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🤔 PCをPCらしく死なせる……。ネタバレ有(秘密のリフレクション、平行線上のアポフィライト、落園) (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)これに関して4つほど話そうと思う。 ②〜④はシナリオのネタバレを含む。 ①初ロストの話 この時、悔しい思いをしたのは、クリアできなかったことよりも、「キャラをキャラらしく死なせる」ことが出来なかったところにある。 私のPCは生存欲が強く、いざとなれば、周りを見捨てるPCだったが、PLのエゴが出てしまい、他PCを助けるために引き際を誤った。他人を見捨てて、生還することを選んでいれば……。今でも後悔がある。 ②秘密のリフレクション 自PC 月藤望武(双子の兄) 13歳 他の人のPC 月藤盈文 (双子の弟) 13歳 NPC 月藤朔愛(妹) 7歳 弟の盈文や妹(6歳下の妹)を守りたいと思い、盈文と一緒に二人で1d10/1d100のSANチェックを受けることにした。 シナリオのネタバレを言うのであれば、盈文は私のPCの望武が作り出したイマジナリーフレンドだ。実際には実在しない。 弟の盈文自身も自分は存在しているものだと思っていたが、望武より先にそのことに気づき、ショックを受けていた。 イマジナリーフレンドを作り出した経緯を言うと、望武の両親が6歳下の妹にばかり構ってばかりで、その寂しさが原因らしい。 そして、その妹は、身体が弱くて入退院を繰り返していた。両親が妹に付きっきりになったのはそれが原因であり、このシナリオでは妹の命は病気で危ない状態になっていた。 私のPCは弟と妹、二人を救うために貌のない神の挑戦を受けることにした。 それは盈文と一緒に、貌のない神の本当の姿を見て、発狂しないことだ。 盈文はSANチェックで減少量が少なくて生き残ったが、望武のSANは0になってロストした。 この時、弟、妹、両方生き残った。 世界線は切り替わり、弟の盈文が実在している世界線になり、妹の病気は治った。 だが、弟の盈文に重荷を負わせることになった。 また、PLの私自身も、『中学1年生』である月藤望武にこのような選択肢を取らせたことは、本当にキャラをキャラらしく死なせることが出来たのか少し不安に思った。 ③平行線上のアポフィライト 他の人のPC 月藤盈文(双子の弟) 21歳 自PC 月藤望武(双子の兄だが、盈文のいない世界の住人。13歳の時イマジナリーフレンドを作ってた記憶あり) 21歳 このシナリオでは選択権が盈文にあった。盈文自身が死ぬか、並行世界の望武を死なすか……。 ②では中学1年生だったが、③では年齢が進んでいる。 これは、別のシナリオで、6歳下の妹が私のPCとなって、月藤盈文と一緒に探索した時、シナリオの都合上、8年、時を進めなければならなかったからだ。 このシナリオはロスト救済シナリオではない。HO1の探索者が、HO2の探索者(ロストした探索者)の生きている世界線にいく話だ。 ここでのHO1は盈文で、HO2は望武だった。 だが、HO2の生きている世界線は、HO1が存在していない並行世界だった。 それはつまり、盈文が実在の人間にならなかった世界線とも言える。 ちなみに②と③のシナリオは別の作者で、これは全くの偶然だ。 シナリオの探索が全て終わり、HO1の盈文は一つの選択肢を迫られる。 それは、並行世界の望武を死なすか、盈文が死ぬか、そのどちらを選択するか、だ。 ちなみに、並行世界の望武が生きたとしても、並行世界なので私のPCは、ロストしたままだ。 盈文が選んだのは、自分の死だった。 そして、望武はPL視点で「盈文が助からない」ことが分かっていても、最後まで足掻いた。 最後の瞬間も、盈文の側にいることなく、盈文が助かる方法を探そうとした。 それが、②のシナリオで、弟の妹も助けようとした望武らしいと思ったからだ。 上記以外にも、②と③が上手く対になっているところが多く話すべきことが多い卓だったが、それはまた今度にする。 ④落園 自PC 月藤朔愛(望武と盈文の6歳下の妹) 15歳 上記の③でも述べたが、③で盈文がロストする前のシナリオで、NPCからPC化して、盈文と一緒に探索している。 分かりやすく示すと、以下の時系列だ。 ②の時NPC(朔愛7歳。KPより双子の兄のPLが命名して良いとのことだったので、朔愛と名付ける) → 別シナリオで、 PC化して、盈文と探索(朔愛15歳。高校進学) → ③の時にカメオ出演はあったが、未登場。盈文ロスト、朔愛の認識では行方不明。 →④(今回) このシナリオでは、朔愛は一つの選択肢を迫られる。 それは「滅ぶことが確定した世界で家族と一緒に最後の瞬間を過ごすか」、それとも「並行世界の自分を殺して、その世界の自分と成り代わって、生きるか」。こういった選択である。 月藤朔愛をPC化するにあたって、一つのコンセプトを設けた。 それは「旅」だ。 月藤朔愛は元々病弱な設定で、病室の中しか知らない少女だった。「外の世界」を知る手段は兄である望武から聞ける話だけという状態で、そういう設定が強いNPCだった。 そして、②のシナリオで、朔愛が元気になるのと入れ替わるように、兄の望武が精神病院に入院した。 今度は朔愛が「外の世界」を兄に伝えるために「旅」をして、そこでの風景をスケッチしたり、文字にしたりして、兄の望武に届けた。 こういったコンセプトだ。 また、7歳の時に病弱だったこともあり、両親が甲斐甲斐しく面倒を見てるので、母親と仲が良い設定になっている。 そして、望武以外のもう1人の兄である盈文のことを頼りにしている。高校進学の際に一人暮らしを始めることになったが、お部屋探しを手伝ってもらった。 上記の設定の中、月藤朔愛は選択肢を迫られた。 「滅ぶことが確定した世界で家族と最後の時を迎える」か、「並行世界の自分を殺して、自分だけ生き延びる」か。 後者の選択肢を選ぶと、月藤朔愛は精神病院に入院している兄を見殺しにすることになる。そして、「旅」を続ける意味が無くなる。また、慕っている母も見殺しにするし、盈文に関しても行方不明であって、朔愛の視点では生きているのか死んでいるのか確認できていない。世界の滅びを見過ごすということは、世界のどこかにいる兄の盈文とも二度と会えないことを意味する。 PLもPCも悩んだが、最後の結論は、「並行世界に行って、生き延びる」ことだった。 色んな思いが拮抗したが、最後の決め手は「月藤朔愛がここまで成長するのに、父や母、兄たちの苦労があり、それを朔愛自身が認識してる」ことで、この選択肢を選んだ。 過去に、朔愛自身が「自分が死ぬことで、いろんな人の想いが無駄になってしまう……」と発言していた。 このことから、6:4くらいの割合で生き残る道を選んだ。 そして、月藤朔愛は生き残った。 だが、今でもこの決断にPLとして自信がない。 月藤朔愛の方が長く継続探索者として使っているが、私は二度朔愛の兄である望武をRPしている。望武の影響をPLが受けてないとは言い切れない。 また、朔愛自身も「旅」というコンセプトが崩れている。 この世界線でも「兄の望武がSAN0状態」で入院しているが、以前のようは気持ちではいられないだろう。 私は、月藤朔愛を引退させる気はない。 彼女がこのことに折り合いを上手く付けれれるのかは分からない。 少なくとも、①とは逆の後悔を抱えないように、私はPLとして月藤朔愛と向き合っていきたいと思う。
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