【クトゥルフ神話TRPG】卒業したいよね……?の内容【TRPGシナリオ・セット】

基本情報

ハリジャン
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登録日:2017/11/28 12:07最終更新日:2017/11/29 09:50

タイトル: 卒業したいよね……?
TRPGシステム: クトゥルフ神話TRPG
適正プレイ人数: 3~6人
適正レベル: 4~6レベル

概要:
今シナリオを作ったやつはびっくりするぐらい性格が悪いので、キャラロスト……はしないかもですけど嫌な気分にはなれますよ(満面の笑み) ですので、あくまでフィクションとして割り切ってロールプレイングをしていただけるといいかもです。後は、ロールプレイがかなり重要となりますので、過去にトラウマ的な何かを持ったPCだとかなり良いかと。一応1d6の表は用意したのでそちらを使っていただいても構いません。 このシナリオはニャル様のお遊びです。
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目次・解説など及びシーン情報

目次・解説など:

今シナリオはニャル様のお遊びですのでニャル様から一言いただきたいと思います。

「君たちは本当に面白いねぇ。TRPGなーんて枠組みの中でpcたちで遊ぶなんて事をするんだもの。そんなにゴミみたいにポイポイ作ってるんだからそのオモチャ私にくれてもいいだろう?ねぇ?」

……はい、とのことですのでpcは新しいのをご用意していただけるとよいかと思えます。


0.あなたはいつも通りの毎日を過ごしていた。しかしながら、ひとつ変えたいことがあった。いや、変えたいというよりは卒業したい事といえるだろう。(キャラメイク時またはここで“卒業した いこと”を決めます)
 そのことに考えを馳せ、生活を送っているとふっと意識が途切れる。立ちくらみか何かかなと思い、目を閉じ頭を振ると見たことのない部屋にいた。


1.急激な景色の変化に驚いたあなたはSANチェック。(0/1)
 だが、この部屋に来るまでに一つだけ恐怖心と共にアナタの胸へと刻まれた言葉がある。
 「卒業したいんでしょ?……させてあげるから僕を楽しませてね☆」
 口調こそ軽かったが、それが不気味でもあった事だけは覚えている
 →アイデアロール
 成功:あれは人ではなかった……人智を超越したよく分からないナニカだ。(SANチェック0/1d3)
 失敗:まぁなんとかなるか、でも何も気づかない。
 
 ここで自由行動だが、目星を使ったり部屋を見渡すといった動作をするとpc達は気がつくだろう。台座の上にpcの人数分の封筒がある事。そして円形の壁に封筒と同じ数だけの扉がある事。
 (封筒にはここの名前が書いてある)
 
 適当なところでニャル様が行動(演技ロール70%)成功→pcたちと似たような反応をする
 失敗→くっそ下手な演技をする
 例 成功「まぁなにはともあれこのままここにいても仕方ないし、ドアを開けてみようか」
   失敗「うわぁドアの数と封筒の数と人の数が一緒じゃないか~~(棒)ここは入るしかないねぇ(棒)」
   
   pcが心理学をここでニャル様に使った場合→成功:白々しい演技であり、ここについて何か知っている事が分かる。
    クリティカル:このNPCがニャルラトホテプだと分かる。SANチェック(1d5/1d10)
 


2.なんやかんやでpcたちが扉をくぐると其処にはpcたちの卒業したい物事をさせようとNPCたちがやってくる。
 
 (ダイス  卒業したいモノ・事  部屋の様子  どうすれば成功かはニャル様が楽しむかどうかなので、つまりはロープレをキチンとしてなおかつ面白い事)

 1 中二病   中二病だったpcの黒歴史を刺激するノートや、黒くて痛々しいものが溢れかえっている。  ○ガソリンをばらまいて燃やすとか/×恥ずかしがって泣く
 2 ひきこもり 自分の部屋がそのままある(一定時間でパソコンのデータが消える)  ○奇妙な踊り/×引きこもったまま
 3 社畜からの解放 会社のオフィスに嫌みったらしい上司+社長がいて辞表をあなたが出した所  ○上司を殴ったり殺したりする/×言われるがまま仕事に戻る
 4 昔にあったトラウマ 過去の様子がそのまま再現される  ○クレイジーな方法/×普通な方法
 5 アニメ  過去作がたくさんある。後は時限爆弾が15分とある ○爆発して粉みじんになる/×爆弾を解体する
 6 処女or童貞 あっはーーんな部屋  ○ヤリまくる/×何もせずに部屋を出る
 
