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😢 森原繋の手帳 余白欄 2P目(かしこいこどものそだてかた KP:メガ盛りさん シナリオバレ有り) (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)改めて、何があったか。文字、乱れちゃってるよね。 小林先生に、スリングショットの失敗作を没収された。ボロボロになった、ただの木片。大失敗も大失敗。 でもそれは、すぐに帰ってきた。 見たことも無い表情で。頭に大穴を開けて。赤黒い海の中に居た、さっきまで小林先生だったものから。 今も片手に木片を握りながら書いている。体の震えが止まらない。命は、こんなにも呆気なく壊れてしまうものなのか。 正気じゃいられなくなりそうだからここからは、簡潔に。 ある脳と出会い、語らった。普通の女の子。冗談が面白い女の子だった。のーてんきなのかもしれない。脳だけに。こんな事を言ってくれるだろうな。書いてても思い出して笑っちゃう。……また、逢えるだろうか。 一人の少女に出会った。少女でありながら、人にとっての未知だった。名前はミーコちゃん。絶対に忘れない名前。手を繋いでいた子の名前。もう、愛おしくなってるみたい。 あの夏の日の最後。私に向けたあの冷たく、暗い、底が見えない視線。それでも。いつか……きっと。笑顔、見てみたいな。 未知と出会った。いや、未知が襲ってきた。だけど、最後まで戦いたくはなかった。目の前で、命が崩れるのを見たくなかった。例えそれが人に害を成すモノでも。……結局、分かり合えなかった。あの時、『門』の向こう側に行けば良かったのだろうか。 弱気なんて私らしくない。あの冒涜的な呪文を使えば『門』はいつでも開ける。会える可能性はゼロじゃない。 明日には退院だ。火傷した右手の感覚も戻ってきた。まだまだ調べるべき事は沢山ある。だって、私は、諦める訳にはいかないから。
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