コメントページ:ヤマト大佐(クトゥルフ神話TRPG用キャラクターシート)

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ヤマト大佐の概要

キャラクター情報  NPCでの使用は不可
TRPGの種別: クトゥルフ神話TRPG
ヤマト大佐

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キャラクター名: ヤマト大佐
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外部URL: http://charasheet.vampire-blood.net/1190345
メモ:
人々を崩壊の雪山から救ったとされる北国の英雄、ホモ・エピロンの子孫。
その血は色濃く、優しく、強く、気高い男である。
そんな彼には、兄弟はおらずカナダの軍人である父と医療の最先端に属している日本人の母と三人で住んでいる。

幼少期のヤマトは、周りの子供と馴染むことができずいつも孤独に追われていた。
だが、そんな彼にも心のよりどころがあった。
両親ともに仕事が忙しく、なかなか帰らなかった。そのため、学校から帰ってきても家には帰らず、公園でただただ呆けていた。

そんなある日のこと。

日が暮れ、街灯に明かりがつき始め、そろそろ帰ろうと思ったころ、微かに聞こえた猫の鳴き声に気づく。
声がするほうへ向かうと、そこには子猫が倒れていた。
ヤマトは、その子を抱きかかえ部屋へと連れて行き、治療を施した。
それから、ヤマトによって治療を受けた猫は、二週間の時を経て、元気にはしゃげるまでに成長した。
(このまま飼ってあげたい、守ってあげたい)
ヤマトは思った。
だが、現実はひどく、今住んでいるマンションは動物が飼えなかった。
ヤマトは猫を公園に連れていき、放した。
猫は、はしゃぐように遊び、ヤマトのもとに戻っては、
「一緒に遊ばないの?」
と、言っているようだった。そのたびにヤマトは、
「もうだめんだ」
と、返した。
しばらくして、猫を抱き上げ、ぎゅっと抱きしめた後、
「じゃぁね」
と、振り返り、走った。
ヤマトにとって、この選択は過酷なものであり、とても悲しいことである。
このままでは、だめだと思ったヤマトは、道路を走って渡った。
(ここならもう・・・・)
そう思った瞬間
辺りに車の急ブレーキの音が響き渡り、微かに聞こえた、小さいものが強く当たる音。
ヤマトは、振り返るとその目に映した光景は、ひどく無残なものだった。

猫が車の前で横たわっていた。

ヤマトはすぐに駆け寄り、動かなくなった小さな体を抱き上げた。
そして泣いた。
自分がどれだけ愚かだったのか、どれだけの罪を行ったのか。
泣きわめく中、ヤマトは決心した。

世界とは言わない。
ただ、もう二度と無残な光景をこの目に映すまいと。

守ることを。

それから10年後。
軍隊へ入ったヤマトは、若くして大佐となった。

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