 ちなみにだが、部屋ごとに出てくるNPC達は「卒業したい人」だけしか見えない。つまり、他のpc、NPCはそこにいない人間として扱われる。(モノに触れないシーンNPCに無視される)
 その部屋の主役のみシーンNPCとPC達との両方と交流が持てる(タダの板挟み)。よって成功しようがしまいが心に傷を負うのでSANチェック。
 
 部屋にて一定時間が過ぎるか、ロールプレイを達成したと思われる際
 
 台座のある部屋へと戻る。一人が1つの部屋を達成するたびに「ヒント」が台座の上に置かれている。
 『この中に実は……黒幕がいまーす☆』『その人は楽しい事がだーいすき☆』『頑張って楽しませてあげてね☆』とか
 『そ―ゆー解決は望んでいないんだなぁ』と言った感想などが置いてある。
 このヒントによってNPCがニャルラトホテプだと気付いた場合はSANc2d5/2d10
 
 
 
3.なんだかんだでニャル様以外の全員が回り終える

 あなた達はひどく無理やりな方法で終わった事にこんなことなら卒業したいなんて事を言うんじゃなかった……という考えにさいなまれる事でしょう。しかしまだ一人分残っているではないですか。その一人に対してあなたが目を向けると口を押さえて体を振るわせている事に気づくでしょう。あなたは怖がってしまったのかと憐れみ道場諦めといった様々な思いを抱くでしょう。
 ですが、身体を震わせたものがもう耐えられないと言わんばかりに大きな笑い声をあげます。その笑い声は嘲るようでいて心の底から楽しんでいるものの笑い声だという事に気づくでしょう。
 
 誰もニャルさんの正体に気づいていない
 →「あっはっはっはっは!!君達は本当に愚かで救えないねぇ。これだけヒントを上げたのに僕の正体すら見破られないなんてさ」
  「まぁでもそこそこは楽しめたよ」→A
  「それに全然面白くなかったしね」→B
 
 誰かが正体に気づいている
 →「そこの君は僕の事を知っていたのかな?ここいらで一つ自己紹介とでも行こうか。僕は■■■■■■■■。気軽にニャル様って呼んでくれて構わないよ」
  「僕の事も見破ったし、面白かったよ」→C
  「けど、後もう少し頑張って欲しかったなぁ」→D
  
  
  
  
  
  
  
  
  Aの場合
  「僕の正体については秘密にしておいてあげるよ。君たち頑張ってたしねぇ。ここで追い打ちをかけるのも悪くは無いけどさ」
  
  そう言って正体不明の黒幕は、部屋の中心の台座へと足を進める。
  
  「んふふふふ。とは言え楽しめたのは楽しめたんだ。一部僕の考えとは違いもしたけどね」
  
  今までの様に口調こそは軽いものの、黒幕と思しき存在がそこにいるだけで、あなた達の大切な何かが削れていく奇妙な感覚に襲われる。
  そしてその黒幕が台座の上に立ち、演じ終わった後の舞台役者の様に一つお辞儀をして、奈落に戻るかのごとく床に台座の直径と同じ大きさの穴が開き、そのまま台座ごといなくなった。
  
  アイデアロール→成功:この感覚には覚えがある。これは自分自身を連れ去ったものと同じだ。SANc1d5/1d10
  失敗:なんだかよく分からないが帰れるという事が分かる。
  
  この部屋に来た時と同じようにあなた達は目の前が一瞬だけ真っ暗になるだろう。そして眼を開けると、謎の空間に閉じ込められる前と何も変わらないいつも通りの風景だった。今まで自分がほんの少しばかりだけ目を閉じていただけなのかと疑問に思う。先ほどまでの記憶は鮮烈なものではあったが日々を過ごしてゆくうちにだんだんと薄れて行ってしまうだろう。だが、それで良いのだ。あなた達は現世に戻れたのだから。(ノーマルエンド)
  
  
  
