常夜国騎士譚RPG ドラクルージュ

書籍説明

常夜国騎士譚RPG ドラクルージュ システム:

ドラクルージュ

明るい ☆☆☆★☆ ダーク
書籍種類: 基本ルルブ リアル ☆☆☆☆★ ファンタジー
発行年月: 2016-03 直感的 ☆☆★☆☆ 頭脳的
所持する人: 645人 短時間 ☆☆★☆☆ 長時間
コメント数: 7件 初心者向け ☆☆★☆☆ 玄人向け
著者/編集:神谷涼/インコグ・ラボ/晩杯あきら
出版社:KADOKAWA

プレイヤーとゲームマスター(進行役)が、会話とサイコロをつかって遊ぶアナログゲーム―それが「テーブルトークRPG(TRPG)」です。即興ゆえに生まれる、多彩なあなたたちだけの物語を、本書で作りましょう!

常夜国騎士譚RPG ドラクルージュへのコメント一覧

トクメー
7. トクメー
2020/05/15 08:28
後1歩で名作になれたはずの、とても惜しい作品。

基本的には、吸血鬼の騎士様として正しい意味で耽美な雰囲気(重要:BLでは無い)を楽しむ雰囲気ゲーだと思います。

システム周りは割とコンパクトかつ雰囲気重視で、世界観の構成に大きな労力が割かれているかと思います。

ここまでの要素を詰め込んで、完成されていれば、唯一無二の魅了を持つ名作足り得たと思うのですが…。

問題はルール周りで、世界観を重視するあまり、ルール説明に用いられる用語まで耽美になっており、コンパクトなのに解りにくいです。
特に端役周りは難解で、セッション中に、裁定に関する緊急会議が開催され、3時間位の話し合いの末、結論が出ない始末。

これじゃ不味いと公式も思ったのか、サプリのノブレスストーリアにて、解決が図られましたが、その方法がガッツリ端役の機能を制限するという身も蓋もないもの…。勿論採用すると端役の有用性が薄れます。

とまあ、ルール周りに粗がありますが「五月蝿え!雰囲気ゲーにそんなこと関係あるか!俺は耽美をやるんだ!」と開き直れれば、唯一無二の怪作です。


追記:DRをする機会に恵まれたため、改めて端役周りの解説を求めて居たら、以下の様な解説サイト様を発見しました。
http://7thload.web.fc2.com/dracurouge/minor_role_text.html
難解を極めているのは同様ですが、このサイト様の解説に従えば、端役の運用も可能そうです。
購入から約4年、ようやく端役問題に解決が付きました・・・ありがとう解説者様!!
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6. 1144ST
2018/07/08 18:29
耽美 すぎて無理でした(
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5. One7Shot
2018/04/12 20:09
『永い後日談のネクロニカ』の作者様が手がけるTRPGのひとつです。
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4. yono2914
2017/09/09 00:58
太陽の砕かれた世界「常夜国」を舞台に騎士(かつては吸血姫と呼ばれた存在)となって冒険を行う耽美なTRPG。
大胆に+と-の感情とHPを融合させたシステムは斬新。
世界観には中毒性があります。
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Anvil
3. Anvil
2017/01/04 18:31
すっごい個人的な意見ですが、このブックは前から読むとだいぶ混乱します。
真っ向ドラクルージュの「耽美世界!」っていうテクスチャー側から入りますが、この独特の言語世界により、
「一体何を話しているんだ…」状態になってしまいます。私の場合、後々のルールセクションに入ってやっと、
「あのリプレイのアレはこういうフレーバーだったのね…」と理解を得ました。
ルールセクションから読んだ方がわかりやすいかもしれない…?

