シナリオセット【クトゥルフ神話TRPG】【初心者向け】くろうさぎの内容

基本情報

エンデシナリオセット  9
登録日:2017/10/09 00:04最終更新日:2018/12/17 21:13

タイトル: 【初心者向け】くろうさぎ
TRPGシステム: クトゥルフ神話TRPG
適正プレイ人数: 2~4人
適正レベル: なし
概要:
クトゥルフ神話TRPGを遊ぶ上で必要なルールを一通り詰め込んだシナリオです ゆるいクローズドシナリオですから、GM側の難易度も初心者向けと思います 所要時間はテキストセッションなら約4時間、ボイスセッションなら約2時間でしょう 《このシナリオで実践できる内容》 ・技能判定p.58 ・抵抗判定p.59 ・SANチェックp.91 ・戦闘p.66 ・他PL・PCとの協力 《シナリオ開始前に知っておくべきこと》 ・日本神話の一つ、「因幡の白兎」のあらすじ 《知っているとより深く理解できること》 ・形代や撫牛について
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目次・解説など及びシーン情報

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目次・解説など:

―導入―

1.探索者は低迷した運気を上げようと”幸運の御利益があるという辺境の神社”に向かう

―起―

2.その神社は竹林に囲まれた洞窟の先にあるという。探索者は洞窟の前で合流する

3.洞窟を進む探索者は〔幸運〕で判定し、成功者には以下の言葉が聞こえる。
 ・「優しい心の持ち主を私は祝う、あの方のように。穢い心の持ち主を私は呪う、あの者たちのように」
その少し後、探索者は一陣の強い風を背後から感じる。背後を振り返ると、今まで進んでいた道が消え、ごつごつとした岩壁に変わっている【探索者は帰ることができなくなる】

―承―

4.暗い洞窟を抜けると、その先には突然、静かな波の打ち寄せる浜辺が現れる【先ほどまでいた竹林は、海から遠く離れた場所。洞窟の先は神域で、現世ではない】

5.浜辺には漆塗りの小箱が打ち寄せられている。その小箱の正面には、蛤の貝殻が一枚貼り付けられている。貝殻の内側は金色に塗られ、一匹の兎が描かれている。しかし、兎の色は素肌が見えているようなピンク色で痛々しい【小箱は不思議な力で開かず、破壊もできない。中身は石けん】

6.浜辺からは先ほどの洞窟と、少し離れたところに小屋、更に離れたところに朱色の鳥居と河が見える。探索者は〔聞き耳〕、成功すると馬の足音のようなものが聞こえ、洞窟の中から何者かにじっと見られていることに気づく。それは暗がりの奥にいてよく見えない。ぼんやりとした輪郭は、極度に猫背をした人間のように感じる。それは何か小さな金色のものを手に持っていて、〔目星〕に成功すると"内側が金色に塗られた蛤の貝殻"であることがわかる。何者かは洞窟の奥に消える【正体は食屍鬼(基本p.180)。この段階でははっきりと視認できないため、SANチェックは無し】

7.小屋へ行くと内側には長机が一つと、壁際に書棚がある。長机の下には木製のたらいが置かれている。書棚には紐で綴じた古い本や、巻物などが詰め込まれている。ざっと見た感じでは"兎"や"神"といった漢字が目に付く。〔図書館〕に成功すると以下の三点と巻物を選び出すことができる
 ・神道の信仰について書かれた本:人間の住む世界を現世(うつしよ)、神々の住む世界を幽世(かくりよ)と呼ぶ。神社は神々の通り道になっており、八百万の神は神社を通って現世へ現れ、また幽世に帰るという。また、しめ縄は神聖な場所を区別するもの
 ・厄払いについて書かれている本:大幣(おおぬさ。お祓いで左右に振る棒)や形代(かたしろ。紙で作った人形など)に人の穢れを移すことで、その人が清められると信じられている。穢れを引き受ける物は次第に穢れをため込むので、お焚き上げをしたり、水で流して清めたりする。また、撫で牛というものが神社には設置されていることがあり、これを撫でることで邪気が移って楽になるのだという
 ・オオクニヌシノミコトに関する本:大国主命は兄弟の八十神(ヤソガミ)にいじめられていたが、因幡の浜辺で一匹の兎を助け、その兎の予言により兄弟達を差し置いて八上姫と結ばれる。しばらくの後、スサノオノミコトから剣と弓を与えられ、八十神を討伐したという
 ・大事そうに仕舞われていた巻物:8へ

