するシステムでしかできないわけで、そのシステムでこそそのシナリオが出来るのである。 要するに、「CoCシナリオの○○という非公式エモシナリオがしたい!」という場合、○○というシナリオはやはりCoCのために書かれたものだから、やりたいならCoCでやるべきである。それが事実なのに、やれ違うシステムでやれだのそんな遊び方はクラシックじゃないだの言っても詮方無い。 私のようなシステム棲み分け主義の立場の人間ができるのは、外野からCoC畑に文句を言うことではない。 その「ロールプレイ重視の」システムだからこそできるシナリオ体験を提供するために、より多くのシナリオ、シチュエーションを“創りあげ”、魅力を発信し続けることであると言える。 ではなぜ、元々CoC畑でユルユルなシナリオで遊んでいた私があえて棲み分けを選んだのか。 今回はその点を書いておこうと思う。 ◆プレイヤー間の事故要因 昨今、リプレイ動画の影響もあってか、クトゥルフ神話TRPG(CoC)に求めるシナリオ体験がプレイヤー間で乖離し始めている印象を受ける。 多くの人は、クトゥルフ神話TRPGと言えば普通の人間の探索者が、日常を侵食するコズミックホラーに脅かされるものだと思っているだろうし、そうするだろう。しかし、あえて能力値も技能値もバカ高いエネミーデータを探索者データに流用し、神のごとき所業でシナリオを真正面から突破することを楽しみたがる人や、セッションを停滞させ、他のプレイヤーを置いてきぼりにするくらい個人間のロールプレイにお熱になる人なども居る。 セッションは全員の協力があった上で成り立つゲームである。誰かひとりが足並みを乱してしまったら、そのまま誰も楽しめないゲームになるか、無法地帯になりかねない。 例えば、CoCで皆が人間の探索者を作っていたところ、一人だけめちゃくちゃに能力値と技能値が高いキャラクターを作って「こいつは実はニャルラトホテプの化身で、無自覚だが神様のようなことが出来るのだ」と言い出したとする。 「もうこいつひとりでいいんじゃないかな」状態になって、他の人のシナリオ体験は多少なり阻害されるだろう。シナリオの趣旨に沿うものかも怪しい。 そういうわけでCoCでは、時折そういったゲーム観の乖離で事故が起こることがある。 CoCは人外、異能キャラクター、ありとあらゆるニーズを受け止めて実現してくれる魔法のシステムでは無い。そもそも人間をやるシステムを、特殊ルールや特殊ギミックで魔改造して自由度がある「ように見せている」だけである。 それを身内で相談の上、全員ノリノリでやると言うなら否定はすまい。だが、同じ楽しみ方ができない人もいる場で持ち込むようなものでも無いことは、しっかりと自覚しておかなければならないと思う。 だからこそ我々はこう言うのである。 「人外がやりたければ【マモノスクランブル】でもやればよい、異能力持ちキャラクターがやりたければ【ダブルクロス】で実現するとよい」と。 そもそもシステムが「プレイヤーの求める体験を実現するためのもの」だというのは、同卓者間の足並みを揃えるという意味で非常に楽なのである。 ◆ロールプレイをするためのシステムはちゃんとある 正直な話、ロールプレイを楽しむのにCoCのルールって重くて邪魔じゃない? というのが私の本音の話。 ホントのところもっとシェイプアップしても良いでしょ。必要なのは発狂ルールくらいじゃない? なんならここぞって時に発狂したくないからそれまで要らない時あるでしょ。たぶん。 いやしかし、CoCをしていてもロールプレイは好きだ。一緒に行動している人がエモい言葉をかけてくれたらノリノリで返す。だが多くの場合プレイヤーは他にもいるので、ふたりの世界に入り込まないようにもしなければならない。 仲のいいプレイヤーキャラクターと濃密なロールプレイを楽しみたい。そのために作られたシステムはじつのところ、ちゃんとある。多くはどらこにあん製のシステムで、【アンサング・デュエット】、【銀剣のステラナイツ】などが有名か。