でもそーゆーのを越えるとここまで気取りに気取り切った世界は他にない魅力です。
キャラクター、即ち騎士はどうこさえても高貴なる麗人にしかなりませんので、そんなご身分として
ちょっと凝った言い回しで語り合ってみたり、勇ましく騎馬突撃をかましてみたり、
喋りや語り、演出が好きな人にゃあとっても向いてると思います。

ただ、世界観、設定に関しては騎士とその能力、立場がメインであり、常夜国の風俗、日常と言ったものに
解説が乏しく、物語を考えようとするとどうしても騎士対騎士、宮廷劇、と言った構図になりがちです。
そこら辺はやはりツッコミが入ったのか、サプリメントで重点的に紹介されてるからみんな買おう(ダイマ)
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chaika
2. chaika
2016/12/30 02:45
●概要
プレイヤーは太陽のない世界における、不死なる「騎士」となって、美しい行いをしつつ、騎士譚を紡いでゆく。
KADOKAWAから1600円で出版されているリプレイ付きのやつ。
そういう「売り方」からも分かるように、ルーリングやロールプレイに不慣れな初心者でも遊びやすいシステムになっている。ただ、世界観やルールが独特で、ちょっと分かりにくいルールもあるので☆★☆☆☆とした。雰囲気重視でプレイするのが苦手で、戦術的な駆け引きや厳密なダメージのやり取りを好む人にはオススメしない。また謎解きや問題解決よりも、キャラクターどうしの関係性を描くことに重点を置いている。

●システムの特徴
扱うデータが少なく、雰囲気を重視した仕様になっている。
PCはゲーム世界の貴族階級である「騎士」となって民を守ったり、堕落した騎士を成敗したりする。
騎士は常夜の世界の真祖ドラクに連なる6系統の「血統」と、領主・近衛・賢者などの「道」をもつ。
「血統」と「道」を選ぶことで「行い」が自動的に選択される。この「行い」が他のゲームのスキルに相当する。
戦闘では「行い判定」を先に行って、ダイス目を決定してから「行い」を選択する。このため騎士は失敗しない!
スキルというと、ふつう《集中》とか《連続斬り》とか《アルティメットファイア》とかいうやつだが、
ドラクルージュでは《汝らが綻びを見よ》とか《御身こそ我が潤い》とか《全て掌の上》とかいう名称になっている。
このスキル名を使用宣言するだけで、なんとなく耽美で格好いいロールプレイをしている気分が味わえるのがミソ。
特にロールプレイをするとボーナスが貰える系のシステムではないけれど、ついつい興が乗ってロールプレイしたくなっちゃうのがドラクルージュの魅力。

●戦闘システムは大雑把
アイテムデータ等は存在しないので、自由に演出可能。
武器で攻撃しようが、歌で攻撃しようが、非暴力を訴えて敵に情けを掛けようが、戦闘が成立してしまう。
攻撃や憎悪感情を表す【ノワール】だけでなく、【ルージュ】という、味方を潤すリソースを敵に与えることでも、NPCの【存在点】を減らすことができるので、非暴力を訴えるロールプレイをし続けても戦闘が成立する。
しっかりダメージ管理したい人にとって、やや気持ち悪く感じるかも知れないが、演出の幅を広げるとともに、戦闘を戦術的なやり取りではなく、感情のやり取りとして描くのに適している。
……とは言え「行い」どうしの相乗効果、いわゆるコンボに相当するものもあるので、ゲーマー的にはそれなりに満足できる仕掛けは用意されている。そういう意味で、様々なタイプのプレイヤーが混在していてもプレイに耐えるシステムになっている。

●細かい点
ルール上、分かりにくい点も幾つかあるので、GM裁定に依存する部分は結構ある。
あまり厳密にルール適用をせず、お話づくりに重きを置いた方が楽しめるゲームだと思う。
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ねおすろ
1. ねおすろ
2016/11/05 14:16
このゲームはすごく単純で、初心者向けのゲームなんじゃないかと思います。
ルールはすごくシンプルで、やること、できることがハッキリと決まりすぎてるくらい決まっています。
キャラクターメイキングも最低限、3つの項目を選ぶだけ。キャラクターの成長も一つスキルを取って終わりです。
その上で幅広い表現力と濃厚な世界観を持っているので、ぜひ遊んでみてほしい作品ですね。
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