8.巻物を手に取ると、すっと背筋が冷たくなる感覚を覚える。巻物を開いて読もうとした探索者は全員、目眩がして視界が暗転する。ここで〔POW10に対して抵抗判定〕を行う。視界が戻ったとき、探索者は自分が浜辺にいて、兎に変化している。以下の通りに”因幡の白兎”の追体験をする。POW抵抗に成功した探索者は夢の中のようにぼんやりとして、痛みは感じない。失敗した探索者はリアルに感じ取ってしまう
――――――――――――――――――――――――――
 暗くなった視界が晴れたとき、あなたは美しい浜辺に倒れていました。しかし、視線の高さは10cm程度で、かなり低いように感じます
 辺りに他のPCは見えず、あなた一人のようです。そして、何か喋ろうとすると自分の声が出ず、代わりに「きゅう」と甲高い鳴き声が出てきます
 あなたが自分の身体を見下ろすと、毛を毟られてピンク色になった前脚が見えます。兎になってしまったあなた、背後から男性達が近づいてきます
 彼らはあなたを指さして大爆笑。一人が何事か言って下卑た笑みを浮かべると、彼は手桶で海の水を汲んできます
 彼は海水のたっぷり入った手桶をあなたの上に持ってくると、それをひっくり返します。一瞬遅れて襲い来るのは、全身の焼け付くような痛み。またもや彼らは大爆笑
 砂の上を転げ回るあなたを置いて、男性達は去って行きました
 少しして、別の男性が一人歩いてきました。彼はあなたを見ると、膝をついて声をかけます「こんなに苦しんで、可哀相に……」
 彼はあなたを持ち上げると、近くの川まで歩いて行きます。川の水であなたを洗うと、彼は近くに生えていたがまの穂をとって、あなたの肌にすり込みました
 すると、不思議なことに痛みは消えていきます。安堵したあなたは、心地良い眠りに誘われます
――――――――――――――――――――――――――
追体験から戻った探索者は〔SANチェック 成功1/失敗1d6〕を行う。ただし、先述のPOW抵抗に成功していた場合の減少値は〔成功0/失敗1〕

9.鳥居へ行くと、段々と辺りが暗くなっていく。暗い靄のようなものが漂っている様子で、鳥居に着く頃には周囲が夜のように暗くなる(戻ると明るくなる)。鳥居の向こうには、上へと続く石段があり、その左右にはかがり火が焚かれている。そして、黒い兎が前を見つめている(探索者と目が合うかもしれない)。兎はじっとしていて、探索者が何をしても反応を返さない。よく観察した探索者は、兎の体毛は根元の部分が白っぽいことがわかる。石段を登ると、暗い靄が濃くなって前も見えなくなる。靄がある限り、登ることはできない【兎はこの神域の主であり、人間の不幸=穢れを吸って汚れている。クリア条件はこの兎を石けんで洗ってあげること】

―転―

10.洞窟へ行くと、奥の方に蛤の貝殻を持った食屍鬼がいる。洞窟の闇の中では食屍鬼の姿がはっきりと見えるため、〔SANチェック 成功0/失敗1d6〕を行う。食屍鬼は洞窟の中では自由に振る舞えるため、攻撃的で探索者に襲いかかってくる。データは基本ルールブックp.180を参照のこと。戦闘の後、貝殻を確認すると内側は金色に塗られ、風に揺れるがまの穂が描かれている。漆塗りの小箱に付いている貝殻と合わせると、箱が開いて中には石けんが入っている

11.河へ行くと、清らかな水が流れている。それ以外には何も無い。たらいに水を汲んで石けんを使えば、兎を洗ってあげられる。兎を洗うと黒い汚れはみるみる落ち、同時に辺りを漂う黒い靄も晴れていく。兎は神々しい純白の姿を取り戻し、周囲も完全に明るくなる。兎は気持ちよさそうに一声鳴くと、すっとかき消える

―結―

12.黒い靄が晴れ、鳥居の向こうにある石段が登れるようになる。石段を登り切った先には立派な社殿があり、清浄な空気が漂っている。この社殿にお参りすると、探索者は自分の不運が消えていくような清々しい心地になる。そして、ふと気がつくと洞窟に入る前の竹林に戻っている。目の前の洞窟には入る前には無かったはずのしめ縄が張られ、閉ざされている。探索者が現世に生還したところで、エンディングです

《例外など》
・神域内で死亡した場合:気絶した状態になって竹林に戻ってきます。外傷は全て消えていますが、POWが1d3点減少します
・兎を清めなかった場合:ふと気がつくと、竹林に戻っています。特にペナルティはありません
・海を泳いでいったりなど、自力で帰ろうとした場合:意識が遠くなることを伝えます。それでも進みますと、いつの間にか竹林に戻っています

《終了の処理》
セッション終了後は1d10点のSAN回復と、技能の成長(基本p.59)を行います

《難易度調整》
戦闘向きのPCが少ない場合、小屋に以下のものを追加すると良いでしょう
梓弓:良くしなる木に弦が張られた弓が置いてある。古い品のように見えますが、ぴんと張って今でも使えそうです。
古来、この梓弓の弦を弾いて鳴らすことで邪気を払っていました。これを洞くつに持って行くと食屍鬼が怯え、打ち鳴らすと貝殻を落として逃げる、とすると安心です※DEX*5で上手に鳴らせるか判定してもおもしろいです

《その他》
使用や改変も自由になさってくださいませ
簡単なシナリオですが、少しでもお楽しみいただけましたら幸いです
シーンNo. 種別/発言者 コマンド/説明

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