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😊 DX3「夏に透かした天邪鬼」GMからの感想戦 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)無事に終わって良かった~~~~~~!!!! セッション開催1カ月以上前からPL達の盛り上がりが凄かったこと、日程を多めに確保して頂いたこと、アカデミアステージ初経験のPL参加があったこと…… 始まる前から最高への手応えを感じられると同時にプレッシャーも大きくなっていて。 走り出してみれば、そんな不安は忘れてとにかく駆け抜けることに必死だった。 このシナリオは話の辻褄を合わせるための部分を先に考えて(面白さ度外視)、そこに肉付けをする形で楽しい、恋愛したい!イベントを増築していった。 前半は分かりやすく皆で楽しく遊ぶイベントが多めで、後半からはヒロイン2名の恋について掘り下げる形だ。 前半は良いとして、後半は各ヒロインへPCからの感情値が上手く稼げていないとしょっぱいシーンになる恐れがあったのでとにかく緊張感があった。 シーンを担当するPCが人間関係に律儀な良い奴らだったのでいずれもロイスの背景にふさわしいシネマティックシーンに出来たと思う。 感謝感謝。 シナリオ構造の話をもう一つすると、元々はこのシナリオ、PL3人で書き切る予定だったのだが、「青春の船に1人でも多く乗せたい!!」という気持ちが勝ちすぎて調子に乗った結果5人まで膨らませてしまった。 正直シナリオの全シーンを書ききるまではハンドアウトを5人分にしたことを本気で後悔していたが…… 結果的には5人居て本当に良かったなという感想が素直にあがる。 恋と青春をメイントピックにシナリオを回していくにあたって、異なる価値観からのアプローチが見られて飽きなかった。 あと、一面的な見方から青春を全肯定されると反発したくなってしまうので価値観が5人分あるというだけで大分助かる。 楽し気な内容のシナリオだが地味に230点環境であり、事件の規模をデカくしたり確実に帰ってこれそうなEロイス数を確保するのに大分苦慮した。(事件規模のデカさはGMがブルーアーカイブにハマって「私たちの青春の物語を─!」をやりたかったせいもある) アカデミアステージって仮面のお陰で軽率に悪役NPCを増やせるんだけど、Eロイスを持てるのって本物のジャームだけなんだよな。 今回はEロイスを1ジャームに全て担ってもらったのでEロイス7枠でどれだけバックトラックダイスを増やせるかという問題が横たわっていた。 全て力技で解決した。 結果全員帰還できたので何よりである。 夏ってエロゲだし、エロゲって夏だから。 そういう気持ちを前面に押し出しながら毎年夏に単発のシナリオを書いている。 今年の夏は絶対に悲恋ではなく、グランド√が無いタイプの萌えエロゲシナリオを書くぞ!!というのが個人的なテーマだった。 ゆずソフトの2番目ヒロインの個別みたいな話を書きたくて。(伝わらなくて良い部分) 振り返ってみて、どうかな? 楽しかったよね。 「この夏に、一生分の楽しさが詰まってた…!」 「わたしのゴールは、幸せと一緒だったから…。」 「もう、ゴールしていいよね」 ゴール、出来たよ。 PC1 秋永理仁 エンディングのアレ。 「エロゲで個別√入るときの奴じゃん!!」とブチ上がっていた。 あのまま続いていたらヤバかった。CEROが。 指輪を出してきた時に「本気や!!!!」を感じられて。直球でありながらなんかずれている感じが最高だった。 不器用ながら本人が想いを伝えるために頑張ったんだなという。 慣れないショップで右往左往する姿までフラッシュバックした。 渡された時多分叶ちゃん泣いてたもんな。 感情が無くて悲しい系少年帰還兵かと思いきや誰よりナイーブな感情を抱えてメインヒロインと交流する男。萌え!! サラマンダーの炎冷を拘束と誅滅で使い分けていてカッコ良し。 