じゃあそれがCoCとどういう違いなのよ、という話だが、そもそも【アンサング・デュエット】も【銀剣のステラナイツ】も、ペアとなるキャラクターが最初から決まっていて、ペアとなるキャラクターのみとロールプレイするようにできているのだ。 これは「仲のいいキャラクターとだけ濃密な時間を楽しんでいたら、他の人を置いてけぼりにしてふたりの世界に入り浸ってしまった」という事故をそもそも起こさせないためである。(恐らくは)はなから仲のいいキャラクター同士でロールプレイするようにしてしまえば、誰も傷つけることは無いし、ふたりの世界を演出しても何もおかしいことは無い。 この仕組みはプレイヤーが3人以上まで増えようとも同じことで、プレイヤーひとりひとりが違うペアの片割れ1人の キャラクターを作成し、それぞれのペアのシーンを順番に演出することになっている。 また、そういったシステムはロールプレイをリソースなどに活かせるルールも充実しており、秘密を告白することで有利な効果を得られるようになったり、ロールプレイがそのままリソースになったりという楽しい要素も用意されている。 CoCにも最近はタイマンや2PLシナリオで、濃密なロールプレイをしっかり楽しめるものは確かにある。だが、CoCのルールブックには、「仲のいいキャラクターのペアを継続で持ち込む際の注意」や「ロールプレイにおける各々の好みのすり合わせ方」といったノウハウは書かれていない。 餅は餅屋。ロールプレイ重視はロールプレイ重視システム。 とにかく1度やってみれば、ロールプレイのやりやすさを体験できるのではないだろうか。 さて、それはさておき、偉そうに講釈を垂れるためだけに日記を書いたのではない。現在、「夏のロールプレイ卓布教企画」と銘打って【アンサング・デュエット】や【ケダモノオペラ】など、ロールプレイに比重を置いたシステムのルルブ未所持参加可能の体験卓を順次計画中である。 とりあえず、「ちょっとやってみようか」程度の気持ちで、体験してみようという勇気のあるプレイヤーさん随時募集中だ。
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2024/07/12 22:54[web全体で公開] |
😶 TRPGだからこそヒロイックに! TRPGは自由に想像力を膨らませる遊び。だからこそ世界でも有名なヒーローになってみたい。マーヴェルヒーローズみたいに! そんなあなたには【デッドラインヒーローズ】がオススメ。こちらはさらにルールを分かりやすく、ドラマチックに、ロールプレイが好きな人の需要にも応えたものだ。 ◆デッドラインヒーローズ プレイヤーキャラクターたちは異能や強い力をもった“超人種”となり、世界の巨悪と戦うヒロイックTRPG。特殊なのは、その力もヒーローとしての立場も公的に認知され、ヒーロー、あるいはアイドル的扱いをされていることだ。 このシステムは戦闘があるが、ルールとして簡単に、ロールプレイをやりやすく、ドラマチックに仕上げたものとなる。 特筆すべきは「リマーク」というルール。誰でもヒーローをやるなら、戦いの裏にある葛藤を描くシーンやら、カッコイイ変身シーンを入れたいと思わないだろうか。 プレイヤーはリマークを宣言することによって、1シナリオに1回、そういうシーンを自由に演出できる。そしてリマークをすると、グリットというリソースが貰える。これを使えばダイスロールを振り直したり、失敗した判定にテコいれ出来るようになるのだ。 ドラマチックな葛藤、カッコいい変身シーンを経て、巨悪に立ち向かう力となる。という演出が可能なのだ。 また、このシステムにはヒーローたちの葛藤に焦点を当てたシナリオが多くなっているため、ロールプレイを濃く楽しみたい方のニーズに最大限応えてくれる。 とにかくヒロイックに! ヒーローに判定失敗の文字はない! そんな夢を叶えてくれる、楽しいシステムだ。