【赤と黒】捏造ミステリー赤と黒『死は鉄橋を渡る』の内容

【レギュレーション】
捏造ミステリーTRPG　赤と黒（未所持可）
会場：Discord、CCFOLIA
サプリ含む全ての系譜使用可
未成長

【捏造ミステリー赤と黒とは】
この世に「不思議」なことなど何もない。絶対に存在しない。

なぜならば、それは世界の真実を知る「魔術師」たちによって「この世の外」に隔離されてきたからだ。

魔術師達が現実世界の秩序を作り、守り、維持してゆくには、真の智恵なき弱き者たち、現実世界の一般人に、この世の外にある恐怖と怪異のことなど知らせぬほうがいい。魔術師達は、この世の外、現実世界を眺め下ろせる「俯瞰世界」に築かれた巨大な「古城」につどい、世界秩序を維持する魔術師達の組織「コトワリ機関」を結成している。

彼らがそのような組織を作っているのは、戦わねばならぬ敵が、現実世界と秩序を破壊する存在が、まったく異なる別の「どこか」から入りこんでくるためだ。

魔術師達の宿敵。
それが「論理生命体イツワリ」だ。

一般人達の現実の理屈からも、魔術師達の知る真実からも逸脱する怪物達イツワリは現実世界に、偽りの不思議を創り出す。やつらが捏造した偽りの不思議を、人々が信じてしまった時、世界の天秤は、ひそやかに超常へと傾き、静かに崩壊してゆくだろう。
ゆえに、偽りによる捏造の超常現象が現実に忍び込んできた時、魔術師達はその捏造を暴き、時に捏造を重ねる。

この世には不思議なことはない。

すべては論理で解き明かせる。

魔術師の推理と捏造の力によって、イツワリを倒し、事件の新たなる結末を世界に対して証明せよ。


【シナリオの概要】
サプリ：永劫の書より
難易度：初心者向け（未成長のPC3～4名）
プレイ時間：3〜5時間　

【ジャンル】
トリック：★★★☆☆
オマージュ：★★★★☆
時事問題：★★☆☆☆
サスペンス：★★☆☆☆

【あらすじ】
2019年6月11日、午後8時。
Ｇ県西部の山中を通る、黄李園（おうりえん）山間鉄道のことである。
2両編成のその路線は、途中の鉄橋が絶景だということで、昼間はそれなりに観光客の乗降がある。特に紅葉の時期は大人気だ。ほかにも冬のスキーや春のハイキングシーズンにも利用客がいる。
しかし、シーズンオフや日暮れ以降は、地元の固定客しか利用しない。

鉄橋を渡ってすぐの林間広場公園駅から乗り込んだ、鉄道ファンの利根隆一は、ぎょっと目を見開いた。
車両内の床が真っ赤に染まっていたからだ。それが人間の血であることは明らかだった。そして、これだけの血を失った人間が、生きてはいられないことも。この列車内で、なんらかの惨劇が起ったはずだと、彼は考えた。
観光客だが、本職が警察官である利根は、すぐさま現地の警察に電話して、運転席へ近づいた。
だが、声をかけられた運転士の信濃京太郎は驚いた様子で、全く何も気付かなかった、と証言した。
利根が乗り込んだ2両目には他の乗客はいなかったが、1両目には3人の乗客がいた。彼らはみな始発の登山口駅で乗り込んでいる。
女子高校生の吉野莉里夏、村の住人である筑後くめ子、医師の木曽辰巳だ。全員、ふだんはこの路線を利用しない。
登山口駅は、路線唯一の有人駅だ。駅員はこの3人にくわえて、いつも同じ時間に帰宅する、村の住人である天竜始が乗車したと証言している。また、鉄橋直前の夢見渓谷駅で降りた母子づれは、天竜が居合わせたことを証言した。
しかし、1両目にいた3人の乗客は、天竜だけが別車両だったことも有り、いついなくなったのか気付かなかったと証言している。騒ぎなどは全く起っていなかった、と。
だとすれば……。 


【応募時のお願い】
参加申請と共に赤と黒プレイ経験数、赤と黒ルルブとサプリの所持状況、赤と黒説明会への参加有無をお知らせください。
※ルルブ未所持の方向けに09/16 10：00～12：00で赤と黒説明会＋キャラ作成会を行います。

【備考】
3名から立卓。
※2名内定

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