八九寺真宵よろしくメインヒロインの告白を「あなたのことが嫌いです」から切り出すことは決めていて。 かなり急に曲がる球を受けながらストライクゾーンに収めきる手腕は最高のキャッチャー。ドカベン山田太郎くらいすごい。 秋永のキャッチャー適正は凄まじく、シナリオを振り返ってみると天然でボケる男性陣において冷静にツッコミを入れ続ける秋永の姿が確認できる。 1人で複数人のボケ捕球を任せられるって、主人公じゃん。 このシナリオの真のクライマックスはPC1のエンディングにあり、最終戦闘が終わって尚「夏に透かした天邪鬼」がきちんと畳まれるかはコイツに掛かっていた。 繰り返しになるがエンディングでの男前っぷりが常軌を逸しており「やりすぎなくらいやってくれ!」というGMの想いを汲み取りきってくれた。 PC2 薬袋砂愛 早く大学生になった砂愛ちゃんのスピンオフエピソード見せてくれ~~~!!!! 惚れる側じゃなくて惚れられる側の奴ね。 薬袋砂愛版の「佐伯沙弥香について」がリリースされることを切に願う。 生意気ショートカット自分がカワイイこと自認後輩……じゃあ負けじゃん!!(うぉおおおおおお!!!!) 夏!恋!をやるシナリオにおいて「恋!」の部分では失恋を味わう事が宿命づけられていた。 でも「夏!」に含まれるプラスの青春ポイントが失恋のマイナスを上回っていて本当に偉い。 データ的には回避キャラの側面を持ち、砂愛ちゃんをリアクションのターンで輝かせることは戦闘面での課題だった。 PLが能力描写を詰めてきてくれていたお陰でカッコ良く描写も決まり、GMも大満足! というか今回のPC面子器用な奴が多くて見せ場には困らなかったね。 今の砂愛ちゃんもめちゃ幸せでかわいいが未来の砂愛ちゃんの方がずっと幸せでカワイイ!!を信じられるキャラ。 大きく傷つくこともあるけれど、痛みで目線を下げることは無いんだ。 だから心配ない。←でも未来が幸せだからって”今”感じている痛みが無くなる訳じゃないじゃんね。 急に後ろ向きな目線をくれるお前は!?(↓本八幡の所感へ続く) PC3 本八幡琴平 誰か!!コイツがPC1のシナリオを書いてあてがってやってくれ!! 救われないと他で使えないって!! でも救われると完結しちゃうんだよな。 危な!!危ないって!! うかつに持ち上げるとシナリオのテーマをかっさらいそうになる地雷系女(本当に踏んじゃダメなやつ) 本来3と4のハンドアウトは淡泊に場回ししてもらうシーン多めに振ったんだけど、本八幡はなんか出るだけでシーンが支配される感じがして怖かった。 更に恐ろしいのはシナリオテーマの対極にいるようなやつなので本八幡が皮肉を放つと全部伏線として機能し、GMが終始「助かる~」状態になっていたこと。 そのツケはエンディングで全て支払うことになったわけだが…… 良点を挙げようとすると何故か悪口を投げつけないといけなくなるキャラ。 というか、良くないところが良い。(こういう受け取り方をしてキャッキャしてたPLGM各位も大概斜めだと思う。) コラ!天性のひらめきとプロファイリングを悪用しちゃいけません!!(ウソ。いっぱい使って♡) PC4 深川勝弘 瞬間最大青春風速を感じ、GMのシナプスがバチバチになっていたシーン。 間違いなくキャンプ内でBBQ奉行深川の下に皆で肉を焼いたあの日。 理想のシーン過ぎてしばらくこの場面から動きたくないとすら思っていた。 真にGMが助かりを得て、感謝し続けていた男。 動物性たんぱく質の味がする他PCの中にあってミョウガのような落ち着きを口腔内にもたらしてくれた男。 でもミョウガだから香りの癖自体は強いぜ。コイツもなんか変だな。 エンディングで匂わせたほのかな恋の香りが印象的で、誰かの背中を追う事をやめて誰かに背中を見せる男になった時に新しい恋が始まるんだろうなと予感させた。 ゴリゴリに白兵キャラなのに肉体の能力値が低くてノイマンのエフェクトで色々なんとかしていたのも癖ポイント。 あとエモノが竹刀だったことにGMは高い好感を持っていた。 アカデミアでマジの真剣とか本当はぶん回しちゃダメだろ。 PC5 ジャミール・ミフターフ・アル=ザルハカード あ~~~。コイツが出てるシーンの安心感ヤバいわ~~~。 なんとかしてくれぇえ!!と叫んでいると本当になんとかしてくれそうな頼りがいがある。 頼りがいが服を着て歩いている。 シナリオ内の裏主人公。(PC1が表主人公) GMが想定していた”裏”主人公の役割をクレバーに察したPLにより爽やかなスパイス風香るイケメン王子、爆誕。 王子が悩まない分はヒロインがうじうじ悩むからええねんな!!!!キャラ立てはバランス!! 各PCがシナリオ内でなんらかの成長イベントを迎える中、一人だけ乗り越えてきた側の顔が似合う男。 こういうところが裏主人公と言えどPC5的ポジションだよな、恐れ入るぜ! と思っていたら実は既にヒロインに救われていたという過去が終盤で付与されてGMは柏手を打った。 ほぼ完成されたPC故にヒロインへ手を伸ばせるやつかと思いきや実はそこまでの救いこそがヒロインからもたらされたものだった…… 令和のコペルニクス的転回。 途中リプレイデイズの御曹司とシンクロ率が高くなり「cv.岡本信彦か!?」と疑われたが、冷静に見るとcv.鳥海浩輔だと思っている。 言いたいことだけ言うNPC感想 ・恵中叶 メインヒロイン。 逆から読んでも音韻が一緒。 「好き」が「嫌い」で「嫌い」が「好き」だから順でも逆でも同じになるように名付けた。 GM魚河岸の手癖ヒロイン。 デレてる時より主人公に文句垂れてる時の方がめちゃ楽しい。 最後の告白シーンは脳内で「これこの後初えっちシーンくるんだからやりすぎなくらいやれ!!」って叫びながら回してた。 学年問わず女子人気が高く、ひそかに憧れを抱いている女子アカデミア学生がいたはず。 本編シナリオ後に多分理仁に嫉妬してる中等部の女子学生とかも居るんだろうな。 ・鶴見佳奈多 裏ヒロイン。 俺ガイルとリトバスの好きなキャラから名前を拝借した。 でも全然元ネタに似なかったと思う。 初稿だとめっちゃくちゃヤンデレになる予定だった。 脱線した時が怖すぎるのでPCにグイグイ行く方ではなく、来られる方に反転した。 元々はPC5より年上のNPCにするつもりだったけど、中3にモーション掛ける高3の図を成立させたくて年齢がナーフされた。 高校では目立たないが大学でめちゃくちゃモテ始めるという裏設定がGMの頭の中にある。 今回は大丈夫だったがPC5が不甲斐ない奴だと気の迷いで1,2回浮気して他の学部生とデートとか行っちゃうかもしれない。 ・天膳巴 2007年発売のエロゲ「Love Departure」(通称ラブデパ)のパッケージに映る2人目のヒロイン。 無敵の生徒会長。 原作以上にGM魚河岸の脳内に全てがあるキャラクター。つまりGMの推しキャラ。 シナリオではラブデパ本編からちょうど1年が経っている設定であり、個別√終了後と比べて生徒会長として成長している。 彼女について語るにはまずラブデパの記憶を「思い出す」ところから始める必要がある。 ・船附未来 重要NPCにして黒幕。 シナリオ終了後は多分神奈川の公立校で教師をやっている。 クライマックスで学園艦が向かっていたのは恐らく横須賀であり、船附未来の命名はほぼ作中の事件の流れから後付けで行われた。 初稿では仮面に操られる哀れな一般養護教諭だったが、鶴見佳奈多の名前が“佳奈多”だったことから「これ姉妹にした方が良いな」という発想が生まれ、姉にされた。 佳奈多と未来には一応イメージ元があって「あの娘にキスと白百合を 7巻」の灰音と藍花が原型。 妹離れ出来て良かったね。 ・備前良一 男NPCが居ないとシーン回し困るんだって!!というGMの魂の叫びにより生やされたキャラ。 ラブデパを典拠に構築されており胡乱度が高い。 天膳巴のライバル由比ヶ浜紫に憧れており戦闘スタイルをパクっている。 剣で追いつくのは無理だったので得意な拳銃で紫の戦術を自身のものにしている。 シナリオ中では「こういうことを男NPCが言ってくれたらなぁ~」を一手に担っておりGMからたいへんに感謝された。