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🤔 ロスト救済シナリオって実は……駄文につき畳 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)フォロワーのツイートを見て、ふと「ロスト救済シナリオって実はすごくクトゥルフチックなんじゃないか?」という考えが芽生えました。 ロスト救済ってクトゥルフチックじゃないイメージがあったんですけどね。 久遠に伏したるもの死することなく 怪異なる永劫のうちには死すら終焉を迎えん 皆さんよくご存じの、CoCのルルブにもバッチリ掲載されているネクロノミコンの一節です。 クトゥルフ神話を代表する文章の一つですね。 ぶっちゃけ難しいこと書いてあってよくわからないと思うんですけど、これをめっちゃ平易に意訳してみると 永遠に横たわっていられる存在は死んでいるとは言わない。その永遠の中では死も終焉を迎えるだろう(あってる?) 大体こんな感じになります。 捻らずに考えていくと、前半部分は邪神のことを指していて、後半は邪神は死をも超える存在だと言っていると解釈することが出来ます。なので邪神の不死性について言及した文章なのかなーと解釈できますね。 さてここからが本題です。この死をも超える存在について考えてみましょう。これは単に不死性について言及しているだけでなく、死を超えて干渉してくる者と考えられないでしょうか? つまり肉体的な死が終着点でないということです。彼らはその後も干渉してくるのです。 そう考えると、巷で回されるロスト救済シナリオはまさにそれを体現した形のものとなります。 回っているものは大抵安らかな内容のものが主だとは思いますが、引退という切り札を封印した場合は肉体的な死を克服した探索者に待っているのは精神的な死だけです。 いくらロスト救済とSAN回復シナリオを回そうと、神話技能の増加によるSAN上限の減少は止められないからです。 システム的にはSANが0になると探索者はロストしますが、PLの手を離れただけの探索者はまだ生きています。 その後も肉体的な死という終わりと迎えることなく、永遠に魂の抜け殻のように生きたとしたら、その探索者はまさにクトゥルフ神話の犠牲者と言えないでしょうか?すごくクトゥルフチックですね。 最初に戻りましょう。 既に十分ロスト救済ってクトゥルフチックかも……という気分になっていますが、まだ、ここでもう一つの解釈が生まれます。 前述の状態になった探索者は「永遠に横たわっていられ、死を失った存在」と言えます。 そう、ネクロノミコンの一節が「ロスト救済の果てにSAN0になった探索者」を指した内容と解釈することも出来るのです。 あの一節が、邪神ではなく邪神に触れた人間の末路を指した内容なのかもしれない、と思うと尚更ロスト救済に対する見方も変わってくるなー!と思いました。 実際は適度なところで引退させるのでしょうが、探索者をそんな存在に変えてしまうロスト救済シナリオというのは、実はものすごくクトゥルフ神話チックなシナリオなのではないか、と考えたというお話でした。 むしろそれを目的にしたロスト救済シナリオを作るのもアリでは……?
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