  Bの場合
  「僕の正体については秘密にしておいてあげるよ。君たち頑張ってたしねぇ」
  
  その発言に対し違和感を覚えるあなたたち。なぜならば彼の顔は歪みどこをどう見ても狂人のそれとしか判断できない。あなた達は警戒心を上げた。
  
  「……本当に無事に帰してあげるつもりだったんだけどなぁ。まあ別に構わないよね?たかが紙きれの上に適当に書かれた情報に過ぎない君達が消えたって」
  
  そういって黒幕であるであろう存在は台座に飛び乗る。そうしてクルリと一回転する。
  
  『これが僕の正体さ☆』
  
  彼の姿が変異する。身体がきしみ腕が悲鳴を上げ、ぼこりぼこりとその姿を変えてゆく。変わり果てたその姿は恐怖などという言葉では言い表せない心の軋みをあなた達に与えるだろう。
  異形の存在を目にしたあなた達はSANc(1d10/1d100)
  
  『じゃあバイバイ。せいぜい殺しあいでもして生き延びてね♪』
  
  異形がそう言って空気と同化するように姿を消す。あなた達はここから帰る方法がない事に時期に気がつくだろう。そうして始まるのは空腹という名の欲に溺れた者たちの醜くも儚い生存競争だろう。あなた達は二度とこの部屋から出られない……。(バットエンド)
  
  
  
  Cの場合
  「うーんどうしようかなぁ。ここまで僕を楽しませてくれるのはある意味計算違いだったからねぇ……何か君達にご褒美をあげなくちゃね☆」
  
  自己紹介と称して自身の名をニャル様と呼ぶように言った彼。その前の長い名前は人間に発音できる文字ではなかった。
  
  「なんでもいっか。別にこだわる事も無いし。じゃあ君達にはこの中から一人一つずつ選んでもらおっかな」
  
  そう言って虚空から何冊もの本が落ちてくる。紙切れや巻物まであるようだが、そのどれもが異質のものである事は分かるだろう。
  
  「僕のお勧めはこのエイボンの書とクタート・アクアディンゲンかなぁ。後のやつでもどれでもいいよ」
  (pcたちが選んだのち、一つだけ選んだものはAの最後と似たような処理。あれは夢だったのか?いや、この本がそうでない証だ。とか入れる)
  (べストエンド)
  
  
  欲張っていくつも持って帰ろうとした愚か者
  →気がつくと先ほどまでとの部屋とは違い、黒い部屋に閉じ込められていた。いや、ここは部屋などではない。
   どこまでも光の存在しない闇に支配された世界だ。
   
  「うーん。僕はちゃ―んと一つだけって言ったのになぁ。約束を守れないのはダメだよね♪」
  
  声だけが響く。だが、どうにも助けてくれそうにはない。
  
  「ふふ、ここで長い事反省したら許してあげるね」
  
  その言葉に一縷の望みを得たあなたは聞くだろう。聞いてしまうだろう。どれだけの期間なのだと。
  
  「うーん、1000年ぐらい?じゃ、死なないように気をつけてね☆」
  
  後ろから音だけが聞こえる。それはうめき声かうなり声か……分かる者はニャル様だけだろう。
  (バットエンド)



  Dの場合
  「途中までは良かったんだよ。けど後はつまらなかったし。僕はもう飽き飽きしちゃったのさ」
  
  まるで誰かに創られた物を見るような眼であなた達を見つめるニャル様。そうして言の葉は紡がれる。
  
  「てゆーかホントクソみたいな話だったよ?何あの詰まんない感動モノ。僕がそんな答え望んでる訳ないじゃんww」
  
  あなた達の誰もが思うだろう。なんて身勝手な奴なんだコイツはと。誰かが発言するまでも無く他の者も怒りを身に抱いている事が分かる。
  
  「……ふーん。じゃあいいよ。特別に僕に勝てたらここから出してあげるよ!」
  
  バトル!!(初めは人間状態で戦うニャル様ですが、耐久がなくなると新の姿に早変わり!ステータス値はるるぶを参照して下しあ)
  
  pc達は確殺されるだろう。こんなことになるなら何もしなければよかったと……(バットエンド)
  
  
  
  
  注意:一応はこれで完成なのですが、ニャル様をNPCとして動かすのでそれっぽい動きをしてあげてください。(演技ロールで失敗するとか)
     また、今シナリオを終えてPLやKPの関係性がぎくしゃくしたとしても責任は負いません。








シーンNo. 種別/発言者 コマンド/説明
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