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😶 シノビガミ「死ぬまでの話」 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)すっかり秋も老け、紅葉の美しい季節になりましたね。 イチョウやモミジの見事に染まっているのも美しいものですが、私などは風景を見ながら「葉の色の変わる中途の姿もまた美しいものだなぁ」と己だけの密かな楽しみのように、マスクの下でほくそ笑んでおります(不審者)。 御無沙汰しております。74です。 今回遊ばせて頂いたのは、GMあんこうさんでMASASHIGEさん製作のシナリオ「死ぬまでの話」。 一人の致命傷を負った忍びが、死の間際に彼と因縁を持った三人の忍者と再び出会った後の、まさに死ぬまでの話となっております。 MASASHIGEさんと言えば、『忍秘伝・改』記載のシナリオ「秋月に雪舞えば」や『正忍記・認』記載のキャンペーン「刃魔正忍記」などを執筆しており、その界隈では有名な御仁(因みに私は教えられて初めて知った)。 更に今回は募集要項の時点で「PC1は確定でロスト」とインパクト大な文章が添えられておりました。 これはシリアスなシナリオの予感…!RP好きを公言するものとしては参加せざるを得ない! …あ。でも主人公ロールは苦手だから、とりあえずPC3を希望しておこう(びびり)。 ○自PCの紹介 希望どおりに頂いたHOはPC3。 一度敗れ、屈辱を与えられた相手であるPC1に対して恨みを抱き、彼の死に際に戻ってきた復讐鬼です。 私の大好きな負けRPがHOの時点で確定しているキャラ。主人公に執着しているライバルっていいよね…。 というわけで今回使用するPCがこちら。 PC3 七篠 贄 年齢:17歳 性別:女性 流派:魔王流 階級:中忍 表の顔:高校生 信念:律 特技:≪身体操術≫≪刀術≫≪毒術≫≪九ノ一の術≫≪異形化≫≪憑依術≫ 忍法:【接近戦攻撃≪毒術≫】【笹貫≪刀術≫】【痛打≪仕込み≫】【闇鎌斬≪異形化≫】【魔血】(【長肢≪異形化≫】【魔界転生≪憑依術≫】) 奥義:【不死身/目覚め/回数制限】 以前は私情を持たず流派に忠実な忍びでしたが、PC1に敗れたことを契機に感情的な動向が目立つようになった。 自分の肉体を変異させ、無数の触腕と骨の刃で相手を追い詰める「不帯の魔剣士」――という設定です。 忍法構成は【闇鎌斬】で【笹貫】の達成値を上げて、回避を難しくしていきます。 低めの間合いと打点は【長肢】と【痛打】で補い、奥義の【不死身/目覚め】で耐久性を補完しつつダメージはさらに加速する!…はずです(机上論)。 バフ系忍法のコストが重いのが難点。 RP的には、当初は「PC1憎し!」一辺倒でやって行く予定でしたが、中盤からポジションがライバル兼相棒のような立ち位置に推移していったように感じます。 最終的にはPC1との関係に自分なりの決着をつけることができたので、彼女にとってはハッピーエンドだったといえるでしょう。 ○他参加者さんのPC紹介 PC1 不抜 明朗(PL:ぷーみんさん) 年齢:28歳 性別:男性 流派:No.9 階級:中忍 表の顔:会社員(だった) 信念:我 シナリオタイトル「酔生夢死」を体現するかのようなHOの彼こそ、クライマックス終了後に死ぬ忍者こと今回の主人公枠。 忍びの使命を放棄し、生き延びることも叶わない。逃れられぬ死の運命が彼の前に立ち塞がる。 残されたわずかな時間に、彼は何を為すのか…というのが本シナリオの根幹であったと思います。 他のPC全員と少なからぬ因縁を抱えており、当人曰く「RPサンドバック」とのこと(事実そうでしたが)。 本セッションでは色々と悩む展開の多かった彼でしたが、その葛藤が見せる誠実な姿勢は他の参加者さんから好意的に受け入れられ、本セッションの主人公に相応しいキャラクターとなりました。 戦法は【影分身】を使ったフットワークの軽さを活かした構成で、秀でて強力なコンボは無いですが、全体的に低コストで、どんな局面でも軽快に立ち回る汎用性の高さはシンプルに脅威です。 PC2 山中 彩音(PL:( ˘ω˘)スヤァ人さん) 年齢:29歳 性別:女性 流派:指矩班 階級:中忍 表の顔:研究員 信念:情 PC1、不抜さんの元恋人さん。 恋人に振られ、新しい生活を始めてしばらく経ったころに瀕死の重傷を負った彼が再び目の前に現れる、というお辛い方。 HOには何も書いてないのに、シーン表の結果で病院に担ぎ込まれ、以後同じシーン表を出し続けて重病人扱いとなり、最終的に雑談から生えた車いすに乗ることになった人。 本当にどうしてそうなった…? ある意味ダイスの女神に最も愛されていたPCさんだと思います。 他の人のシーンでは「外に出られる人はうらやましいですね!」と(病室から)切実な声を上げていらっしゃいました。 シノビガミのPCではあまり見られない病弱ヒロインRPは王道かつ新鮮味があって、とても素敵です。 不抜さんとの甘く、悲哀を感じさせる関係には唸らされました。 忍法構成は【博識】や【忍法研究】などのメタ系忍法を数多く積んでいましたが、残念ながら腐ってしまっていたので、そういう点でも薄幸ポイントを稼ぐやり手さんでした(違)。 PC4 星宮 琥珀(PL:霞さん) 年齢:27歳 性別:女性 流派:麝香会総合病院 階級:中忍 表の顔:ホスピス専門医 信念:情 不抜さんと共に妖魔討伐の忍務についていましたが、彼が逃亡したために忍務は失敗。 使命に既に失敗しているという、これまた一風変わったHOでの登場です。 麝香会に所属していたことと、先述の彩音さんの病弱っぷりから瞬時に患者と主治医の関係を構築し、HOだけでは薄い横の繋がりを強化していたのは「RPが上手いなぁ」と素直に感心させられます。 致命傷を負いながらも何かを抱え続けながら死に場所を探しているような不抜さんに対し、裏切られてなお、時には声を荒げてまで言葉を投げかける彼女。 その真意とは一体…? 戦闘面では【大祓】や【医霊】で変調を与えつつ【博識】で奥義破りをしやすくする。仲間になると頼りになり、敵になると厄介極まりない。そんな構成でしょう。 ○セッション全体の感想 シナリオは全体を通して重々しいストーリーで皆さんのRPにも熱が入り、シノビガミらしいシリアスなものになりました(開始時に「シリアス」と三回唱えた効果に違いありません)。 当初から確定とされていたPC1のロストも、GMから「ロストが辛い」との言葉が出るほどキャラの愛される良いセッションでした。 自分も今までにないくらい自キャラに感情移入してしまって色々と我がままを言いましたが、それを受け入れてくださった皆様にはただただ感謝、感謝です。 構成自体も、対立型と銘打たれていながら最後までどう転ぶか分からない、緊張感を持って挑めるシナリオだったのではないでしょうか(そしてGMは愉悦できる)。 琴線を入れるタイミングでは「何故全員に入れられないんだ…!?」と皆で嘆き合った、濃密で満足感あふれる時間となったセッションでした。 最後に、素晴らしい機会を与えてくださったGMのあんこうさん、同卓していただいたPLのぷーみんさん、( ˘ω˘)スヤァ人さん、霞さん。 皆さんお疲れ様です。ありがとうございました! ○おまけ このセッションに参加したのが9月上旬と言う事実に打ち震えています。 もはや日記では無い()。 相変わらず文章が長いなぁ、だから続かないんだぞと思ったり、 セッションの楽しかった記録をちゃんと残したいと感じたり、 でも長文は読む気が失せるし、そも他人の行ったセッション記録を日記に残しても読む人は少ないのではないかと。 そのようなことを考えながらモンモンモンとしているのでした(モンを3つ繋げることで実に1.5倍の感情表現を可能とする)。 でも続けたいので今後もドン亀で頑張ります。 全くどうでもよいことだが、私が触手生物が好きなのは明らかに幼少期に読んだ『ピグマリオ』のせい。 ギルガドール可愛いです。
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