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😶 歯車の塔の探空士体験卓『大空嘯』終了。……2週間くらい前に。 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼) 今回遊んだ歯車の塔の探空士は冒険企画局から出版されていて、もともとは同人システムだったらしい。 魔法により発達した文明が文字通りに天を衝くほどの塔の建築を可能にしはじめたころ、大地は突如崩れ去り人々は残された塔の残骸にしがみつくようにして暮らしていくことを余儀なくされた。……という言い伝えの残る世界で、底の見えない広大な空に点在する機械仕掛けの足場……『歯車の塔』、それを取り囲む雲海を泳ぐ飛行船のクルーとして、彼らの送る冒険の日々の1ページを遊ぶシステムになっている。 いわゆる海戦ゲームが元になっているのだろうか? PLたちは11x6のマス目にさまざまな形状や性能をしたパーツ……武装や操舵輪、エンジンを自由に配置し、もって1パーティでひとつの船を作る。この船においてPCは操舵手や砲手、あるいは工員として目の前のタスクに対応していくことをメインにセッションが経過していく。船体中腹に据えた砲台が破損した、これを修理するためにPCの一人が向かって、ああそうするとその人が邪魔になって船尾側が破損した時に修理に向かえない……といった具合に。 どういうルールによって破損する部位が決定されるのかについて、d6システムに馴染んだ人はもうお気づきだと思う。けれど横軸の11が2d6の出目に、縦軸の6が1d6の出目に対応している。たとえば飛来した瓦礫を避けそこねたとき、あるいは敵船の砲撃が成功したとき、2d6+1d6のロールを行いダメージの質/量が決定されるということ。そしてこのダメージについて、攻撃側は判定する前に2d6あるいは1d6の数字を上下させ、防御側は攻撃を受けたあと上下させることを試みる。 これがどういい感じだったかということについて長々書き連ねた下書きがったけど、なんだかとりとめもなくなったので出来るだけシンプルに書くと: 等確率……つまり等価であるダイスの出目の大小に成否を委ねるのは本質的にはつまらない。そこに前述の機体設計とあわせて価値の重みづけをさせるアプローチはけっこう情動を生み出させる手段として特に単発にいい感じ。 ほんとにこのくだりはマジで長くて、500文字超えてもまとまってなかったし、そこから今回のセッションについて触れていく流れに戻すのなんかむずかったのでさくっと触れて終わりにしていきます。 舞台はヴィクトリア・シティ、名前でわかるとおり産業革命期イギリスに似た文化形態を持つ塔でした。ルールブックで最も大きく取り扱われている土地になります。 GMはとにかく本当に素晴らしかった。瞬発力と馬力をあわせもつ人で、たぶん中々お目にかかれない。 船長であるところのファーリィ、いわゆる獣人種のサベダーは年若く腕っぷしが強く、その割に強い責任感からけっこう繊細な面を見せるところがかわいらかった。 砲手である自動人形コッペリアのバーミンガムはだいぶ年季の入った型式らしく、いつも不具合まみれのセンサーが得た結果を自信満々に報告してくる。愉快なやつ。人間力が高い 技師として破損箇所の修理を主に担当するモダンタイムズ、つまりヒューマンのフユコは名前の通りの異邦人で、だけどバランス感覚に優れていて縁の下の力持ちという感じ。ちゃんと真面目にやることやってる系のキャラで推し。 操舵手である私、アリシアはアンティーク……吸血鬼やエルフに近い種族。古い時代の血を色濃く受け継ぎ、ちょっとした魔法を使うことができる。名乗りに用いる父祖の名はフロールヴ、ヴィクトリアシティの現在の体制に思うところがあり冒険を愛するやや反社会的な女。 ウッカリマインドセットをミスりましたが皆様に上手くカバーして頂きました。 楽